旧車の魅力

免許返納の申請には写真が必要?写真の規格や悪い例も紹介
旧車の魅力 2022.02.17

免許返納の申請には写真が必要?写真の規格や悪い例も紹介

免許返納と同時に運転経歴証明書の申請を検討している人もいるでしょう。運転経歴証明書の申請には、「免許写真判断基準」の条件を満たした写真が必要です。免許写真判断基準の条件をクリアしたものとは、どのような写真なのでしょうか。ここでは、運転経歴証明書の申請時に使用する写真の条件や、写真の悪い例を詳しく紹介します。また、申請時に写真と一緒に提出する書類も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 運転経歴証明書の申請に写真が必要 運転経歴証明書は、免許返納時に申請すれば全ての人に発行される書類であり、金融機関などで本人確認書類として使用できます。また、運転経歴証明書を提示するとさまざまな特典を受けられます。運転経歴証明書の申請時に写真が必要になるため、免許返納時に持参しましょう。 運転経歴証明書の申請に使用する写真の条件 申請に使用する写真は「免許写真判断基準」を満たす必要があります。免許写真判断基準の条件について詳しく解説します。 道路交通法で定められる基準を満たしている 道路交通法で定められている基準は下記のとおりです。 ・縦3cm×横2.4cm(国外運転免許証申請時の場合は縦5cm×横4cm)・無帽・正面・上三分身・無背景・6ヶ月以内に撮影した写真 宗教や医療上の理由で顔を隠す必要がある人は、顔の輪郭がわかるように写っていれば、範囲内で頭部を覆うことができます。 容易に個人を識別できる 容易に個人が識別でき、社会通念上証明写真として相応しい写真を提出しましょう。また、カラーコンタクトを使用している写真だと、眼の色が違って見える場合があります。眼の色が違うと容易に個人を識別できないため、免許用写真としては不適切です。カラーコンタクトを使用している人は、撮影前に外しましょう。 運転経歴証明書の申請に使用する写真の悪い例 運転経歴証明書の申請に使用する写真の悪い例は下記のとおりです。 ・帽子をかぶっている・ヘアバンド・バンダナ・ハチマキ・サングラス・マスクをしている・顔・目線が正面を向いていない・顔が近すぎ・遠すぎて上三分身ではない・背景と同化している・背景に壁紙や模様が入っている・顔の一部が写っていない・明るすぎ・暗すぎて顔が識別できない・目を閉じている・前髪で目が隠れている・眼鏡のフレームが目にかかっていて・反射して目が見えない・口を大きく開けて笑っている・フードや襟で顔が隠れている・印刷不良や写真が変色している・頭上に3mm程度の余白がない 出典元:警視庁「申請用写真及び持参写真のご案内」 せっかく持ち込んだ写真で受付してもらえないと、二度手間になる可能性があるため、条件に合うように撮影しましょう。 警視庁のHPに悪い例の写真が詳しく掲載されているので、参考にしてみてください。 申請時に写真と一緒に提出する書類 運転経歴証明書の申請時に写真と一緒に提出する書類は下記のとおりです。 ・黒か青のボールペン・住民票の写しまたは住所や氏名、生年月日が確認できるもの(健康保険証やマイナンバーカードなど) ※免許返納と同時に申請する場合は不要・交付手数料(1,100円)

古い車ってこんなに高く売れるの?旧車の値段が高騰し続ける理由と高価買取のポイントとは
旧車の魅力 2022.02.16

古い車ってこんなに高く売れるの?旧車の値段が高騰し続ける理由と高価買取のポイントとは

ここ数年、世界中で旧車・ネオクラシックカーがブームとなっております。 その要因は魅力的なモデルが多数存在しているのはもちろんのこと、技術の進化や自動車メーカーによる供給部品の復刻・再販売などによって、旧車・ネオクラシックカーの趣味に対するハードルが低くなったことが影響していると言われています。 但し、まだまだ近年の車とは異なる点も多く、ここでは査定や売却のコツなどについて、いくつかのポイントにわけてご紹介させていただきます。 古い車が高値で取引される理由 旧車やネオクラシックカーが高値で取引される理由はいくつか考えられますが、どのようなケースであっても共通して言えることは、近年のモデルにはない魅力が備わっているということです。 今現在、二酸化炭素(CO2)の排出量削減などが急務となっており、昔のように速くて運転することが楽しい車が作れなくなっています。 もちろん、ポルシェやフェラーリのように高性能で魅力的な車を提供し続けているメーカーもありますが、そのポルシェでさえ電気自動車にシフトすることが確実と言われております。 そして、いつの時代も「速いクルマは美しい」という共通認識があり、それが旧車やネオクラシックカーの高値取引に繋がっていることは間違いありません。 そこに、通称25年ルールと言われるアメリカの「クラシックカー登録制度」により、数少なくなっている国産車がアメリカに渡ってしまうため需要が高いのにも関わらず個体数が少なくなり、更に希少価値が上がってしまっているという訳なのです。 さらに映画「ワイルドスピード」人気の影響が加わり、中古車価格の高騰に拍車をかけています。 希少車の場合、査定基準が普通の車とは異なる 一般的にクルマの査定額は、年式・グレード・走行距離・ボディカラーなどで決まります。 しかし、この数式を当てはめた場合、ほとんどの旧車・ネオクラシックカーの査定額はゼロになってしまいます。 では、旧車・ネオクラシックカーの基準とはどのようなものなのでしょうか?実は、統一された基準などは特になく、クルマの評価には査定スタッフ、もしくは買取店の経験値や力量によるところが非常に大きいと言われています。 したがって、査定の内容・形式はケースバイケースとなりますが、主なところでは希少性、ヒストリー、レストア・オーバーホールにかかった費用、時間などによって査定額が決まってきます。 そして、旧車・ネオクラシックカーの売却に悩んだら、旧車・ネオクラシックカーの買取専門店である旧車王に査定を依頼することをお勧めいたします。 高く売るにはどこで買い取ってもらえば良いのか? 大切にしてきた愛車を少しでも高く売るためには、旧車・ネオクラシックカーの知識や豊富なノウハウを持っていることはもちろんのこと、しっかりとした買取実績があり、お客様が愛車に注いできた愛情までも汲み取り、査定額に反映出来る買取店を選択することです。 そして、査定をご依頼いただいたお客様にご満足いただける買取額をご提示するために、旧車王は今後もたゆまぬ努力を積み重ねてまいります。 車が動かなくても買い取ってもらえるのか? 年数は経過していて、さらに車検切れや、事故や故障により動かなくなってしまった車は廃車と考える方は多いのではないでしょうか? しかし、車種や車の状態によっては買取可能な場合があるだけでなく、場合によっては驚くような査定額をご提示出来る可能性があるのです。また、そのような不動車は保有しているだけでも様々な費用がかかってきます。 旧車王では、動かなくなってしまった車でも積載車でお伺いすることが可能ですので、ご遠慮なくお問い合わせください。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士の納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/ [ライター/旧車王編集部]

