旧車の再生と維持

旧車によくある「有鉛ガソリン車」に無鉛ガソリンを代用して入れても大丈夫!?気になる内容を解説します
旧車の再生と維持 2025.06.23

旧車によくある「有鉛ガソリン車」に無鉛ガソリンを代用して入れても大丈夫!?気になる内容を解説します

1972年3月以前に発売された車の燃料は「有鉛ガソリン」に指定されています。ハコスカやS30フェアレディZなど現在でも人気の旧車が有鉛ガソリン車にあたりますが「有鉛ガソリンってどこで入れられるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。実は、2023年2月現在は有鉛ガソリンを扱っているガソリンスタンドは日本に存在しません。取り扱っているのは無鉛ガソリンのみです。 そこでこの記事では、有鉛ガソリン車に乗り続ければどうすればいいのか、無鉛ガソリンでも代用できるのか、気になる燃料事情を解説します。 そもそも「有鉛ガソリン」って何? 有鉛ガソリンとはアルキル鉛が微量添加されているガソリンです。オクタン価を上昇させるアンチノック剤としてアルキル鉛がガソリンに添加されていました。また、アルキル鉛にはバルブシートの摩耗を防ぎ保護するという役割もあります。簡単にいえば、有鉛ガソリンはエンジンに優しいということです。 しかし、アルキル鉛は環境には優しくありませんでした。毒物及び劇物取締法の特定毒物に指定されている有害物質を含んでいるからです。1980年頃まではハイオクガソリンにアルキル鉛がわずかに使用されていましたが、1987年には完全に無鉛化されました。 「有鉛ガソリン車」に「無鉛ガソリン」を入れても良いの? ここからは本題の「無鉛ガソリン車」に「無鉛ガソリン」を入れても問題ないか解説します。 かつて有鉛ガソリンが使われていた主な理由は下記の2点です。 ・アンチノック剤としてオクタン価を上昇させるため・潤滑、クッション材としてバルブシートを保護するため 現在は「無鉛プレミアム(ハイオク)ガソリン」がオクタン価の高い燃料として生産されています。そのため、ハイオクを入れておけば、ノッキングは避けられるでしょう。しかし問題は2つ目の理由です。現代のハイオクガソリンでは、バブルシートを多少なりとも摩耗させてしまいます。やはり完全にリスクを排除して無鉛ガソリンを代用するのは難しいようです。 無鉛プレミアム(ハイオク)ガソリンで「有鉛ガソリン車」を入れる際の注意点 完全に代用はできなくても、無鉛ガソリンを入れたからといって走行できなくなるわけではありません。ここからは、無鉛プレミアム(ハイオク)ガソリンを使いながらも有鉛ガソリン車のエンジンをいたわるポイントを解説します。 市販の有鉛化添加剤をハイオクガソリンに混ぜる 整備工場やカー用品店、ネット通販などでガソリンに混ぜるための有鉛化添加剤が売られています。これらを使用すると、バルブシートの摩耗を防止できます。有鉛化といっても、鉛の代わりにナトリウム化合物によって有鉛化効果を得るものであるため、環境的に問題はありません。 「有鉛ガソリン車」の使用頻度を下げる 週末に少しだけ乗る、というような頻度の少ない使い方であれば、ハイオクガソリンをそのまま入れて問題ないでしょう。しかし通勤に使うなどほとんど毎日乗る場合には、どうしてもバブルシートが摩耗してしまいます。なるべく乗る機会を減らすか、もしくはハイオクガソリンを入れるたびに添加剤も入れておくのもバルブシートの摩耗を防ぐ方法です。 バルブシートを無鉛ガソリン用に交換する 現代では旧車発売当時より技術力が向上しており、無鉛ガソリンでも摩耗しにくいバブルシートが開発されています。無鉛ガソリン対応のバブルシートに交換すれば、無鉛プレミアム(ハイオク)ガソリンを入れても問題ありません。しかし、整備工場に交換を依頼する必要があるため、費用がかさんでしまいます。 有鉛ガソリン車の取り扱いに困ったら手放すという選択肢も 旧車の維持には多くのお金が必要です。特に「有鉛ガソリン車」は添加剤の使用やバルブシートの交換でさらに費用がかかります。もし維持費を負担に感じたら、売却をご検討してみてはいかがでしょうか。

事故にあったら「廃車」と「修理」どちらがよい?判断ポイントなどを解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

