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プリウスの年間維持費は安い?税金から保険料、車検代まで解説
旧車の再生と維持 24.05.30

プリウスの年間維持費は安い?税金から保険料、車検代まで解説

発売から20年以上もの間、高い人気を保ち続けるプリウス。購入を検討しているものの維持費が高いかどうか気になる方も多いでしょう。 プリウスは低燃費なため、他の車種より維持費が安いといわれています。しかし、購入する際には十分に検討しなければなりません。この記事では、プリウスにかかる維持費について詳しく解説します。 プリウスの特徴 プリウスはトヨタが販売しているハイブリッドカーです。カローラの世界累計販売台数223万台(ハイブリッドのみ)に対し、プリウスは577万台と世界中で大ヒットしています。(※2022年3月時点)1997年に初代モデルが販売され、現在ではエコカーの代名詞的存在として知られています。 プリウスの大きな特徴は、燃費がよく経済的負担を軽減できる点です。負担が大きい発進時や低速時はモーターのみを使用し、通常走行時にはエンジンと併用させて効率よく駆動するため、低燃費を実現しています。エンジンへの負担が少なく、故障が少ないこともプリウスの特徴の1つです。 また、プリウスのボディデザインには「トライアングルシルエット」が採用されています。トライアングルシルエットとは、三角形型のボディデザインのことで、運転席の頭上を頂点として前後に向かってなだらかに下降しています。空気抵抗を減らしつつ先進性を感じさせる、プリウスの象徴ともいえるボディスタイルです。 プリウスの維持費の内訳 2014年式プリウス L(型式:DAA-ZVW30)をもとに、維持費を算出しました。燃料代、自動車税、車検費用、メンテナンス費用の具体的な金額を算出しているため、ぜひ参考にしてください。 燃料代 まずは、燃料代を走行距離別にシミュレーションします。プリウスの一般的な実燃費を参考に燃費は20km/Lとして、ガソリン単価は180円とします。 年間走行距離 燃料代 3,000km 2万7,000円 5,000km 4万5,000円 8,000km 7万2,000円 走行距離3,000kmの場合 年間走行距離が3,000kmの場合の燃料代は2万7,000円です。年間3,000kmとは、月間に換算すると250km。一般社団法人日本自動車工業会の「2023年度乗用車市場動向調査」によると、月間走行距離の平均は362kmのため、日常的な買い物のための移動などでの使用がメインの方が該当するでしょう。計算式は下記のとおりです。 走行距離3,000km÷20km/L=150L150L×180円=2万7,000円 走行距離5,000kmの場合 年間走行距離5,000kmの場合の燃料代は、4万5,000円です。月間に換算すると416kmであり、平均走行距離362kmより少し長い距離になります。通勤で平日毎日往復20kmほど使用する方が該当するでしょう。計算式は下記のとおりです。 走行距離5,000km÷20km/L=250L250L×180円=4万5,000円 走行距離8,000kmの場合 年間走行距離8,000kmの場合の燃料代は、7万2,000円です。月間にすると666km走行と、平均走行距離362kmを大きく上回ります。毎日通勤や通学で使用するほか、休日にレジャーなどで遠出する機会の多い、いわゆる「趣味がドライブ」の方が該当するでしょう。計算式は下記のとおりです。 走行距離8,000km÷20km/L=400L400L×180円=7万2,000円 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は、クルマの排気量に応じて税額が定められています。今回例に挙げたモデルの排気量は1,797ccであり、1,500cc超〜2,000cc以下に該当するため税額は3万9,500円です。(2019年9月30日以前に初度登録した場合) ▼関連記事はこちらクルマの維持費はどのくらいかかる?クルマを保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険料 任意保険料について、大手ネット型保険でシミュレーションしてみました。年齢と等級で金額が大きく異なるため、20歳6A等級と35歳12等級でそれぞれ算出しています。 20歳 6A等級 【条件】・年齢:20歳・等級:6A・免許:ブルー・年式:2014年・使用目的:日常・レジャー・運転者:本人限定 【補償内容】・対人賠償保険:無制限・対物賠償保険:無制限・対物超過特約:あり・人身傷害保険:3,000万円/1名 ※車内のみ・入院時諸費用特約:なし・車両保険:あり(車両保険金額:75万円)・弁護士特約:なし・免責金額(1回目-2回目):5万円-10万円 上記の内容でシミュレーションすると、プリウスの任意保険料は年間36万3,368円です。無事故で乗り続ければ、保険料は下がっていきます。 車両保険を付帯しなければもう少し安くなりますが、万が一事故に遭った際の修理費用が補償されなくなります。 35歳 12等級 【条件】・年齢:35歳・等級:12・免許:ブルー・年式:2014年・使用目的:日常・レジャー・運転者:本人限定 【補償内容】・対人賠償保険:無制限・対物賠償保険:無制限・対物超過特約:あり・人身傷害保険:3,000万円/1名 ※車内のみ・入院時諸費用特約:なし・車両保険:あり(車両保険金額:75万円)・弁護士特約:なし・免責金額(1回目-2回目):5万円-10万円 上記の内容でシミュレーションした結果、任意保険料は年間4万7,809円でした。等級が上がるとここまで保険料が安くなります。 車検代 ディーラーで車検を受けた場合のプリウスの車検代は以下のとおりです。 ・自動車重量税:2万4,600円・自賠責保険料:1万7,650円・印紙代:1,800円・車検費用:6万6,000円合計:11万50円 自動車重量税は、車輌の重量によって税額が決まります。今回例に挙げている2014年式のLは1,310kgで1.5t以下の区分に該当するため、税額は2万4,600円です。 上記の車検代はあくまでも目安であり、車輌の状態次第では車検代がさらにかかるケースもあります。 ▼関連記事はこちら自動車重量税とは?計算方法や納付のタイミングをわかりやすく紹介 メンテナンス費用 プリウスのメンテナンス費用の目安は、以下のとおりです。 ・法定1年点検:1〜2万円・エンジンオイル交換:5,000円〜1万円程度 / 3,000〜5,000kmに1回・ワイパーゴム交換:1,000〜3,000円程度 / 6ヶ月に1回・冷却水補充:1,000円程度・エアコンフィルター交換:5,000円程度 / 年1回・ブレーキオイル交換:5,000円〜1万円程度 / 年1回合計:2万7,000円〜4万9,000円程度 年間のメンテナンス費用は、多く見積もっても5万円程度と見込んでおけばよいでしょう。 ただし、タイヤやバッテリーなどの交換が必要な場合は、さらにメンテナンス費用がかかります。タイヤは「走行距離3万km程度」または「3〜5年に1回」が交換目安で、費用は以下のとおりです。 ・15インチ  2万5,000円〜 8万2,000円程度・17インチ 3万6,000〜14万5,000程度・18インチ 4万〜20万円程度※いずれも4本での金額です。※タイヤメーカーによって金額が異なります タイヤの料金に加えて、1万円程度の工賃も発生します。 また、プリウスのバッテリーには「駆動用」と「補機」の2種類があります。駆動用バッテリーとは、クルマのモーターを動かすメインバッテリーのことです。走行距離15万〜20万kmを目安に交換し、費用は18万円程度です。 一方、補機バッテリーはハイブリッドシステムを起動させるほか、電装品を稼働させる役割があります。寿命は通常のバッテリーと同様に2〜3年程度で、3万円程度の交換費用が発生します。 なお、洗車もクルマの維持に欠かせません。コイン洗車場を利用する場合、1回につき500〜1,000円程度の費用がかかります。 プリウスの年間維持費はいくら? 2014年式プリウス Lの年間維持費の目安は以下のとおりです。 ・燃料代:2万7,000円  ※走行距離年間3,000kmの場合・自動車税(種別割):3万9,500円・任意保険料:4万7,809円 ※35歳 12等級の場合・車検代:5万5,025円 ※2年ごとにかかる費用の半分・メンテナンス費用:5万円合計:21万9,334円 月々1万8,000円ほどかかる計算です。ローンでプリウスを購入している場合、月々の返済額もかかります。また、駐車場を契約している場合は、毎月駐車場代が加わることに留意してください。 他のクルマと比較してプリウスの維持費は安い? プリウスの年間維持費は21万円程度ろわかりましたが、同年式の他のクルマと比べてやすい方なのでしょうか。ホンダのフィット、トヨタのアクアとの比較表を作成しました。 車種 燃料代※年間走行距離3,000kmの場合 自動車税(種別割) 任意保険料 ※35歳 12等級の場合 車検代 メンテナンス費用 合計 プリウス 2万7,000円 3万9,500円 4万7,809円 5万5,025円 5万円 21万9,334円 フィット 2万700円 3万4,500円 3万5,940円 4万8,175円 5万円 18万9.315円 アクア 1万4,580円 3万4,500円 4万2,277円 5万2,825円 5万円 19万4,182円 任意保険料の差が大きく、3車種のなかではフィットが最も維持費が安いという結果が出ました。ただし、燃費はプリウスやアクアのほうが優勢なため、自身の状況にあわせて車種を選びましょう。 まとめ プリウスは、年間で約21万円の維持費がかかります。任意保険料が高い傾向にある車種のため、いくつかの保険会社から見積もりをとって比較してみてもよいでしょう。 また、メンテナンス費用は車輌の状態により大きく上下します。中古で購入する場合には、あらかじめ深刻なダメージがないかどうかを確認しておくことをおすすめします。