古い車でも買取可能なのか?意外と査定額がつくクルマ3選
旧車の魅力 2022.02.16

古い車でも買取可能なのか?意外と査定額がつくクルマ3選

ここ数年古い車の価格が高騰しておりますが、新聞や雑誌などでも取り上げられているのでご存知の方も多いのではないでしょうか?しかし、その基準や買取におけるメリットについては、まだまだ知られていないのが現状です。ここでは、意外と査定額が付くクルマや買取のメリットについてご紹介させていただきます。 一般的には知られていない旧車ブーム ここ数年は空前の旧車ブームと言われておりますが、旧車というのはクルマ好き、もしくはカーマニアが主に使う言葉と言えます。したがって、仮に旧車に興味がない普通のユーザーが、いわゆる旧車やネオクラシックカーと言われる希少車を所有していた場合は、その価値に気付かず極端な話し廃車にしてしまう場合があるのです。もしくは、お車を乗り換えの際にディーラーで値段が付きませんと言われて、そのまま査定0円で下取りに出してしまうケースもあります。 ではなぜ、そのようなことが起きるかと言いますと、ハコスカスカイラインやダルマセリカのような誰でも知っている旧車ではなく、昔はとくに人気がなく一回価値がなくなってしまったマイナーなクルマが旧車やネオクラシックカーとして取り扱われている場合があるためです。もちろん、長く乗れば例え当時400万円以上で購入した高級車でも査定は0円になるわけですから、全部が全部というわけではありません。希少車を査定0円で下取りするディラーも本来は価値がゼロなわけですから悪徳な商売をしていることにはならないのです。 一般的には、1980年代後半から2000年代前半に製造された自動車で、大事に乗られていた状態のよい個体に値段が付く傾向がみられますが、中古車市場は非常に流動的で、なおかつケースバイケースとなりますので、先ずは自分のクルマの本当の価値を知ることが大切なのではないでしょうか。 ボロボロのクルマでも買取可能なのか? 例えば、15万キロ乗って車検で30万円以上かかると言われたマイナーなクルマに値段は付くのでしょうか?その答えは概ねノーです。しかし、その時の相場や車種によっては、30~50万円程度で買取出来る場合があるのが、昨今の旧車・ネオクラシックカーブームの特徴です。そして、中古車市場は常に動いていますので、普段多くの取引きを行っている我々でもマイナーなクルマなどは見過ごしてしまう場合があるのです。とくに1990年代後半から2000年代前半のモデルにその傾向が強く、13年以上経過している場合は下取りよりも優位になる可能性が高くなります。 また、1990年代後半から2000年代前半のモデルにその傾向が強い理由も、このくらいの年代のクルマはユーザーに旧車やネオクラシックカーに乗っているという意識があまりなく、買取や下取りのことなど気にせず普段の足として使っている場合が多くあるためです。つまり、買取が難しいかもしれませんが、先ずは旧車王にお問い合わせいただき、概算のお値段を確かめていただきたいということです。 最近は、過走行でもとくにsuvのモデルに値段が付く傾向が強く、下取りが15万円程度だったのに対して、買取が30万円以上付いたというようなケースがよくあります。その他では、マニュアル車はジャンル問わず値段が付く可能性が高く、昔から商用バンは距離や年数で値段が落ちにくいと言われています。 先ずはクルマの価値を知ることが大切 クルマの価値を知ると言っても中古車は基準になるものがひとつではありませんので、非常に難しい部分があるのが実情です。一番代表的なものはディーラーが基準にしている各自動車メーカーが展開している基本価格表です。その他、車両保険に入る際に保険会社から指定される「50~70万円」のようなものもひとつの価値の基準と言えるでしょう。そして、一番問題なのは買取専門店が査定した場合にそれらと大きな乖離が生まれることがあることです。 とくに、ディーラーの基本価格表は、例えば増税対象の13年以上経過したクルマなどは一部の車種を除き0円になりますので、仮に中古車価格が高騰していたとしても殆ど考慮されないケースが多く見られます。したがって、愛車を少しでも高く売るためには、クルマ本来が持つ価値を知っている買取専門店に査定を依頼することが最も重要な要素と言えるのです。そして、旧車王には国産車を中心に世界中の旧車・ネオクラシックカーを長年に渡り取り扱ってきたノウハウの蓄積がございますので、必ずお客様のお役に立てると自負しております。 意外と査定額が付くクルマ3選 ホンダ インテグラ DC1 ホンダ・インテグラ DC1は、初代のタイプRとして有名なDC2型の標準車になります。販売されていた期間は1993年から2001年となりますので、名車であるインテグラ・タイプRのベース車と言えども、査定0円が確実です。しかし、稀にタイプRに近い金額で取引されている個体が存在します。その理由はいくつか考えられますが、ひとつは昔からUSDMと言われるアメリカ本土におけるカスタムでホンダ車が絶大な人気を誇っていることです。そして、USDMに影響を受けた日本の若者がカスタムベース車として購入したり、年式的に「アメリカ25年ルール」で輸出されている個体もあるはずです。 また、USDMのカスタムは基本的に速く走ることが目的ではありませんので、わざわざタイプRを選択する必要がないわけです。もしくは、USDMはマイナーな車種を選択するユーザーが多い傾向があり、かえって標準車に価値があるのかもしれません。この辺りは、文化の違いもありなかなか理解が難しい部分ではありますが、ひとつ言えることはホンダ車は全般的に価値が落ちにくいということです。 日産 マーチ K12 ボレロ マーチ・ボレロは、通常のマーチをベースに福祉車両などを開発・製造・販売を行っているオーテックジャパンが制作したクラシカルなデザインの特別仕様車です。そして、オーテックジャパンは日産自動車の子会社となりますので、マーチ・ボレロは自動車メーカーが販売をするカスタムカーということになります。 ベースとなるマーチは、K11系から始まり現行のK13系までありますが、すでに20年以上経過した個体がほとんどのK11系や2010年に生産終了したK12系はとっくに査定が0円になっています。しかし、ボレロはそのレトロ調な内外装と希少性の高さから値段が付く場合があるのです。とくにK11系にその傾向が強く、それでも下取りに出した場合は査定0円がほぼ確実と言えますので、買取という選択をご検討していただく価値があるかもしれません。 トヨタ 130系&185系 ハイラックスサーフ トヨタには、ランドクルーザーに影に隠れてしまったハイラックスサーフという名車が存在します。2009年には、RAV4やハリアーの台頭で生産終了となりましたが、130系と言われる2代目と185系と言われる3代目がいまだに根強い人気があり、ランドクルーザーに引けをとらない高値で取引されています。 しかし、ランドクルーザーのあまりの人気と高いブランド力の影響で、ハイラックスサーフを買う側も売る側も忘れがちな傾向が見てとれます。また、モデル自体が廃止になってしまったことも影響しているかもしれません。したがって、取り扱う買取業者がランドクルーザーほど多くなく、本来の価値よりも大幅に低い価格で下取りに出されてしまっている可能性が十分あるものと考えられます。つまり、ハイラックスサーフこそ意外と査定額が付く代表的なモデルと言えるのです。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士の納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/ [ライター/旧車王編集部]