事故にあったら「廃車」と「修理」どちらがよい?判断ポイントなどを解説

事故にあい、廃車にするか保険で修理するか迷っている人もいるでしょう。どちらがよいかは「車の状態」や「保険の等級」を考慮して、判断する必要があります。この記事では、廃車にするか保険で修理するかの判断ポイントを解説します。廃車になったときの保険の扱いや、切り替え方法についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。 「廃車」と「保険で修理」の判断のポイント 廃車にするか保険で修理するか迷った場合は、破損状況や保険の等級、走行距離と年式を考慮したうえで判断するとよいでしょう。まずは「廃車」と「保険で修理」の判断ポイントを解説します。 破損状況 フレーム部分まで損傷している場合は、修理しても元通りにならないことがあるため、廃車にした方がよいでしょう。フレームとは、車の土台(骨組み)にあたる部分で、損傷すると車の強度が低下するため、走行時の安定性に大きな影響を与えてしまいます。 フレームが損傷しているかどうかは目視で判断するのが難しい場合もあるため、知識があるディーラーに点検を依頼しましょう。なお、フレーム部分に損傷がなく多少の傷や凹みであれば、保険で修理することをおすすめします。 保険の等級 保険の等級を下げたくない場合は、修理せず廃車にした方がよいでしょう。保険を使うと、等級が下がり次年度の保険料が上がってしまうため、修理せず廃車にした方がよいケースもあります。ただし、事故の過失割合によっては自身の保険を使わないといけない場合もあるため、保険会社に相談しながら判断するとよいでしょう。 走行距離や年式 走行距離が多く年式が古い場合は、修理できたとしても廃車にして乗り換えた方がよいケースもあります。特に年式が古い車は、今後故障した際に修理費が高額になる可能性があるため、保険で修理せずに乗り換えた方がよいでしょう。 事故で廃車になったときの保険の扱い 事故で廃車になったときは、加害者側の保険や、自身が契約している車両保険で保険金が補償されます。ただし、以下の2つに該当する場合は、補償されないため注意してください。 ・車両保険に加入していない・相手に過失がない 続いて、事故で廃車になったときの保険の扱いを解説します。 車両保険に加入していれば全額保証 車両保険に加入していれば過失割合に関わらず、契約時に設定した「車両保険金額」の全額が補償されます。車両保険金額は契約時の車の時価相当額で設定されており、例えば120〜150万円のように保険会社に提示された範囲内で選択することが可能です。 時価相当額とは、そのときの車の価値のことで、中古車市場で需要があるほど設定できる車両保険金額が高くなります。補償額は車両保険金額を保険証券で確認しましょう。 全損の場合は全損保険金を受け取れる 全損の場合は、車の時価相当額に基づいて算出された金額を保険会社から受け取れます。しかし年式が古い場合、時価相当額が低く受け取れる金額が少ないため、同等の車を購入できないケースもあるでしょう。「車両全損修理時特約」を付帯していれば、時価相当額を超えた分の修理費を補償してもらえます。 例えば時価相当額が50万円、修理費が80万円のケースで全損になった場合、不足分の30万円の補償を受けることができます。 「補償される全損保険金が少なくて同等の車を購入できない」「愛着があるからできれば廃車にしたくない」といった場合に備えて、付帯を検討しましょう。ただし、車両全損修理時特約には上限金額が設定されており、保険会社によって金額が異なる点に注意が必要です。 特約で保険金が増える場合がある 「新車特約(車両新価特約)」や「買替時諸費用特約」を付帯していれば、補償される金額が増えます。新車特約とは、修理費が新車価格相当額の50%を超えた場合、新車購入費用を補償してくれる特約です。車両保険のみの場合、車両保険金額は1年ごとに約20%ずつ減りますが、新車特約を付帯していることで契約時に設定した金額を全額受け取れます。例えば、300万円の新車を購入した場合の車両保険金額は、1年ごとに以下の金額に変わります。 ・1年目 300万円・2年目 240万円・3年目 190万円 3年経過しているとはいえ、新車同等の程度でも190万円しか補償されません。しかし新車特約を付帯していれば、車両保険金額に関係なく、契約時に設定した300万円全額を受け取れるため、同等の車を購入できます。 また買替時諸費用特約は、買い替える場合、車両保険金額の10%(上限20万円)が、買替時の諸費用分として補償されます。ただし保険会社によっては、上限金額が異なるケースがあるため、保険証券を確認してみてください。 廃車にするときに保険の切り替えはどうする? 廃車にした場合、今後どうするかによって、保険の手続き方法が異なります。続いて、廃車にするときの保険の対応方法を解説します。 乗り換える場合 廃車にして乗り換える場合は「車両入れ替え」をします。車両入れ替えは、廃車にする車から乗り換える車へ、契約内容や等級を引き継ぐ方法です。これをしない場合は無保険で走行することになるため、必ず手続きを行いましょう。 しばらく乗り換えない場合 廃車にしてしばらく乗り換えない場合は、保険を一旦解約し「中断証明書」を発行してもらいましょう。中断証明書があれば、今後車を購入してもスタートの6等級からではなく、以前の等級を引き継ぐことが可能です。ただし中断証明書の有効期限は「最大10年間」のため、期日に注意して再度保険を契約してください。また、発行するにはいくつか条件があるため、保険会社に確認しましょう。 今後車に乗らない場合 今後車に乗らない場合は、期日を指定して保険を解約しましょう。解約せずに満期を迎えてしまうと、保険会社は無保険状態を防ぐために、契約を自動更新してしまいます。乗っていないのに保険料を払うことになるため、廃車にする日程が決まり次第、解約の手続きをするとよいでしょう。 また配偶者や同居の家族が今後車に乗る機会がある場合、中断証明書があれば等級を引き継げます。発行するのに手数料は発生しないため、取得しておくと今後活用できるでしょう。

旧車のレストアにかかる費用の相場とは?費用を抑える方法やメリットについても解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

旧車のレストアにかかる費用の相場とは?費用を抑える方法やメリットについても解説

旧車が欲しくても安全に走行できるか不安だという人も多いでしょう。旧車は経年による劣化で故障が多い場合もありますが、レストアすることで安心して運転できるようになります。今回は、旧車のレストアにかかる費用やメリットについて解説します。旧車の購入を検討中の方は参考にしてください。 旧車のレストアにかかる費用の相場 レストアは、一般的に旧車を修理して正常に運転できるようにすることです。一言にレストアといっても、機械部分からエクステリアやインテリアまで幅広い箇所で必要な場合があります。どこまでするのかで費用は大きく変わり、国産中型車のエクステリアやインテリアを新車時に近づけるだけで300~500万円程度はかかるでしょう。 また、エンジンのレストアには大きく分けてふたつの種類があります。 ファインチューニング........エンジンを純正のまま活用してポート研磨やピストンなどのバランス取りを行うこと。劣化して低下した出力を新車当時に近いものに戻す。オーバーホール........部品単位まで分解して清掃や再組立てを行い、新車当時の性能に近づけること。 このどちらかにより性能が新車時に近づくのであれば問題ありません。しかし、旧車は個々に状態が異なり、部品の摩耗や破損度合いによっては交換が必要となるケースがあります。また、廃番となっている部品も多いため、状態によっては代替え部品を探すか作ってもらう必要に迫られることもあるでしょう。最悪の場合は同じ型式のエンジンを探して換装する必要があります。 旧車のレストアにかかる費用の相場は、車の状態や実施する箇所によって異なることを認識しておきましょう。 旧車のレストアは、こだわり過ぎると数千万円単位の費用がかかります。まずは安全に走行できるように、必要な箇所に重点をおいて計画的に実施することが重要です。 旧車のレストアにかかる費用が決まる要因 旧車のレストアにかかる費用が決まる要因について詳しく解説します。 フルレストア済みの場合 前オーナーや販売業者がフルレストアを施している場合は、基本的に追加費用が発生することなく旧車に乗れます。旧車専門の販売業者はオーナーと信頼関係を築いていることに加え、長年整備してきた車の売却にも関わることが多いです。そのような車に出会うことができれば、乗り出してすぐに高額なレストア費用が発生することは少ないでしょう。 過去にレストアや必要な箇所の部品が交換されている場合 過去に劣化している箇所の部品交換やレストアがされている場合は、数十万円程度の費用に抑えられるケースがあります。ただし、車のサビ落としや全塗装が必要であれば、100万円以上の費用が発生する可能性を考慮しましょう。 フルレストアが必要な場合 フルレストアとはエクステリアの塗装からインテリアの補修、エンジンなどの機械部品に至るまでを問題なく使用できるようにすることです。この場合は車の状態によって必要となる費用は大きく変わります。総額で1,000万円以上かかる場合もあるため、一般的な中古車販売業者で安い保証なしの車を購入するときは注意が必要です。 旧車のレストアにかかる費用を抑える方法はある? 旧車のレストアにかかる費用を抑える方法は、可能な限りDIYで行うことです。レストアにかかる費用の中でも作業工賃は1時間あたり10,000円前後かかり、旧車のレストアとなると数カ月から1年以上という長期に渡ります。簡単な作業はインターネットで部品を購入して自ら作業するとよいでしょう。ただし、機械部分や危険がともなう作業はプロに任せることをおすすめします。 旧車をレストアするメリット 続いて、旧車をレストアするメリットについて詳しく解説します。 走行や鑑賞をより一層楽しめる レストアは、旧車を新車当時と同等の状態に戻すことです。レストアを施すことで内外ともに新車のように修復するため、走行や鑑賞をより一層楽しめるようになるでしょう。最近ではパワーウィンドウやクーラーなどの快適装備を後付け装着してくれる業者もいるため、旧車乗りの悩み解決としてレストアと同時に依頼することもおすすめです。 高額で売却できる可能性が高まる レストア済みの旧車は、高額で売却できる可能性が高まります。人気の車種は相場が高騰してプレミア価格で流通しており、レストアを施していることは買取価格に加算されるでしょう。条件によってはレストアにかかった多額のコストを上回る利益を得ることができます。 旧車のレストアをする際の注意点 旧車のレストアは、部品や作業工賃などで高額な費用が発生する可能性があります。旧車を安く手に入れてもレストア費用で大きな負担がかかるケースもあるため、最初から専門業者でレストア済みの車を購入する方が結果的に安い場合があると考えましょう。また、旧車の専門知識をもった業者でなければレストアや整備は難しいため、業者選定はしっかりと行う必要があります。

