旧車と名車が甦るメディア
査定を依頼する(無料)

旧車の再生と維持

日産 スカイライン(ケンメリ)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2022.12.26

日産 スカイライン(ケンメリ)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ケンメリといえば、1972年から1977年まで販売された4代目スカイライン(C110型)の愛称です。ケンメリは旧車として人気が高く、自分の愛車にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし「ケンメリのような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではケンメリにかかる維持費について解説いたします。 ケンメリの特徴 ケンメリは1972年~1977年に発売された4代目のスカイライン(C110型)を指します。ケンとメリーがスカイラインで日本各地を旅するCMが話題になり「ケンメリ」と呼ばれるようになりました。約4年間で販売台数は約67万台にのぼり、スカイラインシリーズで最も売れたモデルです。現在旧車ブームでケンメリの人気も上がっています。ケンメリGT-Rは生産台数が200台以下の激レア車であり、5,000万円以上で取り引きされているほどです。 ケンメリの維持費の内訳 ケンメリの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ケンメリの実燃費は5~6km/リットルといわれています。ガソリンについては、クルマの状態・使用によって異なりますが、ハイオクを入れることが多いようです。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,582円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、378,982円(*2) になります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 ケンメリの排気量は1,600cc〜2,000ccです。自動車税は39,500円ですが、ハコスカは車齢が13年以上経過しているため重課税になり、45,400円かかります。 任意保険 ハコスカの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約62,000円/年でした。月額だと5,400円程度です。注意しなければいけないことは車両保険を付帯できない点。ケンメリはプレミア価格で取引されるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険に入ることができないのです。 車検 ケンメリの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:139,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、13,200円高い37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ケンメリのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ケンメリのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 ケンメリの年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ケンメリの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のケンメリ年間維持費>ガソリン代:378,982円自動車税:45,500円任意保険:62,000円車検:69,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:606,287円 月額では50,524円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ケンメリの維持費が高いと思った時の対処法 ケンメリのような旧車は自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因になります。ケンメリの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。現在は空前の旧車ブームです。過走行や多少ダメージのあるケンメリでも高く売却できる可能性があります。

スズキ 二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2022.12.26

スズキ 二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

エブリイといえば、スズキを代表するワンボックス型の軽自動車です。1964年にデビューし現在も代替わりを重ね販売されています。中でも二代目エブリイワゴンは軽自動車とは思えない充実装備で話題を集めました。中古市場でも人気のモデルとなっています。しかし、いざ購入しようと思っても「最新の軽自動車と比較して維持費が高そう……」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。この記事では二代目エブリイワゴン(DA64W)にかかる維持費について解説いたします。 二代目エブリイワゴン(DA64W)の特徴 二代目エブリイワゴン(DA64W)は「軽のミニバン」をコンセプトに開発されました。上級グレードには後席パワースライドドアやフルオートエアコンを採用するなど軽自動車の枠を超えた豪華な装備が話題になりました。高級軽ワゴンブームの火付け役となったモデルです。 二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費の内訳 二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 二代目エブリイワゴン(DA64W)は2WDと4WDのモデルがあります。2014年4月発売モデルでそれぞれの燃費を見ていきましょう。 2WD:14.4km/リットル4WD:13.8km/リットル カタログ燃費JC08モードで見ましたが、実燃費は2km/リットルほど低い数値になるようです。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で2WDモデルを使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約81リットル使用(*1) し、燃料代は13,121円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、157,452円(*2) かかります。 *1 燃費は12.4km/リットルで算出 ※実燃費想定*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出 最新の軽自動車は実燃費で20km/リットルを超えるものがあるので、それらと比較すると燃費が悪く思えますね。 自動車税 二代目エブリイワゴン(DA64W)の自動車税は軽自動車のため7,200円です。 任意保険 二代目エブリイワゴン(DA64W)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):90万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約83,000円/年でした。月額だと7,300円です。通勤使用、免許はブルーで算出しているため、条件によっては保険料が下がるケースがあります。 車検 二代目エブリイワゴン(DA64W)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:19,730円(24ヶ月)自動車重量税:6,600円(24ヶ月)印紙代:1,400円車検料:40,000円合計:67,730円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 軽自動車は法定費用が安くなるメリットがあります。また、比較的新しいクルマであれば整備費用は下がり車検代が安くなるかもしれません。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。二代目エブリイワゴン(DA64W)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって3万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。二代目エブリイワゴン(DA64W)のタイヤ交換が発生する場合は数万円ほど追加でかかるケースもあります。 二代目エブリイワゴン(DA64W)の年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、二代目エブリイワゴン(DA64W)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の二代目エブリイワゴン(DA64W)年間維持費>ガソリン代:157,452円自動車税:7,200円任意保険:83,000円車検:33,865円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:30,000円合計:311,517円 月額では25,960円ほどかかる計算です。注目したいポイントはガソリン代。維持費の半分ほどがガソリン代になっています。自動車税、重量税やメンテナンス代も安いという理由で軽自動車を選ぶ場合、ガソリン代も下げたいですよね。実燃費12.4km/リットルは近年売られている乗用車のコンパクトカーより悪い数値です。 二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費が高いと思った時の対処法 軽自動車は車重の軽さから燃費が良いものが多いです。しかし二代目エブリイワゴンは最近のコンパクトカーより悪いことがわかりました。税金面で安くなっても頻繁に入れることになるガソリン代がかさむと維持費が高く感じてしまうでしょう。二代目エブリイワゴン(DA64W)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。軽ワゴンは居住性の高さと手軽に運転できるサイズ感で需要が高くなっています。過走行や多少ダメージのある二代目エブリイワゴン(DA64W)でも高く売却できる可能性があります。

