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A80型スープラの維持費は高い?費用の内訳や目安を解説
旧車の再生と維持2024.01.19

A80型スープラの維持費は高い?費用の内訳や目安を解説

トヨタの高性能スポーツカーとして現在でも高い人気を誇るA80型スープラ。今回は、人気のあるA80型スープラの維持費がどのくらいかかるのか解説します。A80型スープラを所有するかどうか迷っているときや、維持費を踏まえて売却を検討する際の参考にしてみてください。 A80型スープラの特徴 A80型スープラは、1993年に販売を開始した2ドアのスポーツカーです。直線基調のA70型スープラからデザインや走行性能が変更・進化しました。 デザインは、角を落とした丸みのあるスタイリングに変更されました。エンジンは、直列6気筒3.0Lに一本化されています。エンジンのバリエーションは、自然吸気エンジンとツインターボエンジンの2種類です。トランスミッションは、MT(自然吸気エンジンは5速MT、ツインターボエンジンは6速MT)とATをラインナップしています。 A80型スープラは2002年まで販売され、2019年の新型スープラが登場するまで「スープラ」の名が途絶えることとなりました。また、A80型スープラは、2019年に新型が販売されてからも高い人気を維持し続けています。 A80型スープラ維持費の内訳 A80型スープラの維持には、燃料代、自動車税、車検費用など、さまざまな費用がかかります。ここからは、A80型スープラを所有する際にかかる維持費の内訳を解説します。 燃料代 A80型スープラの燃費は、10・15モードで7.6km/L〜8.9km/L(1993年モデル)となっています。 1ヶ月に1,000km走行するとした場合、燃料は112L〜131L必要です。1Lあたりのガソリン単価が175円の場合、1ヶ月あたりの燃料代は1万9,600円〜2万2,925円。1年に換算すると23万5,200円〜27万5,100円となります。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が変わります。A80型スープラはエンジン排気量が3.0Lで、初年度登録から13年以上が経過している場合、税額が5万8,600円となります。 任意保険 A80型スープラの自動車保険料についてみてみましょう。ここでは次の条件で自動車保険料を算出します。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):5,000万円車輌保険:なし 上記の条件でシミュレーションしたところ、自動車保険料は年間約6万1,000円でした。ただし、この保険料には車輌保険が含まれていません。そのため、車輌にトラブルがあったときに保険が適用できない点に注意しなければなりません。 車検 車検費用についてみていきましょう。 【ディーラー車検の場合】 自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2023年時点の保険料自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※車輌重量1.5tの場合、初年度登録から18年以上経過した場合の税額で算出印紙代:1,800円車検基本料金:6万円(点検・検査・代行費用)合計:11万7,250円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します A80型スープラは、初年度登録から18年以上経過しているため重課の対象となります。そのため、重量税の税額が高くなっています。 メンテナンス費用 A80型スープラのメンテナンスには、次のような項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換など メンテナンスには、年間10万円程度の費用がかかります。また、タイヤ交換をしたときは、追加で10万〜20万円程度かかると考えておくとよいでしょう。 A80型スープラの年間維持費はいくら? A80型スープラの年間維持費は以下のとおりです。 ・ガソリン代:23万5,200円〜27万5,100円・自動車税:5万8,600円・任意保険:6万1,000円・メンテナンス費:10万円〜20万円・車検:5万8,625円(2年毎のため11万7,250円の半額分)合計:51万3,425円〜65万3,325円 上記は、車を維持するために1年でかかる最低限の費用です。車をローンで購入した場合や月極駐車場を契約する場合は、別途ローンの支払いや駐車場代がかかります。 A80型スープラの維持費が高いと思った時の対処法 A80型スープラの維持費は、年間50万円ほどかかることがわかりました。また、A80型スープラは年式が新しいスポーツカーよりメンテナンス費用がかかる可能性が高いため、予定外の費用がかかることがあるかもしれません。 そのため、維持するのが大変だと感じる方もいるのではないでしょうか。A80型スープラの維持が大変だと感じたときは、手放すことも検討するとよいでしょう。 直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する国産スポーツカーのA80型スープラは、生産が終了した現在でも高い人気を誇っています。そのため、高額で買い取ってもらえる可能性があります。 もし、A80型スープラを少しでも高く売りたいのであれば、旧車の査定や買取を専門としている旧車王がおすすめです。A80型スープラの売却をお考えの際は、ぜひ旧車王にご相談ください。  

BRZ ZC6型の年間維持費は約55万円!燃料代、税金、保険証、車検代まで解説
旧車の再生と維持2024.01.19

BRZ ZC6型の年間維持費は約55万円!燃料代、税金、保険証、車検代まで解説

BRZはスバルがトヨタと共同開発したFRの2ドアクーペです。1980〜1990年代に日本中が熱狂したスポーツカーを彷彿とさせるモデルとして、2012年に彗星の如く登場しました。 流麗でありながらも風を切るような印象を受けるシャープなボディラインをもち、低重心かつ軽量でコンパクトな水平対向エンジンを搭載する、トヨタ 86の兄弟車である矜持を感じるBRZ。「いつかは自分も乗ってみたい」と憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。 しかし、実際にクルマを所有する際に気になるのは維持費の金額です。特にスポーツカーは維持するのが大変だといわれています。そこで今回は、BRZを維持するためにかかる費用の内訳と、維持費を抑える方法を解説します。 BRZ ZC6型の維持費の内訳 クルマを維持するためには、燃料代、高速代、自動車税、車検代など、さまざまな費用がかかります。ここからは、以下のモデルを例にあげてBRZ ZC6型を所有する際にかかる維持費の内訳を解説します。 年式:2014年グレード:R ※標準グレードトランスミッション:6MT排気量:1,998cc車輌重量:1,210kg 燃料代 例にあげたモデルの、カタログに記載されている燃費は13km/Lです。 たとえば、毎週末に往復100kmほどドライブした場合、月に約400km走行することになります。燃料を約30L使用するため、ハイオクガソリン1Lあたり183.9円(※)だとすると、月間で5,517円の燃料代がかかります。1年間に換算すると、6万6,204円です。 ※2024年7月10日時点のハイオクガソリン全国平均価格 自動車税種別割 自動車税種別割とは、1年に1回納めなければならない税金です。クルマの排気量によって税額が異なり、今回例にあげたモデルは1,998ccであるため、1,500cc〜2,000cc以下の区分に該当し、3万9,500円かかります。(2019年9月30日以前に新規登録されている場合) ▼排気量別の自動車税種別割の税額については、以下の記事で詳しく解説しています。クルマの維持費はどのくらいかかる?クルマを保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険料 続いて任意保険料について解説します。任意保険とは、自動車保険とも呼ばれる、万が一の事故の際に修理費用を補償してくれる保険です。申し込みは強制ではありませんが、クルマを所有する多くの人が加入しています。 乗っている車種、契約者の年齢や使用場所によって保険料が変わります。今回は、初めてのクルマとしてBRZ ZC6型を購入した18歳という設定で金額をシミュレーションしました。さらに詳しい条件は以下のとおりです。 【条件】年齢:18歳等級:6S等級使用目的:日常・レジャー運転者:本人・同居している親族 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約:あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車両保険(保険金額):175万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 任意保険料は年間で約34万円と算出されました。月額にすると2万8,000円ほどです。 少々高く感じるかもしれませんが、任意保険料は年齢が上がるごと、等級が上がるごとに安くなります。等級とは保険料の割引もしくは割増する率を決めるための区分です。1年間無事故であれば1等級上がります。たとえば、18歳からBRZ ZC6型に25歳まで無事故で乗り続けた場合、13等級にまで上がり、任意保険料は約9万4,000円まで下がります。 ただし、人を巻き込む事故を起こしたり、クルマを物にぶつけて傷つけてしまったりすると、事故歴として記録が残り、等級が下がってしまいます。等級が下がると任意保険料は上がるため、留意しておきましょう。 車検代 続いて、車検にかかる費用について解説します。 車検は2年に一度実施しなければならない、クルマの検査です。安全に公道を走行できるかどうかを、保安安全基準に則ってチェックします。ディーラーや中古車販売店、整備工場にて実施可能です。 今回はディーラーで車検を行った場合の費用を試算しました。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:2万4,600円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料金:6万円合計:10万4,050円 2年に一度で上記の金額がかかるため、1年に換算すると5万2,025円です。 自賠責保険とは、クルマを購入する際に必ず加入しなければならない保険です。「強制保険」とも呼ばれます。自家用なのか事業用なのか、乗用車なのか貨物自動車なのかなど、クルマの使用用途によって金額が異なります。今回は自家用の乗用車のため、2年で1万7,650円かかります。 自動車重量税とは、車輌重量によって税額が異なる税金です。車検のタイミングで有効期限分をまとめて納める必要があります。今回例にあげたモデルの車輌重量は1,210kgで、〜1,500kgの区分に該当し、2年で2万4,600円かかります。 印紙代とは、国に対して車検の検査手数料を納める際に使用する印紙と証紙にかかる費用です。整備工場には「指定工場」と「認証工場」の2種類があり、どちらに依頼するかによって印紙代が変わります。指定工場では工場内で車検を完結できますが、認証工場では完結できないため運輸支局や車検場に持ち込んで車検を実施します。このフローの違いによって証紙の有無が異なり、費用にも差があります。具体的な金額は、指定工場が1,800円、認証工場は2,300円です。ディーラーは一般的に指定工場のため、今回は1,800円でシミュレーションしましたが、認証工場に依頼した場合は金額が高くなることを覚えておきましょう。 車検基本料金とは、クルマの点検や検査、車検の代行のためにかかる費用です。名前のとおり、車検を実施するのに必要な基本的な料金です。依頼先によって金額に大きな差があり、ディーラーよりも民間の整備工場のほうが安い傾向にあります。 そのほか、車検時に整備や部品交換、修理が発生した場合には別途費用がかかります。 メンテナンス費用 次に、BRZ ZC6型のメンテナンスにかかる費用について解説します。一般的に1年に1回交換や点検が必要な項目は以下のとおりです。 ・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エアコンフィルター交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代 など そのほか、洗車をガソリンスタンドやコイン洗車場で行う場合には別途洗車代がかかります。全てあわせておおむね5万円程度です。 BRZ ZC6型の年間維持費は約62万円! ここまでBRZ ZC6型の維持費の内訳について解説しました。合算すると、年間で約62万円かかるという結果になりました。 【BRZ ZC6型年間維持費】・燃料代:6万6,204円・自動車税種別割:3万9,500円・任意保険:34万円・車検:5万2,025円(2年ごとのため10万4,050円の半額分)・メンテナンス費:5万円合計:54万7,729円 月額で約4万6,000円です。加えて、クルマをローンで購入した場合や月極駐車場を契約する場合は、別途ローンの支払いや駐車場代がかかります。 BRZ ZC6型の維持費を抑える方法 年間で約62万円、月額で約5万1,000円は決して安い金額ではありません。しかし、金額を理由にBRZ ZC6型を諦めきれない方も多いでしょう。そこで、維持費を抑える方法やポイントを紹介します。 DIYでメンテナンスする 自分自身でBRZ ZC6型を整備をすれば、メンテナンスにかかる費用を抑えられます。たとえば、以下の箇所はDIYでの整備が可能です。 ・洗車・エンジンオイル交換・ワイパーゴム交換 など DIYでのメンテナンスと聞いてハードルが高く感じる方がいるかもしれませんが、洗車は自宅の庭など、水の使えるスペースがあれば専門技術がなくても取り組めます。そのほかの箇所も比較的難しくないため、外注する費用が気になる場合には自身で整備するとよいでしょう。 任意保険の条件を見直す 任意保険の条件の再検討も維持費を抑えるために有効です。 たとえば、運転者の範囲が狭ければ狭いほど任意保険料が安くなります。今回シミュレーションした条件のうち、運転者を「本人限定」にした場合、約32万円にまで金額が下がります。 また、同じ車種であっても保険会社が違うと任意保険料が異なる場合があります。申し込みの際には、複数の会社から見積もりを取り寄せたり、ネットでシミュレーションしたりしましょう。なお、国内損保よりもネット型保険のほうが安い傾向にあります。 なるべく費用の安い工場に車検を依頼する 維持費を抑えるためには、車検の依頼先も慎重に検討する必要があります。 車検基本料金は店舗や工場によって異なり、ディーラーよりも民間の整備工場のほうが安い傾向にあります。民間車検の利用も視野にいれながら、いくつか見積もりをとって検討するとよいでしょう。 まとめ BRZ ZC6型の維持費について解説しました。 年間で約62万円と気軽に手を出しにくい金額かもしれませんが、任意保険を見直したり車検の依頼先をよく検討したりすれば、費用を抑えられる可能性があります。また、ドライブする頻度が少なければ、燃料代や高速代も抑えられるでしょう。ご自身の想定している利用シーンと照らし合わせ、BRZ ZC6型を購入するかどうか決めることをおすすめします。   ※掲載されてる情報は2024年7月10日時点のものです。

