Rollbahn(ロルバーン)の嵐「MAJIで蒐集する5秒前」

もともとコレクター気質であることは自分でも自覚している(つもりだ)。

いつだったか覚えていないが、躊躇することなくハードカバーの本を買えるようになったとき、少しは大人の階段を上ったと実感したものだ。

そしてミニカーを買うきっかけになったのは、1台目のナローポルシェを手放したあとに、外車王SOKENおよび旧車王ヒストリアの執筆陣のおひとりである北沢剛司さんにポルシェディーラーに連れて行かれ、まんまと911ターボセットを買う羽目になったせいだ。

しかし、ここ最近は本もミニカーも極力買わないようにしている。

気になる本は買うのだけれど、なかなか読む時間がないのだ。

読書する時間が持てることって、実はとてもぜいたくなのかもしれない、と遅まきながら気づいた。

時間を気にすることなく読書できるようになる頃にはおじいちゃんになっているかもしれない。

そしてミニカー。気づけばポンと買える金額ではなくなってしまった。

いつの間にか、1/43スケールのミニカーが1万円オーバーでも驚かなくなった。

いまや、かつての1/43スケールの価格が1/64に相当するのだ。

いまさら1/64に鞍替えする気にもなれず、ミニカー蒐集は事実上の休止状態だ。

コレクションとは無縁の生活になって早数年が経ち、平穏な日々・・・と思いきや、「MAJIで蒐集する5秒前」状態になっているものがある。

Rollbahn(ロルバーン)のノートだ。

以前からRollbahnの存在は知っていたけれど、どちらかというとMOLESKINE(モレスキン)党だった。

しかし最近になってRollbahnのノートが急激に数を増やしつつある。

クルマ関連のRollbahnのノートが少ないにもかかわらず、だ。

なぜだか分からないが、クルマに関連するRollbahnのノートをあまり見掛けない。

その代わりなぜか惹かれるのが「鉄道関連」だ。

最初に手に入れたのは、てっぱく(鉄道博物館)に行ったときに売店で見つけたEF55(通称ムーミン)のノートだ。

色合いといい、デザインといい、一目ぼれ。迷わず購入した。

鉄とRollbahnは相性がいいのか、魅力的なノートがいくつもある。

何を隠そう、小学生までは「バリバリ」に「バリ」がもうひとつ加わるくらい、筋金入りの鉄ちゃんだった。

私が幼少期の頃、父親は電車通勤だったこともあり、家にはクルマがなかった。

加えて父親は鉄道模型が趣味だったので、HOゲージを買い集めていたのだ。

そして母親の実家の目の前は線路。昼夜問わず列車が走る。

赤ちゃんの頃から眺めていたのだから、そりゃ鉄にならない方が無理なハナシだ。

しかし、中1のときに鉄道からクルマに鞍替えした。そして現在にいたる。

4才になる息子もバリバリの鉄ちゃんだ。

今年に入り、プラレールでしか見たことがなかったホンモノのドクターイエローを、東京駅まで親子で観に行った(すごい人だった)。

息子もクルマ好きでもあるけれど、鉄道との比率は9:1くらい。「一応、クルマ好き」のレベルだ。

子どもにはまだ知らせていないが、クローゼットには幼少期に集めたNゲージが眠っている。

オトナ買いした20系ブルートレインのフル編成(電気機関車込み)も未使用のまましまってある。

よもやこんなお宝が自宅に眠っているとは夢にも思わないだろう。

それはさておきRollbahnだ。

先日、家族で江ノ電に乗ったとき、鎌倉駅の売店でRollbahn×江ノ電コラボのノートを見つけ、即買いしてしまった。

このあいだは東京駅限定のRollbahn……。

他にもどんな種類があるのかと、ついにメルカリやヤフオクの物色を始めてしまった。

子どもたちが好きな絵本のRollbahnノートを見つけて、思わず落札してしまった。

いや、これはまずい。

「MAJIで蒐集する5秒前」だ。

自分でも分かる。おそらく、ここが踏みとどまる最後のチャンスだと。

もしここでタカが外れたら、一気に蒐集癖が爆発するのは目に見えている。

送料込みで1000円前後という手軽さも非常によろしくない。

開封すらしないであろうRollbahnのノートを何十冊も集めてどうすんだ。

これでクルマ関連のRollbahnのノートが増えてきたらもうダメだ。

各自動車メーカーの皆さま、どうかRollbahnとのコラボ企画のノートが出ませんように……といいつつ、めぼしいアイテムがないかチェックしている自分がいる。

「MAJIで散財する5秒前」だ。誰か止めてください。

[ライター・撮影/松村透]

 

 

 

画像1 画像2
画像ギャラリー(全2枚)を見る

旧車王のLINE友だち登録
カンタン査定申し込み!

