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2024年は、ランサーエボリューションⅥ(ランエボⅥ)が25年ルール解禁を迎える年です。解禁されて中古車の価格が変わるかどうか、気になっている方も多いでしょう。実は、2024年はほかにも注目のモデルが25年ルール解禁を控えています。 今回は、ランエボⅥが25年ルール解禁により値上がりする可能性について解説します。25年ルールの概要から、解禁を控えたモデルまでお伝えするため、今後の動向を把握する際に役立ててください。 2024年1月にランエボⅥが25年ルール解禁! 2024年1月、ランエボⅥが、アメリカの自動車輸入に関する規制緩和「25年ルール」に基づき、輸入が解禁されました。日本仕様車しかないモデルのファンにとって待望の瞬間となったでしょう。 ランエボは、Ⅷからアメリカ市場に導入され、それ以前のモデルは右ハンドル車の解禁を待つしかありませんでした。そのようなモデルはJDM(Japanese Domestic Market)と呼ばれ、多くのファンから支持されています。 なかでもランエボⅥは、高い走行性能と歴代モデルを踏襲しつつ洗練されたデザインで、人気のモデルです。今回ランエボⅥが解禁されたことをきっかけに、ライバル車にも人気に火がつき、市場がより盛り上がりをみせると予想されます。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカ合衆国の輸入規制に関する規定のことです。本ルールにより、製造から25年が経過した海外の自動車はアメリカへの輸入が許可され、安全基準や排ガスなどの環境規制の適用が免除されます。 25年ルールについてより詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているためぜひご覧ください。 ■アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でランエボⅥは値上がりする? 25年ルールが解禁され、ランエボⅥの値上がりが予想されます。25年ルールにより解禁された人気の高いJDMモデルは、アメリカ市場での需要の高まりを受けて、価格が上昇する傾向にあります。 ランエボⅥは、運動性能とデザインの面で高く評価されているモデルであり、今回の25年ルール解禁によって、日本国内の市場にも影響が出る可能性は十分に考えられます。しかし、価格の上昇は複数の要因に左右され、必ずしも高騰するとは限りません。たとえば、解禁される台数や、車輌の状態、ライバル車の動向などが影響を与えます。 さらに、経済全体の状況やコレクターのトレンドの変化も価格に影響を及ぼす可能性があります。とはいえ、世界ラリー選手権(WRC)という大きな舞台で活躍したランエボⅥは、投資やコレクションの観点から魅力的な選択肢になり得ます。状態がよく、車本来の性能を保ったランエボⅥは、価格が上昇する可能性は高いでしょう。 25年ルールが解禁されたランエボⅥの魅力 ランエボⅥは、“ランエボ第2世代”の集大成であり、WRCで最も活躍したモデルです。 高い走行性能を象徴するような力強いデザインで、大きなフロントエアダムやリアスポイラーなどが特徴です。内装には、レカロ製のスポーツシートやMOMO製のステアリングホイールなど、運転する楽しさを追求した装備が満載です。25年ルールの解禁は、ランエボⅥの魅力が再評価される機会となるでしょう。 ランエボⅥ以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 2024年はランエボⅥだけでなく、ほかにも多くの魅力的な日本車が25年ルール解禁を迎えます。具体的な車種名と解禁される月は以下のとおりです。 ・日産 スカイラインGT-R R34:2024年1月・日産 シルビアS15:2024年1月・ホンダ S2000:2024年4月・トヨタ レジアスエース H100系:2024年7月・トヨタ クラウン 17系:2024年9月 スカイラインGT-R R34は、日本車のアイコンとして広く知られている1台です。特に映画「ワイルド・スピード」シリーズに登場し、国際的な知名度は抜群です。 シルビアS15はスタイリッシュな外観なうえにドリフトが楽しめるため、スポーツファンからの人気が高いモデルです。 S2000は、ホンダを代表するオープントップのスポーツカー。バランスの取れたハンドリングと高回転型エンジンで、ドライビングの楽しさが評価されている1台です。 レジアスエースH100系は、商用車でありながら独特なスタイルと実用性の高さで、キャンピングカーのベース車輌として人気があります。 クラウン17系は、いわずと知れたトヨタのフラッグシップセダンです。上質な乗り味とブランドの信頼性で、多くのファンを抱えています。 ランエボⅥを含めた魅力的なモデルが25年ルール解禁を迎え、中古車市場の動向が変化する可能性は高いといえます。 まとめ 2024年の25年ルール解禁は、ランエボⅥをはじめとする数々の日本車がアメリカの地で再び輝きを放つ年となります。なかでも、ランエボⅥは世界的人気のモデルのため、25年ルール解禁をきっかけに国内市場の価格にも影響をもたらすかもしれません。ランエボⅥを狙っている方は、今後の動向に注目しましょう。
仕事柄、国産車および輸入車、そして新旧問わずさまざまなクルマのイベントの取材を行ってきました。 そこでふと気づいたことを備忘録的にまとめてみます。 ■いうまでもなく「イベントやオフ会ごとにカラーが違う」 「マツダ ロードスター」を例に挙げると、現行モデルを含めて4世代、さらに前期・後期モデル、限定車といった具合に細分化していくと際限がないほどに分けることができます。 ロードスターなんだからどれも同じでない?と思うなかれ。参加するクルマや人、テーマ、場所によって明確に違いがあります。もちろん、これはロードスターに限った話ではありません。ある程度までは似た傾向はあるものの、まったく同じということは公私ともにイベントに参加してみてみてなかったように感じます。 参加してみたいけれど、知り合いはいないし、自称"コミュ障"の人もいるはず。それであれば、ひとまず顔を出してみて、なにか違うと感じたらスッと帰ればいいのです。 そのうち気の合う人と知り合える可能性もあります。さらには自分で気になったイベントに参加するだけでなく、会場で知り合った人から誘ってもらえることだって実際にありますよ! ■主催者の「人となり」で決まるのかもしれない すでに常連メンバーが形成されていて、そこへ単独で乗り込んでいくのは相当な勇気がいります。歓迎してもらえるか、素っ気ない対応をされるのか。こればかりは人と人の相性もあるから、実際に現地に行ってみるまで誰にも分かりません。 じゃあ、どうすれば? とにかく足を運んでみる。これに尽きます。 そこで肌感覚にあうと感じたのであれば、少しずつ距離を詰めていけばいいだろうし、しっくりこないと思えば「フェードアウト」すればいいのです。ここで「ドロップアウト」すると遺恨を残してしまう可能性があるので、「フェードアウトしていく」ことがポイントです。 さらに、フェードアウトしていく際に気をつけなければならないことがひとつあります。