レパードとは1980年9月に日産自動車から発売された高級車です。レパードは英語で「豹」を表す「レオパード」から名付けられました。ニューエイジカーという新しいジャンルを開拓するべく開発されたモデルです。
そんなレパードの中古車相場が高騰していると感じている方もいるでしょう。今回はレパードが高騰しているのか、いつまで値上がりが続くのか詳しく解説します。価格が高くなりやすいレパードの魅力と特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
レパードとは
レパードは、1980年から生産終了となる2000年の20年間までの間に4回モデルチェンジしました。初代から4代目まで様々なフレームタイプで販売されています。
初代は4ドアと2ドアのハードトップとして北米向けに開発されましたが、思ったように売れず、国内販売車として取り扱うことになりました。
2代目は2ドアクーペとして発売され、刑事ドラマ「あぶない刑事」でレパードアルティマが一躍注目を集め人気車種になりました。
3代目は逆輸入車として4ドアセダン、レパードJ・フェリーと名付けられ販売されます。
ラグジュアリーな雰囲気を持ったアメリカンな高級セダンです。
4代目はセドリック/グロリアの姉妹車となり4ドアハードトップ・グランツーリスモとしてロングノーズボディを持つ上級サルーンとして生まれ変わりました。
レパードは高騰している?
レパードは非常に希少な車になっており中古車市場ではわずかしか販売されていません。
中古車市場ではもっとも高い車両で約990万円の値段が付いています。
神奈川県にある専門ショップではもっとも高いレパードで約750万円の値段が付けられています。この値段は車検・整備前の状態であり、見積もりによって最終的な値段が決まるとのことです。
レパードはいつまで値上がりしそう?
中古車相場ではほぼ横這いであるものの、レパードの価格は高止まりしそうです。流通数の少なさや希少価値の上昇によって、この傾向は当分続くと考えられます。
価格が高くなりやすいレパードの特徴
特に高値になりやすいレパードを紹介していきます。
こまめにメンテナンスしている
メンテナンスが行き届いているレパードは高値で取引される傾向があります。特に年式の低い車両は、ゴム部品の劣化が進んでいる場合がありチェックする必要があります。
エンジンから足回りまで総合的にメンテナンスの行き届いている車両は高値で取引されるでしょう。
「あぶない刑事」の劇中車に近い仕様
劇中で登場する「港303」は2代目レパード前期型アルティマです。ボディカラーは、ゴールドツートンです。主な装備はサンルーフ、足回りにはスーパーソニックサスペンションを採用し、リニアに路面をサーチして減衰力を変更します。エンジンはVG30DE型を搭載しています。インテリアはフルコンソール・スタイルで操作系を理想的な位置に配置。運転席にはラグジュアリー・パワーシートで助手席はパートナー・コンフォートシートを装備しています。熱心なファンはレストア時にルーフパネルを交換し、サンルーフ仕様にしているようです。
希少な4代目「JY33」
初代の雰囲気を踏襲しつつ、より高級感とより高性能な車両として生まれ変わりました。
電子制御によるトラクション・コントロールとサスペンションにより安定した走りを提供します。N/AのVG30E型エンジンとターボ仕様のVQ30DET型エンジンの2種類があります。インテリアは滑らかな曲面を基調とし、明るいカラーコーディネートで統一。
なお、後期型はバンパー形状が一部変更されています。前期型の販売台数が10,000台に対して後期型の販売台数は2,000台と少なく、特に希少価値が高くなっています。現在中古車として流通しているJY33型はわずか2台しかありません。