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日本が誇る名車「スカイライン」。数々のレースで勝利を量産してきたポテンシャルは世界中の多くのファンを魅了しています。そんなスカイラインの中古価格を気にされている方も多いのではないでしょうか。今回は、最新の中古車市場の動向を踏まえてスカイラインの価格について解説します。 スカイラインとは スカイラインは、日産のスポーツセダンです。日本を代表する名車として国内外を問わずに高い人気を誇っています。初代は元航空技術者を数多く擁した富士精密工業(後のプリンス自動車工業)で誕生しており、レースでの活躍を目指して開発されました。その結果、第1回日本アルペンラリーで優勝するなど輝かしいスタートを切っています。2代目のGTは通称「スカG」と呼ばれ、第2回日本グランプリでポルシェ904を抜き去る場面を見せています。続く3代目は新たに設定されたGT-Rがレースで圧倒的な強さを見せて伝説化し、絶大な人気を獲得しました。しかし、排ガス規制の影響もあり、後に続く4代目のGT-Rがわずか3ヶ月間で販売を終えてしまい、その後の16年間はGT-Rの名が途絶えます。 1989年のR32でGT-Rは復活します。4WDシステムなど当時最新の技術を搭載して再びレースで圧倒的な強さを誇り、以降は現行型に至るまでGT‐Rグレードが設定されました。現行のR35GT-Rはこれまでの伝統を引き継いでいますが、車名からスカイラインの名称が外れています。 スカイラインの価格は高騰している? スカイラインの価格は、2024年3月からなだらかに上昇しています。スカイラインには60年以上の歴史があり、長年にわたり安定した人気を誇っているため、中古車市場で一定の需要があります。(2024年9月時点の情報) スポーティーなデザインと高性能なエンジンが魅力で、ファンからの人気が根強いことも中古車市場で需要がある理由の1つです。特に、旧車や限定モデルは希少性から価格が高くなる傾向にあります。 スカイラインの現在の買取相場 スカイラインの買取相場は下記のとおりです(2024年9月時点)。 モデル 買取相場価格 R30スカイライン 5万~350万円 R31スカイライン 5万~450万円 R32スカイライン 10万~220万円 R32スカイライン GT-R 150万~1,500万円 R33スカイライン 5万~320万円 R33スカイライン GT-R 200万~1,500万円 R34スカイライン 5万~650万円 R34スカイライン GT-R 2,000万~5,000万円 スカイライン ハコスカ 5万~800万円 スカイライン ケンメリ・ヨンメリ 100万~900万円 スカイライン ケンメリ・ヨンメリ2000GT-R 1,000万~6,000万円 スカイライン ジャパン 50万~400万円 スカイラインは、下記のクラシックモデルで高値傾向が続いています。 ハコスカ ハコスカとは、1968年に発売された3代目スカイラインのことです。4代目スカイラインが登場した後に、角ばった4代目と区別するため、ハコスカと呼ばれるようになりました。 ケンメリ ケンメリは、1972年9月に発売された4代目スカイラインの愛称で、ヨンメリ(4ドアのケンメリ)とも呼ばれています。 ジャパン ジャパンは、1977年に発売された5代目スカイラインに該当します。「日本の風土が生んだ日本の名車」を目指して生産されたため、ジャパンと名付けられました。 GT-R GT-Rモデルも高値で取引されており「R34スカイラインGT-R」は、1,000万円以上で売却できるケースも少なくありません。 ただし、スカイラインの買取相場は大きく変動する特徴があります。タイミングを慎重に見極めて、スカイラインを売却しましょう。 スカイラインを高く売るにはどうすればよい? スカイラインは世代によって価格差があり、高値がつく理由もそれぞれ異なります。そのため、スカイラインを高く売るためには、高値がつく理由に着目し、査定時にアピールすることが大切です。 スカイラインを高く売却する際にアピールしたい内容について、詳しく見ていきましょう。 「R32」は希少性と圧倒的な人気をアピールする R32は、1989年に誕生した8代目です。このモデルで16年ぶりに復活した3代目GT-Rは、レースで勝つために開発されました。1990年にレースデビューすると異次元の強さで世界中を席巻し、GT-R伝説を神話に変えたとも言われています。現在でもその人気は衰えず当時の新車価格を上回る価格で取引きされ、状態によっては1,000万円を超えるほどの高値がつくこともあります。 ハコスカ「C10型」は根強いファンがいることをアピール C10型は、1968年から1972年に販売された3代目で通称「ハコスカ」と呼ばれています。ワークス活動を休止するまでに49連勝を含む通算52勝の記録を残したGT-Rは伝説として語り継がれており、現在のスカイラインの礎となったといえます。絶大な人気があり、高値で取引されているモデルです。 根強いファンがいることを理解している業者に相談したうえで、その人気の高さをアピールするとよいでしょう。 ハードトップ2000GT-R(KPGC110型)は195台しか販売されていないことをアピール KPGC110型は、4代目となる通称「ケンメリ」をベースとしています。販売は1973年の3ヶ月間だけで195台のみという極少数のため、市場に出回ると6,000万円の値がつくといわれています。GT-Rとしては2代目となりますが、レースへの投入はなく不遇な存在として名を残しています。 スカイラインを売るなら実績・知識豊富な業者へ 日本が世界に誇る名車であるスカイライン。長い歴史の中で数多くのモデルがリリースされました。世代ごとに特徴が異なり、市場価値にも差があります。 売却を検討する際には、モデルごとの価値の違いをしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、それぞれどういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。スカイラインはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
