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● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
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早いもので、インターネットが一般に普及してから20年以上経過した。 自分自身、はじめてインターネットに触れたのがたしか1996年。もう四半世紀以上の前のことだ(愕然)。 これは面白そうだと、秋葉原でアウトレット品の富士通FM-VデスクトップPCを購入し、自宅にインターネット回線を引いたのが1997年の末。 常時接続はもう数年先のことであり、YouTubeで動画を再生しながらダラダラと過ごすなんて想像すらできない時代だ。 当時「テレホーダイ」というサービスを利用しないと通話料金が青天井で加算されていった。 しかし、このテレホーダイを利用することで、23時から翌朝8時まではインターネット使い放題になるという、当時としては夢のようなプランだった。 その結果、夜11時になると日本中のネットユーザーがいっせいに回線にアクセスして、ページの表示が遅くなるのでイライラ・・・みたいな毎日だった。 20代の方にとっては「?????」かもしれないが、お父さん世代の人たちはこんな感じだったのだ。 なるほど、インターネット老人会などとという言葉が生まれるわけだ。 ■20数年間でインターネットがカーライフにもたらしたものとは? 2000年代に入り、職場はもちろん、自宅にもインターネット回線を引く人が増えてきた。 そのうち、自分でホームページを立ち上げ、自慢の愛車やカーライフを紹介する人も増えていった。 「ホームページビルダー」というホームページ作成ソフトの存在が知られるようになると、さらにその流れが加速していったように思う。 ネットユーザーが増えていくにつれて、自然とコミュニティが生まれる。 mixiのようなSNSが普及するまで、ML(メーリングリスト)がコミュニティの形成によく使われていたように思う。 現在でいうところのLINEグループの原形のようなものかもしれない。 参加を許されたMLメンバー間のみでメールの中身を見ることができたり、やり取りが可能であった。 こうして、インターネットがなければ知り合うことができなかった人、と同時に「名前も顔もよく分からない人」との接点が生まれる。 次に行われたのが、いまでも続く「オフラインミーティング(通称オフ会)」だ。 ここで初めて・・・というか、ようやくMLメンバー同士が顔を合わせることになる。 初対面だけど、これまでのMLのやりとりで関係はできているだけに、既になんだか妙に気心が知れた間柄・・・という不思議な感覚を味わった人も多いと思う。 インターネットが普及したことで知り合えた人、手に入れたクルマや部品、果ては仕事まで・・・さまざまな恩恵が受けられたはずだ。 しかし、そこは世の常。そんなきれいごとばかりではない。 そこにはメリットはある一方で、同時にデメリットも存在する。 キリがないので5つに絞ったが、どれか1つか身に覚えがあるかもしれない。 ■インターネットがカーライフにもたらしたメリットとは? 1.端末ひとつあれば世界中から買い物ができる ひと昔前ならパソコンで、いまならタブレットやスマホさえあれば、検索して欲しいものが探せたり、購入できようになった。あまり語学力がなかったとしても、Google翻訳などを駆使すれば意外と何とかなることも多い。一例として、利用する・しないはともかく、eBayとはどんなものか?いちど見てみる価値はあると思う。 2.本来であれば出会えなかった人と知り合える 現在所有している愛車の前オーナーだったり、ファーストオーナーだったり、同じ趣味を持つ海外に住む外国人であったり・・・。例を挙げればキリがないが、インターネットがなければ知り合える、あるいは出会える確率がグッと低くなる(またはほぼ不可能)ことは間違いない。誰がいったか「愛車はコミュニケーションツール」は本当なのかもしれない。 3.探している情報が飛躍的に見つけやすくなった インターネットがなかった頃、使えない環境を想像してみてほしい。AE86レビン(前期)のGT-APEXとGTVってタイヤサイズ違うんだっけ?といった疑問にぶつかったとする。インターネットがあれば検索すれば一発で解決だが、ない場合は・・・カタログなどの資料を探すところからはじめなければならない。自宅になければ友人宅か図書館か・・・。ネット検索と同じゴールにたどり着くまで時間が掛かりそうだ。 4.自分のカーライフを気軽に発信できるようになった 自身で作成したホームページに加えて、ブログやSNS、YouTubeなど、あらゆる方法で自慢の愛車や自身のカーライフを発信できるようになった。その結果、これまでの情報源は雑誌か口コミだったものが、爆発的に情報量が増えた。そのなかにはメディアでは発信不可能なネタも含まれる。 5.旧車オーナーの駆け込み寺・セーフティーネットの確立 旧車およびネオクラシックカーオーナーを取材すると、純正部品の欠品や製造廃止で悩んでいる方が本当に多い。そんなオーナーたちのよりどころが、YAHOO!オークションをはじめとするネットオークションや、メルカリなどのフリマサイトだ。ただ、考えることはみな同じなので、争奪戦&共食いであることもしばしば・・・なのが辛い。 ■インターネットがカーライフにもたらしたデメリットとは? 1.世の中が非寛容になった? 「ネット文化=揚げ足取りの文化」という経験をしたことがあるかもしれない。ちょっとした間違いやミスを徹底的に攻撃したり、ひと昔なら「これくらいは・・・いいよね」といった投稿を許容しない風潮が年々強まっているように思えてならない。今後も刻々と変化するグレーゾーンを見極める必要がありそうだ。 2.情報の精度を見極めるスキルが求められる インターネットが普及する以前とは比較にならないくらい情報量が増えた分、「ホントかよ」と思うものも増えた。メンテナンス系の情報など、鵜呑みにすると危ないこともある。迷ったときはプレスリリースやカタログ、取扱説明書(インナー向け専門書も含む)、オフィシャルサイトで確かめるのがいいかもしれない。 3.コミュニケーション力が問われる? 日常的にSNSを利用している方であれば想像できるかもしれないが、「どこの誰かよく分からない相手と文字だけでコミュニケーションをとる」ことも少なくない。そのため、自分の意図したこととは違う意味で解釈されてしまうことも充分にありえる。日常生活以上にコミュニケーション力や空気を読むスキルが問われる世界だ。 4.良くも悪くも情報が拡散する 友人・知人を問わず、時事ネタ、SNSを通じて、涙なしにはいられないイイ話しもあれば、テメーコノー!*●$〒〆◆・・・(*自主規制)なものまで。日々、ありとあらゆる情報が怒濤の如く押し寄せてくる。1億総ジャーナリスト、総監視社会・・・挙げればキリがない。そういえば自分の記事も良くも悪くも拡散することがあり、フルボッコされることもしばしば・・・。 5.個人情報がダダ漏れになる可能性あり SNSなどに旅行先で撮影した画像をアップしたり、行動パターンが読める投稿をしたり・・・と思わぬカタチで個人情報がダダ漏れになることがある。どうしても発信したい!という人もいるだろうから、鍵アカウントにするなど、公開範囲を限定するのが得策だと思われる。 ■まとめ:25年使って感じた「インターネットがカーライフにもたらしたもの」とは 気づけばこの25年間、ほぼ毎日インターネットに接続してきたように思う(改めて愕然)。 もはや生活の一部であり、なくなってしまったらどうなるんだろうとすら思うこともある(意外と何とかなるかもしれない)。 25年使って感じた「インターネットがカーライフにもたらしたもの」。 答えをひとつに絞るとしたら、それは「人との出会い」に尽きるような気がする。 ■余談:ヤフオクはもはや旧車オーナーの駆け込み寺? そして、旧車オーナー、ネオクラシックカーオーナーを含め「絶版車」を所有する方であれば、1度はヤフオクやメルカリ、eBayなどを利用したことがあるかもしれない。 今も昔も主戦場、駆け込み寺であることは確かだ。 しかし・・・車両本体の高騰に呼応するかのように、中古部品の相場も同様だ。 さらには仲間内で共食いになっているケースも少なからずあると聞く。 今後は同じクルマを愛する人たちのコミュニティに属し、有益な情報やお互いの部品のトレードするのが懸命かもしれない。 それにはまず「ギブ・アンド・テイク」の精神が不可欠といえるだろう。 [画像/Adobe Stock ライター/松村透]
