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2024年7月14日、道の駅おおた(群馬県太田市)にて「サンブレフェスタ2024」が開催された。このイベントの主催者の方から、綿引氏が手作りで製作した「6輪F1タイレルP34」と、昨年入手したF3000用フォーミュラーマシン「レイナード93D」が展示されると聞き、取材に向かった。 ■サンブレフェスタ2024イベント当日は雨 会場である道の駅おおたに到着。現地の天気は曇り。程なくして、タイレルP34とレイナード93Dを載せたキャリアカーが会場に到着。一気にギャラリーが集まってくる。 自他ともに認める晴れ男である綿引氏も「イベント当日の天気は大丈夫だから」と語っていたが、開始直後、午前10時頃から雨が降りはじめた。 「チームサンブレ」の皆さんが、日よけ用に用意しておいた2張りの業務用テントを素早く展開。同時進行で綿引氏を中心にタイレルP34とレイナード93Dをキャリアカーから下ろし、テントの下へと移動していく。雨が本降りになる前に無事設置完了。 ここで、タイレルP34の進化の過程を振り返ってみよう。 ■サンブレフェスタ2021 タイレルP34がサンブレフェスタにお目見目したのは2021年のことだ。このときは1977年仕様のカウルをまとってエントリー。画像を見るだけでは完成形のように映るかもしれないが、この時点でエンジンおよび駆動系は仮組みの状態。それに加えてリアウイングのステーやメーター周り、コクピットなども未塗装のまま。とはいえ、アルミ地の状態からカウルが塗装されたこともあり、P34の実車そのものと勘違いするギャラリーもいたほどだ。 ■サンブレフェスタ2022 2022年6月に開催された「サンブレフェスタ2022」で展示されたときの模様がこちらの画像だ。このとき制作中だった1976年仕様のカウルを装着した状態でエントリーしたこともあり、リアウイング(これも2021年に展示したときとは形状が異なる点にも注目)を除いて未塗装のまま。タイレルP34が手作り、ハンドメイドであることが確認できる貴重なカットだ。なお、この時点でタイレルP34は自走が可能であり、キャリアカーから展示場所(同じ私有地内)まで綿引氏自らドライブして移動した。 ■サンブレフェスタ2023 2023年6月に開催された「サンブレフェスタ2023」に展示されたときの仕様がこちらのカットだ。1976年日本GP「シェクター仕様」を再現して展示された。塗装されると本当のフォーミュラーマシンに思えてくるほどであった。この時点ではサーキットを攻められるほどマシンセッティングが煮詰められており、実際に走行したり、マシンの乗り降りする際についた傷がさらにリアリティであった。綿引氏のYouTubeチャンネルを見て、県外はもちろんのこと、遠方から足を運んだギャラリーもいたほどだ。 ■サンブレフェスタ2024 そして今年の仕様はこちら。昨年秋に1976年日本GP仕様でエントリーした「妙高ヒルクライムHILL G.P2023」においてクラッシュ後、1977年仕様に戻して復活。ブレーキホースなど、足回りの調整が必要なこともあり、現在は展示のみという状態。 しかし、タイレルP34が間近で見られる貴重な機会ということもあり、雨のなか、サンブレフェスタ会場に足を運ぶ熱心なファンの姿が絶えなかった。そして、レイナード93Dが初披露ということもあり、それぞれのマシンの造りを見比べるファンも多かった。 ■まとめ あいにくの雨となってしまったサンブレフェスタ2024だが、過去のサンブレフェスタでは観ることのできなかった貴重な機会が得られた。 タイレルP34とレイナード93Dが並ぶ光景は壮観だった。F3000のレースに参戦していた本物のフォーミュラーマシンと並べてもタイレルP34のたたずまいはまったく遜色がないのだ。少なくとも、それなりにクルマに対する知見がある人でない限り、この2台が本物のフォーミュラーマシンだと説明したとしてもそのまま信じてしまうだろう。 また今回、キャリアカーの上段にタイレルP34が積まれたこともあり、普段は見ることができない下側からの様子も確認することができたのだ。ファンにとってはこの状態を肉眼で確認できるだけでイベント会場まで足を運んだ甲斐があったかもしれない。タイレルP34の下側は見事にフラット。フレームに隼のエンジンが搭載され、サスペンションアームが左右のタイヤに向かって伸びていることが確認できた。 金色に輝いているパーツは、隼用ドライサンプキットのひとつであるオイルパン。このキットは、綿引氏がタイレルP34でのサーキット走行を視野に入れて組み込んだものだ。YouTubeチャンネルでも解説されているので、ぜひ目を通してみてほしい。 ●タイレル 隼用ドライサンプキット取り付け前編https://www.youtube.com/watch?v=GhHrUwFejgI 今年のサンブレフェスタは雨となってしまったが、来年は綿引氏の晴れ男パワーで梅雨時の雨雲をどこかへ吹き飛ばしてくれるはずだ。 ■手作りの6輪F1タイレルP34とは? 茨城県水戸市にある「カスタムビルド&レストア WATAHIKI(以下、CBR WATAHIKI)」代表の綿引雄司氏が、仕事の合間を縫って手作りで製作してきた、6輪が特徴的なF1マシン「タイレルP34」。 その完成度の高さから、ネット上ではタイレルP34のコンプリートマシンを綿引氏が所有していると誤解されることもしばしばだ。 また「タイレルP34のレプリカ」と評されることもあるが、綿引氏独自の解釈で製作された箇所も少なからずあることは事実だ。 そのため、忠実なレプリカというわけではない。 つまり、この「レプリカ」という表現がこのマシンに当てはまるかどうかは人それぞれの解釈に委ねたい。 製作者である綿引氏によると、このF1マシンが存在することは、タイレルのルーツでもあるケン・ティレル氏のご子息、ボブ・ティレル氏も把握しているという。 しかも、ボブ・ティレル氏は好意的に受け止めてくれているとのことだ。 ぜひ、イベント会場などで実車を観て、細部の作り込み、フィニッシュワーク美しさをその目で確認してみてほしい。 ■巴自動車商会/カスタムビルド&レストア WATAHIKI 店舗情報 住所:〒310-0912 茨城県水戸市見川3-528-2TEL:TEL/FAX 029-243-0133URL:http://cbr-watahiki.comお問い合わせ:http://www.cbr-watahiki.com/mail.html ●綿引氏のYouTubeチャンネル"cbrwatahiki"※「アルミのイオタ」および「タイレル P34」の製作風景も紹介されています https://www.youtube.com/@cbrwatahiki ※YouTubeで動画を配信している「ぺーさんxyz」さんがイオタの製作過程を詳細にまとめた動画。手作業で造られていったことが分かる構成となっています。 ●板金職人の技炸裂!アルミ板叩き出しでランボルギーニ・イオタを製作するまで【前編】https://www.youtube.com/watch?v=hvAf5PfcSJg&t=8s ●アルミ板叩き出しでランボルギーニ・イオタを製作するまで【後編】https://www.youtube.com/watch?v=WidFHqbp4QA ■「道の駅おおた」について ・所在地:〒370-0421 群馬県太田市粕川町701-1https://goo.gl/maps/E3vus5Vmbpjn8mz68・電話:0276-56-9350・FAX:0276-56-9351・駐車場;普通車:126台、大型車:40台、身体障害専用:4台・URL:http://michinoeki-ota.com ●道の駅 おおた <公式> Facebookページhttps://www.facebook.com/michinoeki.ota/ ●道の駅おおた広報「おっくん」 Facebookページhttps://www.facebook.com/ekicho.ota/ ●道の駅 おおた <公式> Twitterhttps://twitter.com/michinoekiota [ライター・カメラ/松村 透]
