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私自身、Z32専門店を営む店主ですが、いつの間にか疑いようのない「旧車」であることを日々実感しています。
年々、個体数が減っていく現状を目の当たりにし、絶滅の危機に直面している日を案ずる日々です。
これから先「一台でも多くZ32を後世に遺すためには?」を、皆さんと一緒に真剣に考えなければなりません。
いきついた答えは、その一台を大事に守ってくれるオーナー様が必要だということです。
「こんな人に乗ってほしい!」という要望をまとめてみました。
これから旧車に乗りたい方へのメッセージでもあります。
愛車を守り、一生乗り続ける覚悟がある人
オーナー様が、愛車を守り、一生乗り続ける覚悟が必要です。
そのクルマは縁あって出会ったわけですが、貴方のお陰で幸せなはずです。
一蓮托生の思いがあれば、貴方の気持ちに愛車が応えてくれます。
維持費がかかることを理解している人
愛車を維持していくために、お金がかかることに対する理解が必要です。
自動車税・ガソリン代・車検代はもちろん、修理やメンテナンス代も確実にかかります。
お金を惜しみなくかけてあげれば、愛車も喜んでくれます。
見た目より中身を優先し、メンテナンスしながら乗る人
見た目より中身(機関系)を優先し、メンテナンスしながら乗ることが必要です。
いくら見た目を良くしても、調子が悪ければ、安心して楽しく乗れません。
しっかりメンテナンスしてあげれば、愛車がいつまでも活き活きと長生きしてくれます。
改造メインではなく、ノーマル重視で乗る人
改造メインではなく、ノーマル重視で乗ることが必要です。
改造してクルマが良くなることはありません。
やはりノーマルが一番格好良いのです。
ノーマルで綺麗に乗ってあげれば、愛車も喜んでくれます。
万が一の場合、中途半端な状態で手放さない人
万が一の場合、中途半端な状態で手放さないことが必要です。
中途半端な状態の車からは愛着が感じられず、次の方へ受け継ぐのが難しいのです。
次の方も大事に乗ってくれれば、愛車も安心するはずです。
オーナー自身が健康な人
愛車を守るためには、オーナー自身が健康であることが必要です。
病気がちでは、愛車に手をかけることも、乗ってあげることもできません。
オーナー自身も健康であり続ければ、愛車を一生守ることができます。
まとめ
旧車に乗るのは、ペットを飼うのと同じです。
ただ可愛いだけでペットを飼うのはダメですよね?
住みやすい場を提供し、毎日栄養のある良い物を食べさせ、定期的に健診・散歩・シャンプーをします。
日々、健康管理をし、清潔にして、安らげる環境を見直す必要があります。
気が抜けません。
時間とお金を惜しみなく使い、愛を与え続けます。
それが可愛がるということです。
そうすることで、ペットも、この人が飼い主で良かった、この人のお蔭で幸せだと感じるはずです。
それができない人は、ペットを飼ってはいけません。
ペットが不幸になるからです。
飼い主は、ペットのためにモチベーションを維持し、健康で、一生添い遂げることができる覚悟が必要なのです。
[ライター・画像 / 小村英樹]
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