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996・997型のポルシェ911は、ポルシェの中では比較的手が出しやすいモデルだと言われています。そんな996・997型の購入を検討する中で、エンジンの故障である“インタミ問題”を気にする方も多いのではないでしょうか。ハードルが低いとは言え、ポルシェの中古車は決して安くありません。インタミ問題が怖くて、購入を躊躇している方も少なくないと思います。そこで今回の記事では、996・997型911の特徴とインタミ問題について詳しく紹介します。 996・997型ポルシェ911とは ポルシェ911は、世界中のスポーツカー好きから愛されていると言っても過言ではないほど人気のモデルです。プレミアムスポーツカーらしく中古でも簡単に購入できる価格ではありませんが、そんなポルシェ911の中でも比較的手を出しやすいと言われているのが996・997型の911です。 まずは、996・997型それぞれどんな特徴があるのか紹介します。 初の水冷エンジンを搭載した996型(1998~2004) 996型のもっとも大きな特徴は、水冷化されたエンジンです。 初代の901型が登場した1964年から、911には一貫して空冷式の水平対向6気筒エンジンが搭載されてきました。しかし、排気ガスや騒音の規制に対応するため、1997年に登場する996型から水冷式に変更されます。 もう一つ大きな変化と言えるのが、衝突安全のために拡大されたボディサイズです。それまで「ポルシェを着る」と表現されていたタイトな内装から一転、ボディサイズの拡大に伴って車内空間にも余裕が生まれました。 これらの変更点はコアなポルシェファンにとって歓迎できるものではありませんでしたが、水冷化でオーバーヒートの心配が軽減し、室内が広くなったことで日常の使い勝手は向上しました。その結果、あまり911に興味を示さなかった新たなファン層の獲得に繋がったのです。 現代のスポーツカーへ進化する997型 996型のあとを受け、2004年に997型がデビューします。996型では不評だった涙目型のヘッドライトを廃止し、911伝統の丸型に変更されました。しかし、骨格やエンジンの基本設計は996型を継承しており、実質的な変化はそれほど大きくありません。997型が大きな進化を遂げたのは、2008年のマイナーチェンジのときです。 まず、996型で採用されたティプトロニックSを廃止し、いわゆるツインクラッチを持つPDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング)に変更されました。さらにNAモデルには新開発された直噴エンジンを搭載し、カレラの最高出力は325馬力から345馬力に向上しています。 最後の空冷式エンジンを搭載する993型911まで、どちらかと言えばハードで玄人向けのスポーツカーと思われてきました。しかし、996型で伝統の空冷式エンジンに別れを告げ、997型で今では当たり前のツインクラッチ式PDKを採用することで、誰でも乗れるスポーツカーへと進化したのです。 996・997型911の“インタミ問題”とは 高額な値段で取引されるポルシェの中でも、996型と997型の911は比較的手が出しやすい価格で推移しています。しかし、安いからには“それなりの理由”があるもの。その最たる理由として挙げられるのが、“インタミ問題”です。 インタミとはインターミディエイトシャフトの略で、クランクシャフトの下部に位置するエンジン内部の部品です。911に搭載されている水平対向6気筒エンジンは、左右3気筒ずつシリンダーヘッドが分かれており、インターミディエイトシャフトとチェーンを使って、クランクシャフトの回転を左右バンクにあるカムシャフトに伝えています。 エンジンの仕組み上、クランクシャフトとカムシャフトは必ず決められた位置関係になければなりません。その為、緩みがないよう、チェーンにはかなりの張力が掛っています。真の問題はインターミディエイトシャフトそのものがダメなのではなく、支えているベアリングの強度不足です。このシャフトを支えるベアリングが破損すると、最悪カムシャフトとクランクシャフトの位置がずれ、吸排気バルブとピストンがぶつかり、エンジンが壊れてしまいます。 つまり、インターミディエイトシャフトがあるからダメなのではなく、強度不足のベアリングがダメというのがインタミ問題です。 万が一壊れてしまった場合、最悪エンジン本体が壊れてしまう可能性があり、修理費は高額になります。そうなれば当然買うことを躊躇してしまいますが、実はそれほど心配する必要はありません。 中古車で996・997型ポルシェ911を探すなら年式に注意 インタミ問題が関係しているのは、2002年~2004年の996型後期と2004年から2008年までの997型前期のみです。しかも、NAのカレラだけであり、ターボやGT2、GT3は該当しません。 もちろん、997型でもっとも高年式を狙ったとしても10年以上前の中古車であるため、年式相応の故障リスクはあります。しかし、996型なら前期、997型なら後期から選べばインタミ問題を気にする必要がありません。 また、上記の問題に該当する車両は、ポルシェジャパンによるサービスキャンペーンの対象です。並行輸入車ではなく正規ディーラー車であれば、対策済みの部品に交換されているため心配はいりません。 中古車を購入する場合は、正規ディーラー車でサービスキャンペーンを実施しているか確認しましょう。万が一対策されていなくとも、購入後正規ディーラーで対応してくれます。 リスクを許容できるなら購入を検討すべし 筆者をはじめ、多くのクルマ好き、スポーツカー好きにとってポルシェ911は特別な一台です。「いつかはポルシェ!」と思っている方も少なくないと思います。 996型の中古車相場は、大手中古車販売サイトで420万円前後。997型は同じサイトで670万円前後で掲載されています。最後の空冷式である993型が1100万円前後、新しい世代の991型が1500万円前後であることを考えると、高いとは言え手が出しやすい価格です。 「最新のポルシェは最良のポルシェ」と言われるものの、どんなに古くてもその乗り味やエンジンフィールはポルシェです。もちろん年式としては古いため、輸入車の中では壊れ難いと言われるポルシェであっても消耗品の交換とこまめなメンテナンスは欠かせません。 今回紹介したインタミ問題を良く調べ、古いクルマであるという一定のリスクを許容できるのであれば、996・997型911は十分購入を検討する価値があるポルシェです。