腹いせにSNSなどで「あのイベント(またはクラブ)は最悪」といった毒吐きをすることは厳禁です。 不思議と、あっという間に関係者の目に留まることになる可能性が高いからです。今後、どこでどのような接点があるか分からない。自ら出入り禁止になるような行為は避けたいところです。 ■あえて深入りしないのも一興 イベントやオフ会に参加してみたら思った以上に楽しい!充実した休日を過ごせた。こうなったらしめたもの。足しげく通うことで、他のメンバーとの距離もグッと近くなっていきます。 やがて気の合う仲間と忘新年会を開いたり、泊まりがけでツーリングに行くほど親密になっているかもしれません。さらにはメンバーのお宅にお呼ばれしてBBQなんて機会もあるでしょう。こうなると、次なるステップとして「親しいなりの距離感のつかみかた」を考える時期です。 もともと「クルマ」という共通のキーワードで親しくなっていった仲間です。幼なじみや学生時代の友人たちのように「なんとなくウマが合う」から仲良くなったときとは意味合いが違います。さらには人格形成ができてから(つまり大人になってから)知り合った者同士。人生の黒歴史のひとつやふたつ誰もが経験してきているだけに、敢えて触れてほしくないデリケートな部分だってあるでしょう。 さらには一緒に居て楽しいけれど、深く付き合ってみると意外な一面を垣間見たり、酒ぐせが悪かったり(笑)、実は訳ありの人だったり…といったケースはいくらでもあります。お互いのプライベートなところは干渉せず(というかあえて触れずに)、クルマという共通の話題のところで踏みとどまるのも一興かもしれません。「親しき仲にも礼儀あり」です。 ■いかなるジャンルにも「上には上がいる」と思った方がラク いかなるジャンルにも「上には上がいる」ものですが、それはクルマの趣味においても同じ。自他ともに認めるほど詳しいと思っていたはずなのに、「なんでそんなことまで知ってるんだ!?」とツッコミたくなるようなとんでもない「ヘンタイ」がいるのも事実です。そこで変な負けん気を出してマウンティングしても疲弊するだけ。そんなときは、潔く「あの人には到底かなわない」と思うのが得策です。 例外があるにせよ、人が集まってくるところに顔を出す「ヘンタイ(ほめ言葉)」は、総じて面倒見の良い人が多いように感じます。ネットで調べても分からない、あるいは確証が持てないような情報やノウハウを惜しげもなく提供してくれたりします。しかも、見返りを求めません。「自分が苦労してきたから、同じ思いをしてほしくない(嫌なことがあっても手放さないでほしい)」と本気で考えてくれます。当然ながらこの種の「ヘンタイ(ほめ言葉)」は非常に人望があります。それでいて、年齢や乗っているクルマなどで差別せず、誰とでも分け隔てなく接してくれます。「あ、あの人がまさにそうだ!」。まわりを見回してみると、こんなヘンタイ(※繰り返しますがほめ言葉)、いませんか? ■まとめ:リアルな友だちとは違う人間関係が構築できるだけでもクルマ趣味に没頭する価値があるかもしれない 欲しいクルマを手に入れた瞬間はゴールではなく、スタート、プロローグです。「仕事じゃなく、趣味なんだから誰にも干渉されることなく自分だけで楽しみたい」という人もいるでしょう。そういった人のカーライフを否定したり、変えようとは考えていません。今回はあくまでも「自分の立ち位置が揺れ動いている人」向けの話し、です。 知らない世界に飛び込むのだから思うようにいかないことだってあるだろうし、理不尽な経験をする可能性もゼロではありません。しかし、そこで得られた人間関係が「大人になってから友だちができない」と悩んでいる人に風穴を通すきっかけになることは確かです。 「クルマはコミュニケーションツール」なんていいますが、憧れのクルマを手に入れたからこそ知り合える人、足を踏み入れることができる世界が必ずありまます。休日に洗車をして何となくドライブして「それはそれで楽しいんだけど、何かものたりなさ」を感じているとしたら、思い切ってイベントに参加したり、足車でこっそり見学に行ってみるのもいいかもしれませんよ! [ライター・撮影/松村透、画像・Adobe Stock]
コンパクトカーにカテゴライズされるいすゞ 2代目ジェミニは、絶対的に優れている性能や高級感はないのになぜか人の心をひきつけるクルマです。パリの街をデートしているかのように、2台のジェミニがピッタリと寄り添って走るCMを記憶している人も多いのではないでしょうか。 「街の遊撃手」というキャッチコピーで登場し、軽快な走りで人気となったいすゞ 2代目ジェミニの歴史と魅力を振り返ってみましょう。 いすゞの乗用車で最大の成功をおさめた2代目ジェミニ 現在はトラックや実用車を中心に生産しているいすゞですが、かつては国内有数の自動車メーカーとして乗用車の開発、販売も手掛けていました。特に、2代目ジェミニはいすゞ最大のヒット作です。総生産台数は74万8,216台にものぼり、大成功をおさめました。 2代目ジェミニの誕生の歴史を、当時話題となったテレビCMも含めて振り返ってみましょう。 初代が販売を継続するなか自社開発に踏み切った 2代目ジェミニは、初代がまだ販売されていた1985年に登場。GM主導で開発された初代に対し、2代目ジェミニは「クオリティコンパクト」をコンセプトにいすゞが自社開発しました。駆動方式も、FRからFFに改められています。新開発の1.5L直列4気筒SOHCエンジンが搭載され、4ドアセダンと3ドアハッチバックが用意されていました。 エクステリアデザインは、イタルデザインの創業者でありデザイナーのジョルジェット・ジウジアーロが手掛けました。ジウジアーロのデザインの特徴である直線基調のボディラインからは、ハンドリング性能の歯切れのよさが感じられます。 なお、初代と併売される形で投入されたため、2代目ジェミニは当初「FFジェミニ」という名称で販売されていました。 パリで撮影されたCMが大きな話題を呼んだ 2代目ジェミニが注目を集めたきっかけは、パリで撮影された前代未聞のテレビCMでした。棒でつないだように2台がピッタリと横付けしたドリフト走行、息のあったスピンターンや片輪走行などトップスタントチームのドライビングで、ジェミニがパリの街を駆け抜けます。軽快でキビキビしたハンドリングが魅力の、ジェミニの特徴を見事に表現したCMでした。 また、ロケ場所のユニークさも、CM人気が高まった理由の1つです。凱旋門前の通りやパリの石畳、さらには地下鉄の駅でもスタント走行シーンが撮影されました。人気とともに複数のバージョンのCMが制作されますが、いずれも一糸乱れぬ編隊走行を披露しており、見応え十分です。 パリの街並みにあった優雅で軽快な音楽も、CMに華を添えていました。花のワルツやラデツキー行進曲、オー・シャンゼリゼといったなじみのある曲が使われています。 人気の中心は追加されたスポーツモデル CMで話題となった2代目ジェミニですが、標準車のスペックはそれほど高いとはいえませんでした。人気の中心になったのは、性能を向上させたスポーツモデルです。 特に、イギリスの名門メーカー、ロータスとタッグを組んだZZハンドリング・バイ・ロータスは高い人気を集めました。 2種の追加モデルを投入 2代目ジェミニは、発売後に相次いでハイスペックのスポーツモデルが投入されます。最初に登場したのは、標準エンジンにターボを搭載したイルムシャーです。