軽オフロード車として人気のあるスズキ・ジムニー。21世紀になっても変わらない基本コンセプトは多くの人を魅了しています。そんなジムニーの中古車価格が気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は歴代ジムニー中古価格とその魅力を詳しく解説します。 ジムニーとは スズキ(鈴木自動車工業)が1970年より生産・販売している軽オフロード車です。シャーシはラダーフレームを採用し、足回りはリジットアクスルと大型タイヤを装備しています。軽量なボディと相まって抜群の走破性能を発揮します。 ジムニーの価格は下がっていく!? ジムニーは、希少なモデルで100万円を越える値段がつけられていた時期がありました。しかし、中古車市場の変化によってこれ以上値上がりしないのではないかといわれています。 ジムニーはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でジムニーの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。ジムニーの売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいジムニーの特徴 続いて、価格が高くなりやすいジムニーの特徴やグレードを紹介します。 こまめにメンテナンスしている ジムニーの命とも言えるラダーフレームの腐食対策がどれだけなされているかが重要です。外観はきれいでも、この骨格をなしているラダーフレームが腐食・損耗していると売却価格に影響します。特に山岳地帯での走行距離が多く、降雪地帯での使用が長いクルマは注意が必要です。 プロペラシャフトは耐久力がないため点検が必要です。ミッションもシンクロナイザーが良く減るので注意が必要です。 エンジン廻りは2サイクルは燃焼温度が高いため、オーバーヒートしやすく、オーバーヒートするとエンジンヘッドが大きく歪む傾向があります。その結果、ガスケットからの水漏れ圧縮漏れの原因になります。 3代目はエキゾーストマニホールドの耐久力が弱く、割れる事があります。 最上級グレードXC 3代目ジムニーJB23 XCには、外装にLEDヘッドランプ、マルチリフレクターフォグランプ、電動格納式ドアミラー、全面UVカットガラス、ルーフレールなどを装備しています。内装にはリヤシート用のヘッドレストが装備されています。最上級グレードだけあって、高価買取をしている販売点が多くみられます。 損傷が少ない オフロードで使い込むとフレームや足回りに細かな傷が多数つく場合があります。そのため、下回りの損傷が少ない状態のジムニーは価値が高くなります。
シビックタイプRはタイプRシリーズの第3弾として開発されたスポーツモデルです。シビック本来の性能を発揮させるためのチューニングが施され、発売当時から走りを楽しむ多くのユーザーの心を掴みました。ホンダを代表する車種として名高く、現在でも販売を継続しています。憧れを抱き、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。 しかし、人気車種であるために中古車であっても近年価格が高騰しています。ほしいと思っていても価格を理由になかなか購入に踏み切れない方も少なくないはずです。そこで本記事では、シビックタイプRの初代(EK9)、2代目(EP3)、3代目(FD2)にスポットをあて、直近の価格動向について解説します。 シビックタイプRとは シビックタイプRとは1997年に登場した、NSX-R、インテグラタイプRに続くタイプRシリーズの第3弾モデルです。運転する楽しさを追求する、エンジンや足回り、ボディ剛性にいたるまでさまざまな箇所にホンダのこだわりが詰め込まれています。 初代のEK9からホンダの名機であるVTECエンジンを採用し、2代目であるEP3からはさらに進化したi-VTECエンジンに変更。EK9が185ps、EP3が215ps、FD2が225psと最高出力の数値を更新するとともに、時代にあわせた低燃費とクリーン性能の向上を実現しました。 サーキット走行において欠かせないコーナリング性能にも秀でています。EP3では先代に比べてボディ剛性が強化されたほか、コーナリングの際に前下がりの姿勢をキープできるサスペンションジオメトリーを設定しました。続くFD2では、さらなるボディ剛性の強化が図られ、18インチタイヤのパフォーマンスを最大限引き出すサスペンションの採用が可能となり、より安定して旋回できるモデルへと進化を遂げています。 初代から3代目のDNAは現在でも受け継がれており、中古車、現行モデル問わず絶大な人気を博しているのがシビックタイプRです。 シビックタイプRは現在も高騰中!500万近い個体もある シビックタイプRはその人気の高さが顕著に価格に影響しており、現在も中古車市場での値上がりが続いています。ここではEK9、EP3、FD2の3世代の価格動向について解説します。 大手中古車販売サイトを確認したところ、EP3は少々価格が安いものの、EK9とFD2に関しては走行距離が10万km未満だと400万〜500万円近い価格で販売されているケースが多く見られました。10万kmを超えていても300万〜350万円ほどの価格帯で、新車価格をゆうに超えています。 そのほか、ボディカラーでいうとシビックタイプRの象徴ともいえる「チャンピオンシップホワイト」に特に高値がついており、スポーツ性能をさらに高めるカスタマイズがされている個体も500万円近い価格で販売されています。 ※2024年9月時点の情報です。 安く買うならEP3が狙い目 状態を問わずおおむね新車価格を超える値がついているシビックタイプR。そのなかでも、比較的安く購入できるのが2代目のEP3です。 EK9だと500万円近い価格で販売されていることもありますが、EP3の価格帯は140万〜150万円程度です。EK9やFD2とあまり性能の違いはないものの、発売当時3ドアハッチバックのデザインの人気が低迷したために販売台数が伸び悩んだ過去があります。現在でも、EP3よりも他の世代のデザインに支持が集まっているために目立って値上がりしていません。 世代を問わずシビックタイプRというクルマに乗りたいという方にとってはEP3が狙い目だといえるでしょう。 まとめ シビックタイプRの価格動向について解説しました。 ホンダを代表するスポーツモデルであるだけに、シビックタイプRの価格は依然として高騰中です。長年にわたって高い人気を維持しているため、急な値下がりは見込めないかもしれません。ただし、世代によっては比較的安く購入できるため、特定のモデルへのこだわりがない方は選択肢を広げて検討してみてもよいでしょう。 中古車の価格はユーザーの需要と供給によって決まるため、常に流動的に変化しています。シビックタイプRをなるべくお得に購入したい場合には、こまめに価格動向をチェックすることをおすすめします。