日産 ハコスカの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2022.12.26

日産 ハコスカの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ハコスカといえば、歴代日産車の中でも別格の人気を誇るスポーツカーです。1968年にデビューした3代目スカイライン(C10型)がハコスカと呼ばれるモデルです。中古市場では1,000万円以上で取り引きされることもあり、気になる方も多いですよね。しかし「ハコスカのような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。この記事ではハコスカにかかる維持費について解説いたします。 ハコスカの特徴 ハコスカは1968年~1972年に発売された3代目のスカイライン(C10型)になります。角張ったボディ形状から「ハコスカ」の愛称で呼ばれるようになりました。現在も世界中のファンを魅了するGT-Rはハコスカから始まりました。レースの世界ではツーリングカー選手権で49連勝という記録をもちます。無敵といえる性能を誇り、スポーツカー好きの心を鷲掴みにしたモデルです。 ハコスカの維持費の内訳 ハコスカの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ハコスカの実燃費は5~6km/リットルになるようです。有鉛ガソリン仕様ですが、2022年現在有鉛ガソリンは販売されておりません。ハイオクを入れておけば間違いないでしょう。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,582円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、378,982円(*2) かかります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 初代GT-RであるS20型エンジン搭載車を例に見ていきましょう。排気量は1,989ccです。自動車税は39,500円ですが、ハコスカは車齢が13年以上経過しているため重課税になり、45,400円かかります。 任意保険 ハコスカの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約47,000円/年でした。月額だと4,000円程度で安く思えますが、車両保険が付帯できません。前述の通り、ハコスカは1,000万円以上で取り引きされるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険に加入できないのです。 車検 ハコスカの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:139,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、13,200円高い37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ハコスカのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ハコスカのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 ハコスカの年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ハコスカの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のZ33型フェアレディZ年間維持費>ガソリン代:378,982円自動車税:45,500円任意保険:47,000円車検:69,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:591,287円 月額では49,300円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ハコスカの維持費が高いと思った時の対処法 ハコスカのような旧車は自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因になるでしょう。ハコスカの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。現在は空前の旧車ブームです。過走行や多少ダメージのあるハコスカでも高く売却できる可能性があります。

