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見た目より中身を優先!? こんな人に旧車を乗ってほしい!
旧車の魅力と知識2023.09.08

見た目より中身を優先!? こんな人に旧車を乗ってほしい!

私自身、Z32専門店を営む店主ですが、いつの間にか疑いようのない「旧車」であることを日々実感しています。 年々、個体数が減っていく現状を目の当たりにし、絶滅の危機に直面している日を案ずる日々です。 これから先「一台でも多くZ32を後世に遺すためには?」を、皆さんと一緒に真剣に考えなければなりません。 いきついた答えは、その一台を大事に守ってくれるオーナー様が必要だということです。 「こんな人に乗ってほしい!」という要望をまとめてみました。 これから旧車に乗りたい方へのメッセージでもあります。 愛車を守り、一生乗り続ける覚悟がある人 オーナー様が、愛車を守り、一生乗り続ける覚悟が必要です。 そのクルマは縁あって出会ったわけですが、貴方のお陰で幸せなはずです。 一蓮托生の思いがあれば、貴方の気持ちに愛車が応えてくれます。 維持費がかかることを理解している人 愛車を維持していくために、お金がかかることに対する理解が必要です。 自動車税・ガソリン代・車検代はもちろん、修理やメンテナンス代も確実にかかります。 お金を惜しみなくかけてあげれば、愛車も喜んでくれます。 見た目より中身を優先し、メンテナンスしながら乗る人 見た目より中身(機関系)を優先し、メンテナンスしながら乗ることが必要です。 いくら見た目を良くしても、調子が悪ければ、安心して楽しく乗れません。 しっかりメンテナンスしてあげれば、愛車がいつまでも活き活きと長生きしてくれます。 改造メインではなく、ノーマル重視で乗る人 改造メインではなく、ノーマル重視で乗ることが必要です。 改造してクルマが良くなることはありません。 やはりノーマルが一番格好良いのです。 ノーマルで綺麗に乗ってあげれば、愛車も喜んでくれます。 万が一の場合、中途半端な状態で手放さない人 万が一の場合、中途半端な状態で手放さないことが必要です。 中途半端な状態の車からは愛着が感じられず、次の方へ受け継ぐのが難しいのです。 次の方も大事に乗ってくれれば、愛車も安心するはずです。 オーナー自身が健康な人 愛車を守るためには、オーナー自身が健康であることが必要です。 病気がちでは、愛車に手をかけることも、乗ってあげることもできません。 オーナー自身も健康であり続ければ、愛車を一生守ることができます。 まとめ 旧車に乗るのは、ペットを飼うのと同じです。 ただ可愛いだけでペットを飼うのはダメですよね? 住みやすい場を提供し、毎日栄養のある良い物を食べさせ、定期的に健診・散歩・シャンプーをします。 日々、健康管理をし、清潔にして、安らげる環境を見直す必要があります。 気が抜けません。 時間とお金を惜しみなく使い、愛を与え続けます。 それが可愛がるということです。 そうすることで、ペットも、この人が飼い主で良かった、この人のお蔭で幸せだと感じるはずです。 それができない人は、ペットを飼ってはいけません。 ペットが不幸になるからです。 飼い主は、ペットのためにモチベーションを維持し、健康で、一生添い遂げることができる覚悟が必要なのです。 [ライター・画像 / 小村英樹]

所有しているからこそ分かる!旧車に乗る「5つの醍醐味」とは?
旧車の魅力と知識2023.06.21

所有しているからこそ分かる!旧車に乗る「5つの醍醐味」とは?

