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2021年11月に5代目プレリュードが25年ルール解禁!今後値上がりする?

目次
1.2021年11月に5代目プレリュードが25年ルール解禁! 2.そもそも25年ルールとは? 3.25年ルール解禁で5代目プレリュードは値上がりする? 4.25年ルールが解禁される5代目プレリュードの魅力 5.5代目プレリュード以外で2021年に25年ルールが解禁された車種一覧 6.まとめ

2021年11月に、ホンダの5代目プレリュードが25年ルール解禁となりました。1996年から2001年まで製造されたこのスポーティなクーペは、独自のデザインと優れた走行性能で多くのファンを魅了してきました。アメリカでの輸入規制が解除されたことで、このクルマの中古車相場にも変化が生じる可能性があります。

本記事では、25年ルールの解禁とプレリュードの魅力、今後の価格動向について詳しく解説します。ホンダファンやクラシックカー愛好家の方はぜひ参考にしてください。

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2021年11月に5代目プレリュードが25年ルール解禁!

2021年11月、ホンダの5代目プレリュードがアメリカの25年ルール解禁を迎えました。5代目プレリュードは1996年11月に日本国内で発売された2ドアクーペで、その流麗なデザインと高性能エンジンで注目を集めたモデルです。

特に注目すべきは、当時の最新技術が惜しげもなく投入されていた点です。電子制御の4輪操舵システム「HONDA S-MATIC 4WS」や、高性能な2.2L DOHC VTECエンジンを搭載したタイプSなど、スポーツカーとしての性能を徹底的に追求した設計が特徴です。

25年ルール解禁により、これまでアメリカでは正規輸入が難しかった国内仕様の5代目プレリュードが、現地のホンダファンやJDM(Japanese Domestic Market)愛好家から高い関心を集めています。特に、日本独自の仕様やカラーリングが施された個体は、コレクターズアイテムとして価値が高まる可能性があります。

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そもそも25年ルールとは?

25年ルールとは、製造から25年以上経過した右ハンドルのクルマをアメリカ国内にそのまま輸入できる法律の例外にあたる特別ルールのことです。このルールにより、通常はアメリカの安全基準や排ガス規制を満たさない車輌でも、25年が経過すればクラシックカーとして輸入が許可されるようになります。

アメリカでは原則として右ハンドル車を輸入することができませんが、25年ルールの適用により、日本やイギリスなどの右ハンドル車をそのままの状態で輸入することが可能になります。さらに、関税や排ガス規制も対象外となるため、輸入のハードルが大幅に下がるのです。

特に日本車の場合、国内向けモデルには独自の装備や高性能バージョンが設定されていることが多く、海外のファンからは「幻の車輌」として高い人気を誇っています。

▼詳しくはこちら
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

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25年ルール解禁で5代目プレリュードは値上がりする?

25年ルール解禁により、5代目プレリュードの市場価値は今後上昇する可能性があります。現在のデータによると、5代目プレリュードの平均販売価格は1万4,877ドル(約160万円)となっています。

参考:CLASSIC.COM

価格上昇の要因としては、アメリカでの日本車人気の高さが挙げられます。90年代の日本車は「JDM(Japanese Domestic Market)」として熱狂的なファン層を持っています。5代目プレリュードもこの世代の代表的なスポーツクーペとして注目を集めているのです。

5代目プレリュードのなかでも特にSiRやType Sなどの高性能グレードは、コレクター間での需要が高いです。なかでも、5速マニュアルモデルや走行距離の少ない保存状態の良い個体は特に価値が高いと考えられます。

ただし、価値の上昇は個体の状態やグレード、オプション装備などによって大きく左右されるため、すべての5代目プレリュードが高騰するとは限りません。メンテナンス履歴がしっかりしていて、改造が少ないオリジナルに近い状態の車両が最も価値が上がる可能性が高いでしょう。

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25年ルールが解禁される5代目プレリュードの魅力

5代目プレリュードの魅力は、スポーティな走行性能と洗練されたデザインのバランスにあります。最高性能グレードの「SiR S spec」は、220 psを発揮する2.2L DOHC VTECエンジンを搭載し、リミテッド・スリップ・デフ(LSD)を採用することで、よりスポーティな走りを実現しています。

エンジンは、グレードによって出力が異なり、標準グレードのSiでは160ps、上級グレードのSiRでは200ps、最上級グレードのType Sでは220psを発揮します。高回転まで気持ちよく回るVTECエンジンは、ホンダの技術力の高さを感じさせる名機といえるでしょう。

また、走行性能を高める技術も魅力の一つです。ホンダ独自の4WS(4輪操舵システム)により、低速での取り回し性や高速での安定性が向上しています。さらに、ATTSと呼ばれるトルク配分システムがコーナリング性能を向上させ、FRスポーツカーに引けを取らない走りを実現しています。

デザイン面では、低く抑えられたボディラインと伸びやかなシルエットが特徴です。リトラクタブルヘッドライトを廃止し、固定式のスリムなヘッドライトを採用したフロントフェイスは、当時の最新デザイントレンドを取り入れた先進的なものでした。

これらの技術的特徴やデザイン性の高さが、25年経った今も色あせない魅力として評価され、コレクターたちの関心を集めているのです。

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5代目プレリュード以外で2021年に25年ルールが解禁された車種一覧

2021年には5代目プレリュード以外にも、以下のような多くの魅力的な日本車が25年ルールの解禁を迎えました。

ウイングロード(5月)
ステップワゴン(5月)
3代目シーマ(6月)
ランサーエボリューションⅣ(8月)
8代目ギャラン(8月)
チェイサー100系(9月)
レグナム(9月)
ステージア(10月)
ロゴ(10月)
S-MX(11月)

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まとめ

1996年に登場した5代目プレリュードは、2021年11月に25年ルールの解禁を迎え、アメリカへの輸入が可能になりました。スポーティな走行性能と洗練されたデザイン、先進的な技術を兼ね備えたこのモデルは、今後コレクターズアイテムとしての価値が高まる可能性があります。アメリカでの需要増加に伴い、国内でも状態の良い個体の価格は今後上昇していくことが予想されます。

特に低走行で保存状態の良い個体、Type SやSiRなどの高性能グレード、5速マニュアルモデルなどは、コレクターからの需要が高く、価値の上昇が期待できるでしょう。プレリュードの所有者にとっては、大切に維持することで将来的な資産価値の上昇につながる可能性があります。

旧車王では、プレリュードをはじめとする旧車の買取を専門に行っています25年ルールの影響で価値が上昇する可能性のあるおおクルマをお持ちの方は、ぜひ一度当社の鑑定をご利用ください。

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