車の売買をするときは、契約書を作成した方がよいといわれています。なぜ、売買契約書が必要なのでしょうか。今回は、車の売買で契約書が必要な理由、記載事項、注意点について解説します。売買契約書の作成を検討している方、必要性が気になっている方は参考にしてください。 自動車売買契約書とは 自動車売買契約書とは、車の売買取引に合意したことを証明する書類です。売主と買主の間で売買の条件や内容を確認し、合意した上で署名や捺印をします。車の売買契約は、取引金額が高く、名義変更に関するトラブルも発生しやすいため、必ず契約書を作成しましょう。 自動車売買契約書の必要性 自動車売買契約書が必要な理由は、トラブルを防ぐためです。 車の売買では、故障や不具合といった車両のトラブル、名義変更や納税など法的な手続きも必要です。金銭的なトラブルや法的な手続きなどで揉めないためにも、契約書を必ず交わしましょう。 自動車売買契約書で定める内容 ここからは、自動車売買契約書で定める内容について紹介します。ここで紹介している契約書記載事項は、あくまでも必要最低限の内容です。場合によっては、項目を付け足してください。 売買契約であることを示す文章 自動車の売買契約であることを示す表題や文章が必要です。 書類の表題に「自動車売買契約書」と記載し、表題の下に「売主 ◯◯◯◯(以下「甲」という。)と 、買主 ◯◯◯◯(以下「乙」という。)は、甲乙間の売買契約に関して、以下のとおり合意した。」という文章を加えます。 この表題と文章があることで、自動車の売買契約書であること、売主と買主がそれぞれ誰なのかということが明確になります。 対象となる車両 対象となる車両に関する内容は、なるべく細かく記載しましょう。 必要となる主な項目は「登録番号」、「車名」、「型式」、「年式」、「車体番号」です。 これらの情報がなければ、どの車が売買対象なのか特定するのが難しいため、必ず記載しましょう。 売買代金の額 売買代金の金額は、「金◯◯◯万円(税込)」と記載しましょう。「金」と「万円」で金額の数字を挟むことで、改ざんを防ぐことができます。また、消費税が発生する場合には「(税込)」表記もしておきましょう。 この売買金額とともに、支払期日と振込先を明記しておくことも重要です。いつまでに、どのような方法で支払いをするのか決めておかなければ、代金の支払いがされなくなってしまいます。 引き渡し条件・日程 車両の引き渡し条件は、さまざまなケースが考えられます。 例えば、「契約日に手付金◯◯万円を支払い、引き換えに車両を引き渡す」や「◯年◯月◯日に現金◯◯万円を甲に持参し、支払いと引き換えに車両を引き渡す」などです。 いずれも、日付や支払方法を明記することがポイントとなります。 所有権を移転する時期 所有権を移転する時期についても契約書に明記しましょう。 例えば、「◯年◯月◯日までに所有権を移転する」や「契約日から◯日以内に所有権の移転をする」というように、いつまでに所有権の移転を完了させるのか明記しておくと、トラブルを防止できます。 名義変更の手続きの取り決め 名義変更の手続きを誰がいつまでに行うのか明記しましょう。 また、「車両引き渡し時に取扱説明書・車検証・名義変更必要書類を交付する」というように、必要書類をどのタイミングでどの書類を渡すのかということも契約書に記載しておくことがポイントです。 さらに、「乙は、◯◯年度分の自動車税について、◯年◯月◯日以降の月割相当額を負担する」という自動車税の負担、「名義変更に要する費用は乙の負担とする」という名義変更に関する費用の負担についても契約書に明記しましょう。 危険負担に関する条項 危険負担は、車が盗難に遭ったり壊れたりした場合の責任の所在を取り決める項目です。 「本契約締結日から車両引き渡し日までに、滅失または毀損した場合は甲の負担とする」というように、どのタイミングまで甲の負担で、いつから乙の負担になるのか明記しましょう。 瑕疵担保責任に関する条項 瑕疵担保責任は、修復歴や故障などを隠して売却した場合に売主が負うべき責任です。 契約書には「引渡し時に本契約書の車両であることや装備・外観等の状態について確認を行い、甲が瑕疵担保責任を負わないことを確認する」という内容を記載しておきましょう。 瑕疵担保責任については、買取業者との取引でも発生するトラブルです。そのため、この項目は必ず入れましょう。 契約解除の条件 契約の解除についての条件も契約書に記載しましょう。 「相手方が本契約の義務の履行を怠った場合、本契約を解除することができる。解除権者は、相手方に対し契約解除によって生じた損害の賠償を請求することができる」といった内容を入れておくことで、取引をスムーズに進めることができます。 合意管轄に関する条項 合意管轄についても契約書に記載しましょう。 契約書には「本契約に関して訴訟の必要が生じた場合、◯◯地方裁判所を専属管轄裁判所とする」というように記載します。 トラブルなく契約内容を遂行するのがベストですが、何らかのトラブルにより裁判が必要になった場合、どこの地方裁判所で第一審を行うのか揉めないために契約書に合意管轄を盛り込みましょう。 自動車売買契約書の注意点 ここからは、自動車売買契約書を作成するときや合意して署名するときの注意点を解説します。 口約束の内容は全て契約書に記載する 契約書には、口約束した内容も全て記載しましょう。 口約束も契約のひとつとは言われるものの、忘れてしまったり、言った言わないの水掛け論になったりすることがあります。 そのため、口頭で約束した内容も契約書に明記しておくことが重要です。 代理人がサインする場合は委任状が必要 代理人が売買契約書にサインする場合には、委任状が必要となります。 委任状とは、本人が代理人を選任して手続きを行うという意思表示を書面に書き記した文書です。本人が契約書にサインできない場合には、代理人を選任して委任状を作成しましょう。 未成年の場合は保護者の同意が必要 未成年が売買契約をする場合には、保護者の同意が必要です。そのため、未成年が売買契約をする場合には、同意書も作成しましょう。
