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車をローンで購入する際は、いくつかの書類を揃える必要があります。必要書類に不備があるとスムーズにローンを契約できないため、申し込む前に確認しておくとよいでしょう。この記事では、車のローン契約の必要書類や提出するタイミング、方法などを紹介します。 車のローン契約の必要書類 ローン契約時の必要書類は、借入する貸金業者によって異なります。なお、ディーラーや信販会社は必要書類が少なく、銀行系のローンの方が揃える書類が多い傾向があります。基本的には以下の書類が必要です。 ・本人確認書類・年収を証明する書類・車の購入に利用することを証明する書類 それぞれの必要書類を具体的に紹介します。 本人確認書類 車のローン契約では、以下の本人確認書類が必要です。 ・運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・健康保険証 貸金業者によっては、複数の本人確認書類を求められるケースもあるため、いくつか準備しておくとよいでしょう。 また、現住所と本人確認書類に記載されている住所が異なる場合は、住民票の提出を求められることもあります。現住所と本人確認書類に記載されている住所に違いがないか、事前に確認しておくと必要書類をスムーズに揃えられます。 なお、法人名義で契約する場合は、登記簿謄本や営業許可証の提出が必要です。 年収を証明する書類 ローン契約するには、年収を証明する以下の書類が必要です。 ・源泉徴収票・給与明細書 ※直近3ヶ月・所得証明書・納税証明書 ※所得税、住民税 申込者の年収から返済能力の有無の確認や、借入可能金額が計算されます。法人や個人事業主の場合は、決算書や確定申告書、納税証明書などを提出する必要があります。 ローンを車の購入に利用することを証明する書類 ローン契約するには、以下が記載された「見積書」または「注文書」が必要です。 ・申込者の氏名・購入金額・販売店名 見積書や注文書は、ローンを車の購入に利用することを証明するために提出します。見積書や注文書は車の販売店で入手することが可能です。貸金業者によっては、見積書ではなく正確な購入金額が記載された「注文書」を求められるケースもあるため、担当スタッフに確認しましょう。 また、個人売買では取引される金額が妥当かどうか判断しにくく、車の購入以外の目的で不正に利用される可能性もあるためローン契約ができません。 その他 ローンを借り換える場合は、残債が確認できる返済明細書を提出します。返済明細書は、契約しているローン会社の利用者専用Webページからダウンロードしたり、発行を依頼したりすることで入手できます。また、直近の返済を確認するために通帳のコピーを求められるケースもあるため、すぐに対応できるよう準備しておくとよいでしょう。 なお、ローン契約後は返済で利用する口座情報や銀行印が必要です。 車のローン契約で必要書類を提出するタイミング ディーラーや信販会社のローンは仮審査に通過し、申込するときに必要書類を提出します。ただし、銀行系のローンの場合は、審査前に必要書類の提出を求められるケースもあります。 また、仮審査から本審査まで一定の期間が設けられており、必要書類を提出できずに期限を過ぎてしまうと、手続きをやり直す必要があるため注意してください。スムーズに手続きが済むよう、仮審査中に必要書類をある程度そろえておくとよいでしょう。 ローン契約の必要書類の提出方法 ローン契約の必要書類の提出方法はいくつかあります。自分に合った方法を見つけて、必要書類を提出しましょう。 手渡し ディーラーや信販会社のローンは、基本的に販売店へ出向き、担当したスタッフへ手渡しで提出します。販売店によっては、自宅まで取りに来てくれるケースもあるため、忙しくて時間が作れない場合は担当スタッフに相談してみましょう。 また、銀行系のローンの場合も金融機関の窓口に出向き、必要書類を提出します。 メールで送る 必要書類をスマートフォンで撮影し、担当者へメールで送って提出します。書類をデジタルデータ化する「PDFファイル」であれば、より鮮明に記載されてある内容を確認できるため、再提出になる可能性が低くなります。 専用申込フォームがあれば、インターネット経由で必要書類のデータをアップロードし、提出することも可能です。 郵送する ローン契約の必要書類は、郵送で提出することも可能です。ただし、必要書類に不備があった場合は再提出する手間や時間がかかるため、郵送する前に入念に確認しておきましょう。 郵送物には個人情報が含まれた書類が入っているため、宛先が間違っていないか注意して郵送してください。 なお、貸金業者によってはFAXでも必要書類を提出できます。FAXは文字が薄くなることもあるため、はっきりと記入してから送信しましょう。 車のローン契約の流れ 車のローン契約は、手続きが順調に進めば1〜2週間程度で借入できます。追加で他の書類の提出を求められるケースもあるため、3週間程度の余裕を持ってローンを契約するとよいでしょう。続いて、車のローン契約の流れを紹介します。 1.仮審査 貸金業者が指定した用紙に以下を記入し、仮審査を申し込みます。 ・氏名・生年月日・勤務先・勤続年数・年収・他社への借入状況 貸金業者によっては、専用フォームで必要な情報を入力し、インターネットで仮審査を申し込むことも可能です。仮審査の結果は、1〜3営業日で届くケースもあり、早く手続きを済ませて車を購入したい場合は、必要書類を事前に準備しておくとよいでしょう。 また、購入車種が決まっていなくても仮審査ができる貸金業者もいるため「自分はローンに通るのか」を事前に確認できます。 2.申し込み 仮審査に通過したら必要書類を提出し、本審査に申し込みます。申込手続きをインターネットで完結できる貸金業者もいるため、担当スタッフや公式Webサイトを確認してみてください。 また、仮審査と本審査の申込内容に違いがあると、手続きのやり直しを求められるケースもあります。スムーズにローン契約できるよう、間違いがないか慎重に申込手続きを行いましょう。 3.本審査 ローン契約の必要書類を提出し、申込手続きが完了したら、個人情報機関に登録された情報をもとに本審査が行われます。本審査では借入の可否のほかに、借入金額や借入期間、適用される金利も決められます。必要書類や申込内容に不備があった場合は、ローン会社から確認の連絡が入ることもあるため、いつでも対応できる状態にしておきましょう。 また、仮審査に通過しても本審査では借入を断られるケースがあることも把握しておいてください。 4.契約 本審査で決まった借入条件をもとにローン契約をします。ディーラーや信販会社のローンは、基本的に販売店へ直接振り込まれます。銀行系のローンの場合は、自分の口座に振り込まれるため、入金を確認したらすぐに販売店へ支払いましょう。