フェード現象とは?ベーパーロック現象との違いや原因・対策をわかりやすく解説
旧車の売買と鑑定市場2024.01.08

フェード現象とは?ベーパーロック現象との違いや原因・対策をわかりやすく解説

クルマで長い坂を下っている最中などにスピードを落とせなくなる現象を「フェード現象」といいます。スピードを落とせないままに走行すると重大な事故に発展する可能性があり、大変危険です。安全にドライブを楽しむためにフェード現象の原因や対策を把握しておきましょう。 この記事では、フェード現象の原因と対策、発生時の対処法、フェード現象とよく似た「ベーパーロック現象」との違いについて解説します。 フェード現象とは? フェード現象とは、走行中にフットブレーキを連続使用することによってブレーキが効かなくなる現象のことです。 エンジンを構成するパーツの1つである「ブレーキパッド」には、摩擦材が使われています。フットブレーキを多用すると摩擦材に必要以上に熱くなり、一定の温度を超えるとガス化してブレーキパッドとブレーキローターの間に入り込みます。ブレーキパッドとブレーキローターの間に薄い膜が張られたような状態となるため、摩擦力が低下してブレーキが効かなくなってしまうのです。 ベーパーロック現象との違い フェード現象とよく似ている「ベーパーロック現象」という現象があります。フェード現象と同じく、フットブレーキの多用によってブレーキが効かなくなる現象です。フェード現象とは、ブレーキが機能しなくなる原因が異なります。 フェード現象はガス化した摩擦材がブレーキパッドとブレーキローターの間に入り込むことで発生しますが、ベーパーロック現象は摩擦熱によってブレーキ液が沸騰することで起こります。 ▼ベーパーロック現象についてはこちらで詳しく解説しています。ベーパーロック現象とは?原因・対策・対処法について解説 フェード現象が起こりやすい状況 フェード現象は、フットブレーキを多用するときやブレーキに負荷がかかりやすいときに発生します。具体的な状況を3つ紹介します。 峠道・山道 入り組んだ峠道や山道では、慎重にクルマを進行させなければ危険です。一方で、フットブレーキを頻繁に使用するためにフェード現象が発生しやすい状況でもあります。 下り坂 長い下り坂を走行する際には、クルマの重さによってブレーキに負担がかかって摩擦熱が生じ、フェード現象につながる場合があります。 渋滞中 渋滞している最中は、少しずつクルマを進めるためにフットブレーキを多用します。その結果、フェード現象が発生することがあります。 フェード現象を未然に防ぐ方法 フェード現象が起こるとブレーキが効かなくなるため、周囲のクルマや歩行者を巻き込む重大な事故につながりかねません。ここでは、フェード現象を未然に防ぐための方法を紹介します。 エンジンブレーキを併用する フェード現象を防ぐためには、ブレーキペダルを使いすぎずエンジンブレーキを併用しましょう。エンジンブレーキとは、走行中にアクセルペダルを離すと速度が落ちる現象です。また、低いギアに入れることでも強いエンジンブレーキを効かせることが可能です。 MT車の場合は、1段ずつ低いギアに落とします。AT車の場合は、2または3、Lにギアを入れるとエンジンブレーキを効かせることができます。 下り坂ではアクセルを踏まない スピードが出やすい下り坂でアクセルの使用を控えるのも、フェード現象の防止に効果的です。そもそも速度が上がりすぎなければフットブレーキを多用する必要がありません。アクセルを踏みすぎなければ、何度もブレーキをかけなくても問題ないため、下り坂を走る際には気をつけましょう。 ブレーキを定期的に点検する ブレーキの定期的な点検も重要です。ブレーキを踏んだときに違和感がないか、ブレーキオイルやブレーキ関連の部品に問題がないか日常的に確認しておきましょう。 フェード現象が起きたら何をしたらよい? フェード現象が起きてしまったときは、エンジンブレーキを使うかブレーキを冷やして対処します。それぞれの方法について詳しくみていきましょう。 エンジンブレーキを使う フェード現象が起きているときは、ブレーキのペダルを踏んでもクルマは減速しません。ブレーキペダルを踏んでも減速しないと気づいたら、アクセルペダルから足を離すか、低いギアにチェンジしてエンジンブレーキを活用しましょう。 ブレーキを冷やす フットブレーキが効かないことに気づいたら、エンジンブレーキを使って少しずつスピードを落としましょう。フットブレーキを使わずに走行すれば走行風でブレーキを冷やすことができ、フットブレーキの効果を回復させられる場合があります。 クルマを止めてブレーキを冷やす場合は、路肩や駐車場など安全な場所に停車し、ブレーキの熱を下げましょう。30分ほど停車すれば、ブレーキを適温に戻せます。 ただし、ブレーキを冷やしてブレーキの効果を回復させられるのは、フェード現象にいち早く気づいた場合です。フェード現象が進行し、ベーパーロック現象が起きてしまうと、ブレーキを冷やしても本来の性能まで回復できない場合があります。フェード現象やベーパーロック現象が起きたときは、なるべく早くプロに点検してもらい、ブレーキの修理や部品交換などを実施してください。 まとめ 今回はフェード現象が起きる原因、防止策、対処法を紹介しました。 運転中にブレーキが効かなくなると、大きな事故を起こしてしまうかもしれません。そうならないためにも、運転するときはフットブレーキだけでなくエンジンブレーキも併用して運転しましょう。 もし、運転中にブレーキが効かないことに気づいたら、無理に運転を続けようとせず、エンジンブレーキを使って速度を落とし、安全な場所に車を止め、救援を依頼してください。 また、フェード現象が起きないよう日頃からブレーキを踏んだときに違和感がないか確認したり、ブレーキ周辺の定期点検を行ったりしておきましょう。