車のリコールが発表される前に修理した場合は返金されるのか?リコールの流れや注意点を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

車のリコールが発表される前に修理した場合は返金されるのか?リコールの流れや注意点を解説

車のリコールは、車の設計や製造過程に原因があり、道路運送車両の保安基準に適合しなくなる恐れや適合しない場合に出されます。リコールが出されたらどのような手順で修理を進めるのでしょうか。また、費用を支払って修理した後にリコールとなった場合の費用負担はどのようになるのでしょうか。今回は、車のリコールについて紹介します。 車のリコールとは 車のリコールとは、車の設計または製作の過程に原因があり、道路運送車両の保安基準に適合しない、または適合しない可能性がある場合に、メーカーが国土交通省に届け出て保安基準に適合するよう修理する制度です。 リコールは、メーカーの責任となるため、ユーザーが修理費用を負担することはありません。リコール対象になった場合には、速やかに修理を受けましょう。 リコール対象車になった場合の流れ ここからは、リコールの対象になったときの流れを紹介します。 1.ディーラーから連絡が来る リコールの対象になるとディーラーから手紙やハガキ、電話などで連絡が来ます。連絡がきたら入庫予約をしましょう。 また、リコールの修理は購入したディーラーだけでなく、他の正規ディーラーやメーカーから認証を受けている整備工場などで受けることができます。 2.ディーラーへ入庫する 入庫予定日になったらディーラーへ車を持ち込み修理を受けます。リコール内容によっては、数日間にわたり車を預けなければならないこともあるため、リコールの修理に要する日数や代車の手配なども忘れずに行いましょう。 3.リコール作業が完了する リコールの作業が完了したら車を引き取ります。リコールはメーカーが行う無償修理であるため、修理費の準備をする必要はありません。 車のリコールが出る前に修理した場合は条件付きで返金される 費用を支払って修理した部分が後にリコール対象となった場合、修理代金の返還等が行われることがあります。返還等の際には、領収書や修理明細書などの書類が必要になることもあります。返還等の手続きや必要書類などは、メーカーによって異なるため販売店などで確認してください。 車のリコールを理由に車体の返金はできない リコールは、あくまでも対象となる部品にのみ適応されます。そのため、車両本体の返金や交換はできません。 リコールの対象になると、車を売るときの価値が下がるのではないかと心配する方もいるでしょう。しかし、リコール対象となった車でも買取には影響がありません。 車のリコールに期限はない リコールの修理に期限はありません。そのため、何らかの事情によってすぐに修理を受けられなくても焦る必要はありません。 ただし、リコールは不具合が起きないよう事前に修理する制度であるため、早めに修理を受けることをおすすめします。 リコールを放置して事故が起きた場合はドライバーの責任 リコールの通知を受けていたのにもかかわらず、放置して不具合が起きたり事故を起こしてしまったりすると、ドライバーの責任になる場合があります。メーカーが届け出たリコールは、ユーザーが受けなければならない修理です。そのため、リコールの対象になったら速やかに修理を受けましょう。

