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クラウンは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が買取相場を解説

目次
1.クラウンとは 2.クラウンの価格は高騰している? 3.クラウンの現在の買取相場 4.価格が高くなりやすいクラウンとは 5.クラウンを売るなら実績・知識豊富な業者へ

トヨタを代表する高級車・クラウン。1955年の販売開始から70年近くにわたって愛されているモデルです。世代ごとに特徴が異なり、それぞれ多くのファンからの支持を得ています。

長い歴史をもつだけに中古車市場には数多くのクラウンが流通していますが、現在どのくらいの価格がついているのでしょうか。今回はクラウンの直近数ヶ月の価格推移と現在の買取相場を解説します。

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クラウンとは

クラウンの歴史は、遡ること70年近く前の1955年に始まりました。高級乗用車として世間に認知されており、「いつかはクラウン」というキャッチコピーがあるほどに、庶民の憧れの的でした。クラウンは発売されてから現在まで、16代ものモデルが販売されています。

戦後間もない頃海外メーカーと提携してクルマを開発するメーカーが多かったなか、クラウンは純国産車として誕生しました。製造当初からトヨタは乗り心地のよさにこだわり、その遺伝子は後のクラウンに脈々と受け継がれています。また、走行性能の磨き込みにも余念がなく、2代目では国産車で初めてV8エンジンを、7代目ではまたもや国産車で初めてスーパーチャージャーを搭載しました。

高級車としての矜持を保ちながら走りを楽しむ層へのアプローチも忘れず、多くの人々に愛されているクラウンは、トヨタはもちろん日本の顔と言っても過言ではない名車の1つです。

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クラウンの価格は高騰している?

クラウンの中古価格は全世代を通してゆるやかに値上がりしています。ただし、何代にもわたる歴史の長いクルマであり、なかには少々価格が下がっている世代もあります。大手中古車販売サイトの販売状況を見ると、20年以上前のモデルのなかには右肩下がりの個体があります。
※2024年9月時点の情報です。

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クラウンの現在の買取相場

続いて具体的なクラウンの価格について解説します。4〜11代目クラウンの買取相場を世代ごとに紹介します。
※一部の世代を除きます。
※2024年9月時点の情報です。

4代目(60系/70系)

型式

グレード

買取相場

MS60

スーパーサルーン

5万~70万円

MS70

スーパーサルーン

5 70万円

1971年登場の4代目は丸みを帯びたボディラインをもち「クジラクラウン」の愛称で親しまれました。発売から半世紀近く経過するにもかかわらず、状態次第で70万円近い価格がつくことがあります。

5代目(90系)

型式

グレード

買取相場

MS90

2.0スーパーサルーン

5万~100万円

MS95

2.6スーパーサルーン

5万~100万円

丸いスタイリングが特徴的な先代から一新、5代目は直線的で堂々とした佇まいで登場しました。2L2.6Lの排気量と異なるモデルがラインナップされ、それぞれ違う型式が付与されていますが、買取相場はいずれも同じくらいです。

6代目(110系)

型式

グレード

買取相場

MS110

2.0スーパーサルーン

2.0スーパーサルーンターボ 

スーパーデラックス

5万~70万円

MS112

2.8ロイヤルサルーン

5万~80万円

6代目では、先代の直線的なスタイリングを引き継ぎ、さらに重厚感を増した外観に進化しました。迫力のあるフロントマスクに由来し「鬼クラ」と呼ばれています。5代目と同様に排気量で型式が異なるものの、買取相場に大差はありません。

7代目(120系)

型式

グレード

買取相場

GS120

2.0スーパーサルーン

5万~30万円

GS121

2.0ロイヤルサルーン

5万~30万円

MS123

2.8ロイヤルサルーンG

30万~150万円

MS125

3.0ロイヤルサルーンG

50万~180万円

有名な「いつかはクラウン」のキャッチコピーで登場した7代目。それまでモデルの中心であったセダンに変わり、4ドアハードトップが中核を成すようになりました。最上位グレードである「ロイヤルサルーンG」には特に注目が集まり、現在でも他グレードに大差をつけて高価格で取引されています。

8代目(130系)

型式

グレード

買取相場

GS130

スーパーサルーンエクストラ

スーパーデラックス

5万~20万円

GS131

スーパーサルーンエクストラ

ロイヤルサルーン

5万~30万円

MS135

ロイヤルサルーン

5万~50万円

MS137

ロイヤルサルーンG

5万~50万円

UZS131

ロイヤルサルーンG

5万~160万円

1987年に登場した8代目は、1990年に過去最高の販売台数239,858台を達成します。名実ともに人気車の地位を確立した世代といえるでしょう。先代に引き続きロイヤルサルーンGには豪華な装備が詰め込まれ、先進技術が駆使されたエレクトロマルチビジョンを搭載したモデルもラインナップされました。

11代目(170系)

型式

グレード

買取相場

JZS171

ロイヤルサルーン

ロイヤルサルーンプレミアム

5万~20万円

JZS171

アスリートV

アスリートVX

アスリートVプレミアム

5万~130万円

JZS175

ロイヤルサルーン

ロイヤルサルーンG

ロイヤルサルーンプレミアム

アスリートG

5万~20万円

11代目といえば8年ぶりに「アスリート」が復活した世代です。なかでもアスリートVには最高出力280psを発生させる1JZ-GTE型エンジンを搭載し、走りを楽しみたいユーザーから熱い支持を獲得しました。その人気ぶりは今も健在で、買取相場もアスリートVだけ目立って高値をマークしています。

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価格が高くなりやすいクラウンとは

ここまでクラウンの買取相場を解説しました。それでは、どのような状態のクラウンにより高値がつくのでしょうか。続いて、価格が高くなりやすいクラウンの特徴について解説します。

こまめにメンテナンスされている

こまめにメンテナンスをしているクラウンは価格が高くなりやすいでしょう。良好な状態が保たれていれば本来のパフォーマンスを発揮できるうえ、乗り出す前に修理する時間や費用を抑えられます。反対に、状態が悪ければメンテナンスに手間がかかることに加え、走行にも悪影響が出る可能性もあります。

特にエンジンルーム内は、査定価格に大きく影響するためこまめなメンテナンスが必要です。定期的にメンテナンスされていて、状態がよければ相場よりも高く売却できるかもしれません。

ノーマルタイプ

ノーマルタイプのクラウンも価格が高くなりやすいでしょう。

特別仕様車とは異なり、豪華で快適な装備はないものの、ノーマルタイプには一定の人気があります。排気量は2L〜4L、さらにはV8エンジンまでラインナップされており、幅広い範囲で高額査定の期待できます。

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クラウンを売るなら実績・知識豊富な業者へ

トヨタの伝統的モデルの1つともいえるクラウン。その歴史はあまりにも長く、グレードも多岐にわたります。それぞれ個性や特徴が異なり、市場での価値にも差があります。

売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。クラウンはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。

旧車の買取なら「旧車王」におまかせ!

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