塚本ナナミ現地レポ!SEMAショーで見たアメリカ西海岸とJDM文化
旧車のイベント2023.12.21

塚本ナナミ現地レポ!SEMAショーで見たアメリカ西海岸とJDM文化

旧車王ヒストリアの読者の皆様。 はじめまして。 三刀流プロドライバーの塚本ナナミです。 ご縁があって記事を書かせていただくことになりました。 実は先日、アメリカのラスベガスで毎年11月に開催される、世界最大の超巨大見本市「SEMAショー」に初めて参加してきましたので、塚本ナナミ視点で見た2023年のSEMAショーについて書いていきたいと思います。 塚本ナナミ「はじめてのSEMAショー」 SEMAショーというのは「Specialty Equipment Market Association」の略で、自動車用品・部品メーカーとユーザーを繋げるプラットフォームとして、56年の長い歴史をもっています。 私のスポンサー企業であるTONE tool様が出展されるということで、今回参加することができました。 出展社用のパスは150ドルという価格。 当日身分証明書を提示して、窓口で直接パスをもらわなければ会場内に入ることはできません。 屈強なセキュリティーたちが入り口を厳しくチェックしていました。 SEMAショーは業界関係者のみがコンベンションセンター内に入ることができるのですが、2023年の出展社数は世界中から集まった2,200社以上、その中の400社は新規の出展企業だとアナウンスがありました。 来場者数は推定16万人とのことで、間違いなく世界最大級のイベントです。 東京ドーム7個分ほどという会場スペースに、オフロードカスタム、ハイリフトカスタムトラック、ローライダー、ホットロッド&カスタム、クラシックカー、スーパーカー、ハイパーカーなど… あらゆるカテゴリーのクルマ、アフターパーツ、タイヤ、工具、電装部品などがブースを連ねています。 また、驚いたのが会場で利用できるテスラ社協賛の無料シャトルです。 会場内にステーションを設けて地下のトンネルを運行し、行きたいホールへと送迎してくれます。 初めてテスラに乗る方にとっては素晴らしい体験になると感じました。 アメリカ西海岸とJDM文化 旧車王ヒストリアをお読みであれば、やはり一番興味があるのはデビューから10年以上経った「日本の旧車」ですよね。 今、アメリカでは西海岸を中心に日本車が非常に人気となっています。 アメリカのクラシックカー登録制度として有名な「25年ルール」の影響もあって、昨今、日本の旧車が急騰しているのはご存知のことだと思います。 私は2023年、アメリカのドリフトシリーズに参戦し、1年の半分近くをアメリカのロサンゼルス周辺で過ごしてきました。 私が所有する180sxも、2JZに載せ替えられたJDM車輌を現地在住の個人から購入していますし、毎週末のCar MeetではJDM車輌のみが参加できるイベントも数多く開催されています。 もちろんSEMAショーの会場内でも、アメリカの若者はカスタムトラックやローライダー、スーパーカーよりも、カスタムされたJDM車輌に目を輝かせていました。 GReddy、HKSをはじめ、日本のチューンナップショップのブースには若者を中心に人だかりが絶えず、西海岸でJDM文化がこれほどまでに浸透しているのかと驚きました。 ワイルド・スピードがロサンゼルスを舞台にしているので、大きな影響があることは情報として知ってはいましたが、実際に現地でドリフトシリーズに参戦しイベントに参加することで、どれだけ根付いているのかを体感することができました。 世界的ブランド「Hoonigan(フーニガン)」からの招待 SEMAショーで私は世界的なメディア、アパレルも手がけるHoonigan(フーニガン)からオファーをいただき、SEMAショーの一般客も入ることができる野外エリアでドリフトイベントに参加してきました。 今年1月、私も尊敬するケン・ブロック氏が不慮の事故で亡くなり、ショックを受けた方は多いはずです。 ジムカーナの動画で見せてくれた神業ドライブ、ラスベガスやロンドンの街中を縦横無尽に駆け抜けるエキサイティングなコンテンツなどを届けてくれたドライバーでした。 そんな彼が創設したブランド「Hoonigan(フーニガン)」からご招待いただき、ドリフトのデモランをできたことは大きな意味を持ちます。 会場は開始前から満員の観客で大盛り上がりでした。 イベント開始後は周りが見えなくなるほどの白煙、そして、飛び散るタイヤカス、さらには後輪から火を噴き上げる、とても荒々しいイベントでした。 エンターテイメント、観客を楽しませることにおいてプライドを持っているアメリカの盛り上げ方は、やはり凄まじかったです。 イベントのあと、会場内を歩いていると、 「日本でトヨタ80スープラ、アメリカでは2JZエンジンの日産180SXでドリフト競技をしているなんて、羨ましすぎるよ!」 「君はピンクの80スープラに乗ってるドライバーだよね」 「240じゃなくて180ってところが最高だよ」 と、ドリフトのデモランを見てくれていた方から声をかけていただくこともできました。 ドリフトの世界では今、旧車が全盛期です。 まとめ 「一度として、同じSEMAショーはない!毎年常に新しいコンセプト、製品、進歩で満ちている。」とSEMAショーの関係者が口にしていましたが、その言葉には世界最大のトレードショーとしてのプライドが感じられました。 毎年、全ての出展社が各々の120%全力を出して、カスタムカー、パーツでブースを彩り、世界140以上の国と地域から集まった業界関係者と関係性を築き、交流できる場所は他にないと思います。 野外のイベントには一般のお客様も参加できます。 また、別でチケットを購入する必要はありますが、ラスベガス・フェスティバル・グラウンドで開催された、クルマ文化、ミュージックを融合した「SEMA FEST」には、イマジン・ドラゴンズ、インキュバス、ウィズ・カリファ、AJR、サード・アイ・ブラインド、ブッシュ、ウォーク・ザ・ムーン、リュダクリスなど世界のトップアーティストが出演し、非常に魅力的なイベントとして人気を博していました。 来年のSEMAショーはぜひ、ご自身で足を運んでみてはいかがでしょうか? [ライター・画像 / 塚本ナナミ]

