現在、さまざまなジャンルでレトロブームが起きている。昭和の雰囲気で作られたテーマパークや今も当時の面影が残る街並み、雑貨や家電といったアイテムが対象だ。その時代を過ごした世代には懐かしく、知らない世代には新鮮に映る点が魅力となっている。
もちろんクルマもその対象に入る。例えば、現在は衝突安全性の点から採用がされない、窓部分に柱のない「ピラーレスハードトップ」などのデザインが新しく見えるそうだ。
しかし、本格的なクラシックカーは、利便性の点で手を出しづらい。そのため、人気となっているのは、80~90年代に販売された「ネオクラシックカー」と呼ばれているモデルたちだ。
これらのモデルは、クラシックカーよりも扱いやすく、見た目も近代的、日常的にも使用可能な点が魅力となっている。当時欲しくても若さゆえに手に入れられなかった世代、幼少期に自宅で乗っていた思い出を持つ世代、親のアルバムやアニメ、映画から憧れを持つ世代と多彩だ。
今回「ネオクラシックカー」と呼ばれる世代のモデルに乗るうえで、事前に理解してもらいたい「覚悟」について、この年代のクルマを所有するオーナーの目線から紹介したいと思う。
■1:車輌価格の高騰
現在の「ネオクラシックカー」の中古車価格は総じて高値となっている。
特にスポーツカーは、映画やマンガ、アニメの影響もあって人気モデルばかりだ。特に日本のみで販売されていたモデルはどれもプレミア価格だ。その理由のひとつには、アメリカへの輸出がある。以前は、右ハンドルの日本車をアメリカに持ち込んで乗ることは、多くの試験をパスした場合でのみしか許可が得られなかった。
しかし「25年ルール」と呼ばれる、日本での新車登録後25年経過した車輌は、以前のような試験を行わずアメリカで乗ることが可能となり、25年経過した日本車の多くがアメリカへ輸出されはじめた。
また、映画に登場したことで、アメリカのカーマニアに「スカイラインGT-R」の存在が知られることになった。彼らも日本のカーマニア同様、他の人とは違うクルマに乗りたいと思う気持ちは、よくわかる。そのため、国内から台数が減ったこと、世界的需要が発生して価格は上がったことを理解してもらいたい。
また、2009年に新車への乗り換え促進を目的に行われたエコカー補助金も高騰の要因のひとつだ。新車への買い替えのため、当時市場価値がないとされたクルマの多くが、補助金と引き換えに廃車となったことで、現存数が減ったことにより価格の上昇が起きている。
旧車王の販売中車輌
最長7日間限定入庫車速報
カローラFX GT
E-AE82
1986年
112,807km
5MT
修復歴あり
総額209.7万円(税込)
⭐️ユーザー様買取車
⭐️平成24年から同一オーナー
⭐️4A-G
⭐️5MT
⭐️ラルグス車高調
⭐️ロールバー
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⭐️フジツボマフラー
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最長7日間限定入庫車速報
シビック タイプR X
GF-EK9
2000年
288,607km
5MT
修復歴なし
総額322万円(税込)
⭐️ユーザー様買取車
⭐️車検R8年3月11日まで
⭐️平成24年から同一オーナー
⭐️ディーラーメンテ
⭐️TEIN車高調
⭐️ほぼオリジナル状態
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■2:部品の供給
自動車メーカー各社で考え方は異なるが、共通しているのは「古くなった現存数が少ないモデルの部品は製造終了」という点だ。
メーカーは常に新しいクルマを開発、生産している。そのため、古いクルマの部品との入れ替えで新しいクルマの補修部品を保管することは致し方ないところ。
そのため、古いクルマの場合人気モデルだとしても、めったに注文が来ない物、場所を取る大型部品は廃止されてきた。
ただ、汎用の利く部品は部品メーカーからも発売されており、特定の車種を多く扱う専門店では、独自に対応品を製作していることもある。
自動車メーカーでも「ヘリテージパーツ」として、現在所有しているオーナー向けに復刻版の純正部品をリリースする流れも起こっている。
また、先に触れたように人気モデルが海外へ輸出されていることにより、海外メーカーが現地で、新たなオーナー向けに部品を製造しているケースも起こっている。この点については、日本で同車種を乗っている場合、助かるだろう(その代わり、輸送や関税コストは掛かるが)。
■3:主治医探し
自身ですべてのメンテナンスを行える人は少なく、やはりかかりつけの主治医がいるかは、旧車ライフを過ごすうえで重要なこととなる。
先に述べたように、特定の車種について深い知識と経験を持つ専門店はある。そこでは、その車種のウィークポイントを押さえており、対策方法も熟知しているケースが多い。
もし、欲しい車種の専門店がある場合は、そのお店で販売されているクルマを購入することも手ではある。お店としても履歴を把握しているため、今後のメンテナンスの相談がしやすい点がメリットとなる。
その他には、インターネットでの情報収集を行い、同車種に乗っている先輩オーナーの主治医を紹介してもらうことや、車種を問わず、ネオクラシックカーを得意とする整備工場を探すのも重要といえる。
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■4:維持費
自動車を持つことは、維持費がかかり続けることになる。それは大なり小なり、新車はもちろん旧車でも発生する。しかし、ナンバーを付けずにガレージに飾り楽しむ場合は、税金や保険代、車検代はかからない。
とはいえ、やはり愛車を走行可能な状態にしたくなるのが、多くのクルマ好きの性ではないだろうか。新しいクルマと比べた場合、ネオクラシックカーは自動車税と重量税が増税されている。具体的には、自動車税は初年度登録から13年超えた場合、概ね15%の重課税。車検のタイミングでかかる重量税は、0.5tごとに4,100円のところ13年経過5,700円(+39%)、18年経過6,300円(+54%)とパーセンテージで表されると驚くほどの重課率となることを覚悟しなくてはならない。
ただ任意保険は、ネオクラシックカーとなったモデルでは以前よりも安くなっていることもある。それは、以前よりも大切に乗られるようになったことで、事故の発生率が低くなり、安くなっているケースもあるからだ。車輌保険に関しては加入できるケースとできないケースがあり、まちまちだ。可能であれば、同じクルマを所有する仲間に聞いてみるといいだろう。思わぬ解決方が見つかることもある。
■5:予期せぬトラブル
ある程度車齢が経つと、予想外のトラブルも発生するもの。予防整備をしていれば防げることもあるが、新車のように完璧にはならないものだ。
筆者の友人が走行距離が少ないネオクラシックカーを購入した。しばらく車検が切れていた車輌だったため、車検の合格に必要な整備を行った状態で納車されたが、やはりトラブルが発生した。原因は燃料ポンプとオルタネーターの不良だ。どちらもクルマを動かすための、重要な電装パーツである。電装パーツは目視での劣化が分からず、故障発生のタイミングが掴みづらい。事前に交換しておくことがベストではあるが、都合よくいかないものだ。そのため、突然のトラブルにも対応できる、レッカーサービスが付帯している保険など、備えておくことが重要だ。
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■まとめ:覚悟していれば楽しめる!?
今回「覚悟」という少々脅迫めいた不安にさせるような単語を用いた。
憧れのネオクラシックカーに触れるにあたり「後悔」や「嫌な」思い出になることを避けてもらいたい願いがある。事前の心構えがあれば、少しの逆風ぐらいならば動じずに済むことができると思う。
「覚悟」を決め是非ネオクラシックカーライフをはじめてみよう。そこには、抱いていた不安を忘れる以上に充実した楽しいカーライフが待っているに違いない。
[画像・日産, Adobe Stock、ライター・カメラ / お杉]