事故車における修理代の相場とは?修理代が決まる要因も解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

事故車における修理代の相場とは?修理代が決まる要因も解説

愛車が事故にあい修理が必要になった時、気になるのは修理代金ではないでしょうか。今回はその修理代金の内訳と相場について解説します。修理代についてお悩みの方はぜひ参考にしてください。 事故車の修理代の相場 修理代は、次の5つに分類できます。 ・部品代・部品を脱着する・調整するための工賃・板金を行うための板金代・塗装代(工賃と材料代)・消費税 上記に加え、交換した部品などの廃棄物処理料がかかる場合があります。 この中で最も多くを占めるのが工賃です。工賃はレバレートとも呼ばれ、その会社の技術料として立地や規模によって算定されています。 1時間あたりの会社の技術料(レバレート)×作業時間=作業工賃となります。会社の規模が大きくなれば技術料は高くなる傾向があります。作業時間は指数と呼ばれ、工員の平均作業時間によって算出されています。 すなわち工員の行う作業と工程により工賃が決まります。※一般社団法人 事故車損害調査協会によると、2021年度のレバレートの調査では東京都内において国産車の平均レバレートは7,221円で、輸入車は9,857円です。一般的な価格帯は国産車で6,800円~7,600円。輸入車で9,600円~10,200円であると考えられます。 修理代の算定の基本 車種、年式、型式、グレード、カラーコードを車検証やコーションプレートなどで調べて修理に必要な情報を集めます。正確な修理見積を算定するのに重要な所です。事故車は見た目で「ざっくり」とした修理代を算定するのは難しく、所有者と修理業者との間でトラブルになるので正しい算定方法で車両を評価します。 保険事故として処理する場合には、事故車の時価総額を調べる必要がありますが、今回は修理代の算定に必要な事だけを述べるため割愛します。 事故車の損傷具合を把握する まず車両本体にどの程度物理エネルギーが加わったのかを調べることから始まります。どこに、どの方向から、どのように、どこまで、を調べます。自動車はボディ全体で衝撃を吸収する構造をしているため、一部分だけで損傷具合を評価はしません。※小さな擦過傷などは除く 見積は外側から自動車を分解してゆく 修理見積は実際に作業を行う手順に沿って記載されています。外側から車を分解・修理を行えるように書式が整えられているのが一般的です。概算ではありますが、事故事例を載せましたので参考にしてください。※工賃は東京都の平均レバレート7,221円で計算。消費税は含まれていません。。 例1:正面衝突して自走不能な場合の見積「フレームとエンジンに深刻な損傷の場合」 Aメーカー製 コンパクトカー ボディカラーはシルバーメタリック 左右エアバック作動状態 フロント部分およびエンジンフロント側に大きなダメージを負った場合の概算見積は部 品 代  88万円(約25万円ほどがSRSエアバックシステムの部品代)(エンジン本体の交換が必要な場合は部品代が約36万円追加になります)部品交換工賃 18万5,000円塗 装 工賃 78,000円(内、材料代が約10,000円)消費税なしの総額で114万円ほどになります。 例2:左側面を損傷し、ドア交換が必要な場合の見積 Bメーカー製 セダン ボディカラーは3コートホワイトパール左フロントフェンダ擦過 前後ドアは交換が必要な損傷 左リヤクォーター下部に軽くつぶれている状態の損傷を負った場合の概算見積は部 品 代  12万2,000円 部品交換工賃 44,000円板 金 工賃 21,000円塗 装 工賃 96,000円(内、材料代が12,000円)消費税なしの総額で28万円ほどになります。 事故車の修理代を抑えるための方法 修理代を抑える方法を解説します。主に中古部品を使う方法とぼかし塗装をしないなどの方法があります。 中古部品を使う 新品パネルより値段が安い場合があります。注意しなければならない点として年式が新しい車の場合は入手が難しく値段が新品より高い場合があること、細かな傷があること、事故車と同色の部品があるとは限らないことです。 逆に古い年式の車の場合、流通数が少ないことがあります。こちらも同様に傷や塗装の違いなどで板金作業、再塗装が必要な場合があり、新品パネルより値段が高くなる可能性があります。 ぼかし塗装をしない 板金した部分には限りなく原色に合うように調色作業を行って塗装を行いますが、隣合うパネルとは微妙に色合いが違う場合があります。その場合は隣合うパネルに半分ほど調色した色を塗装する「ぼかし塗装」を行います。これはグラデーションを施して色の差が判らないようにする塗装ですが、その分だけ工賃と材料代がかかります。 ある程度の色の違いを気にしないのであれば、ぼかし塗装をしないというのも選択肢のひとつです。あくまでも自己責任で修理業者にお願いする必要があります。 事故車の修理代が決まる要因 修理代が決まる要因とは、どのようなものか解説します。まず先に述べた自動車の価値とレバレート、そして損傷具合を算定した見積書によっておおまかな修理代を把握する事ができるようになります。 ここから先は実作業を行うことにより必要な部品をより細かく、修理工程をより詳しく拾い上げる事ができるようになります。 損傷の箇所 作業を行う工員は、見積書の順序に従って事故車の修理を始めます。分解してゆくことによって実際の損傷箇所を把握できます。見積書の算定から漏れていた部品や作業工程を拾い出します。思わぬ所まで損傷が伝わっている場合があり、この工程は算定結果に直結するので大きなダメージを受けた事故車は慎重に精査する必要があります。 損傷の程度 外観では判別できなかった損傷の程度を加える事で部品の納期、作業の予定日数などを予想することができます。フロントサイドメンバーやクォーターパネルなどの交換作業は難易度が高く、修理代の中でも特に大きな要因になります。足回りなどは外観では判別できない損傷を負っている場合があり、実作業で判明することがあります。 修理にかかる手間 実際に手間となる修理は、内反骨格の修正・交換、ルーフパネル、クォーターパネル、ドアパネルなどの交換・取付・調整および板金が必要な箇所、そして塗装です。サイドメンバー、インナーフェンダーなど骨格を交換した場合は配線や部品を外した状態で、防錆塗装、制振塗装とフレーム色の塗装を施します。新品のドアパネルは裏表の塗装をする必要があります。 車両側面に板金や塗装が必要な場合はマスキング作業などが必要です。組み立てに掛かる手間もあります。交換に必要なすべての部品と塗装したパネルなどが揃って初めて自動車を組立・調整ができます。 パーツの入手の難しさ・コスト パーツ入手の難易度は、年式が新しいほどメーカーから部品の入手がし易く、値段も適正です。年式が古くなってゆくとメーカーの部品在庫の管理費がかかるので値段が徐々に高くなります。新車発売から10年が経過する、または絶版車となった場合にはメーカーからの部品供給がなくなり中古市場で価格が高騰すると共に入手が困難になる場合があります。

マセラティの維持費は高い?維持にかかる費用の内訳や目安を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