1.5LのSOHC2バルブエンジンながら、最高出力120psを発揮しました。 続いて1988年に投入されたZZハンドリング・バイ・ロータスは、ロータスが足回りのチューニングを施したモデルです。新開発の高回転型NAエンジンを搭載し、ホットモデルのイルムシャーに対して、上品でゆとりのあるキャラクターのモデルでした。 高回転エンジンとしなやかな足回りのZZハンドリング・バイ・ロータス ZZハンドリング・バイ・ロータスには、7,200回転で最高出力135psを発揮する新開発の1.6L直列4気筒DOHC16バルブエンジンが搭載されていました。ほぼ同時期に販売されていたトヨタ AE86 カローラレビン(トレノ)(1987年に販売終了)が130psだったことを考えると、十分なスペックだったことがわかります。 ロータスによるサスペンションのチューニングは、ロードホールディングと乗り心地を両立させる方針で施されました。強化ブッシュやモノチューブタイプのガス封入式ダンパーなどによって、走りの上質さが徹底的に高められています。 追加グレードでより洗練されたZZハンドリング・バイ・ロータス ZZハンドリング・バイ・ロータスは、性能面だけでなく内外装もスポーティに仕上げられています。フェンダーアーチには標準車にはないモールが取り付けられ特別感を演出、さらにBBS製ホイールもオプションで選べました。 内装では、MOMO製のステアリングに加え、レカロ製のシート(フロント)を標準装備。161万円という強気の価格設定にも関わらず、大ヒットを記録しました。 なお、1989年6月にはセダン限定ながら、ZZ-SEというさらなる豪華仕様のモデルが追加されています。オプション扱いだったBBS製アルミホイールを標準装備し、エクセーヌのレカロシートとBOSEスピーカーまで備わっていました。 乗用車から撤退したのに現在でも根強い人気 2代目ジェミニをヒットさせたものの後続モデルの販売が振るわず、いすゞは2002年を最後に乗用車から撤退しました。しかし、2代目ジェミニの人気は今も根強く、ZZハンドリング・バイ・ロータスは100万円以上の買取価格がつくこともあります。25年前の大衆車だと考えると、2代目ジェミニがいかに魅力的なクルマなのかうかがい知ることができます。 名門ロータスがチューニングしたスポーツモデルとはいえ、同時期の他車と比べても絶対的に優れた性能があるわけではありません。しかし、2代目ジェミニは今も多くの人の心に残り続けている名車です。ジウジアーロのデザイン、パリで撮影された印象的なCM、そして自社開発にこだわったいすゞの情熱、さまざまな要素が影響し合って魅力が高まったモデルだといえるでしょう。
MT車の運転では、速度に応じて適切なギアを選択することが重要です。適切にギアチェンジしないと、エンストやノッキングを起こしてしまうため、スムーズに走行できません。今回は、MT車におけるギアチェンジのコツについて紹介します。MT車を運転するときの参考にしてみてください。 MT車(マニュアル車)のギアチェンジのコツ MT車のギアを変えるタイミングは、加速するときと減速するときの2つです。ここでは、加速チェンジと減速チェンジのコツをそれぞれ紹介します。 加速するとき 加速チェンジするときは、発進後クラッチを接続した状態(クラッチペダルから足が離れている状態)でアクセルペダルを踏み、しっかりと加速してからギアチェンジしましょう。速度が上がっていない状態でギアを変えるとノッキングやエンストする可能性があります。 また、ギアチェンジするときは、アクセルペダルを素早く戻すと同時にクラッチペダルを一気に素早く踏み込み、ギアを変えてクラッチペダルを徐々に戻していくのもポイントです。 減速するとき 減速チェンジをするときは、ブレーキペダルを踏んで速度を落としてからギアを下げます。速度が落ちていない状態で減速チェンジすると、強いエンジンブレーキがかかるため注意してください。 また、エンジン回転数をギアに合わせる「ブリッピング」も有効な手段です。MT車の運転に慣れてきたらブリッピングの練習をしてみるとよいでしょう。 MT車(マニュアル車)のギアチェンジのタイミング MT車の運転では、いつギアを変えるべきか悩む方も多いです。ギアを変えるタイミングの目安は、到達目標速度によって異なります。 たとえば、一般道路の最高速度60km/hまで加速したい場合は、ロー(1速)ギアで発進して15km/h程度まで加速したら2速へ上げ、30km/h程度まで加速したら3速にシフトアップし、40km/h程度まで加速したら4速にギアチェンジして、50km/h程度まで加速したら5速に上げるとスムーズに走行できるでしょう。 60km/h(5速)で走行しているときに減速チェンジをする場合はブレーキで減速し、40km/h程度になったら4速、30km/h程度になったら3速、20km/h程度になったら2速というように順番にギアを下げます。 これらはあくまでも一例のため、状況に応じた速度がどのくらいなのかを見極め、速度に応じたギアへ変えることが重要です。 ギアチェンジ時の「飛ばしシフト」とは MT車のギアチェンジは、基本的に1速→2速→3速と順にシフトアップし、4速→3速→2速と順番にシフトダウンします。ただし、順番にギアチェンジしていくのはあくまで基本です。 MT車の運転では速度に応じたギア選びが重要なため、1速で十分に加速して3速に飛ばしてシフトアップすることもあります。また、5速で走行していたものの、前車の急ブレーキにより自車も強いブレーキをかけた後、再加速が必要な場面では2速にシフトダウンしてから再加速することもあります。 このように速度に応じたギアを選択して運転することが重要であるため、必ず順番にギアチェンジしなければならないという決まりはありません。 MT車(マニュアル車)のギアチェンジを誤ったときの症状 MT車のギアチェンジに失敗するとクルマにさまざまな症状が起こります。ここでは、ギアチェンジの失敗例とシフトチェンジを誤ったときに起きる症状について紹介します。 ・シフトアップミス:速度とギアが合わない状態となりエンストやノッキングが発生する・シフトダウンミス:速度とギアが合わないため強いエンジンブレーキがかかったりエンジン回転数が急上昇したりする。最悪の場合はエンジンに強い負荷がかかり故障する可能性もある・クラッチの急接:シフトアップやシフトダウンしたときに半クラッチせず、クラッチを急につなげる(急接)とエンスト・ノッキング・強いエンジンブレーキなどが起きる MT車のギアチェンジでミスしてしまったり、クラッチを急につなげたりすると、上記のような症状が発生します。そのため、順番にシフトアップやシフトダウンをして、クラッチを繋げるときは焦らず丁寧に操作することが大切です。 まとめ ギアチェンジのタイミングについては、MT車を運転する際に多くの方が悩まれます。ギアチェンジで重要なポイントは、速度に応じたギアを選択することです。そのため、到達目標速度がどのくらいなのか、状況に応じた速度がどのくらいなのかなど、状況速度を的確に見抜く能力が欠かせません。今回、解説した内容を参考に、MT車のギアチェンジをスムーズに行えるよう練習しましょう。