4ドアになってもFF最強!FD2型シビックタイプRの中古車事情とは?
旧車の魅力 2022.02.16

4ドアになってもFF最強!FD2型シビックタイプRの中古車事情とは?

現在、低燃費と維持費の安さが魅力の軽自動車やコンパクトカー、市捨てオシャレで使い勝手に優れたSUVが大人気となっています。そんな中、新車販売はほとんどされていないものの、根強い人気を誇っているのがスポーツカーです。そして、スポーツカーの中でも、とりわけ小排気量のスポーツカーは、かつて国産メーカーが得意としていたジャンル。そんな小排気量国産スポーツカーを牽引してきたのが、ホンダシビックです。 今回の記事では、小排気量国産スポーツカーで頂点に君臨していたといっても過言ではない、ホンダ FD2型シビックタイプRの中古車事情についてお話していきます。 FD2型はNAシビック最速で最後のタイプR “シビックタイプR”としては3代目であるFD2型は、それまでのコンパクトな5ナンバーハッチバックではなく、2007年まで販売されていた2代目インテグラタイプRの後を継ぐように4ドアセダンとして同ねんにデビュー。エンジンは先代と同じ2.0LのK20型ですが、吸排気系の見直しや圧縮比の向上などにより、225馬力になり、先輩であるインテグラタイプRや、上位車種であるアコードユーロRをもしのぐ最高出力になっています。 開発者の話では、もともとFD型シビックにはタイプRを設定する予定はなかったとのことですが、タイプRを望む声が多かったことから開発に着手したのだとか。先代で不評だったハッチバックや4WDを捨てFFの4ドア、そして3ナンバーとなったことで、結果的に総合的な運動性能が向上。さらに、次期4代目シビックタイプR(FK2型)が発売されるまで、約4年の空白があったことや、エンジンがVTECターボになったことから、NA VTEC最速のFF車として通好みのタイプRとして知られています。そのため、2010年の販売終了後には中古車相場が高騰し、さらに、車両盗難が大きな問題になるほどの人気を誇っていました。 中古車相場はかなり高騰!400万円を超える個体も 販売が2010年に終了から、10年以上が経過しているにも関わらず中古車相場は高めに推移。2008年以降で走行距離が5万kmを下回るような個体の場合、当時の新車価格を超える300万円以上のプライスがつけられています。 また、ホンダのタイプRと言えば、ややクリーム色がかった“チャンピオンシップホワイト”が定番で、新車販売台数を見ても約7割のユーザーがチャンピオンシップホワイトを選ぶほどです。根本的に台数が多いというのもありますが、中古車相場で見てもチャンピオンシップホワイトの人気は高く、他色に比べやや高い値付けとなっています。 価格重視なら“白”以外のライトチューンがオススメ 少しでも購入費用を抑えて、FD2型シビックタイプRを購入したいのなら、人気のチャンピオンシップではないボディカラーを探すと良いでしょう。ただし、もともと流通量が多くない(2020年7月:大手中古車サイト掲載81台)ため、根気よく探すことが大切です。 また、チューニングベースとされることが多い車種であるため、ノーマル状態かショップのコンプリートカーが高くなる傾向があります。そのため、マフラー+ホイールといった、手の入り過ぎてないライトチューンが価格的にもお買い得です。 事故車はかなりお得でも手を出してはいけない とにかく中古車相場が高値で推移している、FD2型シビックタイプRですが、修復歴車は相場よりもかなり安い価格で販売されています。ですが、いくら安いからと言って、修復歴車の購入は絶対におすすめできません。 もちろん、車に詳しい、または車業界にお勤めという方は別として、一般の方が修復歴ありの中古車を購入するのはかなりリスクを伴います。 修復歴と一口に言っても、修復歴に該当する箇所をほんの少し直しただけのものから、大きく骨格が歪むほどの損傷を負ったものまで幅広く、修復の程度を完璧に見極めることはほぼ不可能なのです。 相場より安く買えたとしても、購入した後に「まっすぐ走らない」「1輪だけタイヤが異常に減る」など、修理のしようがない不具合が出てくる可能性が十分にあります。したがって、安いというだけの理由で修復歴ありの個体を購入するのは、絶対にオススメできません。 リセールバリューはかなり高く「平成スポーツカーバブル」 FD2型シビックタイプRに限らず、今1990年代から2010年に販売されていたスポーツカーの中古車相場が驚くほど高騰しており、もしも、手元に曹宇高距離が5万km以下で、全くチューニングしていない個体を持っていたなら、間違いなく新車購入価格並みの値段で売却できるでしょう。 それほど、この年代のスポーツカー人気は凄まじく、「平成スポーツカーバブル」ともいえる状態。これまで、“資産”という見方が強かった高級輸入車のように、持っていても価値が下がらず、場合によっては港ニュ価格よりも高く売れる可能性があるのです。 とは言え、ファッションと同じように、車業界には大きな流行の波が存在するもの。現在新車販売では、軽自動車やコンパクトカー、SUVが人気となっており、新車で買えるスポーツカーはほとんど存在しません。その「買いたいのに買えない!」という不満にも似たニーズの反動として、高性能を売りにしていた2010年くらいまでのスポーツカーが見直され、中古車相場を高騰させる大きな要因の一つになっているのです。 もちろん、FD2型タイプRは車としてのバランスも良く、ノーマルでも十分い運転を楽しめる車であり、今後大きく価値が下落する可能性は低いでしょう。しかし、現在のようなバブルがいつまで続くのかは未知数であるため、もし売却を考えている方は、複数の見積もりを取ったうえで、早めの売却を考えても良いのかもしれません。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士の納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/ [ライター/増田真吾]

