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ウインカーは、クルマの運転に欠かせない重要な部品の1つです。そのため、球切れが起きた場合は、なるべく早めに交換する必要があります。 この記事では、ウインカーの球切れ交換の依頼先や交換費用の目安のほか、球切れのまま走り続けることのリスクについても解説します。 ウインカーの種類 ウインカーの取付場所や種類によって、交換方法が異なります。ウインカーの種類は、「フロントウインカー」「サイドウインカー」「リアウインカー」の3つです。それぞれの特徴について詳しく解説します。 フロントウインカー フロントウインカーは、クルマの前方に取り付けられているウインカーです。ほとんどの車種はヘッドライトユニットと一体になっています。いわゆる旧車と呼ばれるような古い車種やリトラクタブルヘッドライトを採用しているスポーツカーの場合はフロントのバンパーに取り付けられており、1990年代にはヘッドライトとウインカーがセパレートになっている車種も存在しました。 フロントバンパーに取り付けられているフロントウインカーの交換は比較的簡単です。最初に固定しているネジをドライバーで外します。次にウインカーユニットをフロントバンパーから取り外します。最後にウインカーユニットからウインカーバルブを外し、新しいウインカーバルブを取り付けます。 取り付けは取り外しの逆の手順で実施可能です。ヘッドライトユニットと一体になっているタイプに関しては、車種によってやり方が異なり、なおかつ作業も複雑なため、ディーラーや整備工場に依頼することをおすすめします。 サイドウインカー サイドウインカーは、クルマの側面に取り付けられたウインカーです。多くの場合はフロントフェンダーに取り付けられています。2000年代後半には、サイドウインカーの一種としてドアミラーウインカーが登場し、現在は軽自動車から大型ミニバンまで幅広い車種で採用されています。 サイドウインカーのバルブ交換は、車体からウインカーユニットを外すことができれば、後はバルブを交換するだけです。しかし、サイドウインカーはツメで固定されているため、失敗するとボディに傷がついてしまいます。ドアミラーウインカーの場合は、ドアミラーカバーさえ外れれば簡単に交換できますすが、車種によっては作業が複雑なためディーラーや整備工場に依頼したほうがよいでしょう。 リアウインカー リアウインカーは、クルマの後方に取り付けられているウインカーです。取付場所の違いこそあるものの、旧車でも現行車でも基本的にはテールランプユニットと一体になっています。この点はフロントウインカーとの大きな違いです。 リアウインカーのバルブを交換するには、テールランプユニットを取り外す必要があります。テールランプユニットは無理な力で引っ張ると破損する恐れがあるため、ディーラーや整備工場に依頼することをおすすめします。 旧車でよくあるウインカーのハイフラ現象とは? 古いクルマのウインカーが球切れすると、ハイフラッシャー現象、略して「ハイフラ現象」がよく起こります。ハイフラ現象とは、ウインカーどれか1つが球切れした際に他のウインカーの点滅が異常に速くなる現象です。 ウインカーは、道路運送車両の保安基準により、橙色であることや、点滅回数が毎分60回〜120回で一定の周期で点滅することなどが定められています。しかし、ハイフラ現象が起こると、ウインカーの点滅回数は120回以上になります。 ハイフラ現象は、ウインカーの球切れによって発生します。特に旧車では、ウインカーのバルブが経年劣化している場合が多く、ハイフラ現象が起こりやすい傾向にあります。バルブが真っ黒になっていたり、電極に錆や腐食が見られた場合は、トラブルになる前に早めに交換しましょう。 なお、ウインカーそのものだけではなく、メーターにあるウインカー表示ランプの点滅も速くなるため、走行中でも球切れに気づくことができます。 ウインカー球切れ交換の依頼先 ウインカーが球切れしたら、ディーラーもしくは整備工場になるべく早く交換を依頼しましょう。ここでは、交換の依頼先のそれぞれの特徴について解説します。 ディーラー ディーラーは、クルマの購入についてはもちろんのこと、車検や修理などのメンテナンス関連についても相談できます。 ディーラーで新車を購入した場合はメーカー保証が付いています。基本的にウインカーのバルブなどの消耗部品は保証の対象外ですが、ウインカーが組み込まれている最新型のLEDヘッドライトは保証の対象です。 最新鋭のLEDヘッドライトが装着されているような高級車に関しては、単なるバルブ交換のみではなく複雑な修理が必要なため、ディーラーに持ち込む必要があります。 整備工場 整備工場では、資格をもつ整備士によるさまざまな修理が受けられます。 ディーラーに比べて修理料金が安い傾向にあるほか、カスタマイズにも対応してくれるという特徴があります。ウインカーの球切れを機会にLEDウインカーにしたり、流行りのシーケンシャルウインカーにしたりする場合には整備工場に依頼しましょう。 ウインカーの交換費用 ウインカーの交換費用は、単なる球切れであれば1,500〜8,000円程度です。ただし、LEDのドアミラーウインカーなどでユニット全体の交換が必要な場合は、1万〜2万円程度の費用がかかります。バルブ交換が簡単に行える場合は安く、逆にフロントグリルやヘッドライトなどの周辺パーツの脱着が必要になる場合は高くなります。 近年「ダブルファンクション・ヘッドライト」と呼ばれるデイライトとウインカーの機能を併せ持つLEDヘッドライトが急増していますが、万が一そのような最新鋭のヘッドライトでウインカーが点かなくなってしまった場合は、ヘッドライトASSYでの交換が必要です。 たとえば、第3世代のBMWのミニは、「ダブルファンクション・ヘッドライト」を採用されている代表的なクルマの1台ですが、ウインカーの故障でヘッドライトの交換が必要になった場合は片側だけで25万円程度の修理費用がかかります。 ウインカーの球切れのまま走ると違法! ウインカーの球切れのまま走行を続けた場合、2つの道路交通法違反で罰せられる可能性があります。1つ目はウインカーを出さずに右折や左折などの車線変更を行う「合図不履行違反」で、2つ目は保安基準に満たない状態で走行する「整備不良車両の運転の禁止」です。 ウインカーの球切れに気づいても、「近所に行くだけなら問題ない」や「慣れた道だから大丈夫」と放置する場合もあります。しかし、合図不履行違反によって6,000円の反則金と違反点数1点が科せられます。また、故障したままの必要以上の運転は、整備不良車両の運転の禁止の違反によって3ヶ月以下の懲役もしくは5万円以下の罰金が科されます。完全に球切れしておらず、ハイフラ現象になった場合でも整備不良車両の運転の禁止の違反とみなされるため、旧車ユーザーの方は注意しましょう。 ウインカーの球切れによる走行は、法律違反になるだけでなく、危険が伴います。周りの対向車や歩行者に次の進路や動き方などを伝えられないと、いつ事故が起きてもおかしくありません。走行中にウインカーの球切れに気づいた場合には、安全な場所にクルマを移動して、ロードサービスでレッカー移動するようにしましょう。 まとめ ウインカーの球切れについて解説しました。 ウインカーの球切れは、技術の進歩でほとんど見られなくなりました。ただし、車種によっては未だに気をつけなければならない故障の1つです。特に、古いクルマに乗っている場合にはハイフラ現象にも注意する必要があります。 また、ウインカーを球切れのまま公道を走ると、道路交通法違反になります。もし走行中にウインカーの球切れに気づいた場合には、レッカー移動しなければなりません。 球切れした場合にはディーラーや整備工場に交換依頼するとよいですが、スペアパーツの常備とDIY技術を身に付けることで、自分でも交換可能です。なお、旧車であれば比較的簡単に交換ができます。 交通の安全のためにも、ウインカーをはじめ、ランプ類の点検やチェックは定期的に行いましょう。
