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ライター志望の相談を受けてある回答をすると驚かれる話

この仕事をしていると「ライターになりたいんですれど・・・」という相談をしばしば受ける。

たしかに資格はいらないし、パソコンか、人によってはスマホさえあればライターデビューは可能だ。

では本題。

「ライターになりたいんですれど・・・」

この相談に対してどのように答えるかというと「締め切りをひたすら守っていると仕事がきますよー」と伝えている。

文章力とか、そういうセンスを問う回答を想定(期待)している人が多いので、たいていポカーンとなる。

事実「そんな簡単なことでいいんですか?」といわれたことも何度かあった。

じゃあ、教えてくれよ。

なんでこうも締め切りが守ってもらえないのか。

・・・と質問してきた方に問い詰めたくなったがやめておいた。

会社員時代の上司がとにかく納期にうるさかった。

徹夜だろうと休日出勤だろうと納期を守ることが最優先だと叩き込まれた。

そのスパルタ教育のおかげで、締め切りは極力(意地でも)守る感覚が身に染みついている(とはいえ、たまに遅れます。すみません)。

勤め先の会社の取締役兼営業部長だった上司は、根っからの営業マンだった。

とにかく押しが強い。

今でいうところのパワハラまがいなこともさんざんされたし、人としてもソリがあわかなった。

根っからの営業マンタイプが苦手になったのは、たぶんこの上司の存在がトラウマとなっている可能性が高い。

しかし、納期を守る大切さをはじめとする仕事のイロハは懇切丁寧に教えてくれたし、生意気だった自分に対しても寛容だった。

20代半ばの頃「まずは謙虚になって耳を傾けないと、将来うだつの上がらない人生が待ってるよ」と真顔でいわれたことも覚えている。

これはかなりグサリときたし(図星だ)、嫌が応でも腹落ちできた。

そういう意味では、感謝してもしきれないほどお世話になった恩人のひとりでもあるのかもしれない。

話がそれたが、それくらい依頼している原稿は締め切りどおりに届かない。

仮に、10人に依頼したら締め切りどおりに届くのは3人。

残りの3〜5人は数日遅れて原稿が届き、残りの2人はこちらから催促しないといつまで経っても原稿が届かない。

ようやく届いた原稿がものすごく精度が高いかというとそうでもない。

不思議なもので、むしろ、締め切りを守ってくれるライターさんの方が精度が高い。

これが現実だ。

締め切りを守れる人は毎回(よほどの事情がない限り)締め切りを守ってくれるし、守れない人は99%遅れてくる。

締め切りをきっちり守って原稿の精度が高くてさらには企画力まであって、ついでに撮影もできてwordpressの編集もできてジャンルを問わずに原稿が書けて、人としても付き合いやすい、おまけにバズる記事が書けるなんて人がいないとは限らないが、まぁ、奇跡だ。

当然ながらこの手の人には依頼が集中するので、他の仕事を受ける余裕がないほど猛烈に忙しいし、当然ながらギャラも高い。

目の前のライター志望の方がうつむき加減で悩んでいるところへ

「とにかく締め切りだけは意地でも守って、あとはライバルたちが勝手に脱落するまでコツコツ実績を積み上げていけば意外となんとかなりますよ!」

と念押しすると、たいていは「やっぱりやめておきます」となる。

こちらとしても「またやっちまった・・・」となって、その日の夜は仕事が手につかないほど落ち込むことになる。

デビュー前に脱落させてどうすんだ。

もしかしたら、ライターデビューする前段階で、生き残れる人とそうでない人との勝負はすでについているのかもしれない・・・。

[画像/Adobe Stock ライター/松村透]

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