皆さーん! 大好きな愛車の、あるいは欲しい旧車のどこが好きー!? 僕はねー、格好いいとこと、身軽なとこと、適度にゆるいとこと、なにより乗ってて楽しいとこー! いや、ここのところ「旧車は不便を受け入れて乗るものよ」など、ネガティブな発言を続けてしまったので、ここらでポジティブな内容をお送りしたいなと。 というわけで、今回は実際に所有し、数年間、乗り続けたクルマの好きなとこ語りです。 いずれも現愛車S15以前のクルマなので、旧車とみなしても問題ないかと。 ■加速とアクセルレスポンスは、現行車にもひけを取らない3代目プレリュード 免許証を取得後、お仕事の先輩から5万円で購入した、記念すべき最初のクルマである3代目プレリュード。 デートカーとしてあまりに有名ですが、助手席に母親以外の女性を乗せたことはありません。 あとクルマに詳しい方からは、挨拶のように「後輪を曲げてみせて」と話しかけられました。 グレードは廉価の2リッターSOHCモデル。 このSOHC、本気でナメちゃいけません。 1トンちょっとしかない車重もあって、加速とアクセルレスポンスは鋭いことこの上なし。 雨の日に荒っぽい発進をすると、たちまちタイヤは空転します。 このプレリュードに乗ったおかげで「クルマのエンジンはSOHCで十分。むしろエンジンフィールの気持ちよさを売りにするならSOHCが最良だ」という信念が生まれました。 「エンジンのホンダ」の真価と、のちにホンダ車の主流がFFである理由を気付かせてくれた一台でした。 ■運転が楽しいクルマの最高峰! 2代目マーチ 親から譲ってもらった2代目マーチ。 今でも十分に通用する完成されたデザインとインテリアで、累計100万台も売れた、(当時の)日産の救世主。 グレードは廉価の1リッター、ウインドウレギュレーターハンドルくるくるモデル。 個人的に、これまで乗ってきたクルマの中で、1、2位を争うほど運転と操作が楽しかったクルマです。 ちゃんと操作すればMTもスコスコと入るし、1トンを切る車重により出足も良好。 当時のコンパクトカーは上り坂や高速で息をつくものでしたが、MTのおかげで、どんな場面でもパワー不足を感じたことはありません。 道を選ぶことなくキュンキュン走ってくれました。 軽すぎてカーブを曲がっている最中、真横に飛ぶこともあったけど、それもまた楽しかったなぁ(まだ親が乗ることもあったので、急ぎ、タイヤを格上ブランドものに交換しました)。 楽しく運転や操作、高回転まできっちりと回し、適切な回転数で走行することを学ばせてくれた、僕にとって教官的なクルマ。 もし駐車場とかの住居環境が許すなら、今からでも再購入したい一台です。 ■クルマいじりや正しい運転を学ぶのに最適だった古典的FR、6代目シルビア はじめて新車で購入した6代目シルビア。 通称“ツリ目”でグレードはNAエンジンのQ‘sモデル。 シルビアは素人でも色々と手を加えられる、シンプルな古典的FR。 クルマいじりための教本が山ほど売られていました。 くわえてネットオークションの普及により、地方であっても手軽にパーツが購入できるようになった時代。 私も実家の庭の一角を占有し、様々なパーツを付け替えては遊んでいました。 交換したパーツの効果を知るには、正しい運転や操縦の知識が必要と、運転の教本も読みあさっては、試行錯誤をしたころでもあります。 ドライバーとクルマは対話をしながら操作するもので、特にFRはドライバーが我を押し通すと、たやすく関係が破綻すること。 振り返ってプレリュードやマーチが持っていた、ドライバーの技量を受け止めるFFならではの懐の広さを知ることもできました。 S14は移動だけでなく、クルマの知識、クルマいじることによる変化、正しい運転や操作を行うことで、気持ちのいい手応えが返ってくることなど、基礎を学ぶための教材として大いに活躍してくれました。 ■長く乗り続けることで嬉しいことが増えた7代目シルビア 最後に現愛車である7代目シルビア。 グレードはNAエンジンのSpec_Sモデル。 S14よりボディサイズがちょっと小さくなっただけで、ずっと運転しやすくなったことを最初に感じました。 事実、S14のバンパーの四隅には、無数の小傷を作っちゃってましたし。 さっきも記しましたが基本的にはS14と一緒なので、大きな衝撃はなかったのですが、乗っているうちに「乗りやすくなった」ことを実感。 また短期間ですがS13Q‘sを所有していた経験も生きて、“熟成を重ねる意味”を知ることができましたね。 ただ、いいとこばかりではなく、バブル崩壊の影響なのでしょう。 いたるところにコストカット跡があることも分かっちゃったわけですが……。 あと、S15を目にする機会が少なくなったこともあってか、お子さんに「あ、シルビアだ」って指さされることが増えました。 またシルビア系のオーナー間の連帯感も強くなり、すれ違うときに挨拶しあうことも多くなりましたね。 これは地味に嬉しく、楽しい変化です。 ■その時代のクルマならではの魅力が見つけられる 興味はもちろん仕事柄もあり、最新車種を運転する機会もあります。 最新車種は完成度の高さと多くの新しい技術により、さまざまな衝撃や「欲しいな」という意欲を抱かせてくれます。 けれど自身のS15に戻ると「まだまだ、これでいいじゃん。いや、“これが”いいじゃん!」と、あらためてこの時代のクルマが持つ楽しさを再確認させてくれるんですね。 プレリュードから始まりS15まで、それぞれのクルマが持っていた魅力は、クルマを取り巻く環境的な問題により、もう再現できないものだと思っています。 楽しい思い出とともに、それぞれの魅力を知ることができたのは、とてもいい経験でした。 こちらをごらんの皆さんの好きなクルマや欲しいクルマは、必ず、そのクルマだけが持つ魅力や所有することで得られる楽しさ、そして生産された時代の香り秘めています。 それを色濃く感じられるのは、実際に購入を果たしたオーナーだけです。 この記事が、購入を迷うあなたの背を押す力になれば、幸いです。 [画像/日産・ホンダ ライター・カメラ/糸井賢一]
