名車ばかり!ドイツ人も一目置く日本車7選

目次
1.■7位.マツダ RX-7(1978年) 2.■6位.ホンダ NSX(1990年) 3.■5位.トヨタ 2000GT(1967年) 4.■4位.日産GT-R(2007年) 5.■3位.三菱 ランサーエボリューションVIII(2003年) 6.■2位.ホンダ シビック タイプR(2016年) 7.■1位.レクサス LFA(2010年) 8.■まとめ:日本人であることを誇りたい名車ばかり

ドイツ人はとにかく国産車(ドイツ車)を愛している。

ドイツ車が世界一だと自負している。

当たり前といえばそれまでだが、ドイツ連邦自動車局(KBA)の調べによると、2020年度ドイツ国内の乗用車新規登録台数はドイツ3大自動車メーカーが圧倒的シェアで上位を占めている。

そんな自動車大国ドイツでも、一目置かれている日本車が存在する。

ほとんどのドイツ人は日本車のことを安価で壊れにくいと考えているが、なかには例外もあり、世界的にも高く評価されたハイパフォーマンスでエキサイティングなクルマがある。

今回は、そんな日本を代表するスポーツカーのなかでも特にドイツ人から一目置かれるクルマを紹介していく。

■7位.マツダ RX-7(1978年)

マツダが開発したスポーツカー。1978年から1985年まで製造された第1世代は、特に米国で成功を収め、ポルシェ924から多くの顧客を奪った。

当時「貧乏人のポルシェ」と呼ばれていたこのクルマは、耐久性ではポルシェに敵わなかったが、総合点で924を凌ぐ性能を誇っていた。

60万台を超えるRX-7がアメリカで販売され、自動車排出ガス規制の影響により2002年に生産を終了した。

旧車王バナー旧車王バナー

■6位.ホンダ NSX(1990年)

フォーミュラ1のレジェンド、アイルトン・セナとホンダのF1チームが開発に関わって作られたスポーツカー。

この事実だけでも魅力的だが、もともと第2期のF1参戦時に「世界に通用するホンダの顔を持ちたい」という思いから誕生した。

開発にあたってはフェラーリのV8モデル「フェラーリ328」を超える走行性能を目指して開発が進められ、ドイツのニュルブルクリンクなどで何度も走行テストが行われた。

車両の生産はすべて手作業で行われ、販売価格は当時のスポーツカーで最高額であったため、日本車で唯一のスーパーカーと評された。

■5位.トヨタ 2000GT(1967年)

トヨタとヤマハが共同開発したスポーツカー。ジェームズ・ボンド主演の映画「007」にて起用されたことからも世界的に有名になった。

2000GTの開発にあたっては全体のレイアウトやデザイン・基本設計などはトヨタ側、エンジンの高性能化と車体・シャシーの細部設計はヤマハ側が担当したとされている。

1967年から1970年にかけて製造された台数は僅か337台。

この希少価値の高さから2013年に行われたとあるオークションにて日本車としては最高額となる1億8,000万円で落札された。

旧車王バナー旧車王バナー

■4位.日産GT-R(2007年)

日産スポーツカーの象徴であるスカイラインGT-Rの後継モデルとして開発された。

最高出力480馬力・V6ツインターボエンジンを搭載し、最上位グレードのNISMOになると600馬力・0-100km2.8秒という驚異的な記録を持っている。

2022年現在では、日本の自動車メーカーで300km/h以上で走行できる車種はGT-Rのみとなっており、海外では「ゴジラ」と呼ばれている。

■3位.三菱 ランサーエボリューションVIII(2003年)

世界ラリー選手権に出場するために開発された三菱のスポーツカー。

2003年に発売された8代目となる通称「エボVⅢ」。ダイムラーより移籍したデザイナーのオリビエ・ブーレイによって富士山型のグリルが採用された。

世界ラリー選手権においては数々の好成績を収め、映画「ワイルド・スピード」で起用されたことからもその名を世界に轟かせた。

旧車王バナー旧車王バナー

■2位.ホンダ シビック タイプR(2016年)

FF車両世界最速を目標にホンダが開発を行ったスポーツカー。

シビックをベースにエンジンやサスペンションをチューニングし、最高出力は310馬力・最高速度は270kmを誇る高性能モデルである。

サーキット走行も可能であり、国内外問わず根強いファンが存在する。

2015年にはニュルブルクリンク北コースにてタイム測定を行い、7分50秒63を記録した。

これは2014年にルノー・メガーヌRSが保持していた記録を4秒程上回り、量産FF車におけるニュルブルクリンク北コースの最速記録となった。

■1位.レクサス LFA(2010年)