私は、Z32専門店を営む店主ですが、オーナーの一人でもあります。 私自身が、このクルマに乗ることで、お客さまにもその楽しさをお伝えしています。 長年乗っていますが、不思議と他車に乗りたいと思ったことがありません。 どんなにクルマが進化しても興味が湧かず、Z32に乗っていきたいのです。 では、その醍醐味とは何でしょうか? 改めて、考えてみました。 ■醍醐味1:とにかくカッコイイ!他車に目移りしない! これは手前味噌ですが(笑)、とにかくZ32がカッコいいのです! もちろん仕事抜きで! 何らかの魅力がなければ、ましてやカッコ悪ければとっくに乗り換えていますよね? その魅力がいつまで経っても変わることがなく、他車に目移りしないのは私自身も不思議です。 と同時に、いつまでも飽きることがなく、そして魅力が色褪せない存在(私にとってのZ32)に巡り逢えた幸運に感謝しています。 ■醍醐味2:自分だけの愛車!所有欲や優越感が半端ない! 自分だけのクルマという実感があります。 豊田章男氏が「クルマは“愛”がつく工業製品である」と語っていましたが、まさに「愛車」です。 毎日のように接する冷蔵庫や洗濯機などの「白物家電」に愛着があっても、それとは別の感情のように思えます。 しいていえば、愛用のカメラや自転車、オーディオなどの趣味の世界と同じカテゴリーではないでしょうか。 しかし、買い替えたり、数が増えていったり‥と、ひとつのものだけを長く使うケースは意外に稀のように感じます。 こんな所有物はなかなかありませんよね? その感覚がいつまでも色あせず、所有欲や優越感が継続するのは不思議です。 ■醍醐味3:クルマであってクルマじゃない!いつまでも連れ添いたい! クルマであってクルマでない感覚があります。 ポルシェを語る際に「最新は最良」という表現がよく使われますが、これは他のクルマにも当てはまると思っています。 機械として進化したものがベストであり、最新モデルに乗りつづける、乗りつづけたいという欲求は(ステータス云々はさておき)至極真っ当です。 しかし、最新モデルに魅力を感じない、敢えて不便で、最新モデルと比較していつ故障するかも分からない旧車にこそ魅力を感じる方がいます。 機械である以上、それは気のせいでしかないのですが、ときにまるで意思を持っているかのような錯覚に陥ることがあります。 デジタルではなく、機械というより、どこか人間味がある。 ハイレゾオーディオより、レコード(または蓄音機)が奏でる音に魅力を感じる方と似ているかもしれません。 その雰囲気がいつまでも失せないからこそ、連れ添っていきたいと思うのです。 ■醍醐味4:大事に乗らなきゃ!オーナーとしての志が高まる! オーナー次第でクルマのコンディションが大きく変わるのが旧車の世界。 それだけに「大事に乗らなきゃ」という愛車精神のようなものが自然と生まれます。 これぞ旧車の醍醐味と感じるか、煩わしいと感じるかによって、古いクルマに対する向き不向きが見えてきます。 私の場合、その気持ちがいつまでも失せず、オーナーとしての志が高まっていくのを実感する日々です。 ■醍醐味5:同じクルマを乗る仲間との出会いも!連帯感が生まれる! クルマはコミュニケーションツールとおっしゃるお客様がいらっしゃいます。 Z32を所有していなければ、Z32を生業とするような仕事を選んでいなかった確率が高いでしょう。 仕事であっても、同じクルマを乗る仲間と出会いが嬉しいです。 年齢を重ねるに連れて、友だちが作りづらくなりがちです。 しかしクルマという共通言語があるおかげで、年齢や世代を問わず、それぞれに人生を歩んできた方たちと知り合うことができます。 そして、クルマを介して知りあった仲間たちとは、一生の友だちになれるほどの連帯感が生まれるのが不思議です。 ■まとめ 一期一会で出会ったクルマを愛し、大事に乗ってゆく。 その価値感こそが、最大の醍醐味ではないでしょうか。 旧車は、今のクルマにないスタイル、雰囲気、味わいが堪能でき、一生飽きることのない素晴らしい存在です! ・ホームページhttp://www.Z32-Zone.com/ ・Facebookhttps://www.facebook.com/pages/Fairlady-Z32-Proshop-Zone/286263454768481 ・Instagramhttps://www.instagram.com/Z32_Zone.omura/ ・YouTubehttps://www.youtube.com/user/ZoneZ32 [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]

旧車専門店オーナーが伝えたい「旧車購入の5つのチェックポイント」とは?
旧車の売買と鑑定市場2023.05.10

旧車専門店オーナーが伝えたい「旧車購入の5つのチェックポイント」とは?

