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● 二重査定や減額について知りたい
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トヨタの人気車種でファンも多いトヨタ86。登場してから2ドアクーペとしては異例の大ヒットを記録しました。そんな86の中古車価格について気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、最新の中古車市場の事情を踏まえて86の価格変動について解説します。 86とは 現行の86は2012年にスバルと共同開発され、エンジンは水平対向エンジン、駆動方式はFRを採用したことで注目を集めました。走る楽しさを追求したライトウェイトスポーツカーで低価格、コンパクトを実現した唯一無二の車です。 86の価格はどう変動していく? 86の平均中古車価格は、徐々に高騰していました。2020年の8月が207万円なのに対し、2022年2月時点では214万円でした。しかし、今後は中古車市場全体の値下がりが予想されるため、さらなる高騰は見込めないと言われています。 86はもう値上がりしないって本当? 所謂「中古車バブル」で86の価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、中古車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。86の売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすい86の特徴 さらなる価格高騰が見込めない中で、どのような86が高く評価されやすいのでしょうか。高値がつきやすい86の特徴について解説します。 こまめにメンテナンスをしている こまめにメンテナンスしている86は価格が高くなりやすいです。10年以上前のクルマであるため、メンテナンスをしているかどうかで大きな差が付きます。売却を考えている場合はメンテナンスをこまめに行いましょう。 事故車・水没車ではない どんなに外装や内装がきれいでメンテナンスが行き届いていても、修復歴があると買取価格が大幅に下がってしまいます。逆に言うと、事故を起こしたことがなければ高い評価を受ける下地があるということです。売却を検討している場合は、十分に事故に気をつけて走行しましょう。 ディーラーオプションのカスタム装着車 86はスポーツカーという特性上、カスタムパーツが高査定につながります。特にディーラーオプションと呼ばれるトヨタ系メーカー、TOM'S、TRD、モデリスタなどのパーツをつけている車は高額査定につながりやすいです。
独自のデザインやレトロなスタイリングなどにより人気がある旧車は、維持が大変だと聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。今回は、旧車の維持費が高くなる理由やコストを抑える方法を解説します。旧車の購入を検討していて、維持費を気にしている方は、参考にしてみてください。 旧車とは 旧車には明確な定義はないものの、一般的に製造年から25年~30年以上経過した車を指します。また、製造から10年以上経過した車、レトロなデザインの車、ノスタルジックな雰囲気の車を旧車と呼ぶこともあります。 旧車を明確に定義するのは難しいものの、共通しているのは、すでに生産が終了している車という点です。つまり、現在販売されている車も生産が終了すれば、いずれ旧車になるということです。 旧車の維持費が高い理由 旧車は、維持が大変だったり、多額の費用がかかったりすることがあります。なぜ古い車は維持費が高くなるのでしょうか。ここからは、旧車の維持費が高くなる理由について解説します。 頻繁な修理が必要 旧車は新しい車と比べると、金属部品のサビや損傷、ゴムパーツの劣化などの不具合・故障が多く、頻繁な修理が必要になるため、維持費が高くなりやすいです。また、オリジナル部品を活用した修理の場合、部品調達や作業に時間がかかり、パーツ代や工賃が高くつきます。そのため、トータルの修理代が高くなり、維持費が高いと言われるのです。 パーツの希少価値が上がっている 旧車のパーツは、メーカーの部品生産が終了したり、同型車両の現存数が減少したりするため、調達が難しくなっていきます。流通するパーツの数が少ないと希少価値が高くなり、部品代が高くなります。旧車を維持するときには、部品の調達ができるかどうか確認しておくとよいでしょう。 近年では、メーカーが復刻パーツを再販売することが増えてきており、人気のある旧車の部品を入手しやすくなっています。ただし、再販売パーツの数量が限られていたり、すでに再販売が終了していたりすることもあるため、注意が必要です。旧車の購入を検討するときは、その車の故障しやすい部位のパーツが入手できるか確認しておくことをおすすめします。 税金が高くなる 年式が古い車の税金は割高です。自動車税は、初年度登録年月から13年(ガソリン車の場合)が経過すると約15%の重課となります。自動車重量税は、初年度登録年月から13年以上経過すると重課され、18年以上経過するとさらに税金が高くなります。初年度登録年月から13年以上経過している旧車の購入を検討する際は、税金が通常よりも高いことを考慮しましょう。 保管場所が限られる 旧車は、パーツの入手が難しかったり、希少価値が高かったりするため、車両の保管に気を付けなければなりません。 日光が当たる場所や雨風の影響を受けやすい駐車場に保管しておくと、部品の劣化が進行してしまい、車が動かなくなったり、部品が錆びたりすることがあります。価値ある旧車に長く乗り続けるためにも、屋根付きガレージに保管するといった工夫が必要です。 また、人気が高い旧車や流通台数が少ない車は、中古車市場で高値で取引されるため、盗難の恐れもあります。手に入れた旧車を盗まれないようにするためにも、保管場所に気をつけましょう。 旧車の維持費を少しでも抑える方法 旧車は、税金が高かったり、車両の保管に気を遣ったりする必要があるため、維持費が高くなりやすいです。旧車の維持費を少しでも安く抑える方法はあるのでしょうか。ここからは、旧車の維持費を抑える方法を解説します。 