ハイラックスサーフといえば1984年から2009年まで製造されたトヨタの大型SUVです。オフロード性能はもちろんのこと、シティユースでも使えることで人気を集めました。中でも3代目の185系ハイラックスサーフは居住性と運動性の高さから熱い支持を得ています。 しかし185系ハイラックスサーフは最終型でも20年以上前のクルマ。「古いクルマは維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事では185系ハイラックスサーフにかかる維持費について解説いたします。 185系ハイラックスサーフの特徴 3代目ハイラックスサーフにはFRの180系と4WDの185系が存在します。見た目はオフロード車ながらFRのモデルがあったことにシティユースを意識したモデルだということがうかがえます。 185系ハイラックスサーフは先代で使い勝手が不評だったバックドアの改善を図り、跳ね上げ式になりました。先代と比較して見た目は大きな違いがないのですが、居住性や安全性の向上など大きな進化を遂げています。 ボディサイズはワイドボディでも全幅が180cmです。このサイズ感は輸入車のCセグメントと同じぐらいの大きさです。当時の国産車では大きなボディサイズでしたが、現代のクルマと比較すると一般的な横幅であるといえます。 185系ハイラックスサーフの維持費の内訳 185系ハイラックスサーフの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 185系ハイラックスサーフのエンジンは、ガソリン2種類、ディーゼル1種類です。それぞれの燃費を見ていきましょう。 ガソリン 3.4リットル:8.2km/リットルガソリン 2.7リットル:9.1km/リットルディーゼル 3.0リットル:10.4km/リットル 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費はカタログ値より2kmほど低くなる場合が多いようです。かなり大食いのクルマだといえるでしょう。ちなみに、燃費の良いディーゼルエンジン車は排ガス規制で都市部には乗り入れできません。 ここからは金額をシミュレーションします。2.7リットルガソリンエンジンで計算してみましょう。 185系ハイラックスサーフを通勤で運転して月間1,000km走行した場合、ガソリンを約142リットル使用(*1)することになり、燃料代は22,942円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は275,304円(*2)です。 *1 燃費は7km/リットルで算出(実燃費)*2 2023年5月9日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格160.6 円で算出 自動車税 燃費に続き、自動車税も2.7リットルガソリンのモデルを例に金額を算出します。 2023年5月現在、排気量2.5リットル超~3.0リットル以下(自家用)の自動車税は51,000円/年です。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)185系ハイラックスサーフは最終モデルが2002年に発売されており、車齢が13年を超えます。そのため、自動車税は重課税され58,600円かかります。 任意保険 185系ハイラックスサーフの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):20万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約107,000円/年でした。月額だと8,900円ほどかかります。車両保険の補償は20万円までです。 車検 次に185系ハイラックスサーフの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24ヶ月)自動車重量税:50,400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:60,000円合計:130,350円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 185系ハイラックスサーフは、自動車重量税の1.5トン超~2.0トン以下に区分されます。同区分の現行モデルの多くは32,800円ですが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により50,400円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため車検代も高くなるでしょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。185系ハイラックスサーフについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。185系ハイラックスサーフのタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 185系ハイラックスサーフ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、185系ハイラックスサーフの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の185系ハイラックスサーフ年間維持費>ガソリン代:275,304円自動車税:58,600円任意保険:107,000円車検:65,175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:556,079円 月額では46,300円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。 ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約するのであれば別途駐車場代が毎月かかります。 185系ハイラックスサーフの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には自動車税、重量税が重課税されるために、どうしても費用がかさんでしまいます。 185系ハイラックスサーフの維持費が高いと感じている場合は、思い切って放すことも一つの方法です。185系ハイラックスサーフはタフな作りであるため過走行と言われる距離を走っていても、まだまだ元気に走行する個体が多いようです。状態次第では、高額での買取に期待できるでしょう。 ※2023年5月9日時点のデータです
