「現在乗っているフェアレディZから他のスポーツカーに乗り換えたい」と考えるとき、気になるのは今のクルマのリセールではないでしょうか。自慢の愛車だからこそできるだけ高く買い取ってもらいたいのがオーナーの心情です。そこでこの記事では、フェアレディZ34系のリセールバリューを徹底解説します。さらに高く売るためのポイントもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
フェアレディZとは
フェアレディZは、GT-Rやスカイラインなどと並ぶ日産を代表するスポーツカーです。最大出力336ps・最大トルク365Nmを発生するV6型3.7LのVVELエンジンが、低回転域から高回転域まで、無駄なくトルクフルな走りを可能にしています。ボンネットをアルミ素材にするなど車重を1,550kgに抑えられているため、大排気量エンジンの加速フィールを余すことなく体感できるのもZならではの特徴です。 また、軽さを求めるだけではなく、エンジンルームとラゲッジルームに強化バーを設置してボディ剛性を高めているため、ダブルウィッシュボーンとマルチリンクのサスペンション機能を存分に味わえます。走りが楽しいのはもちろんですが、ホイールベースが2,550mmと同じ日産のキューブに近いショートボディのため、最小回転半径が5.2mと取り回しが良く、スポーツカーが初めての方でも扱いやすい点も人気の秘訣といえるでしょう。
フェアレディZのリセールバリューは良い?
34系のリセールバリューは良い傾向にあります。特に34系後期モデルの場合、年数が経過していても価値が落ちにくい点が特徴的です。 以下から、具体的なリセールバリューについて新車登録後の年数別にお伝えします。 3年後のリセールバリューは58〜77%、5年後のリセールバリューは62〜77%、7年後のリセールバリューは54〜74%、10年後のリセールバリューは39〜63%です。Z34系はロングセラーモデルのため、年式が経過していても最終型との違いが少ない点が、リセールバリューの底上げに繋がっていると考えられます。全体的にMT車の人気と値段が高く、グレードはニスモが断トツです。また、ボディカラーはパールホワイトのリセールが良く、イメージとして強い印象のレッド系カラーはそこまで値段がつかない傾向にあります。
フェアレディZで人気のグレード
ここでは、フェアレディZ34系のグレードで特に人気のある3つのグレードをご紹介します。
バージョンS(6MT)
Z34系の中のスポーツグレードです。シートはベースグレードと同じファブリックですが、レッド塗装の4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキや、19インチのレイズアルミ鍛造ホイールなど専用装備がついており、走りとスポーツカーらしいスタイルにこだわりをもつドライバーに人気のグレードです。なお後期モデルになると、純正カーナビ・バックカメラ・ETCが標準装備となるため、その分査定も期待ができます。
NISMO(6MT)
日産のワークスチームNISMOによるチューニンググレードです。豊富な専用装備が用意されており、価格以上の価値を感じるドライバーに人気があります。エンジン・サスペンション・ダンパー・ホイールのほか、バンパーやリアスポイラーのエアロパーツにより、高い走行安定性も魅力です。また、ボディにも剛性を高める専用チューニングが施されているため、静粛性が確保されている点も、ほかのグレードにないメリットを求める方への訴求点といえるでしょう。
ベースグレード(6MT)
ファブリックシートや18インチホイールなど、装備面で簡素化されている部分はありますが、カスタマイズ好きのドライバーに人気のグレードです。インテリジェントキーやプッシュエンジンスターター、シンクロレブコントロール機能など、スポーツカーの走りを楽しむための装備がついており、コストパフォーマンスが高い点が人気の理由といえるでしょう。
高く売却するためのポイント
ここでは、フェアレディZをできるだけ高く売却するための3つのポイントを紹介します。
走行距離
スポーツカーの売却で大きく影響するポイントです。過走行になると、各パーツの寿命サイクルが短くなり、メンテナンスが必要となるため、その分金額も出にくくなります。このあとお伝えする車両状態にも関わる部分です。Z34系の場合、走行距離が6万キロ台までは、比較的高額査定になりやすい傾向があります。
車両状態
クルマの売却では共通の査定ポイントです。エンジンなどの内燃機関・足回りに問題がないかが見られます。また、ボディや内装に傷や汚れがないかも重要になるため、自分で落とせる汚れなどは事前に対応しておくとよいでしょう。なお、走行性能に価値のある車種のため、事故車や修復歴があると、通常の相場価格の1割程度に落ち込む可能性があるため、注意が必要です。
フルノーマル
カスタマイズの需要が高いため、フルノーマルの状態が維持されていると査定も有利になります。もし自分でカスタマイズしたとしても、純正部品が手元にあれば査定で評価される可能性が高いため、残しておくことをおすすめします。また、査定前に自分で戻せるパーツがあれば、純正品に戻しておくとよいでしょう。
まとめ
フェアレディZ34系は、2008年の登場から約12年間製造・販売されたロングセラーモデルです。新型が登場した今でも、そのスタイリングと走りのよさは、他車種にはない魅力が健在です。そんなフェアレディZは、長く乗っていることが高いリセールバリューに繋がる傾向があります。グレードによっては、次の乗り換えに役立つ資金源となる可能性を秘めています。ただし、新型の流通量が増えると、現在よりもリセールバリューは落ちてしまうでしょう。少しでも損のない乗り換えをするには、今の査定額を把握することが大切です。まずは、紹介したスポーツカーラボの無料査定サービスに申し込んでみてはいかがでしょうか。
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