官能的な加速感、気持ちの良い吹け上がりと共に響く甘美な音。アルファロメオ伝統のV6エンジン“V6ブッソ”は、今もファンを魅了し続けるエンジンです。今回は、開発者の名前を冠した通称で呼ばれるほど多くの人に愛された、V6ブッソについて振り返ります。アルファロメオのこだわりと、スペックだけでは測れない情緒的な魅力が見えてきました。 V6ブッソは最後のアルファロメオ製エンジン アルファロメオが1970年代に開発したV型6気筒エンジンは、1979年から2005年までの26年間も生産され続けた伝統あるエンジンで、“V6ブッソ”の愛称で呼ばれています。名機となったV6ブッソは、アルファロメオを代表するさまざまな車種に搭載されました。 今なお人気の高いV6ブッソと、開発者ジュゼッペ・ブッソについて紹介します。 アルファロメオ伝統のV6エンジン アルファロメオV6エンジン、通称V6ブッソが登場したのは1979年。アルファロメオのフラッグシップセダン、アルファ6(セイ)に初めて搭載されます。 その後、SOHCからDOHC、2バルブから4バルブ、キャブレターからインジェクションといった改良を加えながら、2005年の生産終了まで26年間もの間作り続けられました。 長期に渡る生産期間に、さまざまなバリエーションも生み出されます。排気量は当初2.5Lのみでしたが2L・3L・3.2Lを追加し合計4種になり、吸気方式は自然吸気とターボが用意されました。 オリジナル設計のエンジンをこれだけの長期間生産し続けたアルファロメオでしたが、2005年以降のエンジンは、残念ながら他メーカーとの共同開発に移行します。結果的に、アルファロメオがゼロから開発した最後のエンジンとなったことも、後にV6ブッソの評価を高めた要因の1つと言って間違いありません。 エンジンの愛称にもなっている開発者“ブッソ” V6ブッソを開発したのは、イタリア・トリノ生まれのエンジニア、ジュゼッペ・ブッソです。キャリアのスタートはフィアット、その後アルファロメオのレーシングエンジン責任者を務め、一度フェラーリに移籍しました。再びアルファロメオに戻ってきた後、手掛けたのが名機V6ブッソです。 個性的な存在感を放つV6ブッソ V6ブッソはアルファロメオを代表するエンジンだけあって、どのクルマに搭載されていてもエンジン単体で独特の存在感を放っています。 長年作り続けられ、今なおファンの心をつかんで放さないV6ブッソのすべては書ききれません。そこで、数あるV6ブッソの魅力から、あえて2点に絞って紹介します。 ファンを魅了する吹けの良さと甘美なサウンド V6ブッソの魅力は、高回転まで気持ちよく回る“吹け”の良さです。アクセルを踏み込むと、V6エンジンが生み出すパワフルなトルクによって、高回転まで一気に吹き上がります。 そして、エンジンの吹け上がりと共に高鳴るエンジン音も、V6ブッソが多くの人を虜にする理由です。V6ブッソが搭載されるモデルはさまざまにありますが、どのモデルも多くのファンを魅了しています。 高性能エンジンが奏でる音の表現として「咆哮」という言葉がよく使われますが、アルファロメオのそれは、咆哮ではなく「美声」と呼ぶにふさわしい官能的なサウンドです。フェラーリの乾ききった高音や6気筒エンジン特有の滑らかな音とも異なり、情熱的でハリのある甘美な響きを感じさせます。 息をのむ見た目の美しさ V6ブッソは、見た目でも人の心をひきつけるエンジンです。赤色の筆記体で記された「Alpha Romeo」の文字が印象的なヘッドカバーに、同じく赤色の「V6」の文字が浮かび上がるインダクションボックス。そこから伸びるインテークマニホールドも含めて、デザイン的なまとまりを感じます。 V6ブッソはイグニッションを回さなくても、見た目だけでエンジン全体のバランスの良さを感じさせる独特の魅力を持ったエンジンです。エンジンルームを眺めていると、機能美とはこんなにも美しいものかと再認識することができます。 V6ブッソを搭載した人気の2車種 数あるV6ブッソを搭載した車種の中でも、とくに高い人気を集めているのが156GTAと147GTAです。いずれもV6ブッソ最後のモデルとなったため希少性が高く“車両価格はエンジンの価格”とまで言われています。 156GTAには、セダンとスポーツワゴンが用意されていました。専用にチューンされた3.2LのV6ブッソは最高出力250ps/6,200rpm、最大トルク30.6kgm/4,800rpmを発生。セダンタイプで1,420kgもあったボディでしたが、V6ブッソ独特のエンジン音と加速感を味わえます。 147GTAは、156GTAの兄弟車として発売された、3ドアハッチバックのいわゆるホットハッチです。156GTAと同じく250psを発生する3.2LのV6ブッソエンジンを搭載しています。セダンの156GTAよりも車重が軽い147GTAのパワーウェイトレシオ5.56kg/psは、トップクラスのスポーツカーと遜色ないスペックで、V6ブッソ本来の加速感をセダン以上に感じられるモデルでした。 156GTAと147GTAを売るなら実績・知識豊富な業者へ 強烈な個性とヒステリックな魅力が溢れるV6ブッソ。そんな名機を最後に搭載した156GTAと147GTAはアルファロメオが誇る人気モデルです。 売却を検討する際にはエンジンの特徴や魅力をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば、高額買取に期待できます。156GTAと147GTAはちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
■旧車マニアというけれど ボクは一見、ディープな旧車ライフを楽しんでいる人、に見えるらしい。 事実、所有するクルマはどれも旧い。 フォーマルな席にも使えるようにと考えて選んだ、メルセデスベンツCLKコンプレッサーがボクにとっての最新モデルだが、それでも2008年式だから、一般的には旧いモデルに属するだろう。 でもね、旧いクルマだから好き、というわけではなく、今、魅力を感じるクルマの年式が「旧い」というだけなのだ。 年式やブランド、生産国へのこだわりより、個々のクルマが持つ固有の個性を楽しむのがボク流の趣味人生活。 常時数台のクルマを所有するスタイルを続けているけど、最近ではなぜか旧いのが集まってきているわけだ。 ただ、若いはずだったボクも古希に近づき、そろそろジャンル別に最後のクルマを決める時期。 そこで、お気に入りの80年式サニークーペGX(HB310)と83年式ブルーバードバン(VJ910)を手放し、憧れの1台を迎えるためのプロジェクトを進行しているのだ。 ■なんとなくやってきた「新しい旧車」 ▲逆マンハッタンカラーでノーマルルーフの2by2はかなり少ないと思う。このカラーリングのシルバーとブラックを入れ替わったのがマンハッタンカラーだ そんなとき、突然舞い込んできたのが、ワンオーナー車のGS130型フェアレディ情報だ。 以前、仕事のアシとしてHGS130(280Z)のオートマ車を愛用していた時期があったが、今回のは2000のターボでマニュアル、しかもノーマルルーフの逆マンハッタンカラーでノンレストア車ということ。 本来の計画においての最終追加車は、実用性の高い小型セダンだったが、セダンではないものの2by2だから荷物の置き場に困ることもない。 さらに、他のダットサン系モデルならともかく、フェアレディ属だからムラムラくる。 資金繰りには大きな問題があったが、進行中のプロジェクト完了時に下取りに出す予定のサニークーペとブルーバードバンを先に渡すことを条件に、支払いは後で良いという…。 なんとも甘い悪魔の囁だ。 ということで、資金問題に猶予が与えられてしまったことで気が大きくなったのか、悪魔の囁きに翻弄されたのか不明だが、気がつくとウチには、構想外の「新しい旧車」、83年式フェアレディ2by2 2000ターボ(Z200-T)が、悠然と鎮座していたのだ。 このグレード、日本初のワイドタイヤ215/60-R15を標準としたことでも知られるが、当時サラリーマンだったボクは、その時点での衝撃は覚えていない。 ▲初年度登録1983年8月のワンオーナー車。超ワイドタイヤの元祖らしい ■初期状態の問題点チェックを改善しながらドロ沼へ 1994~97年頃、AT車の79年型280Z 2by2を仕事のアシとして愛用していたボクだが、久々にS130型フェアレディを入手しての第一印象は、過去の記憶からのイメージ以上に「デカイ!!」