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JZX100系ツアラーVの維持費は?今だからほしいかつて存在した激速セダンの代名詞!

目次
1.20年経っても色褪せないJZX100系ツアラーVの魅力 2.JZX100系ツアラーVの気になる維持費 3.JZX100系ツアラーVで注意したいトラブル 4.JZX100系ツアラーVは初期年式から25年の今が買いどき!

なお高い人気を保つ「JZX100系ツアラーV」。ヤマハとトヨタが共同開発した名機「1JZ-GTE」2,500ccターボチャージャー付きエンジンを搭載し、ドリフト走行を好む若いセダン好きや、子育てを終えた腕に覚えのある壮年ドライバーが、いま血眼になって程度の良い個体を探し回っています。とはいえ、生産終了から20年を迎える車両だけに、車両購入代はもちろん、実際に所有するためにかかるランニングコストは大いに気になるところ。憧れのスポーティセダンの維持費についてご紹介します。

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20年経っても色褪せないJZX100系ツアラーVの魅力

日本が誇る劇速スポーティセダンとして、世界中のファンから愛されているJZX100系ツアラーV。かつてトヨタが販売会社別に設定していたマークll、チェイサー、クレスタのいういわゆる「マークll 3姉妹」の最上級スポーティグレードとして君臨しており、2.5リッターターボ×5MT(※クレスタを除く)を流麗なセダンスタイルで味わえるとして好評を博しました。

そんな3姉妹の最終型「JZX100系ツアラーV」に搭載されていたのが、最高出力280馬力、最大トルク38.5kg・mを叩き出す「1JZ-GTE」エンジンを搭載。高級セダン然とした内装演出や充実の装備も相まって、国産車史上でも群を抜いた存在感を放っています。

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JZX100系ツアラーVの気になる維持費

そんなJZX100系ツアラーVを気持ちよく乗り続けるために重要となるのが、ランニングコスト=維持費。まずは、JZX100系ツアラーV維持していくうえで避けることのできない税金や車検費用などの維持費を見ていきましょう。

JZX100系ツアラーVに関する税金

2019年に大きく改定された税制で、長らく存在していた自動車取得税が廃止され、代わりに環境性能割が導入されました。他にも自動車税、自動車重量税(※車検毎ごと)、消費税が課税されますが、JZX100系ツアラーVだからといって支払う税金の種類が増えるということはありません。

ただし、JZX100系ツアラーVのような低年式の車には新規登録から13年超で始まる重課税があるため、注意しなければなりません。まず自動車税が15%程度重課(増税)され52,000円となります。また、重量税も13年が過ぎると重課されますが、18年が経過でさらなる増税があり、2001年に生産を終了しているJZX100系ツアラーVは全てが対象です。よって、13,200円重課(増税)され37,800円となりますが、車に何も不具合がなかったとしても維持費がかかるのが旧車の大きなデメリットです。

JZX100系ツアラーVの車検費用

首都圏にあるトヨタ系ディーラーの場合、排気量2,500cc以下/車両重量1.5t以下の「JZX100系ツアラーV」は、基本料金42,790円(定期点検料21,890円、完成検査料11,000円、代行手数料9,900円)、法定費用60,350円(自動車重量税37,800円、自賠責保険料21,550円、印紙代1,000円)の計103,140円となります。

JZX100系ツアラーVのメンテナンス費用

前述した車検費用はあくまで個体になんら問題がない状態で、生産終了から20年を経た「JZX100系ツアラーV」の場合は、個体ごとにもはや別物といえるほどコンディションが異なっていて当然です。
油脂類やタイヤ、バッテリーに代表されるメンテナンス費用をあらかじめ見込んでおく必要があります。いずれにしろ交換時には別途工賃がかかることをお忘れなく。

JZX100系ツアラーVで注意したいトラブル

生産から20年が経過したZX100系ツアラーVを維持していくなら、通り一遍のメンテナンスだけではなく、特有のトラブルや症状を踏まえて、早め早めのケアを心がける必要があります。耐久性に優れた「1JZ-GTE」エンジンといえども経年劣化からは免れず、かつ廃番となった純正部品もいくつか現れはじめています。

メインコンピュータのチェックは早急に!!

最終年式が2001年となるJZX100系ツアラーVは、搭載されているメインコンピュータに内部にある半導体の液漏れなどといった不具合抱えていることも少なくありません。それに起因するトラブルとしては、アイドリングの不調やエアコンの誤作動が多く報告されています。不具合が出てからではなく、車両購入と同時に診断および修理を行うべき喫緊の問題といっていいでしょう。

サブスロットルコンピュータも見逃しなく

メインコンピュータと同じく、サブスロットルコンピュータももはや新品を手にすることは不可能。トラクション制御をつかさどる“TRC”や後輪のスリップ防止用の“ETCS”の警告灯がつきっ放しになっていることもあります。年数を経た車の場合、エンジンをはじめ各部は、デジタルとアナログの過渡期にあり、トラブルシューティングに基づく抜本的処置こそが肝要、と覚えておくべきです。

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JZX100系ツアラーVは初期年式から25年の今が買いどき!

今ではすっかり見なくなった、直6ターボエンジンを搭載したスポーツセダンであるJZX100系ツアラーV。年式がもっとも新しい個体でも20年選手となるため、現行モデルに比べ維持費が割高になるのは仕方ありません。

しかし、最初期となる1996年式のJZX100系ツアラーVは、今年2021年で25年を迎え、いわゆる“25年ルール”の対象になります。日産スカイラインGT-Rが“25年ルール”から外れた途端、北米バイヤーが殺到して国内中古車市場の価格があっという間に高騰したのは、自動車好きならばご存知の通り。

要するに、「JZX100系ツアラーV」を賢く購入するならば、あらゆる意味でいまこそがラストチャンスなのかもしれません。

[ライター/旧車王編集部]

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