AT車は楽チンだけど、運転を楽しむなら断然MT!という車好きの方も多いはず。しかも、現在中古で売られているスポーツカーの相場を見ると、MT車の価格は年々高騰。 AT車を買ってミッションをMTに交換する方が安くなるのでは?と考える方も少なくないかもしれません。今回はそういった方達の為にスワップに掛かる費用の目安や注意点を説明します。 昔は安かったはずのMT車が高騰している理由は? MT車のシフト操作は、車好きにとってこの上なく楽しいもの。発進からシフトアップ、ダウンなど、ダイレクトに車を動かす感覚は、MT車ならではの醍醐味です。運転好きならば、やはりMT車を購入したくなるものですが、新車で販売されているMT車は少なくなり、中古車の価格も高騰し続けています。 その理由は単純で、流通している車体の数が少ないから。ATの性能は年々進化し、いまやスーパーカーはATの設定しかありません。一般的な車でもMTを購入するのは根っからの車好きで、ごく一部のスポーツモデルを除き新車で販売される車のほとんどがATなのです。 新車で販売されるMT車か減れば、当然時を追うごとに市場に出回るMT車の台数は減っていきます。しかし、スポーツカー好きやMT車好きは多く、一定の需要は維持していることから、供給量(流通量)とのバランスが取れず価格が高騰している状況です。 ベース車両によって費用は大きく異なる MT車が買えないのであれば、ATを乗せ換えてしまえばいい!となりますが、実際に載せ替えるとなるとどの程度の費用が必要なのかについてご紹介します。 乗せ換えの情報が多い車種の場合、費用は部品代などを含めて大体「50~80万円」前後で可能です。ただし、それはあくまで最小の費用感であり、乗せ換えをする車両によって制作費用(工賃)は大きく変わってきます。 費用が変わる理由は、車種によって必要な作業が増えるから。費用の違いに大きく関わるのは、1. ATの設定しかない車体に別車種のミッションを流用して乗せ換える場合2. ECUの書き換えor交換が必要な場合3.新型車で情報が少ない場合が挙げられます。 1.の場合は、フロアパネルの加工やプロペラシャフトの交換など、動力伝達装置の加工が必要になってくる場合が多く、2.のECU書き換えor交換も必要になってくるため総額で「150万円」くらい、もしくはそれ以上掛かる場合もあります。2.の場合は、コンピューター制御が多い最近の車両に多いパターン。この場合は乗せ換え代+ECU書き換え工賃で考えて「100〜120万円」程度で考えておきましょう。3.の場合の新型車は、流用できるミッションを調べたりするところから始まり、乗せ換えも一筋縄ではいかないことがあるので費用の想定が難しく、かなり高額になることを覚悟しなければなりません。 このように、一概に「ATからMTへの載せ替えはこの位」と言い切れないのは、どんな車種をベースにするかによって、必要な部品点数と作業の手間が大きく異なるためです。 部品が手に入らない場合は費用も手間もさらに掛かる 乗せ換えに使用する部品を中古で我慢すれば、部品代を抑えることができます。しかし、乗せ換え後すぐに故障してしまうと余計に修理代が掛かることもあるため、可能ならば新品部品かリビルト部品を使用するのがおすすめです。 ところが、古い車になると新品部品もリビルト部品も販売されていない、または部品自体が少ないため高値で販売されていることも少なくありません。この場合、多少費用は掛かりますが、中古のミッションを購入後、ショップでオーバーホールしてもらって乗せ換えをすれば、すぐに壊れるといった不安は解消できます。 また、中古部品が出回っていない場合は、業者でイチから部品を制作してもらう「ワンオフ」も選択肢のひとつ。ただ、かなり高額になるため部品を所有している人を見つけるか、中古が出てくるまで気長に待つしかありません。 もし、ショップで部品がないと言われた場合、他のショップや解体屋さんを巡ってみると、在庫として所有している場合もあるので1店舗で諦めず複数店回ってみましょう。 AT→MTは構造変更が必須 構造変更とは、車の寸法や構造を大きく変更する際に行わなければならない手続きです。構造変更の範囲は、原動機(エンジン)の型式変更、ブレーキ方式の変更、車体の寸法など多岐に渡ります。 通常では車検に通らないような改造をしてしまった場合でも、保安基準に適合するかを検査し、合格すれば「公認車」として堂々と走ることが可能。もちろん、改造した部分に不具合や損傷などがなければ、その後の車検も問題なく合格できます。 もし、構造変更の手続きをしなかった場合は、違法改造車扱いになり「6か月以下の懲役または30万円以下の罰金」が課せられるため、公道で運転してはいけません。構造変更の手順は、運輸支局に車検証や改造した部品の車検対応証明書、強度計算書などの書類とともに構造変更届を提出します。 晴れて書類審査に合格したら、約1週間後に車両を車検場に持ち込み検査を受けます。すべての検査に合格すると「公認車検車」として認められ、構造変更は完了です。個人で手続きするのは手間が掛るだけでなく、専門的で高度な知識が必要なため、手数料を払ってでも乗せ換えをやってもらったショップにお願いした方がいいでしょう。 まとめ ATからMTへの載せ替えは、手間と費用がかなり掛かります。それでもATからMTに載せ替えたい方は、部品調達から構造変更まですべてを行ってくれるショップに依頼することをおすすめします。また、ショップに依頼する際は載せ替え費用だけで決めるのではなく、さまざまな車種の載せ替えを数多くやってきた豊富な実績を持つショップに依頼することも重要です。 そして、ATの中古車を購入してMT化する場合は、その車種の載せ替えに掛かる費用をあらかじめショップに相談し、MTの中古車の価格と比較するようにましょう。
セルシオといえば、1989年10月から2006年5月まで製造・販売されたトヨタ自動車のフラグシップセダン(センチュリー除く)です。デビュー時は圧倒的な静粛性で世界を震撼させました。二代目の20系セルシオは馬力アップや衝突安全性向上などが進化し国産最高級車としての地位を揺るぎないものにしました。発売当初は高嶺の花でしたが、現在中古市場では100万円以下で購入できる個体も増え、狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし、旧車は維持費が心配になりますよね。この記事では20系セルシオにかかる維持費について解説いたします。 20系セルシオの特徴 20系セルシオは1994年~2000年に発売された2代目のセルシオです。後期型は265馬力から280馬力に、シフトは4速から5速になり動力性能と環境性能が向上しました。また衝突安全ボディ「GOA」の採用、運転席・助手席のエアバッグを標準装備しており、当時としては最先端の安全性能を誇っていた点も大きな特徴といえるでしょう。見た目こそ大きな変更はありませんでしたが、約6年の歴史のなかで中身が大きく進化したモデルです。 20系セルシオ維持費の内訳 続いて、20系セルシオの維持費について5項目に分けて解説します。 燃料代 20系セルシオは1UZ-FE型 4.0 L V8 DOHCエンジンを搭載しており、燃費は10・15モードのカタログ数値で8.0km/リットルです。実燃費は6〜7km/リットルほどといわれています。ちなみに、20系セルシオはハイオク限定車です。ハイオク限定車かつこの燃費は、まるでお金をばら撒いているような感覚になりますね……。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約154リットル使用(*1) することになり、燃料代は26,750円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用、321,000円(*2) になります。*1 燃費は6.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2022年11月現在、新車登録が2019年9月30日以前の3.5リットル超~4.0リットル以下の自動車税は66,500円/年です。