だった。 5ナンバーサイズだから車幅は1690ミリだけど、長さは4620ミリもある。 少し大きいと感じていた910バンより、50ミリ広く、180ミリ長いだけに存在感もデカイ。 そこで、新参の愛車を「デカレディ」と名付け、ジワジワと状態をチェックする。 購入時、外装は仕上げたのでキレイではあるが、窓枠やドア周りをはじめ、ほぼすべてのゴムが傷んでいることが目につく。 これが最初に見つけた要改善ポイントだ。 さらに、全般にキレイではあるけど、運転席サイドサポート上部が少し擦り切れ、乗り降りの際、中の金属部に触れることも少々気になる。 また、予想はしていたが、リアゲートのダンパーがアウト!! まぁ、根本的な欠陥ではないので、乗りながら、少しずつ改善していけば良いのだが、これが実はドロ沼への入り口なのだ。 ■まずはリアゲートのダンパーとシートの問題から リアゲートは驚異的に重く、ダンパーがアウトでは実用性ゼロなので、モノタロウの汎用品ダンパーでサイズの近いモノを選び、即交換してもらった。 でもね、長さの関係から純正より開口部が狭いし、パワーが強すぎて、リモートオープナーで開けると勢いよく跳ね上がり、閉じる時には大きな力が要求される。 まぁ、我慢すれば使えるけどどうにかできないものかと考えていたとき、フェイスブックで「Fairlady S130 Owner’s Network」というグループを発見したのですぐに入会を申請し、皆さんの対策を教えてもらったわけだ。 そこで得た情報がスバラシイもの。 「テンポイント」というショップで純正タイプの新品が買えるという第1報があり、続いて、アメリカの「Tuff Support」で直輸入がオトクという情報もいただいたのだ。 ボクは、万が一の返品などの手間を考え、国内で対処できるテンポイントに発注。 たまたま在庫切れで、納期には3週間ほどかかったが、到着した商品を見てビックリ!! アメリカのTuff Support社製のダンパーだったからだ。 つまり、どちらに頼んでも同じモノを手にする結果となるわけ。 価格には多少は差があるのだろうけれど、手間とリスクを思えば、国内調達が正解だったとボクは感じている。 で、この商品、手抜きのない純正タイプであり、なんの加工も調整も必要なく、ボルトオンで交換できるから嬉しくなる。 ▲純正タイプのRゲート用ダンパー。アメリカのTuff Support製だが、日本国内にある「テ ンポイント」で扱っている。ボクは楽天市場で見つけた ▲装着作業中…加工の必要がなく、ボルトオンで装着できる ■次のステップはシート 純正シートはかなりソフトタッチだ。 S130型フェアレディは、スポーツカーというより、ゆったりタイプのツーリングカーというイメージが強いクルマなので、それにマッチした仕様にしたのだろう。 だから、代えるのではなく、張り替えるか、穴部分の補修がベストかもしれないが、ボクは硬めのタッチが好きなので、スパルコのセミバケットシートを選択した。 これ、左右両サイドのレバーでリクライニングできるので、車中での仮眠にも便利。 ただ、レールのせいか、ヒップポイントが随分と高くなってしまった。 当然アイポイントも高くなるので、走行中や駐車時の周辺確認は楽。 普段使いの実用車なのだから、むしろ美点といえるかもしれない。 唯一の欠点はシートベルトのショルダー部が安定しないこと。 純正のシートにはシートベルトのサポートみたいなのが付いていたようだけど、ボクのは最初からそれが折れていたので工夫&加工しての流用も不可能。 まぁ、そのうち良いアイデアが湧いてくるでしょう。 ▲ほんの小さな穴だけど、中の金属に時々引っかかるので気になるのだ。スパルコのセミバケットに交換した ■大きな問題のひとつがゴム系パーツ これは、購入時のチェックでわかっていた問題点ではあるけど、現時点で未対策。 強い雨の日に乗ったとき、一時的ではあるものの、結構な水の侵入があったので、早期に対策しないとまずい。 2シーター用のウエザーストリップは、まだ純正が出るようだけど2by2用はなしとのこと。 まぁ何用であれ、加工して置き換えてしまえば機能的解決はできるでしょう。 ■自分のモノにしてみてのファーストインプレッション 新車から39年間ワンオーナーの個体で、走行距離は約13万キロ弱という、ステアリングがモモ製になっていただけの、フルノーマル&ノンレストア車両。 さすがにショックアブソーバは交換歴があるだろうけど、ブッシュやマウントは交換していないらしく、ユッタリとした乗り心地ながら、強めの突き上げを感じることも少なくない。 エンジンはターボチャージャー付きのL20ET型で、Z200-Tというグレードだ。 まだ黎明期だった時代の電子制御インジェクション付きだけど、エンジン始動はイグニッションを捻るだけの「儀式レス」だし、即安定したアイドリング状態を保つから近代的なクルマだ。 そういえば、エアコンもバッチリ効くし、パワーステアリングやパワーウインドウ、リモコンミラーという快適装備も満載。 なんとまぁ楽チンなクルマなんでしょう!! 一歩足を踏み入れたドロ沼は、すぐにズルズルとボクを深みに引き寄せる。 そこで、デカレディを、長距離出張を含めた冬場のメイン車両に任命した。 冬場はもちろんスタッドレスタイヤにするが、サイズは、ボクのデカレディの標準である215/60-R15ではなく、冬用は、他のグレードの標準サイズとなる195/70-14インチを選択した。 以前乗っていた280Zは、3速オートマではあったがトルクフルで、ストップ&ゴーを繰り返す渋滞路でも違和感なく快適だった記憶がある。 今回の2000ターボってやつは、ターボが効きはじめるまでの極低回転域でのトルクが細く、チョロチョロ走るのは苦手なんだなと感じる。 3000回転弱あたりからターボがジンワリと効きはじめるけど、決して速くない。 ヒュイーンという過給機独特の音はするけど、最新ターボ車のようなインパクトはない。 あっ、そういえば、ボクの個体はターボメーターが動かない、交換しなくちゃね。 ■改良はするけれど、機械的にはノーマル状態を保つ予定 まぁ、このGS130型フェアレディは、ボクのファミリーになってまだ2ヶ月。 これから少しずつ改善しながら、ボクにとって、より快適なデカレディに仕上げていく予定だ。 スポーツカーとはいえないけど、乗っているだけでなんとなく頬が緩む可愛いヤツ。 ノーマルルーフのGS130型フェアレディとニヤけた顔のコンビネーションは、これからが本番なのだ。 ▲真横から見ると随分と長い。2by2はカッコ悪いという人が多いようだけど、スポーツワゴンと考えるとカッコイイ! ▲誇らしげなTURBOのエンブレム。ヒューンという独特のターボサウンドを発しながら、重厚な走りを提供してくれる [画像/ボルボ 撮影&ライター/島田和也]