友だち追加

この記事をシェアする

旧車王ヒストリアは
旧車買取20年以上の旧車王
が運営しています

旧車売るなら旧車王

旧車王は、「自動車文化遺産を次世代へ」という信念のもと、旧車・クラシックカーに特化して23年、年間11,000台以上の査定申込をいただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

関連する記事

オープン2シーターとして人気のホンダ S2000!世界一を目指したSシリーズの歴史と魅力に迫る

オープン2シーターとして人気のホンダ S2000!世界一を目指したSシリーズの歴史と魅力に迫る

旧車の魅力 2023-11-30
車のミラーの修理はどこに依頼する?修理にかかる費用・時間も解説!

車のミラーの修理はどこに依頼する?修理にかかる費用・時間も解説!

旧車メンテナンス 2023-11-29
車の塗装剥がれの修理費用と防止方法

車の塗装剥がれの修理費用と防止方法

旧車メンテナンス 2023-11-29
ハイブリッド車は冬に弱い?燃費が落ちる理由や抑える方法を紹介

ハイブリッド車は冬に弱い?燃費が落ちる理由や抑える方法を紹介

旧車売買の豆知識 2023-11-28
車は冬に燃費が悪くなる?原因や燃費低下を抑える方法を紹介

車は冬に燃費が悪くなる?原因や燃費低下を抑える方法を紹介

旧車売買の豆知識 2023-11-28
車の修理にローンは使える?使えなかった場合の対応方法も紹介

車の修理にローンは使える?使えなかった場合の対応方法も紹介

旧車売買の豆知識 2023-11-28
旧きから現行まで、憧れの対象スーパーカー、ハイパーカーが芦ノ湖スカイラインに集結!GOGOmtgレポート<前編・ポルシェ特集>

旧きから現行まで、憧れの対象スーパーカー、ハイパーカーが芦ノ湖スカイラインに集結!GOGOmtgレポート<前編・ポルシェ特集>

イベントレポート 2023-11-28
ニュージーランドは旧車にも優しい!驚きの自動車税と車検制度とは

ニュージーランドは旧車にも優しい!驚きの自動車税と車検制度とは

海外現地レポ 2023-11-28

記事ランキング

1
車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

旧車売買の豆知識 2023-11-13
2
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

旧車市場動向 2023-09-11
3
固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

ライフスタイル 2023-09-14
4
運転免許が期限切れでも返納はできる?免許返納のメリットについても解説

運転免許が期限切れでも返納はできる?免許返納のメリットについても解説

旧車売買の豆知識 2023-11-13
5
車庫証明は直線距離2km以内が原則!取得の要件や例外などを解説

車庫証明は直線距離2km以内が原則!取得の要件や例外などを解説

旧車売買の豆知識 2023-11-13
6
ドイツでレクサスLFAが3台も販売中!?その驚きの価格とは!

ドイツでレクサスLFAが3台も販売中!?その驚きの価格とは!

ドイツ現地レポ 2023-08-11
7
日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う!

日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う!

旧車売買の豆知識 2023-11-14
8
免許返納をした後の証明書「運転経歴証明書」の交付方法やメリットを解説

免許返納をした後の証明書「運転経歴証明書」の交付方法やメリットを解説

旧車コラム 2023-07-04

カテゴリ一覧

# 旧車コラム # 旧車の魅力 # 旧車売買の豆知識 # 旧車市場動向 # 旧車メンテナンス # エディターズノート # ライタープロフィール # イベントレポート # ライフスタイル # 加藤久美子&博人の見識 # ドイツ現地レポ # ライター愛車レポート # タイレルP34を追え! # オーナーインタビュー # 名車&迷車烈伝 # マツド・デラックスの世界 # 海外現地レポ