マセラティの維持費は高い?維持にかかる費用の内訳や目安を解説

イタリアに本拠地を置く自動車メーカーのマセラティは、個性的なスタイリング、ラグジュアリーなインテリア、優れた走行性能などが魅力の車を数多く生み出しています。マセラティの車を維持するためにかかる費用はどのくらいなのでしょうか。今回は、マセラティの維持費の目安と内訳を紹介します。 マセラティの特徴 マセラティ(Maserati)は、唯一無二の個性的な車を生産しているイタリアの自動車メーカーです。マセラティならではのスタイル、テクノロジー、高級感などにより多くの人々を魅了しています。広く知られているモデルは、デザインをはじめ、パフォーマンス、快適性、優雅さ、安全性など、さまざまな観点から高く評価されており、イタリアを代表するラグジュアリースポーツカーとして今でも高い人気を誇ります。 かつては、スポーツカーをメインとしていましたが、近年ではSUVやセダンなどラインナップを拡大しています。 マセラティの維持費の内訳 マセラティを維持するためにかかる費用は、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検などです。ここからは、マセラティを維持するためにかかる費用の内訳について解説します。 燃料代 燃料代は、車種や使用燃料などによって変わりますが、マセラティを代表するモデル「グラントゥーリズモ」、「グランカブリオ」、「3200GT」などでは、ハイオクガソリンを使用します。 燃費は各モデルごとに異なりますが、平均すると約6.0km/L前後です。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,666L。ハイオクガソリンの単価180円だとした場合、1年間にかかる燃料代は29万9,880円です。燃料代は、運転方法や走る場所によって変わるものの、約30万円はかかるでしょう。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まります。また、初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となるため、年式が古いマセラティを購入するときは注意してください。 ここでは、マセラティを代表するモデル「グラントゥーリズモ」、「グランカブリオ」、「3200GT」の自動車税を紹介します。 ・3200GT(エンジン排気量:3,216cc/1998年式 ベースグレード):6万6,700円(重課後の税額)・グラントゥーリズモ(エンジン排気量:4,691cc/2009年式 Sオートマチック):10万1,200円(重課後の税額)・グランカブリオ(エンジン排気量:4,691cc/2010年式 ベースグレード):10万1,200円(重課後の税額) このように初年度登録から13年以上経過したモデルは、通常の税額より割高となります。マセラティの自動車税額は、モデルによって異なりますが、おおよそ10万円前後かかるといえるでしょう。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】 年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:なし 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で6万〜8万円程度でした。(※)なお、今回のシミュレーションでは、車輌保険を付帯していません。車輌保険を付帯すると保険料が変わるため注意してください。なお、車種・グレード・年式が異なる場合や車両保険の有無で保険料は異なります。 ※「自動車税」で例に挙げたモデルでシュミレーションを実施しております。 車検 車検の費用について見てみましょう。ここでは、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションしています。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:4万5,600円または5万400円(24ヶ月)※車両重量2t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:14万5,050円〜14万9,850円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 「自動車税」で例に挙げたモデルをもとに、初年度登録から13年および18年以上経過していると仮定して試算しました。車種やグレードが異なる場合は、車検費用も異なるため注意してください。また、こちらは車検にかかる必要最低限の費用です。部品交換や整備・調整をした場合は追加料金がかかります。 メンテナンス費用 マセラティの主なメンテナンス項目は、次のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など これらの費用がかかるため、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えられるでしょう。また、タイヤ交換をしたときは、20万〜30万円程度の費用が追加で必要です。 マセラティの年間維持費はいくら? マセラティの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約30万円・自動車税:約10万円・任意保険:約6〜8万円・メンテナンス費:約10万円〜40万円・車検:約7万5,000円(2年毎のため約15万円の半額分)合計:約63万5,000円〜95万5,000円 ここでの試算の合計は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を買ったり、駐車場を契約したりした場合、別途費用がかかります。また、車種やグレードなどが異なる場合は、それぞれの金額が異なります。 マセラティの維持費が高いと思った時の対処法 マセラティは、ガソリン代や税金などが高くなりやすく、年式が古いモデルほどかかる費用が高くなります。そのため、マセラティを維持するのが年々大変になっていく可能性があります。どうしても維持が難しい場合には、売却するのも1つの手でしょう。 マセラティを高く売りたいのであれば、年式が古い車の査定や買取を専門としていて、マセラティの走行性能や高級感を高く評価できる買取店で売却することをおすすめします。 まとめ マセラティは、優れた走行性能や高級感などを両立している高級車です。しかし、マセラティを維持し続けるためには、多額の費用がかかるため、維持するのが大変だと感じる方もいるでしょう。マセラティの維持が大変だと思ったときは、売却も視野に入れてよいかもしれません。せっかくの愛車を手放すのであれば、その価値を熟知している買取店に依頼しましょう。