クルマのアクセルを踏んだときやエアコンをつけたときなど、「キュルキュル」という異音が聞こえると故障しているのではないかと心配になる方は多いでしょう。キュルキュル音の主な原因は、ファンベルトの劣化や調整不足です。メンテナンスが行き届いていない場合、このような異音が発生することがあります。 本記事では、クルマのキュルキュル音を引き起こすファンベルトの交換するタイミングや交換にかかる費用の相場について解説します。 キュルキュル音の原因のほとんどはファンベルト クルマのキュルキュル音は、おおむねファンベルトが原因で発生します。ファンベルトとは、エンジンに取り付けられたゴム製の輪状の部品で、その形状から「Vベルト」や「リブベルト」とも呼ばれています。 ファンベルトとプーリーの摩擦力を利用して周辺機器を作動させていますが、ファンベルトの張りが足らなかったり、劣化や硬化があったりすると、摩擦力が足らなくなりキュルキュルという音が発生します。 ファンベルトがどうなるとキュルキュル音が発生する? ファンベルトの張力がなくなったり、経年劣化もしくは硬化してしまうと、キュルキュル音が発生します。それぞれの原因について詳しく確認していきましょう。 ファンベルトの張力不足 ファンベルトが伸びてしまったり、張りの調整が適切でなかったりした場合には、ファンベルトとプーリーの間で多少の滑りが生じ、キュルキュル音が発生します。 ファンベルトの伸びは、年数の経過や年間の走行距離が1万kmを超えるような過走行車で発生します。ただし、年数の経過や走行距離にかかわらずファンベルトが伸び切ってしまうこともあるため、定期的にメンテナンスしましょう。 ファンベルトが伸び切ってしまった場合は、アイドラプーリーなどにあるアジャストボルトを締めたり緩めたりすることで修理可能です。※ファンベルトにひびがなく、調整の範囲内で伸びている場合に限ります。 ファンベルトの劣化や硬化 ファンベルトは、先述の通りゴム製の輪状の部品のため、日々の使用や時間の経過と共に劣化や硬化が進みます。また、ファンベルトはエンジンの外部に取り付けられているため、エンジンの熱にさらされることも劣化や硬化が進む理由の1つです。 劣化や硬化が進むと摩擦力が弱くなって滑りが生じやすくなり、キュルキュル音が発生します。 ファンベルトの交換の依頼先と交換費用の目安 クルマからキュルキュル音が聞こえてファンベルトを交換する場合、依頼できるのは主に以下の2つです。 ・整備工場・ディーラー 交換費用の目安とあわせて、それぞれ詳しく解説します。 整備工場 整備工場は地方運輸局長の認定を受けた工場で、資格をもつ整備士による修理が受けられます。 整備工場の特徴として、ディーラーに比べて修理料金が安い傾向があります。また、社外品も取り扱っていることが多く、その点でも費用を抑えられます。 基本的にどのメーカーのクルマでも対応してもらえますが、輸入車や旧車、などの取扱いの難しい車に関しては、受け付けてもらえない場合があります。自分の車の修理に対応しているかどうか事前に問い合わせると安心でしょう。 ディーラー ディーラーでは、クルマの購入についてはもちろんのこと、車検や修理などのメンテナンス関連についても相談することができます。 ディーラーで購入した新車にはメーカー保証がついていますが、ファンベルトは消耗部品のため、基本的には保証対象外です。しかし、早い段階でキュルキュル音が発生する車種に関しては、無償交換してくれる場合があります。 また、クルマの修理や交換には基本的に純正部品が使われるため、品質が高いというメリットがあります。ただし、工賃や部品代は整備工場に比べて高い傾向にあります。 ファンベルトの交換費用の目安 ファンベルトの交換にかかる費用は、クルマの大きさや車種、交換依頼する場所によって異なりますが、おおむね下表のような内容です。 輸入車 国産乗用車 軽自動車 部品代 5,000円~1万0,000円 4,000円~8,000円 3,000円~4,000円 工賃 5,000円~9,000円 4,000円~8,000円 3,000円~4,000円 合計 1万〜1万9,000円 8,000〜1万6,000円 6,000〜8,000円 部品代と工賃の合計は、1万〜2万円程度です。数十万円単位の高額な修理費用になることはほとんどないでしょう。 ファンベルトの交換時期 ファンベルトの寿命は、3年または走行距離6万kmといわれています。ただし、普段のクルマの使用環境や頻度によっては交換時期が早まる可能性があります。 たとえば、目視のチェックでひび割れなどの傷が見つかった場合は、すぐに交換しなければなりません。また、調整を行ってもキュルキュル音が治らない場合は、交換が必要です。 クルマのキュルキュル音を放置するとどうなる? クルマのキュルキュル音が聞こえてきたときは、ファンベルトを早めに交換しましょう。キュルキュル音を放置するのは大変危険です。 キュルキュル音を放置しておくと、ファンベルトが切れてオルタネーターやウォーターポンプなどが機能しなくなる可能性があります。最悪の場合、エンジンが停止して命に関わる重大な事故にもつながりかねません。「少しくらいなら問題ないだろう」と思い込んで放置せず、キュルキュル音が聞こえるようになった場合には、すぐに点検を依頼し必要に応じて交換を行いましょう。 クルマのキュルキュル音の予防法 クルマのキュルキュル音を予防するために重要なのは、日々のメンテナンスです。キュルキュル音の原因となるファンベルトは定期的な交換が必要な部品です。 12ヶ月点検や車検だけでなく、日頃から日常点検を行い、もし不安に感じることがあれば、整備工場やディーラーなどに相談しましょう。 まとめ ここまでクルマのキュルキュル音について解説してきました。 キュルキュル音が発生したら、なるべく早く整備工場やディーラーで点検を受けることをおすすめします。 交換の依頼先は、何を優先するかによって最適な選択肢が変わります。純正部品を使った高品質な対応を求めるならディーラーがおすすめですが、なるべく費用を抑えたい場合には整備工場が良いでしょう。 車検の際に予防整備で交換するというのもキュルキュル音を防ぐ1つの方法といえるでしょう。