ハイラックスサーフ215の維持費を5つの項目でシミュレーション!高いと感じた時の対処法も解説します
旧車の再生と維持 24.05.24

ハイラックスサーフ215の維持費を5つの項目でシミュレーション!高いと感じた時の対処法も解説します

トヨタの本格的なオフロードSUVハイラックスサーフ215は、ハイラックスシリーズのなかでも特に人気の高いモデルです。乗り心地や積載性などに優れたクルマですが、維持費が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。 今回は、ハイラックスサーフ215の維持費について、実際にシミュレーションして具体的な金額を算出します。5つの項目ごとに維持費の内訳を紹介するので、参考にしてみてください。 ハイラックスサーフ215の特徴 ハイラックスサーフ215は「スタイリッシュSUV」をテーマに、2002年11月に4代目モデルとして登場しました。ランドクルーザープラドの姉妹車としても知られており、シーンを問わない走行性能、力強さを象徴するデザイン性が特徴です。215は大きく5つの型式に分類されており、搭載されているエンジンが以下のように異なります。 ・CBA-TRN215W:2.7L水冷直列4気筒DOHCガソリンエンジン・CBA-GRN215W:4L水冷V型6気筒DOHCガソリンエンジン・TA-VZN215W:3.4L水冷V型6気筒DOHCガソリンエンジン・KN-KDN215W:3L水冷直列4気筒DOHCICディーゼルターボ・LA-RZN215W:2.7L水冷直列4気筒DOHCガソリンエンジン 装備面では、パーキングブレーキが足踏み式となり、リヤのブレーキが従来のドラムからベンチレーテッドディスクに変更されています。 さらに、2005年8月のマイナーチェンジでフロントのグリルとバンパー、ヘッドランプ、リヤのコンビネーションランプなどをデザイン変更し、ヘッドランプのロービームにプロジェクター式、リヤコンビネーションランプのストップランプにLEDを採用したことで、よりクルマとしての魅力が増しました。 なお、215を最後にハイラックスサーフは2009年をもって日本国内での販売が終了しました。希少性が高まっていることから、特別なクルマとして現在でも人気の1台です。なかでも、廉価グレードのアメリカンバージョンは、樹脂パーツの採用によるカスタムのしやすさが注目されており、高値がつく可能性があります。 ハイラックスサーフ215の維持費の内訳 ハイラックスサーフ215の維持に必要な費用を5つに分けて解説します。今回は、ハイラックスサーフ215の歴代モデルのうち、SSR-X 型式:LA-RZN215W(2002年式)を例にして維持費をシミュレーションしました。 <該当モデルスペック>車輌重量:1,830kg総排気量:2,693cc使用燃料:レギュラーガソリン10モード/10・15モード燃費:8.7km/L 燃料代 ハイラックスサーフ215の燃費は、10モード/10・15モード燃費で8.7km/L、実燃費7km/L程度といわれています。カタログ値と実燃費との乖離がそれほど大きくないのが特徴です。 1ヶ月に1,000kmを走行したと仮定した場合、142.8L(*1)のガソリンを消費することになり、燃料代は2万4,242円(*2)かかります。1年に換算すると約29万円必要です。 *1 実燃費7km/Lで算出*2 2024年5月7日レギュラーガソリン:169.7円/L 自動車税 ハイラックスサーフ215は総排気量2,693ccのため、2.5L〜3L以下クラスに該当し、税額は5万1,000円です(2019年9月30日以前に新車登録した場合)。 しかし、今回試算した2002年式モデルは、新車登録から13年以上経過している可能性が高く、その場合は重課されて5万8,600円となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをとったところ、任意保険料は約7万8,000円でした。条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身障害:あり(車内のみ補償)人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり なお、市場販売価格相当額が10万円未満のクルマでは、車両保険は付帯できない可能性があります。ハイラックスサーフ215は20年を経過した今でも人気があり、その裏付けとして車両保険が付帯できたと考えられます。 今回の見積もり額は、相場の4万円〜6万円よりも割高です。1年ごとに必要なため、予算の確保は必至といえます。 車検 車検費用は約11万円必要です。内訳は以下のとおりです。 自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:12万350円 ※車検料は内容や整備工場によって増減します ハイラックスサーフ215は車輌重量が1,830kgのため、2t未満クラスに該当します。しかし、新車登録から18年以上経過した重課対象の可能性が高いため、費用負担も多くなる点に注意が必要です。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度が見込まれます。項目は以下のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液補充・冷却水補充・エアコンフィルター交換・ヘッドライトバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルエレメント交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 ハイラックスサーフ215は堅牢な作りが特徴なため、適切なメンテナンスで長く乗れるクルマです。手をかければ、その分評価される可能性も高まるでしょう。 ハイラックスサーフ215の年間維持費はいくら? ハイラックスサーフ215の年間維持費は、これまでの5項目を合計すると約60万円です。項目ごとの金額は以下のとおりです。 燃料代:約29万円自動車税:5万8,600円任意保険:約7万8,000円車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円合計:約58万6,775円 なお、今回算出した金額は、維持するために最低限必要なものだけです。車輌本体のローンや駐車場代など、維持に必要な費用は別途上乗せされます。 ハイラックスサーフ215の維持費が高いと思った時の対処法 ハイラックスサーフ215は、年間60万円近くの維持費が必要なため、気軽に乗り続けるのは難しいと感じる方もいるかもしれません。燃料代を抑える方法もありますが、劇的に維持費を抑えることはできないでしょう。そのため、維持が難しい場合には売却するのも1つの方法です。 ハイラックスサーフ215は都会的な印象とアウトドアの雰囲気を兼ね備えたSUVとして、中古車市場で高い人気を誇ります。特に新車登録から時間が経過したクルマは、走行距離やパーツの経年劣化などが買取価格に大きな影響を及ぼすため、高額で売却するには時期を見極めることが大切です。 まとめ ハイラックスサーフ215は、登場から20年以上が経った今でも色褪せない存在感を放つモデルです。力強い走行性能はもちろん、古さを感じないデザインに加え、7km/Lという実燃費は排気量を考えると納得できる数値でしょう。その証拠として、中古車市場では大きな金額がつくケースも見受けられます。 一方で、年間約60万円の維持費は決して安いとはいえません。維持が難しいと感じた場合は売却も方法の1つです。評価されているクルマだからこそ、走行距離や車輌の状態がポイントになります。 旧車を専門とする旧車王でも、ハイラックスサーフ215の鑑定を実施しています。全国どこでも出張で鑑定いたしますので、お気軽にご相談ください。