20系セルシオの場合は車齢13年超えになるため、自動車税は重課税され76,400円かかります。 任意保険 20系セルシオの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):35万円免責金額(1回目-2回目以降):5~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約94,000円/年でした。車両保険が保険料を上げています。保険金額は35万円のため、車両保険をつけないで保険料を下げるという選択肢もありかもしれません。 車検 20系セルシオの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:50,400円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:132,210円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1.5トン超~2.0トン以下の重量税は32,800円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、17,600円高い50,400円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。20系セルシオのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。20系セルシオのタイヤ交換が発生する場合は高級車用のため10万以上追加でかかるケースもあります。 20系セルシオ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、20系セルシオの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の20系セルシオ年間維持費>ガソリン代:321,000円自動車税:76,400円任意保険:94,000円車検:66,105円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:607,505円 月額では50,600円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 20系セルシオの維持費が高いと思った時の対処法 大排気量のハイオク限定車は維持費が高額になります。また、最終モデルでも発売から20年以上経過するクルマのため、こまめにメンテナンスする必要があり費用がかさんでしまうでしょう。20系セルシオの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです
トヨタハリアーといえば、高級クロスオーバーSUVブームの火付け役として1997年から発売されており、今も大人気の車種です。ハリアーの中でも2013年12月~2020年6月まで製造・販売されていた60系ハリアーからは国内専用モデルになり、日本人好みの仕様になりました。中古市場では前期モデルであれば200万円程度で購入できる個体も出てきています。しかし「古い年式の中古車は維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では60系ハリアーにかかる維持費について解説いたします。 60系ハリアーの特徴 60系ハリアー最大の特徴は国内専用モデルということです。先代の30系ハリアーは世界展開しているレクサスRXと同じ設計で作られていましが、日本の道を走るにはサイズが大きすぎるという声がありました。そこで3代目は全長と全幅のダウンサイジングを図りました。ボディは小型化したもののエンジンも小型化したため、室内空間は先代より拡大されています。また、先進安全装備として車両周辺の360度を確認できるパノラミックビューモニターが一部グレードに採用されました。 60系ハリアー維持費の内訳 60系ハリアーの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 60系ハリアーはガソリンモデル、ターボモデルとハイブリッドモデルの3種類があります。それぞれの燃費を見ていきましょう。 2.0L ガソリン車(FF):16.0km/リットル2.0L ガソリン車(4WD):14.8~15.2km/リットル2.0L ターボ車(FF):13.0km/リットル2.0L ターボ車(4WD):12.8km/リットル2.5L ハイブリッド車:21.4km/リットル JC08モードの燃費で比較しましたが、2.0Lガソリン車のFFモデルは意外と燃費が良いですね。実燃費はそれぞれ2~3km/リットル程度低くなるようです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に税金が安く燃費もそこそこ良い60系ハリアーガソリン車(FF)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約74リットル使用(*1) し燃料代は12,052円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、144,622円(*2) です。*1 燃費は13.5km/リットルで算出(実燃費)*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出 60系ハリアーのガソリン車はレギュラーガソリン対応です。ただ、原油価格高騰により安さの恩恵はあまり受けられないですね。 自動車税 60系ハリアーガソリン車(FF)の排気量は1,986ccです。自動車税を見ていきましょう。2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以後の1.5リットル超~2.0リットル以下(自家用)の自動車税は36,000円/年です。初期モデルでも2022年12月現在はまだ9年しか経過していないので重課税は車齢13年超えの重課税はされません。 任意保険 60系ハリアーガソリン(FF)2014年8月発売モデルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし弁護士特約:あり事故時レンタカー特約(1事故につき日額5,000円まで):あり車両保険:あり車両保険(保険金額):170万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約94,000円/年でした。月々だと7,840円ほどかかる計算です。 車検 60系ハリアーガソリン(FF)の車検代はいくらになるのでしょうか。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:32,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検料:50,000円合計:104,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 60系ハリアーの場合、重課税の重課税はされず、比較的新しいモデルのため整備費用もそこまで大きな負担にはならないでしょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。