乗り手を選ぶ硬派な軽量コーナリングマシン!RX-7 FD3Sの中古事情とは
旧車の魅力 2022.02.15

乗り手を選ぶ硬派な軽量コーナリングマシン!RX-7 FD3Sの中古事情とは

世界で唯一のロータリーターボエンジンを搭載し、コーナリングを極めることにこだわった軽量な車体。ハイパワーでカッコいいスポーツカーは数あれど、RX-7 FD3Sほど多くのファンを魅了し、唯一無二のポジションを築いた国産スポーツカーはないかもしれません。 今回は、日本のみならず世界中に多くのファンが存在する、マツダ RX-7 FD3Sの魅力と中古車事情についてお話していきます。 世界で唯一のロータリーターボエンジンを搭載した究極のハンドリングマシン RX-7 FD3Sは、マツダが世界で唯一市販化と量産化に成功したロータリーエンジン(13B型)を搭載し、3代目RX-7として1991年にデビュー。軽量コンパクトなエンジン特性を活かしたフロントミッドシップレイアウトにより、理想的な前後50:50の重量配分と、1.3トンにも満たない車両重量が最大の武器でした。 ライバルの当たる日産 GT-Rやトヨタ スープラなどがハイテクとエンジンパワーで速さを求める中、RX-7 FD3Sは軽量なボディを生かした究極のハンドリングマシンとして開発。その素直でシャープなハンドリングは、乗り手を選ぶと言われるほどで、まさにピュアスポーツを名乗るにふさわしい運動性能を誇ります。 まさにプレミア価格で取引されるRX-7 FD3S 現状ではロータリーエンジン搭載の最終モデルとなるRX-8をはじめ、モーターのように滑らかでリニアに反応するロータリーエンジンのファンは多くいます。また、RX-7 FD3Sだけでなく、90年代の国産スポーツカーは、アメリカのいわゆる「25年ルール」によって、ここ数年人気が上昇。その結果、日本市場から輸出される台数が増えるため、中古車価格が高騰しています。 大手中古車検索サイトで、2020年8月の掲載台数と価格を見ると全国で86台しかなく、年々その希少性が上昇していることがわかります。また、もっとも安い個体で178万円で、単純な価格だけ見ても十分高額ですが、年式は2000年で走行距離は20万km超え、しかも修復歴あり。一般的な中古車では考えられないほど高額で取引されています。 理想の中古車は1991年以降の5型と6型 RX-7 FD3Sの特徴としてあげられるのは、初期型から最終型である6型までエンジンパワーが大きく違うことです。1991年の初期型から1995年までの3型の最高出力は255馬力(MT)、1996年の4型は265馬力(MT)、そして、1991年以降の5型と6型は、自主規制の上限である280馬力となります。 また、エンジン以外のサスペンションはボディ剛性なども、年式が新しくなるほど進化しており、購入するのであれば、できるだけ新しい年式のモデルを狙いたいところです。 中古車選びのポイントは修復歴と圧縮比 RX-7 FD3Sはチューニングベースとして人気があるため、当然ノーマル状態の個体を探すのは至難の業。また、修復歴ありであることも多く、中古車選びは慎重に行いたいところです。 加えて、ロータリーエンジンは年式が古くなると、圧縮抜けによってエンジンパワーが低下しやすいという弱点があります。これはロータリーという特殊な構造による弱点であるため、どんなにメンテナンスに気をつけていても避けることはできません。 唯一の対処方法は、エンジンの分解。個体差はありますが、一般的には10万km程度を目安に分解(オーバーホール)を行うのが理想的です。そのため、RX-7 FD3Sを購入する場合には、必ず整備歴を確認し、修復歴の有無と合わせて、「オーバーホールされているか」「圧縮圧は正常か」といった内容を確認するようにしましょう。 リセールバリューは超優良!ただし維持費と売却額のバランスがポイント 価格が高騰しているRX-7 FD3Sは、今後大きく中古車相場が下がる可能性はほとんどありません。そのため、これから売却を考えている方にとっては、焦って売却先を決めず、キチンと価値を理解し、正当な価格で買い取ってくれる業者を探しましょう。 ただし、RX-7 FD3Sは先述したように走行距離が増え、年式が古くなるほど維持費が掛かかりやすい車種。維持していくための費用と売却額のバランスを考えながら、慎重に検討したいところです。 [ライター/増田真吾]

古い車の下取りはNG!?年式が経っていても愛車が高く売れる理由とは?
旧車の魅力 2022.02.15

古い車の下取りはNG!?年式が経っていても愛車が高く売れる理由とは?

