目次
■父親がかつて所有していたクルマのカタログを入手
先日、かつて親父が初めて新車で手に入れたクルマのカタログを「ようやく」入手することができた。
それはAE100型のトヨタ スプリンターのカタログ。
バブル絶頂期に発売されたモデルで、歴代モデルにおいていまだに「オーバークオリティ」と称されているモデルだ。
売れに売れたモデルだけに、ヤフオクやメルカリなどで検索すれば割と簡単に手に入る・・・かと思いきや、なんだかんだで1年くらい掛かった気がする。
旧車王の販売中車輌
最長7日間限定入庫車速報
カローラFX GT
E-AE82
1986年
112,807km
5MT
修復歴あり
総額209.7万円(税込)
⭐️ユーザー様買取車
⭐️平成24年から同一オーナー
⭐️4A-G
⭐️5MT
⭐️ラルグス車高調
⭐️ロールバー
⭐️ワークホイール
⭐️フジツボマフラー
拡散お願いいたします🤲#車売ります #業販OK pic.twitter.com/8DnlZM05HQ— ガレージカレント直販センタ (@GC__direct) May 26, 2025
最長7日間限定入庫車速報
シビック タイプR X
GF-EK9
2000年
288,607km
5MT
修復歴なし
総額322万円(税込)
⭐️ユーザー様買取車
⭐️車検R8年3月11日まで
⭐️平成24年から同一オーナー
⭐️ディーラーメンテ
⭐️TEIN車高調
⭐️ほぼオリジナル状態
拡散お願いいたします🤲#車売ります #業販OK pic.twitter.com/O71M2E3CGe— ガレージカレント直販センタ (@GC__direct) May 25, 2025
■メルセデス・ベンツからクレームがついて「SEL」から「SE-Limited」に改称
たしか、親父が手に入れたグレードは「1500SE-Limited」。
この型のカローラ/スプリンターでは最量販モデルと記憶している。
デビュー当時は「SEL」というグレード名だったのが、メルセデス・ベンツからクレームがついたらしく「SE-Limited」に改称されたタイミングで手に入れた。
ボディーカラーは両親が好きだったグリーン系の「グレーイッシュグリーンメタリック」だった。
この色も、AE100型では定番のボディーカラーだったように思う。
筆者が運転免許を取得したとき、親父が乗っていたのがこのスプリンターだったこともあり、必然的に運転の練習をこのクルマで行うことになった。
当時の筆者はスポーツカー、そしてMT車に乗りたくて仕方がない時期だった。
それだけに、スプリンターのような「ごく普通のセダン」にはまったく興味が持てなかった。
とはいえ、高校を卒業したばかりの学生の身分で理想のクルマを所有するのはかなり無理があった。
それとたまたま周囲から「タダであげる」とか「5万円でどう?」みたいな話が舞い込んでこなかったのだ。
その後、ハタチのときに、アルバイト先で「ゴルフII GTIを30万円で買わない?」という話をいただいた。
当時はゴルフの良さを知らず、この魅力的なオファーを蹴ったのだ。
左ハンドルの3ドア、黒のゴルフ2 GTI、5速MT。30万。
今ならプレミアモノの仕様だ。何やってたんだ当時のオレは。
■ハタチ前の自分にはスプリンターは苦痛でしかなかった
話を戻そう。
待ちに待った運転免許の取得だっただけに、運転する行為は楽しいけれど、スプリンターでは退屈でつまらない・・・。
ステアリング越しに伝わってくるフィーリングはあいまいそのもので、シャープさとは無縁。
乗り心地もいかにも大衆車然としていてスポーティーさのカケラもない。
そう、カローラ/スプリンターの魅力が当時はまったくといっていいほど分からなかったのだ。
そんなある日、恩師のご厚意で当時所有していたユーノスロードスターを1日貸してもらえることになった。
シャープなハンドリング、小気味よいシフトチェンジ。
そして何より人生初のオープンカー体験。
寝る間も惜しんで無我夢中に走ったのは懐かしい思い出だ。
それから数日後、親父のスプリンターを運転してみると、あまりのだるさにストレスマックスだった。
早く自分のクルマが欲しい・・・。
しかし現実は・・・。
自動車誌を読むたびに鬱屈とした日々を送る羽目になってしまった。
結局、初めての愛車を手に入れたのは24才のときだった。
このときのことは長くなるので別の機会に譲るが、いま考えてもとんでもない暴挙にでたと思う。
・・・とまぁ、AE100型スプリンターのカタログを読み返しながら、当時の記憶が怒濤の如くに甦ってきた。
若いときに聴いていたヒット曲を耳にするだけで、当時の記憶が甦るという経験はあるが、クルマのカタログでも同じ現象が起こるとは・・・。
筆者はここで次のアクションを起こした。
クルマ好きの方であれば「やっぱりな」と思われるかもしれない。
カーセンサーでAE100型スプリンターの売り物件を調べてみたのだ(やはりそうか・・・と思われたはず)。
8月3日現在、全国でスプリンターの売り物件はわずか10台。
月に数万台も売れたはずのに10台しかないのである。
AE100型にしぼった場合、わずか2台・・・いずれも後期型だ。
AE100型カローラにいたってはなんと「0台」。
オイオイマジか・・・。
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■売れに売れたクルマが後世に残るとは限らない
あれだけ街中を走っていたAE100型、その多くが廃車になったり、海外へと旅立っていったのだろう。
AE100型カローラ/スプリンターと同年代のスポーツ系ネオクラシックカーがとんでもない相場で取り引きされている反面、大衆車はひっそりと日本の路上から姿を消していく運命にあることを改めて痛感した。
方や新車以上のプレミア価格、方や絶滅危惧種・・・。
AE100型スプリンターのレスキュー案件が舞い込んできたら、思わず「買いますよ」といってしまうかもしれない。
これは余談だが、義父がカローラアクシオを所有していて、運転させてもらう機会がしばしばある。
ステアリング越しに伝わる印象は適度に情報量があって疲れない。
乗り心地も特別良質というわけではないけれど、これはこれで充分と思わせてくれる。
そして何より、タフであり、乗っていく時と場所を選ばない。
老若男女問わず扱いやすく、疲れない。そして壊れる心配がない。
さらには実用的で現実的な価格。
カローラ/スプリンターよりも高級で、高性能なクルマはいくらでもある。
しかし、クルマとして、機械としてこれほど優れたハードウェアはなかなか存在しないように思う。
全方位スキがないのだ。
「クルマなんてこれで充分でしょ」と改めて教わった気がする。
カローラ/スプリンターの機械としての優秀さ、そして偉大さに少しだけ気づくことができるようになったってことは、少しは自分も大人になれたのかもしれない。
[画像/トヨタ・松村透 ライター/松村透]
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