車の「寒冷地仕様」とは?違いやメリット・デメリットを解説
旧車の売買と鑑定市場2023.12.19

車の「寒冷地仕様」とは?違いやメリット・デメリットを解説

車のカタログの価格表示を見ると、メーカー小売価格と並んで、「北海道地区メーカー小売価格」と掲載されているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。これは、「寒冷地仕様車」であることを意味しています。では、寒冷地仕様車とはどのような車なのでしょうか。今回は、寒冷地仕様車とはどのような車で、標準仕様の車とどのような違いがあるのか解説します。 寒冷地仕様車とは 車のカタログやWebに掲載されている情報を見ると、「北海道地区メーカー小売価格」といった表示があったり、注釈で「寒冷地仕様を選択した場合」と書かれていたりすることがあります。 寒冷地仕様車とは、寒冷地で使うことを考えた仕様になっている車のことです。寒冷地仕様車は、雪が降る地域や気温が低い地域での使用を想定しているため、標準仕様車より装備や機能を追加・強化しています。 寒冷地仕様車の標準仕様車と異なる点 寒冷地仕様車と標準仕様車は、具体的にどこがどのように違うのでしょうか。 バッテリーやオルタネーターの容量 寒冷地仕様車は、容量が大きいバッテリーを搭載したり、発電量が多いオルタネーターを装備したりしています。 このようなバッテリーやオルタネーターが使われているのは、気温が低い環境でエンジンをスムーズにかけられるようにするためです。 ワイパーの特性 ワイパー周辺も寒冷地仕様に変更されているケースが多いです。 寒さが厳しい場所では、凍結しにくいワイパーに変更されます。また、ワイパーに付着した雪や氷を除去する装置「ワイパーディアイサー」が装備されます。 凍結防止対策の有無 寒冷地仕様車は、走行することによって付着する雪や水などによって発生する凍結を防止するための装備が取り付けられています。下回りの凍結を防止するためのアンダーカバーやミラーのヒーターは凍結を防止するための装備品です。このような凍結防止対策も寒冷地仕様車ならではの特徴です。 暖房機能 暖房機能が充実しているのも寒冷地仕様車ならではのポイントです。寒冷地仕様車では、シートヒーターやリアヒーターダクトが追加されます。このように寒冷地仕様車は、シートヒーターや後席のヒーターなどによって、乗員が快適に過ごせるよう工夫されています。 サビ対策 寒冷地仕様車は、サビへの対策が強化されているケースが多いです。 路面凍結の恐れがある道路では、凍結防止剤が散布されることが多々あります。この凍結防止剤には塩分が含まれており、凍結防止剤が付着したまま車を放置すると、またたく間にサビてしまいます。このように、走行環境を考慮した対策が講じられていることが特徴です。 冷却水の濃度 寒冷地仕様車では、冷却水の濃度が高くなっていることがほとんどです。気温が低い環境で冷却水が凍結しないよう寒冷地仕様車では濃度が高い冷却水に変更されています。 寒冷地仕様車のメリット ここでは、寒冷地仕様車の主なメリットを2つ紹介します。 寒冷地でも快適に運転できる 寒冷地仕様車は、寒さが厳しい場所や地域でもトラブルなく運行できるように工夫されています。そのため、寒冷地でも快適に運転できることがメリットです。 凍結のリスクが低い 寒さが厳しい時期は、エンジンがかかりにくかったり、下回りが凍結したりする恐れがあります。このような寒さによるトラブルを減らすことができるのも寒冷地仕様のメリットです。 寒冷地仕様車のデメリット ここからは、寒冷地仕様車のデメリットについて紹介します。 普通仕様車よりも価格が高い傾向がある 寒冷地仕様車は、標準仕様車より価格が高い傾向にあります。車種によって、価格は異なりますが、標準仕様の車より数万円ほど高いケースが多いようです。 使用頻度によっては割高になる 寒冷地仕様車は、寒さが厳しい環境で使うことを想定した装備や機能が追加されている車です。そのため、寒い地域や場所に行かないのに寒冷地仕様車にすると、車輌価格が割高になります。車の使い方を考えて、寒冷地仕様車にするか標準仕様車にするかを決めましょう。 寒冷地仕様車はこのような人におすすめ 寒冷地仕様車は、次のような人におすすめです。 ・寒さが厳しく、降雪や積雪がある場所や地域に住んでいる人・ウインタースポーツを楽しむために定期的に寒い場所に行く人・寒暖差が激しい場所へ行き来する人・寒冷地への引っ越しや移住を考えている人 上記に当てはまる人は寒冷地仕様車の購入を検討するとよいでしょう。 まとめ 寒冷地仕様車は、寒さが厳しい環境でも快適に車を使えるよう装備や機能の強化・追加をした車です。雪が降り積もる地域に住んでいる方はもちろん、ウインタースポーツなど寒い場所でなければ楽しめないアクティビティが趣味の方も寒冷地仕様車を検討してみるとよいでしょう。

ダットサンサニー リセールバリューのポイントとは?高く売るコツも紹介!
旧車の売買と鑑定市場2023.12.19

ダットサンサニー リセールバリューのポイントとは?高く売るコツも紹介!

「ダットサンサニーの売却を考えているけれど、どうすれば少しでも高く買い取ってもらえるのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はダットサンサニーを少しでも高く売りたい方に向けて、ダットサンサニーのリセールバリューのポイントや高く売るコツをお伝えします。 ダットサンサニーのリセールバリューのポイント ダットサンサニーのリセールバリューのポイントは以下のとおりです。 ・クルマの状態が良好かどうか ・走行距離 ・事故歴 メンテナンスが適切に行われ、定期的に整備や修理が行われているとリセールバリューが高くなる傾向があります。また、走行距離が少ないほうがリセールバリューは高くなり、車の事故歴やオーナー数が少ないほうが高く売却できるでしょう。 ダットサンサニーといえば、ツーリングカーレースで活躍したB110とB310が有名ですが、買取相場を見るとレースでの活躍はあまり関係ありません。重要なのは、やはり車のコンディションです。 また、ダットサンサニーは、長期にわたりたくさんの人に愛用されてきたモデルであるため、カスタマイズされた車輌も多く出回っており、オリジナルコンディションと大差ない価格で取引されています。 ダットサンサニーを高く売るコツ ダットサンサニーを高く売るコツは以下のとおりです。 ・メンテナンスをしておく ・整備記録簿を残しておく ・専門買取業者で売る それぞれ詳しくみていきましょう。 メンテナンスしておく ダットサンサニーの査定額を少しでも高くするためには、車の定期的な整備が重要です。ブレーキの点検やエンジンオイル、タイヤの交換など定期的なメンテナンスを行うことで車の機能が正常に保たれるため、査定時の評価も高くなるでしょう。 また、車の内装・外装の清掃や手入れも重要です。車の内装・外装は清潔な状態を保ち、傷や汚れがあれば修理やメンテナンスをしておきましょう。 整備記録簿を残しておく 整備記録簿とは、整備や修理を行ったときに、その内容を記載するものです。整備記録簿があることで、査定時に定期点検やメンテナンスをしてきたことを証明できます。適切なメンテナンスをしてきたことを証明するためにも、整備記録簿は大切に保管しておきましょう。 専門買取業者で売る ダットサンサニーを高く売るためには売り方が重要です。中古車を売る方法には、「専門買取業者」「一括査定業者」「ネットオークション」があります。 専門買取業者に依頼すると、豊富な経験と知識、高いスキルをもつスタッフによる、丁寧な査定を受けられます。特にダットサンサニーのような古いモデルは、専門知識をしっかり身につけていないと正しく査定できません。そのため、いわゆる「旧車」と呼ばれる古いクルマに特化した業者に依頼すると安心でしょう。 一括査定業者は、一度に複数の業者に査定申し込みできます。また、複数の業者から見積りを取ることが可能です。いくつもの業者のなかから最も高い査定額を出してくれた業者に売却できるという点は大きなメリットですが、一度に何社にも依頼するために営業電話が何度もかかってきて煩わしいという点はデメリットでしょう。 ネットオークションは、基本的にどんな車種でも出品できますが、一般ユーザー同士で売買するため市場の価格より低い金額で売れてしまう可能性があります。 さまざまな売却方法がある中で、ダットサンサニーを高く売りたいなら、ダットサンサニーを得意としている専門買取業者で査定するとよいでしょう。 ダットサンサニーの魅力や歴史 ダットサンサニーは1966年に誕生したモデルです。当時では珍しく一般公募で名前が決定し、ダットサンサニーから始まったサニーシリーズは2004年まで製造・販売されました。日産の歴史あるモデルのサニーシリーズは、コンパクトなサイズと燃費のよさが特徴で、日本国内だけなく海外でも人気を博したモデルとなっています。 また、初代ダットサンサニーに搭載された直列4気筒のA型エンジンは軽量で、低回転から高回転まで軽快に回ることが魅力です。このエンジンはモデルチェンジのたびに改良され続け、歴代モデルに搭載されました。 2代目モデルは1970年に発売され、初代よりボディサイズが大型化し、フロントサスペンションに本格的なマクファーソン・スラット式独立懸架が採用されたモデルです。また、 1971年には「サニトラ」の愛称で親しまれるピックアップトラック型のサニートラックB120型が発売され、北米市場で人気を集めました。 1973年に発売された3代目は、それまでの直線的なデザインから曲線を多様したデザインに変更されています。また、1976年に排気量1,600ccのエンジンを搭載しました。 1977年に誕生した4代目は「ひろびろサニー」というキャッチコピーで販売され、キャッチコピーのとおり広い居住空間が確保されたモデルでした。デザインは再び直線基調のデザインに戻り、それまでのリーフ式だったリアサスペンションが4リンクコイルへと一新されたのが特徴です。 5代目からブランド名からダットサンが廃止され「サニー」で統一されました。そのため、ダットサンサニーは1966年から1980年の間に製造・販売された車を指します。 加えて、初代から4代目まで、どのモデルもTSレースや富士フレッシュマンレースで優勝を果たすなど輝かしい成績を残したことでも有名です。 ダットサンサニーのレースの主な優勝歴は以下のとおりです。 1970年 全日本富士ストックカー200マイルレース TS1300クラス優勝 1973年 '73日本ブランプリ SS1クラス優勝 1974年 '74全日本選手権鈴鹿フォーミュラーレース SS1クラス優勝 '74JAFグランプリ TSクラスにて優勝 まとめ 今回はダットサンサニーのリセールバリューのポイントについてお伝えしました。特に重要なポイントはクルマのコンディションです。定期的にメンテナンスを行い、正常な状態を保っておきましょう。 また、ダットサンサニーは発売から半世紀以上経つ古いクルマです。を高く売りたいのであれば、専門の買取業者への依頼をおすすめします。

車のマフラーが雪で埋まると危険!マフラーの雪対策を解説!
旧車の再生と維持2023.12.18

車のマフラーが雪で埋まると危険!マフラーの雪対策を解説!