外車王SOKENに引き続き、この「旧車王ヒストリア」の編集長を兼務することになった。現在、このメディアを軌道に乗せるべく、日々奮闘中だ。 20代の頃、未経験なのを承知でいくつかの自動車雑誌編集部の門を叩き、文字どおり「門前払い」を食らった身としては夢のような話だ。あれから20数年・・・。媒体のコンテンツや依頼するライターさんまで、いち自動車メディア全体をコントロールできる編集長という立場(というか権限)を与えられたのだから、人生何が起こるか分からない。 そこでふと我に返った。「媒体全体をコントロールできる立場(というか権限)」ということは、自分のさじ加減ひとつで(もちろん制約はあるにせよ)どうにでもできる事実に気づいてしまった。その気になれば暴君になってなれる。かなり責任重大なのだ。 その気になれば「お友だち内閣」にすることもたやすい。気心の知れた各ライターの皆さんと、楽しく、和気あいあいとこの「旧車王ヒストリア」を運営しても、おそらくある程度は形になると思う。しかし、それでは読者の方にとってオモシロイと感じていただける記事はお届けできないだろう。 メディアに携わるうえの持論として「この仕事はサービス業」だと考えている。自己満足では意味がない。そのためにも、あらゆる手段を尽くして読者の方に「楽しんでいただく」必要がある。そのためには時にライター陣の皆さんと衝突することもあるだろう。袂を分かつことだってあるかもしれない。 前置きが長くなってしまったが「旧車王ヒストリア」とは、運営母体であるカレント自動車(株)が展開する買い取り事業「旧車王」を広く周知するための「オウンドメディア」だ。オウンドメディア・・・つまりはメジャーバンドに対するインディーズバンドのようなものだ。 オウンドメディアの利点のひとつに、広告主の顔色をうかがう必要がなく、その分、発信する情報の自由度が高い点が挙げられる。買い取り事業「旧車王」の買取り案件を増やすためのコンテンツを大量に投下してもいいわけだ。しかし、それでは単なる自己満足になってしまう。 2010年以前の車を旧車と定義し、旧車にまつわる過去・現在・未来の事象、そして何より魅力をさまざまな切り口から、その道に精通したライターの皆さんの力をお借りしていくつもりで準備を進めている。 そのなかのコンテンツのひとつとして、編集長である私の雑多なつぶやきを週に何回かお届けできればと思っている次第だ。 「この仕事はサービス業である」ことを忘れず、少しでも読者の方に楽しんでいただける記事・情報を配信していきたいと思う。 各ライターさんへのお声掛け、コンテンツの煮詰め・・・等々、ありとあらゆることがまだまだ手探りの状態。走りながら考えていかざるを得ない点も少なからずありそうだ。しばらくは試行錯誤の状態が続くと思われるが、ご贔屓のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 [ライター・撮影/松村透]
シルビアは日産を代表するスポーツクーペとして1965年に誕生しました。2002年に登場した7代目に至るまで37年間にわたり、多くのユーザーを虜にしてきました。 今回はシルビアの特徴や魅力、現在の買取相場、今後の価格の見通しなどについて解説します。シルビアを所有している方や、購入を検討している方は参考にしてください。 シルビアとは シルビアは、日産自動車が1965年にクーペとして発表してから2002年まで生産・販売していたモデルです。現代ではスポーツ車として知られていますが、実はスポーツ車として花開くようになったのは1980年代に入ってからです。 また、当時は斬新なデザインで話題を呼びましたが、販売価格が高かったことや乗り心地に対する不評などの影響で、販売台数は伸びませんでした。 世界情勢などの影響を鑑み、紆余曲折を経て7年ぶりとなる1975年に2代目が登場しました。海外向けに、「セクレタリーカー(秘書の乗る車)」をコンセプトとして生産されました。丸目2灯式ヘッドランプやファストバックスタイルで、主に北米からの支持獲得を狙ったデザインに仕上げられています。また、翌年には電子制御式燃料噴射装置を備えたシリーズが追加されています。 1979年に3代目S110型ハードトップが登場しました。センターピラーレスのデザインや直線的なボディラインが当時のトレンドとマッチしたことにより、人気に火が着きます。翌年にはモータースポーツ車として参戦し始めます。 1983年に4代目S12型が登場します。マッシブなデザインのリトラクタブルヘッドライトを採用したクーペとして開発されました。1,800cc、2,000cc、2,000ccターボなど多彩なエンジン設定をラインナップしていました。 1988年に5代目となるS13型が登場します。2ドアクーペとして他メーカーの対抗馬として設計されました。 流れるようなデザインは女性のみならず、当時のスポーツカー愛好家たちからも人気を得て、歴代最高の30万台を販売します。 初期設定は1,800cc、1,800ccターボでしたが、マイナーチェンジで2,000ccと2,000ccターボに変更されました。 1993年に6代目S14シルビアが登場します。 5代目を踏襲しつつボディコンポーネントを拡大したもののS13型の様な軽快な走りを得ることが難しく、スポーツ車としては人気を獲得できませんでした。また、RVブームに入ったことも販売台数が伸びなかった理由の1つです。 1999年に7代目S15型が登場します。 スポーティクーペの座を取り戻すべく開発された最終バージョンです。グレードはスペックSとスペックRの2グレードが設定されました。 時代に合わせ、安全装備としてABSとブレーキアシスト、デュアルエアバックを標準装備しました。 2002年に最終特別限定車としてVパッケージを発売します。同年、市場の変化や排気ガス規制などに伴い、惜しまれつつも生産・販売を終了しました。 シルビアの価格は高騰している? シルビアの価格は高騰している状況です。特に直近数ヶ月は、年式を問わず右肩上がりの傾向を示しています。停滞や下降した時期もありましたが、改めて市場から評価されているといえるでしょう。 高騰の背景には、S15の25年ルール解禁が考えられます。生産終了後も日本国内で高い人気を誇っていましたが、さらに需要が高まった可能性があります。