旧車の魅力と知識

車の相続するときに必要な書類とは?車の種類や相続人で異なる必要書類について解説
旧車の魅力と知識 2025.06.23

車の相続するときに必要な書類とは?車の種類や相続人で異なる必要書類について解説

車の相続をしようとしたとき、どのような書類が必要なのでしょうか。この記事では、車の相続をするときに必要な書類について解説します。車を相続するときに必要な書類は、相続人が誰になるのか、普通車か軽自動車か、車の価値がいくらなのかなどによって異なるため、条件をしっかりと確認して書類の準備をすることが大切です。 自動車の相続手続きにはどのような書類が必要? 車の相続手続きをせずに乗り続けてしまうと、トラブルが発生することがあるため、早めに書類を揃えたり、誰が相続するのか決めることが重要です。ここからは、相続しなければならない理由、条件ごとに異なる相続手続きの必要書類について解説します。 自動車の相続手続きは必要? 自動車の相続手続きをしないとどうなってしまうのでしょうか。実は、相続手続きをしなければ車の売却や廃車ができなくなります。そのため、相続手続きは、早めにしておくことをおすすめします。車の相続手続きと聞くと難しい手続きのように聞こえますが、車の相続手続きを簡単に説明すると、次の所有者に名義変更するということです。この名義変更には、相続人や相続する人数などにより、手続きや準備する書類が異なります。 自動車の相続手続きに必要な書類は状況によって違う 自動車の相続手続きに必要な書類は、相続人の数、車を相続する人、普通車と軽自動車などの条件によって異なります。各条件ごと準備すべき書類は、どのようなものなのでしょうか。ここからは、相続の手続きに必要な書類の要点について解説します。 相続人の人数 相続人の数によって、必要書類が異なります。1人で相続する場合であっても、複数人で相続する場合であっても、「車検証(自動車検査証)」、「車庫証明書(被相続人と相続人が同居の場合には不要)」、「被相続人の戸籍謄本(全部事項証明書)」、「相続人の戸籍謄本(全部事項証明書)」が必要となります。 自動車を相続する人 自動車は、複数人で所有することが認められているため、1台の車を数人で相続する場合があります。相続人が1人または代表者が相続する場合は、相続人や代表相続人の印鑑証明書などが必要となります。しかし、共同で所有する場合には、共同相続する人全員の「印鑑証明書(発行後3ヶ月以内)」、「実印」、「譲渡証明書(実印を押印したもの)」が必要です。 軽自動車 軽自動車の場合には、自動車検査証に記載されている所有者の方が亡くなった事実と新しい所有者が相続人(親族等)であることが確認できる書類が必要です。 パターンごとの必要書類とは 車を相続するときは、所有者の名義変更のための書類が必要であることは先述のとおりです。では、それぞれの条件に応じた必要書類を具体的に解説します。 相続人が一人で単独で相続を行う場合 相続人が1人(単独相続)の場合は、次の6種類の書類が必要です。 ・被相続人の戸籍謄本(故人の戸籍謄本、全部事項証明書)・相続人の戸籍謄本(全部事項証明書)・相続人の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)・相続人の実印・車検証(自動車検査証の原本)・車庫証明書(被相続人と相続人が同居の場合は不要) 相続人が複数人でそのうち一人が相続する場合 複数の相続人のうち1人が相続する場合は、次の6種類の書類が必要です。 ・被相続人の戸籍謄本(故人の戸籍謄本、全部事項証明書)・代表相続人の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)・代表相続人の実印・遺産分割協議書(査定額100万1円以上の場合に必要、100万円以下の場合は遺産分割協議成立申立書)・車検証(自動車検査証の原本)・車庫証明書(発行からおおむね1ヶ月以内) 軽自動車を相続する場合 軽自動車の場合には、次の5種類の書類が必要です。・車検証(自動車検査証)・使用者の住所を証明する書類(住民票の写しまたは印鑑証明書)・自動車検査証記入申請書(軽第1号様式)・申請依頼書 また、上記の書類に加え、次のいずれかの書面が必要となります。・戸籍謄本等(所有者が亡くなった事実と新しい所有者の方が相続人であることが確認できる書面。コピー可)・法定相続情報一覧図(文字が鮮明で内容判別ができるもの。コピー可) 相続の際にある疑問点 車の相続手続きは、用意する書類が多く、相続人全員分を揃えなければならないため、手間に感じる方も多いでしょう。では、車の相続をせずに売却手続きはできないのでしょうか。ここでは、そんな疑問を解説します。 相続ぜずに売却することはできる? 車は相続せずに売却することはできません。そのため、先述した名義変更(相続手続き)をしてから、売却手続きをするという手順になります。 車の売却に必要な書類は、「車検証(自動車検査証)」、「自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険証明書)」、「自動車納税証明書」、「リサイクル券」、「実印」、「譲渡証明書」、「委任状」、「印鑑証明書」です。 軽自動車の場合は、「車検証(自動車検査証)」、「自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険証明書)」、「自動車納税証明書」、「リサイクル券」、「認印」となります。 必要書類を理解して適切に手続きを進めよう 自動車を相続するときは、相続人を決めたり、相続人全員の書類や実印などを揃えたりしなければならないため、時間と手間がかかります。しかし、相続手続きをしなければ、車の売却や廃車ができません。時間と手間はかかりますが、車の相続手続きは確実にしておきましょう。

車の相続手続きの流れと必要書類をくわしく解説!
旧車の魅力と知識 2025.06.23

車の相続手続きの流れと必要書類をくわしく解説!