日常生活で広く使われているクレジットカードですが、車の購入で利用する際には注意が必要です。車は高額な商品なため、カード払いのサービスで発生する手数料なども高額になります。この記事では車の購入にカード払いを利用するときのメリットとデメリット、注意点について詳しく解説します。 車をカード払いできるかどうかは店舗で異なる カード払いの可否や利用可能額は店舗で異なります。クレジットカード払いを選択すると、販売者側は手数料の負担が発生します。手数料をどこまで負担できるかは各店舗の判断に委ねられているため、カード払いの利用については店舗次第です。 一部の代金のみカード払いできることが一般的 車の支払いに関するカード払いは、支払い代金の一部のみで利用できるのが一般的です。特に新車を購入する際には、全額一括払いはできないと考えましょう。 車の購入費用の内訳は、大部分を占める車両代金、税金や保険料、車庫証明や検査登録のための費用などです。新車でオプションを選択すれば、車両基本価格にメーカーオプション価格、ディーラーオプション価格が加算されるでしょう。カード払いは、これらの一部費用のみの利用に限定されている場合が多いため、全額払いができることを前提に購入の計画を立てないことが大切です。また、分割払いの場合は頭金のみにカードを利用できるケースもあります。 販売店がカード払いを敬遠しがちな理由 販売店がカード払いを敬遠しがちなのは、多額の手数料を負担しなければならないからです。カード払いの手数料はカード利用額に応じて決まるため、高額なカード利用の場合、販売店はカード会社に多額の手数料を支払わなければなりません。この手数料は販売店の利益を目減りさせるため、販売店はカード払いを敬遠します。 車をカード払いで購入するメリット 車をカード払いで購入することにはメリットもあります。店舗側に負担がかかるものの、自身にとってメリットが大きい場合は、カード払いすることも検討しましょう。カード払いのメリットは次のとおりです。 ポイントがつく カード払いは利用額に応じてポイントが付与されるため、高額な支払いをすれば多くのポイントを獲得できます。カード払いが車の支払いの一部であっても、日常生活で発生する支払額よりは大きいでしょう。仮に30万円をカード払いにして、1%がポイント還元される場合 カード利用額(30万円)X ポイント還元率(1%)= 3,000ポイント 実質支払額を3,000円安くすることができます。 翌月まで支払いが猶予される カード払いにするメリットに、支払いが翌月まで猶予されますが、これは車の購入でも変わりません。支払い時期を遅らせることができます。 車をカード払いするデメリット カード払いによるデメリットもあります。カード払いを検討する際には、以下の2点について理解しておきましょう。 利用限度額の多くを消費する 車の支払いで高額なカード利用をすれば、その他の支払いに利用できる金額は少なくなります。利用限度額が50万円のカードで48万円を車の支払いに利用すれば、その月のカード利用額は2万円しか残りません。公共料金など毎月発生する料金の支払いにカードを利用している場合には、引き落としができなくなる恐れがあります。 引き落とし口座への入金が必要 普段は多額のカード払いには利用しておらず、カード払いの引き落とし口座に十分な預貯金がない場合には、残高不足になるかもしれません。残高不足にならないよう、引き落とし日までに入金が必要です。 車をカード払いするときの注意点 車をカード払いする際には、以下の3点について注意しましょう。 分割払い・リボ払いは利用しない 分割払いやリボ払いを利用すると、利用手数料が発生します。高額な支払いで多くのポイント還元があっても、利用手数料の方が高いケースが多くあります。分割払いやリボ払いの利用は避けるべきでしょう。 別で決済手数料がかからないか店舗に確認する カード利用ができたとしても、別で決済手数料が発生することもあります。カードを利用することで決済手数料がかからないか、必ず店舗に確認しましょう。 使用できるブランドかどうか確認する 前述のとおり、販売店は車の購入についてカード利用は敬遠しがちなため、店舗によっては利用できるカードのブランドが少ないこともあります。利用したいカードのブランド扱いについて、店舗に確認しましょう。
今から25年前の1997年、平成9年に中古車販売店の営業の仕事をスタートした筆者。 雇われ店長として70スープラ専門店、Z32専門店と快進撃を続けるも、まさかの会社消失。 急遽、独立することに。スタートから様々な壁にぶちあたりながらも、Z32一本の専門店をやっていくことを決意。 その後、スポーツカー低迷とZ32が旧車になっていく場面に直面しながら徐々に旧車屋に転換。 今やレストアを行うまでに。 Z32はここからさらに旧車になっていくが、現状の課題や期待から、10年後の当店の未来を予想してみた。 実際は、まったく予想がつかないのというが本音ではあるけれど…。 ■お客様の高齢化が進み、Z-oneの店舗は憩いの場に!? お客様の平均年齢は年々高齢化し、60代の方が増えるでしょう。 話す内容は、親御さんの介護、自身の老後や健康、お孫さんのことで持ち切り。 皆さんの憩いの場になっていると思われます。 ■国内Z32の聖地として海外でも話題に! 国内Z32聖地として確固たる地位を確立! Z32を日本一大事にするお店として、海外からも注目されるショップになるでしょう。 海外も視野に入れた業務展開も始めているかもしれません。 ■中古純正部品や部品取り車のストックは日本一に! 純正部品の製廃が進み、全国的に修理難民の方が増えていくでしょう。 修理をするために、純正部品は必須です。中古純正部品や部品取り車のストック数は日本一となり、どんな修理も対応していると思われます。 ■自社部品製作も積極的に 修理には中古で対応できるものもありますが、どうしても新品を使いたいこともあります。 そのため、自社での部品製作も積極的に行う必要があります。 多種多様な部品のラインナップが増えていると思われます。 ■整備同時進行可能な巨大工場に! 今後、さらに旧車化が進み、修理内容は多岐に渡るでしょう。 長期修理も増えます。 そのためには、整備場所の確保が必須です。 巨大工場で効率的に整備を同時進行させていると思われます。 理想はエアコン完備。 ■自社板金工場完備に! 外装の劣化に伴い、オールペンも増えるでしょう。 綺麗に乗りたいニーズはいつでもあります。 外注を使わず自社板金工場を完備し、一貫した整備・作業を行っていると思われます。 ■販売車輛のほとんどがレストア車に! 10年後となれば40年落ちの車もあるわけです。 最終型でも30年落ちに。 販売する車輛は、ベースから仕上げて売るしかないでしょう。 ほとんどがレストア車になっていると思われます、一体いくらで売ることになるのだろう? ■出張査定・買取り全国に! さまざまな事情により売却される方も増えるでしょう。 大事に乗ってきたからこそ「近くの買取店よりも専門店に売りたい」と、全国から査定・買取の依頼は増えます。 北は北海道から、南は沖縄まで出向いていると思われます。 ■スタッフは10人に! 業務も多様化し、分担制が必要になるでしょう。 さまざまなご相談やご要望に対応すべく、フロント・整備・板金塗装・部品管理・出張買取り…。 