MT車(マニュアル車)を運転するためには、普通第一種運転免許(限定なし)が必要です。今回は、MT車の運転に必要な免許の概要や取得方法について解説します。また、MT車免許のメリットについても紹介するため、MT車を運転できる免許が必要か悩んでいる方も参考にしてみてください。 MT車(マニュアル車)の運転に必要な免許とは 乗用車(普通自動車)のMT車を運転するためには「普通自動車第一種運転免許(限定なし)」が必要です。そのため、運転免許証の条件に「AT車に限る」と記載されている場合は、MT車を運転できません。MT車に乗りたい場合は、MT車の運転が可能な運転免許証かどうか確認しましょう。 運転免許の取得後にAT車限定を解除するには? AT限定の運転免許を保有している人がMT車の運転をするためには、「限定解除」が必要です。ここでは、限定解除をするための条件や方法について紹介します。 限定解除するための条件 AT限定の運転免許をMT(限定なし)の運転免許にするための条件は次のとおりです。 ・現に限定されている、有効な運転免許を保有している方・居住している住所を管轄する公安委員会で審査を受けられる方 ※運転免許証に記載されている氏名・住所・本籍に変更がある場合は、本籍の記載された住民票が必要です 限定解除する方法 限定解除の方法は、2つあります。 ・指定自動車教習所で限定解除の審査を受けて合格する(合格証明書が必要)・運転免許センター(試験場)で審査を受ける 上記の2つの方法のいずれかで限定解除の審査を受け合格しなければ、AT限定の運転免許をMT(限定なし)の運転免許に変更できません。 MT車(マニュアル車)を運転できる普通自動車免許の取得方法 MT車を運転できる免許を取得するためには、MT(限定なし)の運転免許の試験に合格する必要があります。 運転免許の試験には、「適正」「技能」「知識」の3つの試験があり、これら全てに合格しなければ運転免許を取得できません。 運転免許を取得する方法には、運転免許センターで試験を受ける方法(いわゆる一発試験)と指定自動車教習所に通って卒業証明書を免許センターに持参し学科試験を受ける方法があります。 一発試験で免許を取得したい場合の流れは以下のとおりです。 1.場内試験2.学科試験3.仮免許の交付4.仮免許での路上練習5.路上試験6.学科試験7.取得時講習8.免許の交付 一発試験は教習所に通う方法より費用を抑えられるといったメリットがありますが、免許センターに行ったり講習を受講したりするなどの手間がかかります。 そのため、指定自動車教習所に通って卒業証明書を免許センターに持参し、学科試験を受けて合格する方法を選ぶ人のほうが多いです。 技能・学科 指定自動車教習所に通う場合、学科教習と技能教習を並行して進めます。 教習は、2段階に分かれており、全ての教習を履修し試験に合格しなければ次の段階に進めません。 第1段階では、場内教習(技能教習)と学科教習を受けます。教習の過程を修了すると仮免試験を受け、試験に合格すると第2段階の教習へ進みます。 第2段階は、路上教習(技能教習)です。学科教習(応急救護や危険予測ディスカッションなどを含む)もあわせて受講します。教習を修了すると卒業検定を受検し、検定に合格すると卒業証明書を受け取ることができます。 教習所を卒業するときに受け取った卒業証明書を運転免許センターに持参し、学科試験を受検して合格すると運転免許証が交付されます。 取得にかかる期間 運転免許取得にかかる時間は、運転免許取得のプランによって異なります。 運転免許なしの人が、最短時限数で教習を修了し、教習所を卒業した場合には20日程度で取得可能です。 ただし、教習には期限があり、9ヶ月以内に卒業しなければ1からやり直しとなります。また、第2段階のときに携帯する仮免許の期限は6ヶ月です。仮免許の有効期限内に教習を修了し、卒業しなければなりません。 教習には期限があるため、期限ギリギリにならないようにゆとりを持って教習所に通いましょう。 料金 料金は、教習所によって異なります。MT(限定なし)の運転免許の相場は約30万円(保有免許なし/最短時限で卒業の場合)です。少しでも教習料金を安く抑えたいのであれば、各教習所で実施しているキャンペーンや割引を利用したり、一発試験を受けたりしましょう。 MT車(マニュアル車)の免許のメリット MT免許を保有していると、さまざまなメリットがあります。ここではMT免許を保有しているメリットについて紹介します。 職種によってはMT車の免許が必須 職種によって異なりますが、MT(限定なし)の運転免許が必須条件という仕事があります。カーディーラーでの勤務や運送業者など、クルマ関係の仕事の多くではMT免許が必要です。もしクルマ関係の仕事に就きたいのであれば、MT免許を取得しておくとよいでしょう。 MT車(マニュアル車)のみの車種を選べる MT(限定なし)の運転免許を取得すれば、クルマ選びをするときの選択肢が広がります。また、MTのみのラインナップとなっているクルマに乗ることもできます。クルマ選びをするときに、運転免許の条件によって選択を左右されたくない場合は、MT免許を取得しておくとよいでしょう。 MT車(マニュアル車)の免許を取得する難易度 MT車は、AT車と比べると運転の難易度が高いため、取得するまでに苦労することが多いです。教習で聞く言葉の意味を理解するのが大変だったり、運転操作が上手くできなかったりするなど、MT車ならではの関門もあります。 そのため、MT(限定なし)の運転免許を取得したいものの、卒業できるか不安だったり、MT車を運転している様子を見たことがなかったりする場合は、AT限定の運転免許を取得して、運転に慣れてから限定解除したほうが習得が早いかもしれません。 まとめ MT車に乗るためには、普通自動車第一種運転免許(限定なし)が必要です。運転免許証の表面に記載されている条件に「◯◯はAT車に限る」と記載されている場合は、対象の自動車のMT車を運転できません。運転免許証に記載されている免許の条件に該当する自動車のMT車に乗りたいときは、MT免許の取得や限定解除をしましょう。
MT車(マニュアル車)の魅力は、クルマの運転操作そのものを楽しめることやクルマとの一体感を感じられることです。一方、操作が煩雑だったり、先進的な運転支援システムが装備されなかったりするなどのデメリットもあります。 今回は、MT車のメリットやデメリット、どのような人にMT車がおすすめなのかについて解説します。 MT車(マニュアル車)のメリット MT車には、クルマとの一体感を感じられる、誤発進のリスクが低いなどのメリットがあります。ここでは、MT車の主なメリットを5つ紹介します。 クルマとの一体感を楽しめる MT車は、運転者がギアを操作して、速度やパワーの出し方を調整できるため、クルマとの一体感を感じられるというメリットがあります。このクルマとの一体感を楽しむためにMT車に乗り続ける人も多いです。 誤発進のリスクが低い MT車を動かすためには、ギアやクラッチなどの操作が必要です。そのため、ペダルの踏み間違えによる急発進や誤発進などのリスクが低い傾向にあります。 エンジンブレーキが利きやすい MT車は、速度や交通状況に応じたギアを自分で選択するため、エンジンブレーキを有効に活用した速度調節が可能です。また、AT車と比べるとエンジンブレーキが利きやすいこともメリットです。 AT車よりも故障しにくい傾向にある MT車は、AT車よりも単純でわかりやすい構造となっています。