最近、TwitterやAmazonの社員に対して人員削減の報道を目にした人も多いだろう。 Twitterにいたっては、新たに同社のオーナーとなったイーロン・マスク氏が社員に向けて「激務か退職か」の選択を迫るメールを送信したとして話題となった。 額面通りに受け取れば、会社に残れば激務が待っているし、退職をすれば(3ヶ月分の給与を受け取れるとはいえ無職だ。 企業のトップとしてはしごく真っ当な判断なんだろう・・・ということは、頭では理解できる。 しかし、これぞまさに現代における踏み絵に思えてならないのだ。 解雇された人の苦悩や不安は解雇された人にしか分からない。 解雇された本人はもちろんのこと、その家族も路頭に迷うことになりかねない。 恥を忍んで告白すると、何を隠そう、私自身、リストラされた経験がある。 だから「身に染みて分かる」のだ。この辛さや絶望が。 それは忘れもしないリーマンショックが日本経済を直撃し、その余波が色濃く残る2009年の春だった。 当時、勤めていた会社にいつものように出社した。 その日は4月下旬に差し掛かった、ゴールデンウィークも間近の金曜日だった。 社内でとくに親しく、そしていまでも付き合いのある上司が昼食に誘ってくれた。 これまで何度も一緒にランチに出掛けたし、それは日常の一コマにすぎないと思っていた。 少なくともこのときまでは・・・。 上司オススメの日替わりランチを食べ終えたころ、不意に「このあと、おそらくリストラされるから」といわれた。 この日の朝、社長を含めた上長会議の際に伝えられたのだという。 いきなりではしんどいだろうから、いまのうちに心の準備だけはしておいてねという、上司なりの配慮だったんだと思う(実際、心の準備ができて良かった)。 事実、前日の木曜日にも解雇予告をされ、この会社を去って行った同僚が数人いた。 それから一日経ち、まさか自分もターゲットになろうとは・・・。 この日も自分を含め、中途採用組の何人かがリストラされるという。 そしてランチから自席に戻り、ほどなくして社長室に呼ばれた。 案の定、解雇予告の通知が差し出され、いますぐサインしろというのだ。 いまとなれば、(ストレートにいうと)刺し違えるだけの度胸も、徹底抗戦する悪知恵も働くのだが、覚悟していたとはいえ、やはり動揺した。 まぁ、もともとこの会社には長くいるつもりはなかったし、遅かれ早かれかなと思い、あっさりとサインをした。 いきなり退職が決まったこともあり、また新規プロジェクトだったため、会社も後任あてがう時間がなかったのだろう。 大した仕事の引き継ぎもできないまま、デスクまわりの片付けをはじめた。 すると件の上司が話し掛けてきて、階段の踊り場で少し雑談をした。 上司のいうとおりにリストラされたこと、新規プロジェクトはいったん凍結されたことを知った。 退職しても付き合いが続くことを約束し、ふたたび自席に戻った(この上司とはいまでも付き合いがあり、数年前にNDロードスターを手に入れたのも完全に自分のせいだといわれた)。 そして定時になり、もうここへも来ることもないだろうし、「短い間でしたがお世話になりました」と挨拶するまでもなく(そこまでお人好しになる必要はもはやないだろうということで)、静かに退社した。 なにしろいきなりのリストラだったこともあり、無理やり押し込められた荷物で、通勤用の鞄はまるで腹を膨らませたフグのようにパンパンに膨らんでいた。 会社都合で退職したのですぐに失業手当が出るとはいえ、30才をすぎていきなりの無職。 しかも、奇しくもこの日は他界した母親の誕生日だった。 そんなわけで、母親の誕生日=リストラ記念日(?)となってしまったのだ。 あー、また転職活動しなきゃだなぁ(このときはまだ独立しようなんて考えはまったくなかった)、リーマンショックで仕事が見つかるかなぁ。 世間は花金で、さらにゴールデンウィーク間近で浮き足立っているなか、不安と絶望に苛まれつつ、電車に揺られて帰宅した。 この年のゴールデンウィークをどう過ごしたのかはまったく覚えていない。 ひとつ、強烈な印象として残っているのは、失業手当を申請するべく、ハローワークに向かったときのことだ。 自分のように失業者が殺到するかもしれない・・・。 そう考えて、早めに自宅を出た。 そしてハローワークに到着すると、失業手当申請待ちの行列ができていた。 すでに15人くらいは並んでいたように思う。 自分が列に並んだあとも続々と失業者が集まりはじめ、最終的には50人を超えたんじゃないかと思う。 無事、失業手当の申請は受理されたのだが、手続きを終えてふとあたりを見回してみると、自分を含めたその場にいる誰もが俯き、そして苛立っていた。 好んでこの場にいる人は誰ひとりとしていない。 誰もが早くこの場から立ち去りたいと思っていることは明白だった。 後にも先にもこれほど負のオーラが蔓延した場に遭遇したことはない。 自分も、早くこの場から逃げだしたかった。 と同時に、このときの光景を目に焼き付けておこうと努めた。 この先、どれほど仕事で嫌なことがあっても、これほどしんどい経験はそうはないだろうと感じたからだ。 リストラされてからわずか半月後、父が病で体調を崩し、入院することとなった。 結果論ではあるが、失業中ということもあって、頻繁に見舞うことができた。 就職活動も並行して行っていたが、思うような結果が出ず、悶々とする日々を過ごしたことを覚えている。 しかし、同じ年の秋に、父が退院して自宅に戻ることはぼほ不可能だと担当医師から告げられた。 その宣告を受けているとき、たまたま電話してきたのが、かつてお世話になった会社の社長だった。 久しぶりの会話だったが、こちらの事情を伝えるとかなり驚いていた。 「とにかく1度会おう」。 こうして久しぶりに社長と再会することとなった。 リストラされ、失業中であることを伝えると、別会社を立ち上げたからそっちを手伝ってくれないかという。 こうしてあれよあれよという間に仕事が決まり、そして父は天国へと旅立っていった。 奇しくも、明日が父の命日だ。 ここから数年間、ラジオ番組制作という、未知の世界に足を踏み入れることとなる。 そして、この数年後に別会社を閉じることになり、勢いだけで独立することになるのだから、人生何が起こるか分からない。 今年の秋、フリーランスから法人成りし、一企業の代表となった(一人親方だけど)。 日本の制度では社員のクビを簡単に切れないことになっているが、仮に切れるようになったとしても、従業員をリストラできるだけの冷酷さが自分にはないような気がする。 繰り返そう。 解雇された人の苦悩や不安は解雇された人にしか分からない・・・。 [余談] 後で知ったのだが、自分がリストラされ、ハローワークで絶望の淵をさまよっていたそのとき、通りを隔てたわずか数百メートル先の建物で妻は仕事をしていたのだという(ハローワークとはまったく別の仕事だ)。 知り合う10年近く前のことだから、お互いの存在など知るよしもない頃だ。 美空ひばりの愛燦燦の歌詞を引用するならば、人生って不思議なものですね。 [画像/Adobe Stock ライター/松村透]
自動車税の名称は、2019年10月1日から自動車税(種別割)と軽自動車(税種別)に変更されました(以下、「自動車税」と表記)。 自動車税は、毎年4月1日の時点で自動車を保有している人に課せられる税金です。毎年5月になると、道府県民税や都民税などを管轄する財務事務所から納税通知書が届き、原則的に一括で納付します。 一度に多額の自動車税を支払うことに負担を感じ、分割払いはできないか気になっている方は多いのではないでしょうか。 本記事では、自動税を分割納付する方法について解説します。 自動車税は分割納付ができる 自動車税は、一定の条件を満たすことで分割納付が認められます。 自動車税は地方税の一つであり、地方税法で定められています。地方税法の第八節に「納税の猶予」が定められており「第十五条に徴収猶予の要件等」として、地方団体の長が徴収の猶予ができる条件を定めています。 一 納税者又は特別徴収義務者がその財産につき、震災、風水害、火災その他の災害を受け、又は盗難にかかつたとき。二 納税者若しくは特別徴収義務者又はこれらの者と生計を一にする親族が病気にかかり、又は負傷したとき。三 納税者又は特別徴収義務者がその事業を廃止し、又は休止したとき。四 納税者又は特別徴収義務者がその事業につき著しい損失を受けたとき。五 前各号のいずれかに該当する事実に類する事実があつたとき。 引用: e-GOV法令検索「地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第八節 納税の猶予」 以上に該当する場合に、申請に基づいて一年を限度に徴収を猶予できるとされています。