車を買い替えるとき、多くの場合、それまで大切に乗ってきた愛車を下取りに出すのが一般的です。しかし、いざディーラーで下取り査定をしてもらうと、年式が古いことを理由に査定額が0円という悲しい宣告を受けることがあります。 ですが、それまで大切にしてきた愛車だからこそ、すんなり諦めてはいけません。古い車であっても、ほんの少し努力するだけで、十分納得できる値段で売ることも付加のではないのです。 そこで、なぜ古い車でも高く売れ、実際に高く売るためにはどうしたらよいのかということについて、詳しく解説していきましょう。 古い車でも新車価格よりも高く売れる理由は生産終了による希少価値 工業製品である車は、年数が経てば経つほど商品としての価値は低下していくものであり、一般的な下取りでは0円と査定されてしまうことも少なくありません。 ですが、古い車の中には、新車で販売されてから10年以上経過していても、新車価格よりも高く売れる場合があります。では、なぜ新車価格よりも高く売れるケースがあるのでしょうか? その理由は、古い車の中には、希少性と呼ばれるプレミア価格が付くことがあるからなのです。 年代や車種にもよりますが、一般的な車のモデル寿命は、近年のモデルで7年前後。80年代90年代という一昔前であれば10年前後が一般的です。いわゆるモデルチェンジは、新しい技術の誕生やニーズの変化に合わせることが目的のため、どんなに人気のある車種でも避けることができません。 車は移動手段という生活必需品という目的以外に、所有することで得られる所有欲を満たすことのできる存在です。そのため、一部の車種の中には、生産が終了してしまったことで希少性が生まれます。 また、生産が終了したということは、時間の経過に応じて現存する台数が減り続けていくため、時が経てば経つほど希少性が増し、取引価格が高くなっていくのです。 下取り0円でも諦めてはダメ!自分の車の価値を正確に把握しよう 古い車でも車種によっては高く売れる理由はお分かりいただいたと思いますが、万が一、下取りで0円と言われてしまっても諦めてはいけません。 これまで長年大切にしてきた愛車に価値が無いと決める前に、まずは、愛車の価値を正確に把握することが大切です。 そこで、これから愛車を売ろうとお考えの場合、まずは愛車の車検証を見て型式と年式を確認しましょう。型式とは、その車種を限定する上で最初に見るべき内容で、型式が書いてあるのは車検証の右側中段辺りです。 次に確認すべきは、正確な年式です。車検証にはいくつも年月日が書いてあるため、やや分かりにくいのですが、見るべきは中央上段にある「初年度登録年月日」です。この日付は、その車が新車として登録された年月日を示しており、何度中古車として売買されてきたとしても、原則変わることはありません。(抹消登録などを行った特殊なケースは除く) 古い車を高く売るためには、基礎情報として車検証に記載されている、型式と年式(初年度登録年月日)はもっとも基本的で重要な情報です。買取店やディーラーに下取り査定をお願いする前に把握しておきましょう。 下取りが0円の古い車は知識と経験豊富な専門店に任せよう! 古い車を高く売るためには、愛車の情報を把握したあと、しっかりその車の価値を評価してくれる旧車専門店や、特定の車種を扱う専門店に売るのがオススメです。 新車価格よりも高く売れる車種というのは、先述したように特定の熱狂的なファンを抱えている車種であることがほとんど。そのような熱狂的なファンは、時間を惜しまず自分が欲しい車を探しています。 本当に欲しい車を手にするためには、例え泊りがけで行かなければならないような遠方でも、買い付けに行くほどです。 古い車が高く売れるもっとも大きな要因は、そういった熱狂的なファンのニーズがあってこそ。つまり古い車を買い求めるユーザーが訪れる専門店に売ることが、古い車が高く売れる可能性を飛躍的に高くしてくれるのです。 プレミア車種じゃないから下取り0円?それなら古い車専門の旧車王へ! では、希少価値が高くプレミアが付く古い車じゃなければ高く売ることは不可能なのか?と言うと、そうではありません。 世の中には、誰もが知る名車や、アニメや漫画、ドラマに登場する人気車種のほかにも、非常にニッチでコアなファンが付いている車種が無数に存在します。そういった車種の場合、実際に長年乗ってきたオーナー自身が気づいていなことも少なくありません。 そのため、繰り返しになりますが、ただ古いだけを理由に、安い下取りで諦めるのではなく、旧車王のような古い車に深い知見を持つ専門店に相談しましょう。 例えディーラーや一般の買取店で値段が付かなかったような古い車でも、旧車王なら高く売れるチャンスが大いにあるのです。 まとめ 古い車であっても、人気と希少価値が高い車種の中には、新車価格を大きく超える価格で売買されている車種も少なくありません。また、例えあなたのクルマが、そういった人気車種じゃなくとも、古い車の知識や経験のある旧車王のような専門店であれば、十分納得できる高値で買い取ってもらうことができます。 まず、愛車の価値をしっかり把握し、諦めることなく価値を見出してもらうことが大切なのです。 [ライター/増田真吾]

古い車の買い替えのタイミングは?何故なるべく早く売却するべきなのか?
旧車の魅力 2022.02.15

古い車の買い替えのタイミングは?何故なるべく早く売却するべきなのか?