私は、25年前からZ32専門店を営んでいますが、いまだ乗りたい方がいらっしゃいます。 「憧れのクルマをやっと買えるときがこた!」「昔乗っていてが、もう一度乗りたくなった!」と、当店にも購入のご相談が絶えません。 Z32型フェアレディZが、老若男女の方々に人気があることを実感しています。 ただ、当店はご希望のクルマを全国のオークションで探して、販売することはしていません。 Z32も古くなり、そのまま横流しで乗れる個体が少なくなってしまったからです。 今は、ベース車を見極めて、「長く、楽しく乗っていけるクルマ」を製作して販売しています。 その「ベース車の見極め」を失敗しないために、基本は「見た目よりも中身」で選ぶことです。 下記に、ご自身でチェックできるポイントをいくつかお教えします。 これらがチェックできれば、素人でも大事に乗ってこられたか見極めることができます。 これから旧車を購入される方は、必ず知っておく必要があります。 ■ポイント1:エンジンオイルの汚れ具合をチェックする フィラーキャップを開けて、エンジンオイルの状態を確認します。 オイルが真っ黒だったり、こびり付いていれば、きちんと交換されてこなかったことが分かります。 あまりひどい場合は、フラッシングしても内部の汚れは取りきれません。 ▲エンジンオイルのこびりつきや真っ黒な状態は危険! ■ポイント2:冷却水が錆びていないかチェックする エンジンが冷えているとき、ラジエターキャップを開けて、冷却水の状態を確認します。 茶色になっている場合は錆びていますので、きちんと交換されてこなかったことが分かります。 あまりひどい場合は、何度交換しても内部の錆は取りきれません。 ▲冷却水が錆びて茶色になっていたら危険! ■ポイント3:エンジンルームから異音が出ていないかチェックする エンジンをかけて、暖まるまでの間、エンジンルームから異音を出ていないか確認します。 気になる音が出ている場合は、きちんと整備されてこなかったことが分かります。 あまりにひどい場合は、最悪エンジン各部がダメかもしれません。 ■ポイント4:ボディや下廻りが錆びていないかチェックする ボディ全体や下廻り(リフトアップが必要です)が、錆びていないか確認します。 ボディが大丈夫でも、下廻りが錆びていれば、きちんと整備されてこなかったことが分かります。 あまりにひどい場合は、大掛かりなレストアが必要になります。 ▲ボディや下廻りが錆びていたら危険! ■ポイント5:各部オイル漏れがないかチェックする 下から見て(リフトアップが必要です)、各部のオイル漏れがないか確認します。 オイル漏れ箇所がある場合は、きちんと整備されてこなかったことが分かります。 あまりにひどい場合は、車検が通りません。 大がかりな修理が必要です。 ▲各部のオイル漏れがひどい場合は危険! ■まとめ:リフトアップは必須 「見た目よりも中身が大事」ということは、頭では分かっていても、素人では見極めが難しい点があることも事実です。 まして、ずっと欲しいと思っていたクルマが目の前にあるような状況だとしたら、衝動買いしたくなる可能性も大いにあります。 いますぐにでも契約したくでウズウズしている方に「まずは冷静になってください」と伝えても無理な話でしょう。 できれば自動車整備に精通した友人・知人に同行してもらい、リフトアップして下回りを一緒に診てもらうことをおすすめします。 リフトアップすることで初めてそのクルマの状態が分かるケースも多々あります。 厚化粧ではごまかせない、すっぴんの状態を知るのは怖い(?)かもしれませんが、安い買いものではありません。 真の姿を知る勇気と覚悟が必要な年代のクルマであることを念頭に置き、素晴らしいコンディションを保つクルマと巡り会ってください。 ・ホームページhttp://www.Z32-Zone.com/ ・Facebookhttps://www.facebook.com/pages/Fairlady-Z32-Proshop-Zone/286263454768481 ・Instagramhttps://www.instagram.com/Z32_Zone.omura/ ・YouTubehttps://www.youtube.com/user/ZoneZ32 [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]

旧車専門店オーナーが伝えたい「旧車購入の5つの落とし穴」とは?
旧車の売買と鑑定市場2023.03.01

旧車専門店オーナーが伝えたい「旧車購入の5つの落とし穴」とは?