4ナンバー車の車検は何年ごと?5ナンバー車との維持費も比較
旧車の再生と維持 24.04.26

4ナンバー車の車検は何年ごと?5ナンバー車との維持費も比較

4ナンバー車は、自家用乗用車とは異なり1年ごとに車検を受ける必要があります。費用も異なるため、4ナンバー車の車検を受ける前に正しい情報を知っておくとよいでしょう。 この記事では、4ナンバー車の車検期間や費用について紹介します。 4ナンバー車の基準 4ナンバー車とは、自動車のナンバープレートの地名の横に記されている分類番号が「4」から始まるクルマのことです。 分類番号はクルマの用途や大きさなどによって分けられており、4ナンバーは「小型貨物自動車」または「軽貨物自動車」に該当します。たとえば、貨物運送を目的としたワゴン車や軽トラックなどがあります。 参考:国土交通省「ナンバープレートについて(登録部門)」 荷物を運ぶためのクルマであることから、以下の基準を満たさないと4ナンバー車として登録できません。 ・車輌の荷物積載スペースの床面積が1㎡以上ある(軽自動車は0.6㎡以上)・後部座席より荷物を乗せるスペースが広い・積載可能重量が乗車定員重量より重い(乗員一人55kgとして計算)・荷物の積降口が横80cm以上、高さ80㎝以上ある(軽自動車は横60cm以上、高さ80cm以上)・荷物を乗せるスペースと人が乗る席の間に壁や保護仕切りがある 出典:国土交通省「自動車の用途等の区分について(依命通達)」 また、4ナンバー車は以下の車輌サイズや排気量の基準を満たす必要があります。 ・全長:4,700mm以下(軽自動車は3,400mm以下)・全幅:1,700mm以下(軽自動車は1,700mm以下)・全高:2,000mm以下(軽自動車は2,000mm以下)・排気量:660cc以上〜2,000cc以下             上記の基準を1つでも満たない場合は、4ナンバー車ではなく1ナンバー車(普通貨物自動車)として登録しなければなりません。 4ナンバー車の車検は何年ごとに受けるのか 4ナンバー車は、事業用や自家用などの用途を問わず、以下のとおりに車検を受けます。 ・車輌総重量8t未満:1年ごと(初回車検は新車登録してから2年後)・車輌総重量8t以上:1年ごと・軽自動車:2年ごと 4ナンバー車であっても、車種によって車検の有効期限が異なることに留意してください。 なお、8ナンバー車は新車で登録してから2年後、以降も2年ごとに車検を受ける必要があります。8ナンバー車とは特種用途自動車のことで、消防車や救急車などの緊急自動車のほかに、ゴミ収集車やキャンピングカーも該当します。 4ナンバー車の車検費用・税金 4ナンバー車は、貨物自動車として登録されているため、日常で使用している自家用乗用車(3ナンバー車や5ナンバー車)とは車検費用や税金が異なります。 続いて、4ナンバー車の車検費用や税金を紹介します。 車検料金 4ナンバー車の車検料金は車種や依頼する業者によって異なり、目安は2万〜5万円程度です。車検料金とはクルマの整備費用のことで、部品代や工賃のほかに保安基準に適しているかどうかの検査費用も含まれています。 費用を抑えたい場合は、車検料金を低く設定している業者に依頼するとよいでしょう。なお、近年では車種を問わず車検料金を一律にしている業者もいます。 自賠責保険料 4ナンバー車の車検にかかる自賠責保険料は、以下のとおりです。   12ヶ月 24ヶ月 小型貨物自動車 自家用:1万2,850円営業:1万5,830円 自家用:2万340円営業:2万6,240円 軽貨物自動車(検査対象車) 1万1,440円 1万7,540円 出典:自動車損害賠償責任保険基準料率表_2023年1月18日届出 4ナンバー車は、長距離走行が多いと想定されており、事故のリスクが高いため保険料が高く設定されています。現に自家用乗用車の24ヶ月分1万7,650円に対して、4ナンバー車は2万340円と、2,690円の差があります。 重量税 3ナンバー車や5ナンバー車の場合、重量税は車輌重量をもとに算出されますが、4ナンバー車は車輌総重量によって税額が決まります。また、車齢が13年または18年を超えた場合は、それぞれ重課されます。 4ナンバー車の1年あたりの重量税は、以下のとおりです。 【自家用4ナンバー車】 1t以下 3,300円 1t超2t以下 6,600円 2t超3t以下 9,900円 3t超4t以下 1万3,200円 4t超5t以下 2万500円 5t超6t以下 2万7,500円 6t超7t以下 2万8,700円 7t超8t以下 3万2,800円 【事業用4ナンバー車】  1t以下 2,600円 1t超2t以下 5,200円 2t超3t以下 7,800円 3t超4t以下 1万400円 4t超5t以下 1万3,000円 5t超6t以下 1万5,600円 6t超7t以下 1万8,200円 7t超8t以下 2万800円 【軽貨物自動車(検査対象車)】一律 6,600円 出典:国土交通省「継続検査等時における自動車重量税の税額」 印紙代 4ナンバー車の印紙代は、どこで車検を受けるかによって金額が異なります。クルマの整備工場には「指定工場」と「認証工場」があります。 指定工場は自社の工場で車検の検査を行えるため、検査終了後に発行する保安基準適合書を運輸支局に提出すれば、更新後の車検証が交付されます。一方、認証工場は自社の工場で車検の検査を行えないため、クルマを運輸支局の車検検査場に持ち込まなければ更新後の車検証が交付されません。 指定工場と認証工場で車検を受けた場合、印紙代は以下のとおりです。 ・指定工場:1,800円・認証工場:2,200円 出典:国土交通省「検査手数料」 印紙代を抑えたい場合は、指定工場で車検を依頼するとよいでしょう。なお、多くのディーラーや整備工場は指定工場の認証を受けています。 車検に関する4ナンバー車のメリット・デメリット 4ナンバー車は貨物自動車に分類されるため、自家用乗用車と比べて車検制度や税金などが異なります。車検に関する4ナンバー車のメリットとデメリットは以下のとおりです。 メリット 4ナンバー車のメリットは、自動車税が安い点です。 自動車税は基本的にクルマの排気量に応じて税額が変わるものですが、4ナンバー車は最大積載量で金額が決まります。4ナンバー車と自家用乗用車の自動車税の違いは、以下のとおりです。 ・4ナンバー車:最大積載量1t以下 排気量1.5L以上(4人乗り以上) 1万6,000円・自家用乗用車:総排気量1.5L〜2L以下 3万6,000円 デメリット 4ナンバー車のデメリットは、車検の頻度が高いことです。車輌総重量が8t未満の場合、初回車検以降は1年ごとに車検を受ける必要があるため、その分維持費がかかります。また、自家用乗用車よりも自賠責保険料が高いため、より費用がかさんでしまいます。 ただし、車検の頻度が高いほどクルマを点検する機会が増えるため、安心感を得られるでしょう。 なお、軽貨物自動車の初回車検以降は、自家用乗用車と同様に2年ごとに車検を受けます。4ナンバー車の維持費を抑えたい場合は、軽自動車を選択するとよいでしょう。 5ナンバー車と4ナンバー車の車検の違い 5ナンバー車と4ナンバー車の車検内容の違いは以下のとおりです。 ・自賠責保険料が異なる・重量税が異なる・車検の頻度が異なる 上記により、5ナンバー車と4ナンバー車では車検にかかる費用が異なります。 続いて、5ナンバー車と4ナンバー車の2年間でかかる維持費を比較してみましょう。 【5ナンバー車】2年に1回車検を実施モデル例:トヨタ ノア X スペシャルエディション(2013年式)排気量:1,986cc 車輌重量:1,590kg ■自動車税:7万2,000円(2年分)※3万6,000円×2 ■車検費用:10万2,650円(1回分)(車検費用の内訳)・車検料金:5万円・自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月分)・重量税:3万2,800円・印紙代:2,200円 5ナンバー車の2年間の維持費は17万4,650円程度です。 【4ナンバー車】1年に1回車検を実施モデル例:トヨタ ハイエースバン スーパーGL(2010年式)最大積載量:1,000kg 車輌総重量:2,140kg ■自動車税:1万6,000円(2年分)※8,000円×2 ■車検費用:14万9,900円(2回分)(車検費用の内訳)・車検料金:5万円・自賠責保険:1万2,850円(12ヶ月分)・重量税:9,900円・印紙代:2,200円 4ナンバー車の2年間の維持費は16万5,900円程度です。   ※モデルや用途によって金額は変動します。 まとめ 4ナンバー車は、以下の間隔で車検を受けます。 ・車輌総重量8t未満:初回2年、以降1年ごと・車輌総重量8t以上:1年ごと・軽自動車:2年ごと 4ナンバー車は、自動車税を抑えられるメリットがある一方、車検の頻度が多く自賠責保険料が高いデメリットがあります。 4ナンバー車を登録する際は、メリットとデメリットを理解したうえで、自分のライフスタイルやニーズに合っているかどうかを判断することが重要です。とくに、車検や保険料などは長期的に考えると大きな負担になるため、しっかりと確認しておきましょう。