空前の旧車・ネオクラシックカーブームと言われておりますが、ソアラのライバルだったレパードの中古車価格が高騰して、時代を超えて逆転現象が起きるなど、思いもよらない車にプレミアがつくケースが多く見られます。ここでは、古い車の乗り替えのタイミングや高く売るためのポイントなどについてご紹介させていただきます。 古い車に乗っているとかかる維持費 古い車に乗っているとかかる維持費の代表的なものに自動車税・重量税といった税金があります。税金は新しい車でも当然かかってきますが、日本には環境性のよい自動車を普及させることを目的とした古い車の重課税制度があります。まず自動車税の場合は、13年を超えると15%増税されます。よって、排気量が上がるたびに増税額も高くなります。例えば、R32 GT-Rなどの2500ccから3000cc以下の車は8,000円増税されて59,000円になります。さらに、重量税も13年を経過すると増税になりますが、何とその増税幅は乗用車の場合で39%になります。ドイツでは、Hナンバーという制度があり、取得すれば自動車税が優遇されるだけでなく、排ガス等で走行が制限される「環境ゾーン」の走行も免除されます。その他にも製造から25年経過したクルマが「クラシックカー」として優遇されるアメリカの25年ルールも有名です。つまり、古ければ古くなるほど重税が課されるなど、日本は他の先進国と比べて古い車を維持し難い環境と言えるのです。 古い車を売るタイミング 古い車を売るタイミングは、ずばり「なるべく早め」です。最近は、ネオクラシックカーのブームでごくごく普通だった車の価格が高騰しているケースを多く見られます。しかし、ついこないだまでごくごく普通だった訳ですから、いつまた通常の価値に戻ってしまうかわかりません。R32 GT-Rのような価値の高い車でも、売る時期を悩んでいる間に相場が数十万単位で変動してしまうということがよくあります。つまり、ネットなどで愛車の価値が上がっていることを知ったら、その時がベストなタイミングと言えるのです。 古い車から買い替える際におすすめの新車 日産 エクストレイル T32 日産エクストレイル(T32)は、ここのところメーカーのゴタゴタで影を潜めてしまっていますが、日本を代表するクロスオーバーSUVの1台です。もともとは角ばったデザインで人気を博しておりましたが、現代的なフォルムとなった3代目もすっかり馴染んできて違和感を感じなくなりました。また、3代目エクストレイルを語る上で、高速道路(単一車線)における運転支援技術である「ProPILOT」を外すことは出来ませんが、自動運転の未来を感じられる素晴らしい技術であり、新車に乗り替えたメリットを誰しも自然に感じられる最新鋭の装備と言えるでしょう。 トヨタ 86 「頭文字D」がなければ生まれることはなかったと言われるトヨタ86ですが、誕生から8年を経て数少ないFRスポーツカーとして確固たる地位を築いたと言えるでしょう。そんなトヨタ86も販売から5年目となる2016年のマイナーチェンジを経て新型86となりました。具体的には、フロントバンパーがエアロダイナミクスを意識した形状になり、ヘッドライトとテールランプがLEDになりました。もちろん、ボディ剛性のアップやサスペンションの減衰力の見直し等も行われています。FRスポーツカーと言えば、今でもRX-7(FD3S)やシルビアS15が人気ですが、維持していくためには多大な費用がかかるのは確実で、そういった意味では新車のトヨタ86を購入することは手堅い選択と言えるのでしょう。 BMW M4 F82/F83 国産からハイパワーなFRスポーツカーが消え去り寂しさを感じているユーザーも多いはずです。そんな走り志向のユーザーを満足させてくれるのが、BMW M4 F82/F82です。BMWは、輸入車の中でも圧倒的にアフターパーツが豊富で自分の好みに仕上げることが可能です。そして、タイムアタックやストリートで国産チューンドカーと真っ向勝負を繰り広げてきた京都のBMWトップチューナーである「アシスト」の手にかかれば、パワフルなM4がさらに攻撃的で抜群のコーナリング性能を発揮する最高のマシンに仕上がります。 車を新車で買うメリットとは? 新車を購入するメリットは、昔から「誰もが憧れるピカピカの新車」と言いますが、新車を購入するとどのようなメリットがあるのでしょうか?先ず新車は、中古車よりも保証が手厚いです。新車を購入すると3年と5年のメーカー保証が付いてきます。したがって、万が一車が故障してもメーカーがその修理費用を負担してくれます。但し、事故による故障は保証の対象外になるのため、一般的に車の価値が高い5年間は車両保険の加入が必須と言えます。次に新車の特典で好みのメーカーオプションが付けられます。メーカーオプションは、車の製造工程でしか取付出来ないため、中古車では選択することが出来ません。代表的なもので言えば、サンルーフや本革シートが挙げられますが、もし取り付けするとなった場合にボディや内装に大掛かりな加工が必要になるものがメーカーオプションになります。最後に新車は手放すときに高く売れます。新車と中古車を同じ年数乗り続けた場合は、当然ながら新車で購入した車のほうが新しい年式になります。よって、プレミアがついた旧車などを除けば新車の方が高く売れます。実際、平均買い替え年数が8.5年と言われる今日においても、リセールバリューが高いモデルでは3年ごとの乗り換えが可能となっています。 今乗っている車を高く売るにはどうすれば良い? 今乗っている車を高く売るためには、旧車やネオクラシックカーに精通しているのはもちろんのこと、常に最新の買取相場やトレンドを把握している買取店に査定を依頼することです。相場の動きは非常に神経質で長年培ったノウハウがなければ読み取ることが出来ないと言っても過言ではありません。つまり、旧車に特化して20年の旧車王にお任せいただくことが、最もベストな選択だと言えるのです。 [ライター/旧車王編集部]

旧車(古い車)の故障は避けられない!?故障した車の正しい対処方法とは?
旧車の魅力 2022.02.10

旧車(古い車)の故障は避けられない!?故障した車の正しい対処方法とは?