※2024年9月時点の情報です。 ▼25年ルール解禁による影響については、下記の記事で解説しているため、ぜひご覧ください。2024年1月にシルビアS15が25年ルール解禁!今後値上がりする? シルビアの現在の買取相場 シルビアの現在の買取相場は、10万〜370万円程度です。個体差による金額差はありますが、生産終了から20年経過したモデルでありながら高値で取引されています。 2024年9月現在の型式ごとの相場は、下記のとおりです。 型式 買取相場 S13 10万〜250万程度 S14 5万〜250万円程度 S15 10万〜370万円程度 どの型式も、ターボとMTを組み合わせたグレードの買取相場が高くなっています。2L・直列4気筒ターボのSR20DETのエンジンを搭載している点が買取相場に大きな影響を与えている可能性があります。 シルビアを高く売るにはどうすればよい? 続いて、シルビアを高く売るためのポイントを紹介します。 こまめにメンテナンスする&事故を起こさない 一番価格に影響があるのは修復歴の有無です。シルビアはスポーツ車ということもあり、フレームの修復歴の有無が価格に大きな影響を及ぼします。きちんと修復されていて機能的に問題が無くても、市場での「傷物」という評価は免れません。 またチューニングやカスタムが行われているクルマも価格に影響がでるでしょう。そして、こまめなメンテナンスで良好な状態が保たれているシルビアも、当然ながら価格が高くなりやすいです。 13K’sは排気量やターボであることをアピールする 販売台数30万台を記録した5代目シルビアのターボモデルです。モデルは2ドアクーペだけの販売となりました。マイナーチェンジに際して前期型の1,800ccから2,000ccへ排気量がアップされ、ターボ車は205psになりました。 S15 スペックRの高い性能をアピールする S15 スペックRは、マニュアルトランスミッション車で250ps/6400rpmをマークするレーシンググレードとも言うべきスポーティクーペです。 スポーツ走行を視野に入れたボディは剛性がアップされました。16インチホイール装着車はスポーツチューン・サスペンションが装備されています。 ブレーキも強化され、全ベンチレーテッド・ディスクを採用し、フロントキャリパーは4ポッド対向ピストン方式です。またブレーキブースターもサイズアップされています。
1t前後の軽量な車重と、150psの最高出力を誇るルノー・クリオ・ウィリアムズは、F1チャンピオンマシンを彷彿とさせるウィリアムズブルーにカラーリングされた美しい1台です。ルノー・クリオの特別限定車として販売されたルノー・クリオ・ウィリアムズは、エンジンだけではなく足回りやエキゾーストマニホールドまで専用設計されました。今回は、今なお評価の高いフレンチホットハッチの魅力に迫ります。 ルノー・クリオ・ウィリアムズ ルノー・クリオ・ウィリアムズはルノー・クリオの限定モデルとして販売されました。ベース車両は多くの受賞歴を持つルノー・クリオです。 ルノー・クリオはBセグメントのハッチバック車で、コンパクトで取り扱いやすいうえ、上位グレードは走行性能も高かったことから人気を集めました。 ベース車両の素性は折り紙付き ベース車両となった初代ルノー・クリオは、シュペール5の後継車として1990年に発表されました。見た目と実用性のトータルバランスに優れていたことから高く評価され、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー(1991年度)を受賞し、フランス国内でのベストセラーカーとなりました。 エンジンのライナップは、販売当初から5種類と幅広く用意。発表翌年の1991年には、さらに2種類のエンジンが追加されました。なかでも16S(16V)というモデルに搭載された1.8L直列4気筒DOHC16バルブエンジンは、最高出力135psにも達します。この16Sがルノー・クリオ・ウィリアムズのベース車両となりました。 販売限定台数を即完売するほどの人気 ルノー・クリオ・ウィリアムズは、ラリーの販売台数規定を満たすために開発されました。当初3,800台限定という予定でしたが、予定台数はすぐに完売。1,617台も追加生産されています。 さらにルノー・クリオ・ウィリアムズの人気は衰えず、初期シリーズの生産終了後に特別仕様車が販売されることになります。結果的にルノー・クリオ・ウィリアムズ3つの使用で合計12,100台が生産されました。 ルノー最高のホットハッチ ルノー・クリオ・ウィリアムズは、ただの限定カラーモデルではありません。エンジンから足回り、内装に至るまで細部にこだわって作り込まれた車です。とくに走行性能の評価は高く、販売後限定台数がすぐに完売したことからも人気の高さがうかがえます。 0-100km/hわずか7.8秒の加速力 ルノー・クリオ・ウィリアムズ最大の特徴は、ルノーのスポーツエンジン部門が開発した専用エンジンF7Rです。2.0L直列4気筒エンジンは150psを発生し、軽量な車重にハイパワーエンジンは十分な加速力を持ち、0-100km/h加速はわずか7.8秒。最高速度も215km/hに達します。 ベースは16S(16V)に採用されている1.8LエンジンF7Pですが、変更は単なるボアアップに留まりませんでした。バルブサイズ、カムプロフィール、クランクストロークなど多岐に渡って変更。さらにエキゾーストマニホールドを変更するなど、スポーツカー並みのこだわりを持って仕上げられています。 車全体のバランスが取れていて気持ちのよい走りが楽しめる ルノー・クリオ・ウィリアムズの評価が高いのは、高性能エンジンのパワーだけが理由ではありません。トレッド幅や足回りなども含めてバランスよく開発されていることが最大の強みです。 コンパクトカーにハイパワーエンジンというピーキーな特性になりがちな組み合わせにも関わらず、見事なバランス感覚でまとめあげています。トレッドの拡大とホイールのワイドサイズ化に加え、サスペンションの変更によって安定性が向上。路面状況を選ばずハイパワーエンジンをいかした走りが楽しめます。 ウィリアムズブルーが美しい 外装はウィリアムズのネイビーブルーでまとめられていて、特別仕様の金色のホイールともよくマッチしています。 また、内装もウィリアムズカラーでまとめられているのが、特徴的なポイント。フロアカーペット、メーター類、シフトノブからシートベルトまで専用色で統一され、F1ウィリアムズの特別感を存分に味わえます。 まとめ プジョー205GTiやゴルフGTIほど、高い評価をされていなかったルノー・クリオ・ウィリアムズ。しかし、ルノーのスポーツ部門がこだわった高い走行性能は、今でも色あせることはありません。 ルノー・クリオ・ウィリアムズは初期型の完売後、ウィリアムズ2、ウィリアムズ3と呼ばれる合計3種のモデルが販売されました。ルノー・クリオ・ウィリアムズを中古車で手に入れるなら、断然おすすめなのがウィリアムズ1と呼ばれる初期型モデルです。 ただし、初期型モデルは5,000台程度しか製造されていないため手に入りにくいので、根気よく探しましょう。国内のみならず、海外のオークションも含めて常にアンテナを張っておくことが大切です。 [ライター/増田真吾]