JKラングラーの維持費はどれぐらい?シミュレーションしてみました
旧車の再生と維持 24.04.25

JKラングラーの維持費はどれぐらい?シミュレーションしてみました

JKラングラーは、ジープ伝統のデザインに快適性が加わり、10年以上にわたって製造された人気モデルです。実際に所有する場合の維持費について関心をもっている方もいるのではないでしょうか。 今回は、JKラングラーの維持費の内訳を解説するとともに、実際にいくらかかるのかシミュレーションします。 JKラングラーの特徴 JKラングラーは、2007年から2018年まで製造されたジープの代表的なSUVです。先代モデルには設定のなかった4ドアの「アンリミテッド」モデルが導入されたことで、自動車としての魅力がさらに増しました。 このモデルは、従来の2ドア版に加えて、家族やグループでの使用にも適した広いキャビンを備えています。後席へのアクセスが向上しただけではなく、大きなラゲッジスペースも確保されています。乗車定員が5名に増えたうえ、さらに多くの荷物の搭載が可能になり、SUVとしての汎用性が大幅に強化されました。 内装においては、従来のラフな印象から一新され、洗練されたデザインへと進化しました。質感の高い素材が使われ、快適性が向上した座席、そしてエルゴノミクスに配慮したコックピットレイアウトが、長時間のドライビングでも疲れにくい環境を実現しています。 日本市場では、特にアンリミテッドモデルが実用性とブランドイメージで多くのファンを獲得し、ジープ全体の販売台数増加に大きく貢献しました。。複数の要素が融合したJKラングラーは、アウトドアユーザーだけでなく、ファミリーカーとしても高く評価されています。 JKラングラーの維持費の内訳 JKラングラーの維持費を5項目で解説します。なお、製造期間が長いモデルのため、今回は、アンリミテッドの4AT(2007年式)でシミュレーションします。 <車輌スペック>車輌重量:1,980kg総排気量:3,782cc使用燃料:ハイオク燃費:10モード/10・15モード燃費7.1km/L 燃料代 JKラングラーの燃費は、10モード/10・15モードで7.1km/L、実燃費は6km/L程度といわれています。2007年式の排気量3.8Lクラスであることを考えると、納得できる数字でしょう。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 通勤で1ヶ月1,000km走行を仮定すると、消費するガソリンは166L、ハイオクガソリンの料金は2万9,299円(*1)、年間換算で35万1,588円(*2)でした。 *1 燃費は6km/Lで算出*2 2024年4月13日時点のハイオクガソリン全国平均価格176.5円/Lで算出 自動車税 JKラングラーは総排気量3,782ccのため、3.5L〜4L以下クラスに該当し、税額は6万6,500円です。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)しかし、今回シミュレーションした2007年式のモデルは新車登録から13年以上経過している可能性が高いため、15%重課されて7万6,400円となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをシミュレーションした結果、保険料は10万670円/年でした。詳しい条件は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、JKラングラーの保険料は相場よりも割高です。 なお、今回の見積もりでは、車両保険が付帯できました。一般的に、車両保険は時価相当額で設定されるため、製造年数が2007年から2018年と長いことが車両保険の付帯に影響していると考えられます。 車検 JKラングラーを自家用自動車で登録した場合の車検代は、11万5,550円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※初年度登録から13年以上18年未満で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:11万5,550円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 今回シュミレーションした2007年式のモデルは、13年以上の重課対象となる可能性が高いです。ただし、車検のタイミングによっては、18年以上の重課で5万400円に上がるかもしれません。 なお、実際の車検代は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で把握可能です。 参考:国土交通省「次回自動車重量税照会サービス」 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 JKラングラーは、ラダーフレーム構造でボディが強いため、メンテナンスさえすれば大きなトラブルに発展しにくいのが特徴です。しかし、シフトレバーのワイヤーが抜け落ちてしまう故障が発生しやすいといわれており、修理費用は多少余裕をもって見積もっておく必要があります。 JKラングラーの年間維持費はいくら? JKラングラーの年間維持費は、約69万円〜です。内訳は以下のとおりです。 ガソリン代:35万1,588円自動車税:7万6,400円任意保険:10万670円車検:5万7,775円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(パーツの修理有無で増減)合計:68万6,433円 1ヶ月あたり約5万7,000円、ローンで購入した場合は返済額、そして駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。 JKラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 JKラングラーは、優れたオフロード性能と実用性で知られるジープの代表的なモデルです。しかし、年間維持費は約69万円と決して安くはなく、経済的な負担が大きいと感じる場合もあるでしょう。 JKラングラーの多機能性と堅牢な作りは、ほかのクルマにはない魅力ですが、維持費が重荷になる場合、クルマの売却を検討することも選択肢の1つです。 JKラングラーには多くのファンが存在し、特にアンリミテッドは市場で高い人気を誇ります。適切な時期に売りに出せば、期待以上の価格で売却できるかもしれません。 まとめ JKラングラーは、オフロード性能と日常使用のバランスに優れたSUVとして人気のモデルです。独特の世界観をもつクルマのため、飽きずに長く所有できる1台といえます。 ただし、維持費は年間約69万円と気軽に乗り続けられる金額とはいえません。維持費が負担になっている場合は、乗り換えも検討しましょう。 特に、この世代から導入された4ドアモデルは実用性が高く、中古車市場でのリセールバリューも優れています。旧車専門店であれば高価買取が期待できるため、売却を検討する際はぜひ旧車王へご相談ください。