そのため、故障したときの修理や手間を最小限に抑えることが可能です。また、AT車のように複雑な機構ではないため、故障のリスクも低いといえるでしょう。 AT車よりも安い場合がある MT車とAT車の両方が用意されているクルマでは、MT車のほうが価格が安い場合があります。価格が安いと聞くと、AT車よりも手が届きやすいと思われるかもしれませんが、金額差はさほど大きくないため、クルマの使い方やライフスタイルに合ったトランスミッションを選ぶとよいでしょう。 MT車(マニュアル車)のデメリット MT車はメリットだけでなく、デメリットもあります。ここからは、MT車のデメリットを3つ紹介します。 発進時の操作が複雑 MT車は、発進時の操作が複雑です。ギアを入れ、クラッチやアクセルを操作しないと、発進できないため、発進に手間取って時間がかかってしまうことがあります。ただし、MT車の運転に慣れてしまえば、発進の操作が面倒だと感じることはなくなるでしょう。 渋滞時の疲労が大きい MT車の運転では、少し動いて止まるといった渋滞時の操作が面倒に感じやすいです。そのため、渋滞時は予想以上に疲れるでしょう。渋滞によって疲労が蓄積したときは、早めに休憩をとることをおすすめします。 先進安全装備の一部を搭載できない 車種によって異なりますが、MT車では運転支援システムをはじめとする先進安全装備が装備されない、または一部省略される場合があります。そのため、安全装備を重視するのであれば、AT車のほうがよいでしょう。 MT車(マニュアル車)が向いている人 ここまで紹介してきたように、MT車はメリットとデメリットの両面を持ち合わせているクルマです。また近年では、AT限定免許を取得したり、複雑な運転操作をする必要ない気軽さに魅力を感じたりするユーザーが増えているために、AT車のほうが普及しています。 ただし、このような時代の変化があっても、MT車の方が向いているという人がいます。ここからはMT車がおすすめな人について、詳しくみていきましょう。 煩雑な操作が得意 運転操作や手足を使った煩雑な操作が得意な人はMT車がおすすめです。クルマという機械を操りたい人、自分の意志でクルマを動かしたい人などは、MT車のほうがよいでしょう。 スポーツカーが好き MT車は自分の意志通りに動かすことができるため、スポーツカーが好きな人やスポーティな走りを好む人に向いているでしょう。AT車よりもダイレクト感ある走りを楽しめます。 少しでも燃費を抑えたい人 MT車は、速度に応じたギアを運転者が選択するクルマです。そのため、乗り方次第ではAT車より燃費がよくなる場合があります。ただし、近年ではATの多段化や無段階変速機などにより、AT車の燃費性能が向上しています。多段化したAT車や無段階変速機を搭載したAT車の方がエンジン回転数を抑えられるため、MT車よりAT車のほうが燃費性能がよいというケースも珍しくありません。 まとめ MT車は、運転する楽しさやクルマを操っているという感覚を得られる点がメリットです。しかし、渋滞時に疲れやすかったり操作が面倒に感じたりすることもあります。MT車とAT車が選べる場合には、メリットとデメリットをしっかりと把握したうえでどちらにするか選ぶとよいでしょう。
MT車(マニュアル車)は、運転に慣れるまでが大変です。ただ、コツさえ掴んでしまえば、スムーズに上達します。そこで今回は、MT車の「発進」「停止」「ギアチェンジ」「坂道発進」の4つについて解説します。 MT車(マニュアル車)の発進手順 MT車を発進させるときは、次の手順で行います。 【1】座席・ミラー調整 まず、運転席に座ったら、座席やミラーを調整します。それぞれの調整のポイントは次のとおりです。 ・座席:クラッチペダルをいっぱいに踏み込んだときに膝が少し曲がるくらいの前後位置、ハンドルを持ったときに肘が少し曲がるくらいの背もたれの角度に調整する ・ミラー:目線を動かしたときの見え方が次のとおりになるよう調整するルームミラー バックガラス全体がミラーに入るように調整ドアミラー 内側の縦4分の1に自分のクルマの車体が写り、ミラーの上下は半分が路面になるように調整 【2】エンジン始動 エンジンを始動させるときは、次の手順で行います。 1.パーキングブレーキ(サイドブレーキ)がかかっていることを確認する2.左足でクラッチペダルをいっぱいに踏み込む3.右足でブレーキペダルを踏み込む4.ギアをニュートラルにする5.両足でペダルを踏んだままエンジンをスタートさせる エンジンがかかったら発進準備をします。 【3】発進 発進の手順は次のとおりです。 1.ギアをローギア(1速)に入れる2.パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を下ろす(解除する)3.ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換える4.軽くアクセルを吹かしてクラッチを徐々に戻す5.半クラッチ(クラッチミート)の部分でクラッチを戻す動作を一旦停止する6.クルマの速度が乗ってきたらクラッチを戻す動作を再開してクラッチを繋げる MT車(マニュアル車)の停止手順 MT車では、停止するときにもポイントがあります。クルマを停止させるときは、次の手順で行います。 1.ブレーキペダルを踏んで減速する2.エンストする直前にクラッチペダルを一気に踏み込む(このときブレーキペダルを踏み続けたままクラッチペダルを踏み込む)3.ブレーキペダルの踏力を調整して停止させる MT車を停止させるとき、まずはブレーキで減速しましょう。よくあるNG例は、エンストするのを恐れて先にクラッチペダルを踏んでしまうことです。 先にクラッチペダルを踏んでしまうとエンジンブレーキが利かなくなり、制動距離が長くなってしまいます。クルマを減速させたり停止させたりするときは、エンジンブレーキとブレーキの両方を有効に使って速度を落としたり止めたりしましょう。まとめると、先にブレーキペダルで減速して、エンスト間際にクラッチペダルを踏み、ブレーキペダルの踏力調整で停止させるという順番です。 MT車(マニュアル車)の運転のコツ MT車を運転する際には、発進するときや加速するときのコツを掴んでおくことが大切です。ここでは、MT車の運転のコツを3つ紹介します。 MT車(マニュアル車)のクラッチペダルの操作のコツ クラッチペダルは、動力を繋げたり切ったりする「クラッチ板」を操作するペダルです。動力の伝達を調整するクラッチペダルの操作は、「繋げるとき」と「切るとき」で異なります。 クラッチを繋げる(クルマを動かす)ときは、クラッチペダルをいっぱいに踏み込んだ状態からペダルを戻します。ただし、いっぱいに踏み込んだクラッチペダルを、ペダルの反力を使ってポンッと一気に戻してしまうとエンストします。そのため、クラッチペダルを戻すときは、クラッチミートするポイントを探しながら少しずつ戻すのがポイントです。 クラッチを切る(動力の伝達を切断する)ときは、クラッチペダルを踏み込みます。クラッチを切るときは、一気に奥までスパッと踏み込んで動力を切断します。 MT車(マニュアル車)のギアチェンジのコツ MT車では、ギアチェンジも運転者が行わなければなりません。ギアチェンジのポイントは、次のとおりです。 1.