旧車のレストアにかかる費用の相場とは?費用を抑える方法やメリットについても解説
旧車の再生と維持 2022.12.22

旧車のレストアにかかる費用の相場とは?費用を抑える方法やメリットについても解説

旧車が欲しくても安全に走行できるか不安だという人も多いでしょう。旧車は経年による劣化で故障が多い場合もありますが、レストアすることで安心して運転できるようになります。今回は、旧車のレストアにかかる費用やメリットについて解説します。旧車の購入を検討中の方は参考にしてください。 旧車のレストアにかかる費用の相場 レストアは、一般的に旧車を修理して正常に運転できるようにすることです。一言にレストアといっても、機械部分からエクステリアやインテリアまで幅広い箇所で必要な場合があります。どこまでするのかで費用は大きく変わり、国産中型車のエクステリアやインテリアを新車時に近づけるだけで300~500万円程度はかかるでしょう。 また、エンジンのレストアには大きく分けてふたつの種類があります。 ファインチューニング........エンジンを純正のまま活用してポート研磨やピストンなどのバランス取りを行うこと。劣化して低下した出力を新車当時に近いものに戻す。オーバーホール........部品単位まで分解して清掃や再組立てを行い、新車当時の性能に近づけること。 このどちらかにより性能が新車時に近づくのであれば問題ありません。しかし、旧車は個々に状態が異なり、部品の摩耗や破損度合いによっては交換が必要となるケースがあります。また、廃番となっている部品も多いため、状態によっては代替え部品を探すか作ってもらう必要に迫られることもあるでしょう。最悪の場合は同じ型式のエンジンを探して換装する必要があります。 旧車のレストアにかかる費用の相場は、車の状態や実施する箇所によって異なることを認識しておきましょう。 旧車のレストアは、こだわり過ぎると数千万円単位の費用がかかります。まずは安全に走行できるように、必要な箇所に重点をおいて計画的に実施することが重要です。 旧車のレストアにかかる費用が決まる要因 旧車のレストアにかかる費用が決まる要因について詳しく解説します。 フルレストア済みの場合 前オーナーや販売業者がフルレストアを施している場合は、基本的に追加費用が発生することなく旧車に乗れます。旧車専門の販売業者はオーナーと信頼関係を築いていることに加え、長年整備してきた車の売却にも関わることが多いです。そのような車に出会うことができれば、乗り出してすぐに高額なレストア費用が発生することは少ないでしょう。 過去にレストアや必要な箇所の部品が交換されている場合 過去に劣化している箇所の部品交換やレストアがされている場合は、数十万円程度の費用に抑えられるケースがあります。ただし、車のサビ落としや全塗装が必要であれば、100万円以上の費用が発生する可能性を考慮しましょう。 フルレストアが必要な場合 フルレストアとはエクステリアの塗装からインテリアの補修、エンジンなどの機械部品に至るまでを問題なく使用できるようにすることです。この場合は車の状態によって必要となる費用は大きく変わります。総額で1,000万円以上かかる場合もあるため、一般的な中古車販売業者で安い保証なしの車を購入するときは注意が必要です。 旧車のレストアにかかる費用を抑える方法はある? 旧車のレストアにかかる費用を抑える方法は、可能な限りDIYで行うことです。レストアにかかる費用の中でも作業工賃は1時間あたり10,000円前後かかり、旧車のレストアとなると数カ月から1年以上という長期に渡ります。簡単な作業はインターネットで部品を購入して自ら作業するとよいでしょう。ただし、機械部分や危険がともなう作業はプロに任せることをおすすめします。 旧車をレストアするメリット 続いて、旧車をレストアするメリットについて詳しく解説します。 走行や鑑賞をより一層楽しめる レストアは、旧車を新車当時と同等の状態に戻すことです。レストアを施すことで内外ともに新車のように修復するため、走行や鑑賞をより一層楽しめるようになるでしょう。最近ではパワーウィンドウやクーラーなどの快適装備を後付け装着してくれる業者もいるため、旧車乗りの悩み解決としてレストアと同時に依頼することもおすすめです。 高額で売却できる可能性が高まる レストア済みの旧車は、高額で売却できる可能性が高まります。人気の車種は相場が高騰してプレミア価格で流通しており、レストアを施していることは買取価格に加算されるでしょう。条件によってはレストアにかかった多額のコストを上回る利益を得ることができます。 旧車のレストアをする際の注意点 旧車のレストアは、部品や作業工賃などで高額な費用が発生する可能性があります。旧車を安く手に入れてもレストア費用で大きな負担がかかるケースもあるため、最初から専門業者でレストア済みの車を購入する方が結果的に安い場合があると考えましょう。また、旧車の専門知識をもった業者でなければレストアや整備は難しいため、業者選定はしっかりと行う必要があります。