こまめにメンテナンスをする 旧車に限らず、車は定期的なメンテナンスが必要です。オイル交換や部品交換などのメンテナンスを適切に行っていれば、故障するリスクが減り、車検や点検などのタイミングでかかる費用を抑えることができます。定期的に点検や部品交換をして、不具合や故障などを未然に防ぎ、メンテナンスコストを最小限に抑えられるようにすると維持費を抑えられます。 車への負荷を減らす 適切なメンテナンスをしている旧車であっても、急発進、急ブレーキ、急ハンドルなどは、車に大きな負荷がかかります。負荷がかかると車が傷んだり、故障したり、不具合が起きたりすることがあるため、丁寧な運転を心がけましょう。 旧車の維持費に影響を及ぼす要素 旧車の維持費は、市場の人気や車両の流通数、年式などによって変動することがあります。ここからは、車の人気や流通数、年式が維持費に影響する理由を解説します。 市場の流通数 旧車の市場流通数は、車両や部品の値段に影響します。流通数が少なくなれば、車両や部品の希少価値が高くなり、価格が高騰します。 旧車は現在生産されていない車であることから、流通数が減少する一方です。そのため、旧車の維持費を少しでも抑えたい場合は、流通数が多い車を選ぶとよいでしょう。 また、近年では人気がある旧車のパーツをメーカーが再販売するケースもあります。人気の旧車であれば、メーカーやアフターパーツメーカーから部品を調達しやすいため、維持費を抑えられるでしょう。 年式 旧車の年式は、新しい方が故障するリスクが低いことが多いです。維持費を抑えるためには、年式が新しい車を選ぶとよいでしょう。 一方、年式が古い車は、故障のリスクが高かったり、部品の調達が難しかったりするため、維持費が高くなります。旧車を購入するときは、年式や部品の調達のしやすさも考慮しておくと良いでしょう。
令和のいま、特にアメリカで80年代~90年代に発売された日本のスポーツカーが人気ということをご存じの方も多いのではないでしょうか。実は、スポーツカー以外でも今海外で注目されている日本車があります。 それは、軽トラの愛称で親しまれている軽自動車規格のトラックをはじめとした実用車です。日本では特に人気という訳でもなく、希少性もスポーツカーほどは高くない軽トラが「kei truck」と呼ばれ、なぜ今海外で人気なのか、その理由を探ります。 日本の実用車はコンパクトで使い勝手が良い 日本では一定の台数は走っているものの、年々製造するメーカーや車種が減少している軽トラですが、海外では人気が高まっています。海外ではあまり販売されていない軽自動車という規格のコンパクトなサイズ感、取り回しがしやすく、実用的な上に低燃費。特に広大な農地での作業従事者が多い農村部のユーザーを中心に支持を集めています。 農作業従事者からの支持される実用車としての実力 軽トラと言えば日本でも農村部で多く見かけますが、やはり海外でも農作業に従事する人々からの支持を集めています。<>海外の農地は広大なため、車での移動が欠かせません。また、逆に畑の中では小回りが利くに越したことはないため、燃費が良くコンパクトな日本の軽トラは最適なのです。 海外でも1~2人の移動という点では、ATV、いわゆるバギーがありますが、軽トラと違い屋根もエアコンもありません。さらに、軽トラとバギーの決定的な違いは、荷物の積載量です。軽トラはコンパクトであるにも関わらず、荷台はしっかりと確保されているため、かなりの荷物を積むことができます。 燃費の悪い大型のピックアップトラックを動かさなくても必要な荷物が積めて、ATVなどと違い快適性が確保されている軽トラは、女性でも気軽に取り回せるので人気が高いのです。 さらに近年では、低燃費で実用性が高いことから、アメリカの消防署や警察機関でも軽トラが使われ始めているとの話もあるほど。ちなみに、日本国内の米軍基地でも軽トラが使用されています。 シンプルで頑丈な構造と軽自動車という海外にはない規格が魅力 軽トラは小型ではあるものの、日本で自動車として販売されているので当然堅牢性は十分。その上シンプルな構造なので、メンテナンスもしやすく壊れにくい。農村などでのヘビーユースに加えて、カスタムカーベースとしても人気があります。 小型なので、ドレスアップでも比較的手軽にカスタムでき、シンプルで軽量なため用途に合わせてリフトアップや大型のフロントガードを装着するなど、目的に合わせたカスタムも盛んです。 デリカなどのオフロード車も人気 日本の実用車人気は、軽トラックだけはありません。普通車サイズの旧車オフロード車も人気です。 例えば、1986年発売の三菱 デリカスターワゴン。頑丈なオフロード車構造の4WD車でありながら小回りが利き、内装は豪華に仕上げてある点に魅力を感じるアメリカ人もいるようです。 アメリカのピックアップトラックなどは、基本的に内装に気を使って開発されていないため、フロアマット1つでさえ、高い評価を得ています。また、この手のオフロード車に乗る層は自分でメンテナンスをするユーザーが多いのも特徴で、コンピュータ制御となって素人が手を出せなくなった現代の車に比べて、自分でメンテナンスが出来る点も支持を集める理由の1つです。 新車としてはほとんど販売されていない アメリカにおいて、新車で正規輸入販売されていない日本の軽トラは、25年ルール適用による規制緩和によって現在輸入熱が高まっています。 スポーツカー人気と同じく、旧車としてのコレクター的需要ももちろん、軽トラの場合は、実用車としての需要が高いことがスポーツカー人気との大きな違いです。さらに、25年ルール以外で輸入されている場合もあります。 25年ルール適用で輸入が自由に 80~90年代の日本車人気が海外で高まった大きな理由は、アメリカの通称「25年ルール」と呼ばれる輸入規制緩和のルールです。 通常、新車時に正規輸入されていない車をアメリカへ輸入するためには、厳しい安全基準をクリアしなければなりません。しかし、発売から25年経過した車は、この規制が大幅に緩和され、事実上自由に輸入と販売が可能になります。 特に、軽自動車規格の軽トラや実用車は、ほとんどアメリカで正規販売されていないため、この25年ルールの解禁をきっかけに、一気に需要が高まっているのです。 