車を現金一括払いで購入するメリットは?ローンとの比較についても解説

目次
1.車を現金一括払いで購入するメリット 2.車を現金一括払いで購入するデメリット 3.車をローンで購入するメリット 4.車をローンで購入するデメリット 5.現金一括払いとローンのどちらが向いている?

車の購入時の支払いを、現金一括払いか残価設定型も含めたローンのどちらにするか悩む人は多いのではないでしょうか。今回は車を現金一括払いで購入するメリットや、ローンでの支払いとの違いについて解説します。車の購入を検討中の方は参考にしてみてください。

車を現金一括払いで購入するメリット

車を現金一括払いで購入するメリットとは何でしょうか。販売業者との商談で、残価設定型も含めたローンの方がメリットが大きいとすすめられることも多いかもしれません。漠然としたものではなく、しっかりとその内容を把握しておくことが重要です。まずは車を現金一括払いで購入するメリットについて詳しく解説します。

利息がかからない

車を現金一括払いで購入すると利息がかかりません。利息とは、お金を借りる行為に対する対価として、貸してくれた人に支払うお金のことです。車を現金一括払いで購入すると、原資は自らの貯金などからまかなわれるため利息は発生しません。金利や支払い回数によっては数十万円もの利息がかかるため、利息がかからないことは現金一括払いの大きなメリットです。

車の所有者が自分になる

現金一括払いで購入すると車の所有者は自分になります。ローンの場合は車検証の所有者名義欄にローン会社や販売業者名が記載され、残金を一括で返済した上で所有権解除の手続きをしなければ所有者としては認められません。ローンの途中で売却や名義変更を行う場合は先に残金を支払う必要があります。現金一括払いではこのような制約がありません。

毎月のローンを支払う必要がない

車を現金一括払いで購入すると、毎月のローンを支払う必要がありません。車は税金や整備費用、駐車場代といった維持費がかかるので、それに加えてローンの負担が重なると車に関する月々の支出は増大します。次に車を買い換えるための貯金も現金一括払いの方が捻出しやすいといえるでしょう。

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車を現金一括払いで購入するデメリット

続いて、車を一括払いで購入するデメリットについて解説します。

貯金を切り崩すことになる場合が多い

家族などから借金をする場合を除き、車の購入代金は貯金を切り崩して捻出することがほとんどです。その場合は貯金が大きく減ることになるため、病気や災害などへの備えに影響が及ぶ可能性があります。

多額の現金を引き出すのに手間がかかる

ATMでの出金は限度額が設けられており、車を購入するほどの金額になると銀行の窓口に出向く必要があります。銀行窓口は平日にしか開いておらず、週末が休日の人なら手間や時間がかかるといえるでしょう。販売業者が振込手数料を負担してくれたとしても、モバイルバンキングなどに申し込んでいなければ銀行に足を運ばなければならないのに変わりはありません。

車をローンで購入するメリット

続いて、車をローンで購入するメリットについて解説します。

お金の負担を分散できる

ローンを利用することでお金の負担が分散できます。貯金は万一に備えての資金でもあり、車の購入時に切り崩すといざというときに困ってしまう可能性も考慮しましょう。ローン返済中での一括返済も可能で、低金利のものを利用するとリスクヘッジにもなります。

現金がなくても車を購入できる

ローンを利用すると現金がなくても車を購入できるのが強みです。現金で車を購入するためには何年にも渡る貯金が必要となり、突発的な災害や事故により車の買い換えを余儀なくされた場合などにはローンが非常に強い味方となってくれます。

低金利のローンなら総返済額があまり変わらない

低金利のローンなら総返済額は現金一括払いとあまり変わりません。ローンには車の販売業者が斡旋しているカーローン以外にも、銀行や信用金庫などといった低金利の借入先があります。就業先や金融機関の利用状況によっては優遇金利が適用されるため、チェックしておくとよいでしょう。

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車をローンで購入するデメリット

続いて、車をローンで購入するデメリットについて解説します。

利息によっては総支払額がかなり高くなる

ローンの利息によっては総支払額がかなり高くなります。ローンは低金利のものほど審査が厳しく、反対に利息が高いものほど審査に通りやすい傾向があります。毎月の内訳ではそれほど大きな差はなくても、総支払額で考えると金利(割賦手数料)の総額は数十万円単位で異なることもあるので注意しましょう。

他のローンの審査に通りにくくなる

車をローンで購入すると他のローンの審査に通りにくくなります。車のローンは総量規制(借入可能な金額は年収の1/3までとされる制度)の対象外です。しかし、一般的にほとんどのローンは信用情報機関に照合が行われたうえで審査が実施されるため、返済状況によっては他のローンの審査申し込み時に影響する可能性があります。

車の所有者がローン会社になる

ローン返済中は車の所有者がローン会社になります。原則としてローンの支払いが終わるまでは買い換えや名義変更はできなくなり、転居時の住所変更もすぐにはできません。また、ローンの契約者が亡くなった場合は、ローンの返済も相続人が引き継ぐ必要があります。

審査に落ちて計画が崩れる可能性がある

車のローンの審査に落ちると資金計画が崩れてしまう可能性があります。すぐに車が必要な場合でもローンの審査に通らなければ購入はできません。また、審査時の信用情報機関の記録は6ヶ月間残ります。一度審査に落ちたからといって、何社にもローンの申し込み手続きを行うと、その記録を見たローン会社が不審に思い、無条件で審査に落としてしまう恐れがあります。

現金一括払いとローンのどちらが向いている?

現金一括払いとローンのどちらが向いているかは、貯金額やライフスタイルによって異なります。詳しく解説します。

現金一括払いが向いている人

現金一括払いが向いている人は、貯金に余裕がある人です。車の購入で貯金を切り崩しても万一の際の備えとして問題がなく、長期的に見て少しでも総支払額を抑えたいのであれば現金一括払いがおすすめといえます。利息の支払い分がなくなるだけでなく、査定金額が一番高い時に車を売却して買い換えることも可能です。

ローンが向いている人

ローンが向いている人は、貯金に余裕がなかったり万一の備えとして切り崩したくない人です。低金利のローンが利用できる場合は、金利負担も抑えられてデメリットも生じにくいという側面もあります。短い期間で車を買い換えたい人は残価設定型ローンをうまく活用するのもいいでしょう。

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