安心料500円!?「ブレーキペダルストッパーラバー」は旧車乗り必須アイテム
旧車の再生と維持 2022.12.21

安心料500円!?「ブレーキペダルストッパーラバー」は旧車乗り必須アイテム

購入から23年をむかえた愛車のS15。 3度目の車検をこえた辺りから、さまざまなパーツが寿命をむかえはじめます。 ベルトなどの経済的な負担の少ないパーツは定期的な交換を、コンプレッサーやオルタネーターといった、おいそれと交換できないパーツは日頃から気を配りつつ、整備工場に行く機会があったら確認をしてもらっていました。 それでも予想もしていなかったパーツが不意に寿命をむかえ、立ち往生を強いられることがあるもので……。 ■突如、発生したバッテリーあがり。その原因は? 所用にS15で出かけて、現地のコインパーキングに駐車。 3時間かからないくらいでクルマに戻り、「さぁ、帰ろう」とキーをひねったところ……。 キュッ、キュッ……。 セルの動きが弱々しく、エンジンがかかる気配はなし。 この症状は、バッテリーあがり? そういえばドアロックを(キーレスエントリーは壊れているので、手動で)解錠した際、助手席側の解錠音が、いつもと違っていた気も。 でも、3時間前までは普通に走っていたのに、いきなりバッテリーがあがる? 半年前に交換したばかりよ? コインパーキングで原因を考えていても、当たり前ですが状況は変わりません。 ひとまずJAFに救援を依頼。支払っていてよかった年会費。 日が傾いた頃、山ほどの工具を満載した、頼もしき青い車両が到着します。 このとき、S15はセルすら動かないありさまでした。 レスキューサービスのお兄さんに事情を説明すると「これくらいの年代のクルマは多いんですよね」と、即座に原因を特定。 あおむけになって運転席の足下に潜り込み、なにやら作業をはじめます。 結論からいうと、バッテリーあがりの原因はオルタネーターやバッテリーのトラブルではなく、ましてや室内灯の点灯しっぱなしでもない。 ブレーキペダルの根元近くについていている『ブレーキペダルストッパーラバー』が寿命で破砕。 ブレーキランプのスイッチが入りっぱなし(ブレーキランプが点灯しっぱなし)になったため、起こったものでした。 硬貨を用いた応急処置(このとき、「応急処置が外れたときのために」と、運転席にあおむけで潜らされるスパルタレッスンがあったことを記しておきます)ののち、ジャンプスタートでエンジン始動。しばらく様子をみてから、路上でのエンジン停止に怯えつつ帰宅の途につきます。 翌朝、あらためて車内を確認すると、フロアマットの上に黒いプラスティックの破片が落ちていました。 主治医の整備工場に行き、パーツを取り寄せ後に修理。 バッテリーあがりの原因は、レスキューサービスのお兄さんがいっていたとおりでした。 修理代はブレーキペダルストッパーラバー代と周辺の点検込みで3000円。 ブレーキペダルストッパーラバー自体の金額は500円くらいです。 車種やモデルによっては備わっていないパーツかもしれませんが、もし旧車を購入するのなら、保険としてブレーキペダルストッパーラバー(もしくは、それに相当するパーツ)を交換しておくことを、強くオススメします。 わずか1円玉ほどの小さなパーツですが、壊れるとたいそうな騒ぎになります。 ■今後のバッテリーあがり対策にバッテリージャンプスターターを購入! バッテリーあがり騒動から数日後。 その日もS15で出かけようとしたところ……。 今度はセルがウンともスンともいわねぇ! 再び発生のバッテリーあがり。 件の日にバッテリーを完全放電させたから、お亡くなりになったのか!? とりあえずバッテリーあがり問題は後回しにして、公共の交通機関を使って出先に急行します。 その帰り道、バスの中で「これまでバッテリー回りに問題が起こらなかったのが幸運だったのだ。今後は、急なバッテリートラブルは発生するものとして対策を講じよう」と心に決めます。 ちなみに今回のバッテリーあがりは、整備工場で見てもらったものの原因は不明。現在、半年ほど経っていますが、再発はしていません。 ■バッテリーあがり対策として考えたのは 1:予備バッテリーを購入する2:バッテリー充電器を購入する3:バッテリージャンプスターターを購入する の、3案。 最終的には持ち歩きも容易で、出先でのバッテリートラブルにも対応できる「3:バッテリージャンプスターターを購入する」を選択。 ネットであれこれと比較し、コスパ的に妥当な商品を購入しました。 とはいえ、バッテリーあがり対策といえば1と2が当たり前だった時代のおっさんです。 手元に届いたバッテリージャンプスターターの小ささもあって、その性能には懐疑的でした。 説明書に従って充電し、S15のバッテリーに接続。 「ギリ、エンジンがかかる程度のものだろう」と、弱いセルの動きを想像してキーをひねると……。 「キュッ、ズォン!」 即、始動! バッテリーは空っぽだったにもかかわらず、フル充電時のようなセルの動き!  なにコレ、すごくね!? 最近の小型充電池の高性能さを、あらためて見せつけられ、その場で「バッテリーあがりにはバッテリージャンプスターター派」への転向をはたします。 夏場の高温を考えると車内に放置できない、月に一回、充電が必要といったところが面倒ですが、バッテリーあがりの不安が大きくやわらいだのですから、買って正解だったと思っています。 ブースターケーブルもトランクから下ろせますし。 最中は気が気ではありませんでしたが、終わってみれば勉強になったバッテリーあがり騒動。 私の知る限り、旧車や中古車購入後にすべきこととして「ブレーキペダルストッパーラバーの交換をしろ」と記されているガイドはなかったので、あらためてオススメしておきます。 いくらバッテリーを新品に交換しても、ブレーキランプストッパーラバーが外れるだけでバッテリーはあがり、出先の駐車場で立ち往生を強いられます。 ■旧車に限らず、バッテリートラブルは起こるもの JAFの「ロードサービス出動理由」ランキングでも、バッテリートラブルは1位(2021年)と発表されています。 バッテリージャンプスターターをクルマに乗せておくことで、完全ではありませんが対策になります。 ブースターケーブルによるジャンプとは違って、他車の補助なく再始動できるのも強みですね。 S15に乗り続けていれば、また予想もつかなかったパーツや装備が寿命をむかえて、右往左往するのでしょうね。 不安半分・楽しみ半分の心構えで、乗り切って行きたいと思います。 [ライター・カメラ/糸井賢一]

