30周年を迎えたマツダ ロードスターは、累計生産台数100万台を突破した人気のオープンスポーツカーです。今回は、マツダ ロードスターがどのような車なのか、今後の中古価格の見通しについて解説します。マツダ ロードスターを所有している方や、購入を検討している方は参考にしてください。
マツダ ロードスターとは
マツダ ロードスターは、1989年5月にアメリカで発売されました。日本国内では同年9月にマツダの新チャンネルであるユーノス店の第1弾車種として発売されたため「ユーノス」の名称を冠しています。当時は世界的にもライトウェイトスポーツカー人気が低迷していましたが、ロードスターの大ヒットが世界市場の起爆剤となりました。
初代は大衆車であるファミリアをベースとして開発され、絶対的な速さではなく軽快で楽しく走れる「人馬一体」がテーマとされています。ショートホイールベースにFRという組み合わせと、1トンを切る重量で仕上げられたロードスターは世界中で高い評価を獲得し、発売から2年で10万台以上を販売しました。
1998年にデビューした2代目はパッシブセーフティ強化が最大の目的として開発され、続く2005年の3代目はベースとなるシャシーが一新されました。共に世界的な安全基準への適合のために重量の増加が最大の課題となりましたが、軽量化にも物理的な限界があり、排気量のアップとハイパワー化による全体のバランス維持の方向へと路線変更します。
2015年発売の4代目は新世代車種として高剛性ボディと軽量化が最大化され、初代ロードスターと同じ「人馬一体」をキーワードとして原点回帰が図られました。前後の重量配分を50:50の理想的な設定として、高い安全性を実現しながらも「走る歓び」を徹底的に追及した一台となっています。
マツダ ロードスターが値上がりしないって本当?
所謂「旧車バブル」でマツダ ロードスターの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。
新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とはいえません。
ロードスターの売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。
価格が高くなりやすいマツダ ロードスターの特徴
現在以上の価格高騰が見込めないとお伝えしましたが、そんな中でもどんな個体が評価されやすいのでしょうか。高値がつきやすいロードスターの特徴を紹介します。
こまめにメンテナンスされている
ロードスターのようなスポーツカーは、品質を維持するために定期的なメンテナンスが必須といえます。また、比率的にソフトトップ車が多いため、経年劣化による雨漏りの影響や内装の傷みへの対策も重要です。
30周年特別記念仕様車「レーシングオレンジ」ロードスター
「レーシングオレンジ」は、2019年にソフトトップとリトラクタブルハードトップを合わせて世界3,000台限定で販売されたモデルです。日本国内では両ルーフ合わせてわずか249台しか販売されておらず、その15倍以上もの予約を獲得するほどに人気でした。ボディカラーは専用色「レーシングオレンジ」のみで、同色が随所にあしらわれています。
電動開閉式ルーフを持つ「ロードスターRF」
4代目のND型には、ファストバッククーペスタイルの「ロードスターRF」が設定されました。これは3代目のリトラクタブルハードトップの後継といえますが、標準仕様のソフトトップと比較すると100kg近く重量がアップするため2.0リッターのエンジンが採用されています。
ロードスターとは異なる仕様により、ロードスターRFは余裕のある走りやラグジュアリーな内装に惹かれる新しい顧客層を掴みました。軽快な走りではなく、大人な雰囲気を楽しみたい方にも人気です。また、ソフトトップよりも剛性感が高く上質な走りを楽しみたい方には最適な一台といえます。
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