シビックタイプRは1997年に初代が誕生したホンダのFFライトウェイトスポーツカーです。当時の人気ジャンルでもあった「ホットハッチ」を牽引し、2021年7月に終了となった5代目に至るまで、ホンダの代表的なスポーツカーと言える存在でした。 長年にわたって多くのファンから愛されているシビックタイプRですが、現在の価値や価格はどの程度なのでしょうか。本記事では初代〜3代目、タイプRユーロ、無限RRの資産価値と、シビックタイプRの価値をさらに高めるためのポイントについて解説します。 シビックタイプRとは シビックタイプRは、NSXタイプR、インテグラタイプRに次ぐ「タイプR」シリーズの第3弾として発売されたスポーツカーです。安価な大衆車をベースに高出力型のVTECエンジンを搭載し、リーズナブルながらもハイパフォーマンスなモデルとして圧倒的な支持を得てきました。 キビキビと曲がり、高い走行安定性を誇るのは歴代の共通点といえます。同時に量産車としての実用性を損なわせないというメーカーのこだわりが詰まっている点もシビックタイプRの特徴です。 シビックタイプRの現在の価値 シビックタイプRは発売から20年以上多くのファンから愛され続けています。それでは、現在の市場価値はどの程度なのでしょうか。初代〜3代目、タイプRユーロ、無限RRの発売当時の価格と現在の買取相場を紹介します。※2024年10月時点の情報 初代 EK9型(1997年〜2001年) 最初のシビックタイプRであるEK9型の新車価格と現在の買取相場は下記のとおりです。 グレード 発売当時の新車価格 現在の買取相場 ベースグレード 199万8,000円 30万~450万円 レースベース車 169万8,000円 30万~300万円 タイプR・X 219万8,000円 30万~450万円 EK9型の資産価値は大変高いといえるでしょう。状態次第では新車価格をはるかに超える値がつく場合があります。 2代目 EP3型(2001年〜2005年) 2001年に発売された2代目のEP3型の新車価格と現在の買取相場は下記のとおりです。 グレード 発売当時の新車価格 現在の買取相場 ベースグレード 220万円 5万~170万円 他の世代よりは買取相場が低いものの、状態がよければ新車価格ほどの値がつきます。発売から20年以上経過しているモデルだと考えると、かなり資産価値が高いといえるでしょう。 3代目 FD2型(2007年〜2010年) 次に、2007年に発売された3代目のFD2型の新車価格と現在の買取相場を紹介します。 グレード 発売当時の新車価格 現在の買取相場 ベースグレード 283万5,000円 50万~430万円 ワンメイクレースベース車 169万500円 50万~300万円 FD2型にも状態次第では新車価格を大幅に上回る値がつくため、資産価値が高いといえます。 タイプRユーロ(2009年〜2012年) タイプRユーロとは、ヨーロッパで発売された4代目のFN2型を日本仕様にして逆輸入したモデルです。新車価格と現在の買取相場をみていきましょう。 グレード 発売当時の新車価格 現在の買取相場 ベースグレード 298万円 5万~200万円 買取相場が新車価格の7割近い値に迫っており、タイプRユーロも十分に価値のあるモデルです。 無限RR(2007年) 無限RRは2007年に発売されたホンダ初のコンプリートカーで、300台限定で発売されました。新車価格と現在の買取相場は下記のとおりです。 グレード 発売当時の新車価格 現在の買取相場 無限RR 477万7,500円 500万~1,100万円 その希少性と優れたパフォーマンス性により、他のモデルよりも飛び抜けて買取相場が高いです。大変貴重な資産の1つであるといえるでしょう。 資産価値の高いシビックタイプRの特徴 続いて、資産価値の高いシビックタイプRについて詳しく紹介します。 初代 EK9型 EK9型は、1997年に発売された初代シビックタイプRです。自然吸気エンジンとしては驚異的な高出力を誇り、専用チューンされた足回りは高い走行安定性とスポーティな走りを実現しています。新車価格は約170万〜200万円程度と性能を考えると安価な設定でしたが、現在は400万以上の取引がされるほどに高い人気を誇ります。 ホンダ初のコンプリートカー 無限RR 無限RRは2007年に発売された特別仕様車です。ホンダの念願が叶って生まれた初のコンプリートカーで、デュアルエキゾーストシステムや専用タイヤ「ポテンザ RE070 RRスペック」など、数々の特別装備があしらわれています。 生産台数わずか300台だったため現在の市場では滅多に見かけません。走行性能の高さと実用性のバランスのよさ、そして希少性によってシビックタイプRのなかでも軍を抜いて高い価値がついているモデルです。 ボディカラー チャンピオンシップホワイト チャンピオンシップホワイトは「タイプR」シリーズ限定の特別カラーです。1965年にホンダがF1で初優勝を獲得した純日本製F1マシン「RA272」に使用されたカラーで、速さへの探究心を具現化した一色といってもよいでしょう。 「タイプRに乗るならチャンピオンシップホワイトがよい」というファンも大変多いため、市場価値も高くなっています。 シビックタイプRの価値をさらに上げるには? 現在所有しているシビックタイプRの価値をさらに上げたいと考えている方もいるでしょう。ここでは、シビックタイプRの価値を高めるためのポイントを2つ紹介します。 こまめにメンテナンスをする クルマの状態の良し悪しは、故障しているパーツがないか、外装と内装に傷や汚れがないかどうかで決まります。こまめにメンテナンスされていて、不具合なく綺麗な状態を維持しているシビックタイプRであれば、市場でさらに高く評価されるでしょう。 