雪が降る環境の中で車が立ち往生したり車内で待機したりするときは、一酸化炭素中毒に注意しなければなりません。今回は、車が雪で埋まったり、マフラーが塞がれたりする危険性を解説するとともに、対策を紹介します。 車のマフラーに雪が詰まる問題点 車のマフラーが雪で埋まると、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。 一酸化炭素とは、炭素を含む物質が酸素不足の環境で不完全燃焼を起こした際に発生する気体です。一酸化炭素は、酸素を全身に運ぶ役割を果たすヘモグロビンの働きを阻害することで、全身に酸素が十分に届かなくなります。その結果、酸素不足になった状態を一酸化炭素中毒といいます。 一酸化炭素は、無臭かつ無色のため、車内に充満していても気づくことは困難です。気づいたときには頭痛や吐き気、眠気、判断力の低下などの症状が現れ、そのまま放置すると命を落とすおそれもあります。 車のマフラー周辺が雪で塞がれたり埋まったりすると、マフラーから出た排出ガスが車の下側を通り、エアコンの空気を取り入れるダクトから室内に侵入します。この排出ガスによって一酸化炭素中毒になってしまうのです。 一酸化炭素中毒の症状 一酸化炭素中毒の症状は、一酸化炭素の濃度によって異なります。濃度別の一酸化炭素中毒の症状は次のとおりです。 ・200ppm:軽度の頭痛や吐き気がする濃度・800ppm:頭痛やめまい、吐き気、失神などを引き起こす濃度・1,000ppm:致死する濃度 一酸化炭素中毒になりやすい状況 一酸化炭素中毒は、一酸化炭素の濃度が高くなることによって起こります。そのため、一酸化炭素の濃度を上げないようにすることが一酸化炭素中毒にならないようにするためのポイントです。 ここでは、JAFのテスト結果を元に、一酸化炭素中毒になりやすい状況を解説します。 まず、最も危険な状況は、車が雪に埋まっている状態のままにしておくことです。窓を開けず、マフラー付近の雪を取り除かずにエンジンをかけたままにすると、22分ほどで一酸化炭素の濃度が1,000ppmに達します。 次に、窓を少し(5cmほど)空けた状態です。窓を開けることで、一酸化炭素の濃度が急激に高くなることはありませんが、40分ほど経過すると800ppm程度まで上昇します。 一酸化炭素の濃度上昇を抑えられるのは、マフラー付近の雪を取り除いた場合です。マフラー付近の雪を取り除くと、体調不良になるほどの濃度まで上昇することはありません。 このようなテスト結果からも、車のマフラー付近の雪をそのまま放置するのは危険だといえるでしょう。 参考:「クルマが雪で埋まった場合、CO中毒に注意」 車のマフラーに詰まる雪の対策法 車のマフラー付近が雪で埋まる可能性があるときは、どのような対策をすればよいのでしょうか。ここからは、雪で車のマフラー付近が埋まったり塞がったりしないための対策を紹介します。 乗車前にマフラーをチェックする 車の中で仮眠したり天候回復を待ったりするときは、車に乗る前にマフラーまわりに雪が積もっていないか確認しましょう。 また、マフラーの中に雪が詰まっていないかということも合わせて確認してください。乗車前に確認しておけば、一酸化炭素が車内に充満するのを防ぐことができます。 除雪する マフラーまわりに雪が積もっていたり、マフラーの中に雪が詰まっていたりするときは、除雪してから車に乗りましょう。除雪するときは、スコップや手袋があると便利です。手袋は、水を通さないタイプがおすすめです。 また、雪は時間の経過とともに再び積もるため、雪が降り続いている場合には定期的に除雪をしてください。 窓を定期的に開ける 窓を開けておくのも一酸化炭素中毒を防ぐのに効果的です。ただし、一酸化炭素の濃度の上昇を抑えられるだけであることを忘れないようにしておいてください。 車内で寝るときはエンジンを切る 車内で長時間にわたり待機するときや仮眠をするときは、エンジンを切りましょう。エンジンを切ることで排出ガスが車内に循環するのを防止できます。 ただし、エンジンを切ると暖房が使えなくなるため、しっかり防寒する必要があります。防寒する際には、上着や毛布だけでなく、使い捨てカイロや充電式のカイロも合わせて使うとよいでしょう。 まとめ 雪に埋もれた車は、排出ガスによって引き起こされる一酸化炭素中毒の原因となります。「短時間なら」や「少しだけ仮眠する」といった場面でも油断は禁物です。短い時間の休憩や天候回復の待ち時間などでも、車のマフラー周辺の雪を取り除いてから、車内で待機するようにしましょう。

車の雪下ろしをせずに走る危険性とは?雪下ろしの道具や手順も紹介
旧車の再生と維持2023.12.12

車の雪下ろしをせずに走る危険性とは?雪下ろしの道具や手順も紹介

車に積もった雪を下ろすのには手間も時間もかかるため、面倒に感じる方も多いでしょう。もし、雪を下ろさずに車を走らせてしまうとどのような危険があるのでしょうか。今回は、車の雪下ろしの必要性、雪下ろしに必要な道具や手順を紹介します。 車の雪下ろしが必要な理由 車に積もった雪を下ろさずに走るのは非常に危険です。ここからは、どのような危険があるのか紹介します。 車がへこんだりガラスが割れたりする 雪はフワフワしているため軽そうに見えますが、降り積もると非常に重くなります。その重さは、粒の目が粗いざらめ雪の状態で1m3あたりで300〜500kgほどです。 そのため、定期的に雪下ろしをしないと、車が雪の重さに耐えられなくなり、ボディがへこんだり、ガラスが割れたり、部品が取れたりすることがあります。 このようなことから、しばらく車に乗ることがなくても、定期的に雪下ろしをしなければなりません。 車が錆びやすくなる 雪によって車が錆びやすくなることがあります。 雪は水でできているため、金属を多く使っている車に雪が触れたまま放置すると、錆びる可能性があります。また、傷ついた金属部分に雪が積もったり、濡れたまま放置したりすると、すぐに錆びてしまいます。放置すれば錆の範囲が広がることもあるでしょう。 そのため、雪下ろしをして水分を定期的に取り除く必要があります。 オイルが劣化する 雪が降るほどに気温が低いときは、車のオイルにとって過酷な環境です。 エンジンオイルは、油温が適温になることで本来の性能を発揮します。つまり、雪が降るほど低い気温のときは、エンジンオイルが温まりにくく、オイル本来の性能を発揮しづらいのです。 また、オイルが適温になる前にエンジンを切ると、エンジン内部に結露が発生する場合があります。エンジン内部で結露が発生すると、エンジンオイルと結露で発生した水が混ざり、オイルが早く劣化します。 このようなことから、冬はオイルが劣化しやすくなります。 燃費が悪くなる 車の雪下ろしをしないと車にかかる重量が重くなるため、燃費が悪化します。燃料消費を抑えるためにも、雪下ろしをしてから走行しましょう。 暖房が効きにくくなる 車に降り積もった雪を下ろさずに走行すると暖房が効きにくくなったり、エアコンの風量が弱まったりすることがあります。 車に積もっている雪を放置すると車全体が冷えてしまうため、車内を暖めるのに時間がかかります。また、エアコンの空気を取り入れるダクトが雪で塞がっていると、空気を取り込めなくなるため、エアコンの風量が弱まるかもしれません。 暖房を効率よく効かせるためにも、雪下ろしをしてから暖房をつけるようにしましょう。 事故の原因になる 雪を下ろさずに走ると、事故発生の可能性も高まってしまいます。 ルーフに積もった雪は、加速時に後方へ飛び、減速時にフロントガラス側へ流れ落ちます。後方に雪が飛んだり落ちたりすると、後続車の視界を妨げたりスリップを誘発したりする可能性があるため危険です。 また、減速時にルーフの雪がフロントガラスに流れ落ちてくると前方の視界が塞がり、運転が続けられなくなるでしょう。さらに、流れ落ちてきた雪は水分を含んでいるため非常に重く、ワイパーで拭き取れないために、立ち往生してしまうこともあります。 このように、雪下ろしをしないことによって事故を起こしたり誘発させたりすることがあるため、車を動かす前は必ず雪下ろしをしましょう。 車の雪下ろしの方法 車に積もった雪を下ろすときは、道具を用意して、適切な手順で下ろしましょう。ここからは、雪下ろしに必要な道具や手順を紹介します。 必要な道具 雪下ろしをするときは、「スノーブラシ」や「スコップ」などを用意します。 スノーブラシは、長めの柄の先にブラシが取り付けられている道具です。スノーブラシを使うときは、車に傷がつかないよう優しく雪を下ろします。 スコップは、車から下ろした雪や通り道の雪を取り除くときに使います。 手順 雪下ろしをするときの手順は次のとおりです。 1.ルーフ2.窓3.ボンネットやトランクリッド4.車の前後 雪は、上の方からおろします。その後、車が通る道やマフラーまわりの雪を取り除きます。 まとめ 車の雪下ろしをするのは、手間と時間と体力が必要なため、面倒だと感じるかもしれません。しかし、雪を下ろさずに走り出すと、思わぬ事故やトラブルに遭うことがあります。そのため、車に積もった雪は必ず下ろしてから走り出すようにしましょう。