オフロード車登録という裏技もある ほとんど新車販売されていない軽自動車ですが、25年ルール以外にもう一つ輸入する方法があります。それが、オフロード車登録です。 オフロード車として登録をすると、アメリカの安全基準の規制対象から外れ、25年を待たずに輸入が可能になります。オフロードといっても、山や砂利のような道なき道での走行限定という意味ではありません。「舗装された高速道路以外での走行」という広い意味合いなので、高速道路が走れない最高速度など、州によっていくつかの制限項目はありますが、日常的には問題なく使用することができます。 また、オフロード車登録以外にも、LSV(LOW SPEED Vehicle)という登録手段もあって、具体的には制限速度35マイル(約56km)以下の道路のみ走行ができるという登録方法です。 これらの登録方法も25年ルールに縛られず、比較的新しく状態の良い軽トラを輸入できることから、最近注目を集めています。 まとめ 海外での日本車人気は、今やスポーツカーだけに留まらず、軽トラ、実用車にまで広がっています。 1990年代後半から2000年代へと25年ルールの適用範囲になる車種が増加すると、軽トラの需要は、今後さらに高まるかも知れません。さらに、オフロード車登録という手段もあるので、発売から25年経たない比較的新しい車種にも需要が集まる可能性があるのも注目ポイントです。 コレクターや投機目的だけではなく、実用車として実体を伴った人気であるだけに、今後の価格動向から目が離せません。 決して希少車ではない日本の軽トラが、トラック大国アメリカで評価されているというのは、どこか誇らしい気持ちにもなります。 [ライター/増田真吾]
時代が変わっても愛車を自分の好みにカスタムするのは、車好きにとって不変的な楽しみです。旧車と呼ばれる車の定番カスタムと言えば、深いリムのホイールと迫力満点のワークスフェンダー。今回はそんな古より伝わるカスタム手法マイナスオフセットによる深リムと、ワークスフェンダーについてご紹介します。 愛車の見た目を大きく左右するオフセットとは? まずホイールを真横からみた断面図を想像してください。ホイールにおけるオフセットとは、ホイール幅(リム幅=JないしJJで表示される)の中心線から取り付け面(ハブ接合部)までの距離を指します。 その中心線よりも取り付け面が内側に入るものがアウトセット(マイナスオフセット)、取り付け面が中心線と同じ場合がゼロセット(オフセット±0)、取り付け面が外側に出るものがインセット(プラスオフセット)と呼ばれています。 まずは純正のホイールサイズを知る ホイールサイズを知りたい場合は、内側の刻印やステッカーなどを見るのが一番。例えばR32GT-Rの純正アルミホイールは「8JJ×16+30 114.3/5H」です。表記順に「リム幅(フランジ形状)ホイールオフセット量(mm表示) P.C.D. /ボルト穴数 」となります。つまり32GT-Rの純正アルミホイールのオフセット量はプラス30mmです。 これら純正標準ホイールのサイズは、足元をカスタマイズする際の基準となる数値であり、この数値に基づいてサイズを計算する必要があります。 ツライチカスタムを実現するには正確な計算が必要 よく聞く「ツライチ」とは、ホイールの外面がフェンダーとまったく同じであることを指します。タイヤをいっぱいまで出すことで、タイヤとホイールの存在感を増すのと同時に、見た目の踏ん張り感を強調する定番のカスタム手法です。しかし、ビシッと決まったツライチを実現するためには、ホイールのオフセットをきちんと計算する必要があります。 これから取り付けるホイールのオフセットを計算する際には、インチで表記されたホイールのリム幅をmmへ換算して合算。次にその合算した数字を2で割るとリム幅の中心までの長さがわかります。 そしてようやく、取り付け面からホイールの外側、または内側へどれだけ飛び出るのかあるいは入り込むのかを知ることができるのです。 力強い足元を演出する“深リム”とは ツライチのほか、愛車の足元を力強く見せる大きな要素の一つが「深リム」です。深リムとは、ホイールのディスク面から外に位置するアウターリムの奥行きが深いことを指します。つまり、先述したオフセットがマイナスになるほど、インナーリムよりもアウターリムが大きくなり、結果的に“深リム”となるのです。 深リムホイールを選びやすい旧車ならではの特徴 旧車のカスタムではこの深リムが人気ですが、旧車で深リムホイールを装着しやすい理由は2つあります。まず1つ目は、スペース効率を最優先にするため、タイヤをもともと四隅に追いやっている現代の車に比べ、タイヤの取付け位置(ホイールハブの位置)が奥まっていること。そして、もう一つがABSをはじめとした電子機器やマルチリンクなどの複雑な足回り構造を持たないことです。 タイヤの取り付け位置が奥まっていることで、マイナスオフセット気味にしてもタイヤがはみ出し難くなります。また、サスペンションやタイヤハウス内の構造がシンプルなため、ハンドルを切った際にフロントタイヤが足回りやタイヤハウスに干渉しにくく、より幅広いサイズのホイールが選びやすいのです。 ちょい悪がカッコいいワークスフェンダー オフセットの章でも触れたように、車のボディよりもタイヤがはみ出てはいけません。(2017年の改正により“タイヤのはみ出し”は10mmまでOK)そのため、より太いタイヤを履き、走行性能を上げたいスポーツモデルは、オーバーフェンダーを付けることでクリアしてきました。 そんなオーバーフェンダーにはいくつか種類があり、レースに出場していたレーシングカーは、純正よりも迫力のある大型のオーバーフェンダーを装着。ハコスカGT-Rやセリカなど、メーカー系のワークスチームがこぞって装着していたことから「ワークスフェンダー」と呼ばれるようになります。 本来レースでの勝利を目指して開発されたワークスフェンダーを付けることで、より硬派な見た目に仕上げることが可能。また、より太いタイヤを装着し外側に出ることで、安定感のある見た目が手に入ります。ただし、もともとの横幅より20mm(片側10mm)以上広がる場合は、構造変更(構造等変更検査)を受けなければ車検を通すことができません。 現行モデルにも応用できる普遍的な旧車カスタム 旧車カスタムの定番である深リムやワークスフェンダーですが、旧車だけでなく現代の車にも応用できるカスタム手法です。ディスクの形状を工夫することで深いリム幅を実現したホイールや、あえて後付け感を出したボディキットなども市販されています。 今まさに旧車に乗っている方はもちろん、現行モデルに乗っている方も、不変的な魅力を持った深リムやワークスフェンダーを楽しんでみてはいかがでしょうか。 [ライター/増田真吾]