それぞれに精通したスタッフが最低でも10人はいると思われます。 ■最終目標のショップさんは! 未来を予想すると、既にそれに近いショップさんがあります。 R31 HOUSEさん、カーショップフレンドさん、アイスタイリングさん、エム・テック・サージョンさん、チューブガレージさん、イソマサオートさんなど。 ほぼ一車種の専門店さんです。 その領域に達するにはまだまだですが、必ず頑張ってみせます。 ■私はいつまでも現役です! 未来の私は容易に想像がつきます。 今と変わらず、整備以外のことをやっているでしょう。 接客応対、電話・メール応対、出張買取り、ご納車前の洗車、店舗の掃除や草取りの雑用など。 もちろん、季節を感じながらの早朝ドライブ&写真撮影は日課です。 Z32に人生を捧げ、年中無休で働いていると思われます(笑)。 ■これまでのエピソード お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまでhttps://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol1/ お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで[エピソード2]https://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol2/ お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで[エピソード3]https://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol3/ [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]
セダンやクーペなどと相性が良く、どこかノスタルジックな雰囲気を醸し出すフェンダーミラーは旧車ならではの特徴です。今回は旧車を語る上で欠かせないフェンダーミラーの歴史と、そのメリット・デメリットについて紹介します。 日本におけるフェンダーミラーの歴史 今ではほとんどのクルマがドアミラーを採用しており、もはや当たり前の仕様となりつつあります。しかし、かつて日本にはフェンダーミラー装着車しかなく、法律によってドアミラーは禁止されていました。 ここからは、フェンダーミラーが日本で義務化された歴史や、今再び注目されるようになった背景を紹介します。 フェンダーミラーがいつから登場した? フェンダーミラーが登場したのは、1950年代のイギリスです。それまでフロントガラス(風防)に取り付けられていたクルマはありましたが、屋根やドアが当たり前の装備になったことで車内ではなく車外に取り付けられるようになりました。 ただ、1940年代~50年代の日本では、後写鏡の装着が義務付けられていたものの数や位置についての規定はなく、トヨタ初代クラウン(1955年登場)やスバル360(1958年登場)など、フェンダーミラーもドアミラーも付いていない車種が多く販売されていました。 その後1962年には、すべてのクルマに左右のサイドミラーが義務付けられるようになり、日本では左右のフェンダーにサイドミラーを備えた光景が当たり前になったのです。 日本ではドアミラーが禁止されていた 欧米では1950年代からドアミラーを搭載した車種が登場していましたが、日本では1983年まで認められていませんでした。そのため、海外の自動車メーカーは日本向けにフェンダーミラーを新規に開発しなければならず、非関税障壁だと多くの批判を受けました。 安全性という観点で日本では許可できない状態にあったものの、デザイン性に優れたドアミラーが世界的に主流になっていきます。 結果的に外部からの圧力によってドアミラーは解禁され、1983年に発売された日産パルサーエクサがドアミラーを初採用。古臭いイメージを持たれていたフェンダーミラーは急速に人気を失い、一気にドアミラーが普及しました。 フェンダーミラーは日本の旧車を象徴するアイテム 現在では古臭いイメージで敬遠されがちなフェンダーミラーですが、海外の日本車好きや旧車好きにとって憧れの存在です。 ハコスカの愛称で知られる日産 スカイライン 2ドア ハードトップ 2000 GT-R(KPGC10型)や初代フェアレディZ(S30型)もフェンダーミラーを採用しています。(北米仕様のフェアレディZはドアミラーを採用)当時はフェンダーミラーであることが当たり前だったため、現代のクルマのような“デザイン的に似合わない”ということはありません。 旧車を彷彿とさせるデザインを復刻したような新型車も登場していますが、当然ながらドアミラーが採用されています。フェンダーミラーは、自動車史に残る名車を象徴するアイテムなのです。 フェンダーミラーのメリットとデメリット 法律で厳しく規制してまで、なぜ日本車が長らくフェンダーミラーを採用していたのか?ここではフェンダーミラーのメリット・デメリットをご紹介します。 フェンダーミラーのメリット フェンダーミラーの一番のメリットは、視線の移動が少ないことです。運転席よりも前方にミラーがあるため、少ない視線移動でミラーを見ることができることに加え、ドアミラーよりも広い後方視界を確保することができます。 さらに、雨天時もフェンダーミラーが力を発揮するシチュエーションです。前述したとおり、フェンダーミラーは運転席よりも前方、フロントガラスから見える範囲に設置されています。雨が降った際にワイパーがフロントガラスの雨粒をふき取ってくれるので、しっかりとミラーを視認できますドアミラーだとサイドウィンドウが雨粒で覆われてしまうと見にくくなってしまうため、この点はフェンダーミラーならではの強みです。 また、フェンダーミラーには車幅も抑えるという役割もあり、日本の狭い道でも容易に取り回しできます。フェンダーミラーは、安全性と日本の道路事情にマッチした合理的な装備と言えるでしょう。 フェンダーミラーのデメリット 一方フェンダーミラーのデメリットとして挙げられるのは、やはり現代のクルマに似合わない点です。 フェンダーミラーはボンネットが長く広い車種に合うものの、現在主流のボンネットが短く狭いミニバンやコンパクトカーには合いません。ボンネットの面積が広ければ大きなフェンダーミラーも映えますが、小さなスペースに大きな突起物が鎮座することとなり、車両前方のデザインを損なってしまいます。 また、ボンネットについた突起物だと考えると、万が一人身事故が発生した場合、フェンダーミラーが原因で歩行者への被害が大きくなってしまう可能性があります。 