圧倒的な存在感を醸し出しているセルシオ。かつて高い人気を誇ったセルシオが、現在どのくらいの価格で取引されているのか気になる方も多いでしょう。
今回はセルシオの中古車価格の動向について詳しく解説します。セルシオを所有されている方や購入を検討されている方は参考にしてください。
セルシオとは
セルシオは、1989年にトヨタ自動車から販売された高級セダンです。「至上・最高」の意味であるラテン語セルサスを元に命名されました。
最初に北米でレクサスブランドとして販売され、その後、日本の市場にて販売されるようになりました。
セルシオは初代、2代目、3代目と生産され総累計新車登録台数は36万5千台を記録しています。
セルシオの価格は下がっていく?
セルシオは2021年4月頃の平均販売価格が約76万円、2022年4月頃の平均販売価格は約92万円とゆるやかに上昇していました。しかし、中古車市場の変化により、さらなる価格高騰は見込めなといわれています。
セルシオはもう値上がりしない!?
所謂「旧車バブル」でセルシオの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。
新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。セルシオの売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。
価格が高くなりやすいセルシオの特徴とは?
セルシオの売却を検討する際は、自身が所有する車両の価値を事前に確認することが大切です。特に高値になりやすいセルシオについて詳しく解説します。
こまめにメンテナンスをしている
オイル関係や冷却液の定期交換が行われている車両は、故障が少なく安心して乗ることができます。セルシオで注意したい所はいくつかあります。
走行距離の長い場合には、プロペラシャフトのユニバーサルジョイントに大きなトルクがかかるため、トラブルが起きていないかチェックが必要です。この部分にトラブルが起きると、静粛性に問題が生じる可能性があります。
また車体が重いため、ステアリング系統のボールジョイントが弱い点にも注意が必要です。
さらに、O2センサーと呼ばれる排気ガス中の酸素濃度を検出するセンサーが壊れることがあります。そのほか、運転席のメーターパネルのLEDが点灯しなくなるケースも少なくありません。フロントフードのフードダンパーも年数が経つと故障し、フードパネルを支えられなくなります。
これらの故障は、放置すると状態が悪化し、修理の際に高額な費用がかかるため、普段からチェックしておくことが大切です。
予想以上の高い人気を博した「初代セルシオ」
初代セルシオが販売されると、その魅力をいち早く知ったユーザーから予想以上の反響を呼び、一時的に納車が1年待ちになる状態になりました。
初代セルシオのグレードはタイプA、タイプB、タイプCが用意され、タイプCのみFパッケージと呼ばれる後席快適性を徹底追求した豪華装備が用意されました。
Fパッケージが特に人気が高くフルオプションで注文するユーザーが大勢いたそうです。
タイプ別の違いは次のとおりです。
タイプA……サスペンションにコイルスプリングを装備したベース車両タイプB……サスペンションにビエゾTEMSを装着した走りを重視した車両タイプC……サスペンションにエアサスを装着した乗り心地重視の車両
タイプCに求められたのは「高速走行においても会話が楽しめる快適な乗り心地」でした。
さらにアンダーフロアをフラット化し、エンジンアンダーカバー、サスペンションアームに至るまでフェアリングを施すという入念な空力処理が行われました。
そのシャーシを牽引するのが4リッターV8エンジンです。最高出力260psを発揮する1UZは、非常に静粛性に優れると共に低速域から滑らかに力強いトルクを発揮します。最大トルクは36.0kg・m/4600rpmです。
フルノーマルで走行距離が短い
セルシオフルノーマルは中古市場でも数がすくないため希少価値があります。
注目したいのがベースグレードにあたるAタイプです。この車両は足回りがコイルスプリング式を採用しているため、足回りの改造にはピッタリです。アフターマーケットで購入したパーツを装着するならばフルノーマルがよいでしょう。
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