トヨタ ランドクルーザー(100系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2022.12.20

トヨタ ランドクルーザー(100系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ランドクルーザー(以下、ランクル)といえば、タフさと悪路走破性の高さから世界中で人気のモデルです。1998年1月~2007年8月まで販売されていた100系ランクルは高級車を凌駕するクルマになりました。新車価格は最上級グレードで651万円と、トヨタ自動車が販売するクルマの中でもセンチュリーを除くと最高峰の価格に。そんなランクル100ですが、中古市場では100万円台で購入できる個体も出てきました。しかし「古いランクルは維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では100系ランクルにかかる維持費について解説いたします。 100系ランクルの特徴 100系ランクルは80系ランクルの後継として開発されました。80系でクラウン級に高級車化されましたが、100系ではよりラグジュアリーな路線にシフト変更。世間では「高級車を凌駕する」と言われるほどです。また、100系にはシグナスという最高級モデルも登場し「セルシオのオフロードカー」と呼ばれていました。北米ではシグナスがレクサスブランドで販売されていました。代替わりするたびに高級路線に進むランクルですが、走行性能も一切妥協をしていません。オフロードコースに持ち込めば、ゴツゴツとした未舗装路や急坂もものともせず進むことができます。100系の後継は200系、300系と続いています。 100系ランクル維持費の内訳 100系ランクルの維持費について、5項目に分けて解説します。今回は1998年式のVX(ガソリン/4,663cc)を例に挙げてシミュレーションします。 燃料代 100系ランクルの1998年式のVX(ガソリン/4,663cc)のカタログ燃費は、10.15モードで6.1km/Lです。 仮に月間1,000km走行した場合、ガソリンは約163リットル使用(*1) し燃料代は2万9,666円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、35万5,992円(*2) です。*1 燃費は6.1km/Lで算出*2 2024年6月25日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格182円で算出 自動車税 2024年6月現在、新車登録が2019年10月1日以降の4.5L超~6L以下(自家用)の自動車税は8万7,000円/年です。4,663㏄のガソリンエンジンを搭載した100系ランクルの場合は車齢13年超えのため重課税され、10万1,200円/年かかります。 任意保険 100系ランクルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:25歳等級:6B使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり(限定タイプ)免責金額(1回目-2回目以降):5-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約11万円/年でした。月々だと9,000円ほどかかる計算です。等級が上だったりゴールド免許だったりする場合はもう少し安くなります。 車検 自家用車登録100系ランクルの車検代はいくらになるのでしょうか。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:6万3,000円(24ヶ月)※初度登録年月から18年経過で算出印紙代:1,800円車検基本料:5万円 ※店舗・工場によって異なる合計:13万2,450円 ここで注目するポイントは重量税です。100系ランクルの枠である2t超~2.5t以下区分の自家用車の場合、重量税は4万1,000円ですが、初度年月から18年経過した車両については増額され6万3,000円になります。 また、古いクルマの場合は車検時に部品交換等の整備が発生する可能性が高く、車検代が一般的に高くなってしまうケースが多いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。100系ランクルワゴンタイプのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。100系ランクルワゴンタイプのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 100系ランクル年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の100系ランクルワゴンタイプ年間維持費>燃料代:35万5,992円自動車税:10万1,200円任意保険:約11万円車検:6万6,225円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:68万3,417円 月額で5万7,000円ほどかかる計算です。2024年6現在もガソリン価格が高騰しているため、燃費の悪いガソリンエンジン車乗りの財布には大きなダメージを与えます。100系からガソリン車はハイオク限定になったのも痛いところ。また、自動車税も重課税されてしまいます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。東京都内で維持していくには10万円以上の維持費が必要かもしれません。 100系ランクルの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかるものです。特に100系ランクルのような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむために費用が高くなります。さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、100系ランクルの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2024年6月25日時点のデータです