自己判断せずに、納付先の財務事務所へ相談することが必要です。 クレジットカードやローンを活用する方法もある 前述のとおり自動車税は地方税であり、居住する地域を管轄する財務事務所などに納付します。納付方法は各財務事務所や税事務所等で指定されており、クレジットカードが使えるところもあるので確認してください。クレジットカードであれば一括払いだけでなく、分割払い、リボ払いが選択できることもあります。 クレジットカード払い以外の方法としては、カードローンやフリーローンを利用することで、事実上分割払いにできます。 自動車税を滞納するリスク 自動車税の滞納には、4つのリスクがあります。自動車税の一括納付が難しい場合は、納付先の機関へ速やかに相談しましょう。 車の売却ができなくなる 自動車税を滞納していると、車を売却できません。前述のとおり、自動車税は自動車を所有していることに対する税金であり、納付されていなければ売却はもちろん、所有もできないということになります。 自動車を売却する際に必要となる書類の一つに、自動車納税証明書がありますが、これは売却しようとしている車に対して、自動車税が支払われていることを証明するために必要です。 車検に通せなくなる 自動車税を滞納すると、車検に通らなくなります。理由は売却の場合と同様に、車検の際に自動車税が納められているか確認されるためです。 なお、平成27年4月以前は車検時に自動車税納税証明書が必要でしたが、現在は省略できます。納税については運輸支局・自動車検査登録事務所が、電子的に確認を行っています。 ただし、車検を第三者に依頼する場合には、納税証明書の提示が求められるかもしれません。また、軽自動車やバイクについては、納税証明書の提示が必要です。 延滞金が発生する 自動車税に限らず地方税を延滞すると、延滞金が発生します。延滞金は地方税法第56条第2項等に基づいて定められており、滞納した税額や期間によって金額が異なります。 延滞金の利率は、納期限の翌日から1ヶ月を経過する日までは年7.3%、納期限から1ヶ月を経過した日から納税の日までは年14.6%です(2022年10月時点)。 財産が差し押さえられる 延滞金を支払わない場合、最終的に財産が差し押さえられる可能性があります。
運転に必要な道路標識の知識は、教習の段階で身につけます。しかし、運転免許を取得した後に忘れてしまうこともあるでしょう。この記事では、道路にある標識の種類、役割・意味、よく見かける標識を紹介します。種類や意味などを再確認して、安全運転に役立ててください。 道路標識の種類と役割・意味 道路標識には、4種類の本標識(案内・警戒・規制・指示)と補助標識があります。それぞれの標識の種類や役割は次のとおりです。 案内標識 案内標識は、地点の名称、方面、距離などを示す標識です。通行の便宜を図るために設置され、一般道路は青地、高速道路は緑地で示されます。カーナビにも表示されることがあります。ただし、カーナビの表示が古い情報となっている場合があるため、道に迷ったときは道路にある標識に従って走行しましょう。 警戒標識 警戒標識は、道路上の危険や注意すべきことなどを知らせる標識です。標識の色は黄色地で、形はひし形です。警戒標識には、さまざまな種類があります。いずれも警告する意味で設置されているため、黄色の警戒標識を見かけたときには、先の状況に注意しながら走行しましょう。 規制標識 規制標識は、特定の交通方法を禁止したり指定したりする標識です。最近では、運転支援システムの一部として標識を認識する機能が普及しています。この運転支援システムで認識している標識の多くは規制標識です。 指示標識 指示標識は、交通方法や道路交通上で決められた場所などを指示する標識です。指示標識に従わない場合、交通違反となることもあるため、後述する主な標識は覚えておきましょう。 補助標識 補助標識は、本標識の意味を補足するものとして設置されています。本標識の下に取り付けられることが多い補助標識は、規制の理由や適用される時間・曜日・自動車の種類などを示しています。重要な情報が表示されていることもあるため、見落とさないよう注意しましょう。 主要な道路標識一覧 ここからは、よく見かける標識を紹介します。 案内標識 よく見かける案内標識は次のとおりです。 ・都府県・市町村 この標識は、都府県や市町村を表示しています。色は、一般道路が青地、高速道路が緑地です。 ・入口の方向 この標識は、道路の入り口を道路名と矢印で示しています。主に高速道路の入り口に使われています。 ・入口の予告 入り口の予告標識は、道路の入り口までどのくらいの距離があるのか示しています。主に高速道路の入り口に使われています。 ・方面・距離 方面・距離は、この先どのくらいの距離を進めばどこに行けるのか示しています。標識の色は、一般道路が青地、高速道路が緑地です。 ・待避所 待避所の標識は、待避所があることを示しています。非常駐車帯の標識と似ているため、間違えないよう注意しましょう。見分け方は、破線がないのが待避所、破線があるのが非常駐車帯です。 警戒標識 よく見かける標識は次のとおりです。 ・十形道路交差点あり 「十形道路交差点あり」は、十字路があることを示しています。見通しの悪い交差点の手前などに設置されていることが多いです。 ・ロータリーあり 「ロータリーあり」は、この先にロータリーがあることを知らせています。 ・つづら折りあり 「つづら折りあり」は、この先に曲がりくねった道があることを事前に知らせています。この標識を見かけたら、道路外や対向車線にはみ出さないよう速度に注意して走行しましょう。 ・踏切あり 「踏切あり」は、この先に踏切があることを知らせています。踏切を通過する前は一時停止の義務があるため、踏切通過の渋滞の列に追突しないよう注意しましょう。また、踏切を通過するときは、踏切の先に自車が入れるスペースがあるか確認してから進むようにしてください。踏切内に残ってしまうと危険なことになります。 ・動物が飛び出すおそれあり 「動物が飛び出すおそれあり」は、山間部や自然が多い場所などに設置されていることが多いです。飛び出してくる動物に注意しましょう。 規制標識 よく見かける標識は、次のとおりです。 ・通行止め 「通行止め」は、歩行者、車、路面電車が通行できないことを示しています。車両通行止と意味を間違えないよう注意しましょう。 ・車両進入禁止 「車両進入禁止」は、一方通行路の出口に設置されています。標識と対面になる方向(標識の表面の方向)から進入することができません。 ・指定方向外進行禁止 「指定方向外進行禁止」は、矢印が示す方向以外に進むことを禁止しています。交差点の手前にあることが多いため、見落とさないよう注意しましょう。 ・駐停車禁止 「駐停車禁止」は、駐車と停車の両方を禁止しています。標識内の斜線が2本で「×」印になっていることが特徴です。似ている標識には「駐車禁止」があります。駐車禁止は、斜線1本となります。 ・高さ制限 「高さ制限」は、表示されている高さより高い車(積載した荷物の高さも含む)の通行止めを意味しています。 指示標識 よく見かける標識は、次のとおりです。 ・軌道敷内通行可 「軌道敷内通行可」は、自動車が軌道敷内(路面電車の線路内)を通行できることを示しています。 ・優先道路 「優先道路」は、標識が設置されている道路が優先道路であることを示しています。 ・横断歩道・自転車横断帯 「横断歩道・自転車横断帯」は、横断歩道と自転車横断帯であることを示しています。 ・規制予告 「規制予告」は、表示されている交通規制が前方で行われていることを予告しています。先の状況に注意しながら走行しましょう。 ・安全地帯 「安全地帯」は、安全地帯であることを示しています。 