フリードの売却を検討するにあたり「フリードのリセールバリューが気になる」「高値で売りたいけれど方法がわからない」という点が気になっている方は多いでしょう。売却時にはさまざまなポイントを押さえなければ、本来の価値よりも低い査定額が提示される可能性が高まります。 そこで今回は、フリードのリセールバリューをテーマに、買取相場や高く売るコツなどについて詳しく解説します。 フリードとは フリードは、ホンダが製造・販売するコンパクトミニバンです。「ちょうどいいホンダ」をキャッチコピーに、モビリオの後継車として2008年に登場しました。2016年に2代目、2024年に3代目と進化を続けています。 フリードが支持される理由は、そのコンパクトさと機能性の高さにあります。扱いやすいボディサイズながら、スライドドアを採用し、モデルによっては最大8名まで乗車可能です。コンパクトさと多人数乗車の両立により、子育て世代を中心に幅広い層から支持を得ています。 燃費性能と安全性能が高い点もフリードの魅力です。エコカー減税の対象となるほどの低燃費を実現しながらも、同時に先進の安全運転支援システムを搭載しているなど、優れた経済性と安全性を兼ね備えています。 フリードの買取相場 ここからは、初代モデルと2代目モデルに分けて、フリードの買取相場の傾向を解説します。 初代 初代フリードは、中古車市場に多く出回っており、買取価格はグレードや個体によって幅があります。 初期モデルは、製造から10年以上経過した車輌が多いことから買取価格は低めです。一方、後期モデルは初期モデルと比較して高値がつく可能性があります。 ただし、2024年6月に3代目フリードが登場したことで、初代モデルの需要が低下し、買取相場が従来よりも低下することが見込まれます。 2代目 2代目フリードの買取相場は、高年式で走行距離が少ない車輌ほど、買取価格が高くなるでしょう。 特に注目すべきは、2019年10月のマイナーチェンジ以降のモデルです。先進安全装備「ホンダセンシング」が標準装備となったため、買取価格が高くなる傾向にあります。 フリードのリセールバリューが高い理由 ここからは、リセールバリューが高い2つの理由を解説します。 汎用性が高く幅広い層に人気 フリードは、コンパクトカー並みのサイズでありながら、3列シートで多人数乗車が可能です。狭い道路でも運転しやすく、都市部での使用に適しています。 また、3列目シートは跳ね上げて格納できるため、自転車が積めるほどの大きな荷室空間を確保できる点も大きな魅力です。アウトドアや長期の旅行、大型商品の買い物など、さまざまな用途に対応できます。 さらに、スライドドアを搭載しているため、小さなお子様がいるファミリー層にも支持されています。狭い駐車スペースに停めたときや、手がふさがっているときでもドアの開け閉めがしやすく、乗り降りもスムーズに行えます。 このように幅広い層に支持されていることから、高いリセールバリューを維持しています。 安全性の高いモデルがある フリードは、発売当初から高い安全性能を備えています。特筆すべきは、ホンダ独自の衝突安全技術「Gコントロール(G-CON)」を搭載している点です。この技術により、前面衝突・側面衝突・後面衝突において高い安全性を実現しています。また、一部グレードではサイドエアバッグを標準で装備しており、乗員の安全性を高めています。 Gコントロールは、相手車両や歩行者への安全性にも配慮されている設計です。歩行者傷害軽減ボディや歩行者頭部保護基準の認可も取得しており、これらの安全性能が評価され、公的機関が実施する衝突安全性能総合評価で最高ランクの★6を獲得しました。(※) フリードの高い安全性能は、年数が経過した後も中古市場で高く評価される要因となっており、リセールバリューの維持につながっています。 ※初代 GB3・GB4型のカタログに掲載ありhttps://www.honda.co.jp/auto-archive/freed/2010/safety/https://www.honda.co.jp/auto-archive/freed/2011/webcatalog/safety/ フリードを高く売る方法 フリードをより高く売却したい場合は、次の2つの方法を実践しましょう。 安全性に関わる機能をアピールする フリードの特徴の1つは、高い安全性能です。この点を買取時にアピールすることで、査定額アップが期待できます。 具体的には、初代モデルから搭載されている衝突安全技術「Gコントロール(G-CON)」や2代目モデルから搭載された安全運転支援システム「ホンダセンシング」などが挙げられます。 どちらも最高ランクの評価を受けた安全機能であることをアピールすれば、評価が上がる可能性があるため、査定の際に伝えましょう。 ファミリーカーの需要が高いタイミングで売却する ファミリーユースに人気のフリードは、売却するタイミングも重要です。売却に適したタイミングは、大きく分けて2つあるといわれています。 1つ目は、新生活が始まる2月〜4月です。この時期は、引っ越しや転勤などに伴い、新たにクルマを購入する人が増えます。 2つ目は、夏休みや年末年始などの長期休暇前です。家族での旅行やレジャーを計画する人が増えるため、ファミリーカーの需要が高まる傾向にあります。 需要が高まるタイミングに合わせて査定を受けることで、高値がつきやすくなるでしょう。 また、見た目の印象も査定額に影響するため、車内を丁寧に清掃したり、洗車をしたりと、クルマの状態を良好に保つことも大切です。 フリードの売却は旧車王へご相談ください フリードの売却をお考えの方は、ぜひ旧車王へご相談ください。(※)フリードは登場以来、現在に至るまで高い人気を維持し続けているコンパクトミニバンです。 ただし、高値で売却するためには、適切なタイミングや車輌状態の維持が重要です。 旧車王では、フリードに関する豊富な知識を持つスタッフが、車輌の特徴や市場価値などをもとに公平かつ正確な金額を提示します。 さらに、旧車王では全国どこでも無料で出張鑑定に対応しており、お客様のご都合に合わせて、ご自宅や指定の場所へスタッフが伺います。 売却をご検討されている方は、ぜひ旧車王にお気軽にご相談ください。 ※発売より10年以上経過したモデルに特化して鑑定を行っております。