発進してクラッチを繋げた状態(クラッチペダルから足を離している状態)でアクセルを踏み込んで加速する2.エンジン回転数とともに速度が上がってきたらアクセルペダルを素早く戻すと同時にクラッチペダルを一気に踏み込む3.ギアを1段上げ半クラッチの位置までクラッチペダルを戻す4.クラッチが繋がり始めるポイントからアクセルペダルを徐々に踏み込むとともにクラッチペダルを戻す ギアチェンジはクルマの速度を上げてから行いましょう。加速不良の状態でギアチェンジすると、エンストしたりノッキングしたりするため注意してください。 また、3から4の工程をあまりゆっくり行うとクラッチが摩耗してしまう可能性があるため、その点も気をつけましょう。 MT車(マニュアル車)の坂道発進のコツ MT車の運転において難関ともいわれるのが坂道発進です。坂道発進では、平坦な道よりもより強い駆動力が必要なため、難しく感じる方も多いようですが、半クラッチとアクセルの調整ができれば、難しくはありません。 一般的な坂道発進の方法は次のとおりです。 1.上り坂の途中で止まる2.パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を強く引き逆行を防ぐ3.半クラッチの状態を作る4.半クラッチで作った前進する駆動力を強くするためにアクセルを軽く踏み込み、クラッチペダルをわずかに戻す(このときにエンストしないように注意する)5.強い駆動力の状態を維持したままパーキングブレーキ(サイドブレーキ)を慎重に下ろす※パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を急に下ろすと強い駆動力によって急発進する恐れがあります。 また、MT車の運転に慣れると、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を使わなくても坂道発進ができるようになります。 そもそもMT車(マニュアル車)とは MT車(マニュアル車)は、速度に応じてドライバーがギアを変えて速度調整をしながら運転するクルマです。 右手でハンドル、左手でシフト操作、右足でアクセルペダルまたはブレーキペダル、左足でクラッチペダルを操作するため、両手両足を使ってクルマを動かします。 ▼MT車(マニュアル車)に関する詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。MT車(マニュアル車)とは?特徴や注意点などを解説 MT車(マニュアル車)のメリット・デメリット MT車(マニュアル車)は、メリットとデメリットがあります。主なメリットとデメリットは以下のとおりです。 【メリット】・クルマとの一体感を楽しめる・誤発進のリスクが低い・エンジンブレーキが効きやすい(速度調整がしやすい)など 【デメリット】・発進時の操作が複雑・渋滞時の疲労が大きいなど ▼詳しくはこちらの記事にて解説していますのであわせてご覧ください。MT車(マニュアル車)のメリットとは?デメリットはある?マニュアル車がおすすめな人も解説 まとめ MT車の運転には、クラッチペダルの操作、アクセルペダルとの調和、減速・停止時のブレーキペダルとクラッチペダルの順番など、さまざまなポイントがあります。これらのポイントを重点的に練習すると、スムーズに運転できるようになります。MT車を運転する際は、クラッチが繋がる部分、アクセルペダルやブレーキペダルの操作をしっかりと練習しましょう。
私たちは古いクルマ専門の買取サービス「旧車王」を展開しています……と堅苦しく自己紹介することが多いですが、そもそもは皆さんと同じ「ただの旧車好き」です。 古いクルマならではのボディラインとか質感とか、オイル臭さとか、エンジン音とか振動とか、魅力満載ですよね。もちろん新車だっていいところたくさんあるけど、旧車でしか感じられない刺激の虜になってしまったのが私たち「旧車王」なんです。 旧車の魅力をどうにかして末永〜〜く伝えていきたい、いやもう未来の人類にも直にその目で見て触れて感じてほしい!好きすぎるがあまりに気持ちが溢れ、旧車を次世代につなげる取組みを自分たちではじめてしまいました。同じ旧車好きの皆さんにもぜひ、その取り組みを知ってほしいので今回ちょっと熱く語らせていただきます。 若者にとって旧車は新しい文化!? 1980〜1990年代のファッションやインテリアが「昭和レトロ」「平成レトロ」として、若い世代からの注目を集めています。現在「旧車」と呼ばれる古いクルマの多くも、この領域にカテゴライズされます。当時の国産車といえば、プレリュード、シルビア、セリカ、マークⅡ……名車を挙げたら切りがない。特にプレリュードなんてエクステリアがたまらないですよね、低くて美しいボンネットや、可愛いリトラクタブルライト、横長のテールランプにも趣があるし……と、すみません。思わず熱くなりました。 話を戻します。昭和レトロ、平成レトロを中高年の方々が目にすると「いや〜懐かしいな〜俺が大学生の頃はこれがああでこうで△●×■※……」などと大体昔話が始まるものです。でも、それらの文化に熱を上げている20代〜30代のほとんどは、当時まだ生まれていません。「エモい」という言葉で形容されることが多い文化ですが、若者の多くは懐かしさよりもある種の新しさを感じているのではないかと思います。 だから旧車も若者にとって新しい刺激なわけです。クルマが生まれたのははるか昔だけど、出会ったのはつい最近。だと考えると、まだまだ旧車と一緒にいたいですよね?お父さんやお母さんの世代よりも、知り合ってからの時間が浅いんだから。まだまだいろんな場所をドライブしたいし、たくさん想い出をつくりたいですよね。 ずっと旧車と一緒にいたい! 旧車に乗り続けるには、旧車を「残して」いく必要があります。しかし悲しいことに、工業製品であるがゆえに経年劣化は避けられません。ただ乗っているだけでも、どんどん傷んでしまいます。中古車として出会ったときにはすでにもうあちこち故障していた、なんてケースも旧車では少なくないですよね。 でも!まだまだ!旧車と一緒にいたい! そんな想いが強すぎるため、旧車王は“自動車再生”に力を入れています。言葉のとおり、「自動車」を「再生」する事業です。買取ったクルマを、次のオーナー、また次のオーナー、そしてまた次のオーナー……といつまでも乗り継いでもらえるように、大事に修理・修復しています。ただ壊れている箇所を直すだけじゃなくて、クルマそのものの魅力をさらに輝かせるように。 1990年代のネオクラシックカーだって、きちんとメンテナンスすればあと20年は走行できます。つまり、あなたがもっと歳を重ねても、たとえば将来子供ができたときにだって、今の愛車は元気に走っていられるのです。願わくば、その子供が大人になる未来にも旧車文化を残していきたいと思っています。 ★旧車王は古いクルマの買取を行っています! 旧車王、実は20年以上にわたって古いクルマを取扱っていて、多くのクルマたちに触れてきたノウハウを活かし、買取サービスを行っています。手放す際のオーナー様の気持ちも痛いほどよくわかるので、1台1台慎重かつ丁寧に査定しております。大事な愛車をいつか売却するときがきたら、旧車王のことを思い出していただけると嬉しいです。 <買取のお申し込みはこちら> 👉Webフォーム👉お電話(フリーダイヤル)0120-389-777受付時間 9:00〜22:00 年中無休