TJラングラーの維持費をシミュレーション!5つの項目で詳しく解説します
旧車の再生と維持 24.04.19

TJラングラーの維持費をシミュレーション!5つの項目で詳しく解説します

TJラングラーは、ジープらしさが表現されたフロントデザインが特徴のクルマです。実際に所有した場合の維持費が気になっている方もいるのではないでしょうか。どれだけ魅力的なクルマでも、経済的な負担を考慮しなければ後悔することになりかねません。 今回は、TJラングラーの維持費を5つの項目に分けて解説します。所有した際の具体的なイメージが持てるようになるため、最後までご覧ください。 TJラングラーの特徴 TJラングラーは、1996年から2006年にかけて製造されたジープラングラーシリーズの第2世代モデルです。ジープのアイコニックなデザイン、特に丸いヘッドライトと独特なフロントグリルを受け継ぎつつ、現代的なタッチが加えられました。 四輪駆動システム、高い地上高、新開発されたクォドラコイル・サスペンションにより、困難な地形も難なく乗り越えられるオフロード性能を発揮します。 内装は、オフロード性能を最優先しながらも乗員の快適性を重視した設計で、基本的な快適装備を備えており、日常使いからアウトドアまで対応できます。さらに、乗員を守る頑丈な構造とデュアルエアバッグなどの安全装備も申し分ありません。 最終型である2006年モデルには、6速MTを搭載し、走行時の騒音低減や燃費向上を実現しています。 TJラングラーはジープの伝統を継承しながらも、現代の技術と快適性を融合したオフロード車の新たなスタンダードを確立したモデルです。 TJラングラーの維持費の内訳 TJラングラーの維持費を5項目に分けて解説します。複数のモデルがありますが、今回は、型式「E-TJ40S(1996年式)」で試算します。 燃料代 TJラングラーは、輸入車では珍しいレギュラーガソリンモデルです。10モード/10・15モードの燃費は7.1km/L、実燃費は約5km/Lとの声が多くあがっています。排気量が4Lクラスのモデルのため、及第点といえる数字でしょう。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 1ヶ月あたりの走行距離を1,000kmだと仮定すると、消費するガソリンは200L、燃料代は3万3,840円(*1)、年間換算で40万6,080円(*2)です。 *1 燃費は5km/Lで算出*2 2024年4月9日時点のレギュラーガソリン全国平均価格169.2円/Lで算出 自動車税 TJラングラーは総排気量3,959ccのため、3.5L〜4L以下のクラスに区分されます。2009年9月30日以前に新車登録した場合の税額は6万6,500円ですが、車齢13年以上の可能性が高いクルマのため、15%重課されて7万6,400円が支払額となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをとった結果、保険料は約6万3,000円/年でした。詳しい条件は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、TJラングラーの保険料は、おおよそ相場どおりです。 なお、今回の見積もりでは、車両保険が付帯できました。一般的に、車両保険は時価相当額で設定されるため、新車登録から18年が経過したモデルとしては希少といえます。 車検 TJラングラーを自家用自動車で登録した場合の車検代は、12万350円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:12万350円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します TJラングラーは2006年で製造を終了、2024年時点で18年経過しており、自動車重量税の重課対象です。決して低額ではないため、資金を計画的に準備しましょう。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 車齢の高いクルマですが、ラダーフレーム構造でボディが強いため、細かくメンテナンスすれば大きな故障につながりにくい傾向があります。しかし、エアコンやオルタネーターなどは弱点といわれており、交換が必要となればトータルで数十万円もの費用がかかることになりかねません。 TJラングラーの年間維持費はいくら? TJラングラーの年間維持費は、約70万円〜です。内訳は以下のとおりです。 ガソリン代:40万6,080円自動車税:7万6,400円任意保険:6万3,000円車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(パーツの修理有無で増減)合計:70万5,655円 1ヶ月あたり約6万円必要です。ローンで購入した場合は返済額、駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。 TJラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 TJラングラーは、ミリタリーな雰囲気が満載の独自の世界観が楽しめるクルマです。しかし、排気量4Lでガソリン代や自動車税の負担が大きい点は否めず、維持費が負担に感じるかもしれません。 そのようなときは、売却するのも1つの方法です。TJラングラーは、コンパクトなボディサイズで走りやすく、それでいて個性が光るデザインが評価されています。こまめにメンテナンスされていれば、高く売却できるかもしれません。 まとめ TJラングラーは、販売が終了してから18年が経った今でも、古さを感じない魅力溢れるクルマです。本格的なオフロード性能で走る道を選ばず、個性的なデザインと相まって、所有満足度の高い1台といえるでしょう。 一方で、維持費は年間約70万円と覚悟が必要なクルマでもあります。所有する楽しさよりも負担のほうが大きいと感じた場合は、手放すのも1つの選択肢です。旧車とは思えない独自性の高いデザインや性能、機能は、中古車市場でも評価されています。 売却の際には、旧車としての価値、クルマに備わった魅力を十分に理解している専門業者に相談するのがおすすめです。