筆者は25年前、1998年からフェアレディZ、Z32専門店を営んでいます。 気づけばZ32もすっかり旧車になってしまいました。 それら平成初期のクルマは一時期人気がガタ落ちしましたが、ここ数年で空前の旧車大ブームになっていることはご存知のとおりです。 海外と国内のW需要で、相場が急騰。 R32〜R34型スカイラインGT-Rを筆頭に、信じられない価格になっています。 カーセンサーやグーを見れば憧れのクルマたちがまだ買えるとあって、購入を急ぐ方も多いことでしょう。 いい方は悪いですが、ここだけの話し、そこに「落とし穴」が潜んでいることも事実です。 専門店の私たちからのアドバイスは一言。 『思い込みで旧車を買わないこと』です。 その思い込みは、固定概念や心理から生まれるもので、どのようなものが多いのか下記に挙げてみました。 これから旧車を購入される方々のヒントになればと思います。 ■落とし穴1:販売価格が高いから程度が良いと思い込んでしまう 販売価格が安いクルマは、程度が悪く見えます。 「販売価格が高い=価値が高い」と思い込んでしないがちです。 販売価格と、程度は比例するとはいい切れません。 「販売価格が高い=仕入れが高い」可能性もあるのです。 ■落とし穴2:見た目が良いから程度が良いと思い込んでしまう 見た目が悪いクルマは、程度が悪く見えます。 見た目が良いと、大事にされてきたと思い込んでしまいがちです。 見た目と程度が比例するとはいい切れません。 見た目が良いのは、表面上、そのように見せているからかもしれません。 ■落とし穴3:走行距離が少ないから程度が良いと思い込んでしまう 走行距離が多いクルマは、程度が悪く見えます。 走行距離が少ないと、劣化や傷みが少ないと思い込んでしまいがちです。 走行距離と、程度は比例するとはいい切れません。 走行距離が少ないのは、単に長年動いていなかったかもしれません。 ■落とし穴4:ノーマル車だから程度が良いと思い込んでしまう 改造車やいじったクルマは、程度が悪く見えます。 ノーマル車は、大事にされてきたと思い込んでしまいがちです。 状態と、程度は比例するとはいい切れません。 ノーマル車は、実は元々改造車だったかもしれません。 ■落とし穴5:今買わなければなくなってしまう、もっと高くなると思い込んでしまう タマ数が減ってくると、欲しい欲求が高まります。 「今買わなければなくなってしまう」「今買わなければもっと高くなってしまう」と思い込んでいるからです。 希少性と価値は比例しません。 旧車は、焦って買うものではありません。 どうかこれだけは覚えておいてください。 ・ホームページhttp://www.Z32-Zone.com/ ・Facebookhttps://www.facebook.com/pages/Fairlady-Z32-Proshop-Zone/286263454768481 ・Instagramhttps://www.instagram.com/Z32_Zone.omura/ ・YouTubehttps://www.youtube.com/user/ZoneZ32 [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]

生産終了から20年!? いつから「旧車」と解釈されるのか?
旧車の魅力と知識2022.12.19

生産終了から20年!? いつから「旧車」と解釈されるのか?