車の相続は、名義変更や遺産分割協議など様々な手続きが必要となり、初めての人にはわからないことも多いです。そこで今回は、そんな車の相続に関しての手続きを必要書類と流れに分けて解説します。   車の相続手続きの流れ 車の相続手続きの手順は大きく分けて3つあります。それぞれの手順について、くわしく解説します。 1.所有者の確認 車の相続手続きにおいて、最初にやるべきことはその時点での所有者の確認です。つまり、誰から相続をするのかを明確にします。確認方法は車検証などの所有者名の欄で確認できます。 個人所有の場合 所有している人が被相続人本人だった場合、相続の名義変更手続きを行うため手順2に進みます。 ディーラー又は信販会社所有の場合 被相続人がローンなどを組んでいて返済がまだ終わっていない場合には、所有者の名前がディーラー又は信販会社になっています。この場合は、このままでは名義変更が行えないので、所有権解除をするためにローンを完済しなければなりません。基本的にこのケースでは一括返済が求められます。 返済が厳しい場合は、信販会社・ディーラーが引き取って売却し、売却で得たお金が返済に充てられます。それでも足りない場合は相続人(次の所有者)に返済が求められます。返済を終えて、所有権を解除したら手順2へ進みます。 2.相続する人を決める 最終的に相続する人を決定します。相続人が複数いる場合には相続人全員が参加した協議(遺産分割協議)にて最終的に誰が相続するのか話し合う必要があります。そこの話し合いで最終的な相続人を選出し全員が合意したら、そのことを証明する遺産分割協議書を作成します。遺産分割協議書では全員が合意したことを示すために相続人全員の実印が必要です。 軽自動車の場合 軽自動車の場合は普通車とは異なり、遺産分割協議書を提出する必要がありません。そのため、書類を作成する必要もありませんし相続人が複数人いたとしても最終的に相続する人だけで手続きができます。 3.名義変更 最後に、書類をまとめて行うのが名義変更の手続きです。必要書類をまとめて運輸支局にて手続きを行い、被相続人から相続人へ所有名義を変更することで相続完了となります。名義変更をする際は、手数料として500円の費用がかかります。必要書類については、次の章でくわしく解説します。 車の相続手続きの必要書類 車の相続手続きには、様々な書類が必要です。ここからは、必要書類それぞれについて解説していきます。 移転登録申請書・自動車税申告書 移転登録申請書と自動車税申告書は運輸局へ行ってから記入する書類となります。移転登録申請書は自動車の所有者を移転することを示す書類で、実印が必要となります。また、手数料が40円ほどかかります。 自動車税申告書は各運輸局に隣接されている税事務所にて手続きを行うことができます。こちらの書類を提出する際は、遺産分割協議書の写しと被相続人と相続人の相続関係がわかる書類(戸籍謄本等)も合わせて提出します。また、手数料として200円支払います。 名義変更をする車の車検証 名義変更をする車の車検証が必要です。車検証は車のグローブボックスなどにあります。 被相続人(故人)の戸籍謄本 亡くなった方(被相続人)の戸籍謄本で、相続人全員の記載があり発行から3ヶ月以内のものが必要です。この戸籍謄本で死亡の事実を確認します。ない場合は、現在の戸籍謄本と原戸籍謄本など死亡した事実を証明できるものが必要です。 相続人の戸籍謄本 最終的に相続をする人の戸籍謄本が必要です。戸籍謄本は、1件450円で本籍地の市区町村役場で取得できます。 相続人の印鑑証明書 相続人の印鑑証明書が必要です。印鑑証明書は、各区役所・支所又は指定された郵便局などでも受け取ることができます。発行から3ヶ月以内のものに限ります。 車庫証明書 車の保管場所が変わる場合には車庫証明書も必要です。管轄の警察署で必要書類を受け取り、記入が終わったら同じ警察署へ提出します。車庫証明の発行におよそ2,000円、標章交付に500円程度かかります。 遺産分割協議書 普通車の場合は遺産分割協議書も必要です。査定額が100万円以下の車の場合は、簡略化した書類である遺産分割協議成立申立書でも手続きできます。遺産分割協議書は相続人全員の実印が必要なのに対し、遺産分割協議成立申立書は最終的に相続する人の実印だけで済むため、時間を短縮できます。 相続人全員の印鑑証明書(複数の相続人が相続する場合) 相続人全員の共有財産とする場合は、相続人全員分の印鑑証明書が必要です。発行から3ヶ月以内のものに限ります。 相続人全員の委任状(複数の相続人が相続する場合) 複数の相続人が共有で相続する場合において、第3者に申請を依頼する場合には相続人全員の実印を押した委任状も必要です。

