プライスレス?犬&猫ちゃんの生涯飼育費と旧車の維持費を比較してみた

目次
1.■ワンちゃん、猫ちゃんの値段は数万円~1000万円以上 2.■ワンちゃんの生涯飼育費は、およそ410万円。猫ちゃんは340万円! 3.■20年超えのシルビアの維持費は、年におよそ40万円 4.■旧車趣味人とペットの飼い主は、本質的には似たもの同士!

こちらを読んでいる皆さんの中には、ワンちゃんや猫ちゃんを飼っている人がいると思います。

ワンちゃん、猫ちゃんと暮らすのは、なにかと手間ひま、そしてお金がかかるもの。

けれどお金では買うことのできない、かけがえのない時間と思い出、そして「モフモフのぬくもり」を提供してくれます。

そして旧車を趣味にする私たちは、クルマが楽しい時間や、多くの思い出を提供してくれることを知っています。

旧車に乗り、同時にワンちゃんや猫ちゃんを飼っている人は、感触として両者の存在が近いことを知っているのではないでしょうか。

そこで今回はワンちゃん、猫ちゃんの生涯飼育費と旧車の維持費を比較してみました。

ペットを飼い、旧車の購入に踏み切れない人。

あるいは旧車を所有し、ペットのお迎えに踏み切れない人の参考になればと思います。

ワンちゃん、猫ちゃんの生涯飼育費は、一般社団法人ペットフード協会の実施した【令和3年(2021年)全国犬猫飼育実態調査】を。

旧車の維持費は、僭越ながら私の所有するシルビア(1999年)の実データを参考にしました。

余談ですが、調査年のワンちゃんの推計飼育数は710万6000頭、平均寿命14.65歳。

猫ちゃんの推計飼育数は894万6000頭(外飼いは含まず)で、完全屋内飼いの場合の平均寿命は16.22歳、外に出入りする場合は13.75歳だそう。

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■ワンちゃん、猫ちゃんの値段は数万円~1000万円以上

ワンちゃんや猫ちゃんの値段はそれぞれ。

ペットショップで販売されているワンちゃん、猫ちゃんの値段は、同じ品種でも毛色や体型、顔立ち、健康状態、年齢、血統により異なります。

両親がコンクールで受賞していると、子供たちのお値段はグンと高くなります。

希少な品種といった条件と合わさると、1000万円を超えることも珍しくありません。

里親として保護団体や愛護団体から譲り受ける場合も、多くの場合、無料ではありません。

ワクチン接種代ほかで、数万~10万円ほど必要になります。

このあたりは、かつて新車時に同じ年代で同じ価格帯だったクルマも、旧車になると人気やコンディション、フルオリジナルか否かで値段が大きく変わるのを想像すると、分かりやすいのではないでしょうか。

知人や友人から譲り受ける場合も、登録に必要な費用や初期整備費がかかるのも似ていますね。

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■ワンちゃんの生涯飼育費は、およそ410万円。猫ちゃんは340万円!

まずワンちゃんの生涯飼育費です。

ペットフード協会の調べでは、一ヶ月あたりの支出総額は13,843円。

ただマンションやアパートといったペット可物件に住まう場合、家賃に5,000~10,000円ほどプラスされます。

上記の支出総額にはこちらが含まれていないようなので、分かりやすく20,000円を支出総額として扱います。

敷金か礼金も一ヶ月分、プラスされることが多いのですが、こちらは割愛します。

次にワンちゃんの平均寿命は14.65歳なので、四捨五入して15歳として扱います。

20,000円×12ヶ月×15年=360万円。

また上記の支出総額には、ワンちゃんの最後の医療費が含まれていません。

ご存じとは思いますが、ペットの医療費は保険適用外。

症状が酷く、酸素室での集中医療が必要になると、1日の入院で10万円以上の医療費がかかります。

最終的な判断は飼い主が行いますが、この最後の医療費で新車を購入できるほどの額を支払う人もいます。

ここでは最後の入院、プラス葬儀代で50万円とします。

ワンちゃん一頭が一生涯にかかる費用は(ワンちゃん自身の値段を別にして)410万円になりました。

猫ちゃんの場合、室内飼いの子の平均寿命は16.22歳なので、16歳とします。

ペットフード協会の調べでは、猫ちゃんの一ヶ月あたりの支出総額は8,460円。

ペット可物件の家賃を考慮し15,000円とします。

15,000円×12ヶ月×16年=288万円。こちらに最後の医療費と葬儀代の50万円を足します。

猫ちゃん一頭が一生涯にかかる費用は(自身の値段を別にして)338万円になりました。

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■20年超えのシルビアの維持費は、年におよそ40万円

旧車と呼ぶにはおこがましいですが、私のシルビアにかかっている維持費です。

まず自動車保険に毎月5,000円。駐車場代で毎月15,000円。

半年に一度のオイル交換が5,000円。

一年にかかっている整備、修理費が3万円。

2年に一度の車検で25万円(タイヤ代込み)と、いったところでしょうか。

計算式はややこしいので割愛しますが、年に40万5千円かかっていま……はぁ!? 40万円以上!?

自分で計算してみて、その高額さに驚かされます。

割合として半分近くは駐車場代なので、駐車スペースのある持ち家に住んでいれば、もっと抑えられるはずです。

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■旧車趣味人とペットの飼い主は、本質的には似たもの同士!

ワンちゃん、猫ちゃんの生涯飼育費は、旧車の維持費9~10年分に相当することが分かりました。

もちろんワンちゃんや猫ちゃんの飼育環境や、旧車の維持環境により大きく異なるので、参考額として考えてください。

これを高いとみるか、安いとみるかは、ペットの飼い主目線、あるいは旧車オーナーの目線でみるかで異なると思います。

決して安くはない飼育費と維持費。

ペットやクルマに興味のない人からすれば「もったいない無駄遣い」とみえるでしょう。

冒頭でも記しましたが、私たちは旧車やクルマの持つ魅力や価値、人生に与えてくれる潤いを知っています。

それは飼い主がペットに抱く魅力や価値、潤いと同じもの。理解はできなくても、せめて「人でないはない存在に愛情を注ぐ者」同士として尊重してくれると、ペットとクルマの両方を愛する一人として、とても嬉しく思います。

[画像/Adobe Stock ライター・カメラ/糸井賢一]

 

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