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2025年1月に、トヨタ WiLL Viが25年ルール解禁となります。独特なデザインで当時から話題を集めたこのコンパクトカーは、25年ルールの解禁に伴い中古車価格が変動する可能性があります。アメリカの自動車輸入規制「25年ルール」によって、今まで輸出できなかった車輌が輸出可能になることで、市場にどのような影響があるのでしょうか。
今回は、WiLL Viの25年ルール解禁の背景と、モデルの魅力について解説します。今後の動向の参考としてぜひ役立ててください。
2025年1月にWiLL Viが25年ルール解禁!
2025年1月に、WiLL Viの25年ルールが解禁されます。WiLL Viは2000年1月から2001年12月にかけて製造された、異業種合同プロジェクト「WiLL」ブランドから発売した小型乗用車です。
当時の日本では「ニューコンセプト」として注目された車輌で、生活雑貨や食品なども展開するWiLLブランドの一環として登場しました。従来の自動車デザインの概念にとらわれない、レトロなデザインが特徴的で、多くの自動車ファンの記憶に強く残っているモデルです。
今回の25年ルールの解禁により、このユニークな日本車がアメリカ市場に正規に輸入できるようになります。限定的な生産台数であったことから、コレクターや日本車マニアにとって興味深い存在となるでしょう。
旧車王の販売中車輌
数日限定入庫車速報
セドリックワゴン V20E SGLリミテッド
E-WY30
1996年
244,504km
コラム4AT
修復歴あり
総額232.5万円(税込)
ユーザー様買取車
車検R8年4月10日まで
純正ベンコラ
8人乗り
3rdシート
5ナンバー乗用#車売ります #業販OK pic.twitter.com/jweFYmBNZ8— ガレージカレント直販センタ (@GC__direct) April 27, 2025
数日限定入庫車速報
マークⅡ 2.5IR-V
GH−JZX110改
2003年
90,607km
載替5MT
修復歴なし
総額347.8万円(税込)
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そもそも25年ルールとは?
25年ルールとは、製造から25年以上経過した右ハンドルのクルマをアメリカ国内にそのまま輸入できる法律の例外にあたる特別ルールのことです。
アメリカでは、原則として右ハンドル車を輸入できません。また、アメリカの厳格な安全基準や排ガス規制に適合していない車輌は輸入が禁止されています。つまり、日本車やイギリス車などをそのまま輸入することができないのです。
しかし、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとして登録することが可能となるため、右ハンドル車である日本車やイギリス車をそのまま輸入できます。また、関税や排ガス規制も対象外になることも25年ルールの特徴です。
このようなアメリカのクラシックカー登録制度(法律の例外)が25年ルールです。WiLL Viの場合、2000年1月の初期モデルが2025年1月に25年を迎えるため、アメリカへの輸入が可能となります。
▼詳しくはこちら
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ
25年ルール解禁でWiLL Viは値上がりする?