トヨタが展開する高級車ブランド「レクサス」が2010年から2012年にかけて限定500台を生産・販売したスーパーカー。

レクサスのプレミアムスポーツ「F」シリーズの頂点に君臨し、「世界超一級レベルの運動性能と超一流の感性と官能を持ち合わせるスーパースポーツカー」として開発された。

搭載される4.8 V10エンジンはヤマハと共同開発され、最高出力は560馬力・最高速度は320km/h以上に達するまさに規格外のクルマだ。

当時の新車販売価格は3750万円であったが、近年では海外のオークションにて1億円以上で取引されている。

いまや世界一高価な日本車といっても過言ではない。

旧車王バナー旧車王バナー

■まとめ:日本人であることを誇りたい名車ばかり

スーパーカーといえば、フェラーリやランボルギーニを思い浮かべる人も少なくないだろう。

日本ではスポーツカーは豊富にラインナップされているが、スーパーカーはそれほど多くない。

和製スーパーカーといえば、トヨタ「2000GT」やホンダ「NSX」、日産「GT-R」、レクサス「LFA」が挙げれられるが、日本が世界に誇るスポーツカーは数多く存在する。

自動車の長い歴史のなかで、ドイツ・イタリア・アメリカなどの自動車大国と肩を並べて戦ってきた数々の日本車は、これからも世界中の自動車ファンを魅了し続けるだろう。

[ライター/高岡ケン]

画像1 画像2 画像3 画像4 画像5 画像6 画像7
画像ギャラリー(全7枚)を見る

旧車王のLINE友だち登録
カンタン査定申し込み!

友だち追加

この記事をシェアする

旧車王ヒストリアは
旧車買取20年以上の旧車王
が運営しています

旧車売るなら旧車王

旧車王は、「自動車文化遺産を次世代へ」という信念のもと、旧車・クラシックカーに特化して23年、年間11,000台以上の査定申込をいただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日で全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

すぐ査定依頼が可能!

旧車王サイトはこちら

まずは車について気軽に相談したい

どんな相談ができるの?

関連する記事

NSXの価格高騰・値上がりはもう終わり?相場推移を解説

NSXの価格高騰・値上がりはもう終わり?相場推移を解説

旧車市場動向 2024-02-01
ホンダ 初代NSX(NA1型/NA2型)の維持費はどのくらい?内訳と目安を解説

ホンダ 初代NSX(NA1型/NA2型)の維持費はどのくらい?内訳と目安を解説

旧車売買の豆知識 2024-01-22
クルマ愛&郷土愛が一体感を生む! 広島県・2023車輪村イベントレポート

クルマ愛&郷土愛が一体感を生む! 広島県・2023車輪村イベントレポート

イベントレポート 2023-05-06
ドイツ人が選ぶ、一度は乗ってみたい日本のクラシックカーとは?

ドイツ人が選ぶ、一度は乗ってみたい日本のクラシックカーとは?

ドイツ現地レポ 2023-03-20
ドイツでシェアカーが拡大中!日本車に憧れを抱く若者も

ドイツでシェアカーが拡大中!日本車に憧れを抱く若者も

ドイツ現地レポ 2023-02-13
JKラングラーの維持費はどれぐらい?シミュレーションしてみました

JKラングラーの維持費はどれぐらい?シミュレーションしてみました

旧車売買の豆知識 2024-04-25
外車はなぜ左ハンドルが多いの?! メリットとデメリットを徹底紹

外車はなぜ左ハンドルが多いの?! メリットとデメリットを徹底紹

旧車売買の豆知識 2024-04-24
車検証の住所変更のディーラーへの依頼費用は?費用の目安や他の業者も紹介

車検証の住所変更のディーラーへの依頼費用は?費用の目安や他の業者も紹介

旧車売買の豆知識 2024-04-24

記事ランキング

1
固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

ライフスタイル 2023-09-14
2
車検ステッカーの貼り付け位置はどこ?間違えた場合の罰則も紹介

車検ステッカーの貼り付け位置はどこ?間違えた場合の罰則も紹介

旧車売買の豆知識 2024-02-02
3
ナンバープレートから個人情報は特定できる?特定できる情報を解説

ナンバープレートから個人情報は特定できる?特定できる情報を解説

旧車売買の豆知識 2023-10-27
4
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

旧車市場動向 2023-12-28
5
車のキュルキュル音は放置しないで!原因と修理料金を解説

車のキュルキュル音は放置しないで!原因と修理料金を解説

旧車メンテナンス 2023-11-10
6
車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

旧車売買の豆知識 2024-03-04
7
車検証の住所変更はオンラインでできる!方法や必要書類などを紹介

車検証の住所変更はオンラインでできる!方法や必要書類などを紹介

旧車売買の豆知識 2024-01-29
8
車のアンダーカバーが壊れた!修理費用はどのくらい?

車のアンダーカバーが壊れた!修理費用はどのくらい?

旧車メンテナンス 2023-10-18

カテゴリ一覧

# 旧車コラム # 旧車の魅力 # 旧車売買の豆知識 # 旧車市場動向 # 旧車メンテナンス # エディターズノート # ライタープロフィール # イベントレポート # ライフスタイル # 加藤久美子&博人の見識 # ドイツ現地レポ # ライター愛車レポート # タイレルP34を追え! # オーナーインタビュー # 名車&迷車烈伝 # マツド・デラックスの世界 # 海外現地レポ