映画TAXiに登場した名車5選を紹介
旧車の魅力と知識 2025.06.23

映画TAXiに登場した名車5選を紹介

車好きに人気の映画作品・TAXiシリーズ。フランスの道をプジョー406が暴走するシーンに胸が高鳴った人も多いのではないでしょうか。他にもラリーカーやネオクラシックベンツ、国産スポーツカーも活躍します。この記事では映画TAXiシリーズのなかでも、特にカーアクションが多い作品に登場した名車を紹介します。 映画TAXiとは TAXiはフランスの人気映画監督リュック・ベッソンが脚本・製作を務めたアクション・コメディ映画です。スピード狂のタクシー運転手・ダニエルとダメ刑事・エミリアンが手を組み、大迫力のカーアクションを繰り広げながら事件を解決していく様子が描かれています。1998年に1作目が公開され、世界中でヒットしシリーズ化しました。リュック・ベッソンは1〜5作目までの脚本を手掛けており、車好きにはカーアクションのシーンが多く登場する1〜3作目がおすすめです。 映画TAXiで活躍した名車を紹介 ここからは映画に登場し活躍をした名車を紹介します。 プジョー406 まず紹介するのは、主人公ダニエルが1〜3作目で乗るプジョー406です。作中ではスイッチ操作によって車高が下がりエアロパーツが現れて変身します。普段はどこにでもあるTAXiですが、ダニエルが本気を出す時はレーシングカーのような姿に変形します。さらにシリーズが進むにつれてカスタムの幅は広がり、雪山仕様やニトロの搭載、空中での姿勢制御までできるようになるところも見所です。 ベース車輌のプジョー406はフランスのミドルクラスセダン。エンジンは2.2Lの直4で最高出力は158psと普通な印象ですが、映画で暴走するTAXiにはどのような改造を施したのか気になるところですね。 しかし、TAXiをハイパーカーにしてしまうアイデアには驚嘆した方も多いのではないでしょうか。映画公開後、日本国内では一部にしか知られていなかったプジョーの知名度が一気に高まりました。 メルセデス・ベンツ 500E(W124) 次に紹介するクルマは1作目の敵役、強盗団が乗っていたメルセデス・ベンツ500E(W124)です。500EはW124の中でも特別中の特別モデルであり、ポルシェが作ったベンツとして知られています。 1991年〜1995年にかけて製造された500Eでは、ポルシェがベンツから供給されたボディパーツを使って開発・製造を行い、最終的な塗装をベンツの工場で行った後、再度ポルシェでエンジン等を取り付けました。両工場間を行ったり来たりして完成されたコスト度外視のコラボ作品がメルセデス・ベンツ 500Eです。5LのV8エンジンを搭載し、ワイドフェンダーなどの専用装備が施され、異彩を放っています。 ポルシェが開発・製造を手掛けた500Eは別格の人気があり、中古市場では状態のよいもので1,000万円以上のプライスタグがついています。スペック上では最大出力326ps、0-100km/h加速は6.1秒と現代の車と比較するとさほど差はありませんが、車づくりに込められた想いから今でも熱狂的なファンに支持される程の人気を誇っています。 三菱 ランサーエボリューションⅥ シリーズ2作目の敵として登場した暴力団のクルマが、ランサーエボリューション(通称ランエボ)Ⅵです。作中で使用された車輌についていたナンバープレートが千葉ナンバーだったため話題になりました。フランスのオシャレな街中を千葉ナンバーのランエボが駆け抜けるシーンには多くの日本人が歓喜したでしょう。 ランエボシリーズも500E同様に熱狂的なファンが多く存在する車輌の一つであり、人気の理由はなんといってもWRCでの活躍です。5ナンバーサイズの4ドアセダンがベースのハイパフォーマンスカーで、日常での使い勝手の良さもありながら、ラリーでも輝かしい成績を残しています。ラリードライバーの名前を冠した特別仕様車トミーマキネンエディションは、2021年にイギリスで開催されたオークションに出品された際、日本円換算1,500万円以上で落札されました。 プジョー306MAXI 2作目の序盤に登場したのは、プジョーのラリーカー306MAXI。ダニエルの運転するプジョー406がラリーカー306MAXIを煽って追い抜くシーンが印象的です。ダニエルのTAXiが異次元の速度を出すため目立ちませんが、プジョー306MAXIも1998年のモンテカルロラリーを制する程、実は凄まじく速いクルマです。中古市場にレプリカが稀に出回っており、300万円以上の値がつきます。 三菱 ランサーエボリューションVII シリーズ3作目に登場するパトカーにはランサーエボリューション(通称ランエボ)VIIが使用されました。高速道路を爆走するダニエルのプジョー406を追尾して一度は追いつくものの、最終的にニトロスイッチを使われて引き離されてしまいました。2作目までのプジョー406なら勝てていたかもしれないといわれるクルマがランエボVIIです。 このモデルからランエボ初のATが設定されました。MTモデルより車重が160kg増加(RSグレードとの比較)し最大出力が若干下がり272psと変化しましたが、本格的なラリーカーを手軽に操作できると人気を集めました。 ランエボVIIはデビューから20年以上経過しましたが、中古市場では今でも高値で取り引きされています。10万km以上走行した車輌であっても200万円以上の値段がつくものが多く存在しています。