古い車を維持していく上で、大きな悩みの1つが、故障したときの修理や維持に掛かる費用です。これまで大切にしてきた愛車、やっとの思いで手に入れた愛車でもいつ起こるか分からない故障を避けることはできません。 そこで、古い車はどんなところが故障しやすいのかを知り、万が一直せない場合はどうすれば良いのかを事前に把握しておくことが大切です。 旧車にありがちな3つの故障箇所 車が古くなるとなぜ故障するのか?という疑問にひと言でお答えするなら、それはすべて経年劣化が原因です。 そして、経年劣化による古い車の故障は、大きく3つに分類することができます。・オイル漏れ/水漏れ ・錆びや腐食によるトラブル ・電気系のトラブル それでは、上記代表的な3つのトラブルについて、解説していきましょう。 オイル漏れ/水漏れ エンジンオイルや冷却水(LLC)など、いわゆる油脂類の漏れや雨漏れは、車が古くなると起こる代表的なトラブルです。 事故車など車体に大きなダメージを受けたケースを除き、これらの"漏れ"が起こる要因のほとんどは、経年劣化によるパッキンやシール類の硬化が原因。 パッキンやシール類のほとんどは、ゴムやプラスチックなどの樹脂系の素材でできています。 樹脂系の素材は、エンジンルーム内の熱や紫外線、乾燥などによって時間の経過とともに固くなり、回転や変形という動きについていけ無くなり漏れを止めることができなくなってしまうのです。 錆びや腐食によるトラブル ボディや下回り、さらにエンジン本体や車内の電装品にも発生する錆びや腐食も、車が古くなると避けて通れない代表的な故障です。 ボディの錆は見た目に影響を与えますが、本当に怖いのは下回りやエンジン本体、電装品に発生する錆び。 これら目に見えないところに発生する錆びや腐食は、先述した油脂類の漏れや雨漏れ、さらに後述する電気系トラブルの元凶にもなります。 電気系のトラブル 現代の車にとって、ガソリンだけでなく電気も欠かせい存在です。ヘッドライトをはじめとした灯火類はもちろん、走行に欠かせないエンジンやミッション、さらにエアコンやパワーウインドウなどの快適装備にも電気は欠かせません。 しかし、湿気や空気中の塩分などによって、金属の接点や回路の錆びや腐食が発生。その結果、エンジン警告灯が点灯したり、エアコンやパワーウインドウが正常に作動しなくなったりするのです。 ・故障にかかるコスト上記のように、古い車の故障の原因は経年劣化です。そして、それらの故障の中には車検に通らない故障はもちろん、安全に乗ることができなくなってしまう故障もあります。 古い車を所有していくためには、それらの故障やトラブルを修理していかなくてはなりません。 古い車の修理に掛かる費用(コスト)は、1万円以内で修理できるものから数十万円もの修理費が掛かるものまでさまざまです。 代表的な修理をご紹介すると、エンジンオイル漏れの定番であるタペットカバーのオイル漏れの場合の費用は1万円~数万円。ですが、クランクシャフトのオイル漏れの場合、車種によっては10万円以上のコストが掛かることもあります。 さらに、電気系のトラブルで言えば、エアコンやパワーウインドウが代表的な故障です。例えば、エアコンの故障で多いコンプレッサーを交換する場合、新品部品を使用すると10万円以上、中古品やリビルト品と呼ばれる再生部品を使用した場合は5万円~10万円程度です。 古い車の部品供給期間は平均7年~10年 古い車を修理する場合、費用が掛かるのはもちろんのこと、交換するための部品が存在しているかということが重要なポイントとなります。 メーカーにもよりますが、一般的なモデルの場合、純正部品の供給期間は、当該モデルの生産終了から7年~10年。つまり、車種によってはフルモデルチェンジ後10年経つと、純正部品が手に入らなくなってしまうのです。 もちろん、すべての純正部品が手に入らなくなるわけではありませんし、中古部品やリビルト部品で補うこともできます。しかし、車が工業製品である以上、時の流れに逆らうことはできません。古くなれば古くなるほど、部品は手に入れにくくなってしまうのです。また運良く手に入れられたとしても、通常より割高になってしまう可能性も否定できません。 直したいのに直せない場合は売却を最優先に考える 部品が無い、もしくは、直すために通常よりも費用が掛かるとなれば、車を乗り換えることを検討することになります。 その際、廃車にするか売却するかという2択になりますが、古いからどうせ値が付かないだろうと諦めず、売却する方法を考えましょう。 工業製品である車は、古くなれば商品価値を失うと考えられがちです。しかし、どんな車種であっても、一定のコアなファンが存在し、きちんとした販路を持った業者であれば古い車であってもシッカリした値を付けることができます。 まとめ 車に限らず、どんなものでもいつかは故障します。そして、故障内容によっては買い替えざるを得ないケースもあるでしょう。しかし、車は工業製品の中でも製品寿命が長く、古い車であっても一定の価値を持つ車種も少なくありません。 古いからと諦める前に、旧車王のような専門店に相談し、これまで大切にしてきた愛車をきちんと評価してもらうことが大切です。 [ライター/増田真吾]

GT-Rだけがスカイラインではない! ケンメリCMや[西部警察]DR30型スカイラインRSターボなど
旧車の魅力 2022.02.10

GT-Rだけがスカイラインではない! ケンメリCMや[西部警察]DR30型スカイラインRSターボなど

スカイラインと聞いて、ハコスカやR32のGT-Rを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?しかし、GT-R以外にもケンメリ、ジャパン、DR30など、スカイラインには長らく愛され続けている名車が沢山存在するのです。 スカイラインの歴史 スカイラインの歴史は非常に長く1964年に開催された「第2回日本グランプリ」でドイツから参戦したポルシェ904を抜き去るという偉業を成し遂げた2000GT-Bからはじまり、国内レース49連勝という伝説的な偉業を成し遂げたハコスカスカイライン、テレビCMの影響で67万台を売り上げるヒット車となったケンメリスカイライン、「西部警察」で大活躍したスカイラインジャパンとR30型スカイライン、全日本ツーリングカー選手権において無敗の29連勝という新たな伝説を刻んだR32型スカイライン、そして第二世代GT-Rの集大成モデルであるR34型スカイラインまで、数々の苦難を乗り越え受け継がれてきました。 残念ながらR34型以降のスカイラインについては賛否両論が分かれるところですが、スカイラインのDNAは2007年登場のR35 GT-Rへとしっかりと継承されています。 スカイラインはなぜ旧車業界の重鎮なのか? スカイラインが、なぜ旧車業界の重鎮と言われるのか?それは、その時代時代の社会的ニーズに応えるように社会現象と言われるような人気モデルを次々と登場させてきたからではないでしょうか?スカイラインは言うまでもなく非常に歴史のある車です。いまだにどのモデルが一番かは、自動車マニアの間でも熱い議論を呼ぶ話題となりますが、とくに10代目モデルのR34型 (1998~2001年)までは、意見分かれるところです。 具体的には、2度に渡るツーリングカーレースでの歴史的な活躍はもちろんこと、「愛のスカイライン」CMでケンとメリーが国民的な愛称になった4代目モデルのC110型 (1972~1977年)や伝説的なアクション刑事ドラマである「西部警察」に登場した6代目モデルのR30型(1981~1990年)などが挙げらます。そして、その全てが世代を超えて語り継がれ、空前の旧車ブームとともにスカイラインにおける中古車価格の高騰に繋がっているのです。 実はGT-Rである必要はない? スカイラインは、実はGT-Rである必要はないことをご存知でしょうか?もちろん、サーキットでのタイムアタックが目的であればR34型のGT-Rを手に入れることが一番の近道です。しかし、1972年から1977年の間に歴代最高の670365台を売り上げたケンメリスカイラインは、ごくごく普通のファミリーカーでした。そのケンメリスカイラインの人気の秘密はボディサイドのサーフィンラインと4灯式の丸型テールランプと言われており、「丸型4灯テールランプでなければスカイラインではない」と言い切るファンがいるほど、長らくスカイラインの象徴的なデザインとされてきました。 つまり、ツーリングカーレースの活躍でとかく走行性能が求められがちなスカイラインですが、ケンメリの人気を紐解くことでデザインが主な要因であったことがわかります。また、走りを重視したモデルでも唯一の4気筒と言われたDOHC 4バルブのFJ20を搭載したR30型のRSターボやD1グランプリの野村謙選手の活躍で人気を博したR34型の後輪駆動モデルであるER34が有名です。そして、それらのモデルの買取相場の高さがスカイラインがGT-Rだけではないことをはっきりと証明しているのです。 スカイラインは高く売れるのか? スカイラインは高く売れるのかの問いに対しては、10代目モデルであるR34型(1998~2001年)までは、全てプレミアが付いていて高く売れますという応えになります。もちろん、そこにはモデルごとの差があるのは確かですが、どのモデルも当時の新車価格を上回っているのは当たり前といえる状況になっています。中には、1000万円をはるかに超える個体も現れていて、ちょっとしたバブルが到来していると言っても過言ではありません。 しかし、車の評価や売却のタイミングは非常にシビアです。理由は、旧車であるスカイラインを求めるユーザーは多種多様で、買取相場にも一定のパターンがないからです。したがって、査定には相当な専門知識が求められます。旧車王では旧車に特化した確かなノウハウと豊富な買取実績でお客様にご満足いただける査定額をご提示できていると自負しております。スカイライン買取は是非、旧車・ネオクラ専門買取の旧車王にお任せください。 [ライター/旧車王編集部]