5ナンバーサイズながら、ワイド&ローなスタイリングに迫力を感じるトヨタ AE92 レビン/トレノ。FFへのレイアウト変更、シリーズ初の過給機エンジン採用など大幅な刷新が図られたモデルです。 多くの若者の心を掴んだAE92の誕生背景と、魅力的な性能をたっぷりと紹介します。 大転換を図ったカローラ レビン/トレノ AE86の成功で地位を確立したレビン/トレノでしたが、AE92へのフルモデルチェンジで歴史的な大転換を図ります。また、「デートカーブーム」を追い風に、スポーツカー好き以外のファン層を切り開きました。 当時の時代背景とともにAE92が誕生した経緯について振り返ってみましょう。 プラットフォームを現代的なFFに刷新 AE92は、5代目レビン/トレノとして1987年に登場しました。最大の変更点は、駆動方式にレビン/トレノ史上で初めてFFが採用された点です。また、3ドアハッチバックが廃止され、ボディタイプは2ドアクーペのみに統一されました。一方で、レビンが固定式角目、トレノがリトラクタブルというヘッドライトの形状は踏襲されています。 スタンダードモデルのエンジンはAE86の4A-GEU型を横置きに搭載し、型式を「4A-GE」と改めました。1.6Lの直列4気筒DOHCエンジンで、最高出力120ps、最大トルク14.5kgを発揮します。また、先代と同様に、1.5Lの廉価版モデルもラインナップされました。型式はAE91で、キャブ仕様の5A-F型とインジェクション仕様の5A-FE型の2種のエンジンが用意されています。 若者のデートカーとして定着 AE92が登場した1980年代後半は、バブル景気を背景に若者の間でデートカーブームが巻き起こっていた時期です。日産 シルビア、ホンダ プレリュードといったスポーティでスタイリッシュなクルマが人気を博します。なかでも、トヨタ 2代目ソアラは、デートカーの代表格として憧れの的になっていました。 クーペタイプに統一されたAE92はソアラを小型化したかのようなスタイリングだったことから、「ミニソアラ」とも呼ばれました。新車時の販売価格が100万円台前半だったAE92は、高額なソアラに手の届かなかった若者の心を掴んだのです。 AE92になって大幅に進化したポイント 駆動方式がFRからFFに変更されたことで、落胆の声を上げるピュアスポーツファンも存在しました。しかし、AE92がテンロクスポーツを牽引するモデルだったことに間違いありません。 続いて、AE92になって進化したエンジン性能、レースでの活躍を紹介します。 最上位グレードのGT-Zはクラス最高峰 最上位グレードのGT-Zには、名機4A-G型エンジンにスーパーチャージャーを搭載した4A-GZE型エンジンが搭載されています。大幅に最高出力が引き上げられ、前期モデルでは145ps、後期型では165psにも達しました。ホンダの誇るVTECを搭載したB16A型エンジンの160ps(当時)を超え、クラス最高峰のパワーを実現しました。 また、足回りの設計も最上位グレードにふさわしく、GT-Z専用設計になっていました。前後のワイドトレッド化やリアアームの延長、ピロボールブッシュの採用など直進安定性を高める工夫が随所に施されています。また、外装面でも、ホイールアーチにモールが追加され、他グレードとの差別化が図られました。 マイナーチェンジで大幅な進化 AE92は、登場から2年後の1989年にマイナーチェンジを行いました。バンパーやグリルといったデザイン面での変更が目立ちますが、最大の違いはエンジン性能です。 実は、AE92登場当時の4A-GE型エンジンは、AE86の130psから120psに出力が絞られていました。しかし、マイナーチェンジによってハイオク仕様になり、最高主力140ps、最大トルク15.0kgmにまで引き上げられています。同型の自然吸気エンジンで、登場時から20ps、AE86最終型から考えても10psも最高出力を引き上げているのは驚異的です。 グループAでのシビックとの死闘と活躍 AE92は、AE86に続いてグループAでのレースに参戦しました。最小排気量クラスはVTECを備えたEF型シビックの独壇場で、事実1987年から1993年までの7年連続でメーカーズタイトルをホンダが獲得しています。 AE92は1988年シーズンの2戦目から投入されましたが、当初はシビックに阻まれて思うような成績は残せませんでした。しかし、富士スピードウェイで開催された最終戦のインターTECで、ついにシビックを打ち破ります。トムスの走らせる「ミノルタカローラレビン」が、クラストップ、総合5位という成績を収めました。 続く1989年も全体としてシビックの優位は変わらなかったものの、つちやエンジニアリングの「ADVANカローラ」が2勝と2度の表彰台を獲得してドライバーズタイトルの座に輝きます。さらに、1990年にもドライバーズタイトルを獲得して2連覇を達成。シビック優勢のなかでのまさに死闘と呼べる戦いでしたが、AE92は確実にその実力を証明しました。 レビトレ史上最も売れたAE92 FRスポーツだったことと、ドリフトドライバーや漫画の影響などからAE86が異常な人気だったため、今振り返るとAE92はやや地味な印象を受けます。しかし、実はAE92は、レビン/トレノ史上で最も売れたモデルです。 バブル景気やデートカーブームといった時代背景の影響もありましたが、クルマとしての高い実力が備わっていたからこその成功でしょう。AE92へのフルモデルチェンジでは、スーパーチャージャーやハイオク仕様による大幅な出力性能の向上、格上のソアラのようなスポーティでスタイリッシュなエクステリアデザインといった点など、しっかりと作り込まれました。マイナー車種と思われがちなAE92ですが、改めてその価値を見直したいところです。
三菱を代表する車種といえば何を思い浮かべるでしょうか。パジェロやランサーエボリューションという人もいるでしょう。しかし両車種とも現在は販売終了しています。今の三菱を代表する車種といえばデリカD:5ではないでしょうか。 驚くべきことに、発売から17年経った今でも好調な販売をキープしています。途中何度も改良を加えつつも、17年という長きに渡って愛されてきた理由は何だったんでしょうか。その理由を紐解いていきます。 デリカD:5の歴史 デリカD:5は2007年にデリカシリーズの5代目としてデビューしました。D:5がこれまでのデリカシリーズと大きく異なる点は、パジェロベースからD:5専用設計となったことです。専用設計となったことである程度のオフロード性能は保ちつつ、大部分を占めるであろう市街地走行での快適性が大幅に向上しました。 さらに2013年には、新たにクリーンディーゼルを投入したことで燃費やトルクも向上し、結果として商品力にも磨きがかかりました。実際、追加後は過半数以上の人がより高価なディーゼルを購入していることからもその人気がうかがえます。 そしてその後も堅調に販売を続け、2018年には主にフロントフェイスなど大幅な改良を施したビッグマイナーチェンジ版が発売されました。外見が大きく変わっただけでなくディーゼルエンジンがより改良されたものになったりと機関面でも様々な変更点があることも特徴です。 クリーンディーゼルのメリットとデメリット 従来の排気ガスがもくもくと出るディーゼルエンジンとは違い、排気ガスが綺麗なことがD:5に搭載されたクリーンディーゼルの利点です。