60系ハリアーガソリン車(FF)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。60系ハリアーのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 60系ハリアーガソリン車(FF)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の200系ランクル年間維持費>ガソリン代:144,622円自動車税:36,000円任意保険:94,000円車検:52,305円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:376,927円 月額では31,400円ほどかかります。2022年11現在、ガソリン価格が高騰しているため、レギュラーガソリン対応車でもガソリン代がかさむでしょう。最近のエコカーの場合は実燃費で20km/リットル以上走る車種も多いため、13.5km/リットルの燃費はやや悪く思えるかもしれません。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 60系ハリアーの維持費が高いと思った時の対処法 60系ハリアーガソリン車(FF)のような純粋なガソリン車はエコカーと比較すると燃費が悪い傾向にあります。また、初期モデルについてはそろそろ車齢が10年を超えてくるため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、60系ハリアーの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです
あおり運転を受けたり事故にあったりしたときに役立つドライブレコーダーは、今や必須アイテムといっても過言ではありません。今回は、旧車にも適しているドライブレコーダー「NP1」について紹介します。NP1の特徴や取り付けたときに室内の雰囲気を壊さないか気になっている方は参考にしてみてください。 NP1とは パイオニアのドライブレコーダー「NP1」は、2022年2月に発表・3月から販売が始まりました。音声での操作や案内ができることに加え、Wi-Fi機能や録り逃しのないクラウドドライブレコーダー機能を有している点が大きな魅力です。また、本体がコンパクトで取り付けも簡単なため、DIYで取り付けやすいでしょう。 NP1の機能 パイオニア NP1には、スマート音声ナビ、ドライブレコーダー機能、Wi-Fiなど、数多くの機能が備わっています。ここからは、NP1の機能について紹介します。 スマート音声ナビ スマート音声ナビは、行き先や周辺施設などを本体に話しかけるだけで検索できる機能です。また、ルート情報や検索結果を音声で案内してくれます。そのため、ドライブ中にモニターを注視することが少なくなり、より安全な運転ができるようになります。 ドライブレコーダー 前方用と車内・後方用の2つのカメラにより、万が一のときの映像を録画をする機能です。 録画した映像は、SDカードに保存されるだけでなく、衝撃を検知した時、ユーザーの音声や手動で操作した時にクラウドへ自動保存します。 万が一の時の録り逃しの心配がないのは嬉しい機能といえるでしょう。 また、別売の駐車監視用電源ケーブルを接続すれば、駐車中に衝撃を検知して録画する「駐車異常通知」機能を追加することも可能です。駐車場が屋外にある場合には、駐車異常通知機能を付けておくことをおすすめします。 Wi-Fi 車内向けインターネット接続サービスを契約すれば、車をWi-Fiスポットにすることができます。動画や音楽などのストリーミングをすることが多いのであれば、インターネット接続サービスを契約しておくとよいでしょう。 ドライブコール ドライブコールは、NP1本体のカメラとマイクを利用したリアルタイム情報共有機能です。車外の人のスマートフォンを介して情報を共有しながらコミュニケーションをとることができます。 ドライブトピック 時間・自車位置・地図・センサーデータの情報を組み合わせてドライバーが興味を持つトピックを案内する機能です。「◯◯公園の近くです」や「日没時刻になりました」など、運転が楽しくなる情報を提供してくれます。 NP1が旧車におすすめな理由 パイオニアNP1は、さまざまな機能をコンパクトなボディに凝縮したドライブレコーダーです。ここからは、NP1が旧車オーナーにおすすめな理由を紹介します。 簡単に取り付けられる NP1は、本体をフロントガラスに取り付け、配線を窓枠やピラーのゴムに押し込み、シガーソケットに接続するだけのため、DIY初心者でもミスなく取り付けできるでしょう。また、取り付け方法がわからない場合や不安な場合は、出張による取り付けもできます。 複数機器を取り付ける必要がない NP1は、多機能なドライブレコーダーであるものの、配線や機器は最小限です。そのため、旧車ならではの室内の雰囲気を乱すことがありません。 NP1の使い方 パイオニア NP1は、専用アプリで取り付けから使い始めまでサポートされています。そのため、ドライブレコーダーを購入したものの、何から始めたらよいのか、どのように取り付ければよいのかわからないといった悩みを抱えることもありません。そのため、初めてDIYでドライブレコーダーを取り付けることを検討している方にもNP1はおすすめです。
車のインパネにあるランプ(警告灯)の意味を熟知している人は少ないでしょう。普段は点灯することのないランプ(警告灯)も多いため、それぞれの意味を理解しておくことは緊急時の備えとして重要です。今回は、車のランプ(警告灯)の意味や種類、ランプが表示されたときの対処法について解説します。車のランプ(警告灯)について理解が不足していると感じた人は参考にしてください。 車のランプ(警告灯)の意味 車のランプ(警告灯)は、車輌の状態や異常・故障・誤操作などを知らせてくれるものです。輸入車でも国産車とほぼ同じデザインとなっているため、点灯や点滅時には適切な対応を心がけましょう。また、車のランプ(警告灯)の色はほとんどが青、緑、黄(オレンジ)、赤の4色に分かれており、青色や緑色は暖気や機能の動作中という意味のためあまり気にする必要はありません。 注意すべきは黄(オレンジ)色や赤色の点灯や点滅です。この2色は注意や警告をドライバーに促しているため、何らかの対処が必要といえるでしょう。黄(オレンジ)色や赤色の警告灯について詳しく解説していきます。 黄色 黄(オレンジ)色のランプ(警告灯)は緊急性がそれほど高くないものの、可能な限り早めに対処しなければならないことを知らせています。 赤色 赤色のランプ(警告灯)は緊急性が高く、運転をただちに中止して対処しなければならないことを知らせています。走行不能や事故の原因となる可能性もあるため即時対応しましょう。 車のランプの種類 続いて、車のランプの種類について詳しく解説します。 