旧車王では、「旧車国勢調査第3弾」と題してツイッターにてアンケートを実施しました。今回のテーマは「アジアンタイヤ」です。アンケートでは、人気のアジアンタイヤの中から4つの選択肢を用意し、その中からひとつだけ選んでいただきました。アンケート結果は今回も予想を覆すものとなりましたが、アジアンタイヤについて理解を深めるいい機会となりましたので、この場を借りてお礼申し上げます。
「旧車国勢調査第3弾」
旧車国勢調査第3弾📊🚗
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タイヤ交換するけど今回はアジアンタイヤを選択しよう…!
うーんどのメーカーにしようかな😎
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さあ、あなたなら何を選択する??🧐#アジアンタイヤ #車好きと繋がりたい #旧車 #NANKANG #Kenda #Hankook #ATR— 【旧車王】自動車文化遺産を次世代へ (@qsha_oh) February 7, 2021
何と、ハンコックが、ナンカンとATRに大きく差を付けられてしまいました。
ハンコックは、1941年に韓国で創業したタイヤメーカーで、かつては日本の横浜タイヤから技術供与を受けていました。2015年にフリヂストンが発表した世界シェアでは7位となっています。
また、ベンツ、フォルクスワーゲンなどに純正採用されており、イエローハットの「ZETRO」にハンコックタイヤのOEM品が採用されています。
ただし、市販タイヤにはあまり力を入れていないのか、印象に残るモデルが「Ventus V12 evo2」しかありません。
もしかしたら、そのことが順位に影響したかもしれません。それにしても、まさかの結果となりました。
ナンカンの結果は予想通りですね。
ナンカンは、1940年に台湾で創業した長い歴史を持つタイヤメーカーです。D1での活躍も記憶に新しいところですが、アジアンタイヤでは珍しく、スタッドレスタイヤも高い評判を得ています。
そして驚きなのは、ATRがナンカンと同着の1位になったことです。
ATRは、ナンカン並みの低価格を実現しているにもかかわらず、高いグリップ力を発揮します。そのため、特に走り志向のユーザーから高い評価を得ています。しかし、数年前のATRのことを考えると、「ここまできたか!」という感じですね。
残念ながら、ケンダはハンコックと同着という結果になりました。ケンダはナンカンと同じ台湾製で、自転車用タイヤとして世界的に有名です。しかし、D1などでは有名選手に使われたことがなく、そのあたりが順位に響いているかもしれません。
ただし、他の3メーカーに比べて3割程度安いので、コスト面を重視したい人にはオススメできます。
まとめ
昨今のアジアンタイヤの人気は目を見張るものがあります。
今回のアンケートでは、アジアンタイヤは性能が上がったのと同時に、値段も少し上がっているという印象を受けました。そこから読み取れることは、性能と価格のバランスです。アジアンタイヤは、一時期は激安タイヤと言われましたが、やはりあまりにも安い価格設定は、かえって逆効果にもなりかねません。
最近では、リンロンタイヤやヴァリノタイヤが、日本国内で積極的に開発を行っていますが、今後の動向次第では形勢逆転が起こるかもしれません。
[ライター/旧車王編集部]
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