旧車王編集部チョイス!洋画で活躍した日本車5選
旧車の魅力と知識 2025.06.23

旧車王編集部チョイス!洋画で活躍した日本車5選

アメリカでは現在日本の旧車が大人気です。80スープラやスカイラインGT-Rなど、映画「ワイルド・スピード」をきっかけにブームに火がついたモデルも存在します。ところで洋画では他にどんな日本車が活躍したかご存じでしょうか。この記事では、洋画によって人気に火がついた日本車5台をピックアップして紹介します。 トヨタ ハイラックス4x4 SR5 Xtra Cab(バック・トゥー・ザ・フューチャー) バック・トゥー・ザ・フューチャーといえばデロリアン(DMC-12)という印象ですが、ハイラックス4x4 SR5 Xtra Cabも忘れてはいけない存在です。1983年11月に登場した4代目のハイラックスは主人公マーティが憧れていたクルマとして登場します。 漆黒のカクカクしたピックアップトラックは今見ても惚れ惚れする美しさです。もし手に入れることができたらリフトアップしてKCフォグランプを装着し、映画に登場した個体の見た目に近づけたいですね。 スバル インプレッサWRX(ベイビー・ドライバー) 次は2017年公開の映画「ベイビー・ドライバー」で大活躍したスバル インプレッサ WRXです。劇中では2006年式のモデルが使用されています。 主人公の「ベイビー」は逃がし屋として犯罪組織に雇われ、華麗なドライビングテクニックで強盗を警察から逃がします。冒頭のシーンで活躍するクルマが真っ赤なインプレッサWRXです。アトランタの街を音楽に合わせて踊るように暴走しながらカーチェイスを繰り広げるシーンには目を奪われます。 2006年式のインプレッサWRXは程度が良い個体が多く存在し、価格的にも手が出しやすいです。赤い個体を手に入れてジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのBellbottomsを聴きながらドライブしたくなります。 マツダ FD3S RX-7 VeilSide Fortune Model(ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT) 日本車が大活躍する映画といえばワイルド・スピードシリーズを挙げる方も多いのではないでしょうか。その中でも一際目立つモデルがFD3S RX-7 VeilSide Fortune Modelです。 マツダのRX−7(FD3S)を日本のカスタムメーカー「VeilSide(ヴェイルサイド)」が仕上げたコンプリートカーで、映画の登場をきっかけに世界的に人気を博しました。まるでスーパーカーのような見た目で、車好きでもベース車輌がFDだとすぐに気づく人は少ないかもしれません。 ヴェイルサイドは東京オートサロンにも出展しており、ブースにはなかなか車輌に近づけないほどの人だかりができます。 トヨタ 2000GT(007は二度死ぬ) 007シリーズのボンドカーとして日本車が採用されたことがあります。それは、トヨタが世界に誇る名車「2000GT」です。 2000GTはトヨタとヤマハが共同で開発したスポーツカーです。1967年にデビューし、当時は2Lエンジンとして世界でもトップクラスの最高速度220km/hを叩き出しました。スポーツカーでありながら内装には豪華なウッドがふんだんに使用され、その加工にはヤマハのピアノ製造技術を活かしています。 新車価格は大卒初任給が26,000円程度であった時代で、なんと238万円でした。現在の価値に換算すると2,000万円程度です。なお、現在の中古車市場では1億円以上の超プレミア価格で取り引きされています。 ホンダ NSX(パルプ・フィクション) キル・ビルシリーズで有名なクエンティン・タランティーノ監督の出世作といえば「パルプ・フィクション」が挙げられます。この作品の登場人物「掃除屋のウルフ」の愛車がホンダの初代NSXです。 初代NSXは量産車として世界初のオールアルミ・モノコックボディが採用され、軽量化が図られたホンダのスーパーカーです。デビューはバブル期真っ只中の1990年で、当時国産車最高額だったNSXは3年先まで予約の入る人気っぷりでした。開発にはF1ドライバーの故アイルトン・セナのフィードバックも反映され、その完成度にはフェラーリも驚いたほどです。 中古市場では現在もほとんどの個体で1,000万円以上の値が付けられています。 旧車専門の業者なら名車の買取実績あり 今回紹介した日本車はどれも世界に誇る日本の宝です。あまりにも貴重でなかなか見る機会のないクルマもあります。取り扱いの難しい名車・希少車は一般買取店では査定をお断りされるケースがあります。しかし旧車専門の業者であればクルマを熟知したスタッフがクルマの価値を適正に評価して納得の価格を提示します。