補助標識 よく見かける標識は、次のとおりです。 ・距離・区域 距離・区域は、「この先100m」や「ここから10m」など距離や区域を示しています。 ・駐車余地 駐車余地は、駐車するときに空けておかなければならない右側の余地を示しています。 ・追越し禁止 追越し禁止は、追い越しの禁止を示しています。 ・横風注意 横風注意は、横風のおそれがあることを注意しています。主にトンネルの出口や切り通しの先に設置されています。 ・駐車時間制限 駐車時間制限は、駐車できる時間がパーキングメーターまたはパーキングチケットに表示された時刻までであることを示しています。 道路標識を守らないことの危険性 道路標識を守らない場合は交通違反となり、取り締まりの対象となります。また、交通事故に発展することもあります。他の交通の迷惑や事故にならないようにするためにも、標識に従って走行しましょう。 道路標識は、交差点の直前・直後に設置されていることが多く、道路の左側や上側にある場合がほとんどです(道路形状や一方通行路などの場合には、右側に設置されていることもあります)。 また、道路には標識だけでなく、路面のペイントや道路鋲などによって示される標示もあります。標識だけに気を取られていると、標示を見落としてしまう可能性があるため、標識・標示の両方に目配りをして運転することが大切です。 さらに、運転をするときは、道路標識や標示に加え、他の交通(歩行者・自転車・バイク・車両)の動きや信号などにも目配りをする必要があります。このように、さまざまな所へ目配りして、危険を予測しながら運転することが大切です。 取り締まられてしまったり、事故を起こしたりしないためにも、標識や標示などを見落とさないよう注意しましょう。
自動車税種別割(※以下、自動車税)は、所有者への財産税の意味合いや道路使用時の損傷を負担する役割のある税です。その自動車税を滞納したらどうなるのでしょうか。今回は、自動車税を滞納したときに起こる問題や対応方法について解説します。自動車税を支払い忘れてしまい、何か問題はないのか気になっている方は参考にしてください。 自動車税を払い忘れたときの対応方法 自動車税を払い忘れたときの対応方法はいくつかあります。すぐに支払いできる場合は、自動車税納税通知書兼納付書を都道府県税事務所か指定金融期間に持参して支払うことが可能です。都道府県税事務所の連絡先や指定金融機関については、納付書裏面などに詳細が記載されています。 また、地方自治体によっては納付期限経過後もインターネットによる支払いが可能であったり、コンビニ払いの納付書を再発行してくれるところもあります。納付期限を過ぎたからといってそのまま放置すると大事に至る可能性もあるため、もし納付が困難な状況でも必ず都道府県税事務所の窓口に相談するようにしましょう。 自動車税を払い忘れるとどうなる? 続いて、自動車税を払い忘れた場合に生じる問題について詳しく解説します。 コンビニ納付ができなくなる 納付期限を過ぎるとコンビニ納付ができなくなります。全国どこからでも曜日や時間を気にせず支払いのできるコンビニ払いは利便性が非常に高いです。しかし、納付期限を超えると、平日の営業時間内でしか支払いのできない都道府県税事務所や指定金融機関に出向く必要があります。 延滞金が発生する 自動車税は、納付期限日までに支払いできないと延滞金が発生します。延滞金は納付までの日数が伸びるほど積み重なり、納付期限から1ヶ月以上経過すると8.7%(地方自治体や年度により異なる)の延滞金割合です。日割計算で1,000円を超える延滞金は支払い義務が発生するため注意しましょう。 延滞金の計算式(税額×日数A×延滞金の率÷365日)+(税額×日数B×延滞金の率÷365日)※日数Aは納付期限の翌日から1ヶ月を経過する日まで、日数Bは納付期限の翌日から1ヶ月を経過した日以降の日数 最終的に給与や財産を差し押さえられる 自動車税の滞納は、最終的に預金や給与などの財産が差し押さえとなります。納付期限を過ぎたからといってすぐに差し押さえとなるわけではありません。滞納から差し押さえまでの流れは次のとおりです。 差し押さえとなるまでの流れ①督促状が届く納付期限からおよそ20日前後で督促状が届きます。 ②2回目の督促状が届く1回目の督促状が届いた後も未納が続くと9月中旬頃に2回目の督促状が届きます。 ③催告状が届く2回目の督促状が届いた後も未納が続くと届きます。 ④差押予告通知書が届く催告状が届いた後も未納が続くと差押予告通知書が届きます。 ⑤財産調査や捜索納税義務者の預金や給与、動産などの財産調査や捜索が行われます。 ⑥差し押さえの実行差押予告通知書が届いた後も未納が続くと、「支払い意思なし」と判断され差し押さえが実行されます。 なお、差し押さえの判断は裁判所が下すものであり、実際に差し押さえられるかどうかは不明です。また、差押禁止額も定められており、滞納額や給与額、財産額次第では、一部のみ差し押さえられます。詳しいことは弁護士に相談しましょう。 車検に通らなくなる 自動車税を滞納していると車検に通らなくなります。車検には納税証明書が必要であるため、自動車税を滞納していると車検の手続きができません。車検切れの車で公道を走ると、道路交通法違反により免許の停止や処罰対象となります。 自動車税の納付期限は地域で異なる 自動車税の納付期限は地域によって異なります。自動車税の納付期限は5月末日が多く、自動車税納付書は5月上旬に発送されるのが一般的です。しかし、一部の地方自治体では6月末日が納付期限と定められており、その場合は自動車税納付書は6月上旬に発送されます。 納税が難しい場合は都道府県税事務所に相談 納税が難しい場合は、都道府県税事務所の窓口に早めに相談しましょう。被災や経済状況などにより納付が難しい(地方税法第15条の条件と合致することが必要)と判断されると、原則として1年以内の分割納付が認められます。 地方税法第15条の要件・被災や盗難により財産を失った・納税義務者や同一生計者の親族が病気やケガを負った・事業が廃止や休業に陥った・事業で多額の損失を受けた・上記に類する事実が生じた・法定納期限後の1年経過後に課税された
車を手放したときに自賠責保険が返金されるのかどうかが気になる人もいるでしょう。結論から言うと、自賠責保険が返金されるかどうかはケースバイケースです。また、返金額も保険開始日や解約した時期によって異なります。この記事では、自賠責保険が返金されるケースや返金額の目安について解説するとともに、解約に必要な書類や手続き方法も紹介します。 自賠責保険が返金されるケース 自賠責保険は、車を「抹消登録」することで返金されます。抹消登録とは、一時的に車の登録を停止したり、公道を走行できないようにしたりする手続きです。どのようなときに自賠責保険が返金されるのか解説します。 廃車にするとき 車を廃車にする際は抹消登録の手続きをするため、自賠責保険が返金されます。抹消登録には、一時的に登録を停止する「一時抹消登録」と、車を解体して二度と使用しない際に行う「永久抹消登録」の2種類があります。自賠責保険は「一時抹消登録」または「永久抹消登録」どちらかの手続きをした際に、返金を受けることが可能です。ただし、軽自動車の場合は、以下のように異なるため混同しないようにしてください。 ・一時抹消登録=自動車検査証返納・永久抹消登録=解体届出 売却するとき 車を売却した場合は、中古車として再販されるケースがあるため、自賠責保険が返金されない可能性があります。自賠責保険は「強制保険」とも呼ばれており、ナンバープレートが付いた状態で公道を走行できる限りは解約できません。また中古車として再販する場合は、抹消登録ではなく売却先に名義変更されます。 