R31スカイラインの維持費はどれぐらい?月間や年間の費用を詳しく解説します
旧車の再生と維持 2025.06.23

R31スカイラインの維持費はどれぐらい?月間や年間の費用を詳しく解説します

「都市工学スカイライン」のキャッチコピーでハイソカー路線へ舵を切ったR31スカイライン。実際に手にした際の維持費が気になる方もいるのではないでしょうか。どれだけ魅力的なモデルでも、維持費がいくらかかるのかを理解せずに購入すると、維持できずに結局は手放すことになりかねません。 そこで今回は、R31スカイラインの維持費について詳しく解説します。燃料代や自動車税、保険料といった内訳も詳しく紹介しますので、現実的に維持できそうかどうかの判断に役立ててください。 R31スカイラインの特徴 R31スカイラインは、1980年代の日産を象徴するモデルです。1985年に4ドアセダンとして発表され、1986年には2ドアクーペのGTSが登場しました。当時のトレンドを反映した直線的なボディラインと、スポーツクーペを体現したデザインが特徴です。 Bピラーによってボディ剛性を高めつつ、サッシレスなドアでスタイリッシュさを強調しています。また、4ドアセダンモデルと変わらないホイールベースにより、クーペでありながら後席に十分な居住性を実現しました。 エンジンは直列6気筒DOHCで、2,000ccのニッサンECCS(電子制御燃料噴射システム)を採用し、低燃費とパフォーマンスの両立を実現しています。ターボチャージャーのタービンに軽量なセラミックを採用したセラミックターボを搭載することにより、ターボラグの軽減に成功しました。 GT-Rグレードが存在しない時代のモデルでありながら、現在でも熱狂的なファンをもつR31スカイラインは、80年代を象徴するデザインとモータースポーツへの参戦により、スカイラインの歴史や伝統の根幹を作る役割を果たしました。 また、限定生産モデルや高性能グレードのラインナップは、コレクターズアイテムとして高い価値を持ちます。 R31スカイラインの維持費の内訳 ここからは、R31スカイラインの維持費について、5つの項目に分けて詳しく金額を解説します。 ※金額は、1988年式 GT 型式:E-HR31を例に算出 燃料代 R31スカイラインGTは、レギュラーガソリンモデルです。燃費のベンチマークである10・15モードは1991年に定められたためカタログ数値は不明ですが、実燃費は9km/L程度といわれています。登場から30年以上経過した旧車のなかでは、十分な燃費といえるでしょう。 具体的な燃料代をシミュレーションした結果は、以下のとおりです。 1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定すると、消費するガソリンは111.1L、ガソリン代は1万8,977円(*1)、年間で換算すると22万7,724円(*2)ほどかかる計算です。 *1 燃費は9km/Lで算出*2 2024年3月4日のレギュラーガソリン1Lあたりの平均価格170.8円で算出 自動車税 R31スカイラインは、1.5L〜2L以下の自家用自動車に該当するため、2024年3月現在の基本税額は3万6,000円/年です。(新車登録が2019年10月1日以降の場合)しかし、1988年が初年度登録の場合、13年以上経過した15%の重課対象のため、4万5,400円/年がかかります。 任意保険 R31スカイラインの任意保険料を、大手のネット型保険で見積もりをとった結果、約4万2,400円/年でした。見積もりの条件と具体的な補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約:なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院時諸費用特約:なし車輌保険:なし 一般的な補償内容を付けても、大きな負担になるような金額にはなりませんでした。しかし、車輌保険が付帯できない可能性があります。中古車市場では評価の高いR31スカイラインですが、一般的な任意保険では、その価値は考慮されないため0円と算出されるケースが多々みられます。以上の内容から、車輌保険は付帯できない場合がある点には注意が必要です。 車検 R31スカイラインを自家用乗用車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。それぞれの金額は以下のとおりです。 自賠責保険(24ヶ月):1万7,650円自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円 ※認定工場の場合車検料:5万円合計:10万7,750円 ※車検料は、内容や整備工場などによって増減します R31スカイラインは、30年以上の歴史をもつクルマのため、自動車重量税の重課対象です。納税の頻度は2年に1回なものの、予想以上に高額な納税が必要にならないように、あらかじめ確認しておきましょう。 メンテナンス費用 R31スカイラインのメンテナンス費用は、年間5万円程度が目安です。メンテナンスの主な内容は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液絵交換・エンジンオイル交換・ブレーキオイル交換・オイルフィルター交換・冷却水交換・エアコンフィルター交換・オイル漏れ修理・水漏れ修理 なお、購入したクルマの状態によっては、以下の内容も追加で必要になる可能性があります。 ・ドア周りのゴム交換・エンジンベルト交換・タイミングベルト交換・バッテリー交換・タイヤ交換 製造から30年以上が経過した旧車は、より丁寧なメンテナンスが必要です。加えて、R31のパーツは探すこと自体が困難なケースも想定されます。取り寄せたり、ほかのパーツで代用したりすれば、費用はかさむでしょう。 R31スカイラインの年間維持費はいくら? R31スカイラインの年間維持費は、約41万円〜です。項目別の金額は以下のとおりです。 <自家用車登録のR31スカイライン年間維持費>ガソリン代:22万7,724円自動車税:4万5,400円任意保険:4万2,400円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:5万円(パーツ交換費用の合算有無で変動)合計:41万9,399円 1ヶ月あたり3万4,950円ほどです。さらに、ローンや駐車場代などの費用を見積もって、維持費を計算する必要があります。 R31スカイラインの維持費が高いと思った時の対処法 R31スカイラインの維持費は、旧車としては現実的な範囲といえます。しかし、快適に乗り続けるためには、手を掛ける必要があるのも事実です。ガソリン代やオイル交換など、乗り方でおさえられる部分はありますが、全体からみるとわずかな金額です。 想定外の出費がかさんでしまったり、維持費が負担に感じたりした場合、思い切って手放すことも考えてみましょう。R31スカイラインは、1980年代のレトロな雰囲気と高い走行性能により、多くのファンがいるモデルです。中古車市場での需要は衰えを知らず、高く売却できる可能性を秘めています。 まとめ R31スカイラインは、当時の日産の技術を集約したクルマです。その魅力は、R32や33、34とGT-Rがグレードに設定されたモデルにも負けないものがあります。また、フロントから真っ直ぐに伸びたボディラインは、見ていて飽きがきません。 なお、維持費は3万4,950円と、近年のモデルよりも負担が大きいです。実際に手にしてみて、負担に感じる場合は乗り換えることも選択肢の1つでしょう。

レクサスのフラッグシップ「LS」の維持費はどのくらい?内訳や目安を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