ジムニーは、軽自動車の本格派オフローダーとして確固たる地位を築いています。そのため、新車・中古車問わず高い人気を誇りますが、購入してからの故障に不安を感じる人は多いでしょう。 この記事では、中古車で最も流通台数が多いJB23型ジムニーのよくある故障個所と修理費用の目安を解説します。ジムニーの購入を検討中の方は参考にしてみてください。 ジムニーのよくある故障箇所 ジムニーは、 堅牢なラダーフレームを採用するなど耐久性に定評のあるモデルですが、まったく故障しないというわけではありません。 ここからは、JB23型ジムニーのよくある故障箇所について紹介します。 セルモーターからの異音 セルモーターとはエンジンを始動するための部品です。10万km〜15万kmが寿命といわれており、今までしなかった音が聞こえる場合は故障している可能性があります。突然エンジンがかからなくなってしまうこともあるため、違和感を感じたらなるべくはやく点検に出しましょう。 交換費用は、新品の場合だと部品代だけで6万8,655円(税込)です。リビルト品を使用する場合は4万〜5万円程度と費用を抑えられます。年式の古いJB23型ジムニーであれば、リビルド品でも問題はないでしょう。 オイルクーラーからのオイル漏れ オイルクーラーからのオイル漏れもJB23型ジムニーの定番のトラブルです。オイルクーラーは、その名の通りオイルの冷却を行う装置です。JB23型ジムニーのオイルクーラーは水冷式で、オイルエレメントの上部にあります。 オイル漏れは、ガスケットとOリングの交換のみで修理できますが、オイルクーラー自体が作業しにくい場所にあるため、修理にかかる工賃が高額になってしまいます。具体的な修理費用は、部品代が数百円なのに対して、工賃が15,000円程度です。また、作業の際にエンジンオイルやクーラントが抜けてしまうため補充をしなければなりません。その対応費用を含めると、合計では2万〜2万5,000円程度かかります。 走行距離が10万kmを過ぎたらいつ起きてもおかしくないトラブルのため、3回目の車検のあたりで予防整備として交換してもよいかもしれません。 オートマチックの変速ショックが大きくなる 走行距離が10万km近い過走行のJB23型ジムニーでは、オートマチックの変速ショックが大きくなるという不具合が散見されます。特に多いのが1速から2速へのシフトアップの際の変速ショックです。 一般的に、オートマチックの不具合には30万〜50万円程度の高額な修理費用がかかりますが、JB23型ジムニーは4万〜4万5,000円程度(オートマチックオイル含む)で修理できます。電磁弁とも呼ばれる、変速を制御するために油圧経路の切り替えを行う「ソレノイドバルブ」の交換のみで症状が改善するためです。 ただし、あまりにも症状がひどい場合はオートマチックASSYでの交換が必要になります。その場合はリビルト品を使用した場合でも30万〜35万円程度の修理費用がかかります。 ターボの不具合によるパワー不足 軽自動車規格のジムニーのエンジンは、1986年のマイナーチェンジの際に2サイクルエンジンから4サイクルターボエンジンに切り替わりました。それ以来、一貫してターボエンジンを採用し続けています。 軽自動車にターボエンジンを搭載すると乗用車並みの走りの実現が可能ですが、走行距離10万kmを超えたあたりでパワー不足や白煙の発生などのトラブルに見舞われやすいです。ほとんどのケースでASSY交換する必要があり、修理費用の目安はリビルト品を使用した場合で8万円程度です。 エアコンの効きが悪い ジムニーに限らず、初度登録から10年もしくは走行距離が10万km前後で、クルマのエアコンは効きが悪くなります。心臓部であるコンプレッサーの経年劣化や、エバポレーターや配管周りからのガス漏れなど故障の原因はさまざまです。 ジムニーはどんな部品でもリビルト品が出回っているため、エアコンが故障した場合でも、一般的なクルマより費用を2~3割程度安く抑えることができます。リビルド品を使用した場合の目安は、コンプレッサーの交換で6万円程度、エアコンの丸ごと交換で15万円程度です。 ハブベアリングのガタつき ジムニーでハンドルに振動を感じるようになったらハブベアリングのガタつきを疑いましょう。 ハブベアリングの交換時期は走行距離10万km前後といわれていますが、悪路での走行が多かったり、リフトアップなどでタイヤの外径を大きくしていたりする場合は、6万km程度でも交換が必要になることもあります。 修理費用の目安は、ナックルオーバーホールも含めて13万円程度です。ジムニーは、デフやドライブシャフトなどが一体となっているリジッドアクスル式サスペンションを採用しているため、ハブベアリング交換の際にキングピンベアリング交換、オイルシール交換、グリス交換などのいわゆる「ナックルオーバーホール」も同時に行います。そのため、費用がかさんでしまいます。 まとめ 本記事ではJB23型ジムニーのよくある故障箇所とその修理費用について解説しました。 ジムニーはさまざまな部品のリビルド品が出回っているため、他の車種に比べて修理費用がかかりません。そのため、はじめてのマイカーだとしても無理なく維持できるでしょう。また、JB23型は1998年から2018年まで販売されていたロングセラーなモデルのため、なるべく年式の新しい個体を選ぶことで故障のリスクを最小限に抑えられます。 ジムニーは、発売から半世紀以上の歴史のあるモデルですが、基本構造は初代からほとんど変わっていないため、ここで紹介したよくある故障箇所はJB23型以外の世代でもおおむね同じです。購入前にあらかじめウィークポイントを知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハリアーは絶大な人気を誇るクロスオーバーSUVです。また、トヨタのブランド力による信頼性の高さや、クルマとしての完成度にも定評があります。しかし、新車で購入してから10年以上経過すれば、経年劣化による故障は起こりやすくなります。 この記事では、20年以上前に発売された30系ハリアーのよくある故障箇所と、修理費用の目安を解説します。30系ハリアーを現在所有している方はもちろん、これから中古車で購入を検討している方も、ぜひ参考にしてください。 ハリアーのよくある故障箇所 車検に通したり、購入を検討したりする際に、予測されるトラブルをあらかじめ把握しておくことは大切です。 ここでは、30系ハリアーのよくある故障箇所について解説します。 ヘッドライト内部に水が浸入する 30系ハリアーは、ヘッドライトの内部に水が浸入することがよくあります。修理方法としては、中古のヘッドライトに交換という方法もありますが、水漏れに弱い部分も同時に修理できる加工修理のほうがおすすめです。加工修理であれば、シーリング剤、もしくはコーキング剤を使って水漏れ対策ができるため、長い目で見れば中古のヘッドライトを購入するよりもコストがかかりません。 修理費用は、左右とも修理した場合で2万〜3万円です。黄ばみなどを落とすヘッドライトクリーニングも同時に行えば、見た目の改善を図ることができます。ただし、30系ハリアーの場合、年数の経過から簡易的なヘッドライトクリーニングでは綺麗にできない可能性があります。耐水紙やすりでヘッドライトの黄ばみを削り落とし、その上でクリアコーティング剤を塗布するという作業が発生するため、2万〜3万円程度の追加の施工費用がかかるでしょう。 ラジエーターからの冷却水漏れ ラジエーターからの冷却水漏れは、30系ハリアーで定番のトラブルです。そのため、購入前に必ずラジエーターを交換してあるかどうか確認してください。具体的には、ラジエーターコアとラジエーターサイドタンクの接合部のカシメ部分から冷却水漏れが起こります。 ラジエーターASSYへの交換により修理が可能です。純正部品はもちろん、社外品への交換でも使用するにあたって大きな問題はありません。