半ドア警告灯 半ドア警告灯は、車のドアが半ドアになっていることを知らせています。半ドアのままでは走行中にドアが開いてしまう可能性があり大変危険です。また、すべてのドアやトランクをしっかりと閉めたにも関わらず半ドア警告灯が消えない場合は、ドアやメーターパネルの故障の可能性があります。 対処法 トランクを含めたすべてのドアがしっかりと閉まっているか確認しましょう。それでもランプ(警告灯)が消えない場合は故障の可能性があるため、可能な限り早めに点検に出すことをおすすめします。 シートベルト警告灯 シートベルト警告灯は、シートベルト未装着時に点滅します。シートベルトを装着しているにも関わらず点滅する場合は、座席に荷物を置いていることで座面のセンサーが誤反応している可能性が高いでしょう。 対処法 シートベルトを装着することでシートベルト警告灯は消えます。シートベルトの装着は全席で義務化されているため、後部席に乗車している人が未装着でも2020年秋以降の製造車輌は警告灯が点滅する設定です。 また、シートベルトを装着しているにも関わらず点滅する場合は、座面にカバンや荷物が置かれていないか確認しましょう。それ以外で点滅する場合はセンサーや警告灯の不具合の可能性があるため、点検や修理に出すことをおすすめします。 ガソリン残量警告灯 ガソリン残量警告灯は、ガソリン残量が基準値を下回ると黄色に点灯します。ガソリン残量警告灯が点灯する基準値は車種によって異なるため、取扱説明書で確認しましょう。 対処法 ガソリン残量警告灯が点灯したら早めに給油しましょう。 ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯 ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯はABSやブレーキアシストが作動中、もしくは不具合が発生したときに点滅・点灯します。 対処法 ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯の点灯が続く場合は、何らかの故障の可能性が考えられます。走行中に点灯した場合は軽くブレーキを踏んで異常がなければしばらくは走行可能です。ただし、重大な故障や事故に発展する可能性もあるため、可能な限り早めに点検や修理に出しましょう。 エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯 エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯はエアバッグやシートベルトプリテンショナーが作動中、もしくは不具合が発生したときに点滅・点灯します。 対処法 エアバッグやシートベルトプリテンショナー機能は、衝突時に作動しないと人命を脅かす重大な事故に発展する可能性があります。可能な限り早めに点検や修理に出しましょう。 エンジン警告灯 エンジン警告灯は、エンジンに異常が発生した場合に点灯します。吸気系や排気系も含めて多くの場所にセンサーがあるため、素人目では不具合箇所の特定はできません。 対処法 エンジン警告灯が点灯した場合は、ただちにディーラーや修理工場に点検や修理を依頼しましょう。また、走行中に点灯した場合はすぐに安全な場所で停車してエンジンを切り、取扱説明書に記載された指示通りに対応することをおすすめします。 ブレーキ警告灯 ブレーキ警告灯は、ブレーキに異常があった場合に点滅や点灯します。すぐに走行不能に陥る状況ではないとはいえ、放置すると重大な故障や事故に発展する可能性がある危険な状態です。 対処法 可能な限り早めにディーラーや修理業者に点検を依頼しましょう。 油圧警告灯(エンジンオイルランプ) 油圧警告灯(エンジンオイルランプ)は、エンジンオイルの油圧が下がると赤く点滅や点灯します。そのまま走行するとエンジンが焼付いて重大な事故や廃車となる可能性もあるため迅速な対処が必要です。 対処法 油圧警告灯(エンジンオイルランプ)が赤く点滅や点灯した場合は、すぐに安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスなどを呼びましょう。 ハイブリッドシステム異常警告灯 ハイブリッドシステム異常警告灯は、ハイブリッドカーのみに装備されています。モーター駆動用のバッテリー異常時に点灯し、ハイブリッドシステム全般での不具合に反応します。 対処法 ハイブリッドシステムは異常箇所の特定が難しいため、すぐにディーラーなど専門業者に点検や修理を依頼しましょう。 充電警告灯 充電警告灯は、バッテリーや充電装置の異常時に点灯します。最悪の場合は走行中に電気が供給されずに車が停止する可能性があるため危険です。 対処法 充電警告灯が点灯したらすぐにディーラーや修理業者に点検や修理を依頼しましょう。バッテリーの不具合であればカー用品店などでも対処が可能です。しかし、充電装置の異常となると専門業者でなければ特定は難しいため、バッテリーを交換しても再び異常が出る可能性があります。 水温警告灯 水温警告灯は、エンジンの冷却水の異常を知らせます。エンジン始動直後の低温の場合は青く点灯し、アイドリングや走行で解消されるため問題はありません。しかし、赤色に点灯した場合はオーバーヒートの可能性があります。 対処法 水温警告灯が赤く点灯した場合は、すぐに安全な場所に停車してエンジンを止めロードサービスを呼ぶことをおすすめします。日常点検で冷却水量の確認をリザーバータンクの目盛で行っていたにも関わらず、急激な減少が起こった場合は冷却水漏れなどの可能性もあるためプロに点検してもらいましょう。 AT警告灯 AT警告灯は、ATやCVTの異常が原因です。黄色に点灯した場合は走行に注意が必要、赤色に点灯した場合は走行不能となる可能性があります。 対処法 AT警告灯が黄色に点灯した場合は可能な限り早く修理や点検に出しましょう。赤色に点灯した場合は重大な故障の可能性があるため、すぐに安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスを呼ぶことをおすすめします。 マスターウォーニング マスターウォーニングが点滅や点灯した場合は、特定箇所の不具合ではなく各システムに異常が発生した可能性があり緊急性の高い状況といえるでしょう。 対処法 マスターウォーニングが点滅や点灯した場合は、すぐに安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスを呼びましょう。 電動パワーステアリング(EPS)警告灯 電動パワーステアリング(EPS)警告灯は、電動パワーステアリングに異常が発生した場合に点滅や点灯します。電動パワーステアリングの異常はハンドル操作が非常に困難となり、大きな事故に発展する可能性があるため早急な対応が必要です。 対処法 電動パワーステアリング(EPS)警告灯が点滅や点灯した場合は、走行に支障をきたす可能性があるためすぐに安全な場所に停車してエンジンを切り、ロードサービスを呼びましょう。 スリップ表示灯 スリップ表示灯は、タイヤがスリップした場合に点灯します。TRCやVSC、ABSなどの機能が作動している場合に点灯するため、一時的に点灯した場合は問題ありません。 対処法 スリップ表示灯が常時点灯する場合は、何らかの不具合が発生している可能性があります。可能な限り早くディーラーなどの専門業者に点検や修理を依頼しましょう。 ランプが表示されたときの対処法 車のランプが黄色に点灯した場合はドライバーに注意を促しているため、速やかに停車させて車の状態を確認する必要があります。自分で点検してもランプが消えない場合はディーラーや修理業者に点検を依頼しましょう。 赤色のランプは危険な状態であることを警告しているため、すぐに安全な場所に停車してエンジンを止めましょう。シートベルトや半ドアなど、自分で点検して解消される場合の対処は簡単です。 しかし、それ以外の警告灯の点滅や点灯については、修理や点検をディーラーなどに依頼することをおすすめします。また、エンジンを再始動させてランプが点灯しない場合でもメーターパネルが故障している可能性があるため、安心せずに早めに点検に出しましょう。
