旧車と名車が甦るメディア

ハイブリッド車は冬に弱い?燃費が落ちる理由や抑える方法を紹介

目次
1.冬にハイブリッド車の燃費が落ちる理由 2.冬でもハイブリッド車の燃費をなるべく落とさない方法 3.まとめ

原油の高騰により、近年ガソリン価格は上昇し続けています。冬のハイブリッド車は、従来よりも20%〜30%程度燃費が落ちるといわれているため、ガソリン代をなるべく抑えたい方もいるでしょう。この記事では、冬にハイブリッド車の燃費が落ちる理由や、ガソリン代をなるべく抑える方法を紹介します。

reasons_to_choose_qshaoh

contact_button

reasons_to_choose_qshaoh

contact_button

冬にハイブリッド車の燃費が落ちる理由

冬にハイブリッド車の燃費が落ちる理由は、車内を温める暖房にあります。ガソリン車の暖房はエンジンの熱源を活用しており、コンプレッサーが作動しないため燃費への影響はありません。一方、ハイブリッド車はEV走行やアイドリングストップにより、熱源を作るタイミングが少なく「暖機運転」を行うため燃費が落ちます

ハイブリッド車の暖機運転とは、電気モーターからエンジン作動へ強制的に切り替えて、車全体をじっくりと暖めることです。ほとんどのハイブリッド車は、冷却水の温度が50℃以下になると暖機運転が始まります。なお、適正な冷却水の温度は70℃〜95℃です。車内を暖めようとエンジンが作動し、ガソリンを消費するため暖房を使うと燃費が落ちる仕組みです。

また、最近では冷気を抑えるシャッターをフロントグリルに搭載したり、ヒートポンプ式を採用したりするなど、暖房によって燃費が悪化しないよう対策されています。ヒートポンプ式とは、家庭用のエアコンと同じ仕組みで熱を発生させるため、燃費に影響しません。対策されているとはいえ、燃費悪化を完全に防げるわけではないため、暖房に弱いことを理解したうえでハイブリッド車を所有する必要があります。

旧車王バナー旧車王バナー

冬でもハイブリッド車の燃費をなるべく落とさない方法

冬のハイブリッド車の燃費低下は仕方ないため、なるべく落とさない方法を知りたい方もいるでしょう。続いて、冬でもハイブリッド車の燃費をなるべく落とさない方法を紹介します。

エンジンが暖まってからエアコンをつける

エンジンが暖まってからエアコンをつけると、冬でもハイブリッド車の燃費低下を抑えられます。なぜなら、エンジンが暖まっていない状態でエアコンをつけると、回転数が跳ね上がりガソリンをより消費するためです。ただし、エンジンが暖まるまで運転を待つ必要はありません。通常どおり運転を行い、ある程度エンジンが暖まったらエアコンをつけましょう。

エアコンの設定温度を下げる

エアコンは、設定温度が低いほど使用するエネルギーを抑えられます。目的地が近い場合は、なるべく暖房は避けて、電力で作動するシートヒーターやステアリングヒーターを使用してもよいでしょう

また、自動で低燃費走行をしてくれる「ecoモード」を使うことも、なるべく燃費を抑える方法の1つです。燃費を抑えられるとはいえ、パワーが落ちる特徴があるため、使う場面を考慮する必要があります。たとえば、高速道路や追い越し時などでアクセルを強く踏むと、逆にガソリンを無駄に消費してしまうため注意しましょう。

なお、暖房を使う際は外気導入ではなく、内気循環にしておくと温まった空気が車内を循環するためおすすめです。ただし、長時間内気循環にすると車内の二酸化炭素が増え、眠くなるケースもあります。30分に1回は、外気導入に切り替えて車内に酸素を取り入れましょう。

基本の燃費向上テクニックを使う

ハイブリッド車に限らず、以下の基本の燃費向上テクニックを使うと、なるべく燃費を落とさずに走行できます。

・急発進や急減速を避けて緩やかに運転する
・不要な荷物を降ろして車を軽くする
・適正な空気圧を保つ
・エンジンオイルを適正に交換する

上記は地道な方法ではあるものの、確実に燃費向上につながるため、参考にしてみてください。

まとめ

ハイブリッド車の暖房はガソリン車と異なり、暖機運転によりエンジンが作動するため燃費が落ちます。一定の条件が揃うと、強制的に暖機運転に切り替わるため、冬に燃費がある程度落ちることは仕方ありません。

ただし、エンジンが暖まってからエアコンを使ったり設定温度を下げたりすれば、燃費の低下を抑えられます。基本の燃費向上テクニックを使うことも、燃費低下を抑える方法の1つです。紹介した方法を実践し、冬のガソリン代を抑えましょう。

旧車の買取なら「旧車王」におまかせ!