あぶない刑事に登場した車8選!それぞれの特徴も解説
旧車の魅力と知識 2025.06.23

あぶない刑事に登場した車8選!それぞれの特徴も解説

あぶない刑事は、1986年から30年にわたるロングランヒットを誇ったTVドラマ・映画です。その劇中に出てくる車に憧れを抱いた人も多いのではないでしょうか。今回はあぶない刑事に登場した車やそれぞれの特徴について解説していきます。あぶない刑事に登場した車の購入を検討中の方は参考にしてください。 あぶない刑事に登場した車8選 あぶない刑事に登場した代表的な車8選とそれぞれの特徴について解説します。 レパードF31 前期型アルティマ レパードF31 前期型アルティマは、「あぶない刑事」と劇場版「あぶない刑事」「またまたあぶない刑事」で登場しました。F31型は当時人気絶頂だったソアラのライバルとして誕生し、R31型スカイラインと基本設計が同じです。アルティマは究極や最高という意味で最上級グレードに冠せられています。 劇中に登場したのはVG30DE型のNAエンジンを搭載したアルティマで、スタイリッシュなイメージが主演の2人とリンクして新たなファン層を獲得しました。「私は今、限りなく自由だ、限りなく豊かだ」というキャッチコピーが作品との融合を感じさせた一台といえるでしょう。 レパードF31 後期型アルティマ レパードF31 後期型アルティマは、1987年の「もっとあぶない刑事」で登場しました。ネイビーとシルバーのツートンカラーが使用され、ターボエンジンによるハイパワーでドリフトの演出があるなど強烈な印象を残しています。255psを発揮するVG30DET型エンジンを搭載したFR車ということもあり、専門店が存在するなど現在でも非常に人気の高いモデルです。 セフィーロ A31型 セフィーロ A31型は、1988年に発売された4ドアセダンです。スカイラインやローレルと基本設計が同じで共用する部品も多く、手軽にチューニングできるFRセダンとして高い人気を得ていました。S13型シルビアにも採用されていたプロジェクターヘッドランプが印象的で、実用性も高い4ドアセダンとして累計14万台以上を販売しています。 グロリア Y30型 グロリア Y30型は、セドリックと基本設計を同じとする4ドアセダンです。公用車やタクシーにも採用される重厚なデザインで、旧車やカスタムカーとして今なお高い人気を誇っています。長期間生産されていたこともあり、累計販売台数は33万台以上(セドリックと合算)のロングセラーを記録しました。 スカイライン R31 スカイライン R31は、ローレルやレパードと基本設計を同じとする4ドアセダンです。作品内では覆面パトカーとして使用され、あまり目立った活躍はありませんでした。しかし、後に追加された2ドアクーペGTSシリーズでスポーツ回帰を行い、NISMOやオーテックバージョンが販売されています。 セドリック Y30型 セドリック Y30型は、グロリアと基本設計を同じとする4ドアセダンです。海外にも幅広く輸出され、工場があったメキシコでは現地のパトカーとしても採用されています。ライバルであったクラウンには販売数で大きく差を開けられはしたものの、ワゴンやバンモデルはドレスアップ目的のユーザーから高い人気を誇り、現在でも中古車価格が高値となっています。 フェアレディZ  NISMO 34型 フェアレディZ  NISMO 34型は2016年の劇場版「さらばあぶない刑事」に登場しました。サーキットで走るために専用チューニングが施されたモデルで、公道では持て余すほどの走行性能を有しています。レカロ・スポーツスターのシェルを用いたNISMO専用シートが内装を彩り、搭載されるVQ37VHR型エンジンはNAながら355psを発揮するプレミアムスポーツカーです。 GT-R R35 GT-R R35は、劇場版「さらばあぶない刑事」で登場しました。初めてスカイラインの名前を廃した6代目GT-Rで、スカイラインシリーズとは独立した開発設計で誕生しています。2008年にはニュルブルクリンクで当時量産市販車最速タイムを記録するなど世界的にも多くの話題を提供しており、名実ともに日本が誇るプレミアムスポーツカーといえるでしょう。 あぶない刑事に出てくる車の価格は高騰している? あぶない刑事に出てくる車の価格は高騰しています。モデルによっては専門店ができるほど人気で、当時は憧れだけで購入できなかった世代の需要が高いといえます。旧車としての人気だけでなくGT-R R35に関しては暴騰しており、中古車市場では最高で5,000〜6,000万円のプレミア価格で販売されています。  