おおよその修理費用は、純正部品を使用した場合で6万5,000円程度、社外品を使用した場合で5万円程度です。 ハブベアリングのガタつき 走行中に「ゴーゴー」などの異音が出る場合は、ハブベアリングがガタついている可能性があります。 ハブベアリングのガタつきは、走行距離が10万km以内であればそれほど心配する必要はないといわれているものの、足回りに負担がかかるような運転をしていたり、社外品の大径ホイールやハイグリップタイヤを履いていたりする場合は、ハブベアリングへの負担が大きくなって寿命が縮まります。状況によっては6万km程度で交換に迫られるかもしれません。 修理の際にはハブベアリングそのものを交換します。費用は、1箇所あたり2万5,000円〜3万円程度です。 マルチナビゲーションのタッチディスプレイの不具合 30系ハリアーでは、マルチナビゲーションのタッチパネルが全く反応しなくなるという故障が散見されます。 カーナビの操作やエアコンの細かい設定ができなくなるため、運転に大きな支障が出てしまうトラブルです。 おおよその修理費用は、電装系の修理が対応可能な整備工場で修理した場合で5万〜9万円程度、ディーラーに修理を依頼した場合で10万〜20万円程度です。 タイミングベルトの寿命 ハリアーハイブリッドの3MZ-FE型エンジンに使用されているタイミングベルトは、走行距離に応じて交換を検討しましょう。 タイミングベルトは、多くのメーカーで10万kmごとの交換を推奨されています。寿命を迎えても目立った症状のない部品ですが、万が一タイミングベルトが切れると深刻なエンジントラブルに繋がるため、推奨されている距離で交換しましょう。また、タイミングベルトの奥にあるウォータポンプも同時に交換するとよいとされています。 おおよその修理費用は、ウォーターポンプと一緒に交換した場合で、11万〜15万円程度です。工場によってはもっと安い場合もありますが、非常に重要な部品であるため、費用だけで依頼先を決めるのは危険です。信頼できる技術力をもつ修理工場、もしくはディーラーに依頼することをおすすめします。 そもそもハリアーとは? ハリアーは日本を代表するクロスオーバーSUVの1台です。1997年から現在まで、25年以上もの間販売が続いています。 ハリアーの確固たる地位を築いたのは、先進的なデザインと高い質感のインテリアが特徴の30系です。2代目のモデルにあたり、2003年から発売が開始されました。 日本国内のみならず海外でも販売されており、初代10系と2代目30系まではレクサスブランドの1つとして展開されていました。 2013年12月には、その人気の高さから実に10年振りとなるフルモデルチェンジが行われ、3代目にあたる60系が国内専用車として登場します。国内のみだと販売台数が稼げないために製造コストがかさむといわれているなかで異例の存在でした。4代目の80系はグローバルモデルとして再び海外で販売されているため、60系はハリアーの歴史のなかでも異彩を放つ存在といってよいでしょう。 まとめ ハリアーの歴史やよくある故障箇所について解説しました。 ハリアーは故障の少ない車種といわれていますが、2010年以前の30系ハリアーに関してはここで紹介した故障を想定しておく必要があります。また、購入を検討している方は、比較的故障のリスクが低い2010年〜2013年の個体をおすすめします。 もしくは、30系ハリアーよりも高年式な中古車を購入するとより安心感を得られるかもしれません。たとえば、故障に対する備えを車輌代に回して、2016年くらいのお手頃な価格帯の60系ハリアーを手に入れるというのも1つの方法です。
オルタネーターは、車にとって重要な部品の1つです。オルタネーターが故障したり不具合やトラブルを起こしたりすると、車を動かせなくなる場合もあります。今回は、オルタネーターの概要や仕組み、ダイナモとの違い、トラブルの前兆などについて解説します。オルタネーターについて調べている方や重要性を知りたい方は参考にしてみてください。 オルタネーターとは オルタネーターは、いわば「発電機」です。車は、エンジンの始動、カーオーディオ・カーナビ、ヘッドライト、ルームランプなど、ほとんどの部品で電力を使っています。そのため、車を動かしたり安全に運転したりするためには、電力が欠かせません。その電力を生み出す装置がオルタネーターです。 オルタネーターの仕組み オルタネーターは、エンジンの回転がプーリー(滑車)に伝わり、コイルの中にある電磁石が回転することで発電します。また、発電した交流電流は、オルタネーターの「整流器」を通じて直流電流に変換され、バッテリーに充電されます。つまり、オルタネーターは、「発電機」と「整流器」で構成されている部品です。 オルタネーターとダイナモの違い オルタネーターと同じ発電機の役割をもつ「ダイナモ」という部品があります。 ダイナモもオルタネーターと同じようにエンジンの回転を利用して発電する部品ですが、ダイナモが発生させる電力は直流電流です。ただし、ダイナモはエンジンの回転が上がらないと十分に発電できません。そのため、オルタネーターより発電効率が低い点がデメリットといえます。 また、オルタネーターのほうが簡単な構造のため、現在ではオルタネーターが発電機の主流として扱われています。 オルタネーターのトラブルの種類 オルタネーターは、走行距離が伸びたり、時間が経過したりすると劣化したり故障したりします。ここからは、オルタネーターのトラブルの前兆を紹介します。ここで紹介するような症状が現れたときは、早めに点検し、必要に応じて修理や部品交換をしてください。 異音 エンジンルームから異音が発生した際には、オルタネーターが故障している可能性があります。エンジンルームから聞こえる異音の原因は点検しなければわかりませんが、「カラカラ」や「キュルキュル」などの異音がしたときは、回転する部品に異常が発生しているケースが多いです。そのため、エンジンルームから異音が聞こえたときは、早めにディーラーや整備工場などに車を持ち込んで点検してください。 電装品の異常 電装品の異常は、電気系統のトラブルや故障が原因です。つまり、オルタネーターが故障している可能性が考えられます。ライト類がチカチカしたり、オーディオなどの電装品に不具合があるときは、電気系統のトラブルの前兆であるため、早めに点検や修理をしましょう。 エンジン出力の低下 オルタネーターが故障すると、エンジンの出力が低下する場合があります。オルタネーターによって発電された電力は、エンジンを動かすのにも利用されています。そのため、オルタネーターが故障して発電できなくなると、エンジンの出力が低下するのです。エンジン始動時や加速時に違和感があるときは、車が動くうちに点検に出し、必要に応じて修理や部品交換をしましょう。 バッテリー警告灯の点灯 バッテリーの警告灯が点灯するのもオルタネーターの故障のサインの1つです。バッテリーの警告灯はバッテリー本体に異常が発生した際にも点灯しますが、バッテリーに関わる電気系統部品のトラブルや不具合でも点灯する場合があります。そのため、バッテリー警告灯が点灯したときは放置せず、早めにディーラーや修理工場に車を持ち込んで点検し、必要に応じて修理や部品交換をしましょう。 オルタネーターの寿命 オルタネーターは消耗品の1つです。そのため、いずれ交換しなければならない時期が訪れます。 