セリカの維持費を5項目で解説!高いと感じたときの対処法も紹介
旧車の再生と維持 24.04.16

セリカの維持費を5項目で解説!高いと感じたときの対処法も紹介

セリカは、長い歴史を誇るトヨタのスポーツクーペです。実際に所有した場合に、どの程度の維持費がかかるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。セリカはいわゆる旧車に該当し、年式が少し古いだけのクルマとは異なるポイントがあります。 今回は、セリカの維持費について項目別に分けて解説するとともに、維持費が高い場合の対処法も紹介します。 セリカの特徴 セリカは日本初のスペシャリティカーとして登場し、1970年から2006年までの長い期間にわたり製造・販売されました。 セリカの特徴のなかで特に注目されるのは、そのデザインです。初代から最終世代に至るまで、セリカは常に時代の最先端を行くスタイリッシュな外観をもち、若者を中心に幅広い層から支持されてきました。また、身軽さを活かしたスポーティーな走りも大きな魅力です。 軽量でバランスの取れたボディと、高性能なエンジンの組み合わせにより、優れた加速性能と安定したハンドリングを実現。特に後輪駆動(FR)のモデルは、ドライビングの楽しさを存分に味わえると評価されています。また、GT-FOUR(四輪駆動モデル)は、ラリーシーンでの活躍もあり、高い走破性とダイナミックな走りが特徴です。 長い歴史のなかで、多くの改良と進化を遂げたセリカは、スペシャリティカーとして、今もなお多くの人々に愛され続ける不朽の名車といえるでしょう。 セリカの維持費の内訳 セリカを所有した際にかかる維持費について、5項目に分けて解説します。なお、今回は「GT-FOUR(1989年式)型式:E-ST185」を例に挙げて試算します。 燃料代 1989年式のGT-FOURのカタログ燃費は、10・15モードで9.8km/L。実燃費だと7km/L程度といわれています。走りが楽しめるスペシャリティカーとしては、納得できる数字といえるのではないでしょうか。 燃料代のシミュレーション結果は以下のとおりです。 1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定した場合、消費するガソリンは142.8Lです。1989年式のGT-FOURの使用燃料はハイオクガソリンのため、燃料代は2万5,175円(*1)かかります。年間換算で30万2,100円(*2)ほどです。 *1 燃費は7km/Lで算出*2 2024年4月7日のハイオクガソリン176.3円/Lで算出 自動車税 1989年式のGT-FOURには、2.0Lのエンジンが搭載されています。自動車税における総排気量は1,500cc以上2,000cc以下に該当し、税額は3万9,500円/年です(2019年9月30日以前に登録されている場合)。さらに、1989年式のモデルの場合、初年度登録から13年以上経過している可能性が高いため、15%重課されて4万5,500円/年かかります。   ▼13年以上経過したクルマの自動車税が高くなる理由について、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。【旧車いじめ?】13年以上経過車の自動車税はいくらかかる? 任意保険 大手のネット型保険で1989年式のGT-FOURの保険料をシミュレーションしたところ、約4万6,000円/年でした。 条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、セリカで加入した場合も相場の範囲内です。 ただし、時価相当額で設定される「車両保険」は付帯できない可能性が高い点に注意が必要です。車両保険を付帯できるかどうかは保険会社によって異なるため、事前に問い合わせるとよいでしょう。 車検 セリカを自家用自動車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出自賠責保険料:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円 車検料:5万円合計:10万7,750円 ※車検料は、内容や整備工場によって増減します セリカは、最終型(2006年式)でも18年を経過するため、自動車重量税が重課されます。そのほかの項目は最近のクルマと変わりません。2年ごとですが安い金額ではないため、計画的に準備しましょう。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は約5万円/年です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エンジンオイル交換代・エアフィルター交換代・ブレーキパッド交換代 ただし、車齢が高い、走行距離の長いなどの車輌は、予期せぬ故障が発生する可能性があります。特に、エンジンやトランスミッション、サスペンションなどの重要部品の修理・交換費用は高額です。また、製造が終わってしまったパーツの代替品探しは、金額と時間がかかります。 定期的なメンテナンスにかかる費用に加えて、年間数万円から十数万円程度を見込んでおくとよいでしょう。 セリカの年間維持費はいくら? セリカの年間維持費は以下のとおりです。 ガソリン代:30万2,100円自動車税:4万5,500円 任意保険:4万6,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:5万円(パーツ交換費用の有無で変動)合計:49万7,475円 1ヶ月換算で約4万1,400円です。加えて、ローンで購入した場合、車輌本体の返済額と駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。また、モデルによって燃料代や自動車税が変動するため、あくまで目安として覚えておきましょう。 セリカの維持費が高いと思った時の対処法 セリカはスペシャリティカーでありながら、軽量かつ排気量も2.0L以下のため、現実的な維持費用に収まることが判明しました。ただし、車齢の高いクルマは定期的なメンテナンスが必要なうえに、交換するパーツ選びにも手間がかかる可能性があります。 同じカテゴリーでも環境性能に優れたモデルは数多くあり、燃料代や税制上のメリットを受けることで維持費の削減が可能です。 セリカの維持にコストがかかり過ぎると感じた場合は、売却を考えてみるのもよいでしょう。かつては、購入から10年が経過し、走行距離が10万kmを超えたクルマは価値がないとされていました。しかし、旧車への興味関心は右肩上がりの状況で、市場からの需要があるため、高価で売却できる可能性があります。 まとめ セリカは、長い歴史をもっていながら、古さを感じないスタイリッシュなデザインが特徴のクルマです。 しかし、維持費は年間約50万円と、ある程度の予算が必要です。ガソリン代や洗車代に加えて、パーツの交換代や修理代などのメンテナンス費用がかかることも十分に考慮する必要があります。 維持費が高く所有が難しいと感じた場合には、売却も1つの方法です。スペシャリティカーとして支持されているモデルであり、特に今回見積もりで用いた「GT-FOUR」は、特別なモデルとして査定で評価される可能性があります。売却する際には、セリカの旧車としての価値を熟知している古いクルマ専門の買取業者に相談するとよいでしょう。

ランボルギーニの維持費は高い?維持するためにかかる費用や内訳を解説
旧車の再生と維持 24.03.27

ランボルギーニの維持費は高い?維持するためにかかる費用や内訳を解説

イタリアを代表するスーパースポーツカーメーカーのランボルギーニ。高性能なモデルを製造するランボルギーニを維持するためにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。今回は、ランボルギーニの維持費や内訳、費用の目安について解説します。 ランボルギーニの特徴 ランボルギーニ(Automobili Lamborghini)は、世界的に高い人気を誇るスーパースポーツカーを製造しているイタリアの自動車メーカーです。 半世紀以上にわたる歴史の中で350 GT、Miura、Espada、Countach、Diablo、Murciélago、Reventón、Sesto Elemento、Veneno、Centenarioなど、さまざまなモデルを販売してきました。 2019年に発表された限定生産63台のLamborghini Sián FKP 37では、初めてハイブリッド技術を導入。スーパースポーツカーならではの卓越したパフォーマンスをそのままに、環境にも配慮したモデルとなっています。 ランボルギーニは、時代の変化に対応しながら、今もなおスーパースポーツカーを作り続けています。 ランボルギーニの維持費の内訳 ランボルギーニを維持するためには、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検など、さまざまな費用がかかります。ここからは、ランボルギーニを維持するためにかかる費用の内訳について解説します。 燃料代 燃料代は車種や使用燃料などによって変わりますが、ここではランボルギーニを代表するモデル「ガヤルド(2003年式)」でシミュレーションします。 ガヤルドの燃費は、年式やグレード、走り方などによって異なりますが、平均するとおおよそ6.0km/Lです。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,666L。ハイオクガソリンの単価180円だとした場合、1年間にかかる燃料代は29万9,880円です。燃料代だけで1年に約30万円かかることになります。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まる税金です。初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となります。古い年式のランボルギーニを購入するときは、自動車税の重課にも注意してください。 ランボルギーニ「ガヤルド(2003年式)」は、エンジン排気量が4,961cc、初年度登録から13年以上経過しているため、自動車税は10万1,200円です。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり(限定タイプ) 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で約12万円でした。なお、グレードや年式が異なる場合は保険料も変わるため参考程度にお考えください。 車検 車検の費用について見てみましょう。下記は、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションです。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※車輌重量1.5t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:13万7,250円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 上記の車検費用は、初年度登録から18年以上経過しているモデルで試算した金額です。年式やグレードが異なる場合は、車検費用も異なることに注意してください。また、この車検費用は車検にかかる最低限の費用のため、部品交換や整備・調整をした場合は別途追加料金がかかります。 メンテナンス費用 ランボルギーニのメンテナンスには、次の項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など このような費用がかかることから、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかります。また、タイヤ交換をしたときは、20〜30万円程度の費用が追加で必要です。 ランボルギーニの年間維持費はいくら? ランボルギーニの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約30万円・自動車税:10万1,200円・任意保険:約12万円・メンテナンス費:約10万円〜40万円・車検:約7万円(2年毎のため約14万円の半額分)合計:約69万1,200円〜99万1,200円 この試算合計は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を購入したり、駐車場を契約したりすると、別途費用がかかります。 ランボルギーニの維持費が高いと思った時の対処法 ランボルギーニの維持費は、一般的な乗用車と比べると高いため、維持するのが大変だと感じる方も多いでしょう。ランボルギーニを維持するのが大変だと思ったときは、車を売却して新しい車に乗り換えるのも1つの方法です。 ランボルギーニを売却する際は、ランボルギーニの歴史や各モデルの特徴に詳しく、古い年式のモデルの査定・買取も得意としている買取店に依頼すると高く売れる可能性が高くなります。 まとめ イタリアを代表するスーパーカーであるランボルギーニは、お金に変えられない魅力がある車です。しかし、ランボルギーニを維持するためには多額のお金が必要となります。今まで頑張ってランボルギーニを維持し続けてきたものの、「もう維持するのは無理」と思ったときは、売却して新しい車に乗り換えるので検討するとよいでしょう。