旧車と絶版車の違いとは?所有や売却のポイントも解説
旧車の魅力と知識 2025.06.23

旧車と絶版車の違いとは?所有や売却のポイントも解説

旧車の市場価格が高騰しています。これまでは一部のマニア向けの自動車とされてきましたが、メーカーによっては一度生産を終了した部品の再販売を行うなど、近年は日本国内でも旧車ブームが再来しているといえるでしょう。ネオ・クラシックカーや絶版車といった用語も目にすることが多くなりましたがそれらはどう違うのか。今回は旧車や絶版車を購入や売却するときのポイントについて解説していきます。 旧車と絶版車の違い 旧車とは、数十年前に生産された自動車のことです。定義としては曖昧で年式やモデルによって様々な解釈が存在しており、明確な線引きは存在しないといえます。比較的新しい年式のモデルがネオ・クラシックカーと呼ばれていますが、一般的にそちらは1980〜90年代に製造された自動車が対象となります。こちらも広義では旧車と呼べるでしょう。 一方、混同されやすい言葉として絶版車があります。絶版車とは、メーカーが生産や販売を終了したモデルのことです。もともとは書物で重版されなくなり印刷原版が廃棄された状態のものが絶版といわれますが、その言葉が自動車用語としても使われています。基本的には売上が伸びず商品として打ち切られたものが対象といえます。 旧車を選ぶ際に押さえておきたいポイント 続いて旧車を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説していきます。 度重なる修理が必要となる可能性がある 旧車は、製造からの年数を経ているために一台ごとにコンディションが大きく異なります。良い状態の車両が手に入っても経年劣化や摩耗による部品交換、大規模なレストアが必要になる事例も多いです。 レストアとは、簡単にいえば普通に乗れるように修理することです。状況に応じて部品単位まで分解して清掃や洗浄、再組立てを行い劣化や破損した部品の交換を行う作業といえます。中には交換が必要な部品が流通していないため手作業で作り出すこともあります。 将来的に高騰しそうな車を選ぶのも1つの方法 旧車は需要があれば価値が高騰します。最近では米国の25年ルールの影響でスポーツカーの相場が大幅に跳ね上がりましたが、数十万円で購入した中古車が10倍の価格で売却に至るケースもありました。 旧車は、税金やメンテナンス費用等の維持費もかかりますので投資目的で購入するのは難しいところもあります。一例として、大排気量のモデルは今後のガソリン車の製造縮小によって一部のモデルでは高騰していく可能性も考えられます。 旧車の取扱いに慣れている業者を選ぶ 旧車は現代の技術とは大きく異なる仕様も多く、一般的な販売店や修理工場では対応が難しいと考えるべきです。パーツ自体がメーカー廃番となっていることの方が多いので、その仕入れ先や製造の有無などについても配慮しなければばりません。 旧車の取扱いに慣れている業者は独自のルートや技術を有しているため、購入した後に必要なメンテナンスやレストアの相談にも乗ってくれます。また、モデルごとの弱点を把握していることが多いので、購入時の不安点を解消してくれるなど頼りがいのあるパートナーといえるでしょう。 購入後もメンテナンスをかかさないことが大切 旧車は、一般的な中古車とは異なります。その時代の仕様に準じた消耗品の交換サイクルを遵守したり、劣化や破損しやすい部品を予め探しておくなどの対応も必要となります。また、乗り方にもそれぞれにルールがあるのでそれを把握しておくことも大切といえます。 80年代以前のMT車であれば、ノッキングさせないように適切なエンジン回転数に合わせてシフト操作を行わなければ異常燃焼が起こる原因となります。他にも暖気運転や暖気走行の使い分けで走行時のウォームアップを徹底することも重要といえるでしょう。 絶版車を選ぶ際に押さえておきたいポイント 新車は高くて購入できなかったが、今なら購入したいという方もいるでしょう。絶版車を選ぶ際に押さえておきたいポイントについて解説します。 年式が新しいものは価格が高め 絶版車は、年式の新しいものは価格が高めです。中古車として高年式ということもありますが、絶版車はその性質上流通量が少ないケースが多く、新車を購入することができなかった方が後から求める特需が発生して相場が高くなることもあります。 これから人気が出そうなものを購入するのも1つの方法 絶版車は、中古車で高騰する可能性があります。流通量が少なくて人気が高くなりそうなモデルを購入すると、手放す際の買取価格も高くなり新たに購入する自動車の資金として十分なものが確保できることもあるでしょう。希少性や今後の法規制を考慮しながら、大排気量エンジン搭載車やMT仕様車を狙うのも1つの方法です。 認定中古車なら良い車が見つかりやすい 認定中古車とは、JAAAやJAAIなどの第三者機関を通じて品質を保証し、各メーカーが独自の基準を設けて規定の点検整備を行い保証付きで販売される中古車です。旧車では設定はありませんが、比較的高年式の絶版車であれば選択が可能です。一定以上の品質が保証されているので安心して購入できます。 旧車・絶版車を売るときのポイント 旧車や絶版車を売るときのポイントを解説します。売却を検討している方は参考にしてみてください。 旧車・絶版車の買取が得意な業者に相談する 旧車や絶版車の買取は専門の業者に相談することをおすすめします。旧車を専門に扱う業者は査定の制度が高く、人気の車種にも理解があります。販売に適さない状態の車でも、レストアにかかる費用の算出や部品取りといった手法を持っているため、価値に見合った価格を付けてくれる可能性が高いでしょう。 こまめなメンテナンスをかかさない 旧車や絶版車は、状態により価値を大きく左右します。より良い状態を維持するためにはこまめにメンテナンスすることが重要です。エンジンやミッションのオイル、ラジエーター液といった消耗品はもちろんのこと、劣化した部品の交換などは早めに行うことで大きな状態異常を回避できます。小さな部品の破損が大きな損傷につながるケースもありますので適切な対処が必要です。 社外パーツは取り外した方が高く売れる場合もある 旧車や絶版車は、製造から長い年月が経過していると純正パーツが手に入らないこともあり、社外パーツに頼るケースが多いといえます。レストアの一環として利用している場合は問題ない可能性もありますが、ドレスアップやチューニングのための社外パーツは車の価値を下げてしまうこともあるので注意が必要です。 専門の買取業者の場合は事前に純正パーツに交換したり、社外パーツの取り外しを行った上で買取してくれることもありますので相談することも1つの方法といえます。その際は有償か無償かの有無も確認しておくとよいでしょう。有償であっても、それ以上の価格で買取してもらえるのであれば検討の余地はあるといえます。 旧車王が考える「旧車の定義」とは? ここまで、旧車・絶版車について解説してきました。あくまで一般論として「旧車に明確な定義はない」とお伝えしましたが、私たち旧車王では独自に「旧車の定義」を設けています。 最後に、旧車にこめた私たちの想いとともに旧車王が考える「旧車の定義」を紹介します。 新車から10年以上経過したクルマ 旧車王では、旧車の定義を「新車から10年以上経過したクルマ」としています。オーナー数関係なく車が使われる期間の平均年数が13年、1人が1台の車を使う平均年数は7.1年です。この数字から「車としての価値が変わるタイミング」が10年であると考えました。 旧車の役割とは 新車には、最新の技術・デザインがふんだんに盛り込まれています。その時代の最先端を行くのが新車です。しかし、月日の流れとともに技術もトレンドも移り変わり、車の役割も変わります。時代の最先端を走る存在から、時代を証明する存在に変化するのです。製造された当時の技術やデザインの生きた証を残し、人々はその味わいに価値を感じるようになります。車の使用年数のデータをふまえ、私たちはこの「車としての価値が変わる」タイミング、つまり10年が車の第2の人生が始まるときと定義しました。 旧車王は循環型社会に貢献します 10年以上経過した旧車の価値をさらに高めていくのが私たちの仕事です。 ハイパー消費時代の中で、少しでも古くなったものは捨てて、新しいものをすぐに購入するという風潮が広まっていました。しかし、新しいものを消費し続けてばかりでは環境に問題が発生し持続可能な社会は実現しません。世の中は持続可能な循環型社会へ移行しようとしています。その中で、自動車業界でもまだまだ使える車両を修理・修復し活用していくことが必要です。 車の平均使用年数について前述しましたが、まだまだ長く走り続けられることを、私たちは日々実証しています。10年経ったから廃車にするなんて勿体ない。10年以上経ったクルマは現代にはない「歴史的工業遺産」であり「自動車文化遺産」です。そのクルマが駆け抜けた歴史を証明し、循環型社会に貢献するため、自動車再生事業を発展させていきます。