オルタネーターは、構成部品の1つであるブラシの摩耗による接触不良やオルタネーター本体のショート、熱などにより寿命を迎えることが多いです。 一般的にオルタネーターの寿命は10年または10万キロといわれています。しかし、必ずしも10年または10万キロ耐えられるというわけではありません。車の使い方や動かす頻度などにより寿命は異なります。そのため、定期点検を受け、電気系統にトラブルがないか定期的にチェックすることがトラブルを防ぐポイントです。 オルタネーターの修理方法 オルタネーターのベアリングやベルトの不具合であれば、修理対応が可能です。しかし、オルタネーター本体が故障した場合は、部品を交換する必要があります。 故障した部位によって修理か部品交換かが変わるため、トラブルや不具合などがあるときはディーラーや整備工場などで点検してもらい、修理で対応するか部品交換するかを決めましょう。 オルタネーターの修理費用 オルタネーターの修理または部品交換の費用の目安は次のとおりです。 修理内容 費用 ベルト交換・ベアリング交換 数千円〜数万円 オルタネーター交換(新品) 数万円〜10万円程度 オルタネーター交換(中古品やリビルト品) 数万円 上記はあくまでも目安であるため、実際に交換する際は見積もりを取るようにしてください。 まとめ オルタネーターは、エンジンの回転を利用して電力を発生させる発電機で、車に不可欠な部品の1つです。オルタネーターが故障すると、最悪の場合車を動かすことができなくなります。トラブルの前兆がみられたときは、ディーラーや整備工場に点検を依頼しましょう。また、オルタネーターが正常に作動することを確認するためにも、定期点検はしっかり受けることをおすすめします。
ランドクルーザー80は1989年にデビューした高級志向のクロスカントリー車です。悪路走破性の高さはもちろんのこと、クラウンと遜色ない内装で人気を博しました。ランクルシリーズの絶大な信頼性もあり、2023年現在でも大人気の車種です。しかし発売開始が30年以上前のクルマ。心配なことは故障ですよね。この記事では80系ランクルでよくある故障箇所と修理費用を解説します。 80系ランクルのよくある故障箇所 30年以上前の旧車はどうしても故障・不具合が多くなるものです。ここからは80系ランクルのよくある故障箇所を紹介します。 ディーゼル噴射ポンプの不具合 燃料をエンジンに供給する噴射ポンプは経年劣化しやすい部分です。故障してしまうと、煙があがる、加速が鈍る、燃料が漏れる、エンジンがかからないなどの症状が発生します。 定期的なメンテナンスで不具合の発生を軽減することはできますが、噴射ポンプは常に高温にさらされるためどうしても劣化が進みやすい箇所です。 ラジエーターの故障 ラジエーターの一般的な寿命は12年ほどといわれています。ランクル80の場合、車齢が30年以上のものばかりのため、3回は交換する必要があります。定期的に交換していない場合は、腐食が進んでいるかもしれません。 ラジエーターのトラブルはエンジンの深刻な故障に発展する可能性があります。回転数の不調や水温計の異常が発生している場合は、ラジエーターの破損を疑いましょう。 エアコンの不具合 カーエアコンはエアコンガスを使用し冷風を作ります。このガスが漏れてしまうことが多くの不具合の原因です。また、コンプレッサーの汚れやエアコンガスの劣化なども考えられます。 汚れは定期的なメンテナンスで防げますが、タフな作りの80系ランクルといっても経年劣化は避けて通れません。 ドライブシャフトからのオイル漏れ ランクル80は、フロントアクスルに取り付けられたタイヤを曲げるために、グリス充填型のドライブシャフトが採用されています。近くにはギヤオイルで満たされたデフケースがあり、オイルがドライブシャフトに侵入しないようシールがつけられています。しかし、シールが経年劣化してしまうとオイルが漏れ出し、グリスが熱で溶けて漏れ出してしまうのです。結果、エンジンの焼きつきが起きたり、ステアリングホイールの動きが重たくなるなどのトラブルにつながります。 80系ランクル修理費はいくら? 万が一故障してしまった場合、各パーツでいくらくらい修理費がかかるのでしょうか。一例を紹介します。 修理内容 費用相場 ディーゼル噴射ポンプ 10万円〜 ラジエーター修理 6万円〜 エアコン修理 10万円〜 ドライブシャフト修理 7万円〜 一般的な車のメンテナンス費用は1年間に3〜5万円程度といわれています。しかし旧車の場合は経年劣化により高価なパーツ交換が必要になりメンテナンス費が跳ね上がることが多いです。日頃から丁寧にメンテナンスをしていれば劣化を遅らせることができるとはいえ、遠くない未来に修理・交換が必要になるでしょう。 80系ランクルの維持費が高いと思ったときの対処法 パーツの経年劣化による修理・交換は旧車を維持するうえで避けることはできません。新車や高年式の中古車よりもメンテナンス費が高くなってしまうものです。もし修理費を負担に感じたら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年5月11日時点のデータです
ランドクルーザー60は1980年にデビューした現在でも人気の高いクロスカントリー車です。中には本格的なオフロードコースを走行する方もいるのではないでしょうか。しかし発売から40年以上経過しているクルマ。故障を心配する方も多いのではないでしょうか。この記事では気になる60系ランクルでよくある故障箇所と修理費用を解説します。 60系ランクルのよくある故障箇所 30〜40年前の旧車はどうしても故障・不具合が多くなるものです。ここからは60系ランクルのよくある故障箇所を紹介します。 ラジエーターの故障 ラジエーターの一般的な寿命は12年ほどといわれています。ランクル60の場合、車齢が30年以上の個体ばかりのため、3回は交換する必要があるでしょう。しかし中には定期的に交換していない方もいるかと思います。その場合は腐食しており壊れている可能性が高いです。ラジエーターが壊れてしまうとエンジンが壊れてしまいます。エンジン回転数の不調や水温計の異常はラジエーターの破損が原因かもしれません。 エンジンオイル漏れ エンジンオイル漏れの主な原因はパッキンの劣化です。過酷な環境を走行したり年式が古くなるとパーツに不具合が発生しやすくなり、エンジンオイルの漏れに繋がってしまいます。特に60系ランクルの場合は、オイルパンのパッキンがコルクでできています。一般的なコルクの素材はゴムや金属ですが、コイルの場合オイルが染みてにじんでしまい、オイル漏れが発生しやすくなります。 エアコンの不具合 カーエアコンはエアコンガスを使用し冷風を作っています。このガスが漏れてしまうと、さまざまな不具合が起こりやすくなります。また、コンプレッサーの汚れやガスの劣化もエアコンが故障する原因です。汚れは定期的なメンテナンスで防げますが、経年劣化への対策はなかなか難しいでしょう。タフな作りの60系ランクルとはいえ、エアコンの不具合は避けられない課題の1つだといわれています。 パワーウィンドウの故障 旧車でよく見られるのがパワーウィンドウの故障です。最近のクルマはモーターやギアの技術向上により故障率は低下していますが、30〜40年以上前の旧車の場合は経年劣化で故障する確率が高いといわれています。主な症状は、ガラス開閉時の異音や動作のもたつき、動作停止です。