レクサスのフラッグシップ「LS」の維持費はどのくらい?内訳や目安を解説

プレミアムブランドであるレクサスのフラッグシップモデル「LS」は、高級感に溢れ、走行性能や静粛性などに優れているセダンです。今回は、レクサス LSの維持費用やその内訳について解説します。プレミアムセダンのLSを検討中の方は参考にしてみてください。 ▼関連記事はこちらレクサスの維持費は高い?維持するための費用の内訳や目安を解説レクサスISの維持費を徹底解説!年間でいくらかかる? レクサスLSの特徴 レクサス LSは、レクサスブランドの理念である「高級の本質」を追求し、ときめきとやすらぎに満ちた時間を提供するために、乗る人の心に響く車づくりを念頭に開発されたフラッグシップセダンです。 外装・内装のデザインに強いこだわりがあるだけではなく、エンジン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンションなど、さまざまな部分に先進システムを取り入れています。優れた生産技術と熟練の匠の技によって細部までこだわって作られたモデルです。 レクサスLSの維持費の内訳 レクサス LSの維持には、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検など、さまざまな費用がかかります。レクサス LSを維持するためにかかる費用や内訳を解説します。 燃料代 燃料代は、年式やグレードなどによって変わります。ここでは、初代LSの初期モデル「LS460(2006年式)」でシミュレーションします。 LS460の燃費は9.1km/Lで、使用燃料はハイオクガソリンです。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,098L。ハイオクガソリンの単価を180円とした場合、1年間にかかる燃料代は19万7,640円です。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まります。また、初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となり、自動車税が割高になります。古い年式のLSを購入するときは、自動車税の重課にも注意してください。 LS460はエンジン排気量が4,608ccで、初年度登録から13年以上経過しているケースが多いため、自動車税は10万1,200円かかるでしょう。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり(限定タイプ) 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で12万4,103円でした。なお、グレードや年式が異なる場合、保険料が変わるため参考程度にお考えください。 車検 車検の費用について見てみましょう。ここでは、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションとなっています。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※車両重量2t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:14万5,050円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 上記の車検費用は、初年度登録から13年以上経過した場合の金額です。年式やグレードが異なる場合は、車輌重量や重量税額が変わるため注意してください。また、この車検費用は車検にかかる必要最低限の費用です。部品交換や整備・調整をした場合は、別途料金がかかります。 メンテナンス費用 レクサス LSのメンテナンスには、次の項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 上記を踏まえると、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかるといえます。また、タイヤ交換をしたときは、追加で20万円程度の費用がかかるでしょう。 レクサスLSの年間維持費はいくら? レクサス LSの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約20万円・自動車税:10万1,200円・任意保険:約12万円・メンテナンス費:約10万円〜30万円・車検:約7万5,000円(2年毎のため約15万円の半額分)合計:約59万6,200円〜79万6,200円 上記は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を購入した場合や駐車場を契約した場合は、別途費用がかかります。 レクサスLSの維持費が高いと思った時の対処法 レクサス LSの維持費は、時間が経過すると税金が重課されたり、交換しなければならない部品が増えたりするため、維持するための費用が年々高くなっていきます。 LSを維持するのが大変だったり、維持費が高いと感じたりしたときは、車を売却して新しい車に乗り換えることも検討してみてはいかがでしょうか。 LSは、高級感があるフラッグシップセダンという側面だけでなく、レクサスブランドならではの高い信頼性により、時間が経過しても高額査定となりやすいモデルです。もし、LSを売却しようと考え始めたときは、LSの歴史に詳しく、古い年式のモデルの買取を得意としている買取店で売却するとよいでしょう。 まとめ レクサスのフラッグシップセダン「LS」は、プレミアムブランドのラグジュアリーセダンと比較されるほどの質感と走りを兼ね備えているモデルです。しかし、プレミアムセダンらしい質感や走りを維持し続けるためには、定期的な点検やメンテナンス、車検や部品交換などの維持費をかける必要があります。 LSの維持費は、他の乗用車と比べると高い傾向にあることから、維持し続けるのが大変だと思う方も多いでしょう。LSの維持が大変で、売却を検討される際には、年式が古いクルマやラグジュアリーカーを得意としている業者へのご依頼をおすすめします。  

RX-7 FC3Sの維持費を旧車専門店が徹底解剖!気をつけたいポイントも紹介
旧車の再生と維持 2025.06.23

RX-7 FC3Sの維持費を旧車専門店が徹底解剖!気をつけたいポイントも紹介

RX-7 FC3Sは、ロータリーエンジン搭載の代表的なスポーツカーの1つです。購入したものの予想以上に維持費がかかり、手放してしまうケースもあります。80年代から90年代のスポーツカーの魅力が詰まったモデルですが、乗り続けるには多くの維持費がかかることを理解しておくことが不可欠です。 今回は、FC3Sの維持費について詳しく解説します。ロータリーエンジンならではの注意点や詳しい内訳も紹介しますので、維持が可能かどうかの判断にぜひ役立ててください。 FC3Sの特徴 1985年から1992年にかけて販売された2代目サバンナRX-7 FC3S。力強いロータリーエンジンとキビキビしたハンドリングが特徴のピュアスポーツカーです。短めのホイールベースが優れたコーナリング性能をもたらし「曲がる・走る・止まる」のバランスに優れています。 人気漫画「頭文字D」での活躍や、塊感のあるデザインと近年のモデルではみられないリトラクタブルライトが、多くの人の心を掴みました。また、年式による大胆なデザイン変更やエンジン出力の向上、特別仕様車の設定など7年間で進化を遂げたモデルでもあります。 ファンから「FC(エフシー)」の愛称で親しまれており、登場から30年以上が経過した今でも高い人気を誇る1台です。 FC3Sの維持費の内訳 ここからは、FC3Sの維持費について5項目に分けて紹介します。具体的な費用のイメージを掴むために役立ててください。 燃料代 FC3Sはレギュラーガソリンモデルです。燃費は10・15モードで7.7km/L、実燃費で6.51km/L程度といわれています。燃費が悪いことで知られるロータリーエンジンを搭載したピュアスポーツカーとしては、及第点ではないでしょうか。 燃料代のシミュレーション結果は以下のとおりです。 1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定した場合、消費するガソリンは153.61L、ガソリン代は2万6,129円(*1)、年間換算で31万3,548円(*2)ほどになる計算です。 *1 燃費は6.51km/Lで算出*2 2024年3月12日のレギュラーガソリン1Lあたりの平均価格170.1円で算出 自動車税 FC3Sは総排気量1,308ccですが、ロータリーエンジンは高出力の特性上、1.5倍で計算します。つまり、1,308×1.5=1,962ccとなり、1クラス上の1.5L〜2.0L以下の自家用自動車に該当します。2024年3月現在の基本税額は3万9,500円/年です(新車登録が2019年9月30日以前の場合)。 しかし、1985年〜1992年が初年度登録の場合、13年以上経過した15%の重課対象のため、4万5,400円/年がかかります。スペックだけでは見えにくい部分のため、購入を検討する際には注意が必要です。 任意保険 FC3Sの任意保険料を、大手ネット型保険で見積もりをとった結果、約4万1,000円でした。設定した条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで)人身障害:あり(車内のみ補償)人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車輌保険:なし 今回の見積もりでは、車輌保険をつけられませんでした。車輌保険は、クルマの時価を参考に保険金を決めるのが一般的です。FC3Sは時価がごく少額であり、希少性があるものの保険においては考慮されないケースがほとんどです。なお、車輌保険をつけられる可能性がゼロではないため、気になる場合は加入する保険会社に確認しましょう。 車検 FC3Sを自家用自動車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。内訳は以下のとおりです。 自賠責保険(24ヶ月):1万7,650円自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円 ※認定工場の場合車検料:5万円合計:10万7,750円 ※車検料は、内容や整備工場などによって増減します FC3Sは最終型でも30年以上経過したクルマのため、自動車重量税が重課されます。また、ロータリーエンジンは構造の特性上専門知識が必要です。納税は2年ごとですが、信頼できる店舗を複数探し相見積もりを取るなど、計画的に準備して負担を減らすように工夫しましょう。 メンテナンス費用 FC3Sのメンテナンス費用は、年間15万円程度です。具体的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エンジンオイル交換代・プラグ交換代・ブレーキオイル交換代・オイルフィルター交換代・冷却水交換代・エアコンフィルター交換代 そのほか、走りが魅力のクルマゆえ、以下の項目が追加になる可能性があります。 ・リトラクタブルライトモーター交換代・タイヤ交換代・ハンドル交換代・Vベルト交換代・ブーツ交換代・オイル漏れ修理代・水漏れ修理代 リトラクタブルライトのモーター交換やタイヤ交換が必要となった場合、5万円以上はかかるでしょう。メンテナンスのための費用は、計画的に用意することが大切です。 FC3Sの年間維持費はいくら? FC3Sの年間維持費は、約60万円〜です。項目ごとの金額は以下のとおりです。 ガソリン代:31万3,548円自動車税:4万5,400円任意保険:4万1,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:15万円(パーツ交換費用の有無で変動)合計:60万3,823円 1ヶ月に換算すると約5万円です。さらに、ローンで購入した場合は車輌本体の返済額が、駐車場を借りる場合は駐車場代がかかります。 FC3Sの維持費が高いと思った時の対処法 FC3Sはロータリーエンジンの力強い走りが魅力のピュアスポーツカーです。しかし、30年以上前のロータリーエンジン搭載車であるため、自動車税や自動車重量税が重課されます。維持するには相応の経済的余裕が必要です。 実際に所有しており維持費が高いと感じている場合は、手放すことも検討しましょう。FC3Sは多くのファンをもつクルマです。中古車市場で出回っている数も限られており、高く売却できる可能性があります。 まとめ FC3Sは操る楽しさを味わえる1台です。小気味よいハンドリングや、ロータリーエンジンならではのトルクフルな加速は、長く憧れの存在として輝きを放っています。 ただし、維持費は年間60万円以上と、簡単に維持できるクルマとはいえません。ガソリン代や車検代など、最低限必要な費用だけでなく、各パーツの交換費用が追加される可能性もあります。 維持が難しい場合は、思い切って手放すのも1つの手段です。ファンから支持されているモデルのため、予想を大きく超える高額査定となるかもしれません。今回紹介した維持費を目安に、購入や売却を検討してみてください。