そして生まれ変わったディーゼルエンジンを積んだD:5では、環境面に優れているだけでなく、販売面からみても主力エンジンになりました。 そこで、もはやD:5のメインエンジンとなったディーゼルモデルについて詳しくみていきます。 メリット メリットの一つ目はガソリン車と比べて、燃費やパワーが優れていることです。もちろんガソリン車との価格差はありますし、燃料代だけでそれをペイすることは厳しいでしょう。しかし、発進時から大トルクによる余裕の加速力を感じられ、ロングドライブ時も低い回転数で快適に巡行できます。また7~8人乗車や荷物が満載といったD:5ならではの場面でも、パワー不足を感じることもないでしょう。 そして、売却時もガソリン車よりも大幅に高いリセールバリューが期待できます。燃費の差と買取金額の差を足せば、ガソリン車との車体価格差も大きく縮むかもしれません。 デメリット デメリットのひとつめはやはりガソリン車と比べ価格が高いことでしょう。中古車で買うとなると約30万円以上の価格差があります。もちろん多少燃費や売却時の価格も優れていますが、そうは言っても最初に払う金額が多いのは確かです。 また、ビッグマイナーチェンジ後の車両は排ガスを綺麗にするためにアドブルーという水溶液を補給する必要があります。これはエンジンオイルとは全く別ものであり、かつタンクが空になってしまうとエンジンの再始動ができなくなります。補給するタイミングは大体1万キロごととなりますが、一回で約5,000円ほど費用もかかります。 数あるミニバンの中からデリカD:5を選ぶ理由 デリカD:5の個性といえば、家族も荷物もみんなで乗れるミニバンでありながらオフロードや雪道も難なく走れる四駆性能をもっていることに尽きるでしょう。これは他メーカーにはない、デリカD:5だけの唯一無二の個性です。 車においての個性は、ある意味そのままセールスポイントになる場合があります。デリカD:5はその最たる例といえるでしょう。例えば、家族でスキーなどのアウトドアに行っても、または昨今多く発生している異常気象の中でも、優れた四駆性能をもつデリカなら安心です。もちろん基本はミニバンなのでユーティリティも兼ね備えています。 昔ディーラーのセールスマンにこんなことを聞いたことがあります。それは「デリカを一度買うと、デリカを乗り継ぐ人が多い」という話でした。実際、豊富なカスタムパーツやデリカの専門店があることからも人気の高さが分かります。 デリカシリーズはこのようにファンが多いことも特徴です。一度乗ってみると、その魅力に気づき、虜になるかもしれません。 デリカD:5を売るなら旧車王に査定を依頼する デリカD:5を高価で売却したい場合は旧車王がおすすめです。デリカD:5に精通した専門スタッフは特徴及びセールスポイントを正確に把握しています。そのため17年以上経過した初期型などの、一般買取店では評価が難しい状態でも高額査定を実現します。 ディーラーでの下取り金額では不満な方、一括査定の鳴り止まない電話にうんざりの方などは、高価査定の旧車王にぜひともお任せください。 [ライター/旧車王編集部]
ロングノーズ、ショートデッキにまとめられた個性的なスタイリングが魅力のトヨタ スポーツ800。「ヨタハチ」という通称までつけられるほど、多くのファンから愛されたモデルです。 スポーツカーを大衆の身近な存在にしたスポーツ800の、開発時の様子と魅力について詳しく紹介します。 コンセプトカーを見事に実車化したトヨタ スポーツ800 スポーツ800は、2シーターオープンスポーツという独特のスタイリングと大衆が手の届く価格を両立したモデルです。当初販売予定はなかったものの、コンセプトカーの反響が大きかったことが量産化につながりました。 大衆車であるパブリカをベースにしながらも、性能にこだわって設計されたスポーツ800の誕生背景を振り返りましょう。 大衆の手の届くスポーツカー スポーツ800は、高度経済成長期真っ只中の1965年に登場しました。「スポーツカーを大衆の手に」というコンセプトのもと、豊かになってきた若年層でも手の届く価格で発売されます。 安価に製造できた最大の理由は、大ヒットを記録したパブリカのコンポーネンツを多用したことです。ボアアップによって100ccほど拡大したものの、エンジンもパブリカのものを流用していました。 一方で、モノコックボディは専用設計され、外観からはパブリカの雰囲気を感じません。スポーツカーらしい個性的なデザインを実現しつつも、価格はわずか59万2,000万円に抑えられました。 スポーツカーとしての性能を追求 スポーツ800は、多くの部品をパブリカと共用した一方で、数々の専用パーツによってスポーツカーとしての性能がとことん追求されました。パブリカと同型で非力といわれたエンジンも、可能な限りのチューニングが施されています。 ボアを5mm拡大して排気量が697ccから790ccに向上し、ベンチュリーを拡大したキャブレターが2気筒それぞれに装備されるツインキャブレター仕様でした。また、クランクシャフト周りを強化して、圧縮比も8.0から9.0へと高められています。 さらに、スポーツカーとして重要な空力性能は、風洞実験を重ねて入念に研究開発されました。前面投影面積はポルシェ904とほぼ同等の1.33平方メートルを実現し、空気抵抗を示すCd値は0.30を上回る数値になっています。航空機の空力理論を徹底的に応用し、空気抵抗を限界まで抑えました。 話題を呼んだコンセプトカーを量産化 スポーツ800のもととなったのは、1962年の「第9回 全日本自動車ショウ」で公開されたパブリカスポーツです。乗降用のドアはなく、軽飛行機を思わせるキャノピーをスライドさせる機構は、多くの注目を集めました。発表当時はパブリカのイメージアップを図るためのショーモデルでしたが、高い注目度とスポーツカー人気を背景にトヨタは実車化に踏み切ります。 スライド式のキャノピーこそ実現しませんでしたが、有名なポルシェ911のタルガトップよりも1年半も早く着脱式のルーフを実装することでイメージを踏襲しました。さらに、ロングノーズと先端の丸目ヘッドライトといった、ボディデザイン全体はパブリカスポーツのスタイリングを見事に再現しています。 徹底した軽量化がレースでの結果にもつながった スポーツ800は、空力性能やデザインだけでなく、車重という点でもスポーツカーとしての性能を追求したモデルでした。徹底的ともいえる軽量化は、弱点の補強だけでなく燃費性能の向上にも寄与します。 レースで優勝という結果にもつながった、スポーツ800の軽量化について詳しくみていきましょう。 弱点を補った軽量化で高い運動性能を実現 スポーツ800はパブリカのエンジンを流用していたため、チューニングを施したものの非力さは否めませんでした。そこで、外装パーツを中心に、徹底的な軽量化が図られます。 ボンネット、ルーフ、トランクリッド、バンパー、シートパンなど細部に渡って、可能な限りアルミ合金が使用されています。さらに、リアウィンドウにアクリルパネルを使用するという徹底ぶりで、0-400m加速18.4秒を実現しました。市販車ながら、車重はわずか580kgに抑えられています。 また、軽量化は燃費面でも有利に働き、車体価格のみならず維持費の面でも庶民的な性能を実現しました。