私はZ32専門店を営んで25年になります。 当初、Z32は新車でも売っていましたし、スタイルからして、いつまでも色褪せない現役のスポーツカーだと思っていました。 しかし、この10年で徐々に旧車感が増し、残念ながら今や立派な旧車になってしまいました。 そもそも、「旧車」というワード、今は普通に使っていますが、比較的最近のもので、定義が曖昧なものだと思っています。 一般的には「古い車=旧車」です。よくいえば、「長く生き抜いてきた車=旧車」です。 一体、いつから旧車といわれるのでしょうか? Z32を例に、乗り続けるオーナー様にリスペクトしながら考えていました。 2世代以上「型落ち」になった Z32の生産終了後、22年が経ちます。 その後、Z33⇒Z34⇒新型Zへとモデルチェンジを重ねています。 実質3代前の「型落ち」ですから、流石に「旧車」というくくり(扱い)なってきます。 それでも、その型に拘って乗り続けるってすごいことですよね? 生産終了後、20年経った 「十年一昔」といいますが、その2倍ともなれば、時代もすっかり変わっています。 クルマも進化して。今や電気自動車の時代ですから、流石に「旧車」となってきます。 それでも、乗り換えせずに乗り続けるってすごいことですよね? 「最近見なくなった」「懐かしい車」といわれるようになった 「最近めっきり見なくなったなぁ」とか、「懐かしいクルマだなぁ」といわれるようになると、流石に「旧車」となってきます。 化石化扱いされても乗り続けるってすごいことですよね? 修理が増え、レッカーで搬送されるようになった 長く乗っていると、オルタネーターがダメになったり、エアコンが効かなくなったり、経年劣化が進んできます。 レッカーで搬送される場面が増えてくると、流石に「旧車」となってきます。 それでも直しながら乗り続けるってすごいですよね? 純正部品がなくなってきた 生産終了から10年はメーカーが純正部品を供給してくれますが、それを過ぎた頃から製廃(製造廃止)が増えてきます。 純正部品がなくなってくると、流石に「旧車」となってきます。 それでも諦めずに乗り続けるってすごいことですよね? ボディや下廻りの劣化がひどくなってきた 経年劣化で、ボディの塗装が剥がれてきたり、下廻りが錆びてくれば、流石に「旧車」となってきます。 オールペンしたり、レストアをしてまで乗り続けるってすごいですよね? ディーラーさんで修理を嫌がられるようになった 修理は近くのディーラーさんを頼りたいものですが、修理を嫌がられたり断られるようになり、乗り換えを勧められるようになると、流石に「旧車」となってきます。 それでも遠くの専門店を頼って乗り続けるってすごいことですよね? 結果、旧車になりえるクルマは「名車」となる! 総じて考えてみると、旧車になりえるクルマは、どれも名車となっています。 その車を守るファンと専門店によって残り続け、その時代を懐かしく思い出させてくれます。 これからも「旧車=名車」が増えることを期待しています。 ・ホームページhttp://www.Z32-Zone.com/ ・Facebookhttps://www.facebook.com/pages/Fairlady-Z32-Proshop-Zone/286263454768481 ・Instagramhttps://www.instagram.com/Z32_Zone.omura/ ・YouTubehttps://www.youtube.com/user/ZoneZ32 [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]

10年後「旧車屋」となったZ32専門店の未来予想図とは?
旧車の売買と鑑定市場2022.11.02

10年後「旧車屋」となったZ32専門店の未来予想図とは?