ガラスランチャンネル(窓枠ゴム)の劣化であればシリコンスプレーの吹きかけや洗浄で改善する場合もありますが、モーターやギアの経年劣化は整備工場などで見てもらいましょう。 60系ランクル修理費はいくら? よくある故障が発生したらいくらかかるのでしょうか。ここからは修理費用を見ていきましょう。 修理内容 費用相場 ラジエーター修理 6万円程度 エンジンオイル漏れ 3万円程度 エアコン修理 10万円〜※コンプレッサーが故障していた場合 パワーウィンドウモーター 3万円程度/1箇所 一般的なクルマのメンテナンス費用は1年間に3〜5万円程度といわれています。しかし旧車の場合は経年劣化により高価なパーツ交換が必要になりメンテナンス費が跳ね上がるかもしれません。日頃から丁寧にメンテナンスをしていれば劣化を遅らせることはできますが、将来的には必ず交換する必要があります。 60系ランクルの維持費が高いと思ったときの対処法 パーツの経年劣化による修理・交換は旧車を維持するうえで避けられません。新車や高年式の中古車よりも、メンテナンス費がどうしても高くなってしまいます。あまりにも修理費を負担に感じるようであれば、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。 一般的な買取店では故障車の査定額は低くなってしまいます。しかし旧車王であれば他社よりも高い価格で買取できます。なぜなら自社内でパーツ供給から修理・整備ができるため中間マージンがかからないからです。故障車の売却先に悩んだ場合は、ぜひ旧車王にご相談ください。。※記事の内容は2022年11月27日時点のデータです
クルマには、さまざまなオイルが使われています。これらのオイルが漏れてしまうと、気密性が失われ、走行に不具合が起きるなど、さまざまなトラブルが発生します。また、オイル漏れに気づかなかったり、オイル漏れを放置したりすると、クルマを動かせなくなることもあるため、日々のメンテナンスは欠かせません。 この記事では、オイル漏れの修理費用をさまざまな事例を挙げて解説しながら、オイル漏れの種類やオイル漏れが起きたときの対処法についても解説していきます。 クルマのオイル漏れの確認方法 オイル漏れは、レベルゲージのチェックや漏れ出している液体の色・臭い・粘度などで確認できます。 ここからは、オイル漏れの確認方法について紹介します。 オイルレベルゲージを確認する オイル漏れの可能性があるときは、エンジンが冷えているときにエンジンルーム内のオイルレベルゲージを抜き出してオイルの量を確認しましょう。最低量を下回るほどオイルが減っていたときはオイルが漏れている可能性が高いです。 オイルレベルゲージの場所はクルマによって異なるため、取扱説明書でオイルレベルゲージがどこにあるか確認しましょう。 漏れている液体を確認する クルマの下に漏れ出した液体の特徴からもオイル漏れを確認できます。 次のような特徴があるときは、オイル漏れの可能性が高いです。 ・色が茶色や黒・粘度がある・触るとベタッとしたりヌルヌルしたりする クルマのオイル漏れには「内部漏れ」と「外部漏れ」の2種類がある クルマのオイル漏れには、エンジンの内部でオイルが漏れ出す「内部漏れ」と、エンジンの外側にオイルが漏れ出す「外部漏れ」があります。 ここからは、それぞれのオイル漏れの特徴や原因について解説します。 内部漏れの原因 内部漏れとは、エンジンの燃焼室の内部にオイルが漏れ出している状態です。 エンジンの燃焼室は、バルブステムシールとピストンリングによって遮断されており、オイルが侵入しないようになっています。しかし、部品の経年劣化や摩耗が進むと、燃焼室にオイルが入り込んでしまいます。その結果、爆発時にオイルと混合気(空気とガソリンとが混ざり合ったもの)が一緒に燃え、マフラーから白煙が出ます。 また、内部漏れには2種類あり、それぞれの違いは以下のとおりです。・オイル上がり:ピストンリングの摩耗によって発生するオイル漏れ・オイル下がり:バルブステムシールの劣化で発生するオイル漏れ エンジンの内部のため、外から見分けることはできませんが、加速するときに白煙が出る場合はオイル上がりの可能性があります。一方で、減速時やエンジン始動時の白煙が出るのであればオイル下がりの可能性が高いです。 外部漏れの原因 外部漏れとは、オイルがエンジンやトランスミッションの外部に漏れ出している状態です。クルマを止めてあった場所にオイル染みが残るといった症状が現れます。 オイルの出入り口であるオイルエレメントやドレンボルトや、エンジンのヘッド部分を覆うタペットカバー、オイルを溜めておくオイルパンなど、オイル漏れが懸念される箇所には、簡単に漏れ出さないようにパッキンやガスケットなどが取り付けられています。しかし、これらのパーツは経年劣化や走行距離が原因で、密閉能力が低下し、オイルが外に漏れ出してしまうことがあります。 外部漏れは、エンジンの焼き付きや車輌火災などの重大なトラブルの原因にもなりかねないため、駐車場所の地面にオイル染みを見つけた場合には早急に対処しましょう。 クルマのオイル漏れの応急処置 クルマのオイル漏れは重大な事故や故障につながる可能性があり、発見したらなるべく早く対処する必要があります。まずは、自分でできる応急処置の方法を紹介します。 オイルの補充 オイル漏れによりオイルの量が減っているときは、オイルを補充しましょう。オイル量を少ないままにしておくと、エンジンがオーバーヒートする可能性があるだけでなく、最悪の場合はエンジンの焼き付きにつながります。 ただし、あくまでも応急処置に過ぎないため、オイル補充したらなるべく早めにディーラーや修理工場などに持ち込んで修理を依頼しましょう。 オイル漏れ止め剤の使用 オイル漏れ止め剤を使用することで一時的にオイル漏れを止めることができます。ただし、オイル漏れを止める成分が入っている添加剤でなければオイル漏れを止められないため、添加剤は慎重に選びましょう。 また、オイルの補充と同様に応急処置のため、添加剤を入れたら早めにディーラーや修理工場などにクルマを持ち込んで修理してください。 クルマのオイル漏れが起きたときの相談・依頼先 クルマのオイル漏れの応急処置を紹介しましたが、最終的には専門業者に修理を依頼する必要があります。ここでは、オイル漏れが発生した際にどこに相談したらよいのか、どこに修理を依頼したらよいのかについて解説します。 ロードサービスを利用する オイル漏れがひどく、一刻も早くディーラーや修理工場で修理をしなければならないときは、ロードサービスでクルマを移動してもらいましょう。 JAFのほか、自動車保険に付帯されているロードサービス、ディーラーの積載車による移動などを利用します。 ディラー、もしくは整備工場に入庫する オイル漏れが発生してしまった場合は、ディーラーや整備工場などに依頼し、原因の特定や部品の交換を行いましょう。 先述の通り、オイル補充やオイル漏れ止め剤などは、あくまでも応急処置です。これらは修理ではないため、オイル漏れに気がついたときやオイル漏れの疑いがあるときは、なるべくはやくプロに修理を依頼するようにしてください。 クルマのオイル漏れの修理費用の目安 オイル漏れの修理費用は、その原因や修理する箇所によって大きく異なります。 ここからは、「内部漏れ」と「外部漏れ」のそれぞれ修理費用を具体的な事例を挙げて解説します。 