なぜタクシーはフェンダーミラーを採用しているのか 現在のクルマに似合わないフェンダーミラーですが、新車では唯一トヨタのJPNタクシーだけがフェンダーミラーを採用しています。そこには、タクシーならではの事情と日本人らしい国民性が大きく関係していました。 ここからは、タクシーがフェンダーミラーを採用している理由について紹介します。 日本人らしいおもてなしの心 ドアミラーで後方を確認する際、どうしても助手席側に視線を動かす必要があります。運転手が後席や助手席の乗客をチラチラ確認しているように見えるため、人によっては不快に感じるかもしれません。 フェンダーミラーであれば視線の移動が少ないため、乗客はよりリラックスして乗ることができ、日本人らしい「おもてなしの心」を表現しています。 また、人々の足としてさまざまな道を走行することがあるタクシーは、狭い路地に入っていかなければなりません。フェンダーミラーは車外への飛び出しが小さいことに加え、車幅感覚が掴みやすく、どんな道でも安全に走ることを求められるタクシーに適しているのです。 JPNタクシー専用開発のフェンダーミラー 2022年6月に国際自動車グループ会社のKmGオートアシストが、JPNタクシー用に視認性を高めるフェンダーミラーを開発し、実証実験を開始したと発表しました。 2017年10月の発売から4年以上経過しているにも関わらず、タクシー専用のフェンダーミラーが開発されることは異例です。タクシーにとって、いかにフェンダーミラーが大切な存在なのかがわかります。 まとめ 古臭く野暮ったいイメージを持たれやすいものの、フェンダーミラーは旧車好きにとってノスタルジーな雰囲気を醸し出す、なくてはならないアイテムです。また、運転にやや慣れは必要ですが、前方にあることで視線の移動が少なく、映し出す範囲が広い後方視野で安全を確保できます。 クルマを取り巻く技術が日々進化する中で、今ではミラーが小型カメラに置き換わりつつあります。 クルマにはどんなミラーが装着されているのかを見れば、その時のトレンドと時代背景が見えてくるかもしれません。
78プラドは、トヨタの本格派オフロード車であるランドクルーザーに、初めてプラドというサブネームが与えられたモデルです。この78プラドの中古価格は、現在どのようになっているのでしょうか。今回は、78プラドの特徴や価格状況から、より高く売るためのポイントまで詳しく解説します。 78プラドとは 78プラドは、1990年から1996年までトヨタ自動車が製造したオフロード車です。以前は、ランドクルーザーの名前で世界の多くの国々で販売されていました。ランドクルーザーは補修が必要になる部品をあえて新規設計しないため、世界中どこでも修理しやすいという特徴があります。 プラドが誕生した1990年初頭の日本は、まさにRVブームでした。RVは「Recreational Vehicle」の略で、趣味やレジャーを楽しむために開発されたクルマです。天井にはルーフレール、正面には巨大な通称“カンガルーバンパー”とフォグランプ、背中にスペアタイヤを背負ったスタイルが特徴的でした。当時は三菱のRV車が人気で、ラインナップの頂点に君臨したのがパジェロです。 そんな人気のパジェロに対抗すべく、ランドクルーザーのイメージ一新を担ったのが78プラドでした。ランドクルーザーでも従来の70系バンから、乗用車としても使いやすい4ドア・セミロング車として登場しました。パワートレインは電子制御化した2.4L直列4気筒OHCディーゼルターボに、4速オートマチック・トランスミッションが組み合わされました。 1993年5月にマイナーチェンし、エンジンは3リッター直列4気筒OHCディーゼルターボへと変更されています。エンジンの変更により高出力化と環境性能の向上が図られました。 78プラドの価格は高騰している? 78プラドの価格は、新型コロナウィルスの蔓延により一時期値下がりしたものの、2024年3月頃から上昇傾向にあります(※2024年9月時点)。これは、SUV人気の高まりや中古車市場の需要増加が影響しているものと考えられます。 また、メーカーや車種によっては半導体不足により新車の生産の遅延が続いていることも、買取相場が上昇している理由の1つです。 78プラドの現在の買取相場 78プラドの現在の買取相場は、下記のとおりです。 型式 買取相場 KZJ78G 10万〜300万円 KZJ78W 10万〜300万円 LJ78G 10万〜150万円 LJ78W 10万〜150万円 78プラドは、ランドクルーザープラドの中でも人気があるモデルのため、車輌の状態がよければ高く売却できる可能性があります。なかでも1KZ-TE型エンジンを搭載している後期モデルには高値がつきやすいです。 また、カスタムされた個体が注目されているものの、元の状態を保った車輌も高い評価を受けています。リセールバリューを考慮すると、オリジナルの状態を維持している方が流行に左右されにくく、より高値で売却できる可能性が高いでしょう。 78プラドを高く売るにはどうすればよい? 78プラドの現在の買取相場を紹介しました。ここでは、より高く売るためにおさえておきたいポイントを解説します。 こまめにメンテナンスする 78プラドは、最終モデルであっても発売されたのが1996年で、車齢は25年を超えています。不具合が発生する可能性は低くはありません。 そのため、良好な状態を保つためにはこまめなメンテナンスが必須です。また78プラドのユーザーの声を聞くと「故障しない車」というよりは「故障してもすぐに直せる車」であるようです。モデルチェンジしても部品を新設計にしないなど、トヨタのランドクルーザーに対する設計思想が強く影響しています。少し異変を感じたら、症状が悪化する前に確認しましょう。 無茶な走行を控える いかに走破性の高いプラドとはいえ、何度も繰り返して悪路を走行すると負担がかかります。車重も大きいため、悪路走行時は特に足回り部品を酷使することになります。 とはいえ山道を走るために乗っているユーザーも多いでしょう。悪路走行時にはなるべく優しい運転を心がけることをおすすめします。 長距離運転では定期的に休憩する 78プラドは、エンジンや燃料噴射系の故障が多いといわれています。中にはシリンダーヘッドが割れたという事例もあり、これら部品への負担を抑えるためにも、長距離移動時には十分に休憩を取ることをおすすめします。
