初代コペン(L880K)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

目次
1.初代L880K型コペンの特徴 2.初代L880K型コペン維持費の内訳 3.初代L880K型コペン年間維持費はいくら? 4.初代L880K型コペンは維持費が安いスポーツカーとして大人気

コペンはダイハツが製造・販売する軽自動車規格のオープンスポーツカーです。2002年に初代がデビューし、現在は2代目に代替わりしています。現行型は中古でも100万を超えるものがありますが、初代のL880K型はお手頃な価格で購入できるようです。しかし「10年以上前の古い車は維持費がいくらになるんだろう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事では初代L880K型コペンにかかる維持費について解説いたします。

初代L880K型コペンの特徴

初代L880K型コペンは、軽量コンパクトなボディの本格的なオープンスポーツカーとして人気を博しました。デビューした2002年当時、市場の大半をATが占めておりMTを選択できる車種はあまり多くありませんでした。しかし、コペンは発売当初からMT車をリリースしていたために、クルマ好きの心を掴んだといわれています。また、高級オープンスポーツカーのような自動電動開閉ルーフ「アクティブトップ」が装備されたモデルがラインナップされた点も特徴の一つです。曲線で構成されたデザインもコペンならではの魅力で、性別・年齢問わず多くのドライバーから支持されました。

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初代L880K型コペン維持費の内訳

続いて、初代L880K型コペンの維持費について5項目に分けて解説します。

燃料代

初代L880K型コペンはATとMTで燃費が変わります。

AT:15.2〜16.0km/リットル
MT:18.0〜18.8km/リットル

10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費についてはそれぞれ2km/リットル程度悪くなるといわれています。ガソリンはレギュラー仕様です。

ここからは金額をシミュレーションします。

初代L880K型のATモデルを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約74リットル使用(*1)し燃料代は12,051円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、144,622円(*2)です。
*1 燃費は13.5km/リットルで算出 ※実燃費で算出
*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出

自動車税

次に、軽自動車規格である初代L880K型にかかる自動車税を算出しましょう。

2022年11月現在、軽自動車の自動車税は10,800円/年です。しかし、初代L880K型コペンの多くは車齢が13年を超えるため、重課税されて12,900円かかります。

任意保険

初代L880K型の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。

<条件>
年齢:30歳
等級:6E
使用目的:通勤・通学
運転者:本人限定

<補償内容>
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円
入院諸費用特約:なし
車両保険:あり
車両保険(保険金額):35万円
車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円

上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約77,000円/年でした。車両保険は35万円まで補償されます。

車検

初代L880K型コペンの車検代について見ていきましょう。

<ディーラー車検の場合>
自賠責保険:19,730円(24ヶ月)
自動車重量税:8,200円(24ヶ月)※初年度登録から13年経過で算出
印紙代:1,400円
車検料:50,000円
合計:79,330円
※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します

重量税に関しては、軽自動車に区分されます。通常は6,600円ですが、初年度登録から13年以上経過している場合には8,200円かかるので注意しましょう。

メンテナンス費用

最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。初代L880K型コペンのメンテナンスについては下記の費用がかかります。

・洗車代
・ワイパーゴム交換代
・ウォッシャー液交換代
・冷却水補充代
・エアコンフィルター交換代
・ヘッドライト交換代
・エンジンオイル交換代
・オイルフィルター交換代
・ブレーキオイル交換代
・エアクリーナー交換代

1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって3万円ほどを見込んでおけばいいでしょう。初代L880K型コペンのタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。

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初代L880K型コペン年間維持費はいくら?

初代L880K型コペンの維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらになるのでしょうか。

<自家用車登録の初代L880K型コペン年間維持費>
燃料代:144,622円
自動車税:12,900円
任意保険:77,000円
車検:39,665円(2年ごとにかかる費用の半額分)
メンテナンス費:30,000円
合計:304,187円

月額では25,300円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられます。
ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかります。

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初代L880K型コペンは維持費が安いスポーツカーとして大人気

車齢13年超えで重量税されるとはいえ、軽自動車の場合は大きく負担は増えません。そのため、中古市場で大人気です。
初代L880K型コペンの売却は今が最適な時期かもしれません。近年、世界中で半導体不足が叫ばれ、新車の納期が大幅に遅れる事態が発生しており、め中古車の需要が高まっています。また、一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていましたが、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。

※2022年11月27日時点でのデータです

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