RX-7 FC3Sの維持費を旧車専門店が徹底解剖!気をつけたいポイントも紹介
旧車の再生と維持 24.03.21

RX-7 FC3Sの維持費を旧車専門店が徹底解剖!気をつけたいポイントも紹介

RX-7 FC3Sは、ロータリーエンジン搭載の代表的なスポーツカーの1つです。購入したものの予想以上に維持費がかかり、手放してしまうケースもあります。80年代から90年代のスポーツカーの魅力が詰まったモデルですが、乗り続けるには多くの維持費がかかることを理解しておくことが不可欠です。 今回は、FC3Sの維持費について詳しく解説します。ロータリーエンジンならではの注意点や詳しい内訳も紹介しますので、維持が可能かどうかの判断にぜひ役立ててください。 FC3Sの特徴 1985年から1992年にかけて販売された2代目サバンナRX-7 FC3S。力強いロータリーエンジンとキビキビしたハンドリングが特徴のピュアスポーツカーです。短めのホイールベースが優れたコーナリング性能をもたらし「曲がる・走る・止まる」のバランスに優れています。 人気漫画「頭文字D」での活躍や、塊感のあるデザインと近年のモデルではみられないリトラクタブルライトが、多くの人の心を掴みました。また、年式による大胆なデザイン変更やエンジン出力の向上、特別仕様車の設定など7年間で進化を遂げたモデルでもあります。 ファンから「FC(エフシー)」の愛称で親しまれており、登場から30年以上が経過した今でも高い人気を誇る1台です。 FC3Sの維持費の内訳 ここからは、FC3Sの維持費について5項目に分けて紹介します。具体的な費用のイメージを掴むために役立ててください。 燃料代 FC3Sはレギュラーガソリンモデルです。燃費は10・15モードで7.7km/L、実燃費で6.51km/L程度といわれています。燃費が悪いことで知られるロータリーエンジンを搭載したピュアスポーツカーとしては、及第点ではないでしょうか。 燃料代のシミュレーション結果は以下のとおりです。 1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定した場合、消費するガソリンは153.61L、ガソリン代は2万6,129円(*1)、年間換算で31万3,548円(*2)ほどになる計算です。 *1 燃費は6.51km/Lで算出*2 2024年3月12日のレギュラーガソリン1Lあたりの平均価格170.1円で算出 自動車税 FC3Sは総排気量1,308ccですが、ロータリーエンジンは高出力の特性上、1.5倍で計算します。つまり、1,308×1.5=1,962ccとなり、1クラス上の1.5L〜2.0L以下の自家用自動車に該当します。2024年3月現在の基本税額は3万9,500円/年です(新車登録が2019年9月30日以前の場合)。 しかし、1985年〜1992年が初年度登録の場合、13年以上経過した15%の重課対象のため、4万5,400円/年がかかります。スペックだけでは見えにくい部分のため、購入を検討する際には注意が必要です。 任意保険 FC3Sの任意保険料を、大手ネット型保険で見積もりをとった結果、約4万1,000円でした。設定した条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで)人身障害:あり(車内のみ補償)人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車輌保険:なし 今回の見積もりでは、車輌保険をつけられませんでした。車輌保険は、クルマの時価を参考に保険金を決めるのが一般的です。FC3Sは時価がごく少額であり、希少性があるものの保険においては考慮されないケースがほとんどです。なお、車輌保険をつけられる可能性がゼロではないため、気になる場合は加入する保険会社に確認しましょう。 車検 FC3Sを自家用自動車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。内訳は以下のとおりです。 自賠責保険(24ヶ月):1万7,650円自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円 ※認定工場の場合車検料:5万円合計:10万7,750円 ※車検料は、内容や整備工場などによって増減します FC3Sは最終型でも30年以上経過したクルマのため、自動車重量税が重課されます。また、ロータリーエンジンは構造の特性上専門知識が必要です。納税は2年ごとですが、信頼できる店舗を複数探し相見積もりを取るなど、計画的に準備して負担を減らすように工夫しましょう。 メンテナンス費用 FC3Sのメンテナンス費用は、年間15万円程度です。具体的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エンジンオイル交換代・プラグ交換代・ブレーキオイル交換代・オイルフィルター交換代・冷却水交換代・エアコンフィルター交換代 そのほか、走りが魅力のクルマゆえ、以下の項目が追加になる可能性があります。 ・リトラクタブルライトモーター交換代・タイヤ交換代・ハンドル交換代・Vベルト交換代・ブーツ交換代・オイル漏れ修理代・水漏れ修理代 リトラクタブルライトのモーター交換やタイヤ交換が必要となった場合、5万円以上はかかるでしょう。メンテナンスのための費用は、計画的に用意することが大切です。 FC3Sの年間維持費はいくら? FC3Sの年間維持費は、約60万円〜です。項目ごとの金額は以下のとおりです。 ガソリン代:31万3,548円自動車税:4万5,400円任意保険:4万1,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:15万円(パーツ交換費用の有無で変動)合計:60万3,823円 1ヶ月に換算すると約5万円です。さらに、ローンで購入した場合は車輌本体の返済額が、駐車場を借りる場合は駐車場代がかかります。 FC3Sの維持費が高いと思った時の対処法 FC3Sはロータリーエンジンの力強い走りが魅力のピュアスポーツカーです。しかし、30年以上前のロータリーエンジン搭載車であるため、自動車税や自動車重量税が重課されます。維持するには相応の経済的余裕が必要です。 実際に所有しており維持費が高いと感じている場合は、手放すことも検討しましょう。FC3Sは多くのファンをもつクルマです。中古車市場で出回っている数も限られており、高く売却できる可能性があります。 まとめ FC3Sは操る楽しさを味わえる1台です。小気味よいハンドリングや、ロータリーエンジンならではのトルクフルな加速は、長く憧れの存在として輝きを放っています。 ただし、維持費は年間60万円以上と、簡単に維持できるクルマとはいえません。ガソリン代や車検代など、最低限必要な費用だけでなく、各パーツの交換費用が追加される可能性もあります。 維持が難しい場合は、思い切って手放すのも1つの手段です。ファンから支持されているモデルのため、予想を大きく超える高額査定となるかもしれません。今回紹介した維持費を目安に、購入や売却を検討してみてください。

