ハイエースのリセールバリューはなぜ高い?人気のグレードや売却時のポイントも解説

目次
1.ハイエースのリセールバリュー 2.なぜハイエースのリセールバリューは高い? 3.ハイエースでリセールバリューの高いグレード・カラー・オプション 4.ハイエース売却前に覚えておきたいポイント 5.ハイエースはいつ売却するのがベスト? 6.まとめ

トヨタを代表するワンボックスカー「ハイエース」は、日本国内のみならず海外でも高い人気を誇るモデルです。今回は、ハイエースのリセールバリューや価格が高い理由、売る前に覚えておきたいポイントと売却のベストタイミングを紹介します。100系ハイエースの売却を検討している方やリセールバリューの動向を調べている方は参考にしてみてください。

ハイエースのリセールバリュー

ハイエースのリセールバリューは以下のとおりです。
※旧車王の買取対象である、発売から10年以上経過したモデルのみ
※一般的な買取業者の平均買取相場
※2024年4月時点の情報

100系(1989年〜2004年)
バン 買取相場:〜85万円

200系(2004年〜)
バン 買取相場:〜130万円

100系ハイエースに関しては、新車価格が100万〜180万円程度であったことと発売からの経過年数を考えると充分すぎる数値といえるでしょう。

200系ハイエースの相場は、2013年までのモデルの数値です。一般的に、クルマの残価率は5年落ちで50〜60%、7年落ちで20〜30%だといわれています。200系ハイエースの新車価格は250万〜300万円程度であるため、発売から10年以上経過したモデルと考えれば、こちらも大変高い数値であることがわかります。

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なぜハイエースのリセールバリューは高い?

ここからは、ハイエースのリセールバリューが高い理由を紹介します。

商用車として人気がある

貨物を運ぶ商用車として人気が高い点がハイエースの特徴です。小型/普通車の商用バンにおいて、ハイエースのシェア率はなんと約80%。同程度の車格のクルマと比べて耐久性が高く、小回りがきくボディサイズながらも広い室内空間を有しているため、商用車として圧倒的な支持を得ています。

あわせて、ファミリーカーやレジャー用の1台としての需要も高く、幅広い層に求められています。剛性の強いクルマであり新車でなくても充分に役割を果たせる点も、中古車市場での人気が衰えない理由です。

モデルチェンジまでの期間が長い

モデルチェンジまでの期間の長さも、ハイエースのリセールバリューが高い理由の1つです。モデルチェンジが実施されるとそれまでのモデルは価値が下がる傾向にあります。一般的なサイクルは4〜6年程度ですが、ハイエースの現行モデルは2004年以来一度もモデルチェンジが実施されていません。(※2024年6月現在)いわば20年近くもの間「現行」で有り続けているために型落ちとして扱われておらず、値崩れせずに高いリセールバリューを保っています。

海外での需要が高い

ハイエースは、国内のみならず海外でも高い人気を誇っています。1967年の登場以来、フィリピンやタイなどの東南アジアを中心に、発売された国は述べ150ヶ国以上。その優れた耐久性が評価されており、大人数が乗車するためのバスや観光客の送迎タクシーとして活用されています。

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ハイエースでリセールバリューの高いグレード・カラー・オプション

高水準なリセールバリューを維持しているハイエースですが、グレードやカラー、オプションによってはさらに価値が高まります。ここからは、高値のつきやすいグレードやカラー、オプションを紹介します。

グレード

ハイエースのなかで人気が高いのは、上位グレードである「スーパーGL」です。商用車としての使い勝手はもちろん、内装の快適性や高級感によって厚い支持を集めています。スーパーGLにしか装備できないオプションも多く、「憧れのハイエース」として中古車市場での需要が高いため、高値を維持しています。

カラー

リセールバリューの高いボディカラーは、ホワイト系、ブラック系、シルバー系のシンプルかつ年齢問わず乗りやすい色です。なかでも人気なのはスーパーGL限定の「ホワイトパールクリスタルシャイン」。艶のあるホワイトがスーパーGLの特別感をさらに引き立てており、多くの注目を集めています。

オプション

ハイエースの査定額はオプションに左右されにくいですが、純正ナビパワースライドドアを装備していると評価が高くなる傾向にあります。一方で社外のパーツは個人の好みに依存するものであるため、なかなか評価されにくいのが実情です。

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ハイエース売却前に覚えておきたいポイント

次に、ハイエースを売る前に覚えておきたい3つのポイントを紹介します。これから売却を検討されている方は参考にしてみてください。

傷や凹みはそのままでもOK

ハイエースは商用車として利用されるケースが多く、外観よりも走行性能が重視されます。そのため、多少ボディが傷ついていたり凹んでいたりしても査定額は大幅に下がりません。むしろ、売却前に修理した場合、修理費用のほうが高くつく可能性があります。若干の傷や凹みはそのままの状態で売却しましょう。

海外諸国の「輸入規制」に注意する

海外での人気が高いハイエースですが、古いモデルを売却する際には各国の輸入規制に注意しなければなりません。たとえば、ケニアでは初度登録8年以内の車輌に限り輸入を可能としています。一方でアメリカでは右ハンドルのクルマは発売より25年経過しないと輸入できません。古いモデルを売却する際には、特にこうした規制の影響を受けやすいため、事前に把握しておくとより高く売却できるでしょう。

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ハイエースはいつ売却するのがベスト?

リセールバリューの高いハイエースを損なく売るためには、売却のタイミングが重要です。ここからは、ハイエースをいつ売るのがベストなのかを解説します。

走行距離5万km・10万kmの手前

クルマの価値は5km単位で変化するといわれています。ハイエースは頑丈で走行距離が延びてもダメージが蓄積しにくいですが、一般的なイメージでは5kmもしくは10kmを超えると、「古くて傷んでいる」と思われて敬遠されがちです。そのため、なるべく4km9kmあたりで売却するとよいでしょう。

走行に関わる部品が故障したとき

ダメージに強いハイエースでも、エンジンやトランスミッションなど走行に関わる重要な部品が故障したら手放しを検討するタイミングです。1箇所だけではなく複数箇所に故障がみられている場合なら、なおさら乗り換えの時期だといえます。可能であれば、深刻な故障に発展する前に売却すると価格も落ちにくいでしょう。

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まとめ

ハイエースのリセールバリューについて解説しました。

ハイエースは、国内はもちろん海外でも人気の高いワンボックスカーです。長い間モデルチェンジが実施されてないことも手伝って、リセールバリューは高水準を維持しています。そのままでも高額査定に期待できる車種ですが、今回紹介したポイントをおさえるとより高く売却できるでしょう。

また、依頼する買取業者を選ぶ際にはハイエースに精通しているかどうかも重要なポイントです。過去の実績をチェックして、多くのハイエースを買取っていれば豊富な知識・ノウハウが蓄積されている証拠だといえます。問い合わせ前に一度ホームページを確認し、これまでにどれだけ多くのハイエースを取扱っているか確認しましょう。

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