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故障車の買取が可能なのか不安な人も多いでしょう。大きなダメージを負って自走できない車などは、廃車するしかないのではと考えるのも無理はありません。今回は、故障車の買取が可能な理由や買取を依頼する際の注意点、故障車の買取依頼の流れなどについて解説します。故障車の売却を検討中の人は参考にしてください。
故障車の買取が可能な理由
故障車の買取が可能な理由は、中古車として販売できなくても分解してパーツ単体で売却できるためです。機械部分やドア、フェンダー部などは部品交換に使用できるため一定の需要があります。メーカーで廃番となった旧車の部品などは特に高値で販売され、それを専門に取り扱っている業者も少なくありません。
故障車を買取できる場合・できない場合
故障車を買取できる場合・できない場合については、明確な基準はありません。業者ごとに規定を設けている場合が多く、不動車や全損事故車であっても買い取る業者が存在します。エンジンが完全に壊れていても外装品や足回り、排気系などはパーツとして販売できるものもあるため、故障車だからと諦めずに複数の業者に問い合わせて査定を受けてみることが重要です。
故障車の買取を依頼する際の注意点
故障車の買取を依頼する際の注意点について解説します。
把握している故障箇所はすべて申告する
把握している故障箇所は査定前にすべて申告しましょう。査定で入念なチェックを行えば故障個所はある程度把握できます。しかし、故障箇所を申告せず買取契約をした場合、後から発覚したときに損害賠償請求をされたり解除料が必要となったりする恐れがあります。
これには、車を売る側に科される契約不適合責任が関係しています。契約書にも記載されているため、事前に必ず確認しておきましょう。
契約不適合責任とは、2020年4月に民法が改正されて瑕疵担保責任が廃止され、あらたに設けられた制度です。瑕疵担保責任では、売主に責任があった場合は買主に「損害賠償請求権」と「解除権」が付与されました。しかし、契約不適合責任では「履行の追完請求権」「代金の減額請求権」「損害賠償請求権」「解除権」という権利が買主に付与されています。
また、瑕疵担保責任では権利行使の期間制限は買主が瑕疵の存在を知ったときから1年であったのに対し、契約不適合責任では買主の権利行使の期間が延長されました。今回の改正後民法では、買主が善意無過失による隠れた瑕疵を売主に責任要求できなくなった代わりに、目的物が契約内容に適合しているかどうかが要件とされています。
基本的に修理せずに買取に出した方がよい
故障車は基本的に修理せずに買取に出した方がよいでしょう。修理費用を負担しても査定額はそれに見合うほどアップするケースは少なく、買取業者が修理を手配した方が費用も抑えられるのが理由です。
故障車はどれぐらいの金額で売却できる?
故障車がどれくらいの金額で売却できるかは、車種や状態によってケースバイケースです。「エンジンが壊れているから査定で何十万円下がる」といった全国的な指標は存在しません。業者ごとに得意な分野や査定基準は異なるため、複数の業者に査定を依頼して検討するとよいでしょう。
故障車の買取依頼の流れ
続いて、故障車の買取依頼の流れについて詳しく解説します。
1.査定に出す
査定を依頼する業者を選定して予約を申し込みます。初めて連絡するときは、手元に車検証と走行距離や故障箇所のメモ書きがあると話がスムーズです。事前に故障箇所を伝えておくと、買取後の減額やキャンセルなど後のトラブルを回避しやすくなります。
2.買取を依頼する
査定額に納得したら買取を依頼しましょう。契約書の内容をしっかりと理解して、不明な点は業者に確認しておくと後のトラブルの防止につながります。口約束などはその場で契約書に内容を印字してもらうなど、証拠として残るよう買取業者に依頼しましょう。
3.必要書類を提出する
買取に必要な書類を提出します。印鑑登録証明書や振込口座など、契約後は滞りなく手配しましょう。車検証と住民票の住所が異なる場合は住民票や戸籍の附票などが必要となる場合もあるため、必要書類はしっかりと確認が必要です。
4.売却代金を受け取る
売却代金を受け取ります。原則として口座振込となるため、振込日に入金の確認を行いましょう。必要書類の提出が遅れると売却代金の受取日も先延ばしとなるため、可能な限り迅速に手配する必要があります。
故障車の買取依頼先
故障車の買取依頼先について詳しく解説します。
故障車の買取に特化した業者
故障車の買取に特化した業者がおすすめです。専門業者は故障車の売却先や販売方法について熟知しており、査定に関しても経験や実績に基づいた金額で提示してくれます。一般的な買取業者やディーラーよりも高価買取の可能性が高いでしょう。
ディーラー
ディーラーは故障車でも下取りしてくれます。しかし、メーカーが作成した査定基準から故障箇所に応じた減額を行うため、査定額はそれほど期待できません。また、重大な故障の場合は廃車として費用を請求されることも多いため、他の業者にも問い合わせや査定を依頼するとよいでしょう。
故障車の買取査定を上げるためのポイント
故障車の買取査定を上げるためのポイントについて解説します。
車内を丁寧に清掃しておく
故障車の買取査定を上げるためには、車内を丁寧に清掃しておきましょう。修理して中古車として販売する場合や、解体してパーツとして部品販売する場合でも車内の状態は査定額を大きく左右します。特にシートの汚れなどは専用の洗剤で落としておくとよいでしょう。
小さな傷や塗装剥げを直しておく
故障車の買取査定を上げるために、小さな傷や塗装剥げを直しておきましょう。修理業者に鈑金や塗装を依頼する必要はなく、自分でできる範囲で小さな傷をコンパウンドで落としたり、バンパーなどの狭い範囲の塗装剥げをDIYで部分補修したりするだけでも、査定額アップが期待できます。
ただし、広い範囲やボディ面の塗装剥げについては、色ムラとなり査定で大幅な減額となる可能性もあるため補修しない方がよいでしょう。
故障車を高く売るなら「リペアマニア」がおすすめ
故障車を高く売るなら「リペアマニア」がおすすめです。リペアマニアは、専門スタッフが丁寧な査定を行うため、買取契約後の減額やキャンセルなどに対する不当な違約金請求がありません。また、顧客への不当な営業行為や減額請求を規制するJPUC(日本自動車購入協会)加盟店のため安心安全です。
リペアマニアを運営しているカレント自動車は、旧車や希少車の買取事業で20年以上の実績があります。自動車再生事業として不動車の修理修復による販売を行い、故障車であっても付加価値を高めるノウハウを揃えているため高額買取を可能としています。
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