車のローンは、組み直しができます。ローンの組み直しはメリットが大きい一方で、注意点がいくつかあります。今回は、車のローンの組み直しの種類、メリット、組み直す際の注意点について解説します。車のローンの組み直しを考えている方は参考にしてみてください。
車のローンの組み直しの種類
車のローンを組み直しするタイミングは、ローンの形態や返済期間、完済の有無などによって異なります。ここでは、車のローンを組み直すときに考えられるローンの種類について解説します。
借り換え
借り換えとは、新たなローン会社でローンを組み直すことです。
たとえば、現在契約中のローンが変動金利の場合、経済状況に応じて金利が変動するため、返済額が一定ではありません。そのため、急な出費と金利が高いタイミングが重なると支払に苦労することがあります。
このようなときは、変動金利のローンから固定金利のローンに借り換えるとよいでしょう。
固定金利のローンに借り換えると返済額の変動がなくなり、無理なく払い続けることができます。ただし、ローンの借り換えをする際は、月々の支払額だけではなく、金利や支払回数、総支払額などまで内容を細かく確認しましょう。
内容を確認せずに借り換えてしまうと、結果的に支払総額が多くなったり、支払回数が増えたりする可能性があります。ローンの借り換えを考えているときは、慎重に検討しましょう。
車のローンを組み直すメリット
車のローンを組み直すメリットを理解したうえで、慎重に検討することが大切です。車のローンの組み直しのメリットを解説します。
経済状況の変化に対応できる
ローンを組み直すと、経済状況の変化に対応できます。
たとえば、転職によって収入が変わったり、昇進により収入が増えたりしたときは、ローンを組み直すことで、ローンを早期に完済できたり、支払額の負担が軽くなったりします。
経済状況に合った支払額や返済期間に組み直すことが重要です。
金利上昇による返済負担の増加を防げる
変動金利のローンの場合、経済状況の変化によって金利が変わるため、金利の上昇により支払額の負担が増加する可能性があります。
このような金利の上昇による返済負担を増やさないようにするためには、固定金利のローンに組み直すのがおすすめです。固定金利であれば、経済状況により金利が上昇しても月々の支払額の変動がありません。変動する金利による支払額の変化をなくしたいのであれば固定金利のローンへの組み直しを考えてみましょう。
車に乗り続けられる
ローンを組み直すと、今の車に乗り続けることができます。
たとえば、残価設定型ローンで車を購入した場合、支払い最終回に一括返済・車の返却・乗り換え・再ローンの中からどれか1つを選ばなければなりません。再ローン、つまり、ローンを組み直すという選択をすれば、今の車に乗り続けることができます。
今の車が気に入っていて、これからも乗り続けたいのであれば、再ローンをして乗り続けるのもよいでしょう。
車のローンを組み直す際の注意点
ローンを組み直す際には、気をつけなければならないことがあります。ここからは、ローンを組み直す際の注意点について解説します。
所有者が自分以外の場合は完済が必要
車の所有者が自分以外の場合、現在のローンを完済し、自分名義に変更してからでなければ、ローンを組み直すことができません。
車は、所有者でなければ車の売却や廃車など、あらゆる手続きを行うことができないため、まずは現在のローンを完済して自分名義に変更する必要があります。
車のローンの組み直しにおける審査のポイント
ローンを組み直す際は、新たにローン契約を締結します。そのため、再びローン審査に通過しなければなりません。ここからは、ローンを組み直すときの審査のポイントを解説します。
銀行系は審査が厳しい
銀行系の審査はディーラーローンや自社ローンと比べると厳しい傾向にあります。また、借り入れ上限額が設定されていることもあるため、上限を超えない借入額になるよう注意しましょう。
ディーラーローンや自社ローンは通過しやすい
ディーラーローンや自社ローンは、銀行系のローン審査より通過しやすいといったメリットがあります。しかし、金利が高めに設定されているケースが多いため、総支払額は銀行系より高くなると考えておきましょう。
少しでも総支払額を抑えたいのであれば、銀行系のローンに組み直したり、年率が低いローン会社で契約したりするとよいでしょう。
転職とタイミングが被らないようにする
転職のタイミングとローンの組み直しの時期が被ってしまうと、収入が安定しないと判断されたり、返済が滞ったりする可能性があると判断されてしまい、ローンの審査に通過できない可能性が高まります。そのため、仕事を変えるタイミングとローンの組み直しの時期がかぶらないように注意しましょう。
まとめ
ローンの組み直しは、ローン契約そのものを見直すということでもあるため、現在の借入額や金利などの状況によっては、返済総額が減ったり、支払回数が少なくなったりするなどのメリットを受けることができます。その一方で、審査に通過しづらい、かえって経済的負担が増すといったリスクにも注意が必要です。ローンの組み直しを検討し始めたときは、現在のプランが最適か見極め、組み直す方がメリットが多いようであればローンを組み直し、メリットが少ないようであればそのままにしておくとよいでしょう。
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