車がスリップする原因とは?対策を詳しく紹介
旧車の魅力と知識2023.12.07

車がスリップする原因とは?対策を詳しく紹介

車のスリップは頻繁に経験するものではありません。しかし、悪条件が重なると、日常使いの範囲内でもスリップすることがあります。そこで今回は、車がスリップしてしまう原因やスリップしたときの対処法、スリップしないための対策について紹介します。 車がスリップする原因 車のスリップは、タイヤと路面の摩擦により発生するグリップ力の限界を超えると発生します。グリップ力の限界を超える理由は、車の速度、タイヤの性能、タイヤの摩耗具合などによって異なります。 ただし、車のスリップは、グリップ力の限界を超えたときだけではありません。路面とタイヤの間に水が入り込みタイヤが浮いてしまう「ハイドロプレーニング現象」もスリップの1つです。また、路面の上に散らばっている砂利や砂などによってタイヤのグリップ力が失われることでスリップする場合もあります。 このように、車のスリップは性能の限界を超えることで発生するだけでなく、車を走らせる環境によって発生する場合もあるのです。そのため、日常使いの範囲ではスリップすることがないとは言い切れません。 車がスリップしたらどうなるのか? 車がスリップすると、アクセル、ブレーキ、ハンドルなどの操作が効かない状態になります。つまり、車が制御不能状態に陥り、事故につながるリスクが格段に上がります。 カーブや曲がり角でスリップした場合、進みたい方向に進めないため、ドライバーがすぐにスリップに気づくでしょう。しかし、直進しているときや一瞬だけスリップした場合は、ドライバーがスリップに気づかないこともあります。 ■スリップしているときの警告灯を「スリップ表示灯」という 走行中に車の制御ができないと感じたときや違和感を覚えたときは、メーター内の車が滑っているマーク「スリップ表示灯」を見てください。 スリップ表示灯は、タイヤがスリップしているときに点滅する警告灯です。この警告灯が点滅しているときは、車がスリップしていることを意味します。 車がスリップしたときの対処法 車がスリップしたときは、どのように対処すればよいのでしょうか。ここからは、スリップした時の対処法を紹介します。 とっさにアクセルやブレーキを踏まないようにする 車がスリップすると、何とかしてスリップ状態から抜け出そうとするでしょう。このようなときに、アクセルを踏み続けたり、ブレーキを強く踏み込んだりするのは危険です。 そもそも、スリップ中はアクセル操作やブレーキ操作をしても効果がありません。また、スリップしながら自然と速度が低くなり、タイヤのグリップが回復したときにペダル操作をしていると、飛び出したり急減速による横滑りが発生したりします。 つまり、スリップ中のペダル操作は、効果がないだけでなく、タイヤのグリップが回復したときに新たな危険を発生させる原因となるのです。 ハンドルを大きく回さない 車がスリップしているとき、ドライバーはスリップによって進んでいる方向から早く元の走行ラインに戻りたいと考え、ハンドルを急いで大きく操作してしまうことがあります。 しかし、この大きなハンドル操作は、タイヤのグリップ力が回復したときに急旋回や横滑りを誘発する危険があるため、避けたほうがよいでしょう。 カウンターステアを行う カウンターステアをあてるのも有効な手段といえるでしょう。カウンターステアとは、後輪がスリップしている方向と同じ方向にステアリングを切る操作です。 しかし、カウンターステアは、ある程度の運転技量が必要となるため、運転技量を高めてから行うほうがよいでしょう。 車のスリップを防ぐ方法 車のスリップを防ぐためには、どのようにしたらよいのでしょうか。ここからは、車がスリップしないようにするための方法について紹介します。 悪路では速度を抑える 未舗装路、砂利道、濡れた路面、積雪路、凍結路などの悪路では、速度を抑えましょう。 車のスリップは、タイヤと路面の摩擦力がなくなったり、路面からタイヤが浮いたりすることで発生します。つまり、タイヤと路面の接地および摩擦を確保することでスリップを防げるのです。そのため、悪路では速度を落としたほうがよいといえるでしょう。 急ハンドルを切らない 急ハンドルをはじめとした急操作は、スリップの原因になることがあります。 カーブや曲がり角を通過するときは、直線部分であらかじめ減速し、落ち着いたハンドル操作で通行しましょう。このようなゆとりを持った操作は、スリップを防止するだけでなく交通の安全にもつながります。 空気圧を適切に保つ タイヤの空気圧を適正に保ちましょう。タイヤの空気圧が高すぎたり低すぎたりすると、タイヤが路面に正しく接地しません。 タイヤの面が正しく路面に接地していない場合、タイヤのグリップ力が最大限に発揮されず、スリップを誘発することがあります。このようなことから、タイヤの空気圧を適正に保つこともスリップを防止する方法の1つとなるのです。 タイヤの空気圧は、最低でも1ヶ月に1回はチェックし、適正値を保ち続けるようにしましょう。 タイヤの溝やヒビをチェックしておく スリップを防ぐためには、タイヤの管理が大切です。そのため、タイヤの残り溝の深さやひび割れも1ヶ月に1回はチェックしておきましょう。 タイヤは、路面との接地面に刻まれている溝で路面の水を排水しています。また、ゴムの柔軟性によって適切なグリップ力を確保しています。つまり、溝が浅く、ひび割れるほど硬化したタイヤでは、適切な排水やグリップ力を発揮することができません。 このようなことから、タイヤの残り溝の深さやひび割れなどを確認しておく必要があるのです。 まとめ 車のスリップは、公道での走行や日常使いの範囲内で経験することはほとんどありません。しかし、悪条件が重なると、通勤や買い物などの日常使いのシーンでもスリップする場合があります。車がスリップすると、焦って適切な操作ができないこともあるため、万が一に備えてスリップしたときの操作方法を覚えておくとよいでしょう。 また、車のスリップは運転操作の見直しや日常点検をすることで防げます。安全に車を走らせるためにも、車やタイヤの点検、ゆとりある運転を心がけるようにしましょう。

フライホイールとは?役割や原理を詳しく解説!
旧車の魅力と知識2023.12.06

フライホイールとは?役割や原理を詳しく解説!

マニュアル車に乗っていると「フライホイールを軽量化した方が走りがよくなる」と言われることがあるのではないでしょうか。 今回はフライホイールが必要な理由や原理と役割、軽量化で得られる効果について紹介します。フライホイールについて調べている方は参考にしてみてください。 フライホイールとは? フライホイールは、クランクシャフトの端につけられている円盤状のパーツです。日本語で「弾み車」といわれます。マニュアル車には必ずある部品です。オートマチック車の場合にはトルクコンバーターがその代わりを果たすため使われていません。また、エンジンの回転を均一に保ったりエンジンを始動させたりする役割も担っています。 まずは、フライホイールが必要な理由とその原理を詳しく解説します。 フライホイールが必要な理由 エンジンは、吸気・圧縮・燃焼・排気という4つのサイクルで動いています。この4つサイクルの中でエネルギーを発生させられるのは燃焼行程だけです。それ以外の行程では動力が生み出されないため、フライホイールがない場合、アイドリングが安定しなくなります。 フライホイールの原理 フライホイールは円盤状の部品で、外側部分が歯車になっているのが特徴です。トランスミッション側のクランクシャフトの端に取り付けられています。 フライホイールは、慣性の法則を利用して回転するパーツとなっています。慣性の法則とは、運動している物体は運動を続け、静止している物体はいつまでも静止し続けるという法則です。エンジンが動き出すことによって回り始めたフライホイールは、慣性の法則によって回転し続けるため、エンジンの回転ムラを抑えることができるのです。 たとえば、手に空のペットボトルを持って腕を回した場合、腕を回すのに大きな力は必要なく、止めたいときに止めることができます。しかし、2Lの水が入ったペットボトルを持っている場合、動かし始めるのに大きな力が必要となり、自分が止めたいと思った瞬間に止めることが難しいでしょう。 これと同じ原理でフライホイールは作動しています。 フライホイールの役割 フライホイールの役割は以下の3つです。 ・エンジンの回転ムラをなくす ・エンジンの動力を伝える ・エンジンの始動 それぞれ詳しく解説します。 エンジンの回転ムラをなくす エンジンは、吸気・圧縮・燃焼・排気という4つのサイクルを繰り返して動力を発生させています。このプロセスを通じて発生したエネルギーは、クランクシャフトで、回転運動に変えられ、車輪に伝わります。 また、エンジンで発生した回転エネルギーは、クランクシャフトを通じてフライホイールにも伝わります。回転エネルギーを受けたフライホイールは、慣性の法則に従って運動を続けようとするため、燃焼以外のプロセスでもエンジンが止まることなく安定して回り続けるのです。 エンジンの動力を伝える フライホイールには動力をクラッチディスクに伝達する役割もあります。 エンジンで発生した動力は、フライホイールに伝わり、フライホイールとクラッチディスクがつながることで、トランスミッションにエンジンの動力が伝達されます。つまり、エンジン側のフライホイールとトランスミッション側のクラッチディスクがくっついたり離れたりすることで動力の伝達・遮断が行われるのです。 エンジンの始動 フライホイールはエンジンをスタートさせるときにも必要です。エンジンをスタートさせるためには、はじめに動き出すきっかけ、つまり、外側から力をかけなければなりません。 フライホイールの外周にあるリングギアにセルモーターが噛み合ってフライホイールが回転すると、エンジンが動き始めます。つまり、エンジンの始動にもフライホイールは欠かせないのです。 軽量フライホイールとは? 軽量フライホイールとは、クランクシャフトの端に取り付けられているフライホイールの重さを軽くしたタイプです。ここからは、軽量フライホイールのメリットとデメリットを解説します。 フライホイールを軽量化するメリット フライホイールを軽量化するメリットは以下のとおりです。 ・レスポンスアップ ・加減速性能アップ ・早くシフトアップできる 軽量化したフライホイールを使用すると、アクセルを踏んだときにエンジンの吹きあがり(レスポンス)がよくなり、アクセルを緩めたときの回転変化が素早くなります。 また、軽量フライホイールはエンジンの回転数を変化させるのに必要なエネルギーが少なくて済むため、加速と減速の性能アップも期待できます。さらに、エンジン回転数の上げ下げが素早いため、シフトアップのするときの回転数を合わせやすくなることも軽量フライホイールのメリットです。 軽量フライホイールのデメリット 軽量フライホイールの主なデメリットはは以下のとおりです。 ・アクセル操作がシビアになる ・燃費の悪化 エンジンのレスポンスがアップするということは、わずかな操作でもエンジンが敏感に反応することを意味しています。つまり、軽量フライホイールにすると扱いがシビアになるということです。 また、フライホイールを軽量化したことで慣性モーメントが減ってしまい、同じ速度を維持するためにエネルギーが増加します。その結果、より多くのエネルギーを作り出さなければならず、ガソリンの消費量が増える場合があります。 まとめ 今回は、フライホイールとは何なのか、その役割や軽量化のメリット・デメリットなどを解説しました。 フライホイールは、エンジン回転を均一に保つために必要なパーツです。フライホイールについて正しい理解と知識を得ることで、軽量化するべきかという判断も変わるでしょう。 フライホイールは、自分の車の使い方に合わせて、ベストなものをチョイスすることをおすすめします。