重心の低いウェッジシェイプのボディにミッドシップレイアウト、ガルウィングというスーパーカーと同様の設計思想で作られたマツダ AZ-1。軽自動車という制限の多い規格のなかで、妥協を許さず作り込まれたマツダの情熱と技術力を感じる1台です。 今回は、現在もなお人気の高い軽自動車ミッドシップスポーツ、AZ-1の歴史と魅力を紹介します。 スーパーカーのレイアウトを軽自動車で実現したAZ-1 AZ-1は全長3,295mm、全幅1,395mmという軽自動車と同等のサイズでありながら、スーパーカーさながらのレイアウトを実現しました。特にAZ-1のアイコン的存在の装備が、軽自動車で唯一のガルウィングです。 実は合理的だったといわれるガルウィング採用の理由も含めて、AZ-1の基本構造をみていきましょう。 ミッドシップレイアウトでガルウィングまで装備 1992年に登場したAZ-1は、「軽自動車」という点を除けばまさにスーパーカーといえる仕様のモデルでした。ミッドシップに搭載したターボ付きDOHCエンジン、ガルウィングドアと装備だけをみればランボルギーニやフェラーリに引けをとりません。 ミッドシップレイアウトにしたことで、前後重量配分は42:58とスポーツカーの理想に近い数値を実現。スーパーカーらしい見た目だけでなく、高い運動性能もAZ-1の魅力です。。 ガルウィングはボディ剛性確保のために必要だった ガルウィングの採用には、実は合理的な理由がありました。スポーツカーに欠かせないボディ剛性を確保するためです。加えて、メルセデスベンツ 300SLのようにサイドシルを高く設計したことから横開きのドアでは乗り降りが難しく、乗降性確保の目的もあってガルウィングが採用されました。 一方で、軽快な走行性能を実現するため、徹底した軽量化も図られています。外板の強度に依存しないスケルトンモノコックボディという構造にすることで、ボディ剛性と軽量化を両立。外板の多くにFRPを使用し、わずか720kgという車重を実現しました。 アルトワークス譲りの高い基本性能 AZ-1のパワートレインは、実はスズキ アルトワークスと共通です。自主規制いっぱいの64psを発揮する、F6A型直列3気筒DOHCターボエンジンが搭載されています。 また、サスペンションもアルトワークスと同じです。すでに高い評価を得ていたアルトワークスの基本性能が、そのままAZ-1に移植されました。加えて、シャープなハンドリングを実現するため、ダンパーやバネ、ブッシュ、スタビライザーに至るまで、マツダこだわりのチューニングが施されました。 振り切った内外装デザイン AZ-1のデザイン上の特徴は、ガルウィングだけではありません。本格的なミッドシップスポーツカーと遜色のないデザインが、細部に渡って取り入れられています。 続いて、AZ-1の内外装の特徴をみていきましょう。 スーパーカーをそのままコンパクトにした外観 ランボルギーニ カウンタックやフェラーリ 328GTBなどと同様に、AZ-1のボディ形状はウェッジシェイプです。さらに、サイドのエアインレット、エンジンルーム上の放熱スリット、後部の開口部などスーパーカーをそのままコンパクトにしたようなデザインに仕上げられています。 また、AZ-1の個性をより一層引き立たせているのが、丸目のヘッドライトです。一般的なクルマと違い、フロントノーズよりやや奥まったところに配置されています。実はコンセプトカーでは、リトラクタブルヘッドライトが採用されていました。空力に影響する先端部のため、できるだけ流線型を犠牲にしないように配慮されたのかもしれません。 居住性は皆無のスパルタンな内装 お世辞にもAZ-1の居住性は高いとはいえません。乗員の背中側にエンジンが来るため車内は狭く、ドライバーのスペースの確保さえ苦心した様子がみえます。もっとも特徴的なのはエアコンのコントロールパネルの場所です。ドライバーの左足側のスペース確保のため、センターコンソールに縦向きに設置されています。 さらに、安全上の理由からスペアタイヤをフロントノーズ部に収納できず、車室内後部に搭載せざるを得ませんでした。軽自動車サイズでミッドシップスポーツカーを実現するためには、居住性を犠牲にするしかなかったようです。 さらに個性的な特別仕様車もあった ベース車輌自体が個性的なAZ-1ですが、特別仕様車もいくつかリリースされました。マツダスピードバージョンでは、大型のエアインテークのあるボンネット、エアロバンパーと大型リアスポイラーが装備され、コンパクトなAZ-1が迫力のある外観に生まれ変わっています。 また、当時マツダのグループ会社だったM2社の手掛けたM2 1015は、かなり個性的な1台です。ボンネットの切り込み形状の変更によってヘッドライトの形が変わり、さらに中央部にはフォグランプが追加されたことでまったく印象の異なるクルマに仕上がっています。専用アルミホイールや後部には「M2 1015」のエンブレムまで装着されました。 唯一無二の存在だけに失われない価値 AZ-1は、軽自動車にスーパーカーの要素をたっぷりと詰め込んだ、唯一無二の個性的なモデルです。現在でもAZ-1の人気は高く、大手中古車サイトでは180~270万円程度で取引されています。1992~1995年のわずか3年間しか作られなかったこともあり、今後さらに希少性が増していくでしょう。 一方で、希少性の高いクルマを売却する際は、買取業者選びに注意が必要です。流通力が少ないと参考にできる価格情報が限られているため、一般的な買取業者だと価値を正しく判断してもらえない可能性があります。AZ-1のような旧車を売却する際は、旧車専門の業者に相談しましょう。
クルマを運転する際は、運転免許証を携帯しなければなりません。運転免許証を紛失したからといって不携帯で運転すると、反則金が科せられます。 運転免許証を紛失してしまうと、キャッシングや銀行口座の開設などに悪用されるリスクもあるため、なるべく早く再発行手続きをしましょう。この記事では、運転免許証を紛失したときに起こり得るトラブルや対応方法、再発行手続きなどについて詳しく解説します。 運転免許証を紛失したときに起こり得るトラブル 運転免許証を紛失すると、クルマを運転できないだけではなく、さまざまな問題が発生します。運転免許証を紛失したときに起こり得るトラブルについて、具体的に紹介します。 悪用される 運転免許証を紛失すると、悪用される可能性があります。たとえば、第三者が本人になりすまして、クレジットカードを発行したり銀行口座を開設したりするケースがあります。 発行されたクレジットカードがキャッシングや買い物に利用されると自分に利用料金が請求されます。また、開設された銀行口座が犯罪に利用されるリスクもゼロではありません。 不正利用や犯罪に巻き込まれる可能性があるため、紛失した場合はなるべく早く対処しましょう。 「免許証不携帯」として反則金を科される 運転免許証を紛失したままクルマを運転すると「免許証不携帯」に該当し、3,000円の反則金が科せられます。 紛失していることに気づかずに運転をした場合も反則金が科せられるため、出発前に運転免許証があるかどうか必ずチェックしましょう。なお、違反点数は加算されません。 