大切に乗ってきた愛車の自動車税を見て驚かれたことがある方は多いのではないでしょうか。現在、日本では13年を超えた車の自動車税と重量税を増税する重課制度が存在します。 ここでは、割増制度が始まった理由や増税後の税金について解説していきます。また、自動車税の支払い方法についても紹介していますので、参考にしてください。 初度登録13年経過の車に適用されるグリーン化税制 グリーン化税制とは、排出ガス及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車はその環境性能に応じて税率を軽減(軽課)し、新車新規登録から一定年数を経過した環境負荷の大きい自動車は税率を重く(重課)する税率の特例措置です。 現在行わている重課制度では、ガソリン車で13年超、ディーゼル車で11年超(いずれも新車新規登録時から)を超えた車両について、自家用乗用車で自動車税が15%アップします。 【おかしい!?】初度登録13年経過の車は自動車税が割増に 私たちは「物を大切にしなければいけない」と言われながら育ったはずです。ところが、現在のグリーン化税制は、古い自動車に重い税金を課して廃棄を促すという教えに逆行したものです。 古い自動車を増税して廃棄に導く目的は、地球温暖化や大気汚染の防止と言われますが、これにも矛盾した部分があります。 その理由は、自動車は製造、流通、使用、廃棄などの全ての場面において、環境に負担を与えて、なおかつ二酸化炭素も排出するためです。したがって、13年を超えた自動車に重い税金を課して新車を買わせることが、必ずしもエコとは限らないのです。 割増制度はいつから始まったのか? 現在の割増制度( 重課税率)は平成27年から始まっています。しかし、最初から現在の15%増だったわけではなく、制度導入当初の平成13年は10%の割増だったのです。年々、古い車に対する風当たりが厳しくなっていますので、今後さらなる増税もあるかもしれません。 割増制度はなぜ始まったのか? 自動車メーカーは、環境対応車はもちろんのこと、ゼロエミッション車の開発を加速させ量産体制を整えつつあります。平成13年には自動車環境対策を目的とした自動車税の重課制度が始まります。この割増制度が始まった理由は、国が環境負荷が大きい古い車から環境性能に優れた新車への乗り換えを促すことが、地球温暖化や大気汚染の防止に繋がると考えたためです。 対象外の車種はあるのか? 11~13年超であっても増税対象にならない車両が存在する。適用外となるのは電気自動車、ハイブリッド車などの環境に配慮した車です。例えば、ハイブリッド車のプリウスや電気自動車のリーフは対象外になります。 この他にも、天然ガス自動車やメタノール自動車も適用外となります。また、意外と知られていない車で一般乗合バスや被牽引車、いわゆるトレーラーも適用外となるのです。 排気量別・13年経過の車の自動車税はいくら? 自動車税の増額を以下の通り表にまとめましたのでご覧ください。 参考:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/54501/jouyou.pdf 一括納付の場合 自動車税は毎年4月1日時点の所有者に自動的に支払い義務が発生します。自動車税は5月上旬に送付される納税通知書による一括納付が基本です。自動車税の支払い方法には以下の方法があります。 ・納付書による現金払い (指定金融機関の窓口、コンビニエンスストアなど)・電子マネー(一部のコンビニエンスストア)・口座振替・Pay-easy(ペイジー)(ネット、ATM)・クレジットカード(ネット) 月割納付の場合 自動車税の納付は、支払いが難しい状況に置かれた場合、納税の猶予が認められ、原則として1年以内の分割納付が認められます。 但し、「地方税法 第15条 徴収猶予の要件等」に当てはまる以下の内容に限ります。 ・車が災害(震災、水害、火災など)を受けたり、盗難にあったとき・納税者や生計をともにする親族が病気や負傷をしたとき・廃業したり、事業を休止したとき・事業に著しい損失を受けたとき・法定納期限後1年を過ぎてから課税されたとき 自動車税だけではない!18年経過の車は重量税も増額 エコカー減税対象車ではない自動車が初度登録年月から13年以上又は18年以上経過すると重量税も増税されます。 具体的には、0.5t超~1t以下(2年のごとの車検実施時)の場合で、13年未満では16,400円のところが13年経過だと22,800円になります。さらに18年経過だと25,200円となり、自動車税と合わせて考えると負担がとても大きくなると言えます。 重量税も増税の車はどうするか? 18年が過ぎさらに重量税が増税になると、いよいよ売却を真剣に考えなければなりません。一般的には、18年経過している車は価値が低いと思われがちですが、車によっては思わぬ査定額が付くことがあります。もちろん、車検通したり、整備を行うことで、大切な愛車を末長く乗ることも選択肢のひとつです。 乗り続ける 13年、もしくは18年経過した車を乗り続けることは、重課制度のことを除けは、それほど難しいことではありません。理由は、昨今の旧車・ネオクラシックカーブームにより、日本にもヨーロッパのような古い車を大切にする文化が根付きつつあるためです。 例えば、ブログやSNSなどのソーシャルメディアが普及し、旧車・ネオクラシックカーの価値観を分かち合う場が増えたことなどは、分かりやすい変化と言えるのではないでしょうか。 手放す 重課制度などにより、大切な愛車を売却する決心をしたとします。その際にお勧めしたいのが、旧車専門買取の旧車王です。 旧車王で取り扱っている車種は、13年超はもちろんのこと、20年以上経過した旧車・ネオクラシックカーがほとんどです。つまり、ユーザー様の税金などのお困りごとを解決するために、日々大切な愛車を買取することでお役に立っているということです。 13年超の古い車の買取のことなら旧車王にお任せください! [ライター/旧車王編集部]