ロードスター(NA系)といえば、世界一売れた2人乗り小型オープンカーとしてギネスに認定されたマツダを代表する名車です。1989年のデビューから30年以上経った今でも人気は衰えることを知りません。しかし、欲しいと思っても旧車は維持費が心配になりますよね。この記事ではロードスター(NA系)にかかる維持費について解説いたします。 ロードスター(NA系)の特徴 ロードスター(NA系)は1989年9月から1997年12月まで生産されたライトウェイトオープンスポーツカーです。最高出力は120〜130psで決して力のあるエンジンではないものの、車重は一部グレードを除いて1,000kg未満と軽量のため、意のままにクルマを操作する楽しさがありました。また、FRレイアウトのためドリフト車のベースとしても人気があります。中古市場では新車販売価格を超えるものも多く存在します。 ロードスター(NA系)維持費の内訳 ロードスター(NA系)の維持費について、5項目に分けて解説します。ここでは排気量1,800ccのエンジンを搭載したモデルでみていきましょう。 燃料代 ロードスター(NA系)の燃費は10.15モードのカタログ数値で10.2~12.0km/リットル、実燃費は10.0km/リットルほどといわれています。 旧車のスポーツカーとしては意外な好成績ですね。スポーツカーですが、レギュラーガソリンに対応している点も評価ポイントです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約100リットル使用(*1) し、燃料代は16,420円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、197,040円(*2) かかります。*1 燃費は10.0km/リットルで算出*2 2023年4月20日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格164.2円で算出 自動車税 2023年4月現在、新車登録が2019年10月1日以降の1.5リットル超~2.0リットル以下(自家用)の自動車税は36,000円/年です。ロードスター(NA系)の場合はどうでしょうか。ロードスター(NA系)は車齢13年を超えるため、自動車税は重課税され41,400円かかります。 任意保険 ロードスター(NA系)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約49,000円/年でした。意外な安さに驚きましたが、車両保険が付帯できない点には要注意です。中古車市場ではプレミア価格で取引されていますが、一般的な保険会社では旧車のプレミア価格が考慮されないため車両価格が0円と算出されます。そのため、車両保険に加入できません。 車検 自家用登録したロードスター(NA系)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24ヶ月)自動車重量税:25,200円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:50,000円合計:95,150円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン以下の重量税は16,400円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は25,200円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ロードスター(NA系)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ロードスター(NA系)のタイヤ交換が発生する場合は数万円~10万以上追加でかかるケースもあります。 ロードスター(NA系)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ロードスター(NA系)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のロードスター(NA系)年間維持費>ガソリン代:197,040円自動車税:41,400円任意保険:49,000円車検:47,575円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:385,015円 月額では32,000円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料の金額を下げられます。 また、ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生するので注意しましょう。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 ロードスター(NA系)の維持費が高いと思った時の対処法 車両重量が軽く排気量もそれほど大きくないため、ロードスター(NA系)の維持費は驚くほど高くはないことがわかりました。しかし、同クラスのエコカーであれば燃料代や優遇税制を受けられるため、維持費を半分程度に減らせるかもしれません。また、発売から40年近く経過するクルマであることから、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ロードスター(NA系)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、近年空前の旧車ブームが起こっているため、過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。 ※2023年4月20日時点の情報です