うまく走行をすると、市街地では18km/L、郊外では28km/Lにも達する燃費性能を発揮したようです。 ライバル車より非力ながらノーピットストップで優勝 優れた空力性能と燃費性能によって、スポーツ800はレースで輝かしい成績を残します。1966年に日本で初めて開催された長距離レース、第1回鈴鹿500kmで見事にワンツーフィニッシュを遂げました。 プリンス スカイライン、トヨペット コロナ、いすゞ ベレットといった大排気量の高性能車が数多く出走するなか、スポーツ800が優勝できた要因はピットストップを行わなかったことです。ライバル車は1回以上の給油ピットストップを余儀なくされましたが、スポーツ800はノーピットストップで完走。前を走るロータス エランの故障によって終盤にトップに躍り出たことから、信頼性の高さもアピールしました。 歴史的価値と希少性の高さは今も評価され続けている スポーツ800の累計販売台数は、わずか3,131台ほどです。パブリカスポーツの注目度やスポーツ800の価格と性能を考えると販売台数が伸びなかったのは意外な印象ですが、1960年代に2シーターという特殊な用途のモデルだったことを考えると妥当だったのかも知れません。 一方で、旧車ファンやスポーツカーファンからは、今も高く評価されています。トヨタにとってもスポーツ800は重要な存在なようで、復活プロジェクトを立ち上げ「スポーツ800 GR CONCEPT」として1台限定でレストアされました。 半世紀以上前のクルマで販売台数も少なかったために、300万円以上もの高額な買取価格がつけられることもあります。希少性と歴史的価値の高いクルマだけに、現存するスポーツ800は大切に乗り継いでいきたいものです。
S2000を高く売りたいけれど、「具体的なリセールバリューがわからない」「どの店舗へ査定に出すべきか悩んでいる」といった方は多いでしょう。また、リセールバリューを理解していても、高く売るためのポイントを把握しておかなければ、価値に見合った査定額を提示してもらえない可能性があります。 今回は、S2000の買取相場やリセールバリューが高い理由や高く売るためのポイントなどについて詳しく解説します。 S2000とは S2000は、ホンダが1999年4月に創立50周年記念モデルとして発売した2シーターのオープンスポーツカーです。2009年6月の生産終了までに、国内で約2万台、全世界で約11万台を販売し、現在もホンダのスポーツカーを象徴するモデルとして高い人気を誇ります。 S2000の特徴の1つに、ストイックな設計思想があります。初期型に搭載されている2L「F20C型」エンジン(最高出力:250ps/8,300rpm、最大トルク:22.2kgm/7,500rpm、最大許容回転数:9,000rpm)は、当時のNAエンジンとしては世界最高レベルの性能を誇りました。 後期型には2.2L「F22C型」エンジン(最高出力:242PS/7,800rpm、最大トルク:22.5kgm/6,500〜7,500rpm)を搭載。低・中回転域からのトルクを向上させ、日常使いに適した乗り味へと進化しました。 また、電動ソフトトップにより手軽にオープンドライブを楽しめる点も魅力です。運転性能や付加価値の高さに定評があるS2000ですが、「ハイXボーンフレーム構造」の採用により、高い剛性と衝突安全性も兼ね揃えています。 S2000はスポーツカーとしての走行性能と日常的な使いやすさを両立させた、ホンダの技術力の結晶といえるでしょう。 S2000の買取相場 S2000の買取相場は、モデルやグレード、製造年によって大きく異なります。ここでは、前期型モデルのAP1と後期型モデルのAP2に分けて、それぞれの買取相場を詳しく解説します。 AP1 AP1は、1999年から2005年まで製造販売されたS2000の前期モデルです。「ネオ・クラシックカー」に位置付けられ、多くのS2000ファンから根強い人気があります。AP1はさらに前期・中期・後期に分類されます。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。 前期 前期モデルは、ベースグレードと2000年に追加設定されたタイプVが該当します。このモデルの特徴は、可変ギアレシオステアリング(VGS)と、D型の専用ステアリングホイールが採用されている点です。買取相場は両グレードとも〜250万円程度です。 中期 中期モデルは、2001年9月から2003年10月までの2年間に製造されたものです。リアウィンドウにタイマー付き熱線入りガラス製幌が導入され、後方の視界がよりクリアになりました。 また、フロントガラス周りのカラーリングが変更され、2002年には特別仕様車のジオーレが追加設定されました。中期モデルの買取相場は〜270万円程度です。 後期 後期モデルは、2003年10月から2005年11月までに販売されたものが該当します。ベースグレードとタイプVの2種類があります。中期からの主な変更点として、ホイールサイズが16インチから17インチになり、フロントヘッドライトとリアコンビネーションランプ、前後バンパーのデザインも刷新されました。 また、フロントとリアのサイドフレームをつなぐパフォーマンスロッドが追加され、ボディ剛性がアップしています。どちらのグレードも買取相場は〜300万円程度です。 AP2 AP2はS2000の後期モデルで、AP1では2Lだったエンジンが2.2Lに変更され、さらに人気が高まりました。AP2もまた、前期と後期に分けられます。それぞれ詳しくみていきましょう。 前期 AP2の前期モデルは、2005年11月から2007年10月までに販売されたものが該当します。グレードは、ベースグレードとタイプVの2種類です。 電子制御スロットルDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)が採用され、アクセルフィールがより自然なものになりました。買取相場はどちらのグレードも〜350万円程度です。 後期 AP2の後期モデルは、2007年10月から2009年6月までに販売されたものが該当します。グレードは、ベースグレードとタイプSの2種類です。全タイプにクルマの挙動を安定させるVSA(Vehicle Stability Assist)を標準装備し、走行時の安全性がより高まりました。 タイプSは、専用装備を数多くもつ、それまでのモデルとは一線を画す外観のグレードです。専用のフロントスポイラーと大型リアスポイラーが装着され、ガイザーシルバー・メタリックに塗装されたアルミホイールが装備されています。また、専用装備は見た目を充実させるだけにとどまらず、空力性能やステアリングの応答性も向上させました。 買取相場は、ベースグレードが〜350万円程度、タイプSが〜450万円程度となっています。 S2000のリセールバリューが高い理由 S2000は、発売から20年以上経った現在でも高いリセールバリューを維持しています。その理由について詳しくみていきましょう。 高い性能と独自性により根強いファンがいる S2000のリセールバリューを支える大きな要因の1つは、その卓越した性能と独自性です。 S2000の性能の代表格といえば、高回転型エンジンでしょう。