日産 フェアレディZ(Z34)の維持費は高い!?内訳や抑える方法も解説
旧車の再生と維持 2022.12.20

日産 フェアレディZ(Z34)の維持費は高い!?内訳や抑える方法も解説

フェアレディZといえば、GT-Rと並ぶ日産を代表するスポーツカーです。2008年に発売されたZ34型のフェアレディZは通算6代目のモデルになり、排気量が先代のZ33から200cc増加しました。新車時は乗り出し価格が400万円を超えていましたが、中古車市場では200万円を切る個体が増えてきました。しかし、大排気量スポーツカーは維持費が心配です。 この記事ではZ34型フェアレディZにかかる維持費について解説していきます。 Z34型フェアレディZの特徴 Z34型は2008年〜2021年に販売されていた6代目のフェアレディZです。2022年にはビッグマイナーチェンジが実施され、型式がZ34からRZ34に変更されました。 Z34はシリーズ最大の排気量である3.7リットルのエンジンを搭載している点が大きな特徴です。海外では排気量から「370Z」の名称で販売されています。 Z34型フェアレディZにかかる維持費の5つの内訳 ここからはZ34型フェアレディZの維持費について、5つの項目に分けて解説します。 維持費①:燃料代 Z34型フェアレディZは3.7L VQ37VHRエンジン1種類のみです。燃費はJC08モードのカタログ数値で9.0〜9.8km/リットルです。実燃費は7.5km/リットルほどといわれています。 Z34型フェアレディZはハイオク限定車です。ハイオク限定車かつリッター10km未満だと、燃料代を支払うたびにお金をばら撒いている感覚になりますね……。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133リットル使用(*1) し、燃料代は2万4,219円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、29万628円(*2) かかります。*1 燃費は7.5km/リットルで算出*2 2024年6月18日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格182.1円で算出 維持費②:自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以前の3.5リットル超〜4.0リットル以下(自家用)の自動車税は6万6,500円です。なお、Z34型フェアレディZは新規登録から13年以上経過している可能性が高く、その場合は重課された7万6,400円がかかります。 維持費③:任意保険 Z34型フェアレディZの任意保険について、大手の国内損保で見積もりをしました。 <条件>年齢:29歳等級:11等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物全損時修理差額費⽤特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(搭乗中のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車両保険:あり車両保険(保険金額):275万円免責金額(1回目-2回目以降):5-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約12万6,000/年でした。車両保険が全体の保険料を上げています。任意保険は事故率や盗難率を加味し算出するため、スポーツカーの保険料は高くなる傾向にあります。しかし、保険金額は275万円になるため、車両保険はつけておいたほうがいいでしょう。 維持費④:車検 Z34型フェアレディZの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検基本料:5万円合計:11万5,550円※車検基本料は内容、整備工場などにより費用は増減します。※自動車重量税は新車登録から13年未満であれば3万2,800円です。 新しい年式のZ34であれば整備費用が少なく済むかもしれません。 維持費⑤:メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。Z34型フェアレディZのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車・空気圧チェック・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液補充・エアコンフィルター交換・ブレーキパッド交換・バッテリー交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター(オイルエレメント)交換・キーロックユニット交換 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって8万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。 ただし、上記以外にタイヤ交換が発生する場合は、10万円~20万円の追加費用が必要です。また、キーロックユニットの不具合によるエンジン始動不良はZ34型フェアレディZの良くあるトラブルの1つで、故障が起きてしまった場合は部品代と工賃で3万5,000円程の費用がかかります。 Z34型フェアレディZ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、Z34型フェアレディZの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のZ34型フェアレディZ年間維持費>ガソリン代:29万628円自動車税:7万6,400円任意保険:12万6,000円車検:5万7,775円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:8万円合計:63万803円 月額では5万2,567円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 Z34型フェアレディZの維持費を抑える方法 ここからはZ34型フェアレディZの維持費を抑える方法を3つの項目に分けて解説します。 DIYでメンテナンスする Z34型フェアレディZの維持費は、簡単なメンテナンスをDIYすることで抑えられます。 DIYでできるメンテナンスの例は以下の通りです。 ・洗車・空気圧チェック・バッテリー交換・オイル交換・ワイパー交換・ブレーキパッド交換 クルマの保管場所や環境にもよりますが、上記のようなメンテナンスは専門的な知識や技術がなくても実施できます。 車検の依頼先を見直す Z34型フェアレディZの維持費の節約には、車検の依頼先の見直しも非常に有効です。 車検の依頼先には、ディーラーや車検専門店、ガソリンスタンドや整備工場がありますが、どこを選ぶかによって費用が大きく変わります。 クルマが新しいうちは保証の関係でディーラーにメリットがありますが、2回目以降はそうとも限りません。車検に特化した車検専門店や整備工場は、車検の基本料金が安く、ディーラー並みの技術を持っている場合もあります。そのため、ディーラーよりも安い料金で充分な技術力による車検を受けられます。 また、車検の事前見積もりも有効です。自分の予算やクルマのコンディションにあったプランを選択することで、費用を抑えられるでしょう。 保険会社を見直す 保険会社の見直しも維持費を抑える方法の1つです。任意保険は、国内損保とネット系の2つに分けることができますが、基本的に国内損保の方が高い傾向にあります。ネット系と比べて数万円の差が付くことも珍しくありません。 ただし、ネット系のプランや特約の選択は全て自己責任となり、保険のトレンドなども自分自身でキャッチアップする必要があります。「万が一の際に保険がおりない」や「特約を知らずにかえって損をした」などのトラブルを防ぐためにも、任意保険の知識を身に付けておく必要があります。 Z34型フェアレディZの維持費がどうしても高いと思った時の対処法 大排気量のハイオク限定車は維持費が高額になります。また、初期モデルの一部は発売から13年経過しているため自動車税、重量税が重課されます。また、年式が古いと故障が頻発する可能性もあり、そうなった場合はメンテナンス費も嵩んでしまうでしょう。 維持費を抑える方法を試みたものの、Z34型フェアレディZの維持費が高いと感じたら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていました。しかし、現在では旧車人気の高まりによって、過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2024年6月18日時点のデータです。