昨今は、空前の旧車・ネオクラシックカーと言われていますが、中でもスポーツカーの人気の過熱ぶりはバブルと言っても過言ではありません。しかし、スポーツカーは様々な理由により、いつかは卒業することを余儀なくされます。それは、結婚であったり、はたまた体力的なものだったりします。でも、ご安心ください。世の中には、そんなユーザーを満足させてくれる魅力的な車や売却方法があるのです。 スポーツカー卒業を考えるタイミングとは? スポーツカー乗りにとって、卒業を考えなければならないタイミングが必ず訪れます。それは、結婚のタイミングの場合もあれば、免許を自主返納するタイミングの場合もあるでしょう。 もし、自主返納するまで好きな車に乗れれば、スポーツカー乗りにとって、これ以上の幸せはないはずです。しかし、現実的には人生はそんなに甘くなく、結婚などのタイミングで手放すユーザーがほとんどです。 ここでは、スポーツカーを手放す理由を具体例を挙げてご紹介させていただきます。 結婚・家族の反対による売却 結婚のタイミングで、なぜスポーツカーを手放さなければならないのでしょうか?おそらく、1番は家族の反対です。そして、理由は非常に単純です。 スポーツカーは、室内が狭く、乗り心地が悪いです。しかも、大概はドアが2枚しかありませんので乗り降りが大変です。もちろん、スポーツカーは速く走ることが目的で作られていますので、当たり前と言えば当たり前なんですが、家族の理解を得ることは至難の業と言えるでしょう。とくに、家族が増えた際などは、車の乗り降りなど、物理的に考えてもスポーツカーの維持が難しくなります。 仮に家族が理解を得られて、もう1台家族用の車を購入出来たとしても、今度は維持費等の問題が出てきます。ましてカスタマイズを続けるなんて言ったときには、大袈裟な話しではなく夫婦間の問題に発展しかねません。 もしくは、セダンタイプのスポーツカーなどで、とりあえず手放さなくて済んだとしても、今度はパートナーがAT限定免許という問題がかなりの確率で出てきます。 いずれにしても、今も昔も結婚後にスポーツカーを維持していくことは難しく、2~3歳になった子供が唯一残された純正ステアリングで遊んでいるなんて話が、実は決して珍しいものではないのです。 年齢が上がるにつれて愛着がなくなる スポーツカーは、「憧れだけど一度乗れば満足」というユーザーが意外と多いと言われています。 今でこそ、スポーツカーはセミオートマやスポーツオートマが増えて快適になりましたが、一昔前まではMT車が当たり前でしたので、ただ乗るだけでも体力を奪われました。 それでも、若い時はそれを苦に思わない体力と情熱がありますので、たいして問題にならないのですが、年齢とともにクラッチの操作や固い足回りが重荷になってきます。 もしくは、スポーツカーは飽きやすいという意見も多く、車の好みが全く変わってしまうユーザーも少なくありません。 もちろん、今現在のスポーツカーはどんどんはやく快適になっていますので、最新モデルのスポーツカーを何年も乗るユーザーが増えることは十分に考えられます。 スポーツカーを卒業後におすすめの車種 ここまで、色々とご紹介してきましたが、スポーツカーは必ず卒業が訪れる乗り物と言っても過言ではありません。 しかし、家族が増えたり、体力が衰えてしまったりしても、楽しめる車は必ず存在します。少し前までは、家族が増えるイコール、ミニバンでしたので、気持ちが萎えるユーザーも多かったかもしれませんが、ここ数年はSUVブームとなっており、見た目のよさと走りと使い勝手を兼ね備えたモデルが多数販売されています。 やはり、車をというものは見た目が非常に重要な要素となります。そして、近年のSUVにはスポーツカーを乗ってきたユーザーを十分に満足させる魅力とインパクトがあります。しかも、各メーカーから多種多様なモデルがラインナップされており、ご予算や好みに合わせて車種を選択することが出来ます。 車は、いつの時代もメーカーが作り上げた常識みたいなものがありますが、本来は流行りに流されない個性にあった車選びが必要なのかもしれません。そう言った意味では、SUVはもちろんお勧めですが、ユーザーがいいと思えばミニバンやセダンでもそれがベストな選択と言えるのです。 スポーツカーを手放す方法 スポーツカーを手放す方法と聞いて、まず何を思い浮かべますでしょうか?例えば、新車を購入されるならディラーの下取りがあります。もしくは、大手の買取店に持ち込んだり、ラジオCMなどでよく聞く一括査定に申し込むというのもひとつの方法です。 昨今は、空前の旧車・ネオクラシックカーブームと言われており、特にスポーツカーはどこに売却しても基本的に安いということはありません。しかし、更に高く売るためには別の選択肢を考えなければなりません。 旧車王は、旧車・ネオクラシックカーに特化しているのはもちろんのこと、変動が大きいと言われる中古車相場を熟知しています。とくにスポーツカーは、この難しい相場を読めるか読めないかで次の車選びに影響が出るほどの差が生まれる場合があります。 スポーツカーを卒業することは、誰にとっても寂しいことに違いありません。ですからせめて納得のいく買取額で愛車に花を添えてみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]