今から25年前の1997年、平成9年に中古車販売店の営業の仕事をスタートした筆者。 雇われ店長として70スープラ専門店、Z32専門店と快進撃を続けるも、まさかの会社消失。 急遽、独立することに。スタートから様々な壁にぶちあたりながらも、Z32一本の専門店をやっていくことを決意。 その後、スポーツカー低迷とZ32が旧車になっていく場面に直面しながら徐々に旧車屋に転換。 今やレストアを行うまでに。 Z32はここからさらに旧車になっていくが、現状の課題や期待から、10年後の当店の未来を予想してみた。 実際は、まったく予想がつかないのというが本音ではあるけれど…。 お客様の高齢化が進み、Z-oneの店舗は憩いの場に!? お客様の平均年齢は年々高齢化し、60代の方が増えるでしょう。 話す内容は、親御さんの介護、自身の老後や健康、お孫さんのことで持ち切り。 皆さんの憩いの場になっていると思われます。 国内Z32の聖地として海外でも話題に! 国内Z32聖地として確固たる地位を確立! Z32を日本一大事にするお店として、海外からも注目されるショップになるでしょう。 海外も視野に入れた業務展開も始めているかもしれません。 中古純正部品や部品取り車のストックは日本一に! 純正部品の製廃が進み、全国的に修理難民の方が増えていくでしょう。 修理をするために、純正部品は必須です。中古純正部品や部品取り車のストック数は日本一となり、どんな修理も対応していると思われます。 自社部品製作も積極的に 修理には中古で対応できるものもありますが、どうしても新品を使いたいこともあります。 そのため、自社での部品製作も積極的に行う必要があります。 多種多様な部品のラインナップが増えていると思われます。 整備同時進行可能な巨大工場に! 今後、さらに旧車化が進み、修理内容は多岐に渡るでしょう。 長期修理も増えます。 そのためには、整備場所の確保が必須です。 巨大工場で効率的に整備を同時進行させていると思われます。 理想はエアコン完備。 自社板金工場完備に! 外装の劣化に伴い、オールペンも増えるでしょう。 綺麗に乗りたいニーズはいつでもあります。 外注を使わず自社板金工場を完備し、一貫した整備・作業を行っていると思われます。 販売車輛のほとんどがレストア車に! 10年後となれば40年落ちの車もあるわけです。 最終型でも30年落ちに。 販売する車輛は、ベースから仕上げて売るしかないでしょう。 ほとんどがレストア車になっていると思われます、一体いくらで売ることになるのだろう? 出張査定・買取り全国に! さまざまな事情により売却される方も増えるでしょう。 大事に乗ってきたからこそ「近くの買取店よりも専門店に売りたい」と、全国から査定・買取の依頼は増えます。 北は北海道から、南は沖縄まで出向いていると思われます。 スタッフは10人に! 業務も多様化し、分担制が必要になるでしょう。 さまざまなご相談やご要望に対応すべく、フロント・整備・板金塗装・部品管理・出張買取り…。 それぞれに精通したスタッフが最低でも10人はいると思われます。 最終目標のショップさんは! 未来を予想すると、既にそれに近いショップさんがあります。 R31 HOUSEさん、カーショップフレンドさん、アイスタイリングさん、エム・テック・サージョンさん、チューブガレージさん、イソマサオートさんなど。 ほぼ一車種の専門店さんです。 その領域に達するにはまだまだですが、必ず頑張ってみせます。 私はいつまでも現役です! 未来の私は容易に想像がつきます。 今と変わらず、整備以外のことをやっているでしょう。 接客応対、電話・メール応対、出張買取り、ご納車前の洗車、店舗の掃除や草取りの雑用など。 もちろん、季節を感じながらの早朝ドライブ&写真撮影は日課です。 Z32に人生を捧げ、年中無休で働いていると思われます(笑)。 これまでのエピソード お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまでhttps://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol1/ お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで[エピソード2]https://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol2/ お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで[エピソード3]https://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol3/ [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]  

お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで[エピソード2]
旧車の愛好家たち2022.10.03

お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで[エピソード2]