AP1に搭載された2L直列4気筒DOHC VTECエンジン「F20C型」は、9,000rpmという驚異的な回転数を誇る超高回転型エンジンです。自然吸気でありながら250psを発生し、1990年代最強ともいわれていました。 AP2では2.2Lエンジンの「F22C型」に変更され、最高回転数は8,000rpmに引き下げられましたが、低・中回転域のトルクが向上し、より扱いやすいエンジンになりました。特に前期型は、玄人好みのエンジン特性から、今もなお多くのファンを魅了し続けています。 また、ホンダのSシリーズの伝統を引き継いだFRオープンモデルとしての独自性も、中古車市場で高く評価されています。 流通台数が少なく販売期間も短い S2000のリセールバリューが高い理由の2つ目は、その希少性にあります。S2000は、1999年4月から2009年6月までの約10年間と、販売期間が比較的短いクルマです。 販売期間中の国内累計販売台数は約2万台、全世界累計販売台数は約11万台にとどまりました。スポーツカーとしての販売台数としては、決して多いとはいえません。 中古車市場において、流通台数の少なさや販売期間の短さは、クルマの希少性を高める要因となります。 つまり、高性能で独自性のあるスポーツカーであることに加え、限られた台数しか生産されなかったことが、S2000の価値を長期にわたって保ち続けている大きな理由といえるでしょう。 S2000を高く売る方法 S2000は高性能スポーツカーとして知られていますが、その価値を維持し、高く売るためには適切な管理が欠かせません。ここでは、S2000を高く売るための効果的な方法を紹介します。 こまめなメンテナンスを欠かさない S2000は高性能スポーツカーの部類に入るため、一般的な車輌よりもきめ細かなメンテナンスが必要です。特に、S2000の心臓部であるエンジンは細心の注意が必要です。 特にAP1は、シリンダーとピストンリングの間に隙間ができやすく、オイルがガソリンと一緒に燃焼してしまうことにより、エンジンのオイル消費が多いモデルです。 このような高回転型エンジンの特性を理解したうえで、オイル交換やオイル量のチェックなど、適切なメンテナンスを行うことがエンジンのコンディション維持につながります。 ▼S2000のエンジンのメンテナンスについて、以下の記事でオーナーの実体験を紹介しています。16年目・25万キロ超え。愛車ホンダ S2000のエンジンをリフレッシュ また、S2000の特徴の1つである電動オープンカーの幌も、査定で注目される部分です。幌は雨風や紫外線で劣化しやすく、ひび割れや雨漏りの原因になることもあるため、定期的なクリーニングや撥水処理などのメンテナンスを行いましょう。 さらに、S2000ならではの性能を活かしてスポーツ走行を行った場合、サスペンションやブレーキなどの足回りにも負荷がかかりやすくなります。これらの部品も定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。 こまめなメンテナンスによってS2000の性能と外観を最良の状態に保つことで、高値での売却を実現できるでしょう。 点検記録簿を残しておく 点検記録簿を残しておくことは、S2000に限らず、どの車種でも高額査定につながりやすい方法です。点検記録簿によってメンテナンスの履歴を証明することで、車輌状態の信頼性が高まります。同時に、クルマを大切に扱ってきたことも証明できるため、心象もよくなるでしょう。 S2000の売却は旧車王へご相談ください S2000の売却をお考えの方は、ぜひ旧車王へご相談ください。S2000は、エンジン性能やオープンカーとしての特徴など、クルマとしての魅力が豊富です。多くのファンに支持され続けているS2000は、発売から長い年月が経過した今でも高いリセールバリューを誇っています。 そのような価値あるクルマだからこそ、できるだけ高く買い取ってもらいたいという方は多いでしょう。旧車王では、新車から10年以上経過した旧車を専門に取り扱っています。S2000の買取実績も多く、価値を十分に理解した鑑定が可能です。 また、全国無料で出張鑑定に対応しています。鑑定のためにクルマを移動させる必要がなく、走行距離が変わってしまう心配もありません。S2000の売却をお考えの方は、ぜひ旧車王までお気軽にご相談ください。
RX-8は、マツダが誇るロータリーエンジンを搭載した最後のスポーツカーです。販売終了から10年近くが経過した現在でも、RX-8のリセールバリューは高いのでしょうか。今回は、RX-8の概要や買取相場、リセールバリューが高い理由や高く売るコツについて解説します。 RX-8とは RX-8は、2003年〜2013年の約10年間にわたり製造・販売されたロータリーエンジン搭載のスポーツカーです。観音開きドア(フリースタイルドア)を採用することで、2ドアクーペのように見える4ドア4人乗りパッケージを実現しています。 RX-8生産終了後もマツダはロータリーエンジンの開発を続け、現在では発電機として利用する方向へ転換しています。そのため、ロータリーエンジンで発生させた駆動力をタイヤに伝えて走行するピュアなロータリーエンジン車としては、RX-8が最後だといわれています。 RX-8の買取相場 RX-8の買取相場は、最後のロータリーピュアポーツカーであることが影響し、高い水準で推移している傾向がみられます。ここでは、主なグレードやタイプ別の買取相場を紹介します。※2024年6月時点の情報 RX-8 タイプS(6MT)前期 タイプS(6MT)前期の買取相場は、〜100万円前後です。発売から20年近く経過する前期モデルであっても、スポーツドライビングが楽しめるMT車は人気が高いことがわかります。 RX-8 タイプS(6MT)後期 タイプS(6MT)後期の買取相場は、〜100万円前後です。後期モデルも純粋なドライビングを楽しめるため、安定した水準で相場が推移しています。 RX-8 ベースグレード(5MT)前期 ベースグレード(5MT)前期の買取相場は、〜130万円前後です。最もベーシックな5速MTのベースグレードでも、ロータリーエンジンを搭載するスポーツカーの買取相場は安定していることがわかります。 RX-8 スピリットR スピリットRの買取相場は、〜250万円前後です。RX-8最後の特別仕様車であることや充実した装備・特別装備などによって、買取相場は高値で推移しています。 RX-8 タイプRS タイプRSの買取相場は、〜150万円前後です。RX-8の上位モデルであるため、タイプSより高値になる傾向にあります。 RX-8のリセールバリューが高い理由 RX-8のリセールバリューが高いのには、さまざまな理由があります。ここでは、RX-8のリセールバリューが高い理由やリセールバリューが高くなるRX-8の特徴を解説します。 最後のロータリーエンジン搭載車 前述のとおり、RX-8は、ロータリーエンジンの駆動力をダイレクトに伝えて走行する最後のピュアスポーツカーです。 ロータリーエンジンで発生した動力でタイヤを駆動させて走らせるクルマという存在自体が価値となっているために、リセールバリューが高くなっています。 エンジンの状態が価格に反映されやすい ロータリーエンジンならではの走りを楽しむためには、エンジンのコンディションが重要です。