マツダ車は高く買って安く売る”マツダ地獄”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?この言葉は、マツダ車は手放すときに高く売れないことを揶揄した表現です。しかし、マツダ車であっても旧車であれば、十分高く売ることができます。そこで今回の記事では、“マツダ地獄”とは無縁な、高く売れるマツダの旧車についてご紹介していきましょう。 色褪せることのないマツダの旧車 歴史的価値も高く、新車当時よりも高値で取引されているのは、主に1960年代後半から1980年代にかけてのモデルです。 コスモスポーツ マツダを語る上で絶対に外すことのできないのが、ロータリーエンジンの存在。そのロータリーエンジンを市販車として初めて搭載したのがコスモスポーツなのです。まるで宇宙船のようなデザインは未来的で、今見ても素直にカッコいいと思えるスタイリングになっています。 搭載される10A型ロータリーエンジンは、最高出力110psを発揮。最高速度185km/h、0-400m加速16.3秒という、当時としては脅威的な動力性能を誇っていました。また、その動力性能のみならず、一般的なレシプロエンジンには無いスムーズな回転フィールが特徴で、未来的なスタイリングと相まって「夢の車」と形容されるほどです。 ルーチェ ルーチェは、1966年から1995年までの、およそ29年間販売されたマツダの主力セダンで、2代目のみ2ドアハードトップやワゴンが存在。日本国内だけでなく、常に国外での販売を意識し、どの世代も日本車離れしたエクステリアデザインで、トヨタや日産には無い魅力が人気のモデルです。 2代目から5代目まで、ロータリーエンジンを搭載したモデルをラインナップしていることも大きな特徴で、特に大柄な高級サルーンであった5代目では、大きなエンジンルームにコンパクトな13B型ロータリーエンジンが搭載された様子は、独特の雰囲気を醸し出していました。 カペラ 1970年にデビューした初代カペラは、最高出カ120ps、最大トルク16.0kgmを発生する12A型ロータリーエンジンと、1.6Lのレシプロエンジン、2ドアクーペと4ドアセダンを設定。ロータリーエンジンを搭載した2ドアクーペのカペラは、最高速度190km/h、0-400m加速15.7秒という性能を誇り、「風のカペラ」とも呼ばれていました。マツダの世界戦略車として、2002年まで製造。また、2ドアクーペからステーションワゴン、5ドアハッチバックまで多彩なボディバリエーションをそろえています。 サバンナ(RX-3) 後述するRX-7の前身にあたる、ロータリーエンジン専用車であるサバンナ(RX-3)。1971年の発売当初に搭載されていた10A型のロータリーエンジンから、翌年1972年に12A型ロータリーエンジン搭載したサバンナGTが登場します。日本車離れした大胆なスタイリングもさることながら、当時のツーリングカーレースでは、当時無敵を誇っていた日産GT-Rの50連勝を阻止したことでも知られています。 RX-7(SA22C) 先述したサバンナから、マツダのスポーツカー部門を受け継ぐのが初代SA22C型サバンナ RX-7です。ロータリーエンジンを搭載していることがわかる低いボンネットに、今では衝突安全上の問題で採用できないリトラクタブル式ヘッドライトなど、一目でスポーツカーであることがわかるスタイリングになっています。当然走りも軽快そのもので、軽量小型のロータリーエンジンを主眼に置いて開発。その設計思想は後に販売される、FC型(2代目)やFD型(3代目)にも受け継がれ、日本を代表するピュアスポーツカーです。 ロータリーエンジンや独自のデザインが中古車市場でも人気 ロータリーエンジンという、市販車としては世界に類を見ない独自の技術を持ち、マツダは技術屋集団として世界から評価され続けてきたメーカーです。それ故、旧車になっても評価の高いのは、マツダとして独自性の強い技術やデザインが採用された車種であることが多く見受けられます。 現在でも、スカイアクティブや魂動(こどう)デザインといった、他のメーカーとは一線を画す高い技術力を用いた車種を多くラインナップ。2020年で創立100周年を迎え、今現行車として販売されているモデルの中から、将来歴史的な価値を持った車種が生まれてくるかもしれません。 マツダの旧車相場は高騰している理由は“希少性” マツダには、販売台数の低迷から経営不振に陥り、そのたびに倒産の危機を乗り越えてきた歴史があります。そんなマツダの旧車の中で、高値で取引される傾向にあるのは、やはり1980年代前半までのモデルが中心です。 また、ロータリーエンジンをはじめとして、他メーカーには無いマツダ独自のデザインやメカニズムが色濃く反映された車種に人気が集中する傾向にあります。つまり、今後市販される可能性が低いこれら、マツダの独自性自体が希少価値を生み、当時の新車価格以上の価格で取引されているのです。 希少性にかかわらず高く売るなら専門店がオススメ ここまでお話してきたように、マツダの旧車は希少性という点で、中古車として高い価値を生み出してきました。とは言え、今回ご紹介していない、NA型NB型ロードスターやランティス、日本のコンパクトカー市場で中核を担ってきたファミリアなど、今後その価値が見直される可能性を秘めた車種がまだまだ存在します。今回ご紹介した車種はもちろん、そうではない車種の場合でも、しっかりとその価値を理解し、中古車市場の動向や人気を深く理解した、旧車王のような専門店に売ることが大切です。 [ライター/増田真吾]
元号が「平成」から「令和」に変わり久しくなりますが、あえて平成を代表する国産スポーツカーにスポットライトを当ててみました。ここでは、旧車王独自の調査で選んだ5車種をランキング形式でご紹介させていただきます。 国産スポーツカーランキングベスト5 1位:ホンダ NSX 栄えある1位を獲得したのは、1990年に登場したオールアルミボディを採用したミッドシップスポーツのホンダ NSXです。NSXは、ホンダの新しいスポーツカーである「ニュー」「スポーツカー」と未知数を表す「X」をかけあわせたNew SportsCar Xの略になります。NSXは開発途中で方向性を失いかけていた時期があり、アイルトンセナが鈴鹿サーキットでテスト走行を行ったことが、あの完成度の高さに繋がったと言われており、偉大なF1レーサーの開発能力の高さにも驚かされます。そして、ドリキン土屋圭市の愛車としても知られ、雑誌企画等で度々登場する後期タイプRは、当時の新車価格をはるかに超える個体が存在するのです。 2位:スカイライン R34 GT-R 2位が意外にもスカイライン GT-R R34です。GT-Rと言えば長らくR32が一番の人気を誇っていましたが、第2世代GT-Rの最後の限定車「ニュル」の価格高騰で人気が逆転しています。その「ニュル」の最大の特徴は、エンジン(RB26DETT型)などがN1レース参戦仕様となっているところです。強化シリンダーブロック、強化ピストン、メタルタービンなど、耐久レースでの高負荷を前提とした精度・強度を備えており、600ps以上のチューニングも視野に入れた仕様になっています。