車は車検が切れても売却できます。ただし、車検切れした車は公道は走れないため、売却時に販売点へ持ち込むことを考えている方は注意してください。今回は車検が切れた車の売り方、気をつけるべき点について詳しく解説します。 車検切れの車も売却は可能 車検切れした車でも、車検付きの車と同様に売却できます。車の買取業者は買い取った車をオークションに出品、店頭販売または海外へ輸出しますが、いずれも車検切れは大きなマイナス要素ではないからです。オークションや店頭販売すれば、売れるまでの間に車検切れになることはありますし、輸出するなら日本の車検制度は関係ありません。 車検切れの査定への影響 車検切れによる査定への影響が気になる方もいるかもしれませんが、影響しないと考えてよいでしょう。車検切れ間近の車の査定額を上げるために車検を通したとしても、車検にかかる費用の方が高くつく場合がほとんどです。 車検切れの車を売る時の必要書類 車検切れの車を売る時に必要な書類は以下のとおりです。これは車検付きの車を売る際に必要な書類と変わりません。 普通車、軽自動車共通・自動車検査証・自賠責保険証明書・自動車リサイクル券・自動車納税証明書・振込口座情報 普通車のみ・実印・譲渡証明(買取業者が用意)・委任状(買取業者が用意) 軽自動車のみ・印鑑(認印でも可)・自動車検査証記入申請書(買取業者が用意) 自賠責保険証明書と自動車納付税証明書には期限があります。つまり車検切れの車の売却には、自賠責保険に加入していることと、自動車税が納付されていることが必要条件になります。 車検切れの車を売る方法 車検切れの車を売る際は、公道を走れないことに注意が必要です。車検切れの車を公道で走らせると、道路交通法違反に問われます。また万が一事故を起こした場合、保険は一切使えません。 車検切れの車を売りたい場合は、次のように対応しましょう。 出張買取を利用する 最もおすすめなのは、買取業者の出張買取サービスの利用です。業者が所定の場所へ車をレッカー車で回収しに来てくれるため、車検切れの車で公道を走る必要がありません。なお、出張買取は費用がかかるケースがあります。 仮ナンバーを取得して販売店に持ち込む 出張買取サービス以外の方法として、仮ナンバーを取得して販売店に持ち込む方法があります。仮ナンバーは発行から5日間有効なナンバーで、赤の斜線が入ったプレートです。仮ナンバーの発行には市町村の役場で手続きと費用が発生します。さらに使用後にも有効期限満了から5日以内の返却が必要でになります。 車検切れの車は放置せずに早めに売却しよう 車検が切れたからといって、車が売れなくなることはありません。また、自賠責保険への加入と自動車税の納税ができていれば、多くの手続きが発生することもないうえに、査定額への影響を気にする必要もないでしょう。ただし、車検の有無によらず、一部の人気車種を除いて時間が経つほど、車の買取価格は低くなります。そのため、必要がなくなった車は早めに売却することをおすすめします。
毎月の引き落としや利息の加算などを踏まえると、一括返済した方が得なのではないか?と感じる方は多いのではないでしょうか。今回は、車のローンを一括返済するメリットやデメリットについて解説するとともに、一括返済が向いているケースと不向きなパターンを紹介します。カーローンの一括返済をするかどうか悩んでいる方は参考にしてみてください。 車のローンの一括返済とは 一括返済とは、毎月支払っているローンを一度にまとめて返済することです。 分割で返済する場合、返済額に利息が上乗せされます。一括返済をすると、完済までに支払う予定の利息分をカットできるため、総返済額を減らせるのです。 車のローンを一括返済するメリット 車のローンを一括返済するメリットは主に次の3点です。 総返済額を減らせる 一括返済をすると、元金に応じた利息の支払いがなくなるため、トータルの返済額を減らすことができます。 支払方法や契約内容によりますが、もし可能であれば、一括返済をして利息をカットした方がよいでしょう。 返済の手間を省ける 通帳を使い分けている場合、返済に伴う手間や負担を省くことができます。 例えば、給与が振り込まれる口座とローンの支払い口座が異なる場合、給与口座からローンの支払い口座に入金したり、給与の振込先を変更したりしなければなりません。 また、もしローンの支払い口座への入金を忘れてしまい、ローンの支払い(引き落とし)がされなかった場合は、滞納になってしまいます。 一括返済をすると、返済用の口座に入金したり、給与の振込先を分けたりする手間がなくなるため、手間を軽減させることができ、滞納を心配する必要もなくなります。 所有者を自分に変更できる ローンの支払いをしている間は、車の所有権がローン会社となります。しかし、一括返済をして手続きをすると、自分の所有権にすることができます。 所有権が自分になっていると、車を売却するときの手続きがスムーズになるため、返済が終わったら所有権も変更しておきましょう。 車のローンを一括返済するデメリット 一括返済にはデメリットもあります。ここからは、主なデメリットを2点紹介します。 貯蓄を切り崩すことになる 一括返済は、まとまった資金を用意しなければならないため、貯蓄を切り崩す必要があります。そのため、十分な貯蓄がないときは、一括返済をしない方がよいでしょう。 高額な手数料がかかる場合がある 一括返済をするときには、手数料が発生する場合があります。 ローン会社の中には、数万円という高額な手数料を請求してくるところもあるようです。ローン契約時には、一括返済の手数料も確認しておきましょう。 なお、一括返済の手数料は、ローン会社によって異なるため、詳しい手数料については契約しているローン会社に確認してください。 車のローンを一括返済しても良いケース 一括返済しても良いケースとは、どのような場合なのでしょうか。 十分な貯蓄がある 十分な貯蓄がある場合は一括返済をしてもよいでしょう。 ただし、一括返済をするときは、生活を圧迫することがないほどの貯蓄があるときにしてください。一括返済によって生活が苦しくなるようであれば、貯蓄ができるまで待ったり、時期を見直したりしましょう。 残りの返済額が多い ローンの返済額が多く、貯蓄にゆとりがあるときは、一括返済した方がよいでしょう。 一般的にローンの利息は元金が多いほど高くなります。つまり、ローンの元金をゼロにすることで、支払う利息がなくなり、支払総額を減らすことができるのです。 車のローンを一括返済しない方がいいケース 一括返済しない方が良いケースとは、どのような場合なのでしょうか。 直近で多額のお金が必要なイベントが控えている 引っ越しや学費の支払いなど、直近で多額の資金を必要とするイベントがある場合には、一括返済を控えたり、時期を見直したりすることをおすすめします。また、年末や年度末など、支出が増える時期も一括返済を避けた方がよいでしょう。 残りの返済額が少ない ローンの返済額が少ない場合は、一括返済のメリットがほぼありません。 ローンの返済額が少ない場合は金利も少額になります。つまり、返済額が少ないと、利息の負担を大幅に減らすことができないため、一括返済のメリットを受けにくいのです。 車のローンを一括返済する際の注意点 カーローンの一括返済するときの注意点は主に次の2点です。 アドオン方式の場合は一括返済のメリットを得られない アドオン方式の場合は、一括返済のメリットを得られません。 アドオン方式とは、毎月の返済額が一定の支払方法です。アドオン方式では、あらかじめ計算した利息と借入金の合計を支払い回数で割り、月々の支払額を算出しています。そのため、一括返済しても支払総額に違いがないため、一括返済のメリットを受けられないのです。 車を売却する場合は完済後に名義変更が必要 ローンを完済したら名義変更しましょう。車の売却は所有者でなければ行うことができません。そのため、ローンの完済をしたら速やかに名義変更をして、車の所有権を自分に変えておきましょう。