所有しているシビックタイプRの価値を上げたい場合は、メーカーが推奨している時期に各パーツを交換し、こまめな洗車と掃除で外装も内装も綺麗にしておくことをおすすめします。 走行距離を抑える シビックタイプRのようにスポーツ走行を楽しむモデルだと、サーキットで走り込む方も多いですが、あまりにも走行距離が伸びるとその分各パーツにダメージが蓄積します。万が一走行に関わる機関が故障してしまうと一気に価値が下がるかもしれません。所有しているシビックタイプRの価値を上げたいのであれば、日常的な移動での使用を控えるなど、走行距離を抑える工夫をするとよいでしょう。 ただし、まったくクルマを動かさないとバッテリーが上がって動かなくなってしまうため、あまり極端に使用を控えずに適度に走らせるようにしてください。 まとめ シビックタイプRの資産価値について解説しました。 どの世代も価値が高く、なかには新車価格をはるかに超える価格で取引されているモデルもあります。カスタマイズしていたり、こまめにメンテナンスをしたりするとさらに価値が上がるかもしれません。 しかし、中古車市場はユーザーの需要と供給で成り立っているため、価格は日々変動しています。今価値が高くても数年後には状況が変わっている可能性もあります。もし売却を検討するのであれば、こまめに中古車の価格変動をチェックしておきましょう。
トヨタを代表する高級車・クラウン。1955年の販売開始から70年近くにわたって愛されているモデルです。世代ごとに特徴が異なり、それぞれ多くのファンからの支持を得ています。 長い歴史をもつだけに中古車市場には数多くのクラウンが流通していますが、現在どのくらいの価格がついているのでしょうか。今回はクラウンの直近数ヶ月の価格推移と現在の買取相場を解説します。 クラウンとは クラウンの歴史は、遡ること70年近く前の1955年に始まりました。高級乗用車として世間に認知されており、「いつかはクラウン」というキャッチコピーがあるほどに、庶民の憧れの的でした。クラウンは発売されてから現在まで、16代ものモデルが販売されています。 戦後間もない頃海外メーカーと提携してクルマを開発するメーカーが多かったなか、クラウンは純国産車として誕生しました。製造当初からトヨタは乗り心地のよさにこだわり、その遺伝子は後のクラウンに脈々と受け継がれています。また、走行性能の磨き込みにも余念がなく、2代目では国産車で初めてV8エンジンを、7代目ではまたもや国産車で初めてスーパーチャージャーを搭載しました。 高級車としての矜持を保ちながら走りを楽しむ層へのアプローチも忘れず、多くの人々に愛されているクラウンは、トヨタはもちろん日本の顔と言っても過言ではない名車の1つです。 クラウンの価格は高騰している? クラウンの中古価格は全世代を通してゆるやかに値上がりしています。ただし、何代にもわたる歴史の長いクルマであり、なかには少々価格が下がっている世代もあります。大手中古車販売サイトの販売状況を見ると、20年以上前のモデルのなかには右肩下がりの個体があります。 ※2024年9月時点の情報です。 クラウンの現在の買取相場 続いて具体的なクラウンの価格について解説します。4〜11代目クラウンの買取相場を世代ごとに紹介します。※一部の世代を除きます。※2024年9月時点の情報です。 4代目(60系/70系) 型式 グレード 買取相場 MS60 スーパーサルーン 5万~70万円 MS70 スーパーサルーン 5万 ~70万円 1971年登場の4代目は丸みを帯びたボディラインをもち「クジラクラウン」の愛称で親しまれました。発売から半世紀近く経過するにもかかわらず、状態次第で70万円近い価格がつくことがあります。 5代目(90系) 型式 グレード 買取相場 MS90 2.0スーパーサルーン 5万~100万円 MS95 2.6スーパーサルーン 5万~100万円 丸いスタイリングが特徴的な先代から一新、5代目は直線的で堂々とした佇まいで登場しました。2Lと2.6Lの排気量と異なるモデルがラインナップされ、それぞれ違う型式が付与されていますが、買取相場はいずれも同じくらいです。 6代目(110系) 型式 グレード 買取相場 MS110 2.0スーパーサルーン 2.0スーパーサルーンターボ スーパーデラックス 5万~70万円 MS112 2.8ロイヤルサルーン 5万~80万円 6代目では、先代の直線的なスタイリングを引き継ぎ、さらに重厚感を増した外観に進化しました。迫力のあるフロントマスクに由来し「鬼クラ」と呼ばれています。5代目と同様に排気量で型式が異なるものの、買取相場に大差はありません。 7代目(120系) 型式 グレード 買取相場 GS120 2.0スーパーサルーン 5万~30万円 GS121 2.0ロイヤルサルーン 5万~30万円 MS123 2.8ロイヤルサルーンG 30万~150万円 MS125 3.0ロイヤルサルーンG 50万~180万円 有名な「いつかはクラウン」のキャッチコピーで登場した7代目。それまでモデルの中心であったセダンに変わり、4ドアハードトップが中核を成すようになりました。最上位グレードである「ロイヤルサルーンG」には特に注目が集まり、現在でも他グレードに大差をつけて高価格で取引されています。 8代目(130系) 型式 グレード 買取相場 GS130 スーパーサルーンエクストラ スーパーデラックス 5万~20万円 GS131 スーパーサルーンエクストラ ロイヤルサルーン 5万~30万円 MS135 ロイヤルサルーン 5万~50万円 MS137 ロイヤルサルーンG 5万~50万円 UZS131 ロイヤルサルーンG 5万~160万円 1987年に登場した8代目は、1990年に過去最高の販売台数23万9,858台を達成します。名実ともに人気車の地位を確立した世代といえるでしょう。先代に引き続きロイヤルサルーンGには豪華な装備が詰め込まれ、先進技術が駆使されたエレクトロマルチビジョンを搭載したモデルもラインナップされました。 11代目(170系) 型式 グレード 買取相場 JZS171 ロイヤルサルーン ロイヤルサルーンプレミアム 5万~20万円 JZS171 アスリートV アスリートVX アスリートVプレミアム 5万~130万円 JZS175 ロイヤルサルーン ロイヤルサルーンG ロイヤルサルーンプレミアム アスリートG 5万~20万円 11代目といえば8年ぶりに「アスリート」が復活した世代です。なかでもアスリートVには最高出力280psを発生させる1JZ-GTE型エンジンを搭載し、走りを楽しみたいユーザーから熱い支持を獲得しました。