内部漏れの修理費用 内部漏れの修理費用は、オイル上がりなのかオイル下がりなのかによって異なります。 修理部品 費用 ピストンリング(オイル上がり) 20万〜100万円以上 バルブステアシール(オイル下がり) 10万〜20万円程度 オイル上がりはピストンリングの摩耗によって発生します。交換するにはオーバーホールに近い作業が必要で、安くても20万〜30万円程度の修理費用がかかります。さらにエンジンが高性能の場合は、100万円以上の修理費用がかかることも珍しくありません。 オイル下がりはバルブステアシールの劣化によって起こるため、対象の部品の交換が必要です。タペットカバー、カムシャフト、ロッカーアームなど複数の部品を外して交換する手間があるため、10万~20万円程度の修理費用がかかります。 外部漏れの修理費用 外部漏れの修理費用は、漏れている場所によって変わってきます。 修理部品 費用 ドレンボルトパッキン 5,000〜1万5,000円程度 オイルフィルター 5,000〜1万5,000円程度 タペットカバーパッキン 1万5,000〜2万円程度 オイルパン 4万〜5万円程度 シリンダーヘッドガスケット 10万〜20万円程度 ドレンボルトパッキン、もしくはオイルフィルターからのオイル漏れによる修理費用は、5,000〜1万5,000円程度です。部品自体は高くても3,000円程度ですが、交換の作業でオイルが抜けるため、部品代にオイル代が追加されます。 タペットカバーからのオイル漏れによる修理費用は、1万5,000〜2万円程度です。ただし、輸入車は部品代が高額なため、倍近い修理費用がかかる場合があります。 オイルパンの修理には、4万〜5万円ほどかかります。こちらもタペットカバーと同様に輸入車のほうが費用が高く、10万円を優に超えるケースも珍しくありません。オイルパンは経年劣化のほかに縁石への乗り上げで損傷することもあるため、普段の取扱いに注意すると修理費用を抑えられるでしょう。 外部漏れの修理の中で最も修理費用がかかるのは、シリンダーヘッドガスケットの交換です。シリンダーヘッドガスケットは、シリンダーの内圧を外に逃がさないための部品です。さらに、シリンダー内のオイルと冷却水を分離する役割もあるため、エンジンに用いられるガスケットの中で最も高い強度が求められます。修理費用は、軽自動車で10万円程度、V型エンジン搭載車は手間も部品代も倍になるため、20万円程度を見込んでおく必要があります。 クルマのオイル漏れを防ぐ方法 オイル漏れは、部品の経年劣化や部品に衝撃・負荷がかかることで発生します。そのため、オイル漏れを完全に防ぐことはできません。 しかし、オイル交換を適切なタイミングで行うことで、オイル漏れを予防したり、遅らせたりすることができます。オイルは、走行の有無に関わらず、空気に触れると少しずつ酸化します。そして、その酸化したオイルはバルブステムシールやタペットカバーパッキンといったゴムの部品を傷め、オイル漏れにつながってしまうのです。 オイル漏れを早期発見するためにも、定期点検を欠かさずに実施し、違和感や異常を少しでも感じたときは、すぐに点検してもらうようにしましょう。 まとめ ここまで、オイル漏れの種類や対処法、さらには修理費用やオイル漏れを防ぐ方法などについて紹介してきました。 エンジン警告灯やオイルの警告灯などが点灯したときは、クルマの内部で異常が起こっているサインです。警告灯が点灯したら安全な場所にクルマを止め、その警告灯の意味やその後の対処法を確認してください。急を要する場合は、JAFやレッカーを呼んでクルマを移動させましょう。 駐車していた場所にシミができた場合は、クルマから何かが漏れている証拠です。エアコンの水や排出ガスに含まれる水分であれば問題ありませんが、シミになっている場合は、水以外の液体が漏れている可能性があります。この場合は、ディーラーや修理工場などに連絡して早めに点検してもらいましょう。 先述の通り、オイル漏れの箇所や修理費用はさまざまですが、共通していえることは早めに気づいて対処することです。また、オイル交換とオイル漏れは密接に関係しているため、日頃からこまめにメンテナンスを行いましょう。
キャブ車の点火装置のメンテナンスについてお悩みの方はいませんか?メンテナンスしないとどうなるのかも気になるところでしょう。今回は点火装置の基本構造と整備について解説します。キャブ車を所有している方や学びたい方はぜひ参考にして下さい。 点火装置とは 点火装置とは、気化し燃焼室内で混ざりあったガソリンと酸素に電気火花を付ける装置のことです。今回は高圧電気点火法の中から接点式について解説します。 キャブ車の点火装置の構成 接点式点火装置の部品構成は、バッテリー、負圧式ダイヤフラム、外付き抵抗器、イグニッション・コイル、ディストリビューター、ハイテンションコード、スパークプラグです。 知っておきたい電気の流れ スパークプラグに高電圧を生み出す電気の流れについて解説します。バッテリーから流れた電気は、外付き抵抗器を通ってイグニッション・コイル一次側コイルに流れ、電磁エネルギーを貯えます。一次側コイルの先にはブレーカーポイントと呼ばれる接点があり、マイナスアースに電気が流れます。ブレーカーポイントはエンジンの動力によって働き、電流の通電および遮断を行います。 ブレーカーポイントにて電気が遮断されると一次側コイルの電気は流れ続けようとして高電圧を生み出します。約300V~500Vの起電力を発生します。二次側のコイルは流れ続けようとする300V~500Vの起電力に誘導され、約15,000~40,000Vの高電圧を発生し、ディストリビューターへ供給されます。ディストリビューターは点火時期に応じて先ほどの高電圧をハイテンションコードを介してスパークプラグに配電し、スパークプラグ先端にて電気火花となります。 キャブ車の点火装置の整備 点火装置に必要な整備を解説します。 バッテリー 十分な供給電力があるのかテスターで確かめます。 負圧式ダイヤフラム キャブレーターからの負圧回路をバキューム・テスターで調べ、ゴムチューブに亀裂がないか確認すると共にダイヤフラムが負圧によって作動するか確認します。 イグニッション・コイル 熱を発生させる部品なので取付場所に注意する。開磁路型の場合は油漏れなどがないか点検する。 ディストリビューター ディストリビューターキャップの外側や内側に電気スパークが逃げた跡がないか目視します。ハイテンションコードへ繋がるサイド・エレクトロードとセンター・コネクター・ピースの状態を確認し、摩耗があれば交換が必要です。 点火時期に応じて電気を配電するディストリビューター・ローターのローターアームも目視点検を行い、ヒビや欠けの有無、電極部の損耗状態が悪ければ交換が必要です。これらは定期的に交換するのが理想です。 ディストリビューター内にあるブレーカーポイントは消耗品です。電気接点のポイントと駆動部分のヒールは摩耗するので調整や交換が必要になります。ブレーカーポイントを交換する時は、コンデンサーも同時に交換するのが理想です。 ブレーカーポイントを固定するプレートは負圧式ダイヤフラムによって回転するので、動きが良いか確認し、またブレーカーポイントのアースが断線していないか確認します。 ハイテンション・コード イグニッションコイルからディストリビューターに接続しているセンターコードとディストリビューターからスパークプラグに接続しているハイテンションコードの抵抗値を測定します。