いま、とある媒体で自分の愛車を紹介する原稿をまとめているのだけれど、一向にまとまらない。
書きたいことが多すぎるのだ。
編集担当さんの「まとまり次第で結構ですよ〜」のお言葉を額面通りに受け止めて(本心は違うと思うが・・・)、他の仕事の合間に少しずつ進めている。
連休明けには納品したいと思っている次第だ。
いわゆる「ナローポルシェ」といわれる古いポルシェ911を手に入れて早10年・・・。
歴代の愛車遍歴(12台)のなかでも「ダントツに長い」所有期間となった。
10年でダントツに長いなんて・・・。
新車から25年!ワンオーナー車ですよ!といった方を取材していると、尊敬の念を抱くとともに、何だか自分の飽きっぽい性格が恥ずかしく、同時に情けなくなることもしばしばだ。
これまでの愛車遍歴には「3年半のジンクス」という、なぜか見えない壁が存在した。
なぜか分からないけれど、この時期になるとクルマを買い替えるようなイリュージョン(?)が起こるのだ。
その壁を初めて突破したのがナローポルシェだった。
もっとも、所有していたとはいえ、それは名義上の話であり、実際にはレストア中の状態が長く続き、手元に来たのはホンの数年前だ。
いわゆる遠距離恋愛の状況が長く続き(・・・といっても直線距離で10km程度だけど)、主治医のところに足を運んでは、リフトアップされているドンガラ状態の愛車を眺めて「いつ完成するのか・・・」と、思う日々だった。
・・・いまにして思えば、むしろこれがよかったのかもしれない。
すぐにレストアが完成したら、ここまで手元にある「ありがたみ」を実感できなかったはずだ。
待ちに待って苦労したすえに手に入れた分、ありがたみを実感している日々だ。
それはそれとして、実はいま・・・「3年半のジンクス」が忍び寄っている。
中古で手に入れた、家族用のフォルクスワーゲンのミニバンがそろそろ「3年半のジンクス」を迎えるのだ。
幸い、今すぐに欲しいクルマはないし(一応、GOOやカーセンサーでチェックしているモデルはあるけれど)、現在の愛車に不満もない。
そう。毎回そうなのだ。
しかし、ある日突然、自分でもよく分からないけれど「乗り替えてもいい大義名分(口実?)」や「ホントかよ」と思うようなスペシャルオファーが舞い込むのだ。
なぜだか分からないけれど、それがきっちり「手に入れてから3年半後」だったりする。
そのXデーは来月に迫っている。
今のところは平穏だ。
いまから怖いような、楽しみなような・・・。
[ライター・撮影/松村透]
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