25年ルールの解禁により、WiLL Viの中古車価格は変動する可能性があります。ただし、スポーツカーやハイパフォーマンスモデルと比較すると、値上がり幅はあまり大きくない可能性が高いでしょう。
WiLL Viの価格動向に影響を与える要因としては、以下のポイントが考えられます。
まず、WiLL Viの生産台数は約1万6,000台と比較的少なく、希少性という点では価値が上昇する要素があります。また、独特なデザインは現在でも「カルトカー」として一定のファン層を持っており、コレクターズアイテムとしての価値も無視できません。
一方で、WiLL Viはパフォーマンスカーではなく、エンジンは1,298ccの標準的なものであるため、ドライビングエクスペリエンスを重視するアメリカのバイヤーにとっては、R34 GT-Rやランサーエボリューションといった高性能車ほどの注目は集めないでしょう。
しかし、ユニークなデザインを持つ日本車として、特定のコレクターやJDM(Japan Domestic Market)ファンからの需要は見込まれるでしょう。特に良好な状態で保存されている個体や、限定カラーモデルなどは、相応の価格で取引される可能性があります。
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25年ルールが解禁されるWiLL Viの魅力
WiLL Viの最大の魅力は、他に類を見ない独創的なデザインです。前世紀のクラシックカーと未来的な要素を融合させた外観は、発売から20年以上経った今でも新鮮さを失っていません。
特に特徴的なのは丸みを帯びたボディラインとバブルのようなヘッドライト、そして円形のリアコンビネーションランプです。内装もまた外装と調和したデザインで、センターに配置された丸型メーターや、ユニークな形状のシフトノブなど、随所に個性が感じられます。
パワートレインは1,298ccの直列4気筒エンジン(型式2NZ-FE)を搭載し、最大出力は88psと控えめですが、軽量ボディとの組み合わせにより、街乗りには十分な動力性能を発揮します。
WiLL Viは若者向けに開発されたこともあり、当時としては先進的な装備も魅力の1つでした。オプションでCD/MDプレーヤーやカーナビゲーションシステムが装備可能であり、インテリアデザインも従来のトヨタ車とは一線を画すスタイリッシュなものでした。
WiLL Vi以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧
2025年は、WiLL Vi以外にも人気の旧車が25年ルール解禁を迎えます。それぞれの解禁月と特徴は以下のとおりです。
・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)
2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。
・トヨタ bB(2月解禁)
トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。
・ダイハツ アルティス(3月解禁)
ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。
・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)
2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。
・トヨタ オーパ(5月解禁)
オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。
・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)
ホンダの高性能セダンで、2,156cc DOHC VTECエンジンを搭載し、最高出力220馬力を発揮します。スポーティなハンドリングと高回転型エンジンの組み合わせは、ドライビングエンスージアストから高い評価を受けています。
・ダイハツ アトレー7(7月解禁)
アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。
・スバル インプレッサ WRX STI GDB型(8月解禁)
スバルの4WD高性能スポーツモデルです。ターボチャージャー付きの1,994cc水平対向エンジンと、優れた四輪駆動システムにより、オールラウンドな走行性能を誇ります。ラリー競技での活躍もあり、国際的な知名度も高いモデルです。
・ダイハツ YRV(8月解禁)
コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。
・30セルシオ(8月解禁)
30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。
・9代目カローラ(8月解禁)
9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。
・ホンダ スマートシビック(9月解禁)
ホンダ シビックの7代目モデルです。先代よりも一回り以上大きくなったボディで、ミニバンを思わせる外観をもちます。
・ホンダ 3代目シビックフェリオ(9月解禁)
走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。
・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)
高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。
・トヨタ オリジン(11月解禁)
トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車です。初代クラウンをモチーフにした豪華セダンとして注目を集めました。
・マツダ トリビュート(11月解禁)
マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUVです。
・日産 エクストレイル(11月解禁)
初代エクストレイルは最高280psのエンジンと「ALL MODE 4×4」で本格オフロード性能と日常の使いやすさを両立。スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデルです。
・トヨタ クルーガー(11月解禁)
クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。
・スズキ グランドエスクード(12月解禁)
グランドエスクードは、2.7LのV6エンジンと本格的な4WDシステムを搭載した、スズキのSUVです。高い走破性と日常の快適性を両立し、さまざまな路面状況に対応できます。
これらの車種は、それぞれに固有の魅力を持ち、アメリカ市場での需要が見込まれます。特にスポーツモデルは、価格上昇の可能性が高いといえるでしょう。
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まとめ
2000年1月から2001年12月にかけて製造された個性的なコンパクトカー、WiLL Viが、2025年1月に25年ルール解禁となります。独創的なデザインと限られた生産台数から、コレクターズアイテムとしての価値が高まる可能性があります。
日本国内ではすでに「カルトカー」として一定の評価を得ているWiLL Viですが、アメリカ市場での評価はこれからです。特に良好な状態で保存されている個体は、25年ルール解禁後に価値が上昇する可能性があるでしょう。
また、アコード ユーロRやインプレッサ WRX STIなど、人気の高性能モデルも2025年に25年ルール解禁を控えていることから、日本の旧車ファンにとって注目すべき年になりそうです。
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