そのため、定期的な点検やメンテナンス、オイル交換や部品交換などが実施されているか、良好な状態を維持しているかが査定で重視されます。少しでも高値で売りたいのであれば、こまめにメンテナンスを行いエンジンの良好なコンディションを保っておきましょう。 RX-8を高く売る方法 ここからは、RX-8を高く売るためのコツを紹介します。売却を考えている方は参考にしてみてください。 純正オプションはそのままにする RX-8の純正オプションはそのままにしておきましょう。RX-8は、アフターパーツや社外品などが多く流通しており、好みのスタイルに仕上げることができます。 しかし、売却時には純正オプションが評価されやすいです。メーカーが提供している純正オプションは、ある意味そのクルマのために用意されたオプションのため、デザインとの一貫性や機能との関連性があり、査定にプラスの影響が出る可能性があります。 純正オプションはそのままにしておく、もしくは、アフターパーツや社外品を取り付けているとしても、査定の現場で用意できるように保管しておくことをおすすめします。 走行距離をなるべく抑える RX-8は、今や貴重なロータリーエンジン搭載車です。通常通り使用していてもある程度の価格がつきますが、走行距離が短いほうがより高値で売却できる可能性が高くなります。そのため、売却する予定が近い場合は、走行距離をなるべく伸ばさないようにしておくとよいでしょう。 RX-8の売却は旧車王へご相談ください RX-8は、最後のロータリーピュアスポーツカーとして、中古車市場で人気があります。少しでも高値で売却したいのであれば、ロータリーエンジンのことやRX-8の歴史に詳しい旧車王で売却するとよいでしょう。 また、旧車王は古いクルマの買取に特化しているため、RX-8も得意車種の1つです。ご売却される際は、ぜひ旧車王にご相談ください。
ランドクルーザーのライトデューティー用として登場したランドクルーザー プラドは、ランドクルーザーならではの走破性や耐久性を受け継いだ乗用車として高い人気を維持し続けています。今回は、ランドクルーザー プラドの概要や買取相場、リセールバリューが高い理由や高く売るコツなどを紹介します。 ランドクルーザー プラドとは ランドクルーザー プラドの起源は、1984年にランドクルーザー70系の乗用車バージョンとして登場したランドクルーザー ワゴンです。ランドクルーザーが持つオフロード性能にオンロード性能を付加したモデルとして人気を博し、1990年に「プラド」の名を与えられました。 以降、4世代にわたり30年以上もの間製造・販売が継続されます。世界中のファンから愛され続けたものの、2024年にランドクルーザー250にバトンを渡し、その歴史に幕を下ろしました。 ランドクルーザー プラドの買取相場 プラドは、中古車市場で一定の人気があります。ここからは、型式ごとの買取相場を紹介します。※2024年6月時点の情報 ランドクルーザー プラド78 ランドクルーザー プラド 78の買取相場は、〜300万円前後です。ランドクルーザー70の無骨さを受け継いだワゴン(乗用車)として現在でも高い人気を保っています。 1990年から1996年にかけて生産され、2.4Lの2L-TEエンジンと3Lの1KZ-TEエンジンが搭載されました。特に3Lエンジンは、130psを発揮し、パワーと燃費のバランスに優れています。また、オフロード性能も高く、悪路での走行に強い4WDシステムを備えています。 ランドクルーザー プラド90 ランドクルーザー プラド 90の買取相場は、〜130万円前後です。 丸みを帯びたモダンなスタイリングが特徴の3ドアモデルで、1996年に登場しました。乗用車としての快適性を重視し、オンロードでの性能向上が図られました。 ランドクルーザープラド95 ランドクルーザー プラド95の買取相場は、〜200万円前後です。90の5ドアバージョンが95のプラドです。3ドアの90よりも力強いデザインを採用し、実用性が高いことから、3ドアよりリセールバリューが高い傾向にあります。 ランドクルーザー プラド120 ランドクルーザー プラド 120の買取相場は、〜170万円前後です。ボディ骨格を新しくし、走行性能を向上させ、オンロード性能とオフロード性能を高い次元で両立していることから、現在でも人気があります。また、静粛性や乗り心地も大幅に改善され、ラグジュアリーSUVとして高い評価を得ています。 ランドクルーザー プラド150 ランドクルーザー プラド150の買取相場は、〜620万円前後です。ランドクルーザー プラドとして最後のモデルである150系は、オフロードにおける走行支援や室内のユーティリティを向上させ、上質感あるSUVとなりました。 乗用車としての利便性を高めるだけでなく、オフロードにおける安心感が充実していることから、高い人気を維持し続けています。 ランドクルーザー プラドのリセールバリューが高い理由 ランドクルーザー プラドのリセールバリューが高い理由について、詳しく見ていきましょう。 海外で人気がある ランドクルーザー プラドは、日本国内のみならず海外でも人気があるモデルです。海外における人気の高さが、日本における買取・査定にも影響するため、プラドはリセールバリューが高くなっています。 ランドクルーザー譲りの走破性や耐久性 プラドは、ランドクルーザーの特徴でもある高い走破性や耐久性などを受け継ぐモデルです。ランドクルーザー譲りのオフロード性能や信頼性によって、リセールバリューが高くなっているといえるでしょう。 ランドクルーザー プラドを高く売る方法 ランドクルーザー プラドを高く売るためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ここからは、ランドクルーザー プラドを高く売るコツを紹介します。 カラーがブラックかホワイト プラドは、ランドクルーザーのDNAを受け継ぐモデルではあるものの、オンロードにおける走りも考慮した乗用モデルで、都市部や市街地などにマッチするボディカラーが人気です。そのため、ホワイトやブラックといった人気カラーはリセールバリューが高くなります。 サンルーフがついている 日常使いから休日のアクティビティまで対応できるプラドは、室内空間が快適なほど買取評価も高くなる傾向があります。そのため、サンルーフが装備されていると査定時の評価がアップすることが多いでしょう。 ランドクルーザー プラドの売却は旧車王へご相談ください プラドは、ランドクルーザー譲りのオフロード性能に、乗用車としてのオンロード性能をプラスしたモデルです。 歴史と信頼があるプラドを高く売りたいのであれば、古いクルマを得意としている旧車王にご相談ください。旧車王なら、プラドの成り立ちからランドクルーザー250にバトンタッチしたプラドの歴史を知り尽くしたスタッフが査定します。そのため、ランドクルーザー プラドが持つ特徴を最大限に評価できます。 ランドクルーザー プラドを売却する際は、ぜひ旧車王にお問い合わせください。