その人気ぶりは今も健在で、買取相場もアスリートVだけ目立って高値をマークしています。 価格が高くなりやすいクラウンとは ここまでクラウンの買取相場を解説しました。それでは、どのような状態のクラウンにより高値がつくのでしょうか。続いて、価格が高くなりやすいクラウンの特徴について解説します。 こまめにメンテナンスされている こまめにメンテナンスをしているクラウンは価格が高くなりやすいでしょう。良好な状態が保たれていれば本来のパフォーマンスを発揮できるうえ、乗り出す前に修理する時間や費用を抑えられます。反対に、状態が悪ければメンテナンスに手間がかかることに加え、走行にも悪影響が出る可能性もあります。 特にエンジンルーム内は、査定価格に大きく影響するためこまめなメンテナンスが必要です。定期的にメンテナンスされていて、状態がよければ相場よりも高く売却できるかもしれません。 ノーマルタイプ ノーマルタイプのクラウンも価格が高くなりやすいでしょう。 特別仕様車とは異なり、豪華で快適な装備はないものの、ノーマルタイプには一定の人気があります。排気量は2L〜4L、さらにはV8エンジンまでラインナップされており、幅広い範囲で高額査定の期待できます。 クラウンを売るなら実績・知識豊富な業者へ トヨタの伝統的モデルの1つともいえるクラウン。その歴史はあまりにも長く、グレードも多岐にわたります。それぞれ個性や特徴が異なり、市場での価値にも差があります。 売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。クラウンはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
ホンダのFFスポーツモデルであり、NSXに続く「タイプR」第2弾として1995年に登場したインテグラタイプR。そんなインテグラタイプRの中古価格は今後どのように変化していくのでしょうか。今回は、インテグラタイプRの特徴を紹介するとともに、現在の中古車事情について解説します。インテグラタイプRの売却を検討している方は参考にしてみてください。 インテグラ タイプRとは ホンダ インテグラタイプR(INTEGRA TYPE R)は、1995年10月に発表されたインテグラのスポーツモデルで、ホンダのフラッグシップスポーツカーNSXに次ぐ「タイプR」第2弾として登場しました。 エンジンは、究極とも言えるチューニングが施された1.8LのDOHC直列4気筒自然吸気エンジン(B18C型)で、最高出力200PS/8,000rpmを達成。ピストンスピードは当時のF1を超えるほどで、エンジン回転の"ツキ"は痛快そのものでした。また、インテグラタイプRは、従来のFFでは想像できないほどのフロントの回頭性の良さも特徴となっています。 1998年1月には、インテグラタイプR 98 specが販売されました。98 specは、エンジンのトルクアップと運動性能のアップをした正常進化モデルです。エンジンには、高出力を実現したB18C型に完全等長のステンレスパイプエキゾーストマニホールドを採用。排気慣性の効果をより高め「よく吸い込み、よく燃やし、よく吐き出す」自然吸気エンジンとなりました。 これにより、最大トルクを発生する6,000rpm付近において約1kgmトルクを高め、約10馬力のパワーアップをしています。また、ブレーキのディスクローターサイズをフロントで14インチから15インチへ、リアで13インチから14インチへサイズアップしました。タイヤは、前後195/55R15から215/45ZR16へインチアップしています。同時にリアロアアームパフォーマンスロッドの板厚アップなどボディ強化を行いました。 また、サスペンションセッティングを煮詰め、応答性や追従性を向上しています。 2001年7月には2代目インテグラタイプRがデビューしました。2代目インテグラタイプRの2.0L直列4気筒i-VTEC(K20A型)エンジンは、ベースモデルの160PS対し、220PSへパワーアップされています。トランスミッションは、新開発の超軽量鍛造フライホイールを採用したクロスレシオの6速MTを組み合わせています。 また、ボディの強化、専用チューニングサスペンション、専用チューニングが施されたブレンボ製フロントブレーキを装備し、優れた運動性能を実現しました。 2004年9月には、新しい形状のフロントヘッドライトや前後バンパーなどを採用したエクステリア、大径4連ホワイトメーターなどを装備したインテリアへ変更しました。走行性能は、サスペンション取り付け部を中心に改良を実施してボディ剛性を高め、直進安定性とスタビリティを向上。操作性と応答性に優れたステアリングフィールを実現しています。 2代目は、2007年2月まで販売されインテグラタイプRの歴史に幕を閉じました。 インテグラ タイプRの価格は下がっていく!? 初代インテグラタイプRは、約150万円~約400万円、2代目インテグラタイプRは、車両の状態が良ければ300万円ほどになることもありました。しかし、中古車市場に訪れる変化により今後も継続して高騰していくのか、雲行きが怪しい状態です。詳しくは次で説明します。 インテグラ タイプRはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でインテグラタイプRの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいインテグラ タイプRの特徴 価格が高くなりやすいインテグラタイプRは、メンテナンスが行き届いていて、希少価値が高い低走行・ノーマル状態の初代モデルです。ここからは、価格が高くなる理由を詳しく解説します。 こまめにメンテナンスをしている こまめにメンテナンスされているインテグラタイプRは価格が高くなりやすいです。ボディの塗装状態やホイールなどの外装、シートやインテリアパネルなどの内装、優れたパフォーマンスを発揮するエンジンやトランスミッションなどの機械系の状態が良く、いつでも動かせる状態になっていると、より高い価格で買取されるでしょう。 希少価値が高い低走行でノーマルの「初代インテグラ タイプR(DC2、DB8)」 走行距離が短く、ノーマル状態に近いインテグラタイプRは、希少価値が高いため、価格が高くなりやすいでしょう。特に初代インテグラタイプR(DC2型/DB8型)は、高性能エンジンの価値や運転の楽しさが再評価され、今でも高値になりやすいです。また、今後は状態が良いノーマルの初代インテグラタイプRの台数は減少する一方であることから、さらに値段が上がる可能性があるでしょう。 ボディカラーがチャンピオンシップホワイト ボディカラーは、ホンダのタイプRシリーズのイメージカラーでもあるチャンピオンシップホワイトが人気です。そのため、チャンピオンシップホワイトのインテグラタイプRは、価格が高くなりやすいでしょう。 一般的な車の人気カラーは、ホワイト系やブラック系です。チャンピオンシップホワイトは、一般的な人気ボディカラーであると同時に、ホンダのスポーツモデルの象徴であるため、中古車市場で高く評価されていると言えます。
