免許の自主返納数は、増加傾向にあります。免許は、何歳からでも返納できますが、具体的に何歳ぐらいの方が返納しているのでしょうか。今回は、免許の自主返納する年齢について解説します。
免許を返納した人の平均年齢
運転免許統計によると、次のようなデータがあります。
(出典元:運転免許統計)
上記は、令和2年における年齢別の免許返納数です。
75歳前後で返納する人が多くいることがわかります。
「高齢運転者」と呼ばれる70歳を過ぎると、免許更新するためには「高齢者講習」を受講する必要があります。免許を更新する方は、免許更新満了日の6ヶ月前から更新期間満了日までの間に受講しなくてはいけません。「高齢者講習」を受講すると、「高齢者講習終了証明書」が発行され、その証明書を持って免許の更新へ行く流れになります。(詳しくは、こちらをご覧ください。)
つまり、「高齢者講習」と「免許の更新」を別々に行う必要があり、また、それぞれに費用もかかります。加齢により、身体能力が下がってしまったり、認知能力・判断力が低下してしまったりする事実は避けられません。そんな中でも、どうしても運転を続けなくてはいけない場合、「運転が続けられる能力があるかどうか」を客観的に判断してもらう必要があります。
実際、免許を更新するために必要な段階は、面倒であったり、手間に感じてしまったりすることでしょう。また、実際に運転をすることに不安を感じていたり、家族から「心配だから」と提案されたりする場合もあるので、その年齢がちょうど75歳前後になるのではないかと考えられます。
高齢者の交通死亡事故の発生状況
「令和元年における交通死亡事故の発生状況等について」の資料によると、高齢者の交通事故の発生状況は、年々減少傾向にあります。警察庁の資料によると、令和元年時の交通事故死亡者の数が前年比の-317人(-9.0%)でした。交通事故志望者の数が減ったのは、自動車乗車中死者数の高齢者が減少した点が影響していると考えられます。
(出典元:令和元年における交通死亡事故の発生状況等について)
また、75歳以上の高齢運転者による事故のうち、「ハンドルの操作不適」や「ブレーキとアクセルの踏み間違い」などが原因と考えられています。
年齢が若くても免許返納を検討した方がよいケース
免許は、若い世代でも返納した方がよい場合があります。具体的に、検討した方がよいケースについて4点紹介します。
運転に自信がない
免許を取得したものの、運転に自信がない場合は免許返納を視野に入れてみてもよいかもしれません。中には、とりあえず免許を取ってみたという場合もあるでしょう。運転する頻度が低すぎると、運転能力が少しずつ下がってきて、久しぶりに運転する際に不安を感じることになるかもしれません。
視力や判断力が衰えてきた気がする
身体能力の衰えは、年齢によって生じる場合もありますが、身体の状態・状況などによっても変化します。視力が衰えてきたり、判断力が鈍ってきたりする場合は、運転中に危険な状況に陥りやすいため、免許返納を視野に入れた方がよいかもしれません。
車の維持費の支払が厳しい
若い頃は、収入が比較的低い傾向にあることに加えて、ガソリン代の値上がりによって出費が大きくなる場合があります。月極駐車場を借りていれば駐車場がかかり、そのほかにも車検費用や定期点検などの費用などもかかります。このような車の維持費の支払が厳しくなり、免許を返納する方もいるでしょう。
いつの間にか車のすり傷が増えている
鍵が当たってついた傷や爪、鞄、小石などが当たってできる傷などがつくのは仕方がないことです。しかし、いつの間にか大きな傷がついている場合は、ぶつかったり擦ったりしたことに気づけていない可能性があります。このような場合、判断力や認識能力が低下していることが考えられるため、免許返納を視野に入れた方がよいかもしれません。
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