規定の抵抗値であれば良好と判断し、無限大であれば断線しているので交換が必要です。 スパークプラグ 取り外しを行い、絶縁碍子上に線上に高電圧が逃げた跡やヒビ、欠けなどがないか点検します。スパークプラグ先端には中心電極と接地電極があり、その間隙(ギャップ)が規定値にあるかギャップ・ゲージなどで測定します。 摩耗している場合は交換が必要です。また接地電極にプラチナやイリジウムを使用しているスパークプラグは金属ブラシなどで清掃してしまうと削れてしまうので行いません。 キャブ車の点火装置のメンテナンスを怠るとどうなるの? 接点式点火装置の点検は5,000km~10,000kmで行う必要があります。特にディストリビューター内にあるブレーカーポイントの隙間の調整とヒール部の給油です。ブレーカーポイントはベークライトと呼ばれる樹脂性のヒール部分が金属カムに接触するため摩耗します。 そのためブレーカーポイントの開き方が少なくなります。開き方が少なくなるとイグニッション・コイルにて十分な起電力が得られなくなり失火の原因となります。不具合の症状としては点火タイミングが遅れてくる、馬力が落ちるなどの症状がでてきます。 さらにブレーカーポイントの接点が長く電流を流すことになり、イグニッションコイルが熱を持つようになり内部に充填されている絶縁油が漏れだす恐れがあります。
RVブームで一世を風靡したパジェロを購入したいけど故障のリスクが心配と考える人も多いでしょう。パジェロのようなクロスカントリーSUVにありがちな過走行や経年劣化による故障は修理費用が高いため、事前に詳しく知っておくと安心です。 この記事では、パジェロのよくある故障箇所や修理費用の目安などについて解説します。パジェロを所有している人や購入を検討中の人はぜひ参考にしてください。 パジェロのよくある故障箇所 クロスカントリーSUVとして十分な実績のあるパジェロですが、走行距離が10万kmを超えるような個体では、どうしても故障や不具合が多くなります。 ここでは、パジェロのよくある故障事例と修理費用の相場を紹介します。 エアコンの効きが悪い パジェロに限らず、エアコンは経年劣化や過走行により故障や不具合が発生します。エアコンの不具合は、コンプレッサーの焼き付きやコンデンサーからのガス漏れなどがよく知られています。 また、配管の連結部に目に見えないほどの小さな穴や亀裂が発生し、ガス漏れの原因になることもあります。そのような場合はエアコンガスの補充などを行ってもすぐにエアコンが効かなくなってしまいます。 修理費用は、コンプレッサーの交換で10万円程度、コンデンサーの交換で5万円程度です。しかし、それに加えて、インストルメントパネルの裏にあるエバポレーターやその周辺の配管からガス漏れがあった場合は、ハンドル周りの部品をほとんど外すことになるため、追加で10万円〜20万円程度の費用がかかります。 オルタネーターの発電不良 オルタネーターはクルマの発電機です。パジェロに限らず、経年劣化や多走行で故障や不具合が発生するため「ヘッドライトやメーターパネルが暗くなった」「バッテリー交換をしてもエンジンかかりにくい」などの症状が出た場合は早めに点検に出しましょう。 オルタネーターの不具合を放置すると、走行中にエンジンが止まる恐れがあるため、大事故にも繋がりかねません。少しでも異常を感じたら速やかにディーラーや整備工場に持ち込んで点検しましょう。 修理費用は、古い世代のパジェロで5万円程度、2006年に登場した最終モデルで10万円程度かかります。いずれもリビルド品を使用した場合の目安の価格です。 タイミングベルトの寿命 最近はタイミングチェーンを使用したクルマが多いですが、パジェロの最終モデルのガソリン車にはタイミングベルトが採用されています。タイミングベルトは、クルマにとって非常に重要な部品です。クランクシャフトとカムシャフトのタイミングを合わせる役割を担っており、万が一切れるとピストンとバルブが正常に作動しなくなり、状況によってはエンジンが致命的なダメージを負ってしまいます。 タイミングベルトは寿命を迎えても目立った症状が出ません。一般的に10万kmが目安といわれているため、中古で購入する際には走行距離を確認し、もし10万km近い個体なのであればタイミングベルトの状態を事前に確認しておきましょう。 なお、タイミングベルトを交換する際にはウォーターポンプの交換も推奨されます。ウォーターポンプはタイミングベルトの奥に設置されており、もしタイミングベルトを交換した後にウォーターポンプが故障してしまうと、再度タイミングベルトを外して作業をする必要があり、無駄な工賃が発生するためです。タイミングベルトとウォーターポンプの同時交換には、最終モデルのパジェロで20万円程度かかります。 DPFの目詰まり DPF(Diesel Particulate Filter)は、排気ガスに含まれるPM(Particulate Matter)を捕集し、自動的にPMを燃焼(DPF再生)処理する装置で、最終型のパジェロに搭載されています。 このDPFが目詰まりを起こすと警告灯が点灯し、最悪の場合は交換が必要になります。PM、いわゆる煤を自動処理(燃焼)する機能が備わっていますが、ストップアンドゴーや渋滞が多い短時間の走行や15万kmを超えるような過走行車で発生する可能性が多い不具合です。 交換費用は、部品代だけで26万2,900円(税込/純正品)、そこにガスケットやナットなどの小さなパーツ代や工賃が入るため、あわせて30万程度かかります。 また、最近ではDPF交換と同時にエンジンクリーニングを行うのが一般的です。理由は、スロットルボディ、EGRバルブ、インテークマニホールドなどのカーボンの堆積が原因で、DPFを交換してもすぐに目詰まりを起こす場合があるからです。ただし、1回のエンジンクリーニングで30万円程度の費用がかかるため、専用オイルを使用する、1日30分以上は走行する、走行距離をしっかり管理するなど、なるべくカーボンを堆積させないための工夫が必要です。 GDIエンジンの不具合 パジェロは、1997年5月のマイナーチェンジで世界初の直噴エンジン、いわゆるGDIエンジンが搭載され、2006年9月まで継続して採用されていました。このGDIエンジンは、4万〜6万km程度の走行で、エンジンストール、黒鉛、アイドリング不調などのトラブルが頻繁に発生します。 専門店にエンジンクリーニングを依頼すると、2万~5万5,000円程度の費用で対応してもらえます。しかし、GDIエンジンの不具合は三菱のリコールが出ているため、乗り換えを考えなければならないほどの深刻な事態への発展も想定しておく必要があります。 まとめ ここまでパジェロのよくある故障箇所と修理費用の目安について解説してきました。 パジェロは多くのモデルがリリースされているため、故障について一概にいえない部分があります。たとえば、最終モデルのV93W型はGDIエンジンも搭載していないシンプルなガソリンエンジンのため、トラブルは起きづらいといえるでしょう。逆に、同じく最終モデルのV98W型は、中身が一新されているクリーンディーゼルエンジンを搭載しているため、ある程度のトラブルは覚悟しなければなりません。 パジェロの中古車は、トラブルへの対応や自分のライフスタイルを考慮した上で、正しく選びましょう。