オークションでは1億円越えで落札!国内最高峰のスーパースポーツカー、レクサス LFAとは?
旧車の魅力 2022.02.10

オークションでは1億円越えで落札!国内最高峰のスーパースポーツカー、レクサス LFAとは?

トヨタのプレミアムブランドとして、クオリティの高い自動車を展開するレクサス。そんな中、2010年に限定生産されたスポーツモデル「LFA」は日本国内の自動車で最高額となる、3,750万円という驚きの価格で発売されました。 今回は、国内最高額というだけのスペックを有するLFAの魅力と、中古市場について紹介します。 トヨタグループが本気でつくったスーパースポーツカー レクサス LFAはスポーツモデル「F」の最上級モデルとして、2010年12月からの2年間、500台限定(日本販売分は165台)の抽選というかたちで販売されました。 「世界超一級レベルの運動性能と超一流の感性と官能を持ち合わせるスーパースポーツカー」というキャッチコピーのもと、LFAはトヨタグループが総力を上げて開発に取り組み、一切妥協のない車に仕上がっています。 新規開発のV10エンジンや、カーボンをふんだんに使ったシャシーなどの性能面のほかにも、外観や内装、果てには走行音にまで開発の手が入っているというこだわりぶりです。 巨額のコストで売るたびに赤字? LFAの開発は2000年から10年もの期間を経て行われましたが、莫大なコストをかけたことで販売価格は3,750万円という前代未聞の価格に膨れ上がります。 しかし、それほど破格な販売価格にも関わらず、LFAの反響は予想以上に大きく、購入希望者が殺到。もともと半年を予定していた抽選予約期間は、4か月に短縮して締め切られる事態が発生しました。また、その人気は海外にまで及び、アメリカのセレブ、パリス・ヒルトンはLFAを2台乗り継ぐほど気に入っていたとのことです。 そんなLFAですが、1台売るたびにトヨタが赤字を切っていたという噂もあり、3,750万円という販売価格以上のパフォーマンスが詰め込められた車だといわれています。 パワーもサウンドもすごいV10エンジン LFAはコンセプトカーの段階からニュルブルクリンクのレースに参戦しており、走行面には多大な技術が注ぎ込まれています。 F1参戦の想定で新規設計されたヤマハ製4.8LV10エンジン(1LR-GEU型)は、最高出力560PS /8,700rpm、最大トルク48.9kgf·m /6,800rpmを発生し、0-100km/h加速は3.7秒。そして、最高速度325km/hというスピードは国産車のなかでは最高の数値を誇り、これは未だに破られていません。 さらに、V10エンジンの排気音は音声学に基づいて研究されており、マフラーには専用のバルブを装着。ドライバーを高揚させる官能的なサウンドは「天使の咆哮」とも呼ばれ、スーパースポーツカーを目指したLFAならではのこだわりポイントといえます。 さらに洗練されたニュルブルクリンクパッケージ スポーツカーとして十分すぎるほどの性能を持つLFAですが、生産された500台のうちの約50台はサーキット走行向けの「ニュルブルクリンクパッケージ」という、さらに過激なモデルも存在します。 エンジンの最高出力は560psから11psアップの571psまで引き上げられ、タイヤ、サスペンション、大型スポイラーなどの専用部品を装着。ニュルブルクリンク北コースを中心に手の込んだセットアップ施した非常に人気が高いモデルで、ひとたびオーディションに出品されれば1億円以上の金額が動きます。 LFAの中古車相場とオークションでの評価 原稿執筆時の2021年9月、LFAの市場価格を大手中古車サイトで調べたところ、低走行車の在庫が2台のみ存在しましたが、どちらの個体も価格は「応談」となっていました。 新車価格で3,750万円もするLFAは、購入が決まれば大きな金額が動くことになるので、店側としては慎重になる必要があります。冷やかし客の来店や、他店に価格を参考されてしまうことを防ぐためにも、あえて価格を伏せている可能性が高いです。 一方、海外のオークションでは、ベースグレードが81万9000ドル(約8950万円)、ニュルブルクリンクパッケージは160万ドル(約1億7650万円)といった驚きの値段で落札されています。近年は在庫台数も少ないこともあり、LFAの価値はさらに上昇傾向にあるので、個人での購入は非現実的かもしれません。 まとめ 長い開発期間と膨大な費用をかけ誕生した、レクサスのフラッグシップモデルLFA。 LFAはただ「速い」だけではなく、エンジンの排気音などを筆頭に、それまで誰も気にしないような箇所まで徹底的にコストがかけて開発されています。すべての面で妥協せず造られたスーパーカーは、十分すぎるほどの満足感と高揚感をユーザーに与え、全世界にLFAの名を轟かせました。 3,750万円という価格で販売しても赤字になってしまうLFAですが、1億円越えの個体が現れている現状は、ある意味正当な評価額がつけられていると考えてもよいのかもしれません。 [ライター/増田真吾]

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