チェロキーとは?チェロキーの歴史・歴代モデルや他のジープの車種との比較についても解説

目次
1.チェロキーとは 2.チェロキーの歴史・歴代モデル 3.チェロキーと他のジープの車種との比較

アメリカンSUVのチェロキーに一度は乗ってみたいという人も多いでしょう。チェロキーは、悪路走破性に定評のあるジープブランドのSUVとして人気の高いモデルです。今回は、チェロキーの歴史や歴代モデル、他のジープとの違いなどについて解説します。チェロキーの購入を検討中の人は参考にしてください。

チェロキーとは

チェロキーを手がけるジープブランドのオフロード性能の高さは圧巻です。1941年に米軍の要請で開発された軍用車から始まり、過酷な戦場で悪路走破性と耐久性を実証することにより世界的なブランドになりました

チェロキーは、1974年に発売されたジープ ワゴニアをスポーティーに変化させた2ドアモデル(SJ型)が発端です。以降、1984年にフルモデルチェンジした2代目は日本でも大ヒットとなりました。5代目となったチェロキーもジープ伝統の悪路走破性の高さとコストパフォーマンスのよさで、本格的なオフロードを走破するSUVとして多くのファンを魅了しています。

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チェロキーの歴史・歴代モデル

チェロキーは、1974年の初代発売以降、50年近く販売され続けています。経営母体のアメリカン・モーターズが1987年にクライスラーに買収され、さらに1998年にはダイムラー・ベンツと合併、2009年に経営破綻したことから2014年にはフィアットの完全子会社へと移り変わります。

目まぐるしい変遷の中でも長期にわたって車名を継承したチェロキーは、さまざまな方面から技術やトレンドを取り入れることで、今なお多くのユーザー層に指示されています。一時的なブームにも翻弄されず、着実にブランド力を高めたSUVの代名詞といっても過言ではないでしょう。

続いて、チェロキーの歴代モデルについて詳しく解説します。

1990年式モデル

1990年式モデルのチェロキーは日本でもっとも売れたXJ型で、アメリカ本国では2代目にあたります。XJ型の開発には1979年当時にアメリカン・モーターズの46.1%の株式を取得していたルノー社の影響を強く受けており、ボディサイズや外観デザインにユーロテイストが取り入れられたのが特徴です。初代SJ型よりもコンパクトなボディサイズは日本でも受け入れられ、大ヒットとなりました。

基本スペック
排気量........3,959cc(ラレード)、3,928cc(リミテッド)
駆動方式........4WD
乗車定員........5名
ボディサイズ........全長 4,390mm 全幅 1,780mm 全高 1,635mm(ラレード)、全長 4,280mm 全幅 1,780mm 全高 1,635mm(リミテッド)
車輌重量........1,540kg(ラレード)、1,550kg(リミテッド)

2001年式モデル

日本では2代目となるチェロキー(KJ型)は先代とテイストが大きく異なり、ジープスターとダカールというモデルをモチーフにデザインされました。アメリカ本国ではチェロキーの後継車として車名をリバティに変更しており、それ以降も2代目リバティが2013年まで販売されています。アメリカ以外の国では知名度の高いチェロキーとして販売されており、先代と大きくテイストを変更したためデザインがよりジープ色の強いものとなりました。

基本スペック
排気量........3,700cc
駆動方式........4WD
乗車定員........5名
ボディサイズ........全長 4,495mm 全幅 1,820mm 全高 1,840mm
車輌重量........1,890kg(スポーツ)、1,900kg(リミテッド)

2008年式モデル

日本では3代目となるチェロキー(KK型)は、アメリカ本国の2代目リバティです。先代よりも角ばったデザインが採用され、よりジープらしいワイルドなスタイリングといえるでしょう。

基本スペック
排気量........3,700cc
駆動方式........4WD
乗車定員........5名
ボディサイズ........全長 4,500mm 全幅 1,830mm 全高 1,785mm
車輌重量........1,930kg(リミテッド)、1,950kg(リミテッド スカイスライダー付)

2014年式モデル

アメリカ本国でもチェロキーの車名が復活したモデルで、コンセプトや技術面で親会社となったフィアットの影響を大きく受けています。フィアット製及びクライスラー製のエンジンに新開発のドイツ フリードリヒスハーフェン社製の9速ATを組み合わせるなど、多くの先進的な技術が投入されました。

また、ジープブランド伝統の7スロットグリルや台形型ホイールアーチも継承され、新生チェロキーとして大胆に生まれ変わりました。

基本スペック
排気量........2,359cc(ロンジチュード)、3,238cc(トレイルホーク、リミテッド、ウォーリアー)
駆動方式........FF(ロンジチュード)、4WD(トレイルホーク、リミテッド、ウォーリアー)
乗車定員........5名
ボディサイズ........全長 4,630mm 全幅 1,860mm 全高 1,700mm(ロンジチュード、リミテッド)、全長 4,630mm 全幅 1,905mm 全高 1,740mm(トレイルホーク、ウォーリアー)
車輌重量........1,730kg(ロンジチュード)、1,990kg(トレイルホーク、ウォーリアー)、1,880kg(リミテッド)
※ウォーリアーはトレイルホーク派生の限定車です。

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チェロキーと他のジープの車種との比較

ジープといえば本格的なクロスカントリーモデルのラングラーを始め、近年ではコンパクトなレネゲードや街乗りにも映えるコンパスなどラグジュアリータイプのモデルも人気です。いずれも悪路走破性が高い車輌で、コンセプトごとにモデル展開がされています。

各モデルについて詳しく解説します。

グランドチェロキー

グランドチェロキーはジープブランドのフラッグシップモデルです。悪路走破性に加えて快適性とラグジュアリーさを兼ね備えた最上級SUVといえるでしょう。リゾート地や高級ホテルに乗りつけても映える風格を備えています。

ラングラー

軍用車の面影を残す無骨な外観デザインと高い悪路走破性が魅力のモデルです。ロングノーズで箱型のシルエットはオフロード車の力強さを印象づけています。また、取り外し可能なフリーダムトップによるオープンエア走行も楽しめます。

レネゲード

レネゲードはジープブランドで一番コンパクトなクロスオーバーSUVです。愛嬌のある丸目と箱型のボディはジープの伝統を守りながらも先進的なデザインといえるでしょう。1.3ℓのターボエンジン搭載のため、ランニングコストも気になりません。

コンパス

コンパスはコンパクトなボディながらグランドチェロキーに通じる上質さを兼ね備えたモデルです。全席でゆとりのある空間を確保し、価格も抑えられたコストパフォーマンスに優れたモデルといえるでしょう。ジープブランドでデビューするには最適な一台です。

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