参考:道路交通法「第95条」・警視庁公式Webサイト「反則行為の種別及び反則金一覧表」 運転免許証を紛失したらすぐに行うべきこと 運転免許証を紛失した際、すぐに警察署や信用情報機関へ届け出れば、悪用を防げる可能性が高くなります。続いて、運転免許証を紛失したらすぐに行うべきことを紹介します。 警察に遺失物届を提出する 運転免許証を紛失したら、なるべく早く警察署で「遺失物届」を提出しましょう。遺失物届とは、紛失したものが届けられた場合に、遺失者が連絡を受け取れるようにするための届出のことです。 紛失した日時や場所、特徴などを遺失物届と照らし合わせて、合致すれば警察署から連絡が届きます。自治体によっては、Web上からの遺失物届提出も可能です。すぐに警察署へ出向けない場合は、こちらから遺失物届を提出しましょう。 また、遺失物届を提出すれば、クレジットカードを悪用された際に不正利用であることを主張できます。ただし、遺失物届出は遺失したことを証明するものではありません。紛失したものの代わりや、効力を止めるわけではないことに留意してください。悪用を防ぐためにも、なるべく早く警察署で遺失物届を提出しましょう。 信用情報機関に報告する 運転免許証を紛失したら、すぐに信用情報機関に報告しましょう。信用情報機関とは、個人のクレジットカードやローンなどの情報を管理している機関のことです。 クレジットカードの発行やローンの契約などは、信用情報機関のデータをもとに審査します。紛失した旨を報告することにより、クレジットカードの発行やローンの契約の申請があった場合に、悪用を防ぐことが可能です。 信用情報機関は以下3つがあるため、各社に報告しましょう。 ・株式会社日本信用情報機構(JICC)・株式会社シー・アイ・シー(CIC)・一般社団法人全国銀行個人信用センター(KSC) 紛失した情報は5年で自動的に削除されるものの、運転免許証が見つかったり再発行をしたりした場合は報告を取り消す必要があります。 運転免許証の再発行手続きの方法 運転免許証は、必要書類を揃えて所定の場所で手続きすると再発行が可能です。しかし、前述のとおり運転免許証がない状態でクルマを運転すると「免許証不携帯」に該当します。再発行の際には、公共交通機関を利用したり、家族や知人のクルマで送ってもらったりして手続き場所に出向きましょう。 ここからは、運転免許証の再発行手続きの方法について詳しく解説します。 必要書類 運転免許証の再発行手続きに必要な書類は、以下のとおりです。 1.運転免許証再交付申請書2.運転免許証紛失・盗難てん末書3.申請用写真(縦3cm×横2.4cm)4.身分証明証 5.手数料 2,250円※1と2は窓口で入手可能 必要書類として揃える写真は、身分確認用として使用されます。運転免許証用の写真は、手続き時に撮影することに留意してください。 また、身分証明証はマイナンバーカードやパスポート、健康保険証や社員証などが該当します。地域によっては、顔写真がついている身分証明証がない場合、2点以上の書類の提示を求められる場合があるため、事前に確認しておきましょう。 なお、運転免許証のICチップに記載されている情報を保護するため、暗証番号として4桁の数字を2組設定する必要があります。スムーズに再発行するためにも、事前に数字を決めておきましょう。 手続きの流れ 手続きの流れは以下のとおりです。 1.申請書類を記入して窓口へ提出2.運転免許証の暗証番号を設定3.運転免許証用の写真を撮影4.運転免許証を再交付 運転免許証の再発行手続きは、住所を管轄する以下の場所で行います。 ・運転免許センター・運転免許試験会場・警察署 地域によっては手続きする場所が限られているケースがあるため、事前に管轄の警察署の公式Webサイトを確認しましょう。 主要都市における再交付可能な場所は以下のとおりです。 都道府県 場所/受付時間 東京都 府中運転免許試験場鮫洲運転免許試験場江東運転免許試験場 平日 8:30〜16:00 神奈川県 運転免許センター平日 8:30〜11:00 13:00〜15:30 神奈川県内の警察署(横浜水上警察署を除く)平日 9:00〜12:00 13:00〜16:00 愛知県 運転免許試験場、東三河運転免許センター平日 8:45〜12:00 12:45〜15:00 23警察署・5幹部交番平日 9:00〜11:00 12:00〜16:00 大阪府 門真運転免許試験場、光明池運転免許試験場平日 8:45〜12:00 12:45〜14:30 各警察署(大阪水上警察署及び関西空港警察署は除く)平日 9:00〜17:00 福岡県 福岡自動車運転免許試験場北九州自動車運転免許試験場筑豊自動車運転免許試験場筑後自動車運転免許試験場 平日 9:00〜10:30 14:00〜15:00 基本的に当日に運転免許証が再交付され、手続きにかかる時間は1時間程度です。ただし、警察署で手続きすると後日窓口で受け取らなければならない場合があります。地域によっては、郵送で交付されることもあります。 すぐに運転免許証が必要な場合は、運転免許センターや運転免許試験会場で手続きするとよいでしょう。 また、場所によってバラつきがあるものの、再発行手続きは平日の限られた時間でしか受付してもらえません。加えて、運転免許証の再発行は代理人での申請が不可です。必ず本人が手続きに出向いてください。 なお、盗難や紛失によって運転免許証を再交付する場合、記載されている12桁の最後の番号が変わります。一度も再交付されていない場合は「0」、交付されるたびに「1」「2」と数字が増えます。これは悪用を防止するためのルールで、破損や汚損で番号を目視できる場合には番号が変更されません。 運転免許証を紛失しないための対策 運転免許証は、スマホとセットにして持ち歩くとよいでしょう。仮にスマホを落としても、GPS機能で位置情報を特定できるため、運転免許証と一緒に見つかる可能性があります。カードホルダー付きのスマホケースに切り替えて、運転免許証の紛失を防ぎましょう。 また、運転免許証は財布とセットにした方が効率的ではあるものの、GPS機能がないため一緒に持ち歩くことはあまりおすすめできません。一緒に持ち歩く場合は、GPS機能が内蔵されたカードや紛失防止タグなどのグッズを、財布の中に入れておくとよいでしょう。 自宅や愛車の鍵が付いているキーケースと、運転免許証をセットにすることもおすすめできません。自宅の鍵が付いている場合、運転免許証に記載されている住所をもとに、何者かに自宅に侵入され事件に巻き込まれる可能性があります。 愛車の鍵が付いている場合は、クルマを盗難されるリスクもあるでしょう。盗難や車上荒らしに遭った際に運転免許証を盗まれる可能性があるため、車内に保管しておくのも危険です。 自分の身を守るためにも、運転免許証の持ち歩きには十分に気をつけましょう。 まとめ 運転免許証は身分証明証になるため、紛失すると悪用されるリスクがあります。不携帯の状態でクルマを運転した場合は、反則金が科せられるため注意が必要です。 紛失したらクルマは運転せず、まずは警察署に遺失物届を提出し、その後すぐに信用情報機関に報告して悪用のリスクを防ぎましょう。 また、必要書類を揃えて運転免許センターや警察署などで手続きすると、再発行できます。ただし、運転免許センターや警察署では平日しか手続きできません。代理人による再発行手続きも不可であるため、本人が平日の日中に出向かなければならないことを把握しておきましょう。