6代目スカイライン(R30系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

目次
1.R30系スカイラインの特徴 2.R30系スカイライン維持費の内訳 3.R30系スカイライン(鉄仮面)年間維持費はいくら? 4.R30系スカイライン(鉄仮面)の維持費が高いと思った時の対処法

スカイラインといえば、日産を代表する優れた走行性能を誇る乗用車です。なかでも6代目のR30系は、人気テレビドラマシリーズ「西部警察」に登場し人気を集めました。近年の「旧車ブーム」が追い風となりR30系スカイラインの注目度はさらに高まっています。しかしR30系スカイラインは最終型でも30年以上前のクルマ。「古いクルマは維持費がいくらかかるんだろう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事ではR30系スカイラインにかかる維持費について解説いたします。

R30系スカイラインの特徴

R30系は1981年から1985年まで製造・販売された6代目のスカイラインです。前期型はテレビドラマ「西部警察」のパトカー、後期型のRSグレードはフロントフェイスの見た目から「鉄仮面」と呼ばれ話題になりました。鉄仮面は独特の現代のクルマにはない独特のデザインで人気を博しています。

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R30系スカイライン維持費の内訳

続いて、R30系スカイラインの維持費について5項目に分けて解説します。

燃料代

R30系スカイラインには6種類のエンジンが存在します。今回は人気の高い後期型RSグレード「鉄仮面」を例に燃料代を算出しましょう。

10.15モードのカタログ燃費は10.2km/リットルです。実燃費は2km/リットルほど悪いといわれています。

ここからは金額をシミュレーションします。

人気の鉄仮面を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、レギュラーガソリンは約125リットル使用(*1)することになり、燃料代は20,337円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は244,050円(*2)です。
*1 燃費は8km/リットルで算出 ※実燃費で算出
*2 2022年11月27日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格162.7円で算出

自動車税

R30系スカイライン(鉄仮面)の自動車税はいくらかかるのでしょうか。

2022年12月現在、1.5リットル超~2.0リットル以下の自動車税は39,500円/年です。鉄仮面は車齢が13年を超えるため、自動車税は重課税され45,400円かかります。(*3)
*3 2019年9月30日以前に新車登録した場合

任意保険

R30系スカイライン(鉄仮面)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。

<条件>
年齢:30歳
等級:6E
使用目的:通勤・通学
運転者:本人限定

<補償内容>
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円
入院諸費用特約:なし
車両保険:なし

上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約36,000円/年でした。車両保険は付帯できません。

鉄仮面は中古市場で500万円以上の値がついている場合も多いです。しかし一般的な保険会社はそうしたプレミア価格を考慮しません。古いクルマのため、値段がつかないものとして扱われてしまいます。価値の高い旧車を運転する際は、事故を起こさないよう安全運転を心がけましょう。

車検

次に、R30系スカイライン(鉄仮面)の車検代について見ていきましょう。

<ディーラー車検の場合>
自賠責保険:20,010円(24ヶ月)
自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出
印紙代:1,800円
車検料:60,000円
合計:119,610円
※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します

R30系スカイライン(鉄仮面)の重量税は、1.0トン超~1.5トン以下に区分にされます。この区分の税額は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により37,800円に上がります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想でき、車検代が跳ね上がる可能性が考えられるでしょう。

メンテナンス費用

最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。R30系スカイライン(鉄仮面)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。

・洗車代
・ワイパーゴム交換代
・ウォッシャー液交換代
・冷却水補充代
・エアコンフィルター交換代
・ヘッドライト交換代
・エンジンオイル交換代
・オイルフィルター交換代
・ブレーキオイル交換代
・エアクリーナー交換代

1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばいいでしょう。鉄仮面のタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。

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R30系スカイライン(鉄仮面)年間維持費はいくら?

維持費の内訳を見てきましたが、R30系スカイライン(鉄仮面)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。

<自家用車登録のR30系スカイライン(鉄仮面)年間維持費>
燃料代:244,050円
自動車税:45,400円
任意保険:36,000円
車検:59,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)
メンテナンス費:50,000円
合計:435,255円

月額では36,270円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられます。
ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかります。

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R30系スカイライン(鉄仮面)の維持費が高いと思った時の対処法

自動車税と重量税がかさむため、旧車の維持にはそれなりに費用がかかります。
もし、R30系スカイライン(鉄仮面)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないといわれていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。

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