レクサスのフラッグシップ「LS」の維持費はどのくらい?内訳や目安を解説
旧車の再生と維持 24.03.19

レクサスのフラッグシップ「LS」の維持費はどのくらい?内訳や目安を解説

プレミアムブランドであるレクサスのフラッグシップモデル「LS」は、高級感に溢れ、走行性能や静粛性などに優れているセダンです。今回は、レクサス LSの維持費用やその内訳について解説します。プレミアムセダンのLSを検討中の方は参考にしてみてください。 ▼関連記事はこちらレクサスの維持費は高い?維持するための費用の内訳や目安を解説レクサスISの維持費を徹底解説!年間でいくらかかる? レクサスLSの特徴 レクサス LSは、レクサスブランドの理念である「高級の本質」を追求し、ときめきとやすらぎに満ちた時間を提供するために、乗る人の心に響く車づくりを念頭に開発されたフラッグシップセダンです。 外装・内装のデザインに強いこだわりがあるだけではなく、エンジン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンションなど、さまざまな部分に先進システムを取り入れています。優れた生産技術と熟練の匠の技によって細部までこだわって作られたモデルです。 レクサスLSの維持費の内訳 レクサス LSの維持には、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検など、さまざまな費用がかかります。レクサス LSを維持するためにかかる費用や内訳を解説します。 燃料代 燃料代は、年式やグレードなどによって変わります。ここでは、初代LSの初期モデル「LS460(2006年式)」でシミュレーションします。 LS460の燃費は9.1km/Lで、使用燃料はハイオクガソリンです。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,098L。ハイオクガソリンの単価を180円とした場合、1年間にかかる燃料代は19万7,640円です。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まります。また、初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となり、自動車税が割高になります。古い年式のLSを購入するときは、自動車税の重課にも注意してください。 LS460はエンジン排気量が4,608ccで、初年度登録から13年以上経過しているケースが多いため、自動車税は10万1,200円かかるでしょう。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり(限定タイプ) 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で12万4,103円でした。なお、グレードや年式が異なる場合、保険料が変わるため参考程度にお考えください。 車検 車検の費用について見てみましょう。ここでは、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションとなっています。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※車両重量2t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:14万5,050円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 上記の車検費用は、初年度登録から13年以上経過した場合の金額です。年式やグレードが異なる場合は、車輌重量や重量税額が変わるため注意してください。また、この車検費用は車検にかかる必要最低限の費用です。部品交換や整備・調整をした場合は、別途料金がかかります。 メンテナンス費用 レクサス LSのメンテナンスには、次の項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 上記を踏まえると、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかるといえます。また、タイヤ交換をしたときは、追加で20万円程度の費用がかかるでしょう。 レクサスLSの年間維持費はいくら? レクサス LSの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約20万円・自動車税:10万1,200円・任意保険:約12万円・メンテナンス費:約10万円〜30万円・車検:約7万5,000円(2年毎のため約15万円の半額分)合計:約59万6,200円〜79万6,200円 上記は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を購入した場合や駐車場を契約した場合は、別途費用がかかります。 レクサスLSの維持費が高いと思った時の対処法 レクサス LSの維持費は、時間が経過すると税金が重課されたり、交換しなければならない部品が増えたりするため、維持するための費用が年々高くなっていきます。 LSを維持するのが大変だったり、維持費が高いと感じたりしたときは、車を売却して新しい車に乗り換えることも検討してみてはいかがでしょうか。 LSは、高級感があるフラッグシップセダンという側面だけでなく、レクサスブランドならではの高い信頼性により、時間が経過しても高額査定となりやすいモデルです。もし、LSを売却しようと考え始めたときは、LSの歴史に詳しく、古い年式のモデルの買取を得意としている買取店で売却するとよいでしょう。 まとめ レクサスのフラッグシップセダン「LS」は、プレミアムブランドのラグジュアリーセダンと比較されるほどの質感と走りを兼ね備えているモデルです。しかし、プレミアムセダンらしい質感や走りを維持し続けるためには、定期的な点検やメンテナンス、車検や部品交換などの維持費をかける必要があります。 LSの維持費は、他の乗用車と比べると高い傾向にあることから、維持し続けるのが大変だと思う方も多いでしょう。LSの維持が大変で、売却を検討される際には、年式が古いクルマやラグジュアリーカーを得意としている業者へのご依頼をおすすめします。  

マセラティの維持費は高い?維持にかかる費用の内訳や目安を解説
旧車の再生と維持 24.03.18

マセラティの維持費は高い?維持にかかる費用の内訳や目安を解説

イタリアに本拠地を置く自動車メーカーのマセラティは、個性的なスタイリング、ラグジュアリーなインテリア、優れた走行性能などが魅力の車を数多く生み出しています。マセラティの車を維持するためにかかる費用はどのくらいなのでしょうか。今回は、マセラティの維持費の目安と内訳を紹介します。 マセラティの特徴 マセラティ(Maserati)は、唯一無二の個性的な車を生産しているイタリアの自動車メーカーです。マセラティならではのスタイル、テクノロジー、高級感などにより多くの人々を魅了しています。広く知られているモデルは、デザインをはじめ、パフォーマンス、快適性、優雅さ、安全性など、さまざまな観点から高く評価されており、イタリアを代表するラグジュアリースポーツカーとして今でも高い人気を誇ります。 かつては、スポーツカーをメインとしていましたが、近年ではSUVやセダンなどラインナップを拡大しています。 マセラティの維持費の内訳 マセラティを維持するためにかかる費用は、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検などです。ここからは、マセラティを維持するためにかかる費用の内訳について解説します。 燃料代 燃料代は、車種や使用燃料などによって変わりますが、マセラティを代表するモデル「グラントゥーリズモ」、「グランカブリオ」、「3200GT」などでは、ハイオクガソリンを使用します。 燃費は各モデルごとに異なりますが、平均すると約6.0km/L前後です。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,666L。ハイオクガソリンの単価180円だとした場合、1年間にかかる燃料代は29万9,880円です。燃料代は、運転方法や走る場所によって変わるものの、約30万円はかかるでしょう。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まります。また、初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となるため、年式が古いマセラティを購入するときは注意してください。 ここでは、マセラティを代表するモデル「グラントゥーリズモ」、「グランカブリオ」、「3200GT」の自動車税を紹介します。 ・3200GT(エンジン排気量:3,216cc/1998年式 ベースグレード):6万6,700円(重課後の税額)・グラントゥーリズモ(エンジン排気量:4,691cc/2009年式 Sオートマチック):10万1,200円(重課後の税額)・グランカブリオ(エンジン排気量:4,691cc/2010年式 ベースグレード):10万1,200円(重課後の税額) このように初年度登録から13年以上経過したモデルは、通常の税額より割高となります。マセラティの自動車税額は、モデルによって異なりますが、おおよそ10万円前後かかるといえるでしょう。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】 年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:なし 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で6万〜8万円程度でした。(※)なお、今回のシミュレーションでは、車輌保険を付帯していません。車輌保険を付帯すると保険料が変わるため注意してください。なお、車種・グレード・年式が異なる場合や車両保険の有無で保険料は異なります。 ※「自動車税」で例に挙げたモデルでシュミレーションを実施しております。 車検 車検の費用について見てみましょう。ここでは、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションしています。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:4万5,600円または5万400円(24ヶ月)※車両重量2t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:14万5,050円〜14万9,850円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 「自動車税」で例に挙げたモデルをもとに、初年度登録から13年および18年以上経過していると仮定して試算しました。車種やグレードが異なる場合は、車検費用も異なるため注意してください。また、こちらは車検にかかる必要最低限の費用です。部品交換や整備・調整をした場合は追加料金がかかります。 メンテナンス費用 マセラティの主なメンテナンス項目は、次のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など これらの費用がかかるため、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えられるでしょう。また、タイヤ交換をしたときは、20万〜30万円程度の費用が追加で必要です。 マセラティの年間維持費はいくら? マセラティの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約30万円・自動車税:約10万円・任意保険:約6〜8万円・メンテナンス費:約10万円〜40万円・車検:約7万5,000円(2年毎のため約15万円の半額分)合計:約63万5,000円〜95万5,000円 ここでの試算の合計は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を買ったり、駐車場を契約したりした場合、別途費用がかかります。また、車種やグレードなどが異なる場合は、それぞれの金額が異なります。 マセラティの維持費が高いと思った時の対処法 マセラティは、ガソリン代や税金などが高くなりやすく、年式が古いモデルほどかかる費用が高くなります。そのため、マセラティを維持するのが年々大変になっていく可能性があります。どうしても維持が難しい場合には、売却するのも1つの手でしょう。 マセラティを高く売りたいのであれば、年式が古い車の査定や買取を専門としていて、マセラティの走行性能や高級感を高く評価できる買取店で売却することをおすすめします。 まとめ マセラティは、優れた走行性能や高級感などを両立している高級車です。しかし、マセラティを維持し続けるためには、多額の費用がかかるため、維持するのが大変だと感じる方もいるでしょう。マセラティの維持が大変だと思ったときは、売却も視野に入れてよいかもしれません。せっかくの愛車を手放すのであれば、その価値を熟知している買取店に依頼しましょう。

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