クルマのサイドミラーの修理の依頼先は?修理費用の目安や所要時間も解説!
旧車の再生と維持2023.11.29

クルマのサイドミラーの修理の依頼先は?修理費用の目安や所要時間も解説!

クルマのサイドミラーが割れたり傷ついたりした場合、どこに修理を依頼すればよいのでしょうか。修理費用や修理にかかる時間など、さまざまなことが気になるものです。ミラーが割れた場合は安全確認に支障をきたすため、なるべく早く修理することが大切です。 この記事では、クルマのサイドミラーの修理をどこに依頼すればよいのかや修理にかかる費用について詳しく解説します。 クルマのサイドミラーの修理の依頼先 クルマのサイドミラーの修理は、ディーラーや町の修理工場、カー用品店に依頼できます。依頼先によって費用や修理期間が異なるため、それぞれの違いを把握しておきましょう。 ディーラー ディーラーとは、自動車メーカーの特約店として契約している正規の販売店のことです。たとえば、トヨタであればトヨタカローラやトヨペットといった店舗を指します。 ディーラーはメーカーの新車や中古車の販売以外に修理も行っており、メーカーの正規品を使用して修理を行うのが特徴です。メーカーの保証対象であれば修理費用がかからない場合もあるでしょう。 ディーラーでの修理の流れは下記のとおりです。 1.見積もりを依頼 2.担当者が自宅へ来訪するか、ディーラーへ車を持っていき、修理箇所の確認と見積もりを行う 3.修理する 部品の取り寄せなどに日数がかかる場合は、車を預けることもあります。 町の修理工場 修理工場はメーカーの正規品以外の部品も使用できるため、クルマに合う安い部品を取り寄せてもらうことが可能です。 修理工場で修理してもらうときの流れは以下のとおりです。 1.見積もりを予約 2.担当者が自宅に来訪するか、工場へ車を持ち込んで見積もりを行う 3.修理する 修理の内容によってはその日に修理してもらえることもあります。部品の取り寄せに日数がかかる場合は、工場に車を預けて修理してもらいます。 カー用品店 カー用品店は、タイヤやエンジンオイル、カーナビなどのクルマ用品を販売している店舗です。たとえば、オートバックスやイエローハットなどがあります。 クルマ用品の販売のみを行っているイメージがあるかもしれませんが、車の修理を行っている店舗もあります。修理ができない店舗もあるため、事前に公式ホームページを確認したり問い合わせてから依頼しましょう。 カー用品店に依頼するときの流れは以下のとおりです。 1.見積もりを予約 2.店舗にクルマを持って行き見積もりを行う 3.修理する ディーラーや修理工場と違い、カー用品店は必ず車を自分で店舗に持ち込みます。部品があればその日に修理をしてもらえる場合もありますが、部品の取り寄せなどに日数がかかる場合は日を改めて来店しなければいけません。 ガソリンスタンド 板金修理を受け付けているガソリンスタンドでは、サイドミラーの修理ができる場合が多いです。近場でサイドミラーを直してもらえる場所を探しているときは、近所のガソリンスタンドに修理ができるか聞いてみましょう。ただし、交換には対応していないことがあります。 クルマのサイドミラーの修理ができるケース・できないケース サイドミラーが損傷した場合、修理できるケースとミラーをモーターごと交換しなければならないケースがあります。修理内容によって対応できる業者が異なるため、交換が必要かどうかを確認してから業者を選びましょう。 ここからは、修理できるケースと交換が必要なケースについて詳しく解説します。 修理できるケース 修理できるケースは下記のとおりです。 ・カバーのみが損傷 ・鏡が割れている 壁などで擦ってしまってカバーに傷がついてしまったり、鏡が割れてしまったとしても損傷した部分のみ交換すればよいため、サイドミラーの交換は必要ありません。 カバーや鏡の交換は、ディーラー・整備工場・カー用品店に依頼できます。ただし、修理の日数は部品の在庫の有無で異なります。部品の取り寄せに日数がかかる場合、その間はクルマを使用できないため、修理期間を確認しておきましょう。 修理できないケース(交換が必要) ぶつけた衝撃でサイドミラーが動かなくなった場合や、損傷がひどい場合は本体の交換が必要です。 たとえば、サイドミラーが開閉しなくなっている場合は、動かしているモーターに異常が生じているため、モーターごと交換しなければなりません。モーターの修理は電気の配線の交換などが必要になるため、カー用品店では修理できません。整備工場であれば修理できるところが多いですが、ディーラーに依頼したほうが安心でしょう。 モーターごとの交換は在庫があればその日に修理が完了する場合もあります。部品を取り寄せる必要がある場合は日数がかかるため、あらかじめ店舗に問い合わせて修理に必要な日数を確認しましょう。 クルマのサイドミラーの修理にかかる時間 修理にかかる時間は、内容によって異なります。 修理・交換内容 日数 かすり傷の修理 即日 鏡のみ交換カバーのみ交換鏡とカバーを交換 在庫があれば即日 モーターごと交換 在庫があれば即日から数日 在庫がない場合は、1ヶ月以上かかる場合があります。また、人気車種かどうかによっても在庫状況が変わるため、早く直したい人はなるべく早めに部品があるかどうか確認しましょう。 クルマのサイドミラー修理にかかる費用 修理費用も修理内容によって異なります。修理内容ごとの費用は下記のとおりです。 修理・交換内容 費用相場 かすり傷の修理 数百円~2,000円 鏡のみ交換 1,500円~3,000円 カバーのみ交換 8,000円~1万円程度 鏡とカバーを交換 1万円前後 モーターごと交換 3万円前後 かすり傷であれば、コンパウンドをカー用品店で購入し、自分で修理することもできます。コンパウンドは数百円で購入可能です。鏡やカバーの交換の場合、部品代があまり高額ではないため、費用は数千円で済むケースが多いでしょう。 モーターごと交換する場合は、3万円前後が相場です。ディーラーに依頼すると、メーカーの正規品を使用するため、修理工場やカー用品店に比べると費用が高くなる場合があります。 しかし、モーターごと交換する場合は後のトラブルを減らすためにも、ディーラーへ依頼するほうが安心です。修理の依頼は、費用だけでなく、修理期間や安全性などを総合的に考えて業者を選びましょう。 サイドミラーの修理で保険を使うか悩むこともあるかもしれませんが、実費で修理することをおすすめします。その理由は、保険を使うと翌年の保険料が上がり、実費で修理した金額以上の保険金を負担しなければならなくなる可能性が高いためです。 ただし、保険を使って修理した場合に、どの程度保険料が上がるかは試算してみなければわかりません。そのため、保険を使った場合と自費で修理した場合の差額を計算してから、保険を使うかどうかを判断しましょう。 クルマのサイドミラーを修理せずに走行する問題点 サイドミラーが故障しても修理せずに走行させても問題ないと考える人もいるでしょう。クルマのサイドミラーを修理せずに走行する問題点は以下のとおりです。 ・法律違反になる ・事故につながる それぞれ詳しくみていきましょう。 法律違反になる かすり傷程度であればそのまま走行していても問題ありません。しかし、見るからにカバーや鏡が割れていたり、モーターが動かなくなったりしている場合は、法律違反になります。道路交通法では「交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等を運転させ、又は運転してはならない」と定められています。 どの程度損傷していたら修理しなければいけないかは具体的に決められてはいません。損傷の程度が「交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある」と考えられる場合、修理をしなければ道路交通法の定めにより、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金が課せられる可能性があります。 カバーやミラーが割れている場合や、モーターが動かなくなっている場合は速やかに修理をしましょう。 出典:道路交通法 第六十二条・第百十九条 事故につながる サイドミラーが故障しているのに走行していると、以下のような事故につながる危険性があります。 ・カバーの破片が走行中に飛び、歩行者や他の車に当たる ・ミラーが走行中に外れて、歩行者や他の車に当たる ・鏡が割れていて後方確認が十分にできず、歩行者や車・バイクと衝突する ・ミラーの角度調整ができず、後方確認が十分にできないため、歩行者や車・バイクと衝突する 事故につながる危険のある故障はすぐに修理しましょう。 クルマのサイドミラーを自分で修理する方法 ミラーは自分で修理できます。ただし、ミラーが壊れたときは周りの塗装もはがれている場合が多いため、きれいに仕上げることはほぼ不可能でしょう。ミラー本体の交換は、新しいミラーや配線を取り外す剥がし器やラチェットなどの工具があれば自分でできます。 交換の手順は、以下のとおりです。 1.内張りを剥がす 2.配線を取る 3.サイドミラーを付ける 4.内張りを元に戻す 5.動作確認をする ミラー本体の交換は配線を間違えると正しく作動しません。安全面で考えても業者に依頼するほうがよいでしょう。 まとめ  今回は、ミラーの修理の依頼先や費用、期間について紹介しました。 ミラーを修理したい場合は、ディーラーか修理工場、カー用品店に依頼しましょう。修理の内容によっては即日修理完了が可能です。修理工場とカー用品店には正規品を使わない選択肢があるため、費用を抑えたい方に向いています。 それぞれの特徴を踏まえ、自身に適した依頼先を選びましょう。