アルテッツァは、トヨタのFRスポーツセダンとして人気のあるクルマです。販売終了から20年近く経過した現在もなお、中古車市場では高い支持を得ています。 今回は、アルテッツァがどのようなクルマなのか解説するとともに、中古車事情がどのように変化しているのか解説します。アルテッツァの売却を検討している方は参考にしてみてください。 アルテッツァとは アルテッツァは、1998年10月~2005年7月まで販売されていたFRスポーツセダンで、「操り、走る」心地よさを堪能できるクルマとして開発されました。 エクステリアには、ワイドな印象を強調する横長のヘッドライトやフロントグリルに加え、踏ん張り感を演出する台形をモチーフとしたフロントバンパーを採用しています。リアは、丸型4灯のテールランプを採用していることが特徴です。 エンジンは、最高出力160psを発生する直列6気筒の「1G-FE型」と、最高出力210psを発生する高性能な直列4気筒の「3S-GE型」の2種類がラインナップされています。グレードは、直列6気筒の1G-FE型を搭載し4速AT/6速MT(2000年5月~)が組み合わされる「AS200」と、高性能な直列4気筒3S-GE型を搭載し5速AT/6速MTを組み合わせた「RS200」の2つです。 また、スポーティな装備を充実させた「Zエディション」やラグジュアリー装備が備わる「Lエディション」なども用意しています。 エンジンは、フロントミッドシップに搭載されています。加えて、バッテリーや燃料タンクなどの重量物が車両の中心に寄せたパッケージを採用していることから、小気味良いハンドリングを実現しているのが特徴です。 デビュー当初のボディサイズは、全長4,400mm、全幅1,720mm、全高1,410mmでした。2001年5月のマイナーチェンジ以降は全幅が1,725mmとなっています。 アルテッツァは、2005年7月まで約7年にわたり販売され、1世代で販売終了となりましたが、アルテッツァで築き上げたFRミドルサイズセダンのアイデンティティは、レクサス ISに引き継がれています。 ▼アルテッツァの魅力はこちらの記事でも解説しています。アルテッツァは打倒欧州車目指して徹底的に鍛え上げられた入魂のFRスポーツセダン アルテッツァの価格は高騰している? 大手中古車販売サイトを確認したところ、アルテッツァは直近2〜3ヶ月で目立って高騰していませんでした。(※2024年8月時点)しかし、昨年アメリカの25年ルールの対象になったばかりで、今後多くのアルテッツァが輸出されると国内での価格が跳ね上がるかもしれません。 ▼アルテッツァの25年ルール解禁についてはこちらで詳しく解説しています。アルテッツァが25年ルール解禁!値上がりしている?最新相場情報を解説! アルテッツァの現在の買取相場 アルテッツァの価格動向について解説しましたが、具体的にはどれくらいの価格で取引されているのでしょうか。下記にアルテッツァの現在の買取相場をまとめました。※2024年8月時点の情報です。 グレード トランスミッション 買取相場 RS200 6MT ~150万円 RS200 Zエディション 6MT ~150万円 RS200 リミテッドⅡ・ナビパッケージ 6MT ~150万円 RS200 ナビパッケージ 6MT ~150万円 TOM'S 280T 6MT ~250万円 3S-GE型エンジンを搭載しているRS200は最大で150万円ほどの価格で売却できます。なかでも人気が高いのは、RS200に専用装備が加えられたZエディションです。17インチタイヤ&ホイールおよび大径ブレーキ、さらに専用シート地やプライバシーガラスが装備されています。 また、RS200を上回る価格で取引されているのが特別仕様車であるTOM'S 280Tです。希少性の高さが買取相場に大きく影響しています。 アルテッツァを高く売るにはどうすればよい? アルテッツァは、メンテナンスが行き届いていることに加え、カスタマイズされていない車輌が高く評価される傾向にあります。ここからは、アルテッツァを高く売るポイントを解説します。 こまめにメンテナンスをする メンテナンスが行き届いていているアルテッツァは、価格が高くなりやすいです。ボディやホイールなどの外装、シートやインテリアパネルなどの内装、エンジンやトランスミッションなどのパワートレインといった各部の手入れがされていると、すぐに再販売できるため、査定額が高くなります。 ノーマルの状態を保つ アルテッツァは、高出力エンジンを搭載するFRのスポーツセダンであることから、改造やカスタムを目的に購入を検討する方が多いクルマです。そのため、改造されていない車輌が高く評価される傾向にあります。アルテッツァを高い価格で売却したいのであれば、ノーマルの状態を保つとよいでしょう。 TOM'S 280Tは希少性をアピールする TOM'S 280Tは、トムスが専用チューニングを施したコンプリートカーです。ターボチャージャー仕様のエンジンを搭載し、最高出力280psという優れた走行性能をもちます。わずか100台しか生産されていないため、その希少価値は非常に高く、マニア垂涎の1台であることに間違いありません。もしTOM'S 280Tを売却するのであれば、いかに珍しいのかを積極的にアピールするとよいでしょう。 アルテッツァを売るなら実績・知識豊富な業者へ ラグジュアリーなスポーツセダンとして、数ある旧車のなかでも強い存在感を放つアルテッツァ。デザインも乗り味も妥協したくないというファンから多くの支持を得ています。 売却を検討する際には、こうしたクルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。アルテッツァはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。