ただし、売却先によっては残りの契約期間に応じて買取金額に上乗せしてくれるケースもあります。返金されているか気になる場合は、売却先に買取金額の内訳を確認してみてください。 自動車保険の返金額の目安 自賠責保険の返金額は「自賠責保険基準料率表」をもとに算出され、以下によって金額が変わります。 ・保険開始日・保険期間・車種・残り期間 返金額の算出方法は統一されているため、保険会社によって金額は変わりません。 以下は2021年4月1日以降に、14ヶ月〜25ヶ月で加入した場合の返金額のため、目安として参考にしてください。 ・自家用乗用車 残り期間 20ヶ月 12,290円、12ヶ月 7,310円、6ヶ月3,660円・軽自動車 残り期間 20ヶ月 12,060円、12ヶ月7,180円、6ヶ月 3,590円 出典元:損害保険ジャパン公式Webサイト「解約のお手続き」 返金額は1日単位ではなく、月単位で算出されるため、月が変わる前に解約することをおすすめします。仮に残り期間が「11ヶ月30日」あったとしても「11ヶ月分」になるため注意してください。ただし残り期間が「1ヶ月以上」ないと、返金の対象外になるため、解約手続きする前に加入状況を再度確認しておきましょう。 また自賠責保険は、基本的に次回の車検有効期限をカバーするよう加入されているため、車検が切れたタイミングで廃車にした場合、残り期間は1ヶ月を切ってしまいます。例えば車検有効期限が2022年11月30日だった場合、自賠責保険の満期は2022年12月31日までです。車検が切れたタイミングで車を廃車にすると、返金の対象外になることも把握しておきましょう。 自賠責保険の返金を受ける際の必要書類 車を廃車したからといって、自動的に自賠責が返金されるわけではありません。返金を受けるには、加入している保険会社の営業所で解約の手続きをする必要があります。続いて、自賠責保険を解約するのに必要な書類を解説します。 一時抹消登録証明書の原本 自賠責保険の返金を受けるには、陸運局で手続きした後に発行される「一時抹消登録証明書」が必要です。車を解体した場合は、永久抹消登録後に発行される「登録事項等証明書」を用意してください。ただし軽自動車の場合は、陸運局ではなく管轄の自動車検査登録事務所で発行される「自動車検査証返納届」が必要のため、混同しないよう注意しましょう。 自賠責保険証の原本 返金を受けるには、自賠責保険証の原本が必要です。自賠責保険証は車検証入れに保管されているケースが多いため、グローブボックス内や車内を確認してみてください。 紛失してしまった場合は、加入している保険会社の営業所で再発行してもらいましょう。再発行時は、本人確認書類の提示を求められるため、免許証を持参してください。 所有者の印鑑 解約の手続きには印鑑も必要です。印鑑は、あくまでも本人が手続きしたことを証明するため、認印でも問題ありません。法人名義の場合は、法人印を用意してください。 振込先情報 自賠責保険の還付金は指定した口座に返金されるため、振込先の情報がわかるようにしておきましょう。通帳やキャッシュカードを持参すると安心です。 自賠責保険の返金手続きの方法 自賠責保険は「車を手放した方法」によって返金手続きの方法が異なります。続いて、車を手放した方法ごとの返金手続きについて解説します。 車を業者に売却した場合 車を業者に売却する場合は返金手続きを代行してくれます。ただし、車を廃車にせずに中古車として再販する場合は、そもそも返金されないため注意してください。廃車専門店ではなく、ディーラーの下取りや買取専門店などに車を売却した場合に、手続きを代行してもらえるうえに返金を受けることができます。 中古車として再販される場合は、残りの契約期間に応じて買取金額に上乗せしてくれるケースがあるため、売却時に内訳を確認しましょう。 車を個人に売却した場合 車を個人に売却した場合は、抹消登録ではなく名義変更されるため、自賠責保険は返金されません。そのため返金手続きではなく、自賠責証明書の名義変更をする必要があります。名義変更は、加入している保険会社の営業所で手続きをします。必要書類は以下のとおりです。 ・自賠責保険証・承認請求書※譲渡人と譲受人の印鑑を押印・車検証・譲渡人の実印と印鑑証明書・本人確認書類 保険会社によっては、公式Webサイトで承認請求書をダウンロードし、必要書類と一緒に郵送すれば手続きできるケースがあるため、営業所に出向く手間を省けます。 廃車にした場合 業者に依頼せずに自分で廃車にした場合は、上述した必要書類を持参し、加入している保険会社の営業所で返金の手続きをします。 また自賠責保険は、抹消登録された日ではなく、自賠責保険の解約手続きが受理された日から返金額が算出されます。書類に不備があると出向いた日に解約が受理されず、受け取れる金額が少なくなる可能性があるため、月が変わる前に再度手続きするようにしてください。 加えて代理人に依頼する場合は、必要書類の他に委任状が必要なことも把握しておきましょう。
思うところがあったので前回のつづきを。 取材時や原稿を書く際に気をつけていることといえば・・・そう「コメント対策」だ。 メディアのFacebookページやヤ○コメなど、想定外な書き込みは日常茶飯事。 こればっかりはメディアの記事として世に配信する以上、洗礼というか、避けてとおれない道だと思う。 コラム記事ならフルボッコにされるのは自分だけで済むことが多いのでまだいいのだが、これがオーナーインタビューやイベント、ショップなどの取材記事だと本当に気を遣う。 取材を受けてようやく記事となり、世に出たことが逆効果になってしまってはあまりにも申し訳ないからだ。 ある日気づいたのだが、好意的なコメントが多いときはネガティブなものは書き込まれにくい。 不思議なもので、仮に書き込まれたとしても見知らぬ誰かがフォローしてくれたり・・・と、大事にならず沈静化する。 やっかいなのはネガティブコメントが蔓延したときだ。 これまた不思議なもので、後から後からネガティブなコメントが書き込まれていく。 好意的なコメントはかき消され、罵詈雑言の嵐と化す。 まさに負の連鎖だ。 これを世の中では「炎上」というのかもしれない。 こうなると、経験上はスルーに徹し、沈静化するのを待つのが得策だと思う。 仮に執筆者が出て行って申し開きをしたとしても、対応を誤ると火に油を注ぎかねない。 この記事はコメント欄が荒れるだろうなということは、記事のタイトルなどで概ね察しがつく(当然ながら、自分の意に反して依頼された原稿を書かなければならないこともあるわけで)。 最近公開されたある記事も、オーナーがやむを得ない事情で愛車を手放さなければならないというケースを取材した内容だった。 「結局、そこまで愛情がなかったんでしょ」といった類いのコメントが書き込まれることを予想して、文中に迎撃態勢をとっておいた。 それでもというか、やはりというか、予想していたネガティブコメントが書き込まれた。 この種の書き込みをする人は「オーナーがこのコメントを読むかもしれない」ということが慮れないのだろうか・・・。 なかには「よく読めば分かるだろうよ・・・」とツッコミたくなるようなコメントも少なくないのだが、もちろん静観する。 ライターによって考え方はさまざまだろうが、個人的には自分が書いた記事のコメントは読まない方が精神衛生上は健全でいられるような気がしている。 たしかに、コメントを読むことで思わぬ発見や気づきがあることも事実だが、それ以上の返り血を浴びることもしばしばだ。 ヤ○コメなんてこの世から消えてしまえ!といいたいところだけど、これがガス抜きになっている人もいるだろうし・・・。 なくてはならない、文字どおりの必要悪(あ、いっちゃった)なのかもしれない。 [画像/Adobe Stock ライター/松村透]