ソアラといえば、1981年から2005年まで製造・販売されたトヨタ自動車の高級クーペです。初代が登場した際は高嶺の花として扱われていましたが、2代目の20系はバブル期と重なり予想を上回るヒットとなりました。現在は中古市場でも人気があり、状態によっては新車価格に匹敵する値段で取り引きされている個体も存在します。昨今の旧車ブームで欲しいと思っている方も多いかもしれませんが、古いクルマであるために維持費が気になりますよね。そこでこの記事では20系ソアラの維持費に関して解説いたします。 20系ソアラの特徴 20系ソアラは1986年~1991年に発売された2代目のモデルです。近未来的なデジタルメーターを採用し、贅沢な内装で高級欧州車にも引けをとらないクオリティを実現しました。バブル時代には、究極のデートカーとして若者たちからの人気を博しました。女子大生からも多くの支持を集め「迎えにきてほしい車ランキング」の上位に名を連ねていました。当時、ソアラは最高のステータスシンボルだったのです。 20系ソアラ維持費の内訳 ここからは20系ソアラの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 20系ソアラは2Lと3Lの2種類のガソリンエンジンモデルがあります。それぞれの燃費を見ていきましょう。 2.0L ガソリンエンジン:8.3〜10.4km/リットル3.0L ガソリンエンジン:7.4〜8.3km/リットル 10・15モードのカタログ数値は上記の通りです。実燃費は2.0Lで6〜7km/リットル、3.0Lで5〜6km/リットルほどといわれています。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で人気の3.0Lエンジンモデルを使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,254円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、375,054円(*2) かかります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2023年4月4日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格171.9円で算出 自動車税 2023年4月現在、2019年9月30日以前に新車登録した場合2.5リットル超~3.0リットル以下の自動車税は51,000円/年です。20系ソアラの場合は車齢13年超えになるため、自動車税は重課税され58,600円かかります。 任意保険 20系ソアラの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約57,000円/年で、車両保険はつけられませんでした。中古市場でどんなに値段が上がっていても、保険会社はプレミア価格を考慮しません。大変残念ですが、古いクルマで価値のないものとみなされ、補償を受けられないのです。 車検 20系ソアラの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24ヶ月)自動車重量税:50,400円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:60,000円合計:130,350円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1.5トン超~2.0トン以下の重量税は32,800円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、17,600円も高くなります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。20系ソアラのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。20系ソアラのタイヤ交換が発生する場合は高級車用のため10万以上追加でかかるケースもあります。 20系ソアラ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、20系ソアラの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の20系ソアラ年間維持費>ガソリン代:375,054円自動車税:58,600円任意保険:57,000円車検:65,175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:605,829円 月額では50,480円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかってきます。 20系ソアラの維持費が高いと思った時の対処法 大排気量の定車は、維持費がどうしても高額になります。また、最終モデルでも発売から30年以上経過するクルマのため、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。20系ソアラの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、近年の旧車ブームの影響もあり、過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。
かつてオープンカーの形のひとつとして採用されていたTバールーフには、どのような特徴があるのでしょうか。メリットを理解しておくことで、納得感をもってTバールーフの車を選ぶことができます。そこで今回は、Tバールーフの定義やTバールーフ採用車種、メリットやデメリットなどを紹介します。 Tバールーフとは Tバールーフとは、ルーフ中央部を残し、左右別々に脱着できるルーフ機構のことです。開口時の形状が「T」字になることから「Tバールーフ」と呼ばれています。完全に屋根が開くフルオープンより剛性が高いことが特徴です。 Tバールーフが搭載されている車種 ここからは、Tバールーフが採用された代表車種を紹介します。 日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZには、かつてTバールーフが用意されていました。1980年に設定されたフェアレディZ Tバールーフは、フルオープンカーと同等の解放感や乗降性をそのままに、クーペモデル並みの剛性を確保していることが特徴です。 トヨタ MR2 トヨタ MR2にも、Tバールーフモデルがありました。Tバールーフが登場したのは、初代MR2のマイナーチェンジが実施された1986年。TバールーフのMR2はオプションとして設定されました。 Tバールーフのメリット Tバールーフは、フルオープンカーと同等の解放感でありながら、クーペ並みのボディ剛性を確保していることが大きな特徴です。また、横転したときに乗員が抜け出せるスペースが確保できるため、フルオープンモデルより安全性が高いこともTバールーフのメリットといえるでしょう。 Tバールーフの開け方 Tバールーフを開ける時は、室内のルーフ部にあるロックを解除し、ルーフを上へ持ち上げるようにして取り外します。左右別々に取り外しができるため、片側だけオープンにすることも可能です。 Tバールーフは雨漏りするって本当? ボディ剛性を確保しつつ、オープンエアを楽しめるTバールーフは、雨漏りすることが大きなデメリットです。ルーフ部分のゴム部品が劣化すると雨漏りがひどくなるため、ゴム部品は定期的に交換しましょう。