スポーツカーを購入するとなると、中古車でも高額な車両代や維持費がかかるというイメージがあります。しかし、庶民でも乗れるスポーツカーがあれば購入を検討したいと考える人も多いのではないでしょうか。今回は庶民でも手が届きやすいスポーツカーや購入時の注意点について解説します。スポーツカーの購入を検討中の方は参考にしてください。 庶民でもスポーツカーに乗ってもいい スポーツカーは同クラスの新車の中でも価格が高く、中古車も高騰しています。また、燃費も悪く、メンテナンスや税金などといった維持費も負担が大きいというイメージもあるでしょう。そのため、うちは庶民だからスポーツカーに乗るべきではないのでは?と感じる方もいます。 もし、金銭的な理由でスポーツカーに乗ることを迷っているのであれば、コストパフォーマンスに優れたスポーツカーを探してみてはいかがでしょうか。 スポーツカーは新車よりも中古車が狙い目 スポーツカーは新車よりも中古車が狙い目です。中古車のスポーツカーにはプレミアムがつくような人気車種も存在し、中には新車価格を超えるようなリセールバリューのモデルもあります。しかし、自分に合ったクラスや価格帯に目を向けて車種の選択肢を広げると、高性能でお買い得なスポーツカーを購入することも可能です。 中古のスポーツカーは多走行車や修復歴ありの車が多いというイメージが先行しているうえに、コンディションの良し悪しもわかりにくいため、敬遠されてしまうこともあるでしょう。しかし、信頼のおける販売業者で探せば、コストパフォーマンスに優れたお買い得車に出会うことができます。 中古車は新車を購入する際にかかる取得税は不要で、フロアマットやカーナビゲーションなどの装備も最初から付いている車も多いといえます。また、サスペンションやマフラー、インチアップされたアルミホイールなども社外品の車検対応品に交換されていればかなりお得です。 手が届きやすいスポーツカー5選 今回は購入費用だけでなく維持費でも負担がかかりにくいように、比較的高年式のライトウェイトスポーツカーを5つチョイスしました。スポーツカーを購入する際の参考にしてください。 スズキ スイフトスポーツ ZC33S型 直進安定性と旋回性能やボディ剛性を高めたスイフトスポーツは、1.4ℓターボエンジンを搭載しています。クロスギアレシオの6速MTはシフトフィールも高く、爽快感の高い走りが楽しめるでしょう。中古車なら車両本体価格100万円台でも高年式車が選べます。 ホンダ CR-Z CR-Zは、スポーツカーでは珍しいハイブリッドシステムを搭載しています。前後重量配分を60:40に設定しているために旋回中のコントロール性能も高く、6速MTのスポーツモードならモーターアシスト量を高めた加速も十分に楽しめる車です。より熟成された後期型がおすすめで、多走行のものはバッテリーの寿命が短くなっているので注意しましょう。 MINI クーパーS 今回のチョイスで唯一の外国車となるMINIは、ゴーカートのようなフィーリングや独特のインテリアが楽しめる日本車にはない魅力が満載です。ドイツ車に多いブレーキパッドの摩耗の早さも、MT車であればエンジンブレーキを多用するので抑えられ維持費も比較的安いといえます。シフトフィールも良くて扱いやすいので、あまりMT車に乗ったことがない人でも気軽にスポーティな走りを楽しめるでしょう。 MINIのスポーツ仕様なら、ターボ搭載の最強スポーツモデルであるジョンクーパーワークスが人気です。しかし、中古車でも車両本体価格が高額となるので、クーパーSがコストや走りのバランスを考えると最適でしょう。また、社内外を問わずパーツ類も豊富なため、自分好みに仕上げていく楽しみもあります。 日産 マーチNISMO S 日産のスポーツラインであるNISMOでチューンアップされたモデルです。エンジンは1.5ℓに換装されており、補強されたボディや足回りにより痛快なハンドリングが楽しめます。スポーツシートのホールド性も高く、峠道などでコーナリングを攻めることのできるホットハッチといえるでしょう。新車価格が200万円を切る安さで、中古車では高年式車が100万円台で狙えます。 ダイハツ ブーンX4(クロス4) ブーンX4は、1.0ℓ直4エンジンにインタークーラー付きターボを搭載しています。国内ラリーへの参戦を見越したモデルで、クロスギアレシオの5速MTと4WDが装備されたスパルタンなチューニングモデルです。近年では珍しいドッカンターボで、エンジンの回転数を維持しながら操舵するマニアックな走りを楽しめます。特異なモデルであり、年式も古くなるので流通量は少な目といえるでしょう。 限られた予算でスポーツカーを買うときの注意点 続いて、限られた予算でスポーツカーを買うときの注意点について解説します。中古でスポーツカーの購入を検討中の方は参考にしてください。 状態が悪い車体を選ばない 中古のスポーツカーを購入するときは、状態の悪い車体を選ばないようにしましょう。状態が悪いとは事故による修復歴のある車や年式と比較して極端に多走行な車、車検非対応のパーツが装着された車です。そのような状態の車は将来的なメンテナンス費用がかかりやすく、走行時に不具合が発生しやすいでしょう。 維持費も踏まえて購入を検討する 購入時にどれだけ安く買えても、維持費が高額では購入後の経済的負担が大きくなります。税金や燃費が高くなりがちな大排気量の大型スポーツカーは、それに比例して任意保険料や消耗品の交換でも費用負担が大きくなることを忘れないようにしましょう。 車検にかかる費用も踏まえて購入を検討する 車検にかかる費用は大きな負担となります。車検には、基本料金以外に法定費用や各種消耗品・部品の交換費用が必要です。法定費用とは自動車重量税や自賠責保険料、印紙代が含まれており、車両重量が大きくなると非常に高額な負担を強いられます。また、経年劣化や摩耗により車検時に交換が必要となる消耗品や部品は、大型車種や年式の古い車ほど高額になりがちです。