今から25年前の1997年、平成9年に中古車販売店の営業の仕事をスタートした筆者。 当時、新人セールスの筆者でも月に10台は売れた時代でした。 しかし、その販売スタイルを一新すべく、強行突破で始めたのが70スープラ専門店。 これは大当たり!だったのですが、トヨタ車は壊れないのでユーザーとの接点が希薄になり、パタリと売れなくなったのです。 そこへ、たまたま下取りで入ってきたのが真っ赤な元年式のフェアレディZ(Z32)。 直観的に「これがおそらくラストチャンスだ!日本一のZ32専門店を作るぞ!」と迷いなく決断し、Z32専門店に転換。 再スタートを切ることとなったのです。 (前回のエピソード)■お調子者営業マンだった私が、Z32専門店を立ち上げるまで https://www.qsha-oh.com/historia/article/z32-omura-vol1/ ■なぜZ32専門店に急転換できたか? 当時、雇われていた会社は、東京と神奈川県に8店舗を展開する創業30年の中堅中古車販売店。 特に神奈川県は他社との競合が激しく、食うか食われるかの激戦区でしたから、早急な店舗作りが求められました。 幸い、その会社は店長会議で報告するだけでお店の方向性を決めることができたのです。 社長は数字には厳しかったですが、若い社員がのびのび働ける環境を提供してくれたのだと思います。 私も、ある一店舗を任せれていたので、そのお陰で思い切った店作りを夢見ることができたのです。 ■まず店構えを一新し!Z32を大量仕入れ!派手に宣伝! Z32専門店をやると決めた以上、とにかく店構えが大事です。 それまでのイメージを一新するため、自分で看板をデザインし、一気に交換しました。 これでもう後に引けません。 車種変更もできません。 逃げ道がないよう、自分で自分を追い込んだのです。 同時に、自ら関東・東海の主要オークション会場に出向き、Z32を買いまくって、展示場全体をZ32で埋め尽くしました。 こうしてあれよあれよという間に、Z32専門店のできあがりです。 ショールーム付きで、ピットも併設された立派なお店になりました。 国道16号沿いで立地も最高。 通りかかりの人が、その圧巻の光景に目を奪われたことでしょう。 当時、宣伝に一番お金をかけたのが、雑誌「カーセンサー」でした。 月に2回、カラー見開き2ページで、掲載料は50万円くらいだったと思います。 まだホームページがない頃ですから、とにかく雑誌に派手に露出することが重要だったのです。 さぁ、これで準備万端!ここまでは順調!後は、売るだけです! ■軌道に乗るまでは、記憶に残らないほどの忙しさ! 当初は2人しかいませんでしたので、とにかく忙しい! 軌道に乗るまでの3年間は、ほぼ不眠不休でした。 人間、意外と頑丈ですね。 当時はまだ30代前半でしたので、気力だけで頑張れました。 ただ、何度とか神経痛になりましたが・・・。 その忙しさといえば、仕入れたクルマをその日のうちに磨き、ピッカピカに仕上げて次の朝には並べる。 フロントガラスには、そのクルマの装備や特長を書いてカラフルなイルミネーションを貼る。 週末の前日は、何時になろうと全車綺麗に洗車する。 カーセンサーの原稿は、30台分を手書きで作る。 売れたクルマは、自分で陸運局まで出向いて登録し、納車準備をする。 時には、遠方へ納車も・・・。 頭を使わず、体を使った仕事が多かったように思います。 不思議なのは、その頃の記憶が殆どないんですよね。 ■売ればクレームの嵐!整備の重要性を痛感! 努力の甲斐あって、売れはじめるのは早かったです。 ところが、ろくすっぽ整備もせずに納車していましたので、いきなりクレームの嵐。 70スープラのときとは大違いです。 70スープラは、ご納車後故障もなく、何の不安もなく売っていましたので。 特に多かったのが、「エンジンが止まる!」「エンジンがかからない!」という致命的なものでした。 「厄介なクルマを始めてしまったなぁ」と、後悔先に立たず。 Z32のウィークポイントも知らずに、いいことだけいって売っていましたので、いきなりしっぺ返しがきました。 どうやら、パワートランジスタという部品がダメらしい。 3万円(今は5万円)と高価でしたが、これだけは事前に交換して納車することにしました。 整備の重要性を感じた瞬間です。 これが、整備にも力を入れるきっかけになったわけです。 その後、専属のメカニックを置くようにして、少しずつ整備体制も整えて行くようになったのです。 ■専門店は目立ったもの勝ち!有名になって有頂天に! しかし、当時はまだカスタムやドレスアップが流行っていた頃。 各メーカーから多種多少の魅力的なパーツがラインナップされていました。 優先すべきは、いかに派手するか、格好良くするかです。 メンテナンスは二の次です。 広告塔のデモカーはどこよりも目を引くように仕上げました。 さらに、・雑誌には一番目立つ広告を!・オリジナルパーツも豊富に用意!・イベントにも出まくる!・メンテナンスはどこよりも安く!・極めつけは、エンジンオイル交換永久無料! 集客率を上げるために、思いつくことはすべてやったのです。 ネットの普及に伴って、ホームページでリアルタイムな情報を提供することも徹底していました。 専門店は目立ったもの勝ち! 他社の追従を許さず、ライバルが現れても、どこ吹く風。 飛ぶ鳥を落とす勢いで、快進撃は続きます。 有名になって完全に有頂天になってしまうのです。 ■転落した専門店を救った東京オートサロンの出展! ところが、私の独りよがりでお店を作ってきたので、他のスタッフが付いてこれるわけがありません。 私以外、Z32好きというわけではありませんでしたので、熱量の差が違いすぎます。 接客も整備もクレームが増えて、ネットで悪評が広がり、それまでの勢いに陰りが出はじめたのです。 いつの間にか、ポツンと裸の王様。名ばかりの専門店になっていました。 さて、どう立て直すか? 起死回生を狙ったのが、東京オートサロンの出展です。 ショップならどこでも憧れるクルマの祭典です。 今までの集大成ともいうべき究極のデモカーを作って出てみようと決意したのです。 これでもかというほどお金をかけました・・・。 結果、大反響をいただき「普通の中古車屋さんが、ついにここまで来たか!」と、成功した実感を味わったのを思い出します。 ■10年間やってきた専門店がいきなり消滅!まさかの独立へ! しかし、その達成感は、燃え尽き症候群の引き金となり、一気に気力が失せたのです。 何とか勢いでここまで来ましたが、その先のビジョンが見えなくなりました。 売上目標や月販30台のノルマや数字のプレッシャーにも潰され、精神的に追い込まれていたので、しだいに辞めたいと思うようになっていたのです。 元々、営業が性に合っていませんでしたし。 そんな中、追い打ちをかける人生最大の転機が訪れました。 雇われていた会社が計画倒産したのです。 今まで築き上げてきたものが、一瞬にして崩れ落ち無職に。 すぐに頭によぎったのは「今までのお客様をないがしろにして逃げるなんてことはできない」という想いでした。 辞めたいと思っていたのがまるでウソのようでした。 解放感と使命感と不安感がブレンドされた今までに味わったことのない独特な気分の中、まさかの事態に戸惑っている暇もなく独立を決意することに。 こうして、10年やってきたZ32専門店は幕を閉じ、新たなステージへと進むことになるのです。 [つづく] [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]