免許返納は田舎で生活してるとできない?その理由と対策を解説
旧車の魅力と知識 2025.06.23

免許返納は田舎で生活してるとできない?その理由と対策を解説

免許返納は、田舎で生活していると難しいとの声があります。車の運転ができなくなると、日常生活に支障をきたす人もいるでしょう。免許を返納しても今までどおり生活できるように、環境を整える必要があります。ここでは、田舎住まいの人が免許を返納できない理由や生活が不便にならないようにする対策について紹介します。 田舎住まいの人が免許返納できない理由 田舎で生活している人が免許を返納できない理由について解説します。 生活に困る 田舎は、都会と比べてスーパーやコンビニの数が少ないため、車を持っていないと買い物が不便になる場合があります。生活必需品や食べ物などが急に足りなくなることもあるかもしれません。そのようなときに、公共交通機関が近くにない場合は、車で移動する必要があります。結果、高齢者になって免許を自主返納した方が良いと想っていても返納できないのが現状です。 仕事を失うこともある 田舎で仕事がない場合、都心の方へ出て働いていることもあります。公共交通機関が機能していれば車がなくとも通勤できるかもしれません。しかし、最寄り駅へ行くまでの移動手段がない場合は、結局のところ通勤に苦労するでしょう。時間的都合、体力的な問題で、どうしても仕事に通うことができず、退職や転職を余儀なくされることもあるかもしれません。 運転する楽しみが失われる 車の運転を趣味として楽しむ人にとっては、運転ができなくなることは楽しみが奪われることを意味します。これも、免許返納をしない理由の1つとなるでしょう。 田舎と都会で異なる交通事情 田舎と都会では交通事情が異なります。どのような交通事情なのか詳しくご紹介します。 タクシーがほとんど走っていない 田舎は、タクシーが必要になっても、都会と比べてあまり多く走っていません。これは、田舎は多くの人が車を所有していることや、都会と比べて人が少ないことが関係しています。免許返納後にタクシーで移動することが難しいため、免許返納が難しいとの判断となるのです。 バスや電車が充実していない 田舎は、バスや電車などの公共交通機関が充実していない傾向があります。公共交通機関を必要なときに使えない場合は自分で車を運転しなくてはいけません。このように、公共交通機関が発達していない地域は、結果的に免許返納が難しくなります。 田舎で免許返納数を増やすための対策 田舎で免許返納の数を増やすには、どのような対策が必要なのでしょうか。自分でできる対策も含めて詳しく見ていきましょう。 公共交通機関の充実化 田舎は、公共交通機関が充実していない傾向があります。この点を払拭することで、免許返納を促しやすくなるのではないでしょうか。バスやタクシーなどの本数を増やしたり、電車も地域性に合わせて時間を設定したりすることで利用者が増える可能性があります。 通販の利用促進 地域によっては、隣町へ行かないと買い物ができません。また、たくさんの商品を買うと、電車やバスなどで移動が難しくなるでしょう。そこで、通販の利用を促すことで、家から出ることなく買い物ができるため、買い物事情が解決すると考えられます。 通販サイトの利用に慣れていない高齢者に対して、利用方法をアドバイスするのも1つの対策です。 親族間で協力し合う 買い物や移動などを親族がサポートするのも1つの方法です。例えば、週1回は生活必需品を買いに出かけたり、親族が代わりに購入してあげたりする方法があります。免許返納後も、生活が不便にならないように協力することで、本人が免許返納に前向きな気持ちを持てるようになれるかもしれません。

海外の免許返納の事情は?どのように免許返納を促している?
旧車の魅力と知識 2025.06.23

海外の免許返納の事情は?どのように免許返納を促している?

日本国内において、ここ数年で免許返納の流れが加速しています。日本では、免許返納後に運転経歴証明書を取得すると、さまざまな特典を利用できることで免許返納を促しています。それでは、海外ではどのように免許返納を促しているのでしょうか。今回は海外の免許返納事情について解説します。 海外の高齢者の交通事故を防ぐ&免許返納を促す取り組み 海外の高齢者の交通事故を防ぐ取り組み、免許返納を促す取り組みについて、国立国会図書館「諸外国における高齢者の運転免許制度」を参考に詳しく解説します。 運転免許の有効期間を短くする 高齢運転者の免許有効期間を短く設定し、こまめな免許更新によって交通事故を防ぐ取り組みが行われています。この取り組みはアメリカの18の州で実施されており、欧州では19ヵ国で実施されています(2013年時点)。また、高齢になるにつれて有効期間が段階的に短くなっていく事例もあります。 対面で更新手続きをする 海外では、オンラインで免許更新手続きができる国があります。そのような国では、高齢者の免許更新は対面で行われています。この取り組みはアメリカの16の州とコロンビア特別区で実施されています。 医師による検査を行う 医師による検査で承認を得られた高齢者だけが免許を更新できる取り組みが行われています。この取り組みが行われているのは、アメリカではコロンビア特別区、欧州ではチェコやデンマークなどの10ヵ国以上です(2013年時点)。 実車試験 高齢者の免許更新に、実車による試験を課している国もあります。一定の年齢を超えている全員に課す場合と医師によって必要と判断された場合に課す2通りの事例があります。アメリカのイリノイ州では75歳以上の高齢運転者に一律で実車試験が実施されており、オーストラリアのニューサウスウェールズ州でも85歳以上の免許保持者に実施されています。 限定免許 地域や速度などを限定して免許更新を認める場合もあります。免許更新の際に実車試験を求められ、その実車試験を合格できない場合に地域や速度、時間帯などを限定して免許更新を認めます。アメリカのアイオワ州では、年齢に関わらず運転に懸念がある場合は実車試験が課され、合格できなければ限定免許へ切り替えを提示されます。また、オーストラリアのニューサウスウェールズ州でも、85歳以上の免許更新で実車試験を課されている人が受験をしない場合に、走行できる地域を限定した免許が交付されます。 医師などによる情報提供 周りの人が高齢者の運転に対して不安を覚えた場合に、運転免許当局に情報提供できる仕組みがあります。アメリカのオレゴン州では、医師に対して運転に重大な支障がある場合は情報提供を義務付けられ、提供された後すぐに免許が取り消しされます。また、イギリスでも医師の運転免許当局への情報提供が認められています。 講習の実施 カナダのオンタリオ州では、高齢運転者は免許更新の際に講習を受けなければなりません。この講習は約90分間で、新しい交通規則の説明、老化が運転に及ぼす影響の解説、視力検査などが行われます。アメリカの多くの州とコロンビア特別区では、高齢者が講習を受けることで保険料が安くなる仕組みを導入しています。

免許返納できる場所は?調べ方やあわせて知っておきたいことも解説!
旧車の魅力と知識 2025.06.23

免許返納できる場所は?調べ方やあわせて知っておきたいことも解説!