ローン完済前に車の売却や譲渡を検討しているものの、問題なく名義変更ができるのかどうかが気になっている人もいるでしょう。結論から言うと、ローンを完済しなければ名義変更はできません。 この記事では、ローンを完済していない車の名義変更について解説するとともに、必要書類や手続きの流れなどを紹介します。 車の名義変更とは一般的に所有者の変更を指す 車の名義変更は「移転登録」ともいい、所有者を別の誰かに変えることを指します。車の名義変更を行うのは、売却や譲渡をするときです。 知っておきたい「所有者」と「使用者」の違い 車には「所有者」と「使用者」が定められており、それぞれ定義が異なります。所有者とは、車の所有する権利を持つ人のことで、名義変更を行える権限を持ちます。所有者は、必ずしも車を購入した人とは限りません。現金一括とローンのどちらで購入したかによって、次のように所有者が異なります。 ・現金一括払いで購入……購入者・ローンで購入……ローン会社や販売店 ローンで購入するとローン会社や販売店が所有者になるのは、車が担保になっているためです。 続いて、使用者について確認しましょう。 使用者とは、主に運転をする人のことです。車を管理する責任があり、事故や故障時には適切な対応を取ることが求められます。また、自賠責保険や自動車保険の名義は所有者ではなく使用者です。 使用者は車の名義変更ができないため、混同しないよう注意してください。 所有者の名義変更はローン完済後にできる 所有者の名義変更ができる条件は、車が担保に入っていないことです。車の担保が解除されるのはローン完済後のため、それまでは名義変更ができません。仮に名義変更ができてしまうと、「車を担保とする代わりにお金を貸し付ける」という契約が破たんします。 名義変更するには、完済後に所有者をローン会社から本人名義にする「所有権解除」の手続きが必要です。ローン会社から発行してもらう「完済証明書」とその他の必要書類を管轄の陸運局へ提出しましょう。 使用者の名義変更はローンが残っていてもできる 所有者の名義変更はローン完済後でなければ行えませんが、使用者の名義変更はローンが残っていても行える可能性があります。ただし、完済していないと手続きができないケースもあることに注意が必要です。 また、車を主に運転する人に変更があった場合は、必ず名義変更しなければなりません。名義変更せずに事故や違反をすると、前使用者に迷惑がかかり、トラブルに発展する可能性があります。 そのほか、車を相続する際の使用者変更についても確認しておきましょう。車を相続する際は、残債を一括清算するのが一般的ですが、分割で引き継げるケースもあります。ローン会社に債務者が亡くなったことを伝え、相続人の審査が行われた後に、使用者の変更が可能です。 使用者の名義変更をする方法 使用者の名義変更は、ローン会社が許可していない場合があるため、手続きできるかどうかは事前に確認しましょう。続いて、ローンが残っている車の使用者の名義変更に必要な書類や手続きを解説します。 1.必要書類を用意する 使用者の名義変更をする際は、以下の書類が必要です。 【新使用者が用意する書類】・申請書第1合式・自動車税申告書・手数料納付書※手数料印紙代を貼り付け・委任状・車検証・印鑑・住所を証明する書類※住民票や印鑑証明書・車庫証明・ナンバープレート※管轄が変わる場合のみ 【ローン会社や販売店に用意してもらう書類】・委任状 住所を証明する書類は発行から3ヶ月以内、車庫証明は発行から1ヶ月以内のものが必要です。。また、変更登録代として350円程度の印紙代が発生します。 2.陸運局で登録手続きをする 使用者の名義変更は「新所有者」の管轄の陸運局で、登録手続きする必要があります。 手続きの流れは以下のとおりです。 1.必要書類を持って管轄の陸運局へ2.申請書第1号式と手数料納付書を窓口で入手し記入3.手数料印紙を窓口で購入後、手数料納付書へ貼り付け4.必要書類を窓口へ提出5.新しい車検証が交付される6.自動車税申告窓口で税申告7.新ナンバープレートと封印を受け取る※管轄が変わる場合のみ 陸運局の管轄が変わる場合は、旧ナンバープレートと封印を取り外す必要があるため、マイナスドライバーを持参しておくとスムーズに返却できます。 3.保険の手続きをする 使用者が変わった際は、自賠責保険の名義変更も忘れないようにしましょう。自賠責保険の名義変更をせずに事故を起こすと、保険金の支払いの手続きが複雑化し、前所有者に迷惑がかかります。 自賠責保険の名義変更を手続きする場所は、契約している保険会社の営業所です。次の必要書類を持参しましょう。 ・自賠責保険証明書・自賠責保険承認請求書※前・新所有者の捺印を押印・前所有者の実印と印鑑証明書・本人確認書類※免許証など 保険会社によっては、自賠責保険承認請求書を公式Webサイトからダウンロードできます。また、郵送での手続きに対応している保険会社もあるため、営業所に出向く手間を省きたい場合は問い合わせてみましょう。 ローン完済後に所有者の名義変更をする方法 所有者がローン会社や販売店などになっている場合、所有権解除をすれば名義変更が可能です。ローン完済後に、所有者であるローン会社や車を入手した販売店などに問い合わせて「所有権解除をしたい」旨を伝えると手続きの案内をされます。 続いて、ローン完済後に所有者の名義変更する際に必要な書類や、手続き方法を解説します。 1.必要書類を用意する ローン完済後に名義変更をするには、以下の書類が必要です。 【新所有者が用意する書類】・申請書第1合式・手数料納付書・委任状・印鑑証明書・車検証・自動車税納税証明書・ローンを完済を証明する書類※所有権保留解除承諾書や完済証明書など・車庫証明※車検証上の住所と現住所が異なる場合のみ・住民票または戸籍謄本※車検証上の住所と現住所が異なる場合のみ 【ローン会社や販売店に用意してもらう書類】・譲渡証明書・印鑑証明書・委任状 申請書類第1号式や手数料納付書、委任状は上記から事前に入手できるので、ぜひ利用してください。 2.陸運局で登録手続きをする 登録手続きは、新所有者の管轄の陸運局で行います。手続きの流れは使用者の名義変更と同様で、必要書類を窓口へ提出すると、新車検証を発行してもらえます。ただし軽自動車の場合は、陸運局ではなく各自治体の「軽自動車検査協会」に出向く必要があるので、注意してください。また、陸運局は平日しか営業していない点に注意が必要です。平日に出向けない場合は、1万円程度の手数料で販売店や行政書士に代行を依頼できます。