ランボルギーニの維持費は高い?維持するためにかかる費用や内訳を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

ランボルギーニの維持費は高い?維持するためにかかる費用や内訳を解説

イタリアを代表するスーパースポーツカーメーカーのランボルギーニ。高性能なモデルを製造するランボルギーニを維持するためにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。今回は、ランボルギーニの維持費や内訳、費用の目安について解説します。 ランボルギーニの特徴 ランボルギーニ(Automobili Lamborghini)は、世界的に高い人気を誇るスーパースポーツカーを製造しているイタリアの自動車メーカーです。 半世紀以上にわたる歴史の中で350 GT、Miura、Espada、Countach、Diablo、Murciélago、Reventón、Sesto Elemento、Veneno、Centenarioなど、さまざまなモデルを販売してきました。 2019年に発表された限定生産63台のLamborghini Sián FKP 37では、初めてハイブリッド技術を導入。スーパースポーツカーならではの卓越したパフォーマンスをそのままに、環境にも配慮したモデルとなっています。 ランボルギーニは、時代の変化に対応しながら、今もなおスーパースポーツカーを作り続けています。 ランボルギーニの維持費の内訳 ランボルギーニを維持するためには、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検など、さまざまな費用がかかります。ここからは、ランボルギーニを維持するためにかかる費用の内訳について解説します。 燃料代 燃料代は車種や使用燃料などによって変わりますが、ここではランボルギーニを代表するモデル「ガヤルド(2003年式)」でシミュレーションします。 ガヤルドの燃費は、年式やグレード、走り方などによって異なりますが、平均するとおおよそ6.0km/Lです。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,666L。ハイオクガソリンの単価180円だとした場合、1年間にかかる燃料代は29万9,880円です。燃料代だけで1年に約30万円かかることになります。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まる税金です。初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となります。古い年式のランボルギーニを購入するときは、自動車税の重課にも注意してください。 ランボルギーニ「ガヤルド(2003年式)」は、エンジン排気量が4,961cc、初年度登録から13年以上経過しているため、自動車税は10万1,200円です。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり(限定タイプ) 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で約12万円でした。なお、グレードや年式が異なる場合は保険料も変わるため参考程度にお考えください。 車検 車検の費用について見てみましょう。下記は、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションです。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※車輌重量1.5t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:13万7,250円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 上記の車検費用は、初年度登録から18年以上経過しているモデルで試算した金額です。年式やグレードが異なる場合は、車検費用も異なることに注意してください。また、この車検費用は車検にかかる最低限の費用のため、部品交換や整備・調整をした場合は別途追加料金がかかります。 メンテナンス費用 ランボルギーニのメンテナンスには、次の項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など このような費用がかかることから、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかります。また、タイヤ交換をしたときは、20〜30万円程度の費用が追加で必要です。 ランボルギーニの年間維持費はいくら? ランボルギーニの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約30万円・自動車税:10万1,200円・任意保険:約12万円・メンテナンス費:約10万円〜40万円・車検:約7万円(2年毎のため約14万円の半額分)合計:約69万1,200円〜99万1,200円 この試算合計は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を購入したり、駐車場を契約したりすると、別途費用がかかります。 ランボルギーニの維持費が高いと思った時の対処法 ランボルギーニの維持費は、一般的な乗用車と比べると高いため、維持するのが大変だと感じる方も多いでしょう。ランボルギーニを維持するのが大変だと思ったときは、車を売却して新しい車に乗り換えるのも1つの方法です。 ランボルギーニを売却する際は、ランボルギーニの歴史や各モデルの特徴に詳しく、古い年式のモデルの査定・買取も得意としている買取店に依頼すると高く売れる可能性が高くなります。 まとめ イタリアを代表するスーパーカーであるランボルギーニは、お金に変えられない魅力がある車です。しかし、ランボルギーニを維持するためには多額のお金が必要となります。今まで頑張ってランボルギーニを維持し続けてきたものの、「もう維持するのは無理」と思ったときは、売却して新しい車に乗り換えるので検討するとよいでしょう。

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