免許には自主返納制度があり、ここ数年で高齢者が免許返納する数が急増しています。そんな自主返納制度ですが、免許返納をするにはどの場所で手続きを行えばよいのでしょうか。今回は免許返納できる場所や調べ方についても解説します。 免許返納できる場所 免許返納できる場所について解説します。 警察署 警察署で免許返納できます。警察署は土日祝日、年末年始は業務を行っていないので平日にいくようにしましょう。東京都の場合は、午前8時30分から午後4時30分まで窓口が開いています。各都道府県によって受付時間は変わります。詳しくはお住まいの都道府県警察のホームページにてご確認ください。 運転免許センター 運転免許センターで免許返納できます。土曜、祝日、年末年始は業務を行っていません。東京都の場合、平日の午前8時30分から午後4時まで、日曜の午前8時30分から午後4時まで手続き可能です。こちらも各都道府県によって受付時間は変わります。詳しくはお住まいの都道府県警察のホームページにてご確認ください。 免許返納できる場所の調べ方 免許返納できる場所の調べ方について解説します。 ホームページを確認する ホームページを確認するとよいでしょう。その場所で免許返納手続きが可能かどうかはホームページに記載されている場合が多いです。「よくある質問」のページで紹介されていることが多いので確認してみましょう。 わからない場合は窓口で尋ねる 調べてもわからない場合は窓口で尋ねましょう。その際、手続き可能な場合はそのまま手続きに進むことができますので、必要書類なども持っていくとよいでしょう。 電話やメールでも確認できる 実際に行って尋ねるのが面倒という方やホームページに記載がない場合は、電話やメールでも確認できます。ホームページ記載の電話番号やメールアドレスに連絡してみましょう。 免許返納の場所と一緒に調べておきたいこと 免許返納の場所を調べる際、合わせて調べておきたいことについて解説します。 必要書類 免許返納には書類が必要です。また、申請をすると運転経歴証明書という運転免許代わりの身分証を発行できます。運転経歴証明書を作る場合は申請用写真が必要になるなど、場合によって必要書類は変わってきますので、免許返納の場所と合わせて調べておくとよいでしょう。 窓口が開いている時間 事前に窓口が開いている時間も調べておきましょう。土日祝日はやっていない場所が多く、平日でも夜は開いていないなど時間が限られています。窓口が開いている時間も調べておけばスムーズに手続きが進むでしょう。 免許返納後に受けられる特典 免許返納をすると、運転経歴証明書の発行以外にも様々な特典を受けられます。タクシーやバス、電車など公共交通機関の割引から飲食店の割引など日常生活で使いやすいものがたくさんあります。どんな特典があるのかは各自治体によって違います。事前にどんな特典がもらえるかも合わせて調べておくと、特典を有効活用できるでしょう。

ペーパードライバーが免許返納する方法とは。メリットと合わせて解説。
旧車の魅力と知識 2025.06.23

ペーパードライバーが免許返納する方法とは。メリットと合わせて解説。

免許を取得して持っているけど、運転する機会がなく免許証が身分証となっていることがあるかもしれません。運転をしないまま、気付いた時にはペーパードライバーになってしまっていたとき、免許を返納しようと考えることもあるでしょう。今回は、ペーパードライバーの免許を返納する方法やメリットを解説します。 ペーパードライバーとは ペーパードライバーとは、免許を取得したものの車の運転をしない人のことです。 「ペーパードライバー(paper driver)」という言葉は、和製英語です。英語圏では「driver on paper only」といいます。免許が誕生した当初(明治40年)は、木製・銅製のものでしたが、甲乙免許証になった大正8年には紙製となり、昭和に入ると紙製の手帳型になりました。現在のようなカード型になったのは昭和48年の頃です。その名残から、「紙をもっているだけのドライバー」という意味で、「ペーパードライバー」と呼ばれるようになりました。 (参考資料:自動車免許はいつから必要になった?免許の歴史を徹底解説) ペーパードライバーでも免許返納はできる? ペーパードライバーでも免許を返納できます。 ペーパードライバーで、多くの方は免許証を身分証明書として使っている人もいます。運転免許証を自主的に返納することで、「運転経歴証明書」を発行してもらえます。この運転経歴証明書は身分証明書として使えます。 ペーパードライバーが免許返納を検討する心理 ペーパードライバーは、次のような理由で免許返納を検討することが多いでしょう。 運転に対しての恐怖心や不安感がある運転の必要性が感じられないため 免許を取得しても、乗る車をもっていなかったり、乗る必要がない環境であったりすると、このまま永久に車に乗らない気がして、免許返納を考え始める場合があります。 ペーパードライバーが免許返納するメリット ペーパードライバーが免許を返納するメリットは次のとおりです。 特典を受けられる 免許を返納すると「運転経歴証明書」が発行されることをお伝えしました。「運転経歴証明書」を提示することで、高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟店で特典を受けられる場合があります。対象年齢は65歳以上です。 自動車事故の心配がなくなる ペーパードライバーは、運転に対しての不安感や恐怖心を抱いているために、運転をしていないことが考えられます。免許を返納すると、車が運転できなくなるので、事故に繋がる危険性がなくなります。 ペーパードライバーが免許返納する際に考えるべきこと ペーパードライバーが免許返納する時に考えるべき2点について紹介します。 この先本当に運転する機会がないか考える 免許返納した後に車を運転することにならないか今一度考えましょう。免許返納後に再び免許を取得するには、学科や技能試験を受けて合格する必要があります。 車を運転できるメリットを再度考える 車を運転できるメリットを整理して、本当に免許返納すべきかどうか考えましょう。車を運転できるメリットは次のとおりです。 長距離を短時間で移動できる大量の物を運べる交通の便が悪いところにも行きやすいタイムテーブルを気にする必要がない 免許を返納すると、これらのメリットを得られなくなります。

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