長い時間を共にした愛車だからこそ、売却先にもこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。
旧車王は、旧車に特化して20年以上買取を続けております。旧車に関する実績と知識なら、どこに負けない自信があります。また、ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する「二重査定」も一切ございません。誠実にお客さまのクルマと向き合い、適正に査定いたします。
全国どこでも無料で出張査定にうかがいますので、大事な愛車の売却先にお悩みの方はぜひ「旧車王」にご相談ください。

画像1
画像ギャラリー(全1枚)を見る
この記事に誤りや気になる点がありましたら、お手数ですが、こちらのフォームからお知らせください。ご協力ありがとうございます。

この記事をシェアする

旧車王マガジンは
旧車王
が運営しています

旧車王は、「買取は10年以上の旧車だけ」というコンセプトのもと、旧車・クラシックカーに特化して25年、 累積15,000台以上を買取させていただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日で全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

すぐ査定依頼が可能!

Web査定申込はこちら

まずは車について気軽に相談したい

LINEで売却相談する

関連する記事

“一生モノ”の旧車「1970年式ポルシェ911S」までの出会いと愛車遍歴。そして別れを考える

“一生モノ”の旧車「1970年式ポルシェ911S」までの出会いと愛車遍歴。そして別れを考える

旧車の愛好家たち 2025.10.10
一軒家の車庫証明の書き方とは?記載のポイントや取得手続きの流れを解説

一軒家の車庫証明の書き方とは?記載のポイントや取得手続きの流れを解説

旧車の魅力と知識 2025.10.09
車庫証明はどこの警察署でも出せる?地域別のルールと注意点

車庫証明はどこの警察署でも出せる?地域別のルールと注意点

旧車の魅力と知識 2025.10.08
エンジンがかからない車でも買取できる?故障車の売却方法とは

エンジンがかからない車でも買取できる?故障車の売却方法とは

旧車の売買と鑑定市場 2025.10.07
ナンバー 無しの車を廃車にする方法は?必要書類や手順を解説

ナンバー 無しの車を廃車にする方法は?必要書類や手順を解説

旧車の魅力と知識 2025.10.06
車の出張買取とは?利用する流れや注意点も解説

車の出張買取とは?利用する流れや注意点も解説

旧車の売買と鑑定市場 2025.10.03
車検切れの車も買取ってもらえる?可能な理由や売る方法を解説

車検切れの車も買取ってもらえる?可能な理由や売る方法を解説

旧車の売買と鑑定市場 2025.09.25
「旧車王ヒストリア」は「旧車王マガジン」に生まれ変わります〜リニューアルのご挨拶〜

「旧車王ヒストリア」は「旧車王マガジン」に生まれ変わります〜リニューアルのご挨拶〜

旧車の魅力と知識 2025.09.12

記事ランキング

1
マイナ免許証に変わって感じるデメリットとは?従来にはないメリットも

マイナ免許証に変わって感じるデメリットとは?従来にはないメリットも

旧車の魅力と知識 2025.03.25
2
MT車(マニュアル車)の運転方法とは?発進・停止・ギアチェンジ・坂道発進のコツを解説

MT車(マニュアル車)の運転方法とは?発進・停止・ギアチェンジ・坂道発進のコツを解説

旧車の魅力と知識 2024.04.19
3
固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

旧車の再生と維持 2023.09.12
4
車のアンダーカバーが壊れた!修理費用はどのくらい?

車のアンダーカバーが壊れた!修理費用はどのくらい?

旧車の再生と維持 2023.10.18
5
クルマの名義変更の費用はいくら?自分で手続きする場合&代行料も解説

クルマの名義変更の費用はいくら?自分で手続きする場合&代行料も解説

旧車の魅力と知識 2022.09.12
6
車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

旧車の売買と鑑定市場 2023.03.31
7
【13年・18年経過】自動車税種別割・重量税の早見表|乗り換えた方がよい理由も紹介

【13年・18年経過】自動車税種別割・重量税の早見表|乗り換えた方がよい理由も紹介

旧車の売買と鑑定市場 2024.07.29
8
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

旧車の魅力と知識 2020.04.25

カテゴリ一覧

# 旧車の魅力と知識 # 旧車の売買と鑑定市場 # 旧車の再生と維持 # 旧車のイベント # 旧車の愛好家たち