車の塗装剥がれの修理費用と防止方法
旧車の再生と維持2023.11.29

車の塗装剥がれの修理費用と防止方法

大切にしている車の塗装が剥がれてしまったら大きなショックを受けますよね。うっかり擦ってしまったり、ぶつけてしまったりと原因はさまざまですが、塗装が剥がれていると意外と目立ってしまうため、すぐに直したい!と思う人が多いことでしょう。しかし、車の塗装剥がれは自分で修理できるものなのでしょうか?それとも、専門業者に依頼するほうがいいのでしょうか?また、その場合、どこに依頼すればいいのでしょうか? この記事では、車の塗装剥がれについて、修理方法や専門業者、費用などについて詳しく解説します。 車の塗装剥がれの修理の依頼先と費用相場 車の塗装剥がれの修理の依頼先は、ディーラー、カーショップ、板金業者の3つです。それぞれの特徴や料金などについて詳しくみていきましょう。 ディーラー ディーラーの修理料金は高めに設定されているものの、塗装の仕上がりはよいでしょう。 ディーラーの主な仕事は自動車を売ることでありアフターケアやメンテナンスなどはサービスの一環で請け負っています。そのため、ディーラーは契約している板金工場に修理を依頼します。中間マージンがかかるため、修理費が高くなるものの、ディーラーが定める基準をクリアした腕の確かな工場で修理してもらえます。金額が高くなっても手間をかけたくない人におすすめです。 料金相場は、バンパーの部分塗装費で3万円〜6万円、バンパー全体は5万円〜1万円です。 カーショップ カーショップの多くは修理施設を併設しており、当日中に対応できる場合もあります。さらには、ディーラーや板金業者と比べて料金が安価な傾向があることもメリットです。 料金相場は、バンパーの部分塗装費で1万5,000円〜4万円、バンパー全体で3万5,000円〜7万円です。 板金業者 板金業者はカーショップよりも安価で修理可能な場合もありますが、塗装の仕上がりは板金屋の腕に左右されてしまうデメリットがあります。 ディーラーより料金が安い理由は中間マージンを取られないためですが、修理依頼する前に腕のいい板金業者を探す必要があります。1件だけでなく何件からも見積もりをもらったり、ネットの口コミなどで調べることをおすすめします。 なお、代車の貸し出しが可能かどうかは板金業者によって異なるため、事前に確認する必要があります。時間と手間はかかってしまうが、とにかく修理費を節約したいという方におすすめです。 料金相場は、バンパーの部分塗装費で1万円〜3万円、バンパー全体で2万5,000円〜5万円です。 車の塗装剥がれを自分で修理できるかどうかの判断基準 車の塗装修理には数万円以上の費用がかかる傾向があるため、多少の塗装剥がれなら自分で修理したいと考える方も多いでしょう。しかし、板金塗装は難しく、傷の程度や塗装の剥がれ具合によっては素人では修理できません。 飛び石で傷が付いた程度なら自分で修理できる可能性があります。 もし、クリア層より下のカラー層が剥がれてしまった場合は、ディーラーやカーショップ、または板金業者に依頼することをおすすめします。 車の塗装剥がれを自分で修理する方法 車の塗装剥がれを自分で修理修理する場合は、ダッチペン、マスキングテープ、サンドペーパー、スプレー、ローラーなどを使用します。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。 タッチペン 細い傷や小さな傷であれば、タッチペンを使って補修できます。修理に取りかかる前に、タッチペン、マスキングテープ、耐水サンドペーパー、コンパウンド、清潔な布を用意してください。全部揃えても3,000円程度の出費で済むでしょう。ただし、タッチペンを使うと周りとの差が目立つ恐れもあるため、慎重な判断が必要です。 スプレー 大きな傷や塗装剥がれがある場合に向いているのがスプレーです。スプレーをする前にきちんと車体の汚れを落としておくことが大切です。そうしないと、色ムラができてしまったりブツブツができてしまったりします。スプレーの購入先はカーショップです。 ローラー・刷毛 スプレーと同様に大きな傷や広範囲の補修に向いているのがローラーと刷毛です。壁紙を塗っているのと同じ感覚で塗装できます。ただし、きれいに仕上げることが困難です。ローラーや刷毛で塗装すると、塗装剥がれがかえって目立つこともあります。 車の塗装剥がれを放置する問題点 車の塗装剥がれを放置すると、塗装が剥がれた部分から水分や汚れが侵入し、他の部分の塗装も剥がる恐れがあります。さらには錆などによって剥がれた部分がダメージを負い、最悪の場合はボディに穴が開いてしまいます。 大きなダメージを受けたボディはパーツ交換や板金が必要になるため、多額の修理費用がかかるでしょう。 また、車を下取りに出す際も査定のマイナス要因になります。 車の塗装剥がれの原因 車の塗装剥がれの主な原因は、傷、紫外線、汚れ、水滴の4つです。野外を走る車は当然ながら日光を浴びるため、紫外線の影響で塗装面が剥がれていきます。また、雨の日には水滴が付着し、水分が蒸発すると水に含まれる汚れのみが残るシミのようなイオンデポジットができます。このまま放置すると塗装を凹ませ、ウォータースポットと呼ばれる状態になってしまいます。 車の塗装剥がれを防ぐ方法 屋根付きガレージを所持しているのであれば、そこに駐車するだけで塗装剥がれを防げるでしょう。 屋根のない駐車場に停める場合は、ボディカバーをかけることによって紫外線、水滴、汚れがつかなくなるため、塗装を保護できます。しかし、それだけでは不十分なため、カーコーティングを行うことをおすすめします。カーコーティングをすることによって、コーティング被膜が塗装を保護し、劣化しにくくなるばかりではなく、汚れがついても落としやすくなります。 下回りの錆を防止するために、アンダーコートなどの施工をする方は多いかもしれませんが、鉄は一旦錆びてしまうと部品の強度にも影響を与えてしまうため、塗装剥がれによるボディのサビも防止することが大切です。 まとめ 車の塗装剥がれは、屋根付きガレージに駐車したり、ボディカバーをかけることによって防ぐことができます。しかし、100%防止できるわけではありません。もし、車の塗装が剥がれてしまった場合は状態を確認し、自分で修理ができない場合にはディーラー、カーショップ、板金業者から的確な専門業者を選び、修理を依頼しましょう。塗装が剥がれたまま放置してしまうとあとからさまざまなトラブルが発生してしまうため、迅速な判断と行動が大切です。

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