旧車を遺すべく、現状の問題や課題を中心にお伝えします!:小村英樹
旧車の愛好家たち2022.08.15

旧車を遺すべく、現状の問題や課題を中心にお伝えします!:小村英樹

■名前:小村英樹(オムラヒデキ) ■職業/肩書き フェアレディZ Z32専門店 代表取締役 Z32一筋で二十数年になります。これからも他車種はやりません。実は、前職はコンピュータープログラマー/システムエンジニアでした。 ■現在の愛車 フェアレディZ32 最終型ZX・2by2・TバールーフZ32を5台乗り継いできた生粋のZ32好きです。 ■ご自身の性格をひと言で表現すると? 自分で言うのもなんですが、真面目で几帳面タイプです。人見知りで、営業マンタイプはありません。 ■好きなクルマは? 基本的にスポーツカーが好きですが、やっぱりフェアレディZ32が一番です。今でも世界に通用する究極のスポーツカーだと思っています。 ■憧れのクルマは? もっと綺麗で程度の良いフェアレディZ32最終型です(笑)。やはり、これに勝るクルマはありません。 ■旧車ヒストリアでどんな記事を書いてみたいですか? 旧車ブームの裏に潜んでいる問題や課題をお伝えできればと思っています。 この10年間で今の旧車達が遺るか危惧しています。今のままではダメです。 旧車オーナー様・オーナー予備軍の方に、ぜひ読んで頂きたいです。 ■その他なんでも・・・ 趣味は仕事で、年中無休で働いていますが、最近は写真撮影にハマっています。Instagramのフォロワー様1万人を目指し、毎日Z32の写真をアップしています。ストーリーには自然や景色など、季節を感じる写真をアップしています。音楽を聴きながらドライブしている時が、至福の時間です。 ■HP/SNS/YouTube等 ・ホームページhttp://www.Z32-Zone.com/ ・Facebookhttps://www.facebook.com/pages/Fairlady-Z32-Proshop-Zone/286263454768481 ・Instagramhttps://www.instagram.com/Z32_Zone.omura/ ・YouTubehttps://www.youtube.com/user/ZoneZ32 [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]

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