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パブリカのリセールバリューは?歴史や高く売る方法を解説

目次
1.パブリカとは 2.パブリカの歴史 3.パブリカのリセールバリューはどれくらい? 4.パブリカを高く売る方法 5.パブリカを高く買い取れる業者の特徴 6.パブリカの売却なら旧車王がおすすめ

トヨタ自動車を代表する大衆車・パブリカの希少価値が上がっています。リセールバリューの高騰を期待されている方も多いのではないでしょうか。今回はパブリカの歴史や魅力を取り上げると共に、パブリカのリセールバリューについて解説します。

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パブリカとは

通産省より発表された国民車構想により、トヨタ自動車が開発・販売したオーナードライバー用の小型大衆車です。
パブリカの誕生は、トヨタ自動車が小型大衆車の販売への道筋を作るきっかけとなりました。

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パブリカの歴史

パブリカは1961年に排気量700ccのセダンとして発売されました。1950年代、豊田英二氏が500cc~600ccクラスの大衆車の開発提案をしたことにより歴史は始まります。当初は水冷2気筒エンジンを搭載した前輪駆動方式の車両を試作しましたが、開発期間の短さと技術的限界により断念し、フロントエンジンリヤドライブ方式に路線を変更します。

また、エンジンの排気量も高速道路での使用を見込んで700ccクラスを採用しました。これは、車の居住性の確保とエンジンの振動対策を追求した結果です。
完成した初代パブリカのUP10は、空冷水平対向エンジンを搭載し、サスペンションには乗り心地の良いダブルウィッシュボーンとリーフリジットが採用されました。

UP10の名称は一般公募によって公募され、100万通を越える応募の中から英語読みのパブリックとカーを併せた言葉の「パブリカ」が選ばれたのです。

トヨタ自動車の一大プロジェクトとして発売されたパブリカでしたが、装備があまりにも簡素化されていたため販売台数は当初の見込みから大きく外れました。

1962年にバンタイプを追加し、新たにパブリカスポーツを発表します。(後の「ヨタハチ」の愛称で知られるトヨタ800です)

1963年にはリクライニングシート、ラジオ、ヒーターなどの快適装備を備えたUP10D型「デラックス」を発表します。同年、「コンバーチブル」と「デチャッタブルトップ」のラインナップを発表しパブリカはようやく小型大衆車として売れ行きを伸ばしました。

1966年にビックマイナーチェンジを発表。排気量を800ccにアップし、馬力を36馬力にした2U-C型エンジンを搭載したUP20型を発売し、デザインも見直されフロントノーズとリヤデッキの大幅な改良を行います。

1967年にパブリカは販売価格が下げられ、パブリカの基本グレードとなる「スタンダード」の販売価格は35万9000円でした。当時の為替レートが1ドル=360円であったことから
キャッチコピーを「1000ドル・カー」と改めたのです。

1968年に初代最後のマイナーチェンジを行い、「デラックス」と「スタンダート」の中間に位置する「スペシャル」の追加を発表しました。

そして、1969年にフルモデルチェンジし、二代目パブリカが発売されました。
ラインナップは、2U型エンジンを搭載したモデルと水冷直列4気筒エンジンの2K型エンジンを搭載したモデルの2つ。この時期は団塊世代が運転免許を取得する年齢になります。そこでトヨタ自動車はパブリカの販売路線を転換し、大衆車向けの「1000ドルカー」のキャッチコピーから団塊世代へ向けたエントリーカーとしてアピールするため「ガッツパブリカ」などスタイリッシュなキャッチコピーへと表現を改めました。それに合わせるように若者向けのスポーティグレード「SL」の追加を発表します。

そして1970年にマイナーチェンジ。インストメントパネルの変更や1200ccモデルの「ハイデラックス」仕様を発表しました。同時に前輪ディスクブレーキが標準装備され、方向安定性を重視した制動能力を獲得します。

1972年にビックマイナーチェンジし、エクステリアの大幅な改良を実施。翌年にはスポーティな上級グレード「パブリカスターレット」を発表し、1976年には排出ガス規制適合に伴うマイナーチェンジを行いました。1978年にはスターレットの登場によりパブリカは乗用車モデルの販売が終了しました。

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パブリカのリセールバリューはどれくらい?

リセールバリューとは、購入した車を売却したときの価値のことです。
調べてみたところ、パプリカのリセールバリューは次のようになりました。

モデル 排気量 年式 新車販売価格 2022年6月現在の価格
初代パブリカ/スタンダード 700 昭和40年
(1965年)
38万9,000円 178万円→約4.6倍
(参考サイト:価格.com)
初代パブリカ/デラックス 600 昭和43年
(1968年)
40万9,000円 220万円→約5.5倍
(参考サイト:車選びドットコム)
2代目パブリカ 1,000 昭和45
(1970年)
39万5,000円

120万円→約3倍
(参考サイト:カーセンサー)

新車販売価格の数倍の価値があることがわかります。

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パブリカを高く売る方法

パブリカを高く売却したいとお考えの方には、次のような方法で高額査定に繋がります。

オリジナルの部品の状態が良い。

外装、内装からはじまりエンジンや足回りの状態がオリジナルかつ良好なら売却価格は高くなります。あわせて整備記録簿もあると、パブリカの品質を保ってきた証明にもなり査定評価が上がることが期待できます。

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パブリカを高く買い取れる業者の特徴

自慢の愛車をきちんと評価してくれると共に、しっかり対応してくれる業者を選びたいところではないでしょうか。そこで、パプリカを高額で買い取ってくれる業者の特徴をご紹介します。

二重査定をしない

二重査定とは買取契約した後に、買取業者が再度査定を行い、欠陥が見つかったと買取額の減額を売主に求めることです。実際の車の評価額よりも低くなることになります。また業者によっては正当な理由もなく減額する場合もあるので注意が必要です。二重査定や不当なキャンセル料を請求しないよう明示している業者を選びましょう。

旧車の買取実績が豊富

旧車を中心に買取を行っている実績豊富な業者に依頼しましょう。目安として一般社団法人日本自動車購入協会JPUCに加盟している買取店を選ぶのがおすすめです。

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パブリカの売却なら旧車王がおすすめ

旧車買取店は数多くありますが、パブリカを売却するなら創業22年、希少車の買取に特化している旧車王にぜひご依頼ください。JPUCに加盟し、契約後の減額は一切ありません。
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