日産 フェアレディZ(Z33)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2022.12.20

日産 フェアレディZ(Z33)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

フェアレディZといえば、GT-Rと並ぶ日産を代表するスポーツカーです。2002年に発売されたZ33型のフェアレディZは先代のZ32型の生産終了から約2年後に発売され、復活を望んでいたフェアレディZファンの間で話題を呼びました。新車時は乗り出し価格が400万円を超えるクルマでしたが中古市場では100万円以下で購入できる個体が増えてきました。しかし、旧車は維持費が心配になりますよね。この記事ではZ33型フェアレディZにかかる維持費について解説いたします。 Z33型フェアレディZの特徴 Z33型フェアレディZは2002年~2008年に発売された5代目のフェアレディZです。先代のZ32発売終了から約2年後に発売され、フェアレディZの復活にファンは歓喜の声を上げました。デビューからフルモデルチェンジまでに、計4回エンジンスペックの向上を図りました。排気量3.5リットルの大型エンジンを搭載しており、最近のダウンサイジングされたエンジンでは味わえない大排気量ならではの乗り味が魅力です。 Z33型フェアレディZ維持費の内訳 Z33型フェアレディZの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 燃費はJC08モードのカタログ数値で9.1~9.7km/リットル、実燃費は7.5km/リットルほどとなるようです。 Z33型フェアレディZはハイオク限定車になります。リッター10km未満のハイオク限定車、お金をばら撒いている感覚に陥る燃費ですね……。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133リットル使用(*1) し、燃料代は23,160円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、277,920円(*2) かかります。*1 燃費は7.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以後の3.0リットル超~3.5リットル以下(自家用)の自動車税は57,000円/年です。Z33型フェアレディZの場合は車齢13年超えのため、自動車税は重課税され66,700円かかります。 任意保険 Z33型フェアレディZの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):75万円免責金額(1回目-2回目以降):5~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約108,000円/年でした。車両保険で保険料が上がっています。任意保険は事故率や盗難率を加味し算出するため、スポーツカーの保険料は高くなる傾向にあります。保険金額は75万円のため、車両保険をつけないで保険料を下げるという選択肢もありかもしれません。 車検 Z33型フェアレディZの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:119,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、13,200円高い37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。Z33型フェアレディZのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。Z33型フェアレディZのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 Z33型フェアレディZ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、Z33型フェアレディZの場合、合計でいくらになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のZ33型フェアレディZ年間維持費>ガソリン代:277,920円自動車税:66,700円任意保険:108,000円車検:59,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:562,425円 月額では46,900円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることができます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 Z33型フェアレディZの維持費が高いと思った時の対処法 大排気量のハイオク限定車は維持費が高額になります。また、最終モデルでも発売から15年近く経過するクルマのため、こまめにメンテナンスする必要があり、維持するにはどうしてもお金がかかってしまうでしょう。Z33型フェアレディZの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです

3代目トヨタ ハリアー(60系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2022.12.20

3代目トヨタ ハリアー(60系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

トヨタハリアーといえば、高級クロスオーバーSUVブームの火付け役として1997年から発売されており、今も大人気の車種です。ハリアーの中でも2013年12月~2020年6月まで製造・販売されていた60系ハリアーからは国内専用モデルになり、日本人好みの仕様になりました。中古市場では前期モデルであれば200万円程度で購入できる個体も出てきています。しかし「古い年式の中古車は維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では60系ハリアーにかかる維持費について解説いたします。 60系ハリアーの特徴 60系ハリアー最大の特徴は国内専用モデルということです。先代の30系ハリアーは世界展開しているレクサスRXと同じ設計で作られていましが、日本の道を走るにはサイズが大きすぎるという声がありました。そこで3代目は全長と全幅のダウンサイジングを図りました。ボディは小型化したもののエンジンも小型化したため、室内空間は先代より拡大されています。また、先進安全装備として車両周辺の360度を確認できるパノラミックビューモニターが一部グレードに採用されました。 60系ハリアー維持費の内訳 60系ハリアーの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 60系ハリアーはガソリンモデル、ターボモデルとハイブリッドモデルの3種類があります。それぞれの燃費を見ていきましょう。 2.0L ガソリン車(FF):16.0km/リットル2.0L ガソリン車(4WD):14.8~15.2km/リットル2.0L ターボ車(FF):13.0km/リットル2.0L ターボ車(4WD):12.8km/リットル2.5L ハイブリッド車:21.4km/リットル JC08モードの燃費で比較しましたが、2.0Lガソリン車のFFモデルは意外と燃費が良いですね。実燃費はそれぞれ2~3km/リットル程度低くなるようです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に税金が安く燃費もそこそこ良い60系ハリアーガソリン車(FF)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約74リットル使用(*1) し燃料代は12,052円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、144,622円(*2) です。*1 燃費は13.5km/リットルで算出(実燃費)*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出 60系ハリアーのガソリン車はレギュラーガソリン対応です。ただ、原油価格高騰により安さの恩恵はあまり受けられないですね。 自動車税 60系ハリアーガソリン車(FF)の排気量は1,986ccです。自動車税を見ていきましょう。2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以後の1.5リットル超~2.0リットル以下(自家用)の自動車税は36,000円/年です。初期モデルでも2022年12月現在はまだ9年しか経過していないので重課税は車齢13年超えの重課税はされません。 任意保険 60系ハリアーガソリン(FF)2014年8月発売モデルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし弁護士特約:あり事故時レンタカー特約(1事故につき日額5,000円まで):あり車両保険:あり車両保険(保険金額):170万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約94,000円/年でした。月々だと7,840円ほどかかる計算です。 車検 60系ハリアーガソリン(FF)の車検代はいくらになるのでしょうか。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:32,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検料:50,000円合計:104,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 60系ハリアーの場合、重課税の重課税はされず、比較的新しいモデルのため整備費用もそこまで大きな負担にはならないでしょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。60系ハリアーガソリン車(FF)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。60系ハリアーのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 60系ハリアーガソリン車(FF)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の200系ランクル年間維持費>ガソリン代:144,622円自動車税:36,000円任意保険:94,000円車検:52,305円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:376,927円 月額では31,400円ほどかかります。2022年11現在、ガソリン価格が高騰しているため、レギュラーガソリン対応車でもガソリン代がかさむでしょう。最近のエコカーの場合は実燃費で20km/リットル以上走る車種も多いため、13.5km/リットルの燃費はやや悪く思えるかもしれません。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 60系ハリアーの維持費が高いと思った時の対処法 60系ハリアーガソリン車(FF)のような純粋なガソリン車はエコカーと比較すると燃費が悪い傾向にあります。また、初期モデルについてはそろそろ車齢が10年を超えてくるため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、60系ハリアーの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです

トヨタ ランドクルーザー(200系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2022.12.20

トヨタ ランドクルーザー(200系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ランドクルーザー(以下、ランクル)といえば、耐久性と悪路走破性の高さから世界中で愛されているオフロード車です。2007年9月~2021年3月まで製造されていた200系ランクルは、センチュリーを除いてトヨタブランドの最高級車種としてあこがれの的となりました。そんな200系ランクルですが、デビューから15年が経過し中古市場では200万円台で購入できる個体も出てきています。しかし「古いランクルは維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では200系ランクルにかかる維持費について解説いたします。 200系ランクルの特徴 200系ランクルは100系ランクルの後継として開発されました。100系でも「セルシオのオフロードカー」と呼ばれていましたが、200系ではさらに上質な高級車に仕上がりました。上級グレードは本革シートに木目パネルをあしらう内装など、インテリアだけ見るとオフロード車とは全く思えないでしょう。代替わりするたびに高級車化するランクルですが、走行性能も一切妥協していません。オフロードコースに持ち込めば、ゴツゴツとした未舗装路や急坂もものともせず走行します。200系の後継は300系ですが、注文から納車までは3~5年待ちになることもあるようです。 200系ランクル維持費の内訳 200系ランクルの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 200系ランクルはV8のガソリンエンジンのみです。燃費はどのくらいなのでしょうか。 約4~5km/リットル(街乗り)約6~7km/リットル(高速) 実燃費で比較しましたが、かなりの大食いですね。しかもハイオク限定です。高級燃料をゴクゴク飲み込んでしまいます……。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に200系ランクルを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約222リットル使用(*1) し燃料代は38,561円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、462,737円(*2) です。*1 燃費は4.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 年間のガソリン代は驚愕の金額に!この金額を貯蓄に回せば、2年ほどで100万円溜まりますね……。 自動車税 200系ランクルの排気量は4.6リットル超です。自動車税を見ていきましょう。2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以降の4.5リットル超~6.0リットル以下(自家用)の自動車税は87,000円/年です。200系ランクルの場合は、初期に販売されたモデルでは車齢13年超えのため重課税され、101,200円/年にかかります。つい最近まで販売されていたモデルですが、ランクルはモデルチェンジのサイクルが長いので初期モデルは旧車の域に達します。 任意保険 200系ランクルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし弁護士特約:あり車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約60,000円/年でした。月々だと5,000円ほどになる計算です。ただ、この金額には車両保険が付帯されていません。旧車は車両保険がつけられないことがありますが、200系ランクルの場合盗難被害が頻発しており、つけられないケースが多いそうです。もし車両保険を付帯できる保険に入れたとしても、それなりの負担額を覚悟しておいたほうがいいでしょう。 車検 200系ランクルの車検代はいくらになるのでしょうか。自家用車登録の場合で計算してみましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:57,000円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:138,810円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ここで注目するポイントは重量税です。200系ランクルの枠である2.0トン超~2.5トン以下区分の自家用車の場合、重量税は41,000円ですが、初年度から13年経過した車両については57,000円かかります。初期モデルの場合は13年経過してきますので注意が必要です。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。200系ランクルワゴンタイプのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。200系ランクルワゴンタイプのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 200系ランクル年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の200系ランクル年間維持費>ガソリン代:462,737円自動車税:101,200円任意保険:60,000円車検:69,405円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:743,342円 月額では62,000円ほどかかります。名古屋駅周辺の1k平均家賃より少し高めのランニングコストですね。2022年11現在、ガソリン価格が高騰しているため、燃費の悪いガソリンエンジン車乗りの財布には大きなダメージを与えます。200系からガソリン車はハイオク限定なところも痛いポイント。また、初期モデルの場合は13年経過した場合、自動車税と重量税も重課税されてしまいます。 ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生します。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。東京都内で維持していくには10万円以上の維持費が必要かもしれません。 200系ランクルの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかるものです。特に200系ランクルのような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむために費用が高くなります。さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、200系ランクルの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです

旧車王マガジンは
旧車王
が運営しています

旧車王は、「買取は10年以上の旧車だけ」というコンセプトのもと、旧車・クラシックカーに特化して25年、 累積15,000台以上を買取させていただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日で全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

すぐ査定依頼が可能!

Web査定申込はこちら

まずは車について気軽に相談したい

LINEで売却相談する

カテゴリ一覧

# 旧車の魅力と知識 # 旧車の売買と鑑定市場 # 旧車の再生と維持 # 旧車のイベント # 旧車の愛好家たち