トヨタ ランドクルーザー70は、無骨なスタイリングや優れた走破性などが特徴で、現在でも高い人気を誇るモデルです。 今回は、ランクル70の概要や買取相場、リセールバリューが高い理由や高く売るコツなどを紹介します。ランクル70を売却するときの参考にしてみてください。 ランクル70とは ランクル70とは、1984年にデビューしたランドクルーザー70系(ヘビー系)のことで、無骨なスタイリング、優れた悪路走破性や高い耐久性などが特徴のクロスカントリー車です。販売終了後もその人気は衰えることがなく、ついには2023年に販売当時のスタイリングをそのままに再販売されたほどの人気を誇ります。 ランクル70の買取相場 ランクル70の買取相場はボディタイプや車輌の状態によって異なりますが、〜600万円前後です。 ランドクルーザーらしい悪路走破性や高い耐久性、「どこへでも行き、生きて帰ってこれる」という信頼性が世界中で評価されているため、高い買取相場が維持されています。 ※2024年6月時点の情報です。 ランクル70のリセールバリューが高い理由 ランクル70のリセールバリューはなぜ高いのでしょうか。ここでは、ランクル70のリセールバリューが高い理由を解説します。 耐久性が評価されている ランドクルーザー ヘビー系ならではの高い耐久性が影響して、リセールバリューが高くなっていると考えられます。 世界中のどのような道でも走破できる走行性能や、過酷な環境でも生きて帰ってこれるという信頼性は、クルマのスペックや数値などで表すことができないランクル70ならではの価値です。 このランクル70ならではの価値がリセールバリューに反映されており、買取相場が高くなっていると考えられます。 海外で人気が高い ランクル70は、日本国内のみならず、海外での人気も高いモデルです。海外における需要の高さが日本の市場価値にも影響し、リセールバリューが高くなっているといえるでしょう。 ランクル70を高く売る方法 ここでは、ランクル70を高く売るコツについて紹介します。ランクル70を売却するときの参考にしてみてください。 ランクル70の価値を理解している業者に相談する ランクル70の価値は、クルマの状態やスペックだけでは評価しきれません。そのため、見た目や数字などではわからないランクル70ならではの価値を理解している業者に売却することが高く売るコツだといえます。 こまめなメンテナンスを欠かさない クルマの状態がよくても、動かすことができなければランクル70の本来の価値を発揮できません。反対に、外装や内装が傷ついていたり汚れたりしていても、動かすことができればランクル70の真価を発揮できます。 そのため、ランクル70は動かせる状態を維持し続けることが重要です。また、少しでも状態がよいほうが高額査定に期待できるため、こまめに外装と内装のメンテナンスや点検・整備を行いましょう。 ランクル70の売却は旧車王へご相談ください ランクル70は、本格的なオフロードの走行が可能なクロスカントリー車です。どんな道でも走破できる走行性能や耐久性だけでなく、ランドクルーザーが築き上げてきた長年の信頼があるからこそ、高いリセールバリューを維持し続けています。 命を預けられる信頼性や耐久性など目に見えない部分の評価は、ランクル70を知り尽くした買取業者でなければ適切に評価できません。 旧車王なら、古いクルマを専門としているだけでなく、ランクル70ならではの本当の価値を正しく評価できるスタッフが在籍しています。ランクル70の価値をわかっている業者に評価してもらいたいと考えているのであれば旧車王にご相談ください。
トヨタの人気ピックアップ「ハイラックス」は、日本国内で一定の人気があるモデルで、北米市場を中心に海外市場でも圧倒的な人気を誇ります。 今回は、ハイラックスの概要やハイラックスの買取相場、リセールバリューが高い理由や高く売るコツについて解説します。 ハイラックスとは トヨタ ハイラックスは、1968年にデビューしたピックアップトラックです。日本国内で高い人気を誇る一方で、北米市場を中心とした海外市場でも多くの人に支持されています。 また、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したモデルとして一気に知名度が高まりました。 ハイラックスの買取相場 ハイラックスの買取相場は、海外での人気の影響もあり、高い水準で推移しています。ここでは、ピックアップトラックとスポーツピックアップの買取相場について紹介します。※2024年6月時点の情報 ハイラックス スポーツピックアップ ハイラックス スポーツピックアップの買取相場は、〜300万円前後です。スポーツピックアップは、パーソナルユースを想定した乗用のハイラックスのため、現在でも高い人気を誇ります。 ハイラックス ピックアップ ハイラックス ピックアップの買取相場は、〜200万円前後です。ピックアップトラックとしての耐久性やトヨタブランドの信頼性により、時間が経過しても価値が維持されています。 ハイラックスのリセールバリューが高い理由 ハイラックスがなぜ国内外で人気がありリセールバリューが高いのか、詳しくみていきましょう。 モデルによっては現在生産されていない ハイラックスは、2015年から8代目の販売が開始されましたが、先代モデルにあたる7代目は日本国内において販売されませんでした。また、6代目に設定されていたパーソナルユース向けのスポーツピックアップは8代目に用意されていません。 そのため、7代目ハイラックスや6代目に設定されていたスポーツピックアップが欲しい場合は中古車を狙うしかないのが実情です。このように日本で販売されていなかったモデルや現在設定がないグレードの人気が高いことがリセールバリューの高さに影響を与えています。 海外で人気が高い ハイラックスは、日本国内でも一定の人気がありますが、日本よりも海外での人気が圧倒的に高いです。この海外におけるハイラックスの需要の高さが、日本における買取価格にも影響し、リセールバリューが高くなっています。 ハイラックスを高く売る方法 ここからは、日本国内のみならず海外での人気も高いハイラックスをより高く売るコツを解説します。ハイラックスを売却するときの参考にしてみてください。 海外への販路を持つ業者に相談する ハイラックスを売却するときは、日本国内だけでなく、海外にも販路を持つ業者に相談するとよいでしょう 海外への販路を持つ業者であれば、海外での需要や市場動向を踏まえた査定額を提示してくれます。そのため、ハイラックスの買取実績がある業者や、海外での販売も視野に入れた評価ができる業者に査定を依頼しましょう。 こまめなメンテナンスを欠かさない 海外での需要が高いハイラックスですが、動かすことができなければ高く売却できません。そのため、点検や部品交換などのメンテナンスを定期的に実施し、良好な状態を保つことがハイラックスをより高く売るポイントだといえます。 ハイラックスの売却は旧車王へご相談ください 高い耐久性や日本車という信頼性によって、世界各国で評価されているピックアップトラックのハイラックスは、時間が経過しても価値が下がりにくいモデルです。 時間が経過したクルマを売却する際は、古いクルマの査定や買取を得意としている業者に相談することをおすすめします。年式が古いクルマを専門としている旧車王なら、時間が経過したハイラックスも適正価格で買取いたします。 ハイラックスの売却を検討しているときは、古いクルマの買取を専門としている旧車王にご相談ください。