そして、中古車価格はほとんどが価格応談(ASK)となっており、プライスが付いているものでも全て2000万円以上という超破格となっているのです。 3位:マツダ RX-7(FD3S) 3位は、国産ライトウェイトスポーツの代表とも言えるマツダ RX-7(FD3S)です。RX-7(FD3S)の最大の魅力は、最後の本格派ロータリースポーツカーであることはもちろんのこと、その美しいデザインと日本一とも言われるハンドリング性能です。 RX-7(FD3S)は、頭文字D(イニシャルD)の高橋啓介の愛車としても有名ですが、「峠の魔王」における東のRE雨宮と西のフジタエンジニアリングとの戦いやJ'sレーシングS2000との死闘は語り草になっています。しかし、サーキット走行などを楽しむユーザーが多いため、その分ボディがヤレてしまっている個体も多く、中古車市場では走行距離が少なくオリジナルコンディションの上質車両がとくに高値で取引されています。 4位:ホンダ S2000 4位は、ホンダ S2000です。3位のマツダ RX-7(FD3S)とは、買取相場が若干安いことが理由で僅差で4位となってしまいました。1999年4月に発売されたS2000は、ホンダとしてはS800以来となるFRのオープン2シータースポーツモデルということで話題を集めました。とは言ってもS800は1966年に登場したモデルとなりますので、当時のノウハウはほとんど活かされることはありませんでした。つまり、S2000はホンダ初のFRスポーツカーと言っても過言ではないのです。そして、グリップ走行におけるコーナリング性能は、あのRX-7(FD3S)をも凌ぐと言われており、ホンダの技術の高さ感じずにはいられません。 5位:トヨタ 80スープラ 5位はトヨタを代表するグランドツーリングカーである80スープラです。GT-RやNSXの影に隠れがちな80スープラですが、通称A90と呼ばれる新型GRスープラの登場で再び注目されています。80スープラは、上位の4車種に比べるとハンドリング性能は劣っているのかもしれません。しかし、トヨタ史上最強と言われる 2JZ-GTE搭載しており、エンジンが80スープラの一番の特徴と言っても過言ではありません。 そして、その2JZ-GTEは国産エンジンの中でも突出した耐久性を誇ると言われ、強靭なシリンダーブロックは、何と1000馬力オーバーのパワーにも耐えることが出来るのです。また、MAX織戸が長年80スープラにこだわり続けていることも人気に大きく影響しています。 お車の売却で悩んだら先ずは旧車王へ 今回ここでご紹介させていただいたのは、平成を代表する国産スポーツカーとなりますが、この5車種に共通して言えることは、今現在手に入るスポーツカーよりも性能が高いことに加え、洗練されたデザインが大きな魅力になっているということです。とは言え、当時の新車価格をはるかに上回る中古車価格はちょっとしたバブルと言っても過言ではありません。そして、何かをきっかけに価値が大きく下がる可能性があることを意味しています。したがって、あと1年待てばさらに価値が上がるなどという考え方はリスクでしかありません。もし今現在売却をご検討でしたら、先ずは旧車王にお問い合わせいただき、大切なお車の売却についてご相談させていただければ幸いです。 [ライター/旧車王編集部]
いま、国を問わず人気となっているSUV。SUVの魅力はアクティブでカッコいいデザインはもとより、乗用車よりも広く実用性の高いし室内空間と、ミニバンには無い高い走行性能が大きな魅力です。そんなSUVの中でも、特に中古車相場が下がらず人気となっているのが、旧車の国産SUVであることをご存じでしょうか?今回は、人気の衰えを知らない旧車の国産SUVについてお話していきます。 世界のSUVを牽引してきた国産SUV もともと、軍用車やトラックをベースに開発されてきた車種が多く、一般的な乗用車に比べ耐久性に優れています。特に年式の古い旧車と呼ばれるSUVの中には、30万km50万kmい所現役で走っている個体も珍しくありません。ではそんな、今での人気の衰えを知らない、旧車の国産SUVの一部をご紹介していきましょう。 トヨタ ランドクルーザー 言わずと知れたトヨタを、いや、日本を代表する存在のトヨタ ランドクルーザー。その歴史は古く、1950年代にまでさかのぼります。つまり、誕生からおよそ70年経過しており、それほど長いあいだ日本のみならず世界中から支持されている車種です。 ランドクルーザーの大きな特徴として上げられるのが、そのモデルごとのファンがいるということです。角ばったスタイリングで、これぞクロカン!といった男らしい60や70系。バルブ期に発売され高級SUV路線で大成功した80系など、ランドクルーザーを買い求めるユーザーは、みな型式を指定して探すほどです。 三菱 パジェロ 30代半ばから40代後半の世代の方は、パジェロと言えば人気バラエティ番組の商品、はたまた、世界一過酷と言われる「パリ・ダカールラリー」で活躍した姿を思い浮かべるのではないでしょうか。もともと本格クロカンとしてデビューしたパジェロですが、1987年に本革シートを装備し、高級志向になった“エクシード”が登場。世の中のスキーブームを手伝って、普段悪路を走ることのない層からも人気となりました。 スズキ ジムニー 初代スズキ ジムニーがデビューしたのは1970年と、およそ50年の長い歴史を持つジムニーの魅力は、軽自動車でありながら、どんな悪路でもそうはできる本格的な走行性能です。耐久性が高いことはもちろんですが、ラダーフレームに前後車軸懸架というシンプルな構造で整備性にも優れ、何台もジムニーを乗り継ぐ熱狂的なファンも存在します。 旧車の国産SUVは魅力的!でも古いが故の注意点も かく言う筆者も、25年前のJA11型ジムニーを所有している身。旧車のSUVは最新の車には無いアナログな魅力があり、車を操る感覚は何事にも代えがたいものがあります。がしかし、古いが故、下記のような弊害が無いわけではありません。 自動車税が高い! 日本の法律では、年式が古くなると自動車税(軽自動車税)が高くなる仕組みになっています。軽自動車であるジムニーは数千円ですが、排気量の大きな車種になればその差額は決して無視できるものではありません。 燃費が悪い! もともと車重が重く4輪駆動、そして太いタイヤを履くSUVは、燃費という点ではほかのジャンルよりかなり不利。さらに、2010年以前のモデルは、最新のモデルのように燃費性能を第一に考えられていない場合が多く、車種によっては、街乗りでリッターあたり5kmを下回ることも珍しくありません。 安全装備が乏しい 最新の車種では、キャビンをぐるっと取り囲むように配置されたエアバックや、いわゆる自動ブレーキがほぼ標準装備となっています。しかし、国産車でエアバックが普及したのは1990年代後半(登場は1987年)、自動ブレーキに至っては、一般化したのは2010年以降です。(登場は2003年) 家族使う車なら今まさに買い替えのチャンス 本当にその車種が好きで、なにがあっても乗り続けたいという強い希望がある場合は別として、家族全員で使う、もしくは生活の足として乗るのであれば、最新のモデルをオススメします。税金や燃料代も長い目で見れば決して小さくありませんし、何より、安全はお金で買うことができません。 この記事をお読みになっている方のなかで、まさに旧車のSUVを大切に乗っているのなら、そのまま大切に乗り続けるか買い替えるのかを決断するのはイマがオススメ。なぜなら、SUVは車をただの道具ではなく、所有すること、運転することそのものを魅力として訴求できる唯一無二の存在だからです。 大切に乗って来たからこそ、買い替えを検討するなら高く売れるこのタイミングは絶好のチャンス。さらに、多くの取り扱い実績があるが旧車王のような専門店にお願いすれば、満足のいく結果が得られやすくなります。 [ライター/増田真吾]
最近の車は、なぜずんぐりむっくりしたデザインになってしまったのでしょうか? 旧車はなんといっても低くシャープなデザインが魅力です。ここでは、旧車と現行車のリセールバリューの違いや現行車のデザインが大きく変わってしまった理由についてご紹介させていただきます。 現行車がずんぐりむっくりになってしまった理由 昨今の旧車・ネオクラブームで昭和やバブル時代の車に興味を持たれる方も多いのではないでしょうか?また、バブル後の1990年代後半から2000年代前半のモデルが人気なのも近年の中古車市場の特徴です。では何故、現行車ではなく旧車・ネオクラシックカーに人気が集まるのか?という疑問が自然と湧いてきます。もちろん、旧車と言ってもジャンルは様々ですので、一概にこれといったものがあるわけではありません。しかし、そのひとつの理由が低くシャープなデザインであったことは間違いありません。そして、低さは世界共通の美学であり、この先も変わることはないのです。 ならば、現在の技術で低くかっこいい車を造ればよいと話しになりますが、そこには大人の事情があったのです。 国土交通省の歩行者保護基準が年々厳格化することにより、エンジンとボンネットフードに一定のスペースを確保する必要が生じ、かつてのような低くシャープなデザインの車が造れなくなってしまったのです。これが、現行車がずんぐりむっくりになってしまった主たる原因です。そういう視点から考えると、水平対向エンジンの採用で、現行車にもかかわらずかつてのような低くシャープなデザインを実現しているトヨタ86/スバルBRZは、非常に希少価値が高いモデルと言えるでしょう。 旧車と現行車どちらが良いのか? 旧車のデザインが現行車より美しいことを踏まえた上で、旧車と現行車ではどちらが良いのでしょうか?おそらく、誰しも同じ価格、同じ維持費なら旧車を選ぶと応えるはずです。しかし、その維持費が大きな問題になります。旧車の代表的なモデルと言えば、AE86を思い浮かべる方も多いと思いますが、状態がよい個体は200万円以上の出費は覚悟しなければならず、購入後もエンジンやミッションのオーバーホールに加え、ボディのヤレや錆のメンテナンスも必要です。はっきり言って、維持費で前期のトヨタ86が買えてしまうレベルです。 対して、現行車であれば中古車がお手頃な価格で手に入るだけでなく、ライトチューンだけでサーキットなどのスポーツ走行が楽しめてしまいます。ドリキンこと土屋圭市が、前期のトヨタ86を自ら購入したことが大きな話題になりましたが、エンジンがノーマルのライトチューン仕様で筑波サーキットにおいて4秒のタイム短縮を図っていますので、現行車のコストパフォーマンスがいかに高いかがわかります。 また、トヨタ86が発表された8年前に「このトヨタ86/スバルBRZも新車はおじさんがノーマルのまま乗って楽しんでもらって、安くなった中古車を若い子がチューンして楽しむ。早くそうなってもらいたい」という言葉を残していますが、近年では100万円以下のお手頃な価格で手に入るトヨタ86/スバルBRZが存在しており、ドリキン土屋圭市が描いた小さな夢がようやく実現しようとしているのです。 旧車と現行車のリセールバリューの違い 旧車と現行車のリセールバリューの違いは、現行車が「色・年式・走行距離」で決まってくるのに対して、旧車は買取店によって大きく左右されます。理由は、旧車にはこれといった相場がないため、買取店の得意不得意が影響するためです。 また、近年では何故この車が?と思ってしまう、もともと不人気だった車にプレミアが付いているケースが見受けられます。したがって、高年式がメインの買取店ではリスクを避けて安く買う傾向があります。つまり、旧車は売るタイミングや買取店選びが非常に重要ということです。 旧車はどこで売るべきなのか? 旧車はどこで売るべきなのでしょうか?その答えは、ずばり旧車専門店の旧車王に売却を依頼することがベストな選択と言わせていただきます。理由は、 長年に渡り世界中の旧車を買取ってきた実績と確かなノウハウです。ハコスカやAE86などの国産旧車はもちろんのこと、縦目のベンツやクロカン4駆のディフェンダーなども買い取ってまいりました。 旧車王は、旧車・ネオクラシックカーを愛しているのはもちろんですが、決して現行車を否定しているわけではありません。近年では旧車バブルなどの言葉も